星野学園中学校 の過去問分析

星野学園中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

星野学園中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・第 1 回相当・算数 14 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 埼玉県川越市
男女 共学(中学は共学のみ。高校に共学部と女子部があります)
入試回と日程・科目 第 1 回進学クラスは 1 月 10 日午前で 2 教科(国語・算数)。ほかに理数選抜 1 回(1 月 10 日午後)・理数選抜 2 回(1 月 11 日午前)・進学 2 回(1 月 11 日午後)・総合選抜(1 月 14 日)があります(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 第 1 回進学クラスは国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点(2 教科 200 点満点)。理数選抜・総合選抜など複数の回がありますが、時間・配点は募集要項で確認してください

いまの小 6 は 2027 年 1 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 大問の並びがきわめて安定していて、中に入る問題は毎年作り直されています。算数は 2024〜2026 年度の 3 年連続で大問 5 つ・小問 22 問、国語は 2019・2021・2024 年度の 3 年連続で大問 6 つです。
  2. 位置ごとに「来る単元の候補」が絞れます。算数の大問 1 は計算と単位換算、大問 2 は一行問題(数行で終わる短い文章題)の集まり、国語の後半 4 大問は知識 20 問で固定されています。
  3. 一方で、同じ問題の使い回しはほとんど見つかりませんでした。漢字も文章も毎年入れ替わります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1(計算と単位換算)を毎日回します。3 年連続で四則計算・逆算・単位換算という並びです。
  2. 国語の知識 4 大問 20 問(漢字の書き取り・読み・慣用句・四字熟語または敬語)を毎日少しずつ積みます。
  3. 算数の大問 2 に来る一行問題を、分野をまたいでひととおり一巡します。仕事算と円・おうぎ形の求積は 3 年連続で入っています。

今週やる 1 つ

  1. 2026 年度の算数を 50 分で通し、大問 1 に 10 分・大問 2 に 16 分・大問 3〜5 に各 8 分という割り振りが成立するか試します。

注意

  1. 理科・社会の資料は 2015 年度で止まっており、しかも算数・国語の冊子とは別の回のものである可能性が高いです(→ 13 節)。4 科目を横につないで「この学校の入試はこうだ」と読むことはできません。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びと数だけを見た年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 4 年(2015・2024・2025・2026) 10 年(2010・2014・2016〜2023) 14 年(2010、2014〜2026) 高。2025 年度は転写の確度が低いと記録されていますが、大問 5・小問 22 が揃っており分析に支障はありません
国語 3 年(2019・2021・2024) 5 年(2010・2016・2017・2018・2020) 8 年(2010、2016〜2021、2024) 高。ただし 2024 年度の大問 4(漢字の読み)は、傍線部の漢字だけが残って例文が落ちています
理科 3 年(2012・2014・2015) 1 年(2010) 4 年(2010・2012・2014・2015) 中。2012 年度は転写の確度が低いと記録されています。最新が 2015 年度
社会 3 年(2010・2013・2015) 0 年 3 年(2010・2013・2015) 中。2010 年度は転写の確度が低いと記録されています。最新が 2015 年度

5. 一番大きな結論

この学校は「大問の並び」がきわめて安定していて、「中に入る問題」は毎年作り直しています。

並びの固定は 4 科目とも読み取れます。ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということで、以下ではこれを座席(問題の置き場所)の固定と呼びます。

一方で、同じ問題の使い回しはほとんど見つかりませんでした。算数で 2015 年度と 2026 年度に設問文がほぼ同じ図形問題がありましたが、半径が 10 cm と 20 cm で違うので別の問題です。国語は漢字も文章も毎年入れ替わり、社会は毎年その年・前年の話題を軸にテーマを組み直しています。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、「どの場所で何分使うかを体に入れる」+「その場所に来る単元をひととおり仕上げる」に近くなります。算数なら「大問 1 の計算 8 問を 10 分」「大問 2 の一行問題 8 問を 16 分」「大問 3〜5 を各 8 分」といった時間の割り振りを、年度をまたいで何度も練習する価値があります。国語なら「知識 20 問を 10 分で抜けて、読解 2 本に 40 分」という配分をつくります。回し方の手順は 過去問の使い方 にまとめてあります。

そのうえで、位置ごとに「来る単元の候補」を絞れるのが、この学校の準備しやすさになります。算数の大問 1 後半には単位換算が 3 年連続、大問 2 には仕事算と円・おうぎ形の求積が 3 年連続、大問 3〜5 のどこかに速さと水量(またはかたむけた容器)が 3 年連続。国語の大問 6 は四字熟語か敬語。社会の大問 3 は憲法・国会・内閣と前年のニュース。ここは狙って詰められます。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の進め方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 8 問を 10 分で — 2024〜2026 年度の 3 年とも、四則計算 3〜5 問+逆算(□にあてはまる数を求める計算)1 問+単位換算 1〜2 問という並びです。分数と小数の混じった 4 段構えの式(2026 年度「0.75 × 1/3 +(6 1/4 ÷ 5/… )」など)が毎年必ずあります。ここで時間を落とすと後ろが全部苦しくなります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 算数・単位換算のひねり — 3 年連続で大問 1 の後半にあります。2024 年度「12 時間は □ 秒」、2025 年度「42.195 km ÷ 30 = □ km □ m」、2026 年度「61.035 km ÷ 4069 = □ cm」「15 時間 36 分は □ 日」。割り算の答えを別の単位に直す、商を 2 つの単位に分ける、の 2 通りを練習します。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 国語・知識 4 大問(20 問)を 10 分で — 漢字の書き取り 5・漢字の読み 5・慣用句やことわざの空らんに漢字一字 5・四字熟語または敬語 5。3 年連続でこの構成です。全体の 5 割強がここなので、固めるだけで得点が安定します。(確認: 〜2024 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 2 の頻出 2 枠(仕事算・円とおうぎ形の複合求積) — 仕事算は 2024・2025・2026 年度の 3 年連続で大問 2 に入っています。2026 年度は 3 人(A 30 分・B 42 分・C)で、2 人ずつの組み合わせから 1 人分を逆算させる形。円とおうぎ形の複合求積も 3 年連続で大問 2 の後半にあり、2026 年度は 2015 年度とほぼ同じ絵で数値だけ違うものでした。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 国語・読解の設問 2 種(接続語の空欄補充と、全体をまとめる最終問) — 3 年連続で大問 1 に「Ⅰ〜Ⅲ(あ〜う)に入る語の組み合わせを選ぶ」形があり、2019・2021 年度は大問 2 にも同じ形が入ります。前後の論理関係で機械的に絞る練習を。また 3 年とも各読解大問の最後が「本文の内容を説明したもの」「この文章について説明したもの」「感想としてあてはまらないもの」で、選択肢を本文全体と照らす設問です。部分だけ見ると引っかかります。(確認: 〜2024 年度)
  6. [週末 60 分] 社会・字数と文字種の指定に合わせて答える — 「カタカナ 8 字で」「漢字 7 字で」「漢字 2 字で」「解答欄に合うように」。3 年ともこの指定が並びます。知識があっても書き方でずれると点になりません。(確認: 〜2015 年度)
  7. [週末 60 分] 社会・前年のニュースと公民 — 3 年とも大問 3 が公民+時事で、しかも大問全体のテーマも前年の出来事です。憲法の条文(13 条・14 条)、国会の種類、選挙、財政・社会保障を、その年の話題とつなげて整理します。(確認: 〜2015 年度)
  8. [週末 60 分] 理科・実験結果からの計算と、15〜20 字の短い説明 — 「小数第 3 位を四捨五入して小数第 2 位まで」「整数で」といった桁の指定が毎年あります。表やグラフから比例関係を読み取り、指定の桁で書く練習を。説明は 2014 年度「20 字以内」、2015 年度「15 字以内」×2 と短く、長い論述ではなく一言で言い切る練習が要ります。(確認: 〜2015 年度)

8. 科目別の詳細

形式面(記述・記号選択・字数指定・作図・図の量)の全体像は 10 節に、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。

8-1. 算数

年度×大問の題材表(精読した 4 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2015 計算 + 一行問題 11 小問(集合/消去算/速さ/
仕事算/角度/円と正方形)
売買損益(150 円の商品を 500 個仕入れ) 規則性(3 つずつ区切る数列) 水量とグラフ(おもり A・B を沈める)
2024 計算 6 小問(四則・逆算・単位換算・割引) 一行問題 10 小問(数列/流水算/過不足算/食塩水/売買損益/
資料の読み取り/仕事算/円とおうぎ形/角度/立体の体積)
速さ(海まで 120 km、途中で減速) 水量とグラフ(おもり A・B と水そう) 数の性質(花火 A・B・C の打ち上げ間隔)
2025 計算 8 小問(四則・逆算・単位換算・がい数) 一行問題 8 小問(数列/年齢算/仕事算/帯グラフ/
つるかめ算/池の周回/円とおうぎ形/組み合わせた立体)
場合の数(厚さ 2 cm と 1 cm の円ばんの積み方) 割合と比・速さ(自宅→駐輪場→駅) 平面図形(三角形の相似と面積比)
2026 計算 8 小問(四則・逆算・単位換算 2 問) 一行問題 8 小問(場合の数/平均算/食塩水/仕事算/
池の周回/売買損益/角度/円と正方形)
規則性(黒石と白石を並べる) 速さ(燃える速さの違うろうそく A・B) 立体図形(水そうを 45 度かたむける)

表に出てくる消去算・仕事算・つるかめ算・年齢算・過不足算・流水算・平均算・売買損益などの中身は 用語集 にあります。

2015 年度は大問 4 つ・小問 20 で、計算と一行問題が大問 1 にまとめて入っていました。2024〜2026 年度は 3 年とも大問 5 つ・小問 22 で、計算(大問 1)と一行問題(大問 2)が別の大問に分かれています。資料の集計では 2016 年度から大問 5・小問 22 が続いており、この分かれ方はその頃に定まったように見えます(原本で中身まで確認したのは 2015 年度と 2024〜2026 年度です)。

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

算数はこの学校のいちばん分かりやすい特徴で、大問の並びが固定されています

なお、この学校の索引で「大問 2 は割合・文章題が 12 年続く」と読める書き方をしている資料がありますが、原本を見ると大問 2 は一行問題の集まりで、割合系はその中の 1〜2 問にすぎません。「大問 2 は割合の大問」ではなく「大問 2 は一行問題の集まり」と理解した方が実態に合います(→ 13 節)。

頻出単元と周期

原本で確認した 2024〜2026 年度の 3 年で、3 年ともどこかに出ている単元は次のとおりです。

2 年に出ているものは、売買損益(2024・2026)、食塩水の濃度(2024・2026)、角度(2024・2026)、規則性・数列(2024 は大問 2 冒頭、2026 は大問 3)、場合の数(2025 大問 3、2026 大問 2 冒頭)、池のまわりを反対方向に回る速さ(2025・2026)です。

問い方の特徴

同じ作りの問題が年をまたいで出る

2015 年度の大問 1(11) と 2026 年度の大問 2(8) は、設問文がほぼ同じです(「右の図のように、半径◯ cm の円を 4 等分した図形の中に正方形があります。その正方形の中に…」)。ただし半径が 2015 年度は 10 cm、2026 年度は 20 cm で、数値が違うので同じ問題の使い回しではなく、同じ作りの問題が 11 年空けてもう一度出たということになります。この学校の図形一行問題は、こうした「同じ絵・違う数値」の作り直しをしているように見えます。

「池のまわりを 2 人が反対方向に回る」設問も 2015・2025・2026 年度に出ていますが、条件(周の長さ・速さ・出会い方)が毎年違うので、これも同じ作りの別問題です。

8-2. 国語

原本で読んだのは 2019・2021・2024 年度の 3 年です。2022・2023・2025・2026 年度は問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2019〜2024 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2019 説明文(アイヌの自然観と近代ヨーロッパの自然観)8〜9 問 物語文(勉強できない少女ハルと担任の先生)10 問 漢字の書き取り 5 漢字の読み 5 熟語の構成(二字熟語の組み合わせ方) 四字熟語(□に漢数字を入れる)
2021 説明文(学びの三段階・端緒知と実践知)8 問 物語文(沖縄・民話語りの祖母と暮らす瑠璃)8 問 漢字の書き取り 5 漢字の読み 5 慣用句・ことわざの空らんに漢字一字 5 四字熟語を語群から選ぶ 5
2024 説明文(生物多様性・環境収容力・宇宙船地球号)8 問 物語文(拓人たちが骨折した田中さんを手伝う)8 問 漢字の書き取り 5 漢字の読み 5 慣用句・ことわざの空らんに一字 5 敬語の正誤 5

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

国語はこの学校でいちばん座席が固まっている科目で、大問 6 つの並びが 3 年連続で完全に同じです。

つまり前半 2 大問が読解、後半 4 大問が知識という配分が動きません。知識 4 枠だけで 20 問あり、これは全体(2021・2024 年度は 36 問)の 5 割強にあたります。

頻出単元と問い方

出典(原本の本文末尾の表記で確認できたもの)

なお 2021 年度の大問 1 の本文中にはダニエル・ゴールマン『EQ こころの知能指数』という書名が出てきますが、これは本文で紹介されている本であって出典ではありません。

8-3. 理科

理科は資料が 2010・2012・2014・2015 年度の 4 年しかなく、いちばん新しいものでも 2015 年度です。原本で読んだのは 2012・2014・2015 年度の 3 年。10 年以上前の姿なので、現在の形式がこのままである保証はありません。ここは「この学校の理科がどういう作りを好んできたか」の参考として読み、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。冊子が算数・国語とは別の回のものである可能性については 4 節に書きました。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2012 食塩水を加熱して蒸留する装置(濃さの計算・再結晶)5 問 呼吸と血液(肺のはたらきを再現した装置・心臓の血液の順路)8 問 火山とマグマ・小笠原諸島(大谷石・サンゴの化石・固有種)7 問 磁石の実験 4 つ(はかりの数値・棒磁石を割る)5 問
2014 水と油のあたためやすさ(加熱時間と温度のグラフ)5 問 生殖と動物の誕生(ヒトとメダカの卵・へそのお)6 問 蒸散(ホウセンカ 4 本と試験管 A〜E)5 問 地形・火山・地震(富士山・宝永噴火・川越の地震計)8 問 水を閉じこめた注射器 A・B・C とおもり 5 問
2015 炭酸水素ナトリウムの加熱(発生する二酸化炭素の重さの比例)5 問 顕微鏡の使い方(各部の名称・倍率・見え方)6 問 太陽の動きと棒の影(南中・東経差・南中高度)8 問 てんびんにつるしたフラスコと気体 5 問

大問数は 4・5・4 と揺れ、小問は 24〜29 問。大問数と小問数は算数・国語ほど固まっていません。

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

理科は算数・国語ほどきっちりではありませんが、分野の並びには 3 年とも共通の癖があります

問い方の特徴

8-4. 社会

社会も資料は 2010・2013・2015 年度の 3 年だけで、いちばん新しいものが 2015 年度です。原本ではこの 3 年すべてを読みました。理科と同じく 10 年以上前の姿であること、および理科と合冊の冊子=算数・国語とは別の回のものである可能性が高いこと(→ 4 節)を踏まえて読んでください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民・時事)
2010 平城京遷都 1300 年をきっかけにした調べ学習(関東の地形図・内陸県・
屋久島・えびの輸入・米づくり)10 問
先生と生徒の会話文で奈良時代から現代までを縦断(正倉院・寛政の改革・鎖国・承久の乱)13 問 首都機能移転を入口に経済成長・公害・特別会・行財政 7 問
2013 ロンドンオリンピックを入口に世界地理と日本の地理(ユニオンジャック・
本初子午線・時差・四日市・政令指定都市)12 問
メダリストの出身都道府県から各時代へ(三内丸山・弥生町・稲荷山古墳・久遠寺・与謝野晶子)14 問 スポーツ基本法の条文を読んで憲法・社会保障・選挙・弾劾裁判所 8 問
2015 「都道府県名の由来」の自由研究(信濃川・くだものの生産割合・
諏訪の工業・香川用水・排他的経済水域)12 問
温泉の歴史をたどって旧石器時代から消費税まで 14 問 2014 年の出来事を新聞記事にしたもの(憲法 13 条・オスプレイ・国際連盟と国連・サンフランシスコ平和条約)7 問

同じ場所に同じ種類の問題が出る(座席の固定)

社会は 3 年とも大問 3 つ、しかも中身の並びが完全に同じです。

小問数も 30・34・33 と近く、歴史がいちばん重いという配分が動きません。歴史は 3 年とも原始・古代から戦後・現代まで時代順に並べて全時代をひとまわりする作りで、特定の時代に偏りません。

問い方の特徴


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した年(算数は 2015・2024・2025・2026、国語は 2019・2021・2024、理科は 2012・2014・2015、社会は 2010・2013・2015)の中で 2 回以上出ているのに、直近でしばらく見ていないものを挙げます。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度です。

単元 出ていた年 最終確認年度 中身
算数・水量とグラフ 2015・2024 2024 年度 2025・2026 年度は水量そのものではなく「かたむけた水そう」(2026)に形を変えています。大問 3〜5 のどこかに「容器と水」の問題が来る前提で準備したいところです
算数・流水算 2024(大問 2) 2024 年度 2025・2026 年度にはありません。速さの一種として大問 2 に戻ってくる余地があります
算数・食塩水の濃度 2024・2026 2026 年度 1 年おきに出ています
算数・売買損益 2015・2024・2026 2026 年度 2015 年度は大問 2 まるごとが売買損益でした
国語・熟語の構成 2019(大問 5) 2019 年度 2021・2024 年度は慣用句・ことわざに置き換わっています。大問 5 は語句の知識枠なので、熟語の組み立て方が戻る余地があります
国語・四字熟語 2019・2021(大問 6) 2021 年度 2024 年度は敬語でした。大問 6 は四字熟語と敬語のどちらかが来るとみて、両方仕上げておきたいところです
理科・磁石/人体/蒸散/動物の誕生 2012・2014 2014 年度 磁石・電磁石と人体(呼吸・血液・心臓)は 2012 年度、蒸散と動物の誕生は 2014 年度。生物の大問 2 枠がこの 4 つを回している形なので、生物枠と最終大問の候補として、どれが来ても答えられるようにしておきたいところです
社会・地形図の読図 2010 2010 年度 大問 1 の地理枠の常連候補です
社会・時差の計算 2010・2013 2013 年度 同じく大問 1 の地理枠の常連候補で、間が空いているぶんいつ戻ってきてもおかしくありません

10. 形式面の注意

項目 算数 国語 理科 社会
記述 2024〜2026 年度で 0 問 精読した 3 年で 0 問(抜き出しはある) 15〜20 字の短い説明が 0〜2 問 精読した 3 年で長い記述は無し
記号選択 0 問(すべて短答) 読解はほぼ全部。全体の 50〜87% 42〜64% 52〜59%
字数指定 なし 抜き出しで「最初と最後の五字」(2021) 「20 字以内」「15 字以内」 「カタカナ 8 字」「漢字 7 字」「5 字」「漢字 2 字」「カタカナ 5 字」「漢字 4 文字」
文字種の指定 なし 「漢字で」「漢字一字で」 なし 「漢字で」「カタカナで」が頻出
作図 2024〜2026 年度で 0 問 なし 受験生が図をかく設問は精読した 3 年で 0 問 精読した 3 年で 0 問
図・資料 22 問中 4〜6 問に図(読む側) 0 問 設問の 6 割以上に図 設問の 2 割弱に図表・写真
「すべて選び」「◯つ選び」 なし なし あり(2012・2015) あり(2010 の 2 問)
単位の印字 設問文の中で指定される 設問文の中で指定される

11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さを最優先に。この学校の算数は 22 問すべてが短答で、部分点がありません。合っているか外れているかだけなので、計算の取りこぼしがそのまま失点になります。単位を意識する習慣もここでつけます(時間の時・分・秒、長さの km・m・cm、面積、体積)。この学校は大問 1 の後半で単位換算を毎年出します。国語は漢字と語句を毎日少しずつ。知識 4 大問(20 問)はこの積み上げがそのまま点になります。説明文と物語文を 1 本ずつ読む習慣も。この学校は 3 年とも説明文 1 本+物語文 1 本で、詩も古文も出ていません。時間を計るのはまだ不要です
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と単位換算、週末 60 分はその週の単元 1 つ。算数の一行問題を分野をまたいで一巡し、全分野をひととおり学び終えるのが小 5 の本体です。大問 2 に入る単元は年ごとに入れ替わるからで、単元は 8-1 節の年度×大問の題材表に出てくる順に置けます。数列 → 流水算 → 過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元)→ 食塩水 → 売買損益 → 資料の読み取り → 仕事算 → 円とおうぎ形 → 角度 → 立体の体積 → 年齢算 → 帯グラフ → つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)→ 池の周回 → 場合の数 → 平均算。社会は地理・歴史・公民を通しで。大問 2(歴史)が原始・古代から戦後まで時代順にひとまわりする作りなので、時代の抜けをつくらないことがそのまま効きます。ただし社会は 2016 年度以降の資料がありません(→ 13 節)。国語は記号選択の切り方を練習します。この学校の読解はほぼ全部が記号選択で記述がないので、選択肢の言い換えと、本文にない要素の混入を見抜く練習が直接効きます。理科は実験の設定を読む練習を。装置図とグラフを読んで結果を予想する形が続いているので、実験の手順を追う読み方に慣れておきます。こちらも 2016 年度以降の資料がありません(→ 13 節)
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目を、時間を計りながら進めます。算数は年度通しで 50 分を何度も。大問 1 で 10 分、大問 2 で 16 分、大問 3〜5 で各 8 分という割り振りを体に入れます。国語も年度通しで 50 分。知識 4 大問を先に片づけてから読解に入る順番を、実際に何度か試して自分に合う順を決めます。同じ位置の問題を年度をまたいで縦に解く演習(大問 1 の単位換算だけを何年分、大問 2 の図形枠だけを何年分)は、算数と国語の知識枠でとくに有効です

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 小 5 での全分野の一巡で差がつく学校だと考えられます。同じ問題が繰り返し出るわけではないので「過去問を覚える」戦い方が効かない一方、位置ごとに来る単元の候補ははっきりしています。だから小 5 のうちに算数の一行問題と社会の全時代をひととおり通しておくと、小 6 では「どこに何分かけるか」の練習に集中できます。逆に単元の穴を残したまま小 6 に入ると、大問 2 の 8〜10 問のどこで落ちるか読めなくなり、時間配分の練習が成立しにくくなります。国語の知識 20 問も、小 4・小 5 の積み上げがそのまま出る枠なので、早く始めた分だけ効きます。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏はここでは扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

星野学園の算数は「計算+一行問題+短い誘導の大問 3 つ」という作りなので、同じ作りの学校の過去問はそのまま演習量として使えます。とくに大問 2 にあたる一行問題の集まりは、学校が変わっても練習になります。国語は「読解 2 本+知識 4 枠」で知識の比重が高いのが特徴なので、知識枠の多い学校と組み合わせると相乗効果が出ます。理科・社会については、星野学園側の資料が 2015 年度までしかないため、近さを計算できていません。

第 1 回進学クラスは国語・算数の 2 教科入試です。併願先が 4 科目校の場合、理社は本校の準備とは別に立てる必要があります。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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