関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

芝中学校の過去問分析

男子私立東京都港区

重要結論

  1. 芝は問題の並び順が決まっている学校です。中身は毎年作り直しますが、置き場所は動きません。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所(出題位置)に出る、という意味です。
  2. 算数は大問 1 が計算 2 問(長い四則計算+□を求める逆算)で始まり、設問はすべて答えのみです。社会は地理 → 歴史 → 公民 → 短い文章+記述の並びが 3 年とも同じで、最後の大問の最終問は 100 字以内の記述 1 問、条件の文言まで 3 年同じです。
  3. 理科は 5 大問・小問 33〜36 が 3 年とも動かず、大問 1 は「芝太郎君」の体験文から物理・化学・生物・地学をまたいだ小問が 6〜7 問並びます。

今週やること

  1. 直近 3 年の社会の最終問(2024 箱根駅伝・2025 情報とメディア・2026 環境)を 1 問ずつ解いて、指定語 3 語に下線を引く手順が手から出てくるか確かめます。
  2. 算数の大問 1 の計算 2 問を毎日解きます。3 分以内・全問正解が前提の出題位置で、落とすと取り返す場所がありません。
  3. 社会の 100 字記述を、2024・2025・2026 の 3 年分そのまま解きます。指定語 3 語を骨組みにして 100 字に収め、使った語に下線を引くところまで練習します。

分析年度: 2009〜2026 年度
入試回: 第 1 回相当
資料の範囲: 最大 18 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 3 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 3 年
制約: 国語は 2021 年度以降の資料がありません。ここに書いた国語の話は 2020 年度までの姿です(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 4 題(2019 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて。最新の資料は 2020 年度)。前回の変化: 2018 → 2019 の間に 3 題 → 4 題。変化の履歴: 6 回: 2010・2011・2014・2015・2018・2019(間隔 1・3・1・3・1)
  • 社会: 4 題(2009 年度から、大問数を数えられた資料 11 冊すべて・数えられなかった年が 5 年。最新の資料は 2024 年度(2025 年度・2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2025 年度 4 題・2026 年度 1 題))。前回の変化: なし(2009〜2024 年度の、数えられた資料 11 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 算数: 8 題(2023 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて。最新の資料は 2024 年度(2025 年度・2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2025 年度 5 題・2026 年度 5 題))。前回の変化: 2022 → 2023 の間に 9 題 → 8 題。変化の履歴: 1 回: 2023。前回の変化のときの分野の並び: 計算|割合・文章題|平面図形|割合・文章題|場合の数・論理|平面図形|割合・文章題|平面図形|速さ → 計算|割合・文章題|割合・文章題|数の性質・規則性|割合・文章題|速さ|場合の数・論理|速さ

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都港区
男女 男子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前 — 4 科(国語・算数・社会・理科)/第 2 回 2 月 4 日午前 — 4 科(同じ科目)
試験時間 国語 50 分・算数 50 分・社会 40 分・理科 40 分(第 1 回・第 2 回とも同じ)
配点 国語 100 点・算数 100 点・社会 75 点・理科 75 点
旧称 浄土宗学東京支校(1887 年設置)、1898 年に浄土宗第一教区宗学校と改称

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが読んでいるのは第 1 回相当の問題です。第 2 回が同じ作りかどうかは、この資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 芝は問題の並び順が決まっている学校です。中身は毎年作り直しますが、置き場所は動きません。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所(出題位置)に出る、という意味です。
  2. 算数は大問 1 が計算 2 問(長い四則計算+□を求める逆算)で始まり、設問はすべて答えのみです。社会は地理 → 歴史 → 公民 → 短い文章+記述の並びが 3 年とも同じで、最後の大問の最終問は 100 字以内の記述 1 問、条件の文言まで 3 年同じです。
  3. 理科は 5 大問・小問 33〜36 が 3 年とも動かず、大問 1 は「芝太郎君」の体験文から物理・化学・生物・地学をまたいだ小問が 6〜7 問並びます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の計算 2 問を毎日解きます。3 分以内・全問正解が前提の出題位置で、落とすと取り返す場所がありません。
  2. 社会の 100 字記述を、2024・2025・2026 の 3 年分そのまま解きます。指定語 3 語を骨組みにして 100 字に収め、使った語に下線を引くところまで練習します。
  3. 理科の大問 1(分野横断の長文)を 3 年分通しで解き、「知識で即答できる小問」と「本文に戻る小問」を仕分けます。

今週やる 1 つ

  1. 直近 3 年の社会の最終問(2024 箱根駅伝・2025 情報とメディア・2026 環境)を 1 問ずつ解いて、指定語 3 語に下線を引く手順が手から出てくるか確かめます。

注意

  1. 国語は 2021 年度以降の資料がありません。ここに書いた国語の話は 2020 年度までの姿です(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・主要単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 2024〜2026 2009〜2023 2009〜2026(18 年・欠けている年なし) 図のある小問が 43%。図そのものは転写できないため、図の説明文からの推定を含む。2025・2026 は転写上の大問の切れ目が実際の冊子と違う可能性があり(大問 1 に 5 問がまとまっている)、小問の中身だけを使った
理科 2024〜2026 2009〜2023 2009〜2026(18 年・欠けている年なし) 設問文が長く(1 年あたり約 5,200 字)、表・グラフが多い。図のある小問が 58%
社会 2024〜2026 2009〜2023 2009〜2026(18 年・欠けている年なし) 導入文(読ませる文章)が 1 年あたり約 3,100 字と多い。2026 は転写上 1 つの大問にまとまっているが、設問の並びから 4 ブロックであることは読み取れる
国語 2018〜2020 2009〜2017 2009〜2020(12 年。2021〜2026 年度の資料がない) 本文・設問とも読み取れるが、直近 6 年分の資料がない。この節の国語は「2020 年度までの姿」と理解してほしい
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 入試回について: 芝中学校の入試は第 1 回(2 月 1 日)と第 2 回(2 月 4 日)の 2 回です。手元の転写データは 1 年・1 科目につき 1 冊だけで、どちらの回のものかを区別できません。以下は第 1 回相当として読んでいます。第 2 回の問題は別の作りである可能性があるので、市販の過去問で回ごとに確認してください。
  • 試験時間・配点(2026 年度募集要項): 国語 50 分 100 点、算数 50 分 100 点、社会 40 分 75 点、理科 40 分 75 点。第 1 回・第 2 回とも同じです。4 科目受験です。
  • 「毎年」「〜年連続」は原本で 3 年以上の反復を確認したものに限って書きました。それ以前の年については、転写データの大問ごとの主要単元を数えたものだけを「転写の分類では」と断って書き、細部には触れていません。

5. 一番大きな結論

芝は「問題の並び順が決まっている学校」です。中身は毎年作り直しますが、置き場所は動きません。

  • 算数: 大問 1 が計算 2 問(長い四則計算+□を求める逆算(□にあてはまる数を求める計算))で始まります。精読した 2024・2025・2026 の 3 年とも同じで、転写の分類では 2009 年以降のすべての年で大問 1 の位置に計算が入っています。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出る、ということです。さらに、設問はすべて「□をうめなさい」の答えのみで、3 年 55 問に記号選択も記述もありませんでした。
  • 理科: 5 大問・小問 33〜36 が 3 年とも動きません。大問 1 は「芝太郎君」が旅行や夏休みで体験したことを書いた文章で、そこから物理・化学・生物・地学をまたいだ小問が 6〜7 問並びます(2024・2025・2026 の 3 年連続)。大問 2〜5 は 4 分野を 1 題ずつで、並び順だけが年ごとに変わります。
  • 社会: 地理 → 歴史 → 公民 → 短い文章+記述の並びが 3 年とも同じです。大問 1 の問 1 は「A〜D の文が地図中の A〜D のどれか」で 3 年連続。そして最後の大問の最終問は 100 字以内の記述 1 問で、条件の文言まで 3 年同じです(指定語 3 語を必ず使い、使った語に下線を引く)。
  • 国語(2020 年度までの資料): 小問 18 問のうち漢字 10 問・記述 8 問で、記号選択も抜き出しもありません。大問 1 は漢字、そのあと論説 1 本・物語 1 本を各 4 問すべて記述、という並びが 2018〜2020 の 3 年とも同じです。

したがって過去問の使い方は、「出る問題を覚える」ではなく、①決まった出題位置(大問の番号と順番)に決まった種類の問題が来ることを前提に、時間配分と解く順番を固める、②その出題位置に来る単元の型(計算・正誤の組み合わせ・100 字記述・字数指定つき記述)を反復して習得する、の二つに近くなります。数値だけ変えた同じ問題が再登場するタイプではないので、暗記の効き目は限定的ですが、「どこに何が来るか分かっている」ことの利は大きいと言えます。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)

  • 「芝太郎君」と「芝一郎くん」が問題の中に住んでいます。理科の大問 1 は 2024・2025・2026 の 3 年とも芝太郎君の体験文(家族との一日、夏休みの園芸と虹、伊豆大島への船旅とくさや)。社会 2026 は芝一郎くんが松本市を旅行し、家のジャムの原料を調べ、週末の予定を家族と話し、「昭和 100 年」のレポートを作ります。理科 2026 の大問 5 は芝学園の生物室で理科教師と顕微鏡をのぞく場面から始まります。受験生と同じ年頃の少年が、日常の中で理科・社会の題材に出会うという語り口が、複数科目にまたがって続いています。
  • 学校自身が素材になります。2025 社会の雨温図は「今年度に芝中学校で校外学習や修学旅行が行われた地」の気候。2026 算数の大問 5 は「芝中学校の学園祭で 1 個の仕入れ値が 100 円のどら焼きを販売」(電子決済の機材費 5000 円つき)、2024 算数の大問 2 は「S 中学校の学園祭に小学 5 年生と小学 6 年生があわせて 4200 人」。自分たちの学校生活を数字にして出す傾向があるように見えます。
  • 社会の最後は「文章を読んで筆者の考えをまとめる」問いです。3 年とも最終問は二重線部についての 100 字記述で、2024 は箱根駅伝 100 回の文章の比喩、2025 は情報とメディアの筆者の判断、2026 は「きめて人間的」という表現の理由。社会の知識ではなく読解と要約を最後に置く作りが続いています。指定語も[過去・状況・原動力][利便性・実用化・道徳心][観察・原因・検討]と、抽象語を組み立てさせる形です。
  • 理科は「身の回りの現象を分野の壁なしに問う」作りです。氷水に浮くスイカ(浮力)、汽笛の音が低く聞こえる理由(音)、くさやの発酵、ツバキ油、高温の油に水滴が入るとはねる理由、園芸用土の種類、野菜のどこを食べているか。大問 1 に 4 分野が同居するのは、この学校の理科の設計そのものに見えます。
  • 国語は「重いテーマの論説」と「少年少女の物語」の組み合わせです(2020 年度までの資料)。生物にオスとメスがある理由(2018)、ルワンダの虐殺と人間性(2019)、承認と自己愛(2020)という、答えの出しにくい主題を論説に置き、物語では野球(2018)・将棋(2020)・友人への苛立ち(2019)と、勝負や関係の中で気持ちが動く場面を選んでいます。論説で考えさせ、物語で気持ちを書かせるという役割分担がはっきりしています。
  • 算数は「操作をくり返す」問題が好きです。果汁ジュースに①②③の操作をくり返して濃さを追う(2025)、仕切り板を入れた水そうに水を入れていく(2025・2026)、6 けたの整数の空欄を 3 の倍数 → 7 の倍数 → 13 の倍数と条件を強くする(2026)、どら焼きの仕入れ数と定価を順に動かす(2026)。1 回分の変化を式にしてから回数を増やすという同じ手順で解ける問題が並びます。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。時間を計った通し演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その練習の根拠を確認できている最後の年度です。年度・大問までの根拠は 8 節の科目別に載せています。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 2 問(2024〜2026 の 3 年とも同じ位置・同じ形)。分数と小数が混じった長い四則計算(2026「0.75−1/2」「0.625」、2025「2 4/5+1.2」)と、かっこが三重になる逆算を、毎日 2 問・3 分以内で。ここは 3 分以内・全問正解が前提の出題位置で、落とすと取り返す場所がありません。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 社会・100 字記述の型(2024 箱根駅伝・2025 情報とメディア・2026 環境)。指定語 3 語を骨組みにして 100 字に収め、使った語に下線を引くところまで含めて 3 年分そのまま解きます。条件の文言が 3 年同じなので、練習した手順がそのまま本番で使える数少ない場所です。文章の主張を要約する練習なので、国語の記述練習と兼ねられます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 社会・正誤の組み合わせ(「次の文 X・Y の正誤の組み合わせとして正しいものを」「文 a〜d のうち正しいものの組み合わせ」)。2024・2025 の 2 年で少なくとも 5 問。1 文ずつ「どこが誤りか」を口で説明できるまで。芝の失点はここに集まりやすい場所です。(確認: 〜2025 年度)
  4. [週末 60 分] 理科・大問 1(分野横断の長文)に慣れる。2024・2025・2026 の 3 年分を通しで解き、「知識で即答できる小問」と「本文に戻る小問」を仕分けます。ここで時間を使い過ぎると大問 2 以降の計算が終わりません。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 理科・表から比例を読む計算。電熱線と水温(2024 大問 4)、滑車とばね(2025 大問 3)、ばねの直列と棒(2026 大問 2)、溶解度(2024 大問 5・2025 大問 4)、金属と水溶液の反応量(2026 大問 3)。表の 1 行から比例定数を出す手順は全部同じです。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・水量とグラフ(2025 大問 3・2026 大問 3 の 2 年連続)と数の性質(2024 チョコレートの箱・2025 直方体・2026 6 けたの倍数の 3 年連続)。前者は仕切り板の入った容器で、グラフの折れ目がどの高さに当たるかを図に書き込みます。後者は倍数判定と「条件を満たす組を全部数える」書き出しです。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 国語・字数指定つき記述と、慣用句・ことわざの漢字(資料は 2020 年度まで)。記述は「◯字以上◯字以内」の下限つきなので、短い記述でも下限まで埋める練習を。各大問の最後の問は 80〜100 字で「本文全体を踏まえて」まとめる形です。漢字は空欄に漢字一字を自分で考えて入れる形(2019・2020)で、「言わぬが[花]」「[情]けは人のためならず」の類。意味と漢字をセットで覚えます。(確認: 〜2020 年度)
  8. [週 1 回] 社会・統計表と地図の往復。発電方式別の都道府県(2024)、食料自給率(2024)、持ち家率と単独世帯(2025)、1 人あたり県民所得(2026)のような表から地域を当てる問題。資料集の同じ表を繰り返します。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・小問 18〜19・答えのみを書く形式)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で精読)

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年度 大問 1(計算と小問) 以降の大問
2026(転写では 5 題・18 問) ①長い四則計算 ②□を求める逆算 ③通過算(長さ 1780m のトンネルに電車全体が隠れている時間) ④過不足算(あめの配り方) ⑤図形の移動(三角形 ABC を点 P を中心に回転) 5 問 2 平面図形(AB=3cm・BC=4cm の図形の面積と面積比)3 問/3 水量とグラフ(2 種類の仕切り板 (I)(II) を入れた水そう・どの部分に水が入るか)3 問/4 数の性質(6 けたの整数 5★231★ が 3・7・13 の倍数になる★の組)4 問/5 売買損益(芝中学校の学園祭のどら焼き・仕入れ値 100 円・電子決済の機材費 5000 円)3 問
2025(転写では 5 題・18 問) ①長い四則計算 ②□を求める逆算 ③場合の数(コインを 6 回投げて進む位置) ④数の性質(3 条件を満たす直方体の個数) ⑤仕事算(芝工場・1 日 8 時間の作業) 5 問 2 濃度(果汁 100% のジュース 500mL に①②③の操作をくり返し、果汁が 3% 以下になる回数)4 問/3 水量とグラフ(1 枚の板で仕切った容器・A に 10 分入れてから B へ・穴から出る量)3 問/4 場合の数(東西 6 本・南北 6 本の道の道順、南には進めない)3 問/5 平面図形(長方形 ABCD 上を動く点 P・Q・R と面積比)3 問
2024(転写では 8 題・19 問) ①長い四則計算 ②□を求める逆算 2 問 2 割合と比+集合(S 中学校の学園祭に小 5・小 6 が 4200 人・焼きそばとカレーライスの販売)3 問/3 平面図形(長方形 ABCD と BJ:KD の比・三角形 AJK の面積)2 問/4 数の性質(チョコレート 150 個を 3 個入りと 5 個入りの箱に)2 問/5 規則性(1 つの円を何本かの弦で分けたときの部分の個数)2 問/6 速さ(池のまわりを回る 3 人が同時に戻る時刻)3 問/7 規則性・場合の数(赤・白・青の玉をルールに従って一列に並べる方法の数)2 問/8 速さとグラフ(長方形 ABCD 上を動く点 P・Q と囲まれた図形の面積)3 問

精読した 3 年の共通点:

  • 大問 1 が計算 2 問(長い四則計算+□を求める逆算)で始まるのは 3 年とも同じです。転写の分類でさかのぼると 2009 年以降のすべての年で大問 1 の位置に計算が入っています。「同じ問題が出る」のではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味での固定です。
  • 設問はすべて「□をうめなさい」の答えのみでした。3 年 55 問すべてが短答(語句や数値を短く答える形式)で、記号選択も記述も途中式の要求も現れませんでした。
  • 大問 1 のあとは、1 テーマ 2〜4 問の小さな大問が並びます。2024 は 8 題、2025・2026 は転写上 5 題ですが、小問の総数は 18・18・19 とほぼ動きません。50 分で 18〜19 問なので 1 問あたり 2 分半です。
  • 水量とグラフ(仕切り板つき)が 2025・2026 の 2 年連続。数の性質は 3 年連続です(2024 チョコの箱、2025 直方体、2026 6 けたの倍数)。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

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単元 大問で出た年 傾向
四則計算・逆算 2009〜2026 の全年(大問 1) 位置ごと固定。18 年で欠けた年なし
数の性質 2011・2012・2014・2015・2016・2018・2019・2020・2021・2023・2024・2026 18 年中 12 年。倍数・約数・条件を満たす整数を作る形
平面図形の面積・面積比 2009〜2013・2016〜2018・2020〜2022・2025・2026 18 年中 14 年。比を使う面積が中心
規則性・数列 2009・2010・2012・2014(2 題)・2017・2018・2019(2 題)・2020・2021(2 題)・2024(2 題) 並べ方・数え上げと隣り合う
速さ・速さとグラフ 2010〜2014・2016〜2018・2020〜2024 18 年中 13 年。池のまわり・出会い・点の移動とグラフ
場合の数 2009・2010・2013・2015・2016・2017・2022・2023・2025 道順・並べ方
食塩水の濃度(入れかえ・やりとり) 2011・2012・2013・2018・2019・2021・2022・2023・2025 18 年中 9 年。2025 は「果汁」に置き換えた出題
水量とグラフ 2009・2015・2016・2017・2019・2021・2025・2026 仕切り板つきの容器が近年の形
割合・売買損益・和差算・過不足算・仕事算・通過算 割合 2009・2011・2012・2015・2023・2024/売買 2010・2014・2016・2020・2021・2026/和差 2010・2011・2013・2018・2020・2023/過不足 2015・2019・2022(2026 大問 1)/仕事 2011・2014・2020(2025 大問 1)/通過 2014(2026 大問 1) 文章題は 1 テーマ 1 大問か、大問 1 の中の 1 問に降りる
立体の切断・立体図形 2009・2012・2013・2015・2016・2018・2020 2020 を最後に大問として 6 年なし
図形の移動 2014・2016・2017・2022(2026 大問 1 に回転の 1 問) 転がり・回転
ニュートン算・流水算 ニュートン 2021・2022/流水 2023 3 年前まで続いた枠
円とおうぎ形・角度・影・約束記号・消去算・平均 円扇 2015/角度 2019/影 2017/約束 2011/消去 2009/平均 2009・2013・2017・2018 長く空いている枠

問い方の型

  • 大問 1 の計算 2 問は「①分数と小数の混じった長い四則計算」「②□を含む式を逆算」の組です。3 年とも並び順まで同じです。
  • 大問 2 以降は「短い設定文+図+(1)〜(4)」。(1) が易しい確認、(2)(3) で条件を 1 つ増やす階段になっており、2026 大問 4 の「3 の倍数→7 の倍数→13 の倍数」、2025 大問 4 の「A から B →A から D →E を通って D」、2026 大問 5 の「100 個仕入れる→定価 150 円→仕入れ数も動かす」がその形です。(1) を落とすと後ろが全部連鎖するので、最初の 1 問の検算が効きます。
  • 比を答えさせる設問は「最も簡単な整数の比であらわすと □:□」(2024 大問 3、2025 大問 5)。
  • 学校の名前や学園祭が設定に出ます(2024「S 中学校の学園祭」、2025「芝工場」、2026「芝中学校の学園祭のどら焼き」)。読み飛ばしてよい飾りですが、数字の設定は素直です。

家での練習で足すこと(優先順は 7 節・形式面は 10 節・空いている単元は 9 節)

  • 場合の数と規則性(2024 大問 5・7、2025 大問 1(2)・大問 4)。道順・玉の並べ方・弦で分ける個数は、小さい場合を書き出して表にする同じ手順で解けます。
  • 濃度の入れかえ(2025 大問 2)と売買損益(2026 大問 5)。どちらも「操作をくり返す」「条件を 1 つずつ増やす」形なので、1 回分の変化を式にしてから回数を増やします。

8-2. 理科(40 分・75 点・5 大問・小問 33〜36)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で精読)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(33 問) 芝太郎君の伊豆大島への船旅の文章。
回遊魚・汽笛の音の高さ・岩石の名前・植物が島へ運ばれる道筋・ツバキ油・くさやの発酵・氷水に浮くスイカ 7 問(全問記号選択)
物理/ばね。
3 本のばねの長さとのび・直列につないだとき・軽い棒でつないだとき・ばねの縮みと木片の動く距離 6 問
化学/アルミニウム。
【文章 I】【文章 II】の 2 本立て。再生可能エネルギー・容器包装の識別表示マーク・濃度・金属と水溶液の反応の表の穴うめ 7 問
地学/太陽。
太陽高度を測る器具の使い方の記述・照らす明るさが何倍か・南中高度の表・札幌/東京/那覇の緯度・太陽高度と気温のグラフの対応 6 問
生物/芝学園の生物室で顕微鏡。
対物レンズの倍率と見える範囲・植物プランクトン・葉緑体を漢字 3 文字・緑色の粒がある理由の記述・頬の細胞 7 問
2025(36 問) 芝太郎君の夏休みの文章。
園芸用土(赤玉土・鹿沼土)・虹の七色・太陽の位置・ふだん食べている部分・高温の油に水滴が入る理由 6 問(全問記号選択)
地学/星。
写真に写り取った星の動きの角度・星座の名前・同じ星空が見られる時期・水滴と霜・季節風・半年前の観察・恒星と惑星・月の誤り 2 つ/計 8 問
物理/滑車とばね。
ばねばかり 60g のときの伸び・定滑車 2 つと動滑車 3 つ・おもりの動く距離・棒の取り付け位置・水に入れたおもりの浮力 8 問
化学/溶解度と中和。
リトマス紙・気体の集め方・96%→80% のうすめ方・ホウ酸の溶解度の表・4 種の固体の溶解度グラフ・塩酸と水酸化ナトリウムの中和のグラフを描く 2 問/計 8 問
生物/血液。
血球 X・Y の役割と個数・ヘモグロビン・赤血球が円ばん形の理由・ABO 式血液型の凝集反応から人数を出す 6 問
2024(34 問) 芝太郎君の家族の文章。
航空会社の表・野球の打球の飛び方と滞空時間・セコイアの葉・ブラックバスと外来生物・導体と不導体・漢字 4 文字の語 7 問
地学/8 月 11 日の観察。
岩石の名前とでき方の記述・星がよく見えた理由 2 つ・星座早見盤・日の出の方角・その夜の月の記述・雲の名前 9 問
生物/心臓と血液。
肺へ送る血管・名称をひらがなで・静脈血が流れる部分・弁のはたらき・1 分 65 回のときの拍出量 7 問
物理/電気。
材質が同じで形状が違う電熱線 P・Q・水温上昇の実験 3 種・電流計の値と水温 4 問
化学/溶解度と蒸留。
4 物質の溶け方・飽和水溶液を冷やす・濃度と重さのグラフ・エタノール水溶液の調製・混ぜたときの体積・蒸留の残液の濃さ 7 問

精読した 3 年の共通点:

  • 5 大問・小問 33〜36 で 40 分。3 年とも大問数が動かず、1 問あたり 1 分強という配分も変わりません。
  • 大問 1 は「芝太郎君」の体験を書いた文章で、そこから物理・化学・生物・地学をまたいだ小問が 6〜7 問並びます(2024 家族との一日、2025 夏休み、2026 伊豆大島への船旅)。3 年連続で同じ位置に同じ作りの大問が置かれています。2025・2026 はこの大問がすべて記号選択です。
  • 大問 2〜5 は物理 1・化学 1・地学 1・生物 1 の 4 分野を 1 題ずつ(3 年とも)。並び順は年ごとに違います。
  • 記号選択が 47〜55%、語句・数値の短答が 39〜47%。記述は年 0〜2 問です(2024 に 2 問、2026 に 2 問、2025 は 0 問で代わりに作図 2 問)。
  • 化学は 3 年とも計算を含みます(溶解度・濃度・反応する重さ)。物理も 3 年とも比例を使う計算です(電熱線・ばね・滑車)。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

  • 物理: 電気回路・電流 が最多で 2009・2010・2012〜2015・2017〜2019・2024 の 11 年、ばね 2014・2026、てこ・つり合い 2011・2018、滑車 2021・2025、浮力・密度 2011・2015・2018、ふりこ 2020・2024、光 2010・2012・2016(2 題)・2023、音 2026(大問 1 の小問)、電磁石 2022。
  • 化学: 溶解度・再結晶 2025(2024 大問 5 にも)、中和 2009・2016・2021(2025 に作図小問)、気体の性質 2012・2022・2023、燃焼 2010・2020、金属と水溶液 2011・2026、質量保存 2013・2014・2018、水溶液の判別 2019、実験器具の操作 2012・2026。
  • 生物: こん虫・動物の分類 2015・2017・2019(2 題)・2020・2026、人体 2010・2011・2014・2016・2023・2024・2025、植物のつくり 2013(2 題)・2022・2025、花のつくり 2009・2021、生態系・食物連鎖 2018・2020。人体は 2023・2024・2025 の 3 年連続で大問に入りました。
  • 地学: 地層・岩石・化石 2012・2014・2016・2020・2021・2023、気象 2009・2011・2022(2 題)・2023、星・星座 2014・2018・2024・2025、太陽 2017・2021・2026、月 2010・2013(2024・2025 に小問)、地震・火山 2015・2019、流水 2009。天体(星・太陽・月)は 2024・2025・2026 の 3 年連続です。

問い方の型

  • どの大問も「次の文を読み、後の問いに答えなさい」で始まり、長い文章に下線部①②③…が振られ、下線部ごとに小問が付きます。3 年ともこの形です。設問文の総量は多く、読む速さがそのまま点になります。
  • 選択肢は「2 つ選んで」「すべて選んで」「まちがいをふくむものを 1 つ」(2024 大問 5(6)、2025 大問 2(8)、2026 大問 3(3))が混じります。個数指定を読み落とすと連鎖します。
  • 短答の文字種指定が多くあります: 「漢字 4 文字で」(2024 大問 1(6))、「ひらがなで」(2024 大問 3(2))、「カタカナで」(2026 大問 3(1))、「漢字 3 文字で」(2026 大問 5(5))。
  • 計算は表・グラフの数値から比例を読む形です(2024 電熱線と水温、2025 ホウ酸の溶解度、2026 ばねの伸びと金属の反応量)。「値が割り切れない場合は…」の桁指定つき(2026 大問 3)。
  • 記述は 1〜2 文の理由説明です(2024「登山道で見たこの岩石は…」「この日は日の入りから日の出まで…」、2026「直接太陽を見るのは危ないので」の器具の使い方、「葉の細胞に緑色の粒が多い理由」)。長い記述の練習より、理由を 1 文で言い切る練習が合います。

家での練習で足すこと(優先順は 7 節・形式面は 10 節・空いている単元は 9 節)

  • 物理の計算 3 種(電熱線と発熱 2024、滑車とばね 2025、ばねの直列・並列 2026)を年度を変えて解く。図に力の大きさを書き込む手順を固定します。
  • 天体(星座早見盤 2024、星の動きと季節 2025、南中高度と緯度 2026)。3 年連続で出ているので、日周運動・年周運動・南中高度の 3 本を確実に。
  • 人体(2024 心臓、2025 血液)と顕微鏡の観察(2026)。用語は漢字・カタカナの指定に耐える書き方で覚えます。

8-3. 社会(40 分・75 点・4 大問・小問 34〜38)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で精読)

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年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民) 大問 4(文章+記述)
2026(38 問。転写では 1 つの大問にまとまっているが、設問の並びは 4 ブロック) 芝一郎くんが主語の地理。
地図中 A〜D の同定・松本市の旅行と雨温図・観光客・ジャムの原料の産地・貿易額・ガソリン価格・1 人あたり県民所得・週末の予定・少子高齢化 12 問
「食と税」をたどる文章 A〜F。
稲作の伝来・年貢と税の変化・建武の新政から南北朝の合一・戦国大名の検地・江戸の大名と幕府財政・殖産興業・農地改革・漢字 2 字の空欄 12 問
芝中学校 1 年生の芝一郎くんが作った「昭和 100 年」のレポートと会話文。
大日本帝国憲法・治安維持法と選挙制度・GHQ の民主化政策・SNS と情報の受け取り方 9 問
「ほんとに生きん…」で始まる文章。
ペルー沖の海水温=エルニーニョ・エジソンと送電網・二重線部について 100 字以内の記述 4 問
2025(37 問) 「次の地図、および日本に関する以下の各問いに答えなさい」。
地図中 A〜D の同定・佐渡の鉱山とユネスコ・高潮・芝中学校の校外学習と修学旅行の行き先の雨温図・島 K の農作物・持ち家率と単独世帯・自然環境・本州四国連絡橋・写真と地形図の対応 9 問
江田船山古墳の鉄刀から始まる通史。
5 世紀の中国への使い・万葉集・平安中〜後期・江戸時代 5 問・近代の戦争・並べかえ 2 問/計 13 問
公民権運動の資料から民主主義・地方自治(ブライス『近代民主政治』)・国際協力・憲法条文の空欄・違憲審査・前年に制定された法律 11 問 東日本大震災と情報。
復興の目的で 2012 年に…・メディアリテラシー・二重線部について 100 字以内の記述 4 問
2024(34 問) 「次の地図、および日本に関する以下の各問いに答えなさい」。
地図中 A〜D の同定・火砕流の山 E・2015 年時点の新幹線停車駅・降水量の図・島 J・太陽光/地熱/風力の都道府県別表・国立公園・品目別食料自給率・5 道府県の林業の表 9 問
「日本の歴史における争いと人々の生活」。
板付遺跡の用水路・6 世紀末の朝鮮半島の図・663 年の敗戦・平安の並べかえ・鎌倉室町の世相・安土桃山の人物・江戸・幕末・講和条約・大正昭和前期 3 問/計 13 問
貝原益軒「老いた親につくせ」から介護と社会保障。
人口の数値の穴うめ・地方自治・儒学者・家制度と日本国憲法・2010 年代のグラフ 4 種・憲法 25 条と介護保険・一般会計税収・介護マーク 8 問
箱根駅伝 100 回。
五街道・請願権・三陸鉄道と東日本大震災・二重線部について 100 字以内の記述 4 問

精読した 3 年の共通点:

  • 大問の並びが「地理 → 歴史 → 公民 → 短い文章+記述」で 3 年とも同じです。転写の分類でさかのぼると、大問 1 が地理・大問 2 が歴史という並びは 2009 年以降ずっと続いています。
  • 大問 1 の問 1 は「A〜D の文が地図中の A〜D のどれにあたるか」(2024・2025・2026 の 3 年連続)。2024・2025 は導入文が「次の地図、および日本に関する以下の各問いに答えなさい」で一字一句同じです。
  • 最後の大問の最終問は 100 字以内の記述で、条件まで同じです。「二重線部について…次の条件に従って 100 字以内で答えなさい。《条件》次のことばを必ず使い、使ったことばには下線を引くこと。同じことばは何回使ってもかまわないが、そのたびに下線を引くこと。また、句読点や記号は 1 字と数えること」。指定語は 2024[過去・状況・原動力]、2025[利便性・実用化・道徳心]、2026[観察・原因・検討]。3 年とも記述はこの 1 問だけ(全体の 3%)です。
  • 記号選択が 65〜71%、語句の短答が 26〜32%。40 分で 34〜38 問です。
  • 歴史の大問は 13・13・12 問で、古代から現代まで 1 本の文章で通す形が 3 年とも同じです。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

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位置 分野 出た年 傾向
大問 1 地理 2009〜2026 の全年 日本の地形 7 年・都道府県の同定 4 年・気候と雨温図 2 年・農業 2 年・世界地理 1 年。地図を見ながら解く形が固定
大問 2 歴史 2009〜2025 の全年(2026 も同じ位置に歴史のブロック) 鎌倉・室町 5 年、原始・古代 3 年、飛鳥・奈良 3 年、近代の戦争と大正昭和前期 2 年、江戸 1 年、幕末明治 1 年、戦後 1 年、史料 1 年。通史 1 本で古代→現代まで通す作り
大問 3 公民 2009〜2026 のほぼ全年 日本国憲法 6 年、三権分立 3 年、財政・税 3 年、人権・多様性 4 年、地方自治 1 年、国際社会 4 年
大問 4 地理・歴史・国際の混合+記述 2009〜2026 世界地理 4 年、工業・産業 2 年、交通・通信 2 年、戦後・現代 3 年、環境政策 1 年

問い方の型

  • 正誤の組み合わせが主力です。「次の文 X・Y の正誤の組み合わせとして正しいものを下のア〜エより選び記号で答えなさい」は 2024・2025 に複数回(精読した 2 年で計 5 問)。「文 a〜d について、正しいものの組み合わせ」「あやまっているものを 1 つ」も同じ作りです。
  • 並べかえ(「次の文 I〜III を古いものから順に並べかえた場合…」)が歴史で毎年出ます。2024 問 5、2025 問 9・問 13、2026 も同じ作りです。
  • 地理は表とグラフを読む選択が中心です(発電方式別の都道府県、食料自給率の推移、林業の表、持ち家率と単独世帯、1 人あたり県民所得)。統計を「どの県か」「どの品目か」に結びつける訓練が要ります。
  • 短答は語句を書かせる形で、文字種指定つきのものがあります(「ひらがなで」2025 問 8、「カタカナで」2025 問 3(1)、「漢字 2 字で」2026)。
  • 記述は 1 問だけですが重いものです。指定語 3 語を必ず使い、使った語に下線を引くという条件が 3 年とも同じで、内容は「筆者はなぜそう考えるか」「筆者は何を伝えようとしているか」という文章読解の形です。社会の知識より、本文の主張を 100 字にまとめる力が測られています。

家での練習で足すこと(優先順は 7 節・形式面は 10 節・空いている単元は 9 節)

  • 並べかえ(I〜III を古い順に)。年号暗記より「出来事の因果でつなぐ」ほうが速く解けます。
  • 歴史は通史を 1 本の流れで。各年の大問 2 は「税」「争い」「食」のようなテーマで古代から現代まで貫くので、テーマ史(土地制度・税・戦争・外交)の縦の整理が効きます。
  • 公民は憲法条文の空欄(2025 問 4・問 6(2)、2026 問 4)が繰り返し出ます。前文と主要条文は空欄で答えられる状態に。

8-4. 国語(50 分・100 点・小問 18・記述 8 問)

先に断っておくこと: 手元の転写データは国語だけ 2009〜2020 年度の 12 年分で止まっており、2021 年度以降の国語は資料がありません。以下は 2018〜2020 年度の 3 年を原本で精読したうえでの記述で、直近の年についてはこの資料からは何も言えません。市販の過去問で最新の年を必ず確認してください。

年度×大問の題材表(2018〜2020・原本で精読。出典は転写に残っていたもの)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 出典
2020(4 題・18 問) 漢字(語群から選んで漢字で書く)5 問 漢字(空欄に当てはまる漢字一字を自分で考えて答える。「冷たく固い[ ]でも、とけると水になる」)5 問 論説/承認の問題(いびつな承認・自分が嫌いという人・自己愛の鍛え方・「承認を得るより人を承認することから」)記述 4 問 物語/小学 5 年生「ぼく」と将棋(負けたことがなかった「ぼく」と小 2 の山沢貴司との対局)記述 4 問 大問 3 斎藤環「つながることが認められること」(『学ぶということ・続・中学生からの大学講義 1』所収)/大問 4 佐川光晴『駒音高く』
2019(4 題・18 問) 漢字(語群から選んで漢字で。「[ ]暖の差」「関東一[ ]」「[ ]伝大会」)5 問 漢字一字を自分で考えて(「[ ]の川に多くの星が」「言わぬが[ ]」)5 問 論説/ルワンダ(国連ルワンダ支援団の総司令官だったカナダ陸軍の将軍の手記。第一世界に住む私たちが当然と思っていること・彼らの怒りの原因・二一世紀は人間性の世紀に)記述 4 問 物語/「あたし」と苛立ち(なじんだ景色が急に知らない場所に・ぐちゃぐちゃになった卵・狭かった世界が開けた)記述 4 問 大問 3 ロメオ・ダレール著/金田耕一訳『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか』/大問 4 相沢沙呼『雨の降る日は学校に行かない』
2018(3 題・18 問) 漢字 10 問(前半 5 問は語群から選んで漢字で・後半 5 問は「まゆから生[ ]をつむぐ」「[ ]けは人のためならず」「肩の[ ]がりおりた」のような慣用句・ことわざ) 論説/オスとメスはなぜ二つしかないか(自分と異なる性質を持つ子孫・小さな配偶者はより小さくなる・男と女は面倒くさい仕組み)記述 4 問 物語/「僕」と野球の神様(併殺を処理する時に一塁走者と衝突・叔父さん・僕が進み続ける限り)記述 4 問 — 大問 2 稲垣栄洋「オスはメスのために作られた!? この世界に男と女がいる簡単な理由」/大問 3 加藤元「四百二十円の神様」

精読した 3 年の共通点:

  • 小問 18 問・そのうち漢字 10 問・記述 8 問が 3 年とも同じです。記号選択・抜き出しは 3 年ともゼロでした。
  • 大問 1 の位置は必ず漢字です(転写の分類では 2009〜2020 の 12 年すべて)。2019・2020 は「語群から選んで漢字で書く 5 問」と「漢字一字を自分で考えて答える 5 問」の 2 本立て。後者は「言わぬが[花]」「[情]けは人のためならず」のような慣用句・ことわざ・故事成語が中心で、単なる書き取りではありません。
  • 読解は論説 1 本+物語 1 本の 2 題、各 4 問、全問記述です。論説が先、物語が後という並びも 3 年とも同じです。
  • 論説の題材は「生物にオスとメスがある理由」(2018)「ルワンダの虐殺と人間性」(2019)「承認と自己愛」(2020)で、中学生に「考えさせる」重いテーマが続きます。物語は小学生〜中学生の「ぼく・あたし」が主人公で、野球・将棋・友人関係と、身近な場面での気持ちの変化を扱います。

問い方の型

  • 設問は「——線部①〈…〉とありますが、〜ですか。◯字以上◯字以内で答えなさい」の一本です。3 年の 24 問すべてがこの形でした。
  • 字数の幅は 1 問ごとに違い、短いもので「15 字以上 25 字以内」「20 字以上 30 字以内」、長いもので「80 字以上 90 字以内」「90 字以上 100 字以内」。1 つの大問に短い記述 2〜3 問+長い記述 1 問という組み合わせが多くなっています。
  • 問い方は「どのような現象ですか」(内容説明)「なぜですか」(理由説明)「どのような気持ちですか」(心情説明)の 3 種です。大問の最後の問(問四)が最も長く、「本文全体の内容を踏まえて」(2019 大問 3 問四・2020 大問 3 問四)「そう思うようになったきっかけもふくめて」(2020 大問 4 問四)「気づいた理由と合わせて」のような条件がつきます。
  • 「解答欄の『〜という気持ち』につながるように」(2018)のような結びの指定、「否定表現を使わずに整理し」(2019 大問 3 問一)のような書き方の指定もあります。

家での練習で足すこと(優先順は 7 節・形式面は 10 節・空いている単元は 9 節)

  • 問四(各大問の最後の長い記述)を別扱いで。80〜100 字で「本文全体を踏まえて」まとめる問いなので、途中の問一〜問三の答えを材料にして組み立てる手順を身につけます。
  • 重いテーマの論説に慣れる。生物と性、紛争と人間性、承認と自己愛のような、答えが一つでない主題が続きます。新書や中学生向けの講義本を読み慣れておくと入りやすくなります。
  • 物語は小学生・中学生が主人公で、勝負や友人関係を通じて気持ちが変わる話が中心です。「どこで気持ちが動いたか」に線を引きながら読みます。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(2009〜2026)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部までは保証できません。

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科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 立体の切断・立体図形 2009・2012・2013・2015・2016・2018・2020 2020 2020 を最後に 6 年なし。18 年で 7 回あり、最も長く空いている枠
算数 円とおうぎ形 2015 2015 大問としては 11 年なし
算数 影・角度・約束記号・消去算 影 2017/角度 2019/約束記号 2011/消去算 2009 2019(角度) いずれも長く空いている
算数 ニュートン算・流水算 ニュートン 2021・2022/流水 2023 2023(流水) 3〜4 年前まで続いた枠
算数 速さ・速さとグラフ 2010〜2014・2016〜2018・2020〜2024 2024 18 年で 13 年と多いが、2025・2026 は大問として無し(2026 は大問 1 に通過算)。戻る候補
理科 てこ・つり合い 2011・2018 2018 2018 が最後で 8 年空き。滑車(2025)・ばね(2026)が続いているので、力のつり合いの枠自体は生きている
理科 中和 2009・2016・2021 2021(大問)/2025(小問) 2021 が最後の大問。2025 は中和のグラフを描く小問で顔を出した
理科 燃焼・気体の性質 燃焼 2010・2020/気体 2012・2022・2023 2023(気体) 化学の 4 枠のうち長く空いているのはこの 2 つ
理科 地層・岩石・化石/気象 地層 2012・2014・2016・2020・2021・2023/気象 2009・2011・2022(2 題)・2023 2023(大問)/2024・2026(小問) どちらも 2023 が最後の柱。2024・2026 は小問で登場
理科 電気回路・電流 2009・2010・2012〜2015・2017〜2019・2024 2024 18 年で最多の 11 回。2024 以来 2 年空き
社会 財政・税・社会保障を大問の柱に 2014・2020・2021 2021(大問)/2024(小問) 2021 が最後。2024 は一般会計税収の小問で登場
社会 三権分立・国会・内閣・裁判所 2011・2018・2023 2023 2023 が最後の柱。5 年前後の周期
社会 世界地理を大問の柱に 2012・2015・2019・2022 2022(大問)/2026(小問) 3〜4 年周期で、2022 以来 4 年空き。2026 はエルニーニョの小問
社会 地形図の読図 2025 大問 1 問 9(写真と地形図の対応) 2025 直近で復活済み。等高線・地図記号は続けて警戒
国語 記号選択・抜き出し 記号選択 2009・2011・2012/抜き出し 2009・2010・2013・2014 2014(抜き出し) 2015 年以降の資料では記述に寄っている。2021 年度以降の資料が無いため、現在どうなっているかは確認が要る
国語 文法・品詞の設問 2012 2012 資料の範囲では 2012 が最後
  • 算数の立体の切断は、展開図・投影図を含めて 1 セット一巡しておきます(6 年空いている枠)。
  • 理科はてこ・中和・燃焼を 1 セットずつ復習して復活に備えます。
  • 国語の漢字の出し方は年によって「カタカナを漢字に直す」(2009〜2011 の転写)から「語群から選ぶ」「漢字一字を自分で考える」へ変わっています。どの形でも書けるようにしておきます。

10. 形式面の注意

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 高い。大問 1=計算、以降は 1 テーマ 2〜4 問の小さな大問が並ぶ。小問 18〜19・50 分・全問答えのみ 数の性質・平面図形の面積比・場合の数と規則性・水量とグラフ・文章題(濃度・売買・仕事・過不足)が回る。同じ問題の再登場は精読した 3 年に無し 計算 2 問を確実に取る速さと、(1) を落とすと連鎖する階段構造への対応(最初の 1 問の検算)
理科 高い。5 大問・33〜36 問・40 分。大問 1 は分野横断の長文 長い文章に下線部が振られ、下線部ごとに小問。記号選択 47〜55%、短答 39〜47%、記述は年 0〜2 問 長文を速く読んで下線部を追う練習と、表から比例を読む計算(電熱線・ばね・滑車・溶解度・濃度)
社会 高い。地理→歴史→公民→記述の 4 大問・34〜38 問・40 分 正誤の組み合わせ(X・Y/a〜d)と並べかえが主力。統計表と地図の読み取りが地理の中心。記述は 100 字 1 問だけ 正誤の組み合わせを 1 文ずつ検証する力と、指定語 3 語つき 100 字記述の型
国語(2020 年度まで) 高い。漢字 10 問+記述 8 問・小問 18・50 分 論説(重いテーマ)+物語(小中学生が主人公)。全設問が「◯字以上◯字以内」の記述 下限つき字数に収める記述と、慣用句・ことわざを漢字で書く力

4 科目に共通するのは「形式が読めているぶん、当日は中身の処理速度だけが問われる」という性格です。1 問あたりの持ち時間は算数 2 分半、理科・社会 1 分強で、迷って止まる時間の余裕は多くありません。

  • 算数(50 分・100 点): 3 年とも答えのみ(□に数値・比を入れる)で、途中式や考え方を書く欄は設問文からは現れませんでした。部分点を狙う書き方より、検算で 1 問を確実にするほうが返りが大きい形式です。円周率の但し書き・四捨五入の桁指定・作図の指示は精読した 3 年にありませんでした。比は「最も簡単な整数の比であらわすと □:□」(2024・2025)。単位(cm・cm²・分・秒・%・円)は設問文に印字されています。小問 18〜19 に対して 50 分で、大問 1 の 5 問(2025・2026)は 10 分以内で抜けたいところです。
  • 理科(40 分・75 点): 5 大問・33〜36 問。記号選択に「2 つ選んで」「すべて選んで」「まちがいをふくむものを 1 つ」の個数指定が混じります。短答の文字種指定が多く(「漢字 4 文字で」2024、「ひらがなで」2024、「カタカナで」2026、「漢字 3 文字で」2026)、計算に「値が割り切れない場合は…」の桁指定(2026)があります。記述は年 0〜2 問で 1〜2 文。作図は 2025 に 2 問(中和のグラフ)で、3 年のうち 1 年だけですが、グラフを自分で描く練習は捨てないほうがよいでしょう。導入文が長いので、設問を先に見て下線部だけを追う読み方が現実的です。字数指定のある記述は精読した 3 年には現れませんでした(解答欄の大きさが分量の目安になります)。
  • 社会(40 分・75 点): 4 大問・34〜38 問。記述は 100 字以内 1 問だけで、条件は 3 年とも同じです(指定語を必ず使う/使った語に下線を引く/同じ語を何度使ってもよいがそのたびに下線/句読点や記号も 1 字)。短答に「ひらがなで」「カタカナで」「漢字 2 字で」の指定。地図・雨温図・写真・統計表が多く(図表のある小問は 18 年平均で 26%)、作図の指示は精読した 3 年にありませんでした。1 問あたり 1 分強で、最後の記述に 5〜8 分を残す配分が要ります。指定語に下線を引き忘れないことは、練習の段階から癖にしておきます。学校自身の行事や生徒が題材に入ります(2025 は芝中学校の校外学習・修学旅行の行き先、2026 は「芝一郎くん」の旅行と週末の予定)。
  • 国語(50 分・100 点/資料は 2020 年度まで): 小問 18。記述はすべて「◯字以上◯字以内」の下限つきで、15〜25 字の短いものから 90〜100 字の長いものまであります。下限を割ると届かないので、短い記述でも指定の下限まで埋める書き方の練習が要ります。「解答欄の『〜という気持ち』につながるように」「否定表現を使わずに」のような書き方の条件がつくことがあります。記号選択・抜き出し・作図は 2018〜2020 の 3 年にゼロで、部分点をどう積むかが全てです。漢字 10 問+記述 8 問なので、漢字は 5 分で抜けて記述に 40 分近くを使える配分になります。

11. 学年別ロードマップ

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段 何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数と小数の混合・かっこの多い式)、図形(面積比の入口、水そうと水位)、読解(線部を自分の言葉で言い換える)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。芝で最終的に効く入口は「長い四則計算を止まらずに計算しきる」「表を見て比例と言えること」「ことわざ・慣用句を漢字で書けること」 差はほぼ無い。時間計測はまだしない。ただし計算を雑にしない習慣だけは早く。算数の大問 1 は 12 年後まで同じ場所にある
小 5(幅) 1 週間の形は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本にして、次を割り付ける。週末 60 分=算数の単元の一巡。8-1 の単元表を「小 5 で一巡する単元リスト」として、数の性質 → 平面図形の面積比 → 場合の数と規則性 → 水量とグラフ → 濃度 → 売買 → 仕事 → 過不足 → 速さ の順に(仕事・過不足・通過・ニュートン算のような特殊算は、教科書ではなく受験用教材の単元)。平日 15 分=理科の 4 分野の計算単元(電気・ばね・滑車・溶解度・濃度)と天体(日周・年周・南中高度)、社会は通史 1 本と、地図帳・統計資料を「表から県を当てる」形で使う。国語は論説と物語を各週 1 本、記述で答える(ただし国語は 2021 年度以降の資料が無く、直近の形式は未確認 → 13 節) 形式が決まっているぶん、中身の幅がそのまま得点になる段。特に社会の正誤判定は知識の細かさが要るので、ここで全分野を一巡しておくと小 6 が楽
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は1 年分を、時間を計って解く演習を軸に(算数 50 分 18〜19 問、理科 40 分 33〜36 問、社会 40 分 34〜38 問は、どれも 1 問あたりの持ち時間が短い)。加えて、同じ大問を、年度を変えて解く演習が効く学校でもある(算数の大問 1 だけ 3 年分、社会の 100 字記述だけ 3 年分、理科の大問 1 だけ 3 年分) 通し演習と出題位置縦解きの両方をやる。出題位置が固定なので、「大問 1 に何分」「記述に何分残す」を数字で決めきれる

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「時間内に処理しきる」訓練です。芝は問題の置き場所が読めるので、直前期に形式へ慣れる時間がほとんど要りません。そのぶん、算数の計算と社会の細かい正誤判定という、量が要る場所の準備を小 5 のうちに終えられているかが効いてきます。国語は漢字 10 問が固定の得点源なので、慣用句・ことわざを含む漢字を小 5 のうちに一巡しておくと、小 6 は記述だけに集中できます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は「出題構造が近いか」だけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・通学圏は見ていません。同じ問題が出るという意味でもありません。

  • 関東学院中学校(神奈川県・共学)— 8 校で最も近い組み合わせで、とくに算数(答えのみ・小問 18 前後・文章題と図形の混在)が近く、社会も近い。国語は比較できません。2027 年度は 2 月 1 日の同じ時間帯に重なる回があります。
  • 青稜中学校(東京都・共学)— 社会(正誤の組み合わせと統計表)と理科(長文+表の計算)が近く、算数も中程度です。国語は比較できません。2027 年度は 2 月 1 日の同じ時間帯に重なる回があります。
  • 北里大学附属順天中学校(東京都・共学)— 社会が近い組み合わせです。国語は比較できません。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

  • 近さは科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)の自動集計です。国語は 8 校中 3 校しか比較できていません。芝の国語は記述だけで構成されるため、記号選択の多い学校の過去問では代用しにくいところがあります。

13. 資料の限界

  • 入試回: 芝中学校には第 1 回(2 月 1 日)と第 2 回(2 月 4 日)がありますが、手元の転写データは 1 年・1 科目につき 1 冊だけで、どちらの回かを区別できません。本稿は第 1 回相当として読んでいます。第 2 回の出題が同じ並びかどうかは、この資料からは言えません。
  • 国語の資料が無い年: 国語の転写は 2009〜2020 年度の 12 年分で止まっており、2021〜2026 年度がありません。8-4 の記述はすべて 2020 年度までの姿で、現在の形式(記述の数・字数指定・記号選択の有無)が同じである保証はありません。国語だけは市販の過去問で直近を必ず確認してください。
  • 転写の読み落とし: 図・写真・地図・グラフそのものは転写されておらず、説明文からの推定を含みます。特に算数(図のある小問 43%)と理科(同 58%)は、図を見ないと分からない部分があります。
  • 大問の切れ目: 算数の 2025・2026、社会の 2026 は、転写上の大問の区切りが実際の冊子と異なる可能性があります。本稿では小問の中身と並び順だけを使い、「大問が何題か」は断定していません(小問の総数は 3 年とも安定しています)。
  • 配点の内訳: 設問ごとの配点は問題冊子から読み取れません。科目ごとの満点(国語・算数 100、社会・理科 75)だけが分かっています。
  • 書いていないこと: 難易度・偏差値・合格可能性・お子さんとの相性・学校の教育方針・入試結果には触れていません。この資料で分かるのは「どんな問題が、どの位置に、どういう形式で出ているか」だけです。
  • 「毎年」「〜年連続」は、原本で 3 年以上の反復を確認したものだけに使いました。「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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