開成中学校 の過去問分析

開成中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

開成中学校 過去問分析(2005〜2026 年度・一般入試(回は 1 回のみ)・最大 22 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都荒川区
男女 男子校
入試回と日程・科目 一般入試の 1 回のみ。2 月 1 日・4 科(国語・算数・理科・社会)
試験時間・配点 国語 50 分 85 点/算数 60 分 85 点/理科 40 分 70 点/社会 40 分 70 点。国語と算数が 85 点、理科と社会が 70 点という配点で、算数だけが 60 分です
当日の順番 9:00 国語 → 10:20 算数 → 11:50 理科 →〔昼休み〕→ 13:20 社会
旧称 私立東京開成中学校(1901 年〜)、東京開成中学校(1919 年〜)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 開成の入試は、出題の形も中身も毎年作り直されます。算数は大問数が 3〜5、小問数が 14〜18 と年ごとに動き、精読した 4 年で同じ問題の再登場は見つかりませんでした。
  2. それでも「立体の切断を自分で描く」(4 年連続)と「初見のルールを読んで数え上げる」(4 年連続)の 2 本柱は変わりません。
  3. 国語は精読した 5 年で記述が全設問の 6〜8 割を占め、社会は 40 分で 37〜47 問、理科は表と数値から比例・割合を計算する短答が毎年入ります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の立体の切断を、2023〜2026 の 4 年分まとめて作図込みで解き、見取図・展開図・切り口の 3 種を自分の手で描けるようにします。
  2. 算数のルールを読む数え上げを 4 年分、「例を自分で再現 → 小さい場合を全部書き出す → 表にする」の順で解きます。
  3. 国語の記述を「線部の言い換え+理由・背景」の形で書き、直してもらう回数を稼ぎます。

今週やる 1 つ

  1. 2026 年度の算数 大問 3(白黒の三角柱 32 本で組んだ立方体を切る)を、切り口の黒い部分に斜線を引くところまで自分で描いてみます。

注意

  1. 2005〜2022 年度については転写データの単元分類を数えただけで、設問の細部は保証しません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026・欠けなし) 図が多く(図のある小問が 73%)、図そのものは転写できないため図の説明文からの推定を含みます。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 8 年(2024 を含む)
理科 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026・欠けなし) 表・グラフが多く、小問数は年により 21〜31。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 8 年(2023・2025 を含む)
社会 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026・欠けなし) 小問が多く(年 33〜57)、語句と選択肢の文言まで判読できます。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 13 年(2024 を含む)
国語 5 年(2022〜2026) 16 年(2006〜2021) 21 年(2006〜2026。2005 年度が欠落) 本文・設問とも判読できます。出典が転写に残っていない年があります(2023 大問一)

5. 一番大きな結論

開成は「出題の形も中身も毎年作り直す」学校です。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、①初見の設定を読み切って手を動かす練習(算数の作図・数え上げ、理科の表計算)、②書く分量と時間の感覚を身につける練習(国語の記述、社会 40 分 40 問の処理)の二つに近くなります。同じ問題を暗記する使い方はどの科目でも効きにくいところです。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。過去問を使った算数の作図演習・国語の記述練習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と大問の中身)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・立体の切断を「描く」 — 2023 大問 3(立方体を 2 方向から切り取った立体の見取図と体積)、2024 大問 3(直方体を 3 平面で切った立体の展開図: 元の面の判定・見取図に点と断面を描く・展開図の欠けた面を補う・面積)、2025 大問 4(三角柱の切断面の実際の形を穴埋めと作図で復元)、2026 大問 3(白黒の三角柱 32 本で組んだ立方体を切り、切り口の黒い部分に斜線・黒い部分の体積)。4 年連続で作図が要求されています。「辺上の長さの比がなるべく正確になるように」(2024)、「各辺を 8 等分する点に印がついています」(2026)のように、目盛りに合わせて描く精度まで見られます。この 4 年分(2023-3・2024-3・2025-4・2026-3)を作図込みで通し、切り口・展開図・見取図の 3 種を自分の手で描けるようにします。展開図の「欠けた面を補う」(2024)が最も手の止まりやすいところです。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・ルールを読んで数え上げる — 2023 大問 5(1〜7 の数字だけでできる整数 A+B の組数、誘導の穴埋めア〜キ)、2024 大問 2(カードを机と箱に動かすルールの結果から初期配列を数える)、2025 大問 2(4×9 の板を 8 つの長方形に区切る「ポイント」を最大化・「ポイントが大きい答えほど高い得点」)、2026 大問 4(正六角形 7 個の格子上で 4 つの条件を満たす三角形の面積と個数)。「小さい場合で実験→表に整理→規則を見つける」の 3 手順が共通で、(1)(2) は誘導どおりに手を動かせば届きます。4 年分(2023-5・2024-2・2025-2・2026-4)で「例を自分で再現→小さい場合を全部書き出す→表にする」の順を固定します。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 算数・速さ(点の移動と面積・周期) — 2023 大問 1(ウサギとカメ)と大問 4(円周上を動く 3 点の出会いと折り返し・作図 2 問)、2025 大問 3(3 本の道を回る 3 人・グラフに印を打つ・グラフを描く・道の長さと速さの比)、2026 大問 1(正方形の周上を動く点 P・Q と三角形 EPQ の面積・グラフ作図)。速さの大問にもグラフを描く作図がつきます(2023・2025・2026)。「動く点と面積」(2026-1・2023-2)、「円周上の出会いと周期」(2023-4)、「複数人のグラフを描く」(2025-3)の 3 種に分けて練習し、グラフを描く作図を必ず含めます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 算数・数の性質と、大問 1 の小問集合 — 2023 大問 5(1〜7 だけの整数の和)、2026 大問 2(1〜9 の数字で作る分数の最大値・和が 17 より小さい入れ方)、2024 大問 1(1)(1〜9 と四則で 2024 を作る式)。数字を並べて条件を満たす整数・分数を作る問題が 4 年で 3 年あります。桁ごとに場合分けする書き方を固定してください。大問 1 が小問集合の年の中身(単位換算・相当算(もとにする量を割合から逆に求める計算・受験用教材の単元)・金属棒の重さ・転がる正三角形)は 5〜8 分で片付けます。規則性・時計算・影は 1 年分ずつ復習して復活に備えます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 国語・記述の 2 系統を書き分ける — 字数指定なし(2023・2025)は解答欄の大きさが分量の指示です。「三津彦は『児童文学の仕事』についてどのようなことを重視していますか」(2025 大問一問一)、「希代子は朱里のどのようなところに魅力を感じているのですか。これまでのこともあわせて」(2023 大問二問一)のように、線部の言い換え+本文の複数箇所の根拠を束ねます。字数指定あり(2022「四十五字以上、六十字以内」、2024「六〇字以内」「五〇字以内」、2026「五〇字程度」)は削る練習です。2026 問七「自分の考えを五〇字程度で述べなさい」のような意見を書かせる設問も出ました。字数指定なしの記述は実寸の解答用紙(市販の過去問集に付属)で書き、直してもらう回数を稼ぎます。「それぞれ」「二種類」「A〜C」のように答えを分けて書く設問(2025・2026)は、要素を先に箇条書きしてから文にします。2026 の段落分け・抜き出し・自分の考えの 3 種に備えて、随筆を「体験→考え→届け先」のように構造で読む練習を入れ、大人が主人公の小説・随筆(編集者・建築家・研究者)を多読して「伝わる・伝わらない」「語りを受け取る」の主題に慣れておきます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 国語・漢字の書き取り — 毎年 4〜5 問(2022 年 4、2023 年 4、2024 年 5、2025 年 4、2026 年 4)。「一画ずつ丁寧に書くこと」(2025・2026)の注意つきです。大人向け語彙(キュウ家・ムキシツ・モクヒョウ など)を含むので、書き取り専門の練習を毎日続けます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科・表から比例・割合を計算する(+作図と分野の穴埋め) — 2023 大問 4(1 分あたりの血液量と酸素量)、2023 大問 3(おもりの数を変えたふりこの「長さ」の倍率)、2024 大問 1(ほう酸の溶解度、「小数第 1 位を四捨五入して整数で」)、2024 大問 4(電熱線の抵抗の比を「最も簡単な整数の比で」)、2025 大問 2(金属線の太さ・巻き数・ばねの太さとばねののびの関係を 4 つの表から読んで、未知のばねの値を予測)、2026 大問 4(小鳥が 60 秒間で得られるエサの重さ)、2026 大問 1(水の温度変化の平均速度)。この計算小問だけを縦に解き、桁指定と比の形式指定を毎回確認します。(確認: 〜2026 年度)
    • 作図: 2023 大問 1(崖に見える地層の線)、2024 大問 2(月の軌道上の満月の位置)、2024 大問 4(モーターと乾電池の配線で扇風機の回路を完成)、2026 大問 2(大気の熱収支のグラフ)、2026 大問 3(平面鏡による像の位置・2 枚の鏡での光の経路・像の位置の 3 問)。精読した 4 年で 3 年に作図があり、2026 は 4 問でした。方眼上に定規で描く練習をします。
    • 物理の力学(てこ・ばね・ふりこ)と電気は、表の読み取りとセットで。てこは 2021 以来空いています。
    • 化学は水溶液の判別(実験の組み合わせで「あと 1 つ必要な実験」を選ぶ)と溶解度の過不足。気体・中和・金属と水溶液の復活に備えて 1 年分ずつ解いておきます。
    • 生物は「実験からいえること」の判断(クモの巣・小鳥のエサ・血液の循環)に寄せます。植物のつくり・発芽は 2022 以来空いているので基本を 1 周。
    • 天体は月と暦(旧暦・うるう年・満月の周期)、太陽の南中と影、時差。
  8. [毎日 10 分] 社会・語句を漢字で速く書く(+地図と統計表) — 2025 大問 1 は 28 問中 26 問が短答で「漢字で答えなさい」「漢字 5 字で」の指定が続きます(源氏物語・藤原道長・北条政子・足利義満・明・三内丸山・大森貝塚・下関条約・南満州鉄道 など)。2023 大問 1 は 24 問、2026 大問 1 は 22 問です。40 分で 37〜47 問なので、通史の一問一答を「書いて 1 問 30 秒」の速さまで上げます。2023・2025・2026 の大問 1 を時間を計って解き、漢字で書けなかった語句を一覧にしてください。近現代(幕末〜戦後)と外交史(朝鮮半島・中国・米国との関係)が軸です。(確認: 〜2026 年度)
    • 地図・統計表から地域を当てる: 2024 大問 2(5 県の緯度経度・養殖・酪農統計・伝統的工芸品・製造品出荷額・交通・気候の表)、2025 大問 2(都道府県の木・花・鳥、雨温図を自分で描く、製造品出荷額と発電方式の表)、2026 大問 2(広島城の位置を地図に描く、江戸城・名古屋城・大阪城の陰影起伏図から立地の共通点を記述)。地形図・陰影起伏図・雨温図の作図(2025)まで含みます。製造品出荷額・発電方式・農業・気候・交通の表で県を当てる練習と、都道府県の木・花・鳥や県章のような「表からの同定」(2025)を。
    • 地図・地形図・陰影起伏図から立地を読み、「解答らんの形式」に合わせて 1〜2 文で書きます(2026 大問 2)。
    • 前年の出来事を「どの制度・どの計算につながるか」で仕分けます(関税と円安の計算、選挙制度、憲法条文、国連、ノーベル平和賞)。
    • 東京(北区・荒川区・文京区・豊島区・多摩)の地名・史跡・河川を地図で確認しておきます。

8. 科目別の詳細

8-0. 科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 低い。大問 3〜5・小問 14〜18・60 分(精読した 4 年)。転写の分類では 22 年で大問 3〜5、小問 7〜18 単元は毎年入れ替わる。立体の切断(作図つき)・速さ(点の移動・グラフ)・ルールを読む数え上げ・数の性質が近年の常連 立体の切断を見取図・展開図・切り口に自分で描く練習と、ルールを小さい場合で実験して規則を見つける練習
理科 中程度。4 大問・40 分は変わらないが並び順は毎年違う 身近な題材(温度計・ムシ図鑑・クモの巣・小鳥のエサ)と会話文から入り、表・グラフの数値で計算させる。記述はほぼ無い 長い導入文と表から比例・割合を計算する短答と、作図(回路・鏡の像・月の軌道)
社会 中程度。大問 2〜4・小問 37〜47・40 分(精読した 4 年) 通史の大問 1 本+地理・時事の大問 1〜3 本。前年〜前々年の出来事が入口(2023 ウクライナ、2024 生成 AI、2026 米国関税)。記述は 0〜5 問 語句を漢字で正確に書く速さ(1 問 1 分弱)と、地図・統計表から県を当てる選択
国語 中程度。大問 1〜2・小問 7〜8・50 分 小説(または随筆)+論説の 2 本、または随筆 1 本。設問の 6〜8 割が記述で、心情・内容・理由の説明。漢字は毎年 4〜5 問 字数の指定がない欄に「線部の言い換え+理由・背景」を過不足なく書く練習と、字数指定の年に備えた 50〜75 字の型

科目ごとに競技が違います。算数は「描く・数える」、理科は「読んで計算する」、社会は「大量の語句を速く正確に」、国語は「書く」です。


8-1. 算数(60 分・85 点・大問 3〜5・小問 14〜18・作図あり)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(4 題・15 問) 速さ(正方形の周上を動く点 P・Q と三角形 EPQ の面積。
グラフを描く・面積が 300cm² になる回数と時刻をすべて・3 点目 S を加える)4 問
数の性質(1〜9 の数字で 4 桁÷2 桁の分数を最大に・9 個全部で分数の和を最大に/17 より小さくする入れ方)3 問 立体の切断(黒白の三角柱 16 本ずつで作った立方体を 3 点を通る平面で切る。
切り口の黒い部分を斜線・黒い部分の体積 40cm³)2 問
平面図形と数え上げ(正六角形 7 個の格子上で「4 つの特徴」を持つ三角形の面積・点 P/Q を含む個数・合同なものの総数 30 個・別の 2 種類の例)6 問
2025(4 題・14 問) 小問 2(km・m・cm・mm を a に直す計算/所持金の相当算・「答えのみ」)2 問 数え上げ(4×9 の板を 8 つの長方形に区切り、行ごとの種類数×行番号の和を「ポイント」に。
ポイント 20・30 の例、最大の例)3 問
速さとグラフ(3 本の道ア〜ウを順に回るのぞみ・ひかり・こだま。
グラフに×印・グラフを描く・道の長さの比 3:1:1・速さの比 5:3:2・初めて出会う地点)7 問
立体の切断(三角柱を平面で切った三角形 ABC を真上から見た角度 90°・60°・30° から実際の形を復元する文章の穴埋めア〜キ・合同な三角形を作図)2 問
2024(3 題・18 問) 小問集合 6(1〜9 と四則で 2024 を作る式/1cm あたりの重さが途中で変わる金属棒 2 本/1 辺 3cm の正三角形が 1 辺 9cm の正三角形の外周を転がる: マークの向きの作図・頂点の軌跡・通過部分の面積)6 問 ルールの操作(9 枚のカードを机と箱に動かす手順の「結果」から、はじめの並びを書き出す・数える。
7 枚〜9 枚)7 問
立体の切断と展開図(直方体を 3 平面で切った立体 Y の展開図。
元の面の判定・見取図に点 D E F と 3 つの断面を描く・展開図の欠けた 2 面を描く・面積)5 問
2023(5 題・14 問) 速さ(ウサギとカメ・昼寝 60 分と追い抜き・ゴールの 5 秒差から道のり 255m)3 問 点の移動と面積(正六角形の周上を動く点 Q が正六角形の面積を半分に分ける時刻を 2 つ)1 問 立体の切断(1 辺 10cm の立方体から 2 つの四角柱状の部分を切り取った立体 X の見取図を作図・体積)2 問 速さ(周 6cm の円周上を動く 3 点 P・Q・R が出会うたびに向きを変える。
6 秒後・100 秒後の位置を塗る作図・最初の位置に戻る周期・99 回目の出会い)4 問
数の性質(1〜7 の数字だけの整数 A・B で A+B=96・971・972・9723 になる組数。
誘導の穴埋めア〜キ)4 問

精読した 4 年の共通点: 立体の切断が 4 年連続で作図つき、ルールを読む数え上げが 4 年連続、速さは 4 年中 3 年(2024 のみ無し)、数の性質は 4 年中 3 年(2023・2024 大問 1(1)・2026)。同じ問題の再登場は見つかりませんでした。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 22 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年 傾向
立体の切断・投影図・展開図 2006・2010・2014(2 題)・2019・2023・2024・2025・2026 22 年で 9 大問、うち直近 4 年連続。精読した 4 年は全部に作図がつく
立体図形の体積・表面積 2007・2015・2017・2021・2022 切断と合わせると立体は 22 年中 13 年
速さ・速さとグラフ 2005・2006・2007・2008・2015・2016・2019・2020・2023(2 題)・2025・2026 22 年中 11 年・12 大問。近年は「動く点」+「グラフを描く」
場合の数・推理・論理 2005・2006・2011・2019(2 題)・2020・2021・2022・2024・2025・2026(大問 4 の後半) 22 年中 10 年。2019 以降は 8 年中 7 年
数の性質 2006・2009・2012・2014・2023・2026 数字を並べて条件を満たす整数・分数を作る形が近年
規則性・周期・数列 2007・2008・2009・2012・2016・2017・2018・2021 8 回。2022 以降大問なし
平面図形の面積・面積比 2005・2012・2015・2016・2017・2018・2026 2026 は正六角形の格子と数え上げの複合
図形の移動 2007・2010・2020・2023(2024 大問 1 に小問) 転がり・点の移動
時計算 2010・2014・2022 4〜8 年周期
円とおうぎ形 2008・2018 大問としては少ない
2008・2020 電球と物体
逆算・計算 2005・2017・2022(2024 大問 1(1)・2025 大問 1(1)) 逆算(□にあてはまる数を求める計算)。大問 1 の小問集合がある年に 1 問
文章題(割合・売買・仕事・流水・水量・ニュートン・つるかめ・和差・約束記号。いずれも受験用教材の単元) 2009・2011・2012・2013(3 題)・2015・2016・2024(大問 1)・2025(大問 1) 2016 以降は大問にならず、小問集合に降りている

問い方の型


8-2. 理科(40 分・70 点・4 大問・小問 21〜31)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(21 問) 熱/温度計(平賀源内の寒暖計・ガラス管温度計にアルコールが吸い上げられる理由・温度計の正しい位置・
デジタル温度計で 3 種の水の温度変化と平均速度・真夏の部屋なら)7 問・全問選択
地学/(I) 4 日分の気温グラフと日照・降水の対応、大気の熱収支の作図 (II) 地層の堆積速度と砂・泥、6〜8 字の短答 5 問 光/平面鏡の反射(2 点の像を作図・両方の像を見るのに必要な鏡の最小の長さ・
「成」の字の見え方・2 枚の鏡での光の経路と像の位置の作図)6 問
生物/小鳥のエサ選び(処理時間と重さの異なる 2 種のエサ・60 秒で得られるエサの重さの計算・大エサの割合・最適な選び方の穴埋め)3 問
2025(23 問) 化学/台所の白い粉は食塩か砂糖か(会話文・リトマス紙の色の記述・蒸発皿で起きたことの記述・
割合の計算「四捨五入して整数で」・正しい割合にするための「ある作業」)5 問
物理/ばね(金属線の太さ・ばねの太さ・巻き数を変えた 4 つの表からばねののびやすさの関係を読む→未知のばねを予測・
3 本のばねと仕切り・板の両端に 2 種のばね)7 問
地学ほか/自由研究発表会(東西に飛ぶ飛行機での日の出の回数・H3 ロケットの液体酸素・
天気の観察の正誤・雲画像 4 枚を時間順に並べる)6 問
生物/庭のクモの巣を壊す実験(昆虫とクモの脚の数・さなぎにならない昆虫をすべて・
実験 1・2 からいえること/いえないこと・定住性と移住性)5 問
2024(25 問) 化学/6 候補から水溶液 5 種を判別(蒸発・におい・リトマス→あと 1 つ必要な実験)+ほう酸の溶解度(50℃・25℃・追加する水の量)6 問 地学/月と暦(2023 年 8 月 31 日のブルームーンとスーパームーン・旧暦の大の月小の月・うるう年・
七夕の月の形・19 年に 7 回・遠地点と近地点・軌道上の位置の作図)7 問
生物/ゲームの「ムシ図鑑」会話文(昆虫でないものをすべて・成虫の食べ物でグループ分け・
越冬のすがた・さなぎになるもの・幼虫の食べ物)5 問・全問選択
物理/電気(スイッチ 2 個の回路 5 種の明るさ・電熱線の長さと太さと抵抗の比・
回転スイッチの温水器・モーターの扇風機を配線する作図)7 問
2023(29 問・転写では大問 2 が 2 つに分かれる) 地学/崖に見える地層 Z 層とボーリング(隣の崖での見え方を作図・別地点の深さ・火山灰の層・堆積の正誤)+断層・地表のずれ・ハザードマップ 8 問 熱/(I) 沸騰石と突沸のしくみ (II) 温度で色が変わるインクを試験管で温める・冷やす対流実験(太郎さんと花子さんの予想の理由)6 問 物理/ふりこ(測定値のばらつきの原因・ひもの長さと 10 往復の時間の表・
おもりを 4 個つなげたときの「ふりこの長さ」・何で決まるかの穴埋め)7 問
生物/血液の循環(成分が最初に通る場所・尿・1 分あたりの血液量が同じ地点・
酸素を配る量の順・運動時の心拍数と酸素量の倍率)8 問

精読した 4 年の共通点: 4 大問で、最後の大問が生物なのは 4 年連続です。並び順は年ごとに違います。表の数値から比例・割合・倍率を計算する短答が 4 年すべてにあります。前年〜前々年の出来事(2023 ハザードマップ、2024 ブルームーン、2025 H3 ロケット)が小問で顔を出します。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方の型


8-3. 社会(40 分・70 点・大問 2〜4・小問 37〜47)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(3 題・37 問) 歴史・国際|朝鮮半島と日本の関係史(冊封体制・卑弥呼の称号・唐/新羅/百済/隋の国名・元寇の防塁・秀吉・
幕末の条約と署名者・条約改正の外務大臣・地租改正・日清日露・韓国併合・
戦後の教育制度・憲法三原則・8 月 15 日・北朝鮮の正式国名・国連・朝鮮戦争)22 問
地理・公民|広島城(太田川の三角州・地図の縮尺の数字・城の位置を地図に描く・
江戸城/名古屋城/大阪城の陰影起伏図から立地の共通点と防御上の利点を記述・
非核三原則を記述・被団協のノーベル平和賞と原爆・再建天守をすべて選ぶ)9 問・記述 4
時事・経済|米国の自動車関税(2025 年に 2.5%→27.5%→15%・米国の正誤・関税をどこに納めるか・
2024 年の日米貿易・関税がかからない場合の記述・1 ドル 105 円→150 円の変化の名称・
315 万円の車の関税込みドル価格の計算)6 問
2025(2 題・47 問) 歴史|JR 上中里駅近くの平塚神社と豊島氏から始まる通史(後三年合戦・源頼朝・紀伊/土佐の県名・室町・
紫式部と道長・一ノ谷・北条政子・足利義満と明・稲荷山古墳の鉄剣・小石川後楽園と水戸藩・
三内丸山・大森貝塚・板付/吉野ヶ里の県名・江戸の庶民の楽しみ・広重とゴッホ・
松下村塾・岩倉使節団・下関条約・第一次世界大戦・国際連盟・満州事変と南満州鉄道)28 問・短答 26(漢字指定多数)
地理・公民|都道府県の木・花・鳥(表から県を当てる・江戸時代の地域名をカタカナで・「(い)スギ」の産地名・
イチョウの黄葉日が最も早い都市・イチョウを植えた防災上の理由を記述・火山災害の碑と噴火の元号・
ソメイヨシノ・雨温図を自分で描く・公職選挙法の条文穴埋め・「三十」が入る欄・
県章の説明・知事の任期・製造品出荷額と発電方式の表から県を当てる・リコール)19 問・記述 1・作図 1
2024(4 題・40 問) 歴史・公民|100 年前の 1924 年(関東大震災・普通選挙法と選挙制度の変遷・被選挙権のない例・
メートル法と単位・60 進法と経度・荒川放水路と岩淵水門・河川名・輸送機関別割合の推移・
佐藤栄作の在職中の出来事・WFP のノーベル平和賞・生成 AI と「2024 年問題」)12 問
地理|旅行で訪れた 5 県(山形・鹿児島・長野・愛媛・岩手: 地名の空欄・羽黒山の緯度経度・
三陸の養殖と海流・酪農の統計表・伝統的工芸品・製造品出荷額の帯グラフ・
自動車/船舶/鉄道の指標・気温の年較差と降水量の表)9 問・全問選択か短答
歴史|生徒が作った「歴史カルタ」(5・7・5 の読み札 10 句から人物名 10 人・遣唐使でない人物・
平安のかな文学を 2 つ・句の建築物・句の作品を選ぶ)5 問
地理・歴史|先生と生徒の会話・東京の地域調査(1990 年代以降の世界と日本の出来事の並べ替え・
三国干渉と臥薪嘗胆・日露戦争の正誤・ベルサイユ・新渡戸稲造・杉原千畝の赴任地・終戦時の首相・
文京区/台東区の施設・多摩の 2 市・縄文の生活・平成の大合併・市の名前・奈良時代の正誤)14 問
2023(2 題・37 問) 歴史|年代の表し方(中学生の会話: 西暦・世紀・元号・干支・「1946 年」「1〜3 世紀」「1960 年代」。
1890 年と 1946 年の選挙権の違いを記述・遺跡と分かること・1960 年代の正誤・エルサレムとカタールの位置・
大化の改新と中国の王朝交替・平成の出来事の正誤・国際連盟脱退の 2 国・二つの記録 X・Y の正誤判断×2・
甲子園球場と近い出来事・古墳時代のメモに書き加えること・聖徳太子の時代・織田信長の支配都市と石見銀山・
平安貴族の生活・前九年/後三年合戦・新橋/横浜の駅名・高輪の築堤・1872 年に始まったこと)24 問・記述 1
時事・公民・地理|2022 年の出来事(ウクライナ侵攻・フィンランド/スウェーデンの位置・
NATO の略称をアルファベット 4 字で・原油価格の表と 1 リットルあたりの円換算・
バイデン来日と日米安保/地位協定の空欄・クアッドの 2 国・第 1 回参院選の年・合区の県の組み合わせ・
参院選の正誤・西九州新幹線の佐賀県の反対理由・リニア中央新幹線のルートを地図に描く・
迂回する 2 山脈・静岡県と大井川)13 問・作図 1

精読した 4 年の共通点: 大問 1 は毎年、長い文章か会話文を読んで通史を答える大問です(22〜28 問。2024 は大問 1 と 4 に分かれて 12+14)。前年〜前々年の出来事が大問の入口になるのは 4 年中 3 年(2023・2024・2026)。地理は統計表・地図から県を当てる形が 4 年連続です(2023 は位置図、2024 大問 2、2025 大問 2、2026 大問 2)。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方の型


8-4. 国語(50 分・85 点・大問 1〜2・小問 7〜8・記述が 6〜8 割)

年度×大問の題材表(2022〜2026・原本で確認)

年度 大問一 大問二 設問の内訳
2026(1 題・8 問) 随筆(石井美保「石畳の小径」: 石畳の小径を湧上さんと歩き、水田だった土地・戦場だった土地の語りを聞き、書き留めて誰かに届けたいと思う。形式段落①〜⑳) 意味段落 4 つの最初の段落番号(段落分け)1・「声とまなざし」の理由 5 択 1・
景色の変化を A 一〇字/B 二五字/C 二〇字程度で埋める記述 1・「書き留めてみたい」理由 五〇字程度 1・
「その限界」を七〇字程度で抜き出し(はじめとおわりの四字)1・「あなた方」二種類を三〇字程度まで 1・
「宛てのない祈り」に込めた思いについて自分の考えを五〇字程度 1・漢字 4
2025(2 題・7 問) 小説(古内一絵『百年の子』: 昭和 43 年、学年誌の編集者・杉が児童文学作家・三津彦に児童文学の仕事を聞く) 随筆(永井玲衣『世界の適切な保存』: 大学のシンポジウムと、構内で見つけにくい事務窓口を探す話から「伝わらない」ことは悲劇であり喜劇) 一: 記述 3(重視していること・「二重に捨てられた」のもう一つの意味・「ああいう誠実さ」)字数指定なし/
二: 漢字 4・記述 3(喜劇だと考えられる点をそれぞれ・魚との対比で人間について・なぜ「とんでもない」か)字数指定なし
2024(2 題・8 問) 論説(佐々木正人『時速 250km のシャトルが見える』: 両脚を切断した人がプールで新しい泳ぎを見つける話からアフォーダンス) 小説(千早茜『鵜の森』: 滋賀の山奥に転校した「僕」と翔也、鵜) 一: 抜き出し 1(五字・七字)・記述 2(六〇字以内・「アフォーダンス」を用いて五〇字以内)/
二: 記述 4(「安心」とは・声が高くなる「僕」の気持ち・「生き生きとしている」と感じた気持ち・鵜を見る前後の翔也の変化)字数指定なし・漢字 5
2023(2 題・7 問) 随筆(建築家が 1980 年代の建築業界を「戦場を失った武士」にたとえ、高知県檮原町での経験を振り返る。出典は転写に無し) 小説(柚木麻子『終点のあの子』: 女子高 1 年の希代子と転入生の朱里) 一: 漢字 4・記述 2(「戦場を失った武士」のどのような点に似ていたか・「東京の現場」と「檮原という場所」はそれぞれどのような所か)/
二: 記述 4(魅力を感じているところ・「曖昧に笑」った理由・「疑わしくなる」とは・青い絵の具を握った気持ち)字数指定なし
2022(1 題・6 問) 小説(森沢明夫『おいしくて泣くとき』: 中 3 の心也と夕花・学級新聞係) 漢字 4・記述 5(四十五〜六十字・二十五〜四十字・三十〜五十字「自分の言葉で」・五十〜六十字・六十〜七十五字)

精読した 5 年の共通点: 記述が全設問の 6〜8 割を占めます(2022 年 6 問中 5、2023 年 7 問中 6、2024 年 8 問中 6、2025 年 7 問中 6、2026 年 8 問中 4+抜き出し・段落分け)。漢字は毎年 4〜5 問。小説は 5 年中 4 年(2026 のみ随筆 1 本)。学校文法・古文・詩はゼロです。

頻出と周期(転写の分類・2006〜2026 の 21 年)

問い方の型


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(2005〜2026)で、大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。最終確認年度は、その単元が大問として出たことを確認できている最後の年度です。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 規則性(数列・数表・周期) 2007・2008・2009・2012・2016・2017・2018・2021 2021 8 回出ているが 2022〜2026 の 5 年は大問として無し(2023 大問 5 の数え上げに規則性の要素はある)。次に戻る候補の筆頭
算数 時計算 2010・2014・2022 2022 4〜8 年周期。2022 以来 4 年なし
算数 影(電球と物体) 2008・2020 2020 12 年空いて戻った実績。2020 以来 6 年
算数 円とおうぎ形の求積 2008・2018(2024 大問 1(3) に通過部分の面積として小問) 2018 大問としては 10 年周期
算数 図形の移動(転がり・回転) 2007・2010・2020・2023(2024 大問 1(3) に正三角形の転がり) 2023 2023 大問 2 は正六角形の周上を動く点。2025・2026 は無し
算数 水量・仕事算・流水算・ニュートン算(いずれも受験用教材の単元) 水量 2013、仕事 2016・2024、流水 2013、ニュートン 2011 2024(大問 1 の小問) 文章題系は近年ほとんど大問にならない。出ても大問 1 の小問
理科 てこ・つり合い 2005・2011・2015・2017・2018・2021 2021 2021 を最後に 5 年なし。物理は 2022 ばね→2023 ふりこ→2024 電気→2025 ばね→2026 光と回り、てこが最も長く空いている
理科 電気回路・電流 2007・2012・2016・2020・2024 2024 4 年周期がきれいで、次は 2028 前後
理科 太陽(南中・影・日周運動) 2010・2012・2018・2020 2020 2020 を最後に 6 年なし。地学は 2023 地層→2024 月→2025 時差と気象→2026 気象・地層
理科 星・星座 2014・2016 2016 10 年なし
理科 気体の発生・性質 2008・2014・2015・2017(2025 大問 3 にロケットの液体酸素の小問) 2017 化学の大問は 2024 水溶液→2025 食塩と砂糖→2026 なし。気体・中和(2007)・金属と水溶液(2010・2012・2016)が長く空いている
理科 植物のつくり・発芽 2005・2012・2014・2020・2022 2022 生物の大問は 2023 人体→2024 こん虫→2025 クモ→2026 小鳥と動物系が 4 年続き、植物が 2022 以来 4 年なし
社会 日本国憲法・三権分立を大問の柱に 2006・2008・2019・2020(2023 大問 2・2026 大問 1 に条文の空欄小問) 2020 公民の大問は 2020 以来 6 年なし。2025 大問 2 の公職選挙法・知事の任期・リコール、2026 の憲法三原則の空欄で小問として復帰している
社会 地形図の読図を大問に 2009・2026 2026 2026 大問 2(広島城)で 17 年ぶりに戻った。地図と起伏図で立地を読む出題が続く可能性
社会 世界地理を大問に 2006 2006 2023 大問 2(ウクライナ・北欧の位置)、2026 大問 3(米国)のように時事とセットの小問で出る
社会 史料の読解を大問に 2021・2024 2024 転写の分類では 22 年で 2 回
国語 学校文法・敬語の設問 2010(敬語)・2014(品詞) 2014 2015 以降なし。2026 に段落分け・記号選択・抜き出しが戻ったので、知識問題の復帰も念頭に
国語 記号選択の複数出題 2009 2009 2009 以来少ない
国語 大問 3 題の構成 2009・2010・2014・2016・2018 2018 2018 が最後

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・単位換算)、図形(立方体を切ったらどんな面ができるかを実物やスケッチで見る)、読解(線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。開成で最終的に効く単元の入口は「立方体・直方体の見取図と展開図を描くこと」「速さの 3 公式とグラフの読み方」「小さい場合を書き出して数える癖」 差はほぼ無い。時間計測はまだしない。描く・書き出すを嫌がらない習慣だけは早くから
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える段。算数は 8-1 の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使う(立体の切断・展開図・点の移動と面積・速さとグラフ・場合の数と論理・数の性質・平面図形の面積比)。理科は 4 分野の計算単元(ふりこ・ばね・電気回路・溶解度・血液の循環量・時差)と「表を見て比例か反比例かを言う」習慣。社会は通史を漢字で書ける状態に一巡し、都道府県の統計(製造品出荷額・発電方式・気候)を表で見る。国語は小説・論説の記述を「線部の言い換え+理由」の 2 部で書き、直してもらう回数を稼ぐ 毎年作り直す学校なので、ここが本体。同じ問題は出ないため、単元の幅と「初見でも手が動く」経験がそのまま得点になる
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を「年度通しで時間を計る」(算数 60 分・社会 40 分の配分が特に効く)。算数は立体の切断と数え上げだけを年度をまたいで縦に解く(2023〜2026 の 8 大問)。国語は記述だけを縦に、社会は大問 1 の通史だけを縦に 作図・記述の「手順」はここで固める。同じ問題が出る学校ではないので、通し演習の回数より「描いたもの・書いたものを直す」回数が効く

小 5 の週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は社会の通史を漢字で書く練習と、国語の漢字・短い記述に充てます。週末 60 分は算数の単元一巡(立体の切断・展開図 → 点の移動と面積・速さとグラフ → 場合の数と論理 → 数の性質 → 平面図形の面積比 の順)と、理科の計算単元(ふりこ・ばね・電気回路・溶解度・血液の循環量・時差)に充て、国語の記述は週末に 1 本書いて直してもらいます。特殊算(つるかめ算・ニュートン算・相当算など、教科書ではなく受験用教材で扱う単元)は、この学校では大問にならず大問 1 の小問に降りているので、小 5 では基本の解き方までで十分です。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での全分野の一巡と、小 6 で「初見の設定を読んで描く・数える・書く」作業を何度も直してもらえるかどうかです。算数の立体作図と国語の字数指定なし記述は、正解を見ても「自分の描き方・書き方のどこが足りないか」が一人では分かりにくく、添削の回数が差になります。暗記の量で差がつく場所(社会の一問一答、理科の用語)は他校より少ないのですが、社会の「漢字で速く書く」だけは量が要るので、小 5 のうちに通史を漢字で書ける状態にしておくと小 6 が軽くなります。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


開成中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

開成中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値(4 出所併記) / 過去問分析 / 併願候補 / 募集要項・入試結果 / 校風・理念

索引: 出題スタイル別 / 単元別 / 問い方別 / 同じ場所に同じ種類の問題 / 入試結果の公表状況 / 国語の出典 / 校風キーワード / 旧称 / 入試日程 ・ 共通: 過去問の使い方 / 用語集 / 資料の限界 / 方法論 / トップ