早稲田実業学校中等部 の過去問分析

早稲田実業学校中等部の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

早稲田実業学校中等部 過去問分析(2005〜2026 年度・単一日程・最大 20 年分)

更新 2026-08-20。


この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都国分寺市
男女 共学
入試日程 中等部入試 2 月 1 日の単一日程(複数回入試はありません)
科目・試験時間 4 科。国語 60 分・算数 60 分・理科 30 分・社会 30 分
配点 国語 100 点・算数 100 点・理科 50 点・社会 50 点(面接なし)
募集人員 約 110 名(男子約 70 名・女子約 40 名)

旧称は早稲田実業中学(1901〜1902 年)・早稲田実業学校中学部(2001 年に中等部へ改称)です。早稲田中学校(新宿区)・早稲田大学高等学院中学部(練馬区)とは別の学校ですので、過去問集を買うときは校名を最後まで確かめてください。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます(2027 年度募集要項による日程・科目です)。


このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの使い方(何年分をいつ解くか、丸つけの仕方)は過去問の使い方にまとめてあります。

用語は用語集へ。以下では、問題の大きなかたまりを大問、その中の一問を小問と呼びます。


まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 大問の数や配置は年ごとに動きますが、各科目の中で受験生に何をさせるかという役割分担が続いています。
  2. 国語が最も固定されていて、大問一=小説(記号選択だけ)、大問二=説明的文章(記述と抜き出しだけ)、大問三=漢字と語句の知識、という 3 題の役割分担が 3 年連続です。
  3. 同じ問題の再登場は読み直した 3 年の中で 4 科目とも見つかりませんでした。効くのは覚え込みではなく、時間配分の設計と、大問ごとに要求される作業(記号選択なのか記述なのか作図なのか)に体を合わせておくことです。

家でやること 3 つ

  1. 国語の大問三(漢字と語句)を 5 分で取り切る練習をして、本文 2 本に 55 分を回せるようにします。
  2. 算数の大問 1・2 の小問集合 8 問を 20 分で抜ける練習をします。ここに全体の約半分が集まっています。
  3. 理科・社会は 30 分で長い資料を読みながら捌く科目なので、通しで時間を計ります。

今週やる 1 つ

  1. 2024〜2026 年度の国語の大問三だけを 3 年分横に並べて解き、何分かかるかを計ってください。設問文の言い回しが 3 年とも同じなので、慣れるだけで時間が縮みます。

注意

  1. 国語・算数が 60 分・100 点、理科・社会が 30 分・50 点です。理社は「思い出す」時間がありません。

資料の状況

このレポートは過去問の転写(=過去問の紙面を文字データに起こしたもの)をもとにしています。年の呼び分けは 3 語だけを使います。精読した年(設問文まで読み直した年)/構成だけ数えた年(転写から大問の主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が残っている年)です。

科目 資料のある年度 資料のある年数 欠けている年 精読した年 備考
算数 2005〜2026 19 2013・2016・2017 年度 2024〜2026 図のある小問が 50%。図そのものは転写できないため、図形・立体・折り返しの細部は設問文と図の説明文からの推定を含む。転写の読み取り確度が低めの年が多く、精読した 3 年もすべて含まれる
理科 2005〜2026 20 2013・2017 年度(2016 年度は中身が読み取れない) 2024〜2026 図・表のある小問は 35% と 4 科の中では少なめ。読み取り確度が低めの年は 20 年中 6 年で、2024〜2026 は含まれない(3 年とも確度は高い)
社会 2005〜2026 20 2016・2017 年度 2024〜2026 導入文が長く(1 年あたり約 2,000 字)、図表・地図・写真のある小問が 45%。読み取り確度が低めの年が 20 年中およそ半分(2025・2026 を含む)
国語 2005〜2026 19 2007・2013・2017 年度(2016 年度は 1 題しか残っていない) 2024〜2026 本文・設問とも転写から読み取れる。出典が転写に残っている年(2026 大問一)と残っていない年がある。読み取り確度が低めの年はごく少なく、2026 が該当

科目別の内訳は、算数が資料のある年 19 年・精読した年 3 年・構成だけ数えた年 16 年、理科が 20 年・3 年・17 年、社会が 20 年・3 年・17 年、国語が 19 年・3 年・16 年です。


一番大きな結論

早稲田実業学校中等部は「大問の数や配置は年ごとに動くが、各科目の中で受験生に何をさせるかという役割分担が続いている」学校です。

大問の数を見ると、社会は 2024 年 3 題・2025 年 1 題・2026 年 3 題、理科は 3 題・3 題・4 題と動きます。しかし中身を見ると、動いていないものがはっきりあります。

同じ種類の問題が同じ場所に出るということであって、同じ問題が出るということではありません。したがって過去問の使い方は、「単元ごとの解き方を身につける」と「時間の使い方を身につける」の合わせ技に近くなります。「出る問題を覚える」使い方には向きません——精読した 3 年の中で、同じ問題の再登場は 4 科目とも見つかりませんでした。効くのは「国語の大問三を何分で片づけるか」「算数の大問 1・2 を何分で抜けるか」「社会の 30 分をどう配るか」という配分の設計と、大問ごとに要求される作業(記号選択なのか記述なのか作図なのか)に体を合わせておくことです。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 高い。大問 5・小問 17〜20・60 分。小問集合 2 本+長い大問 3 本が 3 年連続 前半 8 問は独立した小問。後半 3 本は設定が長く、(1) で比や条件を確認して (2)(3) で条件が足される。図形は 1 年に 2 か所以上に散る 大問 1・2 の 8 問を 20 分で抜けること。図形(折る・転がす・くり抜く)と、①→②の連鎖問題
理科 中くらい。大問 3〜4・小問 15〜17・30 分。大問数は年で動く 長い文章と実験の説明を読ませてから問う。記号選択が約半分、記述は 15〜35 字。実験計画・仮説の確かめ方を問う 長い導入文を読み切る速さと、「2 つ選び」「全て選び」の取りこぼし防止。気象は 2 年連続
社会 中くらい。大問 1〜3・小問 21〜33・30 分。一つの軸で全分野を通す形が 3 年連続 地図・写真・図版・統計から答えさせる。記述が 3 年とも 3〜4 問。社会の中に計算も入る 30 分で資料を読みながら 20〜30 問を処理する速度と、記述 3〜4 問を書き切ること
国語 最も高い。大問 3・小問 14〜21・60 分。大問ごとの役割分担が 3 年連続 大問一は記号選択のみ、大問二は記述と抜き出しのみ、大問三は漢字と語句 大問三を先に確実に取る。大問一の選択肢を切る手順、大問二の二十字前後の記述

科目ごとに要求される作業が違います。国語は「大問ごとに頭を切り替える」、算数は「前半を速く、後半を粘る」、理科・社会は「長い資料を読みながら 30 分で捌く」。理科・社会が 30 分・50 点、国語・算数が 60 分・100 点という配点差も、時間配分の設計に直結します。


この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に。年度通しの時間計測は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は学年別ロードマップの節にまとめました。

各項目の根拠は科目別の詳細の節を参照してください。末尾の「(確認: 〜20XX 年度)」は、その施策の根拠を確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 国語・大問三(漢字と語句)を 5 分で取り切る — 3 年とも大問三に置かれ、設問文の言い回しも同じです。漢字 6〜8 問(書き取りの中に読みが 1 問)+語句 1 問。ここを速く確実に片づけると、本文 2 本に 55 分を回せます。語句問題は「複数の空欄に共通するものを探す」形が 3 年連続(2024 ことわざの□、2025 慣用句の漢字一字、2026 四字熟語のひらがな)なので、候補を全部埋めてから比べる手順を練習してください。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 1・2 の 8 問を 20 分で — 3 年とも「次の各問いに答えなさい」の小問集合が 2 本、各 4 問です。逆算(□にあてはまる数を求める計算)が 3 年とも大問 1(1)。残りは場合の数(2024・2025・2026 と 3 年連続)、平均算(平均から個々の値を逆算する・受験用教材の単元。2024・2026)、数の性質、食塩水、集合、規則性、面積比。全体の約半分がここに集まるので、ここでの取りこぼしが最も痛くなります。あわせて、説明・求め方を書かせる問いを 1 問ずつでよいので毎回書き、前の小問の結果を根拠として引用する形に慣れておいてください。長い設定の大問(大問 3〜5)は「(1) で比や設定を確認 →(2) で条件を足す →(3) で場合分け」の順に読みます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 算数・大問 2 の「①→②」の連鎖に慣れる — 2024 の平均算とニュートン算(一定の割合で減りながら増え続けるものを扱う・受験用教材の単元)、2025 の規則性と面積比、2026 の面積比が、いずれも①の答えを②で使う形です。①を間違えると②も落ちるので、①を検算してから②へ進む習慣を。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 社会・記述 3〜4 問を書き切る — 3 年とも 3〜4 問です。理由(2024 大冷夏の原因、2026 反射炉が次々つくられた理由)、特徴(2025 太田川の特徴を 2 つ)、変化(2024 稲作で社会がどう変わったか)、利点(2026 廃棄物の利点)と種類が分かれています。指定語を必ず使う記述(2026「ブルーカーボン」を使って 40〜60 字)も出ます。字数指定がない年もあるので、解答らんの大きさに合わせて書く練習を。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 社会・一つのテーマで分野をまたぐ読み方 — 2024「米」、2025「広島県」、2026「鉄」。一つの下線部から古代の税へ、次の下線部から現代の環境政策へと飛びます。分野別の問題集だけをやっていると切り替えで詰まるので、テーマ史・地域研究の形の問題を混ぜてください。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・長い導入文を読んでから設問に入り、実験の進め方を答えられるようにする — 3 年とも「次の文章を読み、以下の問 1〜問 N に答えなさい」で始まります。会話文の年(2026 大問 4)もあります。文章を読まずに設問から入ると空欄補充と下線部の指示が追えないので、30 分のうち最初の数分を読む時間として確保してください。実験の進め方そのものを問う設問も 3 年とも入ります(2024 大問 1 の A さんの予想を確かめる実験と平均値のグラフ、2025 大問 1 の実験 1〜3 の結果から言えることを 2 つ選ぶ、2026 大問 3 の「ジャージャー」が「ヘビ」を意味するという仮説を確かめる実験の設計・科学的な研究のすすめかた)ので、対照実験・条件をそろえるとは何かを言葉で説明できる状態に。選択肢の「2 つ選び」「全て選び」を見落とさないよう、設問文の指示語に印をつける習慣も付けてください。記述は 15〜35 字なので、理由を 1 つに絞って字数の下限近くまで詰める練習を。単元では気象が 2 年連続で出ており、範囲も広い(海陸風・気団・前線・都市気候・暑さ指数)ので、地学の中では最優先です。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 国語・大問一の記号選択と大問二の二十字前後の記述 — 大問一は記号選択が 7〜9 問(2025・2026 は全問が記号選択)で、「最もふさわしいもの」が基本形ですが「ふさわしくないもの」の年があります(2025 問 4)。本文に戻って選択肢の語を消す手順を固定してください。問 1 の「傍線 a・b の本文中の意味」は 3 年とも出るので、慣用的な言い回しを文脈で取る練習も。大問二は 3 年とも記述と抜き出しだけで、「解答らんに合わせて」文を完成させる形、字数は二十字以内が中心です。文末が決まっているので、書き出しと文末に合う形を先に決めてから内容を詰めます。2 本の文章を比べる年(2024 の文章 I・II、2025 の往復書簡 A・B)もあるので、共通点と相違点を書き分ける練習も。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 算数・図形を「折る・転がす・くり抜く」の 3 系統で — 2024 大問 5 は 1 円玉硬貨を円盤の周りに転がす、2025 大問 5 は展開図から作る「立体★」(ある立体をくり抜いた形)の切断、2026 大問 5 は長方形を繰り返し折る形です。平面図形の面積比(中点・辺の比)は 3 年とも別の大問にも入ります。手を動かして図を描き直す練習が要ります。(確認: 〜2026 年度)

科目別の詳細

算数(60 分・100 点・大問 5・小問 17〜20)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(小問集合) 大問 2(小問集合) 大問 3 大問 4 大問 5
2026(17 問) (1) 逆算
(2) 平均算(読書した日数の表・3 日と答えた人数が空欄)
(3) 立体の体積(正面から見た図と真上から見た図・おうぎ形 2 つが重なる)
(4) 場合の数(0・1・2・2・3 の 5 枚から 3 枚)
(1) 長方形の土地の辺に旗を立てる(縦<横・和差算)※説明を書かせる
(2) 土地の内部にすべての旗を立てる
①② 正六角形 ABCDEF の面積比(AG:GB=1:3、CH:HD=1:4・三角形 GHE は正六角形の何倍か)
集合(学習塾 5:4・スポーツ教室・音楽教室の 3 つのベン図) 速さ(モーター A・B を載せたラジコンカー・個数と速さが比例・2 種混載・10 個ずつを 2 台に分ける) 図形の移動(12cm×18cm の長方形を 2 回折る →PB の中点 M で折る →PB 上の点 R で折る)
2025(18 問) (1) 逆算
(2) 数の性質(2 桁の A・B、最大公約数 6・最小公倍数 360)
(3) 場合の数(500 円・100 円・50 円で 1600 円)
(4) 平均算(合格者は全体の 40%・平均点)
(1)①② 規則性(三角形状に並ぶ数・15 段目の一番右・1000 は何段目の左から何番目)
(2)①② 平面図形の面積比(M は BE の中点・F は AB を 6:7 に分ける)
通過算(列車 B は A より 20m 長く 1.5 倍の速さ・トンネル。(1) は「求め方も書きなさい」) 速さとグラフ(1 辺 9cm の正方形 A・B と図形 C が直線上を動く・重なる面積。(2) はグラフを完成させる作図) 立体(展開図を谷折りしてできる「立体★」=ある立体をくり抜いた形。(1) 表面積 (2) 展開図で点 P と重なる点すべてに○ (3)①② 辺を 2:1 に分ける 4 点を通る切断)
2024(20 問) (1) 逆算
(2) 場合の数(6 人から班長 1 人・副班長 2 人)
(3) 角度
(4) 食塩水の濃度(容器 A 6%300g と容器 B 15%)
(1)①② 平均算(男子 25 人・女子 15 人の上体起こし・女子の平均が最も多くなるとき)
(2)①② ニュートン算(開場前の行列・窓口 9 カ所/7 カ所から増やす)
平面図形の面積比(正方形 ABCD と各辺の中点 E・F・G・H。図 1→ 図 2→ 図 3 と線を増やす。(3)② は「影の部分が正八角形でない理由を①の結果を用いて説明」) 速さ(1 辺 150m の正六角形の道を P 君・Q 君が回る・3 度目に出会うのは 2 度目から何分何秒後) 図形の移動(直径 2cm の 1 円玉硬貨を円盤の周りにすべらせずに転がす・直径 6cm/7.2cm・表面の文字の向き)

精読した 3 年の共通点:

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の資料のある 19 年)

単元グループ 大問の主要単元として出た年 傾向
四則計算・逆算 2005・2006・2007・2008・2009・2010・2011・2012・2014・2015・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026 大問 1(1) の定位置。資料のある 19 年すべてで大問 1 の主要単元が計算または逆算
平面図形の面積・面積比 2005・2006・2008・2010・2011・2018・2019・2020・2023・2024 19 年で最も多い図形枠。精読した 3 年ではいずれかの大問に必ず入る
速さ・速さとグラフ 2007・2008・2009・2014・2015・2019・2020・2023・2024・2025・2026 長い設定の大問枠の常連。2024〜2026 は 3 年連続
図形の移動(転がり・折り返し・点の移動) 2006・2011・2021・2024・2026 2024・2026 と隔年で大問 5 に入っている
立体図形・立体の切断 2006・2009・2010・2012・2014・2015・2018・2025 切断は 2012・2025 など。2026 は大問 1(3) の小問へ
規則性・数列 2010・2011・2012・2014・2018・2025 小問集合の中に入ることが多い
場合の数・論理 2005・2007・2015・2018・2021・2023 近年は大問の柱ではなく大問 1 の小問(2024・2025・2026 と 3 年連続)
数の性質・約束記号 2014・2019・2023 2025 大問 1(2) のように小問へ
食塩水・割合・売買・平均・集合 食塩水 2011・2020/売買 2005・2008・2019/平均 2021・2024・2026/集合 2015・2026 小問集合の 2〜4 問目を埋める層。平均算は 2024・2026 と隔年で登場
仕事算・ニュートン算・流水・通過 仕事 2012/ニュートン 2024/流水 2008/通過 2025 いずれも受験用教材の単元(仕事算=作業量を 1 とおく/流水算=川の流れと船の速さ/通過算=列車が鉄橋やトンネルを通り抜ける時間)。長い設定の大問枠を交代で埋める
角度 2022・2023・2024 大問 1 の小問として。2025・2026 では見当たらない

問い方の特徴


理科(30 分・50 点・大問 3〜4・小問 15〜17)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(17 問) 物理・化学/熱(2025 年 5〜8 月の熱中症救急搬送者数 90,744 人という導入からエアコンの室内機・室外機の 2 本の配管・アルミニウム板を使う理由)2 問 地学/暑さ指数 WBGT(黒球温度・乾球温度・湿球温度の測定・熱中症への影響が最も大きい気象要素・その理由を 35 字以内で説明)3 問 生物/シジュウカラの鳴き声の研究(雑木林の鳥 6 種の大小と鳴き声・「ジャージャー」が「ヘビ」を意味するという仮説を確かめる実験の設計・研究の進め方の穴埋め)6 問 地学/夏休み明けの生徒と先生の会話(漢字 5 文字の語句・チベット高気圧が太平洋高気圧の上に張り出す理由を 15 字以内・偏西風の蛇行・地球上の氷の影響)6 問
2025(15 問) 物理/ふりこ(周期・実験 1〜3・糸の長さと 10 往復の時間のグラフを選ぶ・振り子時計の歴史とまとめ)4 問 地学/日本の天気(海陸風・凪・南高北低と気団の組合せ・冬の気団と性質・冬の気圧配置の天気図を作図・ゲリラ豪雨が都市部で降る原因)6 問 生物/エンドウの種子の発芽と葉のはたらき(石灰水の変化・ガラス管内の着色水が動く理由・条件 A と条件 B の比較・赤色光と遠赤色光・葉緑素の吸収から考える記述)5 問
2024(16 問) 物理/輪ゴムで消しゴムを飛ばす実験(引っ張る長さと飛ぶ距離が比例するかという A さんの予想・データから言えること・平均値のグラフ・確実に得点する条件)4 問 物理・時事/エネルギーと発電(空欄に入る用語の選択・A〜G の発電方法の組合せ・設置後のトラブルを全て選ぶ・新規開発が進まない理由の記述・技術協力の利点を 30 字以内・大気中の二酸化炭素が増えるものを 2 つ)6 問 生物・化学・科学史/北里柴三郎(教えを受けた細菌学者・キップの装置で発生する気体・亀の子シャーレの操作の記述・血清と免疫のはたらき・伝染病研究所を支援した人物)6 問

精読した 3 年の共通点:

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の資料のある 19 年)

問い方の特徴


社会(30 分・50 点・大問 1〜3・小問 21〜33)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 全体を貫く軸 大問 1 大問 2 大問 3
2026(21 問) 「鉄」 鉄の原料と製鉄の歴史 10 問
鉄鉱石・石炭の輸入相手国の図
首都が南半球にある国からの輸入割合を計算
ブラジルから通る 3 つの大洋を順に
たたら製鉄の砂鉄と木炭
肥前の反射炉と藩士
反射炉が次々つくられた理由の記述
1901 年操業の官営製鉄所とその位置
「鉄を使うこと」6 問
稲荷山古墳出土の鉄剣に刻まれた名前
同じ人物名の鉄刀が出た場所
島の領主が僧に書かせた歴史書
記念碑の地図記号
A と B の標高差
地形図から読み取れることを 2 つ選ぶ
「鉄をめぐる問題」5 問
国連気候変動枠組条約と締約国会議
2015 年に採択された枠組み
関係省庁連携の主体
藻場の造成ブロックに使う廃棄物の利点
「ブルーカーボン」を必ず使って 40〜60 字
2025(31 問) 広島県(地理院地図 3 枚) 地図 1〜3 を縮尺を変えて示し、A〜K の 11 地点について地理・歴史・公民を順に問う
鞆の浦(1573 年・朝鮮通信使)
本州四国連絡ルートと写真
備後国の国府と律令
旧軍港都市の工業
厳島神社と世界文化遺産
かきのいかだ養殖
地形図の読図
太田川の特徴を 2 つ挙げて記述
比治山貝塚
路面電車とバリアフリー
広島城と福島正則・武家諸法度
県庁・裁判所と地方自治
原爆ドーム
平和記念公園と広島平和記念都市建設法・G7 サミット・平和記念式典についての記述
(大問は 1 本) (大問は 1 本)
2024(33 問) 「米」 米と日本の歩み 16 問
都道府県別の作付面積
石包丁の写真と刈り取る部分
稲作が始まって社会がどう変わったかの記述
口分田と租
荘園
秀吉の政策を 3 つ選ぶ
江戸時代の農具
ほしか
大塩平八郎の檄文と関連する絵
工場法と労働基準法
戦中戦後の出来事の並べ替え
都市の人口急増の理由
平成の米騒動 8 問
大冷夏の原因の記述
冷夏でも米騒動が起きなかった理由の記述
エルニーニヤませ等の語句選択
冷害に弱い品種を表 1・2 から選ぶ
食糧管理制度の変化をすべて選ぶ
災害と防災 9 問
国内観測史上最大規模の地震
防潮堤を高くしたことへの記述
被災者への税の特別措置
その年の出来事
関東大震災から 100 年
東京スカイツリー等の位置と地形
桜田門外の変の場所
復興事業として誤っているもの

精読した 3 年の共通点:

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の資料のある 20 年)

問い方の特徴


国語(60 分・100 点・大問 3・小問 14〜21)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問一(小説・物語) 大問二(説明的文章) 大問三(漢字・語句)
2026(14 問) 津村記久子「居残りの彼女」(さなえと堀内さん・ゆうきちゃんと大沢さん)7 問
問 1 が「のどがつまる」「口をついた」の意味
問 2〜6 が傍線部の心情・様子
問 7 が「本文の内容に合致するもの」
食文化論(「豊かな社会」の誕生・「料理の適正化」・アメリカ西海岸に作られたフランス食文化の飛び地・素材の風味)5 問
抜き出し 2・記述 3(いずれも二十字以内・解答らんに合わせて)
問 1 漢字 6 問(カタカナを漢字に/漢字をひらがなに)
問 2 四字熟語(A〜F に入るひらがな+共通するものを探す)2 問
2025(21 問) 中学受験を経た「愛」と「優希」の物語(「透明なルール」「同調圧力」)8 問
8 問すべて記号選択
問 1 が「バツが悪くなった」「自分で自分に冷水を浴びせた」の意味
問 4 は「ふさわしくないもの」
問 6・7 は空欄 A・B・C に入る表現
二人の作家による往復書簡(文章 A・B)4 問
4 問すべて記述
「傷つく権利さえも奪ってしまう」・「そして疲れます」・「大事な拠り所」・A と B の「共通する考え」と「対照的な考え」
問 1 漢字 8 問(メンミツ・キコウ文・コウカイ・キク・ムゾウサ・「成就」の読み など)
問 2 慣用句(A〜G に漢字一字を入れ、同じ漢字が入るものを選ぶ)9 問
2024(20 問) 中国人姉妹「インセン」と「私」の物語(原文の表記を尊重する旨の断りつき)9 問
問 1 が「ことさら」「神妙な」「うだつのあがらなかった」の意味
問 3(1) のみ短答、残りは記号選択
問 8 は「本文についての説明」
資本と「価値」についての文章 I・II の 2 本 3 問
記述 2(「無駄な」商品とは何か・「価値」が五感で捉えられない理由)
抜き出し 1(解答用紙で指定された字数で文を完成させる)
問 1 漢字 7 問(センデン・ソウジュウ・キカン・ツトメル・ホショウ・「養生」の読み など)
問 2 ことわざ・慣用句(□に入る語で二回以上使われるものを二つ選ぶ)8 問

精読した 3 年の共通点:

頻出と周期(転写の分類・2005〜2026 の資料のある 19 年)

問い方の特徴


しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(資料のある年のみ)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 立体の切断・展開図 2006・2009・2012・2018・2025 2025 2025 で出た。作図を伴う形(2025 の「点 P と重なる点すべてに○」)で戻る可能性
算数 規則性・数列 2010・2011・2012・2014・2018・2025 2025 2025 が最後。小問集合の枠に入りやすい
算数 仕事算 2012 2012 資料のある 19 年で 1 回のみ。長い設定の大問枠の候補
算数 流水算 2008 2008 2008 以来 18 年。速さの大問枠は通過算(2025)・速さとグラフ(2025)・追いかけ(2024・2026)が回っている
算数 時計算 資料のある 19 年で大問としては見当たらない 小問として出る可能性はある
算数 角度 2022・2023・2024 2024 2024 を最後に 2 年空いている。大問 1 の小問枠
算数 売買損益 2005・2008・2019 2019 2019 以来 7 年。小問集合の枠
理科 電流・電気回路 2012・2018・2022 2022 2022 以来 4 年。物理枠で空きが長い
理科 2008・2010・2011・2020 2020 2020 以来 6 年
理科 中和・水溶液の判別 中和 2005・2011・2021・2023/判別 2005・2018 中和 2023/判別 2018 2024〜2026 は独立した化学の大問が薄い。戻る候補の筆頭
理科 人体 2008・2010・2014 2014 2014 以来 12 年。生物枠で最も長く空いている
理科 浮力・密度 2009・2021 2021 2021 以来 5 年
理科 地層・岩石/地震・火山 地層 2021・2023/地震・火山 2006・2012 地層 2023/地震・火山 2012 気象が 2 年続いたので、地学枠の交代候補
理科 生態系・食物連鎖 2006・2011・2021・2023 2023 2023 以来 3 年
社会 日本国憲法・三権分立を大問の柱に 憲法 2006・2015・2018・2022/三権分立 2023 憲法 2022/三権分立 2023 2024〜2026 は公民が小問として入るだけ。憲法・国会・内閣・裁判所が丸ごと問われる年に備えたい
社会 財政・税・社会保障 2008・2019 2019 2019 以来 7 年。2024 に小問(被災者への税の特別措置)として登場
社会 人口・都市 2013 2013 2013 以来 13 年
社会 水産業・海流 2012・2013 2013 大問の柱としては 2013 以来。2025 にかき養殖の小問として登場
社会 世界地理を大問の柱に 資料のある 20 年では見当たらない 2026 大問 1 のように、資源・貿易の中に世界地理が入る形が近年の出方
国語 大問 2 題の構成 2005〜2014 に多い 2014 2019 以降は 3 題が続いている。2018 以前に多かった形で、崩れる可能性は低いが頭の隅に
国語 慣用句・ことわざを大問の柱に 2022 2022 近年は大問三の中の 1 問。分野は 3 年とも入れ替わっている
国語 抜き出しが柱の構成 2005・2008・2009・2010・2011・2012・2014 2014 2014 以来。近年は大問二の中の 1〜2 問

形式面の注意


学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・逆算)、角度と面積の基本、読解、漢字語彙の 4 本です。この学校で最後に効く入口は「紙を折る・立体を紙で作って開く」の実物経験、「速さの 3 公式」、「地図帳と写真を見て場所を当てる遊び」。理科は身の回りの観察と、なぜそうなるかを一言で言う習慣 差はほぼありません。時間計測はまだしません。紙を折る・開く経験と、地図・写真を見る経験だけは早いほどよい(算数の大問 5、社会の資料問題に直結します)
小 5(幅) 1 週間の枠は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は国語の漢字と慣用句・ことわざ・四字熟語を毎日。週末 60 分を、前半で算数の単元を一巡し、後半で社会のテーマ史(米・鉄・交通など)の読み物と、説明的文章を二十字で要約する練習に充てます。算数の単元は、算数の頻出単元と周期の表を一巡する単元リストとして、逆算 → 場合の数 → 平均算(受験用教材の単元)→ 集合 → 数の性質 → 規則性 → 面積比 → 速さ → 通過算(受験用教材の単元)→ 立体の切断 → 図形の移動 の順に進めます。理科は 4 分野を均等に、特に気象を厚めに。社会は通史を一巡したうえでテーマ史を混ぜます 社会のテーマ横断に慣れるのが小 5 の課題です。分野別に固めただけでは、一つの軸で古代から現代・地理から公民へ飛ぶ形に対応しにくくなります。理科も長い文章を読ませる形なので、読解力そのものが理科の点になります
小 6(仕上げ) 「今からやるなら」の 8 項目です。夏以降は年度通しで時間を計る(社会 30 分・理科 30 分の処理速度、国語 60 分の 3 大問配分、算数 60 分の前半 20 分・後半 40 分)を主軸に、大問ごとの作業を分けて練習する(国語の大問三だけ/算数の大問 1・2 だけ/社会の記述だけ)を組み合わせます 大問の並びは動くが役割は動かないので、「この大問では何をさせられるか」を体に入れることに集中して時間をかける価値があります。同じ問題は出ないので、覚えるのは問題ではなく作業です

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 比重は小 5 の幅にあります。社会が一つの軸で全分野を貫き、理科も長い文章から入るため、単元を分けて覚えた知識が、分け方の違う出題に出会うと使えないという事態が起きやすくなります。小 5 のうちに「時代をまたいで一つのモノを追う」「地図と写真から場所を推理する」経験を積んでおくと、小 6 の過去問演習が「知識の確認」ではなく「時間配分の練習」に使えます。小 4〜小 5 でやっておくと効くのは、①紙を折る・立体を作って開く実物経験(算数大問 5)、②漢字と慣用句・四字熟語の量(国語大問三は 3 年とも同じ作りなので、確実な得点源にできます)、③地図帳・写真・統計図を見る習慣(社会)。国語・算数が 60 分あるのに対し理科・社会は 30 分なので、理社は「思い出す」時間が無いという点は早めに意識しておきたいところです。


この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は併願候補ページ


資料の限界

資料側で食い違っている数

もとの資料の中での数の食い違いです。どちらが正しいかは判断していないので、そのまま両方を残しています。


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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