三輪田学園中学校 の過去問分析

三輪田学園中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

三輪田学園中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・4 科がそろう回・社会 16 年分ほか)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都千代田区
男女 女子校
入試回と日程・科目(2027 年度・日付順に全 8 回) 11 月 28 日 海外帰国生入試 A 方式=国語(作文)・算数・保護者同伴面接(募集は若干名)
11 月 28 日 海外帰国生入試 B 方式=算数・保護者同伴面接(英検級などによる英語のみなし点との合計で判定。英検 3 級/CEFR A1 以上が対象)
2 月 1 日午前 第 1 回=2 科(国語・算数)または 4 科(国語・算数・社会・理科)
2 月 1 日午前 第 1 回 英検利用=英検級+2 科(国語・算数)。英検 3 級以上が対象で、国語・算数の高い方+英検級のみなし点で判定
2 月 1 日午後 第 1 回=2 科(国語・算数)
2 月 2 日午前 第 2 回=2 科または 4 科
2 月 2 日午前 第 2 回 英検利用=第 1 回午前の英検利用と同じ
2 月 3 日午前 第 3 回=2 科または 4 科
面接 一般入試の回に面接の記載はありません。保護者同伴面接があるのは海外帰国生入試の A 方式・B 方式だけです
試験時間・配点 時間・配点は募集要項で確認してください

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 社会は大問 1 が地理、大問 2 が歴史、大問 3 が公民・国際という並びが、資料のある 16 年(2010〜2025)で一度も入れ替わっていません。同じ種類の問題が同じ場所に出る、この座席(問題の置き場所)の固さがこの学校の中心です。
  2. 算数も前半が固く、大問 1 の計算 3 問は資料のある 8 年(2018〜2025)連続、大問 2 の 6〜8 問の小問集合は 3 年連続です。国語は読解が物語文 1 題だけという形が、資料のある 8 年すべてで変わりません。
  3. 理科だけは座席が動き、大問の並びを毎年作り直します。固定されているのは大問 5 題という数と、化学 2 題・生物 1 題・物理 1 題・地学 1 題という分野の配分です。

家でやること 3 つ

  1. 社会の大問 2(通史)だけを、年度をまたいで縦に並べて解きます。
  2. 算数の大問 1 の計算 3 問と大問 2 の小問集合を毎日回します。
  3. 理科は水溶液(判別・溶解度と再結晶・金属や石灰石との反応量)を 1 つの塊として仕上げます。

今週やる 1 つ

  1. 2025 年度の社会の大問 2 を解いて、下線部①〜⑩が古代から近現代まで時代順に並ぶ作りを確かめます。

注意

  1. 冊子に入試回(第 1 回・第 2 回のように、同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは特定できません。国語は 2023 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2023・2024・2025) 9 年 12 年(2010・2014〜2016・2018〜2025) 高。ただし 2024 年度は転写の確度がやや低い冊で、式の細部(分数・単位)に揺れがあります。大問構成と題材の読み取りには支障がありません
理科 3 年(2023・2024・2025) 12 年 15 年(2010・2012〜2025) 中〜高。図と設問の対応(「図 1 の…」)に転写の揺れがある年が多いです
社会 3 年(2023・2024・2025) 13 年 16 年(2010〜2025) 高。4 科の中でいちばん安定して読み取れます
国語 3 年(2017・2018・2022) 5 年 8 年(2010・2013〜2018・2022) 2023 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたことは 2022 年度までの話です

5. 一番大きな結論

この学校の入試でいちばん動かないのは「どの大問の位置に、どの種類の問題を置くか」という座席(問題の置き場所)で、動くのはその中身のほうです。 ただし科目によって座席の固さがはっきり違います。

念のため書いておくと、これは同じ問題が出るという意味ではありません。同じ種類の問題が、毎年ほぼ同じ場所に来るという意味です。精読した原本の範囲では、前年と数値だけを変えた同じ問題が出ている箇所は見つかりませんでした。

したがって、この学校の過去問の使い方は「出る問題を覚える」より「決まった場所に来る種類の問題を、単元ごとに確実に解けるようにする」に近くなります。具体的には、社会・算数・国語は同じ座席の問題を年度をまたいで縦に並べて解き(社会の大問 2 だけを何年分、算数の大問 1 の計算だけを 8 年分…)、理科だけは分野ごとに横断して集める(水溶液の年だけ集める、生物の年だけ集める)読み方に切り替えます。手順は 過去問の使い方 にあります。

もうひとつ、4 科に共通する性格があります。答えを覚えていて解ける問題より、その場で読んで考えさせる問題に重心があります。社会は「あなたが市長ならどうしますか」(2025)や「ここを改良すべきだと思う点を述べなさい」(2023)を出し、理科は表とグラフから比例が崩れる点を探させ、算数は 3 年連続で資料(アンケート・投票結果・得点表)を読ませ、国語は字数の下限つきの記述を毎年出します。読む量と考える量がどの科目でも多いです。

4 科の見取り図は次のとおりです。

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 大問 5・小問 18〜21。記述 0%・記号選択 0%・作図なし。すべて答えのみ 大問 1 の計算 3 問と大問 2 の小問集合で前半が決まる。後半は資料・速さとグラフ・図形の移動の 3 種類 大問 1 の計算 3 問(8 年分)と、大問 2 の小問集合。後半は資料の読み取りと速さとグラフを 3 年分ずつ
理科 大問 5・小問 23〜30。記号選択と短答(語句や数値を短く答える形式)が主軸で比率は年で振れる(選択 23〜64%)。記述 0〜2 問・作図が出る年あり 座席は毎年作り直すが、化学 2・生物 1・物理 1・地学 1 の配分は 3 年連続。化学は 3 年とも水溶液 水溶液を 1 つの塊として(判別・溶解度・金属や石灰石との反応量)。表とグラフから比例を読む練習
社会 大問 3・小問 20〜21。地理→歴史→公民が 16 年不変。記述 1〜4 問・字数指定なしの年が多い・作図が出る年あり 歴史は毎年通史。公民は憲法/三権/選挙/国際を順に回す。地理は産業か環境から入る 大問 2 の通史(年表を時代順に言える状態)。「◯◯の説明として正しいものを 1 つ選び」の形への慣れ。提案の記述
国語 読解は物語文 1 題のみ。漢字は読み 5+書き 10 の 15 問。記号選択が主軸で、記述は字数の下限・上限つき 出典は分かっている 5 年すべて現代日本の小説(小学校高学年〜中学生が主人公)。説明文は 8 年の資料に 1 題も無い 物語文 1 題を深く読む練習。漢字 15 問。副詞・擬態語の空らん補充と慣用句。字数指定つきの短い記述

6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 社会・大問 2 の通史を年度をまたいで縦に — 会話文や発表メモの下線部①〜⑩が、古代の律令・関所から鎌倉と室町、戦国と統一、江戸の対外関係、明治の諸改革、日清日露、昭和の戦争まで時代順に並びます。3 年連続でこの作りなので、年表を時代順に言える状態がそのまま得点になります。年代の並べかえも毎年 1 問前後あります(2023 大問 2 問 4 の江戸幕府と外国、2025 大問 2 問 3 の源平以降)。(確認: 〜2025 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 3 問と大問 2 の小問集合 — 大問 1 は 2018〜2025 の 8 年連続で計算 3 問。分数と小数の混在、小かっこと中かっこの入れ子、逆数除法(わる数をひっくり返してかけ算に直す処理)の 3 点セットで、3 問目がいちばん重い作りです(2023 は 2 段の分数、2024 は中かっこ 2 重、2025 は中かっこ+小数割り)。ここは満点前提の枠。大問 2 は 3 年連続で 6〜8 問の小問集合で、(3) の速さは 3 年連続で同じ番号(往復・出会い・速さを変える途中変化の 3 パターンが出ています)、円とおうぎ形の斜線部(面積と周の長さ、円周率 3.14)と売買損益も 3 年連続。残り(つるかめ算・過不足算・集合・和差算・割合と比・数列)はどれも 1 問完結なので、素早く正確に処理する練習に向きます。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週末 60 分] 理科・水溶液を 1 つの塊として — ①水溶液 6 種の判別(リトマス・蒸発・におい・金属との反応)②溶解度と再結晶(温度と溶ける量の表)③金属や石灰石と塩酸の反応量(グラフの折れ点=ちょうど反応する量)。3 年連続で 5 題中 2 題を占めるので、同じ時間で点になりやすい枠です。あわせて、表やグラフから比例を読む練習を化学と物理でまとめて。「途中から増えなくなる理由」(2025 大問 4 (3))のように、比例が止まる点を言葉で説明できるところまで持っていきます。(確認: 〜2025 年度)
  4. [毎日 10 分] 国語・漢字 15 問(読み 5・書き 10)と語句 — 精読した 3 年すべてで同じ内訳です。送り仮名つきの読み(「嘆いて」「祈った」「群がる」)を落とさないこと。副詞・擬態語を空らん A〜D に入れる問題(同じ記号は一度しか使えない条件つき)と、語句・慣用句の意味を選ぶ問題も 3 年連続なので、意味の近い副詞を文脈で選び分ける練習と、体の部分を含む慣用句を一緒に回します。(確認: 〜2022 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・後半 3 題(資料の読み取り/速さとグラフ/図形の移動・相似) — 3 年ともこの 3 種類しか来ていません。資料の読み取りは帯グラフの比から人数を逆算する、二次元表から条件に合う人数を数える、投票結果の 2 段構えを追う(2023 大問 3、2024 大問 3、2025 大問 5)。速さとグラフは折れ点の座標を a・b として答える問い方に慣れる(2023 大問 4、2024 大問 4 の水量、2025 大問 3)。図形の移動は面積を時間の関数として書き出す形で(2023・2024)。どれも (1) を落とすと後ろが連鎖するので、最初の 1 問の確実さが効きます。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週 1 回] 社会・選択肢の読み方と 3 種類の記述 — 「◯◯の説明として正しいものを 1 つ選び」(2023 大問 3 問 2 の国際連合、2024 大問 2 問 2 の戦国時代)に「あやまりのあるものを」「あてはまらないものを」が混じるので、設問文の最後まで読む癖をつけます。記述は 3 種類。提案(「あなたが市長なら」2025、「ここを改良すべきだと思う点」2023)は①立場を 1 つ選ぶ②理由を 1 つ挙げる③反対の立場にも配慮する、の 3 点で 2〜3 文。資料から理由を読む記述(2025 大問 1 問 2)は地図・グラフ・表を 2 つ重ねて。調べ方そのものを問う設問(2023 大問 2 問 10)もあります。公民は日本国憲法の三原則・基本的人権・三権分立・選挙制度・国際連合の 5 本を一通り。グラフの作図(2025)も 1 度は経験しておきます。(確認: 〜2025 年度)
  7. [週 1 回] 国語・物語文を 1 題 50 分級で読み切る — 読解は 1 題しか出ないので、1 本を深く読む力がそのまま点になります。小学校高学年〜中学生が主人公の現代小説(部活、友人との気まずさ、家族の不在)に読み慣れておくこと。記述は 10 字以内から 45 字以内までで、下限が指定されるものが多いので、下限と上限の両方を守って書く練習を 10 字・20〜30 字・30〜40 字の 3 サイズで。傍線部のしぐさから心情を選ぶ設問は「気持ちの向き」(誰に対する、どういう感情か)で切ると絞りやすく、回想の始まりと終わりに印を付けながら読む習慣も要ります。(確認: 〜2022 年度)
  8. [週 1 回] 理科・分野に穴を作らない — 座席が動くので、分野が 1 つ抜けると 5 題中 1 題が丸ごと沈みます。ばねの直列・並列(2024・2025 の 2 年連続。ばね 1 本あたりの長さ・のび・自然長を区別して扱う)、生き物と環境をつないで覚える(こん虫と甲殻類の体のつくりの違い、外来生物と在来種、食物連鎖、持続可能な利用。3 年連続でこの組み合わせ)、地学は 4 分野を 1 周(太陽の南中高度と緯度、星の日周運動の角度計算、地震波の速さと初期微動継続時間、月の満ち欠け)。短い説明記述は年 0〜2 問を見込んで「〜から。」「〜ため。」で締める練習を。会話文・科学史・研究紹介の長い導入文が毎年入るので、通しで時間を計って解く回も作ります。(確認: 〜2025 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(大問 5・小問 18〜21・答えのみ)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 計算 3 問 小問集合 6 問(割合/和差算/速さ/円とおうぎ形/売買損益/比) 資料の読み取り(文化祭アンケート 400 人・帯グラフと表) 速さとグラフ(駅と学校 10.2km・トンネルを走るバス A と B) 図形の移動(四角形 A が毎秒 1cm で B に重なる面積)
2024 計算 3 問 小問集合 8 問(売買損益/つるかめ算/速さ②/割合と比/円とおうぎ形/集合②) 資料の読み取り(40 人の算数・国語 5 点満点の二次元表) 水量とグラフ(10% 食塩水と水を交互に入れる水そう) 図形の移動(正方形 ABCD の辺上を動く点 P と三角形 CPQ の面積)
2025 計算 3 問 小問集合 6 問(割合/数列/速さ/円とおうぎ形/過不足算/売買損益) 速さとグラフ(家から公園 3750m・走る姉とバスの弟) 影・光源と相似(正方形と直角三角形 3:4:5 の組み合わせ) 資料の読み取り(送別会の出し物 200 人の投票・2 次投票つき)

表に出てくるつるかめ算・過不足算・和差算・売買損益・集合などの中身は 用語集 にあります。

同じ場所に同じ種類の問題が出る

頻出単元と周期

問い方の特徴

8-2. 理科(大問 5・小問 23〜30)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 溶解度・濃さ(ビーカー 4 つの食塩水 A〜D・溶け残り) 水溶液 6 種の判別(アンモニア・水酸化ナトリウム・塩化水素・砂糖・エタノール・ホウ酸) 電気回路(電熱線の長さ・電池の個数と電流のグラフ) 生き物と海(シラスとサクラエビ・駿河湾・資源管理の漁業) 太陽(エラトステネスの地球 1 周の測定・南中高度と緯度)
2024 溶解度・再結晶(食塩とミョウバン・計量スプーン・温度と溶ける量の表) 星・星座(北の空・北斗七星と星 A・1 時間で何度動くか) 金属と水溶液(アルミニウム 0.2g と塩酸のグラフ・過不足) ばね(ばね A・B の表・直列と並列のつなぎ方) 生態系(アカミミガメとアメリカザリガニ・特定外来生物・会話文)
2025 ばね(10g のおもりとのび・5 本のつなぎ方) こん虫(アブラゼミの初鳴きと気温・こん虫の体のつくり・地球温暖化) 水溶液 6 種の判別(試験管 A〜F・蒸発・金属・におい) 気体(炭酸カルシウムと塩酸・二酸化炭素の体積・グラフ作図) 地震(大地のずれ・2 種類の地震波の到達時刻・緊急地震速報)

同じ場所に同じ種類の問題が出る

理科は座席が固定されていません。大問の並びは毎年作り直します。 上の表を縦に見ると、化学が大問 1 の年(2023・2024)もあれば大問 3・4 の年(2025)もあり、生物は大問 4 →大問 5 →大問 2 と毎年動きます。「大問 3 は必ず◯◯」と言える枠は、精読した 3 年の原本では見つかりませんでした。

固定されているのは大問の数と分野の配分のほうで、こちらは強いです。

したがって、この学校の理科は「大問◯番だけを縦に解く」やり方が効きません。分野ごとに横断して集める(水溶液の年だけ集める、生物の年だけ集める)読み方に切り替えます。

頻出単元と周期

問い方の特徴

8-3. 社会(大問 3・小問 20〜21)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民・国際)
2023 海岸ゴミ(三浦海岸の清掃ボランティアのレポート・県名の同定・特産品・ゴミ回収の改良提案) 会話文(箱根の関所→室町の関銭→江戸の対外関係→奈良・鎌倉・戦国
→明治→GHQ→江戸の出かせぎ)
国際連合と安全保障理事会(拒否権・日本国憲法の三原則・難民)
2024 フィンランド留学の写真(NATO 加盟・銘柄地鶏の産地・飼料・トラック運転手の労働時間) 発表メモ(大宝律令→戦国→豊臣秀吉の刀狩→牛込見附 1636 年
→大政奉還→廃藩置県→日清戦争→門前町
→空襲→町並み保存→神楽坂)
民主主義・二院の選挙日・表現の自由・情報の集め方
2025 大雨と川(記録的大雨のグラフ完成・線状降水帯と最上川・琵琶湖と淀川・近江の農業・神戸市の工業出荷額) 会話文(古墳のはにわ→万葉集→源平→安土城と交通
→本能寺→江戸→日米和親条約→近代)
こども家庭庁・子どもの権利条約とユニセフ・公園をめぐる住民の対立・新しい人権・15 歳未満の人口割合

同じ場所に同じ種類の問題が出る

社会は 4 科目の中でいちばん座席が固いです。

頻出単元と周期

問い方の特徴

8-4. 国語(2017・2018・2022 年度を精読。2023 年度以降は資料に無い)

国語は 2023 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いたのは 2010〜2022 年度、とくに原本を通しで読んだ 2017・2018・2022 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問構成 本文 小問数
2017 大問 1 のみ(漢字を本文の設問に組み込む) 如月かずさ『サナギの見る夢』講談社。卒業パーティ用の映画を撮る六年一組の男子たち。亡くなった父が夢に出る「ぼく」と、声変わりをめぐる友人ジーエム 21
2018 大問 1 のみ(同上) 佐川光晴『大きくなる日』集英社。テニス部の一年生「ぼく」(太二)と、先輩のしごき・武藤・末永・中田さんをめぐる部活の話 20
2022 大問 2 構成(大問 1 が漢字だけ、大問 2 が読解) 谷瑞恵『神さまのいうとおり』幻冬舎。中学時代に距離ができた友梨と芽依、丸山、ひいおばあちゃんのおまじない 35(漢字 15+読解 20)

出典が分かっている 5 年は、すべて現代日本の小説で、しかも小学校高学年〜中学生が主人公の、友人関係と家族をめぐる話です。2013 年度は濱野京子『木工少女』、2014 年度は瀬尾まいこ『あと少し、もう少し』。説明文・論説文は、資料のある 8 年の原本に 1 題も出ていません。

同じ場所に同じ種類の問題が出る

頻出と問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

最終確認年度は、その単元を原本または年度ごとの大問構成の一覧で最後に確認できた年度です(算数・理科・社会は 2025 年度、国語は 2022 年度までを見ています)。

科目 単元 出ていた年 最終確認年度 状況
理科 植物のつくりとはたらき 2019・2020・2021 2021 年度 15 年で最多クラスの常連でしたが、2022 年以降の大問に見当たりません。戻る候補の筆頭
理科 人体(消化・呼吸・血液) 2010・2015・2017 2017 年度 長く空いています
理科 気象(天気図・台風・雲) 2021・2022 2022 年度 2 年に 1 度のペースでしたが直近 3 年はありません。2025 は温暖化の文脈で触れるにとどまります
理科 月・惑星 2022 2022 年度 地学の 4 分野(太陽・星・月・地震/地層)を 1 年ずつ回すなら次の候補
理科 中和 2014・2025(大問 4 の中で 1 問) 2025 年度 独立した大問としては長く空いています
理科 ふりこ 2014・2018・2021 2021 年度 3〜4 年周期。2022 年以降ありません
理科 電気回路・電磁石 2023 2023 年度 物理が 2024・2025 とばねで続いたので、電気が戻る番
理科 浮力・密度 2013・2017 2017 年度 長期の空き
社会 地形図の読図 2016 2016 年度 大問 1 で 1 度出たきり、9 年空いています
社会 三権分立・国会・内閣・裁判所(大問 3) 2018・2019・2021 2021 年度 2022 年以降は大問 3 の柱になっていません。憲法が 2 年続いたので次の候補
社会 国際社会・国際協力(大問 3) 2012・2015・2020・2023 2023 年度 3〜5 年周期。2023 を最後に空き
社会 選挙制度(大問 3) 2010・2022 2022 年度 12 年周期でしたが、2024 に選挙日の表として部分的に顔を出しました
社会 都道府県・地域の同定を柱にする地理 2011・2022 2022 年度 大問 1 が産業・環境で埋まる年が続いています
社会 工業・産業構造(大問 1 の柱) 2015 2015 年度 2025 に神戸市の出荷額として部分的に復帰しました
算数 集合(ベン図・2 種類の重なり) 2021・2022・2024 2024 年度 2〜3 年おき。2025 に無いので次年度は候補
算数 立体図形・水量(容積) 2010・2015 の大問に水量、2024 は水そうだがグラフ問題 2024 年度 純粋な立体の求積は長く大問に立っていません。小問集合で戻る余地があります
算数 平面図形の面積・面積比を大問に(単元全体の 8%) 2015・2016・2018・2019 2019 年度 2020 年以降は大問から後退し、小問集合の円とおうぎ形に置き換わっています
算数 規則性・数列 2025 大問 2 (2) 2025 年度 小問集合の中に単発で入ります。大問には育っていません
算数 和差算・分配算 2019・2023 2023 年度 4 年おき
国語 説明文・論説文 資料のある 8 年に 1 題も無し 直近 3 年の資料が無いため、二題構成に変わっている可能性は否定できません。市販の過去問集で確認するのが確実です
国語 詩・短歌・俳句 精読した 3 年に独立した大問としては無し 同じく、直近の形式は市販の過去問集で確認してください

漢字を独立した大問にするか、本文の設問に組み込むかは 2022 年に変わっています(2017・2018 は組み込み、2022 は独立)。問数は変わらないので、実質的な影響は小さいです。


10. 形式面の注意

4 科目に共通する点から。

算数。

理科。

社会。

国語。


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) ①計算の正確さ — 整数・小数・分数の四則と、かっこの入れ子。三輪田学園は大問 1 が資料のある 8 年ずっと計算 3 問なので、ここが最終的にいちばん効きます。②漢字と語彙 — 読みと書きを混ぜたセットで解く形に早くから慣れる(本番は 15 問)。③図形の入口 — 角度、円とおうぎ形の面積と周の長さ。④身のまわりの理科 — 水にものを溶かす、ばねを伸ばす、星を見る。とくに「溶ける/溶け残る」の体験。⑤地図と日本 — 都道府県と特産品、地形と気候。時間計測はまだしなくてかまいません
小 5(幅) ここが本体です。1 週間の器(時間の枠)は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と漢字・語彙を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つにあてます。社会と算数は座席が固定されているので、小 5 のうちに「その座席に入りうる単元」を全部通しておくと、小 6 でそのまま過去問に入れます。算数は小問集合に入る単元を次の順に置きます: 割合と比 → 速さ → 売買損益 → つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)→ 過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元)→ 集合(ベン図で 2 つの条件の重なりを数える・受験用教材の単元)→ 和差算(和と差から 2 つの数を求める・受験用教材の単元)→ 平均算 → 規則性。円とおうぎ形の求積は週末の枠で繰り返します。社会は通史(古代から昭和まで)を時代順に一巡し、公民の 4 本(憲法・三権分立・選挙・国際連合)を押さえ、地理は産業(農業・工業)と環境問題を厚めに。理科は座席が動くので、どの分野にも穴を作らない一巡が要ります(化学は水溶液・気体・溶解度、生物は分類と生態系、物理はばね・電気、地学は太陽・星・月・地震)。国語は物語文を読む量を増やし、慣用句と副詞・擬態語を意識して集めます。ただし国語は 2023 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は、社会・算数・国語は同じ座席を縦に並べて解き(社会の大問 2 だけ、算数の大問 1・大問 2 だけ)、理科は分野ごとに横断して集めます。並行して年度通しで時間を計る演習を、4 科とも数回。記述(社会の提案・理科の理由・国語の字数指定)は書いたものを人に読んでもらい、条件を拾えているか確認します

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 4 から積む計算・漢字の自動化の 2 点です。座席が固定されているということは「どの単元が来るかは絞れる」ということですが、この学校の場合、絞ったあとの中身が毎年作り直されるので、頻出単元だけを深追いしても足りません。とくに理科は座席そのものが動くため、分野の穴が 1 つあると 5 題中 1 題が丸ごと沈みます。一方で 4 科とも読む量が多く(社会は導入の会話文が設問文より長い年があり、国語は本文がページをまたぎます)、小 4 のうちに計算と漢字を「考えずに手が動く」水準まで上げておくと、小 6 で読む時間と考える時間を確保できます。難問を 1 問じっくり解く力より、標準的な問題を正確に速く処理する力のほうが、この学校では返りが大きいです。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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