巣鴨中学校 の過去問分析

巣鴨中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

巣鴨中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・四谷大塚データベース掲載の 1 回分・最大 18 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都豊島区
男女 男子校
旧称 巣園学舎(1910 年、私塾)
入試回と日程・科目 第Ⅰ期 2 月 1 日午前 — 4 科(国語・算数・理科・社会)/算数選抜 2 月 1 日午後 — 算数 1 科/第Ⅱ期 2 月 2 日午前 — 4 科/第Ⅲ期 2 月 4 日午前 — 4 科(海外帰国子弟特別入試制度あり: 出願書類の精査の上、入試成績合計点に 10 点を加点。算数選抜を除く)
試験時間・配点 4 科の回は算数 50 分・100 点、国語 50 分・100 点、理科 30 分・50 点、社会 30 分・50 点(第Ⅰ期〜第Ⅲ期で共通)。算数選抜は算数 60 分・100 点

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析した冊子がどの回のものかは、資料からは判別できません(→ 4 節・13 節)。算数選抜(60 分・算数 1 科)は時間も分量も別物で、このレポートの算数の分析はそのまま当てはまりません。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 4 科目とも、同じ種類の問題が毎年同じ場所に出ます。理科は生物 → 物理 → 地学 → 化学の 4 大問、社会は地理 → 歴史 → 公民の 3 大問、算数は大問 1 が 6 問の小問集合、国語は漢字 → 説明的文章 → 随筆です。
  2. ただし同じ問題が出るわけではありません。固定されているのは枠と並びと問い方で、中身の題材は毎年作り直されています。
  3. 時間が短く問題数が多いのが最大の特徴です。理科は 30 分で 33〜40 問、社会は 30 分で 24〜25 問(1 問 45〜75 秒)。

家でやること 3 つ

  1. 理科と社会を 30 分で通す訓練をします(時間を計って、どの大問で時間が溶けるかを特定します)。
  2. 算数の大問 1(小問集合 6 問)を 12 分で全問正解できる状態にします。
  3. 社会の大問 2(テーマ通史)だけを 3 年分縦に解きます。

今週やる 1 つ

  1. 理科の直近 1 年分を 30 分計って解き、1 問 45〜55 秒で回らない大問がどこかを特定します。

注意

  1. 国語は 2020 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2019 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(転写データの大問ごとの単元分類を数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 3 年(2024〜2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026・欠けなし) 全問が答えのみを書く形式。図のある小問が 47% で、図そのものは転写できないため図の説明文からの推定を含みます。転写の読み取り確度が低めの年が 18 年中 4 年(2026 を含む)
理科 3 年(2024〜2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026・欠けなし) 小問が年 25〜46 と多い(精読した 3 年は 33〜40)。導入文が長く、表・グラフが多い。転写の読み取り確度が低めの年が 18 年中 9 年(2024・2025 を含む)
社会 3 年(2024〜2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026・欠けなし) 地図・写真・統計表が多い。転写の読み取り確度が低めの年が 18 年中 4 年(2024・2025・2026 を含む)
国語 3 年(2017〜2019) 8 年(2009〜2016) 11 年(2009〜2019) 本文・設問とも転写が残り、出典も 11 年分すべて残っています。2020〜2026 年度の 7 年分の問題文は資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)、現在の出題がこの通りである保証はありません

5. 一番大きな結論

巣鴨は「同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る」学校です。 これがこの資料で最もはっきり読み取れることで、しかも 4 科目すべてに当てはまります。

ただし「同じ問題が出る」わけではありません。精読した年の中で、数値だけ変えた同じ問題の再登場は見つかりませんでした。固定されているのは枠と並びと問い方であって、中身の題材は毎年作り直されています。理科の生物は植物・鳥・人体・動物分類と入れ替わり、社会の地理は防災 → 工業 → 自給率と毎年別の単元になります。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、①同じ場所に来る同じ種類の問題に、その場所ごとの解き方と時間を割り当てる練習、②理科 30 分 40 問・社会 30 分 24 問という速さに体を合わせる練習、の二つに近くなります。時間が短く問題数が多いのがこの学校の最大の特徴で、特に理科と社会は 1 問 45〜75 秒しかありません。4 科合計 160 分に対して小問は 100 問を超え、難しい 1 問に粘る作りではなく、取れる問題を落とさない設計になっています。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週 1 回] 理科と社会を 30 分で通す訓練(小 6・夏以降) — 理科は 33〜40 問、社会は 24〜25 問で、1 問あたり理科 45〜55 秒・社会 70〜75 秒しかありません。この 2 科目は知識の深さより処理速度で決まります。まず理科の「30 分・35 問の時間感覚」を先に作り、年度通しで時計を置いて解いて、1 問 45 秒で回らない大問がどこかを特定します。社会も同じように時間を計って解き、「どの大問で時間が溶けるか」を特定するところから始めます。選択肢を読み切る速さは、時間を計った演習でしか作れません。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1(小問集合 6 問)を 12 分で全問正解 — 2024〜2026 の 3 年とも、仕事算・売買損益・つるかめ算・食塩水・割合と比・角度・回転体・場合の数・数の性質から 6 問が並びます(つるかめ算=個数を合計から逆算する文章題。特殊算の中身は用語集へ)。いずれも標準的な問題で、基本問題を「見た瞬間に手が動く」状態にします。ここを落とすと 15 問中の 4 割を失います。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 社会・大問 2(テーマ通史)を 3 年分縦に解く — 「1〜10 の文章+下線部①〜⑩+問 1〜問 10」という作りが 3 年とも同じで、問 1 が原始・古代、問 8〜10 が近代〜戦後という時代の並びまで揃います。10 問を 10 分(1 問 1 分が目安)で処理する練習を、この大問だけで積めます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 理科・電気回路と「計算できる理科」 — 電気回路は 2024・2025・2026 と 3 年連続で大問 2 に入り、しかもスイッチ 9 個の回路(2024)、ダイオード(2026)、回転式スイッチ(2026)と手が込んでいます。「豆電球 P に流れる電流の何倍か」を比で答える形が 3 年とも出るので、直列・並列の電流の比を暗算できるところまで練習します。地学も南中高度・時差・マグニチュードのエネルギー比・降水量の試算、化学も気体・溶解度・中和と、必ず数値計算の設問があり、用語暗記だけでは届きません。あわせて植物の復習も捨てないこと。18 年で最も出ている単元(10 回)が 2023 以来 3 年空いており、生物は必ず大問 1 に来ます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・回転体(小 5 から入口) — 転写の分類では 18 年で 7 大問、2024 は大問 1 の 1 問、2026 は大問 4 全体。長方形・台形・三角形を直線の周りに回した立体の体積と表面積を、断面図を描いて出す手順を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・速さと数の性質・規則性 — 速さは 3 年連続で大問が 1 本あります。流水算(2024)、ダイヤグラムを読む(2025)、3 者の出会いを繰り返す(2026 の犬)と形が毎年変わるので、線分図・ダイヤグラム・比の 3 つの道具を全部持ちます。数の性質は最大公約数・最小公倍数の組み合わせ(2024)、約数の和(2026)。「約数の個数が奇数になるのは平方数」のような性質を、暗記でなく理由込みで言えるように。規則性(2025 大問 2)は、周期と余りの処理を書き出しで確認する癖をつけます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [毎日 10 分] 国語・漢字の書き取りと「本文中の言葉を使って ◯ 字以内」の記述 — 大問 1 がまるごと漢字で、2017〜2019 の 3 年とも 9〜10 問。「操る」「専ら」「裁く」「蓄え」「拾う」のような送りがなつきの訓読みが混じるので、小 4 から毎日 10 問。記述は 3 年とも「本文中の言葉を使って ◯ 字以内」の形で 40〜60 字が中心です。自分の言葉を足しすぎると外れるので、本文の表現を組み替える練習を、添削してもらいながら。時間配分は漢字 10 問を 5 分で終え、読解 2 本に 20 分ずつが目安です。(確認: 〜2019 年度)
  8. [週 1 回] 社会・20〜40 字記述と公民(選挙・国会) — 記述は 3 年とも字数指定つきで、「グラフ・地図の変化を見て理由を書く」形です(2024 の新旧地理院地図、2026 の葉藍の収穫高と輸入量)。「資料 A では〜だが資料 B では〜。理由は〜。」の 2 文を 40 字に収める書き方を作ります。歴史用語・地理用語は漢字で書いて覚えます(「漢字で」の指定が 3 年とも複数あります)。公民は 2024〜2026 が選挙・国会で 3 年続いており、選挙制度(比例代表・被選挙権年齢・任期)と両院の違いを表で整理します。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 4・小問 15〜16・全問が答えのみ)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(4 題・15 問) 小問集合 6 問(割合(本を初日 2/5・翌日残りの 4/7)/仕事算(30 人で行事の準備・人数を減らす日)/割合と比(約分して 5/7 になる分数)/つるかめ算(50 円のえんぴつと 120 円のボールペン)/数の性質(4 桁の割られる数を求める虫食い算)/角度(正三角形と正五角形を重ねた①②の角)) 速さ(家から 1980m の公園。花子さんと飼い犬とお母さんの出会い・犬が走った道のりの合計・2 回目に出会ったときの 2 人の距離)3 問 数の性質(整数 A の約数の和を □A□ と表す約束記号。18・32・50 の値/値が 31 になる A を 2 つ/1〜100 で値が奇数になる A の個数)3 問 回転体(長方形 ABCD を直線上で回転させてできる立体の体積・表面積)3 問
2025(4 題・16 問) 小問集合 6 問(逆算(□に当てはまる整数)/売買損益(25% の利益を見込んだ定価をさらに割り引く)/約束記号(a ○C b)/つるかめ算(100 円と 120 円のノート 16 冊)/食塩水の濃度(2% の食塩水 A 75g に B を混ぜる)/平面図形の面積(正方形の中の斜線部)) 規則性・数列(1 から順に整数を書いたカードを並べる。30 のカードの左の数字/100 のカードと同じ縦の列/2025 のカードと同じ横の列)3 問 立体図形(底面が直角二等辺三角形の三角柱/六角形の中の合同な三角形 GHI と JKL/その六角形を底面とする六角柱)3 問 速さとグラフ(地点 P から Q への一本道を進む太郎さんと次郎さん。グラフ上の点 A・B・C で起きたことを選ぶ/速さの比/グラフの □/道のり)4 問
2024(4 題・15 問) 小問集合 6 問(仕事算(A さん 1 人で 2 時間)/場合の数(0〜5 の 6 個から異なる 3 個で作る整数)/角度(内角の和が 2700 度の正多角形)/売買損益(800 円で 100 個仕入れ 2 割の利益)/割合と比(男子 20%・女子 5% 増えた生徒数)/回転体(台形 ABCD を直線 L の周りに一回転)) 流水算(下流の地点 A と上流の地点 B を速さの違う船 X・Y が進む。静水時の速さと川の流れの速さの比/上るのにかかる時間/往復の時間)3 問 数の性質(最大公約数 6・最小公倍数 420 という条件を満たす整数の組。2 つの整数 A・B /3 つの整数 12・60・C /3 つの整数 D・60・E)3 問 図形の移動(1 辺 5cm の正三角形 ABC の各頂点を中心とする円。共通部分「形 D」の面積/形 D が直線上を転がるときの様子を選ぶ/半径 3cm の円が形 D の周りを転がるとき)3 問

精読した 3 年に共通するのは、大問 4 題・小問 15〜16 問という枠と、大問 1 が必ず 6 問の小問集合になる並びです。大問 1 の 6 問はいずれも 1 行〜3 行の短い問題で、割合・文章題(仕事算・売買損益・つるかめ算・食塩水・割合と比)から 3〜4 問、数の性質または場合の数から 1 問、図形(角度・面積・回転体)から 1〜2 問という配合が 3 年とも変わりません。大問 2〜4 は 3〜4 問ずつの本格的な大問で、速さ系が 1 本(2024 流水算・2025 速さとグラフ・2026 速さの出会い)、数の性質または規則性が 1 本(2024 大問 3・2025 大問 2・2026 大問 3)、図形が 1 本(2024 図形の移動・2025 立体図形・2026 回転体)という 3 本立てが 3 年連続で成立しています。同じ問題そのものの再登場は、精読した 3 年の中では見つかりませんでした。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年 傾向
速さ・流水算・速さとグラフ 2009・2010・2012・2016・2018(仕事)・2019・2022・2023・2024(流水)・2025・2026 18 年中 11 年。近年は 3 年連続。出会い・追いつきとダイヤグラムの両方
数の性質 2009・2011・2014・2016・2018・2021・2022・2023・2024・2026 18 年中 10 年。約数・倍数・約束記号の形で繰り返し出る
規則性・数列 2012・2013・2014・2015・2017・2025 18 年中 6 年。2014 は 2 大問
平面図形の面積・面積比 2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2021・2023・2025 転写の分類では 18 年中 11 年。大問としても小問集合の 1 問としても出る
立体図形(体積・表面積・切断) 2010・2012・2013(切断)・2015・2022・2025 6 年。2013 の切断以降、切断そのものの大問は減っている
回転体 2009・2014・2016・2017・2018・2020・2026(2024 は大問 1 の 1 問) 18 年中 7 大問。この学校で最も特徴的な図形単元
円とおうぎ形 2009・2011・2018(2024 大問 4(1) に斜線部の面積) 大問としては 2018 が最後
時計算 2009・2011(約束)・2017・2018・2021 5 年。2021 を最後に 5 年なし
場合の数・論理 2010・2015・2016(論理)・2017・2020・2022(2024 大問 1 に 1 問) 6 年
文章題(食塩水・仕事算・売買・平均・和差・つるかめ) 2010・2011・2013・2018・2019・2020・2021・2023・2024(大問 1)・2025(大問 1)・2026(大問 1) 近年は大問ではなく大問 1 の小問集合に集約されている
図形の移動 2024 2024 に転がりの形で登場

問い方

家での回し方は 7 節、形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。

8-2. 理科(30 分・50 点・大問 4・小問 33〜40)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(生物) 大問 2(物理) 大問 3(地学) 大問 4(化学)
2026(4 題・40 問) 動物のなかま分け(背骨の有無・卵の殻・A〜E を 2 つに分ける区切り/アユのなわばり/アマガエルの呼吸/ヤモリの足の裏/トキ/ツキノワグマの分布と冬眠)14 問 電気回路(ダイオードを入れた回路。電池の向き・2 個のつなぎ方・回転式スイッチで回路を組み替えたときに光る豆電球と電流の比)8 問 太陽(2025 年の夏至。南中高度を小数第 2 位まで/東経 135 度と各地の南中時刻/夏至の瞬間の日時が年ごとにずれる理由/春分〜秋分が 186 日である理由)10 問 水溶液と中和(水酸化ナトリウム水溶液と塩酸の会話。濃度・中和で残る値 X と Y・薄めた塩酸の片付け・ガーゼに残った塩酸)8 問
2025(4 題・33 問) 人体・消化(消化器官 A〜F の図/食道/すい液の酵素/便/だ液のはたらきを調べる実験とヨウ素液)10 問 ばね・てこ+電気回路(ばねの長さ 27cm で棒が水平/おもり C の重さ/X の長さ/スイッチ A・B・C と豆電球ア〜オに流れる電流)8 問 流水のはたらきと気象(荒川の岩淵水門で隅田川と分かれる。上流と下流の違い/曲がった川/傾いて並ぶ石/火星の探査機/降水量のグラフと氾濫)7 問 溶解度・再結晶(硝酸カリウムの結晶を作る。ろ過の方法/食塩水の性質/飽和/3 人の回収方法の比較)8 問
2024(4 題・36 問) 鳥と食物連鎖(鳥の特徴・つばさの骨格・心臓のつくり・恒温動物/スズメ/ツバメ前線/ミツバチ/カラスの生息数の減少率とごみ対策)13 問 電気回路(スイッチ A〜I を組み合わせた回路。豆電球 a〜d の明るさ・電流の大きさの比・空欄②に入れる部品)8 問 地震(2023 年の「関東大震災 100 年」。マグニチュードとエネルギー/ハザードマップ/4 枚のプレート/死者数の表から都県を当てる/2019 年に加わった地形図の記号)9 問 気体(気体 A・B の判別/アンモニアの発生と上方置換/空気の 0.58 倍という重さ/温度が 1℃ 上がるごとに 273 分の 1 という体積変化)6 問

この学校の理科でいちばん大きい特徴は、大問の並びが分野で固定されていることです。 精読した 3 年はすべて 大問 1 =生物 → 大問 2 =物理(うち電気回路が 3 年連続)→ 大問 3 =地学 → 大問 4 =化学 の順で、大問数は 4 のまま動きません。同じ位置に同じ分野が来るという意味であって、同じ問題が出るという意味ではありません。生物が大問 1 に来る並びは転写のある 2009〜2026 の 18 年でほぼ通しており、地学が大問 3 に来る形は 2018〜2026 の 9 年、電気回路が大問 2 に来る形は 2024〜2026 の 3 年で確認できます。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年)

分野 大問で出た単元と年 傾向
生物(大問 1) 植物のつくりとはたらき 2009・2012・2013・2015・2017・2018・2019・2020・2021・2023/こん虫・動物の分類 2011・2014・2022・2026/人体 2010・2025/種子の発芽 2016/生態系・食物連鎖 2024 18 年で 10 年が植物。ただし直近 3 年は動物・人体が続き、植物が 2023 以来 3 年出ていない
物理(大問 2) てこ・つり合い 2011・2014・2015・2017・2018・2021/滑車 2009・2010・2022・2023/ばね 2012・2013・2020/電気回路 2024・2025・2026/電流のはたらき 2019/音 2016 力学(てこ・滑車・ばね)が長く主役だったが、2024 から 3 年連続で電気回路。2025 は前半がばね・てこ、後半が電気回路の二本立て
地学(大問 3 中心) 気象 2012・2013・2014・2019・2021・2022/地層・岩石 2009・2015/地震・火山 2018・2023・2024/流水のはたらき 2010・2025/月 2011/星・星座 2020/太陽 2026 気象が 6 年で最多。2023〜2024 は地震が 2 年続き、2025・2026 は流水・太陽
化学(大問 4 中心) 気体の性質 2009・2010・2012・2014・2015・2018・2022・2024/中和 2011・2017/金属と水よう液 2013・2016/熱と状態変化 2019・2020・2023/溶解度・再結晶 2021・2025/水溶液の性質と判別 2026 気体が 8 年で最多。2024 気体 → 2025 溶解度 → 2026 水溶液・中和 と回っている

問い方

家での回し方は 7 節、形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。

8-3. 社会(30 分・50 点・大問 3・小問 24〜25)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史・テーマ通史) 大問 3(公民)
2026(3 題・24 問) 日本の自給率(品目別食料自給率の推移表/鶏卵の自給率/フードマイレージ/木材の国内生産量と燃料材の増加/
輸入割合の高い資源の表/魚介類の輸入額上位 4 品目/レアメタル/ある地下資源)10 問
草花(纏向遺跡と邪馬台国/風土記の編さんと外国/六歌仙/和歌を詠んだ人物/承久の乱の時代の法律/
参勤交代/古い順の並べ替え/葉藍の収穫高と藍の輸入量のグラフから理由を 40 字/東京都のできごと/本土空襲)10 問
参議院と参議院議員通常選挙(衆参の議場写真と会議録の判別/空欄に語と数(漢字 3 字・1 けたの数字)/参議院改革の方向性を「〜という語を用いて 25 字以内」で/検討中の案の正誤)4 問
2025(3 題・25 問) 浜松市とその周辺の楽器製造を中心とした工業(政令指定都市の表/天竜川の名称と流路/浜松城と遠江国分寺を結ぶ直線の断面/東海工業地域と京葉工業地域の比較/
かつての作物/1 時間ごとの気象データ/本社工場の写真 A〜D /遠州地域の産業の地域構造図)10 問
稲作と米(稲作の遺跡/大嘗祭/土地制度と税制/平安貴族の高杯/室町文化と能/
大阪に集まった資料/大飢饉のときの将軍/米騒動と民衆運動/ミッドウェー海戦の発表を 20 字/1950 年代のできごと)10 問
正誤の組み合わせ((1)〜(5) の①・②の 2 文を読んで正誤を判定。内閣不信任/国の歳出と租税収入/地方公共団体の首長と議員の被選挙権年齢・任期/サンフランシスコ平和条約/国連加盟)5 問
2024(3 題・25 問) 自然災害と地形図の読図(2016 年の天気図とフェーン現象/広島市北部の 1999 年と現在の地理院地図を比べて 30 字/新しい地図記号/
千葉県北部の 1967 年と現在の地図/等高線の間隔が変わった理由を 40 字/岐阜県安八町の輪中と三角点)9 問
金属・鉱物(三種の神器の勾玉/日本と朝鮮半島/和同開珎を漢字で/奥州藤原氏/戦国時代の金銀山/
大阪/たたら製鉄/1901 年操業の製鉄所を漢字で/大戦景気と 1920 年代/1941 年のバス・タクシーの営業許可の規制理由を 40 字)10 問
統一地方選挙を題材にした授業(投票の表と衆参両院の選挙/無効票をあらわす色/保障される基本的人権/地方自治の記事/グラフ 1 の A〜C の年/クォータ制について自分の考えを 30 字)6 問

社会も分野の並びが固定されています。 精読した 3 年はすべて 大問 1 =地理(9〜10 問)→ 大問 2 =歴史(10 問)→ 大問 3 =公民(4〜6 問)で、大問数は 3 のまま動きません。転写のある 2009〜2026 の 18 年も一貫して 3 大問で、公民が大問 3 に来る形は 18 年通して確認できます。同じ位置に同じ分野が来るという意味であって、同じ問題が出るという意味ではありません。

大問 2 の「テーマ通史」は問い方まで同じ

精読した 3 年で最も再現性が高いのは大問 2 です。「◯◯に関して述べた次の 1〜10 の文章を読み、下の問いに答えなさい」という導入 → 下線部①〜⑩ → 問 1〜問 10 が下線部の番号どおりに対応、という作りが 3 年とも完全に一致します。しかも 10 本の文章は時代順に並んでおり、問 1 が原始・古代、問 5 前後が中世〜近世、問 8〜問 10 が近代〜戦後という配置まで揃います(2024 は勾玉 → 和同開珎 → 奥州藤原氏 → 戦国の鉱山 → 大阪 → たたら製鉄 → 八幡製鉄所 → 大戦景気 → 1941 年、2025 は稲作遺跡 → 大嘗祭 → 税制 → 平安貴族 → 室町文化 → 大阪 → 大飢饉 → 米騒動 → ミッドウェー → 1950 年代、2026 は纏向遺跡 → 風土記 → 六歌仙 → 和歌 → 承久の乱 → 参勤交代 → 並べ替え → 葉藍 → 東京都 → 本土空襲)。

つなぎのテーマは毎年変わります(金属・鉱物 → 稲作と米 → 草花)が、テーマそのものを知らなくても答えられる作りで、問われるのは各時代の標準的な知識です。「同じ種類の問題が同じ場所に出る」出方の代表例で、大問 2 だけを 3 年分縦に解くと問い方に慣れることができます。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年)

分野 主要単元と年 傾向
地理(大問 1) 日本の地形 2014・2019・2025/貿易・資源・エネルギー 2020・2022・2026/都道府県の同定 2013・2021/工業・産業 2015・2016/農業・畜産 2011・2017/水産業 2009/交通・通信 2010/地形図の読図 2012/人口・都市 2018/林業・森林 2023/環境問題・防災 2024 単元が毎年入れ替わるのが特徴。同じ地理単元が 2 年続くことはほとんど無い。ただし統計表・グラフ・地図の読み取りという解き方は毎年共通
歴史(大問 2) 近代の戦争と大正・昭和前期 2011・2020・2024・2026/原始・古代 2010・2012・2014・2017・2023/鎌倉・室町 2013・2016・2019/飛鳥・奈良 2015・2021/平安 2009・2018/江戸 2022・2025 転写の分類では「大問の主要単元」が年ごとに違うが、これは 10 本の文章のうちどの時代の設問が多いかの差で、通史を一続きで問う形は変わらない
公民(大問 3) 三権分立 2011・2019・2021・2025・2026/日本国憲法 2009・2017・2022/国際社会 2010・2012/選挙制度 2016・2024/環境政策 2020・2023/地方自治 2018/都道府県 2013/戦後・現代 2014・2015 国会・選挙・三権分立の周辺が 18 年で 7 回と最多。2024〜2026 の 3 年は選挙・国会が続いている

問い方

家での回し方は 7 節、形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。

8-4. 国語(50 分・100 点・大問 3・小問 28〜32)

国語だけは資料が 2009〜2019 年度の 11 年分しかなく、2020 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。以下は 2017〜2019 の 3 年を原本で精読したもので、直近の出題がこの通りである保証はありません。最新の状況は市販の過去問集で確かめてください。

年度×大問の題材表(2017〜2019・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2(説明的文章) 出典 大問 3(随筆) 出典
2019(3 題・32 問) 漢字の書き取り 10 問(ソウジュウ・ライメイ・サイク・トウジ・キボウ・
サイケン・ショウタイ・タクワ・イタダ・ヒロ)
サケとマグロの養殖・野生種の減少と寿司ネタの歴史 11 問 井田齊『魚はすごい』 本を読むこと・電子書籍と紙の本・子供の教育 11 問 群ようこ「本との距離」
2018(3 題・30 問) 漢字の書き取り 10 問(イタ・アラワ・オガ・テンラン・タイシャク・
セイセイ・ショウ二科・コテイ・イサン・ミンシュウ)
科学とは何か・仮説と検証・相関関係と因果関係(朝食と学力)11 問 池上彰『はじめてのサイエンス』 亡くなった父(光晴さん)をめぐる家族の記憶 9 問 井上荒野『夢のなかの…魚屋の地図』
2017(3 題・28 問) 漢字の書き取り 9 問(コウカイ・クンリン・ヨウサン・ボウエキ・アヤツ・
メイキュウ・カブ・モッパ・サバ)
文章の書き方・「離見の見」・自分の感情をナマな言葉で書かないこと 10 問 林望『文章の品格』 「大いなるもの」と木琴のエピソード・決断 9 問 春日武彦『鬱屈精神科医、占いにすがる』

大問 1 =漢字の書き取り(カタカナを漢字に直す 9〜10 問)→ 大問 2 =説明的文章 → 大問 3 =随筆という並びは、精読した 3 年に共通し、転写のある 2011〜2019 の 9 年でも大問 1 が漢字の書き取りである形が確認できます(2009・2010 は大問 2 題で漢字の大問がありません)。同じ位置に同じ種類の問題が来るという意味であって、同じ問題が出るという意味ではありません。

文章の傾向(資料のある 11 年に限れば)

出典が残っている 2009〜2019 の 11 年分を並べると、大問 2 は科学・言語・社会をやさしく説明した新書系の文章(武田邦彦『偽善エコロジー』2009、佐々木正悟『脳は直感している』2010、阿部芳郎『考古学の挑戦』2011、花里孝幸『生態系は誰のため?』2012、毛利衛『日本人のための科学論』2013、森博嗣『科学的とはどういう意味か』2014、河野至恩『世界の読者に伝えること』2015、林望『文章の品格』2017、池上彰『はじめてのサイエンス』2018、井田齊『魚はすごい』2019)、大問 3 は個人の体験を書いた随筆または小説(羽鳥操・松尾哲矢 2009、村山由佳『楽園のしっぽ』2010、玄侑宗久『しあわせる力』2011、乃南アサ『見知らぬ街で』2012、藤原新也『名前のない花』2013、角田光代 2014、木皿泉「正月を食べる」2015、椎名誠『孫物語』2016、春日武彦 2017、井上荒野 2018、群ようこ「本との距離」2019)という色分けが 11 年通して続いています。

大問 2 に科学・生き物の文章が来る割合が高いのがこの学校の目立つところで、11 年のうち少なくとも 6 年(2009・2012・2013・2014・2018・2019)が科学・生物・環境をテーマにしています。理科の大問 1 が毎年生物であることと合わせて、生き物や自然科学の文章に慣れておく価値があります。

問い方

家での回し方は 7 節、形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

周期が上限に達しているものです。転写の単元分類(2009〜2026)で大問の主要単元として数えたもので、精読していない年の細部は保証しません。最終確認年度は、その単元を大問として最後に確認できた年度です。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 時計算 2009・2011・2017・2018・2021 2021 年度 18 年で 5 回。2021 を最後に 5 年なし。約束記号との複合で出た年もある
算数 円とおうぎ形(大問として) 2009・2011・2018 2018 年度(大問として) 2024 大問 4(1) に斜線部の面積として小問で登場
算数 立体の切断 2013 2013 年度 13 年なし。立体そのものは 2025 大問 3 に出ている
算数 場合の数・論理(大問として) 2010・2015・2016・2017・2020・2022 2022 年度(大問として) 2024 は大問 1 の 1 問に降りた
算数 平均・和差・売買などの文章題(大問として) 2010・2011・2013・2019・2020・2021・2023 2023 年度(大問として) 近年は大問 1 の小問集合に集約。大問として戻る余地はある
理科 植物のつくりとはたらき 2009・2012・2013・2015・2017・2018・2019・2020・2021・2023 2023 年度 18 年で 10 回と最多なのに 2023 以来 3 年なし。大問 1 は必ず生物なので、次の候補の筆頭
理科 てこ・つり合い 2011・2014・2015・2017・2018・2021 2021 年度(大問として) 2025 大問 2 の前半に部分登場
理科 滑車 2009・2010・2022・2023 2023 年度 電気回路が 3 年続いた後の戻り先
理科 気象 2012・2013・2014・2019・2021・2022 2022 年度(大問として) 18 年で 6 回。2024・2025 に小問
理科 月・星座 月 2011/星・星座 2020 月 2011 年度/星座 2020 年度 月は 15 年、星座は 6 年空いている。地学は大問 3 で必ず出る
理科 気体の性質 2009・2010・2012・2014・2015・2018・2022・2024 2024 年度 18 年で 8 回と化学の最多
理科 熱と状態変化 2019・2020・2023 2023 年度
社会 地形図の読図(大問の主題として) 2012・2024 2024 年度 12 年周期で戻った実績。2024 は防災とセット
社会 日本国憲法(公民の大問の主題として) 2009・2017・2022 2022 年度 2024〜2026 は選挙・国会が続いている
社会 国際社会・国際協力 2010・2012 2012 年度(大問として) 14 年なし(2025 大問 3 に小問)。公民は大問 3 で必ず出る
社会 環境政策 2020・2023 2023 年度
社会 人口・都市/交通・通信網 人口 2018/交通 2010 人口 2018 年度/交通 2010 年度 交通・通信網は 2025 に小問。地理は毎年単元が入れ替わるので、間隔の空いた単元は戻りやすい
社会 水産業(大問の主題として) 2009 2009 年度(大問として) 2026 に小問。間隔が空いている
国語 大問 2 題構成 2009・2010 2010 年度 2011 以降は 3 題(漢字+文章 2 本)。2020 年度以降の資料が無いため現状は不明で、大問構成が動く可能性はある

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語(2017〜2019 で確認)


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・単位換算)、図形(立方体・円柱を紙で作って回してみる/断面を見る)、読解(線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。この学校で最終的に効く入口は「割合と比」「速さの 3 公式」「立体を回したらどんな形になるかの感覚」「カタカナを漢字に直す毎日 10 問」 差はほぼ無い。時間計測はまだしない。ただし漢字と計算の毎日は早いほど効く(大問 1 が漢字・大問 1 が計算系の小問集合という並びが両科目で固定されているため)
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える時期。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にする。平日 15 分は漢字(カタカナを漢字に直す毎日 10 問)と計算の毎日ぶん。週末 60 分はその週の単元 1 つで、算数は 8-1 の頻出単元表を「小 5 で一巡する単元リスト」として、速さ → 流水算(川の流れと船の速さ・受験用教材の単元) → 数の性質 → 規則性 → 平面図形の面積比 → 立体の体積 → 回転体 → 食塩水 → 仕事算(分担したときの日数・受験用教材の単元) → 売買損益 → つるかめ算(個数を合計から逆算・受験用教材の単元)の順に一巡する。理科は 4 分野を均等に一巡し、特に電気回路・てこ・ばね・気体・溶解度・南中高度の計算単元。社会は通史を一続きで言えるようにし、統計表と地図の読み取りを習慣に。国語は説明的文章(科学・生き物)と随筆の両方を読み、抜き出しと 40 字記述を練習する。ただし国語は 2020 年度以降の資料が無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめる ここが本体。4 科目とも「どの分野も必ず出る」構成なので、苦手分野を残すと必ずその大問で失点する。理科は 4 分野すべて、社会は 3 分野すべてが毎年出る
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に時間を計った通し演習を軸にする。加えて「同じ場所を縦に」解く使い方が効く学校なので、社会の大問 2(テーマ通史)だけを 3 年分、理科の大問 2(物理)だけを 3 年分、算数の大問 1(小問集合)だけを 3 年分、というまとめ方をする 時間配分の練習に最も時間をかける価値がある段。理科 30 分・社会 30 分は、解ける問題を全部解く前に終わってしまう分量である

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 小 5 での全分野の一巡と、小 6 での処理速度の二段構えになります。大問の並びが固定されているぶん「ここは捨てる」という戦略が取りにくく、理科の 4 分野・社会の 3 分野のどれか一つでも穴があると、その大問がまるごと沈みます。逆に、どの分野も標準的な問題が中心なので、穴を作らずに小 5 を終えられれば、小 6 は時間配分の練習に集中できます。早くから効くのは漢字(毎日 10 問)と計算(毎日)の 2 つで、どちらも大問 1 の位置に固定されているため、積み上げがそのまま点になります。


12. この学校と併願するなら

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。近さは出題構造の距離と単元の分布の似方を合成した自動集計で、同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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