東京電機大学中学校 の過去問分析

東京電機大学中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

東京電機大学中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・回の区別がつかない 1 冊ぶん・最大 17 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都小金井市
男女 共学(1999 年 4 月より中学校・高等学校とも共学化)
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前 — 2 科・4 科の選択/第 2 回 2 月 1 日午後 — 1 教科のみ選択(国語または算数)/第 3 回 2 月 2 日午前 — 2 科・4 科の選択/第 4 回 2 月 4 日午後 — 得意 2 教科の選択(国語・算数・理科・社会から 2 科目)
試験時間・配点 第 1 回・第 3 回は国語 50 分 100 点、算数 50 分 100 点、理科 50 分 60 点、社会 50 分 60 点/第 2 回は 1 教科 60 分 100 点/第 4 回は 2 科あわせて 70 分・2 科あわせて 200 点
集合時刻 第 1 回 8:30/第 2 回 14:30/第 3 回 8:30/第 4 回 15:10
回の形式に注意 4 回のうち 2 回が独特です。第 2 回は国語か算数のどちらか 1 教科だけを 60 分で受けます。第 4 回は 4 科目から得意な 2 科目を選び、その 2 科目あわせて 70 分・あわせて 200 点です(1 科目ずつの時間は分かれていません)

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. この学校は「同じ種類の問題が、毎年ほぼ同じ場所に出る」学校です。4 科目すべてで大問の数・小問の数・並び順が固定されていて、資料のある年のあいだ動いていません。座席(問題の置き場所)が決まっている、という言い方をこの先でします。
  2. 算数は大問 5・小問 19〜22 が 17 年続きます。大問 1 = 計算 3 問、大問 2 = 小問集合ちょうど 8 問、大問 3 = 規則性、大問 4 = 速さ、大問 5 = 図形の総合です。理科は大問 3・小問 30 が 16 年とも同じで、大問 1 が 4 択の一問一答 20 問、大問 2 と大問 3 が 5 問ずつのテーマ問題です。社会は大問 3・小問 30 が 15 年とも同じで、大問 1 = 歴史、大問 2 = 地理、大問 3 = 政治と時事の並びです。
  3. ただし「同じ場所に同じ種類の問題が出る」のであって、「同じ問題が出る」わけではありません。素材(題材・文章・数値)は毎年新しく作られています。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1・2(計 11 問)を 20 分で抜ける練習をします。ここが全 21 問の半分です。
  2. 理科の大問 1 の一問一答 20 問を、1 問 30 秒で答えられる速さまで上げます。
  3. 前年 10 月〜1 月のニュースを A4 一枚にまとめます(理科の前年のノーベル賞と、社会の前年の出来事を入口にした問題の両方に効きます)。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 1(3) の逆算(□にあてはまる数を求める計算)だけを 20 問続けて解く日を作ります。かっこが二重に入った形が 3 年連続で出ています。

注意

  1. 国語は 2024 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)、ここに書いた国語の話は 2020・2022・2023 年度に限ったものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 14 年(2010〜2023) 17 年(2010〜2026) 大問 5・小問 19〜22 が 17 年安定。図のある小問が 41%。転写の読み取り確度が低めの年が 17 年中 10 年(2024〜2026 を含む)ため、図の細部は説明文からの推定を含みます
理科 3 年(2024・2025・2026) 13 年(2010〜2023 のうち 2011 年度を除く) 16 年(2010〜2026。2011 年度を除く) 大問 3・小問 30 が 16 年とも同じ。記号選択が中心で、選択肢の文言まで読めます
社会 3 年(2024・2025・2026) 12 年(2010〜2023 のうち 2011・2012 年度を除く) 15 年(2010〜2026。2011・2012 年度を除く) 大問 3・小問 30 が 15 年とも同じ。長い文章と資料がつくため転写量が多い科目です
国語 3 年(2020・2022・2023) 7 年 10 年(2010〜2023 のうち 10 年) 2024 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。本文・設問とも読めるのは 2023 年度までです

5. 一番大きな結論

この学校は「同じ種類の問題が、毎年ほぼ同じ場所に出る」学校です。 4 科目すべてで大問の数・小問の数・並び順が固定されていて、資料のある年のあいだ動いていません。

ここで大事な区別があります。「同じ場所に同じ種類の問題が出る」のであって、「同じ問題が出る」わけではありません。 素材(題材・文章・数値)は毎年新しく作られています。3 年分を読んで、まったく同じ問題の再登場は理科の「昨年のノーベル賞」と社会の地形図の新旧比較の問い方以外には見つかりませんでした。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、①どの座席に何が来るかを覚えて、単元をその座席ごとに仕上げる、②固定された問題数に対して時間配分を身体に入れる、の二つに近くなります。「大問 3 は規則性だから 8 分」「理科の大問 1 の 20 問は 15 分で抜ける」というように、演習の設計がしやすい学校です。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 非常に高い。大問 5・小問 19〜22・50 分。17 年で大問数が動いていない 計算 → 小問集合 8 問 → 規則性 → 速さ → 図形。すべて答えだけを書く形式で、途中式の欄も作図の指示も無い 計算 3 問と小問集合 8 問(計 11 問)を速く正確に。ここが全 21 問の半分で、単元も座席ごとに決まっている
理科 非常に高い。大問 3・小問 30・50 分。内訳 20 問 +5 問 +5 問も同じ 4 択の一問一答が 20 問。分野は物理・化学・生物・地学がまんべんなく。書かせるのは年 2 問だけ 4 分野の一問一答を広く速く。加えて前年のノーベル賞(3 年連続で大問 1 の 1 問目)
社会 非常に高い。大問 3・小問 30・50 分。歴史 → 地理 → 政治の並びも同じ 長い文章や資料を読んで下線部・空らんに答える。記号選択が 9 割前後で、記述はほぼ無い 正誤の組み合わせ問題と地形図の読図。加えて前年 1 年間のニュースの背景
国語(2020〜2023) 高い。大問 6・小問 33〜35・50 分 説明文と物語が 1 本ずつ、知識 5 問、作文 1 問、漢字 10 問 漢字 10 問と知識 5 問の取りこぼしを 0 に。作文 80〜100 字を時間内に書く型

4 科目に共通するのは「決まった数の問題を、決まった時間で、決まった順に処理する」ことです。難しい 1 問で粘るより、座席ごとに持ち時間を決めて回す練習が効きます。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順・8 項目)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。座席ごとの時間配分の練習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の先頭は目安の時間、末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その施策の根拠を確認できている最後の年度です。根拠は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数の計算 3 問と逆算(□にあてはまる数を求める計算) — 大問 1 は四則 2 問と逆算 1 問で、3 年連続で同じ並びです。大問 1(3) は 3 年連続で「かっこが二重に入った式の空所を求める」形。2026「5÷{1+3÷(2+□)}=4」、2025「25-(1/6+0.48×□)÷1/15=19.5」。逆算だけを 20 問続けて解く日も作ります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数の大問 1・2(11 問)を 20 分で — 大問 2 は 8 問の小問集合です。ここで全 21 問の半分を確保できます。1 問あたり 1 分半〜2 分の感覚を先に作ります。単元の当たりは (1) 整数、(2) 場合の数、(6) 角度、(7) 平面図形の斜線、(8) 立体の体積 と決め打ちできます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 算数の大問 3・4・5 を 1 大問ぶんずつ — 座席ごとに縦に解きます。(確認: 〜2026 年度)
  4. 規則性(大問 3。2022〜2026 の 5 年連続): 数列の第 n 項・部分和・「何番目までで和がいくつになるか」の 3 種類を触っておきます(2024 は会話文から数列を作る、2025 は数表の十字の和、2026 は分数の数列)。
  5. 速さ(大問 4。3 年連続): 3 年とも「2 人が同じ道を動いて出会う・追いつく」形で、小問が (1)→(3)(4) と積み上がる誘導です。線分図かダイヤグラム(時間と道のりのグラフ)を描く手順を固定しておくと、(1) を落としても後半に響きにくくなります。
  6. 図形(大問 5): 「線分比 → 面積比」の流れです。平行線と相似、辺の比から面積比を出す練習を、平面(2025)と立体の中の平面(2026)の両方で。
  7. [毎日 10 分] 理科の一問一答 20 問 — 大問 1 は 4 択が 20 問。星座・天気記号・水溶液の判別・回路・溶解度・動物の分類が 3 年で繰り返し出ています。1 問 30 秒で答える速さまで上げます。銅の酸化(2024)・濃度(2025)・溶解度と湿度(2026)のように計算が要る一問一答が大問 1 の中に紛れて出るので、1 問に時間をかけすぎない判断も練習します。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 理科の大問 2・3 に備える — 実験の条件を 1 つずつ変える読み方(2026 のふりこの表は重さ・長さ・角度の 3 条件)と、理由を 1〜2 文で書く練習を。(確認: 〜2026 年度)
  9. [週 1 回] 前年のニュースを 2 科目分まとめる — 理科は前年のノーベル賞(3 年連続で大問 1 の 1 問目。受賞分野・研究内容・受賞者名のどれを聞かれても答えられるように)、社会は前年の出来事を入口にした制度・統計の問題(2024 はインボイス制度と人口世界一位の国、2025 は都知事選挙、2026 は被団協のノーベル平和賞と一般会計歳出)。10 月〜1 月のニュースを A4 一枚にまとめるのが両科目に効きます。(確認: 〜2026 年度)
  10. [週末 60 分] 社会の 5 つ — 正誤の組み合わせ・地形図・史料・雨温図・漢字。(確認: 〜2026 年度)
  11. 正誤の組み合わせ: 二つの文 (X)(Y) がそれぞれ正しいかを判断して組み合わせを選ぶ形式が 3 年とも複数問あります。片方だけ分かっても点にならないので、「どちらが誤りか」ではなく「両方を独立に判定する」練習を。
  12. 地形図: 2024 大問 2 問 5、2026 大問 2 問 8 で「地形図中の地点で撮影された写真を選ぶ → 同じ範囲の古い地形図と比べて変化を読む」の 2 問セットです。等高線・地図記号に加えて、土地利用の変化と、低地・旧河道など災害が起きやすい場所の見方まで。
  13. 歴史は史料や表を入口にした問い方に慣れます。2025 の食べものの資料、2026 の干支の表のように、年表の暗記だけでは入口が分からない形で出ます。
  14. 地理は雨温図・統計表から都市や県を当てる練習(2025 大阪の雨温図と通勤通学の表、2026 の 4 地点の雨温図)。
  15. 語句は漢字で書けるように。短答は少ないのですが「漢字で答えなさい」の指定がつきます。
  16. [毎日 10 分] 国語の漢字 10 問・知識 5 問・作文(2020〜2023 で見た限り) — 書き取り 5・読み 5 に加えて、大問 3 の 5 問(言葉の誤用を直す・作家名・かかり受け・熟語の組み立て・ことわざ)が 3 年とも同じ 5 種類です。この 15 問は準備した分だけそのまま点になります。読みは「固辞・収拾・去就」(2020)、「易しい・委任」(2022)、「鉱脈・忠誠」(2023)のように、訓読みと熟語の読みの両方から出ます。かかり受けは「どの文節にかかるか」を線で結ぶ練習を。作文 80〜100 字は「はじめにテーマや題名を書く必要はありません」「最初のマスから書きはじめなさい」「句読点も一字として数えます」の指示が 3 年とも同じで、テーマは自分のことか身近な話題への考えです。3 分で構成・5 分で記入、の型を作ります。あわせて、説明文の「一文を戻す」問題(指示語・接続語をたどる読み方)と、選択肢の最後の 1 問(内容と合っているか・合っていないか。本文全体を見ないと切れないので、読みながら段落ごとの要点をメモする習慣を)も。(確認: 〜2023 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数

年度×大問の題材表(精読した 3 年。カッコ内は題材を一言で)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2024 5/19 計算 3 問(四則 2・逆算 1) 小問集合 8 問(余りの条件
最短経路
競走
所持金比
平均算
折り返しの角
正方形の回転
立方体のくり抜き)
規則性(先生と生徒の会話から数列を作り 400 個の和) 速さ(兄の忘れ物・弟が追う出会い算) 立体(直方体にひもをかけて最短経路)
2025 5/22 計算 3 問(四則 2・逆算 1) 小問集合 8 問(12 と 20 の公倍数の個数
4 けたの並べ方
面積の割合
硬貨の枚数
仕事算
二等辺三角形の角
おうぎ形と半円の斜線
直方体と三角柱)
規則性(3 行の数表 A・B・C の十字の和) 速さ(P・Q 間を歩く人と自転車の追いぬきとすれ違い) 平面図形(平行四辺形の線分比 3 連続と面積比)
2026 5/21 計算 3 問(四則 2・逆算 1) 小問集合 8 問(5 で割り切れ 6 で割り切れない個数
カード「2026」の並べ方
長いすの過不足算
食塩水の濃度
流水算
平行線の角
直角三角形の 90°回転
展開図から体積)
規則性(分数を並べる数列の 29 番目と部分和) 速さ(P・Q 間を進む A と B の追いつき・到着時刻) 立体と相似(直方体の中で直線が交わる点・線分比・面積比)

同じ種類の問題が同じ場所に出る

8-2. 理科

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問数/小問数 大問 1(20 問) 大問 2(5 問) 大問 3(5 問)
2024 3/30 一問一答 20 問(内訳は表の下) 日帰り温泉(高濃度酸素室と炭酸泉。酸素の割合・酸素の作り方・気体の溶け方・湯の温度) 台風(名前の決め方・地域による呼び名・風の向き・フェーン現象・低気圧の種類)
2025 3/30 一問一答 20 問(内訳は表の下) 光(虹のでき方・ことわざの説明・とつレンズの像・レンズを半分かくす・目とレンズ) 人体(消化器官の名前・はたらきの説明・消化液の実験・デンプンの変化・水の吸収)
2026 3/30 一問一答 20 問(内訳は表の下) ふりこ(周期を決める条件の実験・表からの説明・連結したふりこ・共振・金属球の衝突) 植物の開花(日長と緯度・光を当てて育てる・日長のグラフと開花・同時に咲く利点・長日植物)

大問 1 の一問一答 20 問の内訳(精読した 3 年):

同じ種類の問題が同じ場所に出る

8-3. 社会

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問数/小問数 大問 1(10 問・歴史中心) 大問 2(10 問・地理中心) 大問 3(10 問・政治と時事)
2024 3/30 関門海峡周辺の地図 A〜I(巌流島
朝鮮通信使
下関条約
石碑と大砲
県名
足利尊氏
バナナの叩き売り
山陽道
平和祈念式典)
武蔵野線開業 50 年(1970 年代
新田開発
製造品出荷額のグラフ
人口世界一位の国
地形図の新旧比較
乗降客数の表
農業産出額
貨物輸送)
マイナンバーカードの親子の会話(各国の身分証の表
三権分立
インボイス制度
ヘルプマーク
市町村合併
省庁
健康保険
プライバシー権
ドイツとイギリスの政治)
2025 3/30 食べものをめぐる資料(東大寺
源氏物語
唐辛子の伝来
鑑真の時代
鎌倉仏教
中国の王朝
日露戦争
第一次世界大戦
資料の読み取り)
関西地方の図と文章(地名
国連加盟国数
写真の災害
大阪の雨温図
通勤通学の表
集落と都市
なすの出荷月別グラフ
地場産業
工業製品の生産量
港と空港の貿易表)
都知事選挙(投票資格
選挙の出来事
三つのシティ構想の表
労働三権
正誤の組み合わせ
人口ピラミッド
歳出のグラフ
高齢化)
2026 3/30 暦と干支の会話(中国の史書
国民の祝日
干支の表の規則性
壬申の乱
甲午と戊辰
辛亥革命
宣明暦と貞享暦
寛政暦の 18 世紀後半
天保暦の期間の出来事)
日本で暮らす外国人と高麗郷(出身地域
地形図の浸水しやすい地点
林業
資源
雨温図 4 地点
地盤沈下
地形図の新旧比較
都心の職業)
核兵器と被団協の記事(原爆の日付と場所
憲法 14 条
財閥解体
グラフで各国の防衛費
直接請求
ノーベル平和賞
一般会計歳出
核保有国
核弾頭数の推移グラフ)

同じ種類の問題が同じ場所に出る

8-4. 国語

先に断っておくこと: 国語は 2024 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2020・2022・2023 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2020 6/34 説明文(地球の空気と海はどうできたか。島村英紀『地球がわかる 50 話』)10 問 物語(教室で水びたしにした「わたる」)8 問 言葉の知識 5 問 作文「あなたの好きなことを、他の人に紹介してください」80〜100 字 漢字の書き取り 5 問 漢字の読み 5 問
2022 6/35 説明文(「古池や蛙飛びこむ水のおと」と俳句の短さ)9 問 物語(シロナガスクジラと「かわいそうなことリスト」)10 問 言葉の知識 5 問 作文「学校の授業をオンラインで行うことについて、どのように考えますか」80〜100 字 漢字の書き取り 5 問 漢字の読み 5 問
2023 6/33 説明文(ネットで検索することと考えること。榎本博明『読書をする子は〇〇がすごい』)9 問 物語(両親が家出した高校生・走。いとうみく『車夫』)8 問 言葉の知識 5 問 作文「あなたが宝物にしているものは何ですか」80〜100 字 漢字の書き取り 5 問 漢字の読み 5 問

同じ種類の問題が同じ場所に出る


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

座席が決まっている学校なので、「その座席に入りうる単元のうち、直近 3 年に出ていないもの」が次の候補になります。以下は精読した 3 年に出ていなかったもので、転写の分類では過去に同じ座席へ入っていた単元です。

座席 しばらく出ていない単元 最終確認年度 手当て
算数・大問 2 の文章題枠((3)〜(5) の 3 問) つるかめ算(個数を合計から逆算)・年令算・ニュートン算・時計算・植木算 3 年より前(転写の分類による。年は特定できていません) この 3 問は年ごとに単元が入れ替わります(2024 は速さ・割合と比・平均算、2025 は割合と比が 2 問と仕事算、2026 は過不足算・食塩水・流水算)。3 問すべてが未習の単元だと失点が大きいので、文章題は種類をひととおり学び終えておきます
算数・大問 5 の図形枠 水量とグラフ/立体の切断 水量の変化(グラフ)は 2022、立体の切断は 2023(いずれも転写の分類による) 2024 は立体(ひものかけ方)、2025 は平面(線分比と面積比)、2026 は立体の中の相似でした
算数・大問 4 の速さ枠 ダイヤグラム(時間と道のりのグラフ)の読み取り/通過算 速さとグラフは 2020 前後、通過算は 2021・2022(いずれも転写の分類による) 3 年とも「2 人の出会いと追いつき」です
理科・大問 2 と 3 のテーマ枠 地層と岩石・月と星座・電流と回路(大問として)・水溶液の中和 3 年とも大問には入っていません(大問 1 の一問一答には出ています) 3 年に出たのは気体・気象・光・人体・ふりこ・植物。テーマ問題は 5 問しかないので、分野が偏らないよう全分野を一巡しておきます
社会・大問 2 の地理枠 年によって地形図と雨温図・統計が入れ替わります 地形図は 2024・2026(2025 には無し)、雨温図・通勤通学の表は 2025(2024 には無し) 地形図・雨温図・貿易統計のどれが来ても対応できる状態が要ります
国語(2020〜2023 で見た限り)・大問 3 の 5 問目 四字熟語 2020(2022・2023 は代わりにことわざ) 四字熟語とことわざは入れ替わりで出ると考えて両方用意します

10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語(2020〜2023 で見た限り)

回による違い


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・かっこの多い式)、図形(角度・面積・立方体の見取図)、読解、短い記述、漢字語彙の 5 本。この学校で最終的に効く入口は「かっこの多い逆算」「線分図で速さを表す」「立体の体積」「漢字を正確に書く」 差はほぼありません。時間計測はまだしません。ただし計算の速さと正確さは最後まで効き続けるので、ここを一番厚く
小 5(幅) 下の「小 5 の 1 週間の枠」を参照 大問 2 の 8 問が単元の幅をそのまま聞いてくるので、ここで全分野を学び終えておくとそのまま点になります。理科の一問一答 20 問も同じです
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は過去問を「同じ座席を縦に」(算数なら大問 3 の規則性だけを 3 年分続けて、理科なら大問 1 の一問一答だけを 3 年分続けて)解くのが特に効く学校です。並行して年度通しで時間を計り、座席ごとの持ち時間を決めます 座席が決まっているので、弱い座席だけを集中的につぶすやり方ができます。「規則性が苦手なら大問 3 だけ 5 年分」という使い方が成立します

小 5 の 1 週間の枠(平日 15 分×5 + 週末 60 分を基本形に、上の内容を割り付けたもの)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での全分野の学び終えと、小 6 での「座席ごとの持ち時間」の作り込みです。出題の枠が動かないぶん、苦手な座席がそのまま毎年の失点になるのがこの学校の特徴で、逆に言えば潰すべき場所がはっきりしています。算数なら大問 2 の 8 問(単元がばらばらなので、学び残しがあると必ずどれかで止まります)、理科なら大問 1 の 20 問(知識の穴がそのまま出ます)が、早い学年からの積み上げが直接効く場所です。国語の漢字 10 問と知識 5 問も同じで、小 4 から毎日続けた量がそのまま出ます(ただし国語は 2024 年度以降の資料が無く、これは 2020〜2023 年度の観察です → 13 節)。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)です。同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

近さは、科目ごとの「大問数・小問数・記述と記号選択の比率・図表の比率・同じ位置に来る単元の一致・設問文の言い回しの重なり」の距離と、単元分布の似かたを合成したものです。算数で近い学校(共立女子第二 90・算数が同じく計算 → 小問集合 → 大問 3 本という組み立て)は過去問演習が二重に効きやすくなります。理科は 60 点満点・大問 3・一問一答 20 問という組み立てが独特で、近い学校が出にくく(8 校の一覧でも理科は 61〜71 と低めです)、理科の演習は他校の過去問では代わりにならないと考えたほうがよいでしょう。

この学校は 1 教科の回(第 2 回)と 2 教科選択の回(第 4 回)があります。併願先が 4 科目校の場合、受けない科目は本校の準備とは別に立てる必要があります。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違いに気づいた点


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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