武蔵野大学中学校 の過去問分析
武蔵野大学中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。
武蔵野大学中学校 過去問分析(2017〜2025 年度・2 月 1 日午前の回・9 年分)
更新 2026-08-20。
この学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都西東京市 |
| 男女 | 共学(2019 年に中学校、2020 年に高等学校が共学化) |
| 旧称 | 武蔵野女子学院中学校・高等学校(〜2019) |
| 入試回と科目 | 第 1 回(2 月 1 日午前・2 科/4 科の選択)/適性検査(2 月 1 日午前・適性検査Ⅰ Ⅱ または Ⅰ Ⅱ Ⅲ)/第 2 回(2 月 1 日午後・2 科(国算)または 1 科(英語 または 基礎学力)の選択)/第 3 回(2 月 2 日午前・2 科/4 科の選択)/第 4 回(2 月 2 日午後・算数①・算数②の 2 科目)/ウェルビーイング入試(2 月 3 日午後・1 時間目は国語・理科・社会から 1 科選択、2 時間目は算数) |
| 試験時間 | 第 1 回・第 3 回は国語 45 分・算数 45 分(4 科の理科・社会は 3 時間目に合同 45 分で、1 科目あたりの時間は募集要項に記載がありません)/適性検査は各 45 分/第 2 回は国語 45 分・算数 45 分・英語 45 分、「基礎学力」は 30 分(16:10〜16:40)/第 4 回は算数①・算数②とも各 45 分/ウェルビーイング入試は各 45 分 |
| 募集人員・配点 | 募集要項に記載がありません |
| 別校との区別 | 名前の似た武蔵中学校・武蔵野東中学校(現 吉祥寺学園)とは別法人・別の学校です。 |
いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。
このページでわかること
このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。
用語は用語集へ。過去問そのものの使い方は過去問の使い方にまとめてあります。
書いてある内容は、手元にある過去問の転写(過去問の紙面を文字データに起こしたもの)から読み取れたことに限ります。読めていない年・科目については、そのことを 資料の状況 と 資料の限界 の節に書いてあります。
まず結論だけ(10 行)
結論:
- 算数は、精読した 7 年(2019〜2025)がすべて小問(問題の大きなかたまりが大問、その中の一問が小問)ちょうど 20 問で、はじめの 6 問が計算、次の 12 問が一行題(数行で終わる短い文章題)、最後の 2 問が速さとグラフ、という並びが動いていません。
- 動いていないのは並びのほうで、数値も設定も毎年作り直されています。精読した 7 年の算数に、数値まで同じ問題の再出は見つかりませんでした。
- 理科・社会は資料が 2024・2025 の 2 年しかないため固定とは言い切れませんが、その 2 年に限れば理科は最後の大問が 2 年とも気象、社会は「地理(地図)6 問 → 歴史 8 問 → 公民・話題 4〜5 問」の並びが 2 年とも同じでした。
家でやること 3 つ:
- 算数のはじめの 6 問(計算・逆算(□にあてはまる数を求める計算)・単位換算)を落とさない練習。ここは精読した 5 年(2021〜2025)とも中身の構成が同じでした。
- 算数の一行題 12 問の常連単元(食塩水の濃度・場合の数・規則性と数列・速さ・図形)を、1 問 2 分で処理する量として一巡すること。
- 理科の「簡単に説明しなさい」を 1〜2 行で書く練習と、社会の答え方の指定(漢字何字・カタカナ何字)を読み飛ばさない練習。
今週やる 1 つ:
- 算数の大問 1 だけを何年分か縦に並べて、6 問を 10 分で全部合わせられるかを計ってみてください。
注意:
- 算数は精読した 7 年で記述・作図・途中式の欄が 0 問なので、部分点を当てにできません。見直しの時間を残す配分が要ります。
- 国語は 2020 年度の 1 年ぶんしか資料が無く、形式を語れません。直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。
- この学校は回によって必要な科目が大きく変わります。受ける回を決めてから準備を組んでください。
資料の状況
このレポートでは、読んだ深さを 3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問と小問の数え上げだけをした年)/資料のある年(冊子が手元にある年)です。以下の本文でもこの 3 語だけを使います。
| 科目 | 資料のある年 | 精読した年 | 構成だけ数えた年 | 状況 | 判読の確度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 算数 | 2017〜2025 の 9 年 | 2019〜2025 の 7 年 | 2017・2018 の 2 年 | 通年で問題冊子がある | 高。大問構成・小問数・単元の読み取りに支障はない |
| 理科 | 2024・2025 の 2 年 | 2024・2025 の 2 年 | なし | 2023 年度以前の冊子が資料に無い | 高。ただし 2 年では反復の有無を判断できない |
| 社会 | 2024・2025 の 2 年 | 2024・2025 の 2 年 | なし | 2023 年度以前の冊子が資料に無い | 高。ただし 2 年では反復の有無を判断できない |
| 国語 | 2020 の 1 年のみ | 2020 の 1 年 | なし | 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い) | 1 年分では形式を語れない。直近の形式は市販の過去問集で確認してほしい |
なお、算数の精読した年については、この資料の中に「設問文まで確認したのは 2023・2024・2025 の 3 年」という別の記載もあります(→ 資料の限界 の節)。
収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
- 校名について: この学校は 2019 年に武蔵野女子学院中学校から武蔵野大学中学校へ改称し、同じ 2019 年に中学校が共学になっています(高等学校は 2020 年)。したがって 2018 年度以前の問題冊子の表紙が「武蔵野女子学院」になっているのは正常で、別の学校の冊子が混ざっているわけではありません。
- 入試回について: 手元の資料は 1 年につき 1 冊で、冊子に回の表記が見当たりません。2 月 1 日午前に行われる回(第 1 回)に相当すると見て書いていますが、断定はできません。この学校は 2 月 1 日午前・午後、2 月 2 日午前・午後、2 月 3 日午後と回数が多く、回ごとに科目の組み合わせが大きく違うので、受ける回が違えばこのレポートの前提も変わります。
- 満点・設問別配点はどの科目・年度の冊子にも印刷されていません。試験時間も冊子には印字がありません。
一番大きな結論
算数は、小問の総数と「どの場所に何が来るか」が動いていません。精読した 7 年(2019〜2025)はすべて小問ちょうど 20 問で、内訳も
- はじめの 6 問 = 「次の□にあてはまる数を求めなさい」の計算(うち逆算が 2 問、最後の 1 問が単位・割合の換算)
- 次の 12 問 = 1 問ずつ独立した文章題・図形の集合
- 最後の 2 問 = 速さとグラフを読む 1 題
という並びが 7 年変わりません。2019・2020 は真ん中の 12 問が 2 つの大問(4 問+8 問)に分かれていて大問が 4 つ、2021 年からは 1 つにまとまって大問が 3 つになりましたが、中身の 20 問という構成は同じで、問題が減ったわけではありません。最後の速さとグラフ 1 題は 2019〜2025 の 7 年連続で最終大問に置かれています。
ここで大事なのは、「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」という意味の固定だということです。精読した 7 年の算数に、数値まで同じ問題の再出は見つかりませんでした。数字も設定も毎年作り直されています。固定されているのは問題の置き場所のほうで、だから過去問は「答えを覚える」のではなく 「この 20 問の並びを 45 分でどう回すか」を身体に入れるために使うのが合っています。
理科・社会は資料が 2024・2025 の 2 年しかないため、固定と言い切れません。ただしその 2 年に限れば、理科は 4 大問・小問 19〜20 問で最後の大問が 2 年とも気象、社会は 3 大問で「地理(地図)6 問 → 歴史 8 問 → 公民・話題 4〜5 問」の並びが 2 年とも同じでした。社会では同じ設問文が 2 年続けて出た例を原本で確認しています(→ 科目別の詳細 の節)。
国語は 2020 年度の 1 年分しか資料が無く、形式を語れません。
この学校らしさが出る場所
- 理科・社会が「会話文」から始まります。社会は 2024・2025 とも公民の大問が会話文(花子と太郎、先生とタダシ)で、統一地方選挙や新紙幣といったその時期の話題から入ります。理科も 2025 の大問 3 は「新入生の武蔵野さんと野中さんが、4 月に武蔵野大学中学校の敷地にある植物を観察していた」会話で、校内のイチョウとカエデがそのまま題材になっています。北門の近くの木の話まで出てきます。受験生に「入学したあとの風景」を見せる作りに見えます。
- 理科の気象が身近な天候から入ります。2024 は「2023 年の夏、北陸地方でとても暑い日が続いた」フェーン現象と、都市部の気温が高い理由。2025 は夏の気団・エルニーニョ現象・猛暑日と熱帯夜。教科書の気象というより、その年に体感した天気の話から問いが立ち上がっています。
- 算数は徹底して基本の反復です。精読した 7 年に、思考の飛躍を要求する 1 題や、見たことのない設定の 1 題は見当たりません。20 問のうち 18 問が計算と一行題で、残り 2 問が速さとグラフ。手数の速さと正確さを見ようとしているように見えます。
- 社会の歴史は「並べる」つくりです。2024 は A〜H の 8 つの文、2025 は年表という形で、古代から近代までを順に 8 問。個々の知識を深く掘るより、時代の流れの上に置けるかを見ているように見えます。
- 国語(2020 年度)の論説は「志」がテーマでした。SNS の「いいね」の話から入り、「公」と「私」、渋沢栄一・福沢諭吉・夏目漱石・与謝野晶子といった人物へ広がる文章です。宮沢賢治の作品を選ばせる設問や、紙幣の肖像になった人物を選ばせる設問もあり、読解の中に一般常識を混ぜてきます。ただしこれは 1 年分の観察です。
今からやるなら(4 科目統合の優先順)
想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前ならこの節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。詳しくは 学年別ロードマップ の節へ。
根拠は 科目別の詳細 の節を参照してください。
- [毎日 10 分] 算数・はじめの 6 問(計算と逆算と換算)を 10 分で全部合わせる練習 — 2021〜2025 の 5 年とも、この 6 問は「四則計算(分数・小数の混じったもの)が 3〜4 問・逆算がちょうど 2 問・最後の 1 問が換算」という中身でした。逆算は「{(□−6)÷2}×7−3×5=27」(2021)のような二重かっこ、「4 1/2 ×□÷ 3/8 +6=24」(2025)のような分数まじりが出ます。(確認: 〜2025 年度)
- [週 1 回] 算数・大問 1 の最後にある換算 1 問 — 2021〜2025 の 5 年連続で、「8 日 5 時間 ÷30 は □ 時間 □ 分」(2021)、「240g は 2kg の □%」(2022)、「10cm は 5m の □%」(2023)、「3 時間 33 分の 1/10 は □ 分 □ 秒」(2024)、「250g は 5kg の □ 割」(2025)。時間・重さ・長さの単位と、%・歩合の言い換えをまとめて確認しておきます。(確認: 〜2025 年度)
- [週末 60 分] 算数・一行題 12 問の常連単元を一巡 — 食塩水の濃度は 2021〜2025 の 5 年連続、場合の数も 5 年連続、規則性・数列も 5 年連続。つるかめ算(個数を合計から逆算する問題)は 2021・2023・2024・2025 の 4 回。ここは「1 問 2 分で処理する一行題」として量をこなします。(確認: 〜2025 年度)
- [週末 60 分] 算数・一行題の最後の 1 問は図形 — 2021〜2025 の 5 年とも 12 問目が図形で、うち 4 回(2021 円柱の容積・2022 回転体・2024 回転体・2025 直方体から立方体を除いた立体の表面積)が立体でした。回転体の体積は 2 年(2022・2024)に出ています。(確認: 〜2025 年度)
- [週末 60 分] 算数・最後の速さとグラフ 1 題(小問 2 問) — 2019〜2025 の 7 年連続で最終大問です。中身は「2 人(または 2 台)が別々の速さで進み、途中で休む・追いつく・すれ違う」で、グラフから読み取らせます。2024 だけは台形の辺上を動く点 P と三角形の面積の変化というつくりでした。小問が 2 問しかないぶん、1 問の重みが大きくなります。(確認: 〜2025 年度)
- [週 1 回] 理科・1〜2 行の説明と気象 — 2024・2025 とも記述はちょうど 3 問で、すべて「簡単に説明しなさい」。ねん土の体積の測り方(2024)、下方置換で集める理由(2024)、だ液のはたらき(2024)、糸電話で糸を張る理由(2025)、ヨウ素液の色の変化からわかること(2025)。字数指定は無いので、解答欄の大きさに合わせて 1〜2 文で書きます。2024・2025 とも最後の大問は気象で、太陽の高度と気温のずれ(2024)、フェーン現象・ヒートアイランド(2024)、夏の気団・エルニーニョ現象・猛暑日と熱帯夜・湿度の計算(2025)。その年ごろに話題になった天候が入口になっているので、天気のニュースで出てくる用語は押さえておきます。素材としては、実験器具(はかり・メスシリンダー・ろうと)の名前と使い方、気体 3 種(二酸化炭素・酸素・水素)の発生と集め方と性質、だ液とでんぷんの実験、気象用語(気団・エルニーニョ現象・湿度・フェーン現象)。ただし 2 年分しか読めていないので、この 4 分野に絞るのは危険です。標準的な分野は一通り準備しておいてください(→ しばらく出ていない単元 の節)。(確認: 〜2025 年度)
- [週 1 回] 社会・県庁所在地、歴史の年代順、公民の会話文と答え方の指定 — 「地図中①〜③の都道府県について、それぞれの県庁所在地名を答えなさい」が 2024 年度(大問 1 問 2)と 2025 年度(大問 1 問 1)に同じ文で出ています(両年の原本で確認。地図が関東地方から東海道新幹線沿線に変わっただけ)。県庁所在地は書けるようにしておきます。歴史は 2024 が A〜H の 8 つの文(壬申の乱から満州国まで)、2025 が年表(卑弥呼から下関条約まで)で、どちらも古代から近代へ順に 8 問。時代の順番そのものを問う設問(2025 問 4 の中国の王朝名、2024 問 6 の反乱の 4 年後の改革)が出るので、出来事の前後関係を意識します。公民は 2024 が統一地方選挙の会話(マニフェスト・地方税の使い道・ふるさと納税・普通選挙)、2025 が新紙幣の会話(渋沢栄一・SDGs のロゴ・UNESCO と ODA)。「カタカナ 6 字で」「漢字 1 字で」のように答えの文字種と字数を指定してくるので、指定を読み飛ばさないこと。あわせて日本の主な川・平野・工業地帯、選挙と地方自治の用語、その年ごろの大きな出来事も。2 年分しか読めていないので、地形図の読図・憲法・三権分立・世界地理も外さないでください(→ しばらく出ていない単元 の節)。(確認: 〜2025 年度)
- [週末 60 分] 国語(2020 年度に限った話) — 大問の頭に漢字の書き取りと読みがまとまって出ます。記述は 2 問だけで、うち 1 問が「二十字以内」の内容説明。語句の意味・慣用句・接続語の空欄補充・抜き出しが多くなっています。ただしこれは 1 年分の観察で、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。(確認: 〜2020 年度)
時間配分は、計算 6 問を 10 分・一行題 12 問を 25 分・速さとグラフ 2 問を 10 分、と最初に決めて練習します。年度を通しで解く演習が向いています。
科目別の詳細
算数(資料のある年 2017〜2025 の 9 年・精読した年 2019〜2025 の 7 年・構成だけ数えた年 2017・2018 の 2 年)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 小問計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | 計算 6 問 | 一行題 4 問(数の性質ほか) | 一行題 8 問(つるかめ算ほか) | 速さとグラフ(家から 1600m の図書館へ、ゆうなさんとけん君) | 20 |
| 2020 | 計算 6 問 | 一行題 4 問(売買損益ほか) | 一行題 8 問(割合と比ほか) | 速さとグラフ(図書館から家へ、兄と妹・途中で自転車) | 20 |
| 2021 | 計算 6 問 | 一行題 12 問 | 速さとグラフ(家から 2.8km の図書館へ、兄は公園で 1 回休む) | — | 20 |
| 2022 | 計算 6 問 | 一行題 12 問 | 速さとグラフ(18km 離れた A 町・B 町を折り返す 2 台のバス) | — | 20 |
| 2023 | 計算 6 問 | 一行題 12 問 | 速さとグラフ(A 地点と B 地点、太郎さんは分速 120m・花子さんは一定の速さ) | — | 20 |
| 2024 | 計算 6 問 | 一行題 12 問 | 台形 ABCD の辺上を動く点 P と三角形 ADP の面積の変化(グラフ) | — | 20 |
| 2025 | 計算 6 問 | 一行題 12 問 | 速さとグラフ(駅から 1.2km の学校へ、花子さんは時速 4km で歩き太郎さんは自転車) | — | 20 |
2017・2018 の冊子は構成だけ数えた年です。集計の上では大問 4 つ・小問 20 問で、最後が速さとグラフという並びは 2019・2020 と同じに見えますが、断定はしません。
大問 1 の 6 枠(2021〜2025 の 5 年で確認)
導入文は 5 年とも「次の□にあてはまる数を求めなさい。」で同じです。
| 枠 | 中身 | 例 |
|---|---|---|
| (1) | 整数の四則計算(かっこと ÷ の混じったもの) | 127−(27+27÷9)×3+13(2025)、30−5×(13−10)×2(2023) |
| (2)〜(5) | 分数・小数の混じった四則計算と逆算 2 問 | 逆算は (2022−□)÷69−8=21(2022)、4/7 ×(□− 1/2 )÷ 1/3 = 2/7(2025) |
| (5) 前後 | 工夫して計算させる 1 問が入る年がある | 2.1×8+0.21×70+21×0.5(2023)、202.4×2+404.8×2+101.2×8(2024)、0.7×3.14+0.5× 3/5 ×3.14+…(2025) |
| (6) | 単位・割合の換算(5 年連続) | 8 日 5 時間 ÷30(2021)、240g は 2kg の □%(2022)、10cm は 5m の □%(2023)、3 時間 33 分の 1/10(2024)、250g は 5kg の □ 割(2025) |
数字の作りに その年の西暦を混ぜるくせがあります(2022 年度の (2022−□)、2023 年度の「2023 に最も近い数」、2024 年度の 202.4×2+404.8×2+101.2×8、2025 年度の「2025 を連続する 5 つの整数の和で表す」)。4 年連続で確認できました。
一行題 12 問に出た単元(2021〜2025)
| 単元 | 出た年 | 回数 |
|---|---|---|
| 食塩水の濃度 | 2021・2022・2023・2024・2025 | 5 |
| 場合の数 | 2021・2022・2023・2024・2025 | 5 |
| 規則性・数列 | 2021・2022・2023・2024・2025 | 5 |
| 速さ(一行題として) | 2021・2022・2023(流水算・時計算)・2024・2025(通過算を含む) | 5 |
| 図形(12 問目に固定) | 2021 円柱の容積・2022 回転体・2023 円とおうぎ形の面積・2024 回転体・2025 立体の表面積 | 5 |
| 数の性質 | 2021・2023・2024・2025 | 4 |
| つるかめ算 | 2021・2023・2024・2025 | 4 |
| 角度・図形の移動 | 2021 角度・2022 角度・2023 角度・2024 折り返し・2025 転がり | 5 |
| 平均算 | 2022・2024 | 2 |
| 約束記号 | 2021・2022 | 2 |
| 和差算・分配算 | 2021・2022 | 2 |
| 過不足算・差集め算 | 2021・2025 | 2 |
| 売買損益 | 2022・2025 | 2 |
| 仕事算 | 2021・2024 | 2 |
| 年齢算・概数 | 2023 | 各 1 |
問い方のくせ
- すべて答えのみです。「何通りですか」「何度ですか」「何 g ですか」で終わります。理由や式を書かせる設問は精読した 7 年で 0 問でした。
- 最後の速さとグラフは、小問 2 問のうち (1) が距離や速さを求める素直な問い、(2) がすれ違い・追いつきの時刻や地点という組み方が多くなっています(2021・2022・2023・2025)。2024 だけは点の移動と面積で、(2) が「面積が 2 回目に 9cm² になるのは何秒後か」でした。
- 同じ問題の使い回しは見つかりませんでした。設定が似ている年はあります(2021 と 2019・2020 はどれも「家と図書館の間を 2 人が動く」)が、数値も問い方も別物なので、同じ問題ではなく同じ種類の問題です。
理科(資料のある年・精読した年とも 2024・2025 の 2 年)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 小問計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | ねん土 100g を立方体にし、つぶして皿の形に(重さと体積の変化・はかり方) | 気体の発生(塩酸+貝がら、オキシドール+二酸化マンガン、マグネシウム+塩酸)と集め方 | ヒトの消化とだ液の実験(ヨウ素液・ベネジクト液) | 太陽の高度と気温の表、フェーン現象、ヒートアイランド | 19 |
| 2025 | 音(トライアングルを水に入れる・たいこと発泡スチロール球・グラスハープ・やまびこ・糸電話) | 食塩を水にとかす実験(メスシリンダーの読み・とけ残り・濃度の計算) | 校内の植物観察(イチョウとカエデの葉、紅葉、ヨウ素液を使った実験) | 夏の気団、エルニーニョ現象、猛暑日と熱帯夜、湿度の計算 | 20 |
読み取れたこと
- 2 年とも 大問 4 が気象です。2 年では反復と言い切れませんが、少なくとも 2 年続いています。
- 2 年とも実験器具の扱いを問う大問があります(2024 は大問 1、2025 は大問 2)。はかり・メスシリンダーの目盛りの読み方、体積の測り方。
- 記述は 2 年ともちょうど 3 問で、すべて「簡単に説明しなさい」。字数指定はありません。
- 記号選択 45〜47%・短答(語句や数値を短く答える形式)37〜40%・記述 15〜16% と、3 つの割合が 2 年でほぼ同じでした。
- 図の登場は多くありません(有図の小問は 2 年平均で 5% 程度)。作図は 0 問です。
- 選択肢に「すべて選び、記号で答えなさい」が混ざります(2024 大問 2 問 2・問 4、大問 3 問 3)。1 つ選ぶ問題と混在するので、指示を読む習慣が要ります。
社会(資料のある年・精読した年とも 2024・2025 の 2 年)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1(地理・6 問) | 大問 2(歴史・8 問) | 大問 3(公民と話題・4〜5 問) | 小問計 |
|---|---|---|---|---|
| 2024 | 関東地方の地図(関東ローム層、県庁所在地、利根川、伊豆大島の雨温図、野菜の収穫量、京浜・京葉の工業地帯) | A〜H の 8 つの文(壬申の乱・平治の乱・応仁の乱・豊臣秀吉・島原の乱と改革・下関条約・満州事変) | 統一地方選挙の会話文(マニフェスト、選挙権年齢、地方税の使い道、ふるさと納税、普通選挙) | 19 |
| 2025 | 東海道新幹線沿線の地図(県庁所在地、浜名湖、起点と終点の駅、通過する河川の順、新幹線の無い県、輸送機関別の旅客輸送割合) | 年表(卑弥呼・小野妹子・寺院・平安の中国王朝・元寇の執権・勘合貿易・鎖国下の貿易相手・下関条約) | 新紙幣の会話文(渋沢栄一、カタカナ語の空欄、SDGs のロゴの漢字、UNESCO と ODA) | 18 |
同じ設問文が 2 年続けて出た例(両年の原本で確認)
「地図中①〜③の都道府県について、それぞれの県庁所在地名を答えなさい」
2024 年度は大問 1 の問 2、2025 年度は大問 1 の問 1 です。地図は関東地方から東海道新幹線沿線に差し替わっているが、設問文はそのまま。この学校の社会で、両年を突き合わせて確認できた使い回しはこの 1 問です。
読み取れたこと
- 3 大問の並び(地理 → 歴史 → 公民)は 2 年とも同じです。小問数も 6・8・4〜5 でほぼ同じ。
- 地理は必ず地図を見て答える形です。地図中の記号(①〜③、A・B、ア・イ)と設問が結びついています。
- 歴史は 8 問が古代から近代へ順に並びます。誤っているものを選ぶ設問が 2025 に 4 問あり、年によって記号選択の比が大きく変わります。
- 公民は会話文で、その時期の話題(統一地方選挙・新紙幣)が入口です。SDGs・ODA・UNESCO のような国際の用語も出ます。
- 記述は 2 年とも 0 問です。そのかわり「漢字 2 字で」「漢字 3 字で」「カタカナ 6 字で」「漢字を 1 字で」という答え方の指定が多くなっています。
国語(資料のある年・精読した年とも 2020 年度の 1 年のみ)
国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ためです。ここに書いたのは 2020 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。
2020 年度の構成
2 大問(論説 1 題+小説 1 題)・小問 19 でした。
| 大問 | 題材 | 小問 | 中身 |
|---|---|---|---|
| 大問 1 | 論説。SNS の「いいね」から入り、「公」と「私」、日本人の美徳としての「志」、渋沢栄一・福沢諭吉・夏目漱石・与謝野晶子へ広がる文章 | 10 | 漢字の書き取り 3・読み 3 → 慣用句(「一億総〜」「ペーパーカンパニー」の言い換え)→ 20 字以内の内容説明(記述)→ 接続語の空欄補充 5 か所 → 25 字以内の抜き出し → 宮沢賢治の作品を選ぶ → 具体例を選ぶ → 紙幣の肖像になった人物を選ぶ → 空欄に入る語を本文から探す |
| 大問 2 | 小説。ソフトボール部の監督と「アネゴ」と呼ばれる選手をめぐる話 | 9 | 漢字の書き取り 2・読み 2 → 語句の文中での意味 3 → 12 字の抜き出し → 指示語の内容(選択)→ 理由(選択)→ 理由の記述(帽子のつばに手を当てて頭を下げたのはなぜか)→ 人物像(適切でないものを選ぶ)→ 心情(選択) |
- 全体で記号選択 53%・短答 37%・記述 11%(記述は 2 問)です。記号選択が主軸で、そのぶん選択肢を切る精度が要ります。
- 「適切ではないものを次から選び」という問い方が混ざります(大問 2 問八)。
- 出典は、論説が齋藤孝の文章(ちくま文庫の一冊)、小説が本多孝好『エースナンバー』(集英社文庫)です。論説のほうは冊子末尾の書名表記が壊れて読めており、書名を特定できなかったので書きません(著者名と文庫名は原本で確認できました)。
しばらく出ていない単元(復活の警戒)
算数の一行題は入れ替わりが大きいので、「精読した 5 年(2021〜2025)で出たが、直近には出ていない」ものを挙げます。理科・社会は 2 年しか精読しておらず、周期は語れません。
| 科目 | 単元 | 出た年 | 最終確認年度 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 約束記号 | 2021・2022 | 2022 年度 | 2 年続けて出たあと 3 年空き。〈A÷B〉 を「あまり」と決める(2021)、行列のような記号を式で定義する(2022)の 2 通り |
| 算数 | 和差算・分配算 | 2021・2022 | 2022 年度 | 同じく 3 年空き |
| 算数 | 流水算 | 2022・2023 | 2023 年度 | 2 年空き |
| 算数 | 時計算 | 2023・2024 | 2024 年度 | 2025 は出ていない |
| 算数 | 平均算 | 2022・2024 | 2024 年度 | 隔年で来ていたが 2025 は無し |
| 算数 | 仕事算 | 2021(割合の形)・2024 | 2024 年度 | 3 年おき |
| 算数 | 角度(図形の角を求める 1 問) | 2021・2022・2023 | 2023 年度 | 2024・2025 は折り返し・転がりに置き換わった。戻る可能性は高い |
| 理科 | 電気・てこ・ばね・光、月と星、地層と岩石、水溶液の中和 | 精読した 2 年(2024・2025)では大問になっていない | 該当なし | 2 年では周期を語れない。中学入試で標準的に問われる分野なので、出ないと決めてかからないほうがよい |
| 社会 | 地形図の読図、憲法の条文、三権分立、世界地理 | 精読した 2 年では出ていない | 該当なし | 同上。公民は 2 年とも「その年ごろの話題」からの出題だった |
形式面の注意
- 算数は全問が答えのみです。精読した 7 年(2019〜2025)で、途中式を書かせる欄も、記述も、作図も 0 問でした。解答用紙に答えを書く形式なので、部分点を当てにできません。見直しの時間を残す配分が要ります。小問 20 問で 45 分なら 1 問あたり 2 分強です。
- 円周率は 3.14 です。2017〜2020 と 2022〜2025 の冊子で「円周率は 3.14 とします」の表記を確認しました(2021 の冊子ではこの表記が見当たりませんでした)。
- 算数の小問番号は (1)〜(6)、(1)〜(12)、(1)(2) と単純で、枝問((1)-① のような形)は精読した年にありません。
- 理科の記述は字数指定なしです。「簡単に説明しなさい」で 2024・2025 とも 3 問。作図は 2 年とも 0 問。図や表は出ますが数は多くありません(表から気温を読む、雨温図に相当するものは社会側)。
- 社会は記述 0 問です(精読した 2 年)。そのかわり答え方の指定が多くなっています: 「漢字 2 字で答えなさい」「漢字 3 字で」「カタカナ 6 字で」「漢字を 1 字で」。これは字数を数えて書く記述ではなく、答えの文字種を指定するものです。
- 社会は記号選択と短答の比が年で振れます。2024 は短答 79%・記号選択 21%、2025 は記号選択 61%・短答 39%。書けるようにしておく語(県庁所在地・執権の名前・寺院名など)と、選べればよい知識の両方が要ります。
- 国語(2020 年度)には字数指定があります。「二十字以内で答えなさい」「文中より二十五字以内で探し、最初の五字を答えなさい」「文中で十二字で探して」。句読点や記号も一字に数える旨が明記されています。
- 満点・設問別配点はどの冊子にも印刷されていません。試験時間も冊子には印字がないため、この資料からは分かりません。
このレポートが見ているのは 2 月 1 日午前の回(算数の 2024・2025 の冊子に「第 1 回」の表記があります)ですが、この学校は回によって科目の組み合わせがかなり違います(回ごとの科目と時間は この学校の基本情報 の表を参照)。募集人員と配点は、手元にある入試要項の資料には記載がありませんでした。受ける回によって必要な科目がまったく変わるので、出願前に学校の募集要項で確認してください。なお 4 科で受ける場合、理科と社会は合わせて 45 分という記載があり、1 科目あたりの時間は要項からは分かりません。
学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)
| 段 | この学校に向けて何をするか |
|---|---|
| 小 4(土台) | 計算の正確さがそのまま点になる学校なので、ここは計算・逆算・単位換算の 3 つに集中します。分数と小数の混じった四則計算、□を求める逆算、cm↔m・g↔kg・分↔時間の換算は、小 4 のうちから毎日少量ずつ。図形は角度と面積の基本まで。時間を計るのはまだ先でよいでしょう。国語は漢字と語句、理科・社会は用語の意味を絵と結びつける段階です。 |
| 小 5(幅) | 算数の一行題 12 問に出てくる単元をここで一巡します。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にして、平日の 15 分に計算・逆算・換算を毎日少量ずつ、週末の 60 分に新しい単元を 1 単元 1 問ずつ割り付けます。順番は 科目別の詳細 の節の一覧に出てくる回数の多い順で、食塩水・つるかめ算(受験用教材の単元)・規則性・場合の数・速さ・過不足算(受験用教材の単元)・売買損益・平均算・約束記号(受験用教材の単元)・和差算・仕事算・流水算(受験用教材の単元)・時計算(受験用教材の単元)・通過算(受験用教材の単元)・年齢算・概数・角度・回転体・立体の表面積。これがそのまま「小 5 で一度は触れておく単元リスト」になります。1 単元 1 問ずつでよいので、幅を先に確保します。社会は都道府県と県庁所在地、歴史の時代の順番。理科は実験器具の名前と使い方。ただし理科・社会は 2024・2025 の 2 年しか資料がありません(→ 資料の限界 の節)。 |
| 小 6(仕上げ) | 今からやるなら の節の 8 項目。夏以降は年度を通しで、時間を計って解くのが向いています(構成が動かないぶん、時間配分の練習が素直に効きます)。同時に、はじめの 6 問だけを何年分か縦に並べて解く練習も入れます。理科の 1〜2 行記述と、社会の答え方の指定への対応もこの時期に。国語もここで仕上げますが、2021 年度以降は問題文の資料が無いので、直近の形式は市販の過去問集で確認してください(→ 資料の限界 の節)。 |
この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 算数が「20 問を 45 分で処理する」つくりなので、差がつくのは難しい 1 問ではなく、取りこぼしの少なさのほうになります。はじめの 6 問(計算・逆算・換算)と、一行題 12 問のうち手が止まらない問題の数が、そのまま得点差になりやすいところです。この 2 つは小 4・小 5 に積み上げた基礎の量で決まる部分が大きく、小 6 の直前期に一気に伸ばしにくいものです。逆に、深く考えさせる 1 題は最後の速さとグラフくらいなので、難問対策に早くから時間を割く必要は、精読した年に限れば見当たりません。なお、この学校は算数を使わない回がほとんど無いため、算数に時間をかける価値は、どの回を受けることになっても失われにくいと言えます。
この学校と併願するなら
観点は 勉強が転用できるか だけです(同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます)。難易度・偏差値帯・入試日程・通学圏は扱いません。
この学校については、自動集計による併願候補を出せませんでした。 候補を出すには 2 科目以上で複数年の資料が要りますが、この学校は算数が 9 年ぶんある一方、理科・社会が 2 年、国語が 1 年しか無いためです。候補の一覧をまとめる場所は 併願候補ページ にありますが、上の理由でこの学校では上位 3 校の紹介ができません。
代わりに、転用のしかたの目安だけ書いておきます。この学校の算数は「大問 1 に計算 6 問 → 大問 2 に一行題 12 問 → 大問 3 に速さとグラフ 1 題」という並びで、これは中学入試でよくある形の一つです。同じように大問 1 が計算、大問 2 が一行題の集合になっている学校の過去問は、はじめの 18 問ぶんの練習としてそのまま流用できます。逆に、大問が 5 つ以上あって 1 題ごとに小問が続く学校(誘導のついた思考問題が中心の学校)の過去問は、この学校の対策としては時間の使い方が合いません。理科・社会・国語については、資料が 2 年以下しか無いので転用の判断材料が足りません。
なお、この学校は受ける回によって必要な科目が変わるため、併願先の科目構成と見比べて準備を立てる必要があります。2 科(国算)で受ける場合、併願先が 4 科目校であれば、理科・社会はこの学校の準備とは別に立てることになります。
資料の限界
- 入試回: 手元の資料は 1 年につき 1 冊で、回の表記があるのは算数の 2024・2025(「第 1 回」)だけです。他の年・科目は回が分かりません。この学校は 2 月 1 日〜3 日に 6 通りの回があり、回によって科目の組み合わせが大きく違います(この学校の基本情報 の表)。第 4 回のように算数だけ 2 科目という回もあり、そこの傾向はこの資料からは分かりません。
- 年数の偏り: 算数は 2017〜2025 の 9 年ぶんありますが、理科・社会は 2024・2025 の 2 年、国語は 2020 の 1 年だけです。理科・社会について「毎年こうだ」とは書けず、このレポートでも「2 年とも」という書き方に留めています。
- 国語: 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ためです。国語の分析は 2020 年度 1 年ぶんで、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。なお 2013 年度の国語と 2014 年度の社会は、解答だけが資料にあり問題冊子がありません。
- 校名: 2013〜2017 年度の解答用紙には「武蔵野女子学院中学校」と印刷されています。2019 年の改称前の資料なのでこれは正常で、別の学校の資料ではありません。
- 配点: 満点・設問別配点はどの冊子にも印刷されておらず、学校の入試要項(手元にある実施要項)にも記載がありませんでした。したがって「どの大問に何点」という話は一切していません。
- 転写の読み落とし: この分析は問題冊子を文字に起こしたデータに基づいています。図そのものは文章での説明として残っているため、図の細部(角度・寸法の書き込み)まではこのレポートで扱えません。2022 年度の算数と 2020 年度の国語には、転写の一部に読み取りづらい箇所があります(国語の大問 2 問四には判読できない箇所があります)。
- 難易度・偏差値・合格可能性・入試結果、および学校の理念や方針には、このレポートでは一切触れていません。
- 「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、裏づけとなる資料はありません。
資料の中の食い違い
- 算数を精読した年数: 資料の状況 の表では算数の精読した年を「2019〜2025 の 7 年」としていますが、同じ資料の中に「原本の設問文まで確認したのは 2023・2024・2025 の 3 年」という記載もあります。本文の各所(20 問の固定・記述 0 問など)は 7 年を前提に書かれています。どちらが正しいかはこの資料からは決められません。
- 冊子に回の表記があるか: 資料の状況 では「冊子に回の表記が見当たらない」としていますが、この節と 形式面の注意 では「算数の 2024・2025 には『第 1 回』の表記がある」としています。少なくとも算数の 2 年については回の表記があるものとして読んでください。
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