フェリス女学院中学校 の過去問分析

フェリス女学院中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

フェリス女学院中学校 過去問分析(2005〜2026 年度・一般(回は 1 回のみ)・最大 22 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県横浜市中区
男女 女子校
入試回と日程・科目 一般 1 回のみ。2027 年 2 月 1 日午前・募集 180 名・4 科(国語・算数・社会・理科)。合格発表は同日 22:30 予定(インターネット発表)
試験時間・配点 国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点・社会 30 分 60 点・理科 30 分 60 点
人物考査(面接・筆記) ありません
旧称 フェリス和英女学校(1889〜1942)、横浜山手女学院(1942〜1950)

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

入試が 1 回だけなので、複数回制の学校で問題になる「どの回の過去問か」という曖昧さはありません。そのかわり、当日 1 回で 4 科目を解き切る前提で準備することになります。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。短答(語句や数値を短く答える形式)・逆算(□ にあてはまる数を求める計算)も同じく決まった言い方として使います。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 大問の並びの骨格はほぼ決まっているのに、中身は毎年作り直されます。算数の大問 2 以降の単元は毎年入れ替わり、読み直した 4 年で同じ問題の再登場は見つかりませんでした。
  2. ただし国語だけは、同じ問い方の設問が毎年戻ってきます。漢字 8 問・語句の意味・文法または敬語・200 字前後の意見記述という 4 点セットが、演習して形を作ればそのまま効きます。
  3. 理科と社会が 30 分だという点が、この学校の形式面の最大の特徴です。社会は 1 問あたり 45 秒で、知識の量より「読んで捨てる・拾う」判断の速さが効きます。

家でやること 3 つ

  1. 国語の漢字 8 問(書き 5・読み 3)を毎日。読みは熟語だけでなく訓読み・送りがなを含みます。
  2. 理科の「なぜですか」「実験の結果からわかること」を 1〜2 文で書く練習。30 分で 8〜10 問の記述を書く年があります。
  3. 社会の統計表・グラフの 4 択を 30 秒で切る練習。表の「何が 1 位か」より「他と違うのはどれか」で切ります。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 1 の小問集合を 4 年分(2023〜2026 の計 28 問)だけ縦に、1 問 2 分で解いてみてください。ここでの取りこぼしがそのまま響きます。

注意

  1. ここに書いた数字のうち、設問文まで読み直したのは 2023〜2026 の 4 年分だけです。それ以前の年は大問ごとの単元を数えただけなので、細部は保証しません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。年の数え方は次の 3 つに分けています。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(この 2 つを合わせた年数)。

科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 備考
算数 2005〜2026 の 22 年 2023〜2026 の 4 年 2005〜2022 の 18 年 図のある小問が 50%(図の説明は中央値 113 字)。図そのものは転写できないため図の説明文からの推定を含む。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 17 年(2023〜2026 を含む)
理科 2005〜2026 の 22 年 2023〜2026 の 4 年 2005〜2022 の 18 年 図・表が多い(図のある小問が 52%)。小問は年 17〜37。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 9 年(2024・2025 を含む)。2025 は転写では 10 大問に分かれているが、大問数は例年 4
社会 2005〜2026 の 22 年 2023〜2026 の 4 年 2005〜2022 の 18 年 小問が多く(年 33〜66)、選択肢の文言まで読める。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 7 年(2023〜2026 は含まない)
国語 2006〜2026 の 20 年(2005・2007 年度は資料がありません) 2023〜2026 の 4 年 2006〜2022 の 16 年 本文・設問とも読める。2025 は転写で全設問が 1 大問に統合され、2026 は漢字の大問が転写に残っていない

5. 一番大きな結論

フェリスは「大問の並びの骨格はほぼ決まっているが、中身は毎年作り直す」学校です。ただし国語だけは、同じ問い方の設問が毎年戻ってきます。

したがって過去問の使い方は科目で分かれます。

形式の固定度は国語が最も高く、算数・理科・社会は中程度です。科目ごとに競技が違うと考えてください。算数は「小問集合を落とさず、長い設定を読み切る」、理科は「短時間で書く」、社会は「捨てる判断」、国語は「決まった形の問いを毎年確実に取る」ことが問われます。


6. この学校らしさが出る場所

過去問でしか掴めない題材の色です。


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。理社を 30 分で解く時間感覚の練習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

根拠は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 国語・漢字の 8 問(小 6 通年、小 5 から始めてよい)— 「1〜5 のカタカナの部分を漢字で書きなさい。また 6〜8 の漢字の読み方をひらがなで書きなさい」の形で、書き 5・読み 3。2023「サます/ラッカン/カクシキ/トむ/キントウ」+「本末転倒/香り/刷る」、2024「イサギヨく/ザイ/ヒョウサ/スイイ/スウ」+「奏でる/仲裁/兆し」、2025「ゼイ…/セン…/小屋/熱をおびる/可燃物/額のあせ」。読みは熟語だけでなく訓読み・送りがなを含みます。過去問 3 年分の 24 問はそのまま形の見本になります。(確認: 〜2025 年度)
  2. [毎日 10 分] 国語・語句の意味と用法、文法・敬語(小 6 通年)— 「同じ意味で用いられているもの」を選ぶ問いを、慣用句・副詞の両方で。文法・敬語(修飾語・言葉の働き・敬語の正誤)は大問 1 つ分=4〜6 問として仕上げます。ここは短時間で満点を狙える場所です。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 理科・「なぜか」を 1〜2 文で書く、表とグラフから計算する(小 6 秋以降)— 2024「にんしん中は 1 分間に心臓が動く回数はどのように変化すると考えられますか。理由とともに説明しなさい」、2025「発芽した後にしぼんでいる理由を説明しなさい」「ドアのノブがちょうつがいと反対側のはしについているのはなぜか説明しなさい」、2026「液状化が起こるしくみを考え、文章で説明しなさい」「実験の結果からわかることを、解答らんの文に続けて説明しなさい」。30 分で 8〜10 問の記述を書く年がある(2025 年 10 問/29 問中、2026 年 8 問/25 問中)ので、書く速さそのものを鍛えます。記述だけを縦に解く教材として、2024 大問 3・4、2025 大問 1・2・3・5・9・10、2026 大問 1・3・4 の記述 24 問を「理由」「しくみ」「実験からいえること」の 3 種に分けて使えます。15 字以内の記述(2025・2026)は主語と述語だけ残して削る練習を。計算はニクロム線(2024)、気体 1L の重さ(2024)、屈折率(2023)、水の入れかわり(2023)、ガス料金と二酸化炭素(2025)、音速(2026)、酢酸の濃度(2026)で、桁指定と単位を毎回確認します。作図は光の道筋(2023)とつり合いの位置(2025)を定規で描く練習を数回。環境・防災・エネルギーの話題(外来生物・液状化・光害・LNG・森林と川)は、理科の教科書と防災の資料を行き来して「資料から筋道を立てる」読み方に慣れておきます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 社会・統計表とグラフの 4 択を 30 秒で切り、記述を 1〜2 文で書く(小 6 秋以降)— 2023 世界の粗鋼生産量・紙の種類別生産量・産業別就業者数、2024 LNG の輸入元・魚介類と野菜の上位 5 県・輸送機関別輸送量、2025 北海道の農業生産物の地域別割合・石炭の輸入上位 5 か国・九州各県の製造品出荷額、2026 東北の農業産出額の内訳・3 県の人口密度と 65 歳以上割合・4 都市の月別降水量。4 年連続で毎年 3〜5 問(2023 の 3 問・2024 の 5 問・2025 の 4 問・2026 の 4 問)で、表の「何が 1 位か」より「他と違うのはどれか」で切ります。製造品出荷額・農業産出額・降水量・人口構成の 4 つはとくに頻出です。記述は 2023「大名たちがキリスト教の信者となった…ほかの理由」「派遣地がローマであったのは、なぜですか」「廃藩置県によって…具体的にはどのようなことが行われましたか」、2024「なぜこの時代に大きな都が必要になったか」「長屋のくらしについてわかること」、2025「同業組合を結成することで、どのような利益がありましたか。一つ挙げなさい」「『満蒙は日本の生命線』が流行した理由」、2026「口分田を捨てて逃げるほかに重税を逃れる方法」「欧米諸国と日本との間で幕末に成立した外交関係に注目して」。字数指定はなく、解答らんの大きさが分量の指示なので、4 年分(17 問)を書いてから解答らんの行数に合わせて削ります。あわせて 4 年分を 30 分のタイマーで通し、終わらなかった問題に印をつけて「知識不足で落とした」「時間切れで落とした」を分けてください(後者が多ければ、対策は暗記でなく取捨選択の訓練です)。通史の大問は「1 本の筋」で読む練習(海をわたった日本人・住まい・紙幣・ものづくり)をし、モノや場所から時代を思い出す回路を作ります。前年の出来事は「どの制度・どの経済のしくみにつながるか」で仕分けます(関税と物価、選挙制度と野党、国際機関、温暖化の枠組み、食料自給)。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・大問 1 の小問集合を落とさない(小 6 夏以降)— 2023 は 7 問(逆算・ラムネの空きビン交換・3 数の共通の余り・サイコロ 3 回・姉妹の相当算(割合から全体をもどす))、2024 は 10 問(逆算・対角線と面積比・3 種のバケツの仕事算(全体を 1 として考える)・台形の面積比・じゃんけんの得点)、2025 は 5 問(逆算・正三角形と 3 つの半円・タンクの仕事算・長方形上の点 P/Q・記号 〈A,B〉 の約束)、2026 は 6 問(四則計算・赤玉白玉の比・正方形の回転・立体の切断・白丸黒丸の規則)。小問集合が全体の 3〜5 割を占める年があるので、ここでの取りこぼしがそのまま響きます。4 年分の計 28 問だけを縦に、1 問 2 分で解いてください。逆算は毎年出るので、分数と小数がまじった □ の式を毎日 1 問。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・設定文の長い数え上げ/推理の大問(小 6 夏以降)— 2023 大問 4(5 人が自分以外の 1 人にメールを送る送り方)と大問 5(A〜D に 0/1 を書き E・F・G を決めるルールと、書き写しの誤りを見つける)、2024 大問 2(1〜N を並べて 3 つの操作をくり返した積 M が 10 で何回割り切れるか)、2025 大問 2(十の位が一の位以上・百の位が十の位以上の 3 けたの数)、2026 大問 3(3 問のクイズの正解人数の表を埋める)。(1) は必ず例の確認なので、そこで設定を体に入れてから (2)(3) に行きます。「例を自分で再現→小さい場合を全部書き出す→表にする」の順を固定してください。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 算数・図形(小 6 通年)— 平面図形の面積比と角度は、転写の分類では 22 年で最も多い単元群(平面図形 20%)。2023 大問 3(おうぎ形と半円・弧の長さの比から角度と面積)、2024 大問 1(2)(4)(対角線の交点で分けた三角形の面積比、台形の面積比)、2025 大問 4(円周上の点と直線で作る図形)。弧の長さの比=中心角の比、高さが共通なら面積比=底辺の比の 2 本を機械的に使えるまで。立体は 2024 大問 4・2026 大問 4 で、動く点と三角形の面積の変化をグラフの形で選ぶ(2026)練習は、速さのグラフと同じ道具で解けます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 国語・200 字の意見記述と、長い選択肢の照合(小 6 秋以降)— 意見記述は 2023「自然災害の直後、被災した子どもたちは被災地のためにどのようなことができますか。図書館以外の例を挙げ、あなたの考えを二百字…」、2026「本文中の詩を読み、あなたにとっての『何かとんでもないおとし物』について二百字以内で書きなさい」。2024 は家族の会話(登山を趣味にする 70 歳の祖父と中学生の孫)を読ませる形、2025 は同じ著者の別の一節を読ませる形。本文の主題を自分の経験に引き寄せて書く練習を、月 2 本でよいので添削してもらい、「本文の主張を一言 → 自分の例 → だからこう考える」の構成を形にします。記号選択は 1 問あたり 4〜6 択で、選択肢 1 本が 2 行前後あります。2024 大問 1 は 14 問中 11 問、2026 大問 1 は 17 問中 8 問が記号選択で、選択肢の中の「言い過ぎ」「本文にない因果」に線を引いて消す手順を固定します。短い記述(十字・三十字・四十字以内)は「線部を字数内で言い換える」練習で、書いてから削ります。昭和の子どもを描いた小説(浜・戦時中・団地・北海道)を多読しておくと、大問一の場面設定がつかみやすくなります。(確認: 〜2026 年度)

大問として長く空いている単元(算数の円とおうぎ形・速さ・規則性・立体の切断、理科の月・ふりこ・滑車・浮力・地震と火山・溶解度・中和)は、1 年分ずつ・基本を 1 周ずつ復習して復活に備えてください(→ 9 節)。理科は分野の偏りが無い科目なので、4 分野をまんべんなく回すことがそのまま対策になります。


8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 4〜5・小問 14〜19)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(4 題・18 問) 小問集合 6(□ の四則計算/赤玉白玉 168 個の比/対角線 6cm の正方形を 30 度回転/立体の切断/白丸黒丸と奇数の和の規則)— すべて「ア〜エにあてはまる数」形式 水量とグラフ(直方体の水そうと 2 つのポンプ・途中で入れた長方形の板・
満水の時刻・ポンプ X の量・側から見た図)4 問
集合(3 つのクイズの正解と得点の表を ア〜オ で埋める/合計得点の平均 2.6 点から 0 点の人数)2 問 立体(1 辺 24cm の立方体を動く 2 点 P・Q と三角形 PQH の面積・
面積の変化のグラフを選ぶ 3 問・面積が最小になる時刻)6 問
2025(4 題・14 問) 小問集合 5(□ の逆算/1 辺 12cm の正三角形と 3 つの半円の重なり/
タンクの水を A・B・C がくみ出す仕事算/周 400cm の長方形上の点 P・Q/2 数の差の記号 〈A,B〉)
場合の数(十の位が一の位以上・百の位が十の位以上の 3 けたの数。一の位が 2 のもの・偶数・4 の倍数。求め方の欄あり)3 問 回転体(1 辺 4cm の正方形 ABCD を 16 マスに分け、選んだマスを灰色に塗って直線のまわりに 1 回転させたときの立体)4 問 平面図形(円周上の点 P・Q・R と直線で作る図形の面積比。ア・イ にあてはまる数)2 問
2024(4 題・19 問) 小問集合 10(□ の逆算/四角形 ABCD の対角線の交点 P と三角形 ABP・CDP の面積比/
3 種のバケツ A・B・C で水そうを満たす仕事算/台形 ABCD の面積比/
じゃんけんで点数を得たり失ったりする場合の数 3 問)
数の性質(1〜N を並べて操作 ①②③ をくり返して得た M が 10 で何回割り切れるか。N が 10・25・50)3 問 時計算(6 時から長針と短針の間の角が初めて等しくなる時刻・3 回目までの場合・角が最も小さくなる場合)3 問 立体(正三角形 ABC の辺上の点 D・E/正三角柱と正六角柱の側面積の比較・選択 2 問)3 問
2023(5 題・19 問) 小問集合 7(□ の逆算/3 本の空きビンで 1 本と交換するラムネ 2 問/
2342・2894・3561 を割ると余りが等しくなる数/サイコロ 3 回の A・B・C 2 問/
3 姉妹の貯金とプレゼント代の相当算)
速さ(一般道路 40km/h・10km で 1L、高速道路の燃費との組み合わせ。ガソリン 60L から高速道路の距離、帰りは 11 時間 30 分)2 問 角度・面積(中心角 90 度のおうぎ形と直径 4cm の半円。弧 AD と弧 DB の長さの比 7:8 のときの角度、比 1:2 のときの三角形の面積)2 問 場合の数(A〜E の 5 人が自分以外の 1 人にメールを送る。受け取るのが 2 人・4 人・3 人の送り方。求め方の欄あり)3 問 推理・論理(A〜D に 0 か 1 を書き、規則で E・F・G を決める表。
書き写しの誤りを見つけて直す)5 問

精読した 4 年の共通点: 大問 1 は毎年 5〜10 問の小問集合で、その (1) は □ の穴埋め計算です。 大問 2 以降は「長い設定を読んで数える/表に整理する」大問が毎年 1〜2 本(2023 大問 4・5、2024 大問 2、2025 大問 2、2026 大問 3)。立体は 4 年中 3 年(2024・2026 は大問、2026 は小問にも)。同じ問題の再登場は見つかりませんでした。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 22 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年 傾向
平面図形の面積・面積比・角度 2006・2007・2009・2011(2 題)・2014(2 題)・2015・2017・2019・2023・2025 22 年で最多の単元群(主軸の分類で 20%)。おうぎ形・面積比・角度の複合
数の性質 2005・2008・2010(2 題)・2011・2012・2014・2015・2022・2023・2024 「操作をくり返した結果を数える」形が近年
場合の数・推理・論理 2006・2008・2012・2014(2 題)・2019・2020・2023(2 題)・2024・2025 22 年中 10 年。2023 以降 3 年連続
立体図形の体積・表面積 2005・2009・2010・2016・2021・2024・2026 2024・2026 に大問
立体の切断・投影図 2013・2018・2019 大問としては 2019 が最後
速さ・速さとグラフ 2006・2008・2009・2010・2011・2013・2016・2018・2020・2022・2023 22 年中 11 年だが 2024〜2026 は大問なし
割合・文章題(仕事・食塩・平均・売買・流水・消去) 2005(2 題)・2006(2 題)・2007(2 題)・2009・2013・2015・2016(2 題)・2017・2018・2019・2021・2022 2023 以降は大問 1 の小問に降りている
規則性・数列 2013・2017・2019・2020 2020 が最後
円とおうぎ形 2005・2007・2008・2010・2020・2021 大問としては 2021 が最後
水量とグラフ 2009・2017・2026 2026 に 9 年ぶり
図形の移動・回転体 2015・2016・2018・2025 2025 は 16 マスの塗り分けと回転体の複合
逆算・四則計算 2005・2006・2013・2015・2018・2020・2021・2022・2023・2025・2026 大問 1 の (1) として実質毎年
時計算・集合・約束記号 時計 2024、集合 2012・2026、約束 2012・2021 数年おきに 1 本

問い方


8-2. 理科(30 分・60 点・4 大問・小問 21〜29)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(25 問・記述 8) 生物/メダカとカダヤシ(ヒメダカの飼い方・オスの見分け・食物連鎖の 4 生物・外来生物・
コンクリート水路でカダヤシが増える理由の記述・実験からわかることを解答らんの文に続けて説明・
カダヤシを減らす方法)8 問
物理/音(いなずまとらい鳴の時間から距離・音速の測定 2 問「小数第一位を四捨五入して整数で」・
通過する電車の発車サイン音の高さ・自転車で通り過ぎて測る方法の記述)5 問
地学/液状化(3 つの図からしくみを文章で説明・建物と下水道管への影響・れきと砂とどろ・
B 点と C 点で液状化が起こる原因をそれぞれ・A 点でも起こる可能性)5 問
化学/お酢と重そう(気体 A の名前と空気中の割合・塩素系と酸性の洗ざいを混ぜてはいけない理由 15 字以内・
発生した気体の重さ・増加量が一定でなくなる理由 15 字以内・酢酸の濃度・食塩の混ざりもの)7 問
2025(29 問・記述 10・作図 1/転写では 10 大問に分割) 生物/種子と花(ツルレイシ・トウモロコシ・ヒマワリ・ホウセンカの種子の図・子葉が 1 枚の組み合わせ・花の説明)
+植物の増やし方と遺伝(受粉と種子・ジャガイモの食べる部分と増やし方)
+発芽(インゲンマメの子葉・ヨウ素液・しぼんでいる理由の記述)10 問
物理/てこ(鉄製の円ばんと磁石のおもり・うでの長さとおもりの重さで決まることを説明・
つり合う位置の作図・中心の真上に付けたとき・ドアのノブが反対側にある理由)5 問
化学/天然ガスと LNG(冷やして液体にする理由 15 字以内・金属が適さない性質・
冷とう食品の製造に利用しながら気体にする・においを付ける理由)+ガス料金の計算 2 問+ガスバーナーの使い方 7 問
地学/星(全天星図の季節と北極星の位置・全国星空継続観察で見えにくかった星座と理由・光害の原因・
北極星とアルデバランとシリウスの高度の観測結果・観測地の県と理由・10 日後に 40 分早くなる理由)7 問
2024(24 問・記述 4) 化学/空気の成分(気体 A・B・C の判別・B の発生方法・ろうそくの燃え方・
1L あたりの重さから空気の平均の重さ)7 問
物理/電気(ニクロム線の断面積と長さと電流の関係・断面積 1.5mm²・長さ 30cm のとき・
直列つなぎ・並列つなぎ・組み合わせ)5 問
生物/ヒトの誕生(受精と受精卵・大きさと身長・成長の説明・にんしん中の食事の記述・
1 分間の心拍数の変化と理由の記述)5 問
地学/校庭の水たまりと雨水(運動場の砂と砂場の砂・じょうろの装置でにごり方を比べる・
実験結果と山の川の関係・森林から流れこむ川の雨量と流量のグラフの記述)7 問
2023(21 問・記述 2・作図 3) 化学/水よう液 A〜D を区別する実験 ①〜③ を 3 通り考える 1 問 生物/アサギマダラ(成虫の口の形とはたらき・あしとはねの作図・さなぎの時期があるもの・
ヨツバヒヨドリの葉と花・ふくろをかぶせた花とかぶせない花の訪れ方の違いと理由)8 問
物理/光(長方形のガラスでの反射と屈折・表から反射の「きまり」を説明・屈折率の計算・
ガラスから空気へ進む光の作図・反射光の作図・水の屈折率 1.33 のとき)5 問
地学/地球の水(大気・海洋・陸地の水の量の図・水蒸気・氷河と地下水・入る量と出る量・
大気中の水が入れかわる日数の計算・海洋の平均の深さ・海水の塩分のう度)7 問

精読した 4 年の共通点: 4 大問です(2025 の転写は 10 に分かれますが、内容は 4 分野)。物理・化学・生物・地学が 1 本ずつで、並び順は毎年違います。 「〜はなぜか説明しなさい」「実験の結果からわかることを説明しなさい」の記述が 4 年すべてにあり(2023 年 2 問→2024 年 4 問→2025 年 10 問→2026 年 8 問)、表・グラフの数値から比や割合を計算する短答も 4 年すべてにあります。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方


8-3. 社会(30 分・60 点・大問 3〜4・小問 35〜41)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(4 題・39 問・記述 4) 歴史|ものづくりと産業の通史(卑弥呼と魏・須恵器・8 世紀末の逃亡と重税・正倉院の水差し・
日宋貿易・鉄砲・応仁の乱・北関東の絹織物と分業・
富岡製糸場・大正の様子・世界恐慌後の就業人口の表)11 問
歴史・国際|日本と世界の外交(イスラエル・白村江・下関の砲撃・条約改正と地位向上の記述・
イギリスのアジア植民地・日清日露・昭和初年〜日中戦争の並べ替え・冷戦・核兵器禁止条約)9 問
時事・公民・地理|アメリカと関税(WHO 脱退の影響・景気と物価・高関税の本土への影響・厳格な三権分立・
国連本部・1991 年に自由化された果物・温暖化の枠組み・海運・
食料とタンパク源の記述・牧ノ原・六次産業化)11 問
地理|東北地方の地図(湾の養殖・世界遺産の原生林・伝統工芸品・河川名・
4 都市の月別降水量・農業産出額の内訳・3 県の人口密度と高齢化・潮目の記述)8 問
2025(3 題・40 問・記述 6) 地理|廃止された鉄道路線(北海道の農業生産物の地域別割合・夕張のメロン・石炭の輸入上位 5 か国・
石勝線と山脈・国有林の役割・屋久島と世界遺産・魚梁瀬の林業と雨温図・
長万部〜函館の存続理由の記述・峠の釜めしの容器・九州各県の製造品出荷額・
線状降水帯・日田の耕地・ハワイの位置・大分の特産品)15 問
歴史|紙幣と貨幣(富本銭・聖徳太子の時代の土地制度・紙幣に女性が描かれる記述・
野口英世と北里柴三郎・藩の支出・大阪への航路・江戸の生産増を示す資料・
地頭・鎌倉の貨幣・座と楽市楽座・株仲間の利益の記述・満蒙は生命線の記述・
戦時中の東南アジア・地租改正の条例・大隈重信の政党・オランダと干拓・徳政・酒屋と土倉の記述)20 問
公民・国際|2024 年の選挙(グローバル・サウス・選挙権の資料 3 点・
電子投票とシンボルマーク・野党の役割の記述・フィルターバブル)5 問
2024(3 題・35 問・記述 3) 地理・歴史|地名の由来(吉野ヶ里と川・風土記・有田焼・石炭需要の急減・LNG の輸入・
岡崎平野の養殖・渥美半島の野菜・木曽谷の木材・化粧品構想の記述・
洞爺湖と同種の湖・輸送機関別輸送量・北陸新幹線・武田信玄)16 問
歴史|住まいの変化(縄文の土偶と登呂遺跡・律令と大きな都が必要になった理由の記述・
農民の都でのつとめ・寝殿造・鎌倉幕府の成立年・元寇・堀の役割・江戸の町奉行・
長屋のくらしのグラフ読み取りの記述・東海道中膝栗毛・大日本帝国憲法・空襲・朝鮮戦争と警察予備隊)15 問
地理・公民|海外の日本人と人口(日本人が多く住む上位 5 か国・地方自治の統計・
グラフの読み取り・数値の選択)4 問
2023(4 題・41 問・記述 4) 地理|尾瀬とダム(ダムの役割・環境影響評価・群馬県の野菜・シカの食害・
水産加工と外国人労働者・世界の粗鋼生産と輸入・紙の種類別生産量)8 問
地理|米と食料(世界の米の統計・棚田・米の消費が減った理由・ウクライナと小麦・
産業別就業者数・新潟富山の金属工芸・1995 年に廃止された法律)8 問
公民|エシカル消費(あてはまらない事例を二つ・きっかけと消費活動の記述・
2013 年度と 2020 年度の財政・地方自治体の議会・日本が資金を出す国際団体)5 問
歴史|海をわたった日本人 A〜F(口分田・阿倍仲麻呂の歌・平等院・勘合貿易・室町の管領・
枯山水・キリシタン大名になった理由の記述・ローマへ派遣した理由の記述・帰国時の政治状況・
伊勢国・大塩平八郎・ラクスマン・廃藩置県の記述・岩倉使節団のもう一つの目的・
留守政府の政策・お雇い外国人・パリ講和会議・第一次世界大戦を二つ)20 問

精読した 4 年の共通点: 「次の文を読んで、a〜k についての問いに答えなさい」の長文+下線部形式が 4 年連続です。 歴史の通史を 1 本の筋(人・モノ・場所)でたどる大問が毎年 1 本あり(2023 海をわたった日本人 20 問、2024 住まいの変化 15 問、2025 紙幣と貨幣 20 問、2026 ものづくり 11 問)、統計表・グラフから県や品目を当てる選択が 4 年連続で毎年 3〜5 問。前年〜前々年の出来事が公民・国際の大問の入口になるのも 4 年連続です(2023 ウクライナとエシカル消費、2024 海外在留邦人、2025 各国のリーダー選び、2026 アメリカの関税と WHO 脱退)。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方


8-4. 国語(50 分・100 点・大問 3〜4・小問 25〜35)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問一 大問二 大問三・四 設問の内訳
2026(3 題・25 問) 小説(河﨑秋子『土に贖う』所収「うまねむる」: 昭和 35 年の北海道、馬とともに暮らす雄一と、馬をめぐる大人たちの決断)17 問 随筆(永井玲衣『図書』所収「出会う」: 谷川俊太郎の詩に「出会う」こと、ふみしめられて味がなくなる言葉)4 問 三: 文法(各文の~~~部を修飾している部分を記号で選ぶ)4 問。漢字の大問は転写に残っていない 記号選択 15(60%)・記述 7(28%)・短答 3。字数指定は「三十字以内」「十字以内」「二百字以内」
2025(3 題・33 問) 小説(電電公社のプールとドブ川で遊ぶ「僕」とタカちゃん、仲間との通過儀礼)19 問 随筆(小堀哲夫『建築家のアタマのなか』: 建築家に空想力が必要な理由)6 問 三: 漢字 8(カタカナ 5・読み 3。建築/ゼイ/セン/小屋/熱をおびる/可燃物/額のあせ/災害を防ぐ) 記号選択 14(42%)・短答 12・記述 7。字数指定は「十字以内」「四十字以内」。文末指定「〜たくなっていた」
2024(4 題・35 問) 小説(戦時中、家が「兵隊宿」になったひさしと三人の将校、馬の絵)14 問 論説(「思考をさまたげるのは知識です」から始まる論)7 問 三: 敬語(各文の敬語の使い方に ○ ×)6 問/四: 漢字 8(イサギヨく/ザイ/ヒョウサ/スイイ/スウ/奏でる/仲裁/兆し) 短答 19(54%)・記号選択 14(40%)・記述 2。字数指定は「十字以内」「三字以内」「四十字以内」
2023(4 題・27 問) 小説(浜と漁火、砧家ときぬた、魚を届ける「私」)13 問 論説(図書館の相談係・参考係と、災害後に図書館が果たす役割)4 問 三: 言葉の働きが同じものを選ぶ 2 問/四: 漢字 8(サます/ラッカン/カクシキ/トむ/キントウ/本末転倒/香り/刷る) 記号選択 13(48%)・短答 10・記述 4。字数指定は「二十字以内」(抜き出し)・「二百字」

精読した 4 年の共通点: 大問一が小説、大問二が論説・随筆、その後に短い知識問題(文法・敬語・言葉の働き)と漢字という並びです。 漢字は「1〜5 のカタカナの部分を漢字で書きなさい。また 6〜8 の漢字の読み方をひらがなで書きなさい」の 8 問(2023・2024・2025 の 3 年とも同じ文言。2026 は転写に残っていません)。「――部『…』と同じ意味で用いられているものを選びなさい」の語句の問いが 4 年連続(2023 大問一問一 A「目をこらす」、2024 大問二問二「ゆめゆめ」など、2025 大問一問一「いとう」、2026 大問一問一「きっちりと」)。大問二の最後に本文をふまえた 200 字前後の意見記述が 4 年連続で置かれています。

頻出と周期(転写の分類・2006〜2026 の 20 年)

問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(2005〜2026)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。「最終確認年度」は、その単元が大問として出たことを確認できている最後の年度です。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 円とおうぎ形 2005・2007・2008・2010・2020・2021 2021 年度 大問としては 2021 が最後で 5 年なし。2025 大問 1(2)(正三角形と 3 つの半円)、2026 大問 1(3)①(正方形の回転)に小問として出ている。次に戻る候補の筆頭
算数 速さ 2006・2008・2009・2010・2016・2018・2020・2022・2023 2023 年度 22 年で 9 回。2023 大問 2(高速道路と一般道路のガソリン)が最後で 3 年なし。2025 大問 1(4) に長方形上の点 P/Q として小問
算数 規則性・数列 2013・2017・2019・2020 2020 年度 2020 が最後で 6 年なし。2026 大問 1(5)(白丸黒丸と奇数の和)に小問として復帰
算数 立体の切断・投影図 2013・2018・2019 2019 年度 大問としては 2019 が最後で 7 年なし。2026 大問 1(4) に小問
算数 食塩水・濃度 2006・2019 2019 年度 7 年なし
算数 約束記号 2012・2021 2021 年度 2025 大問 1(5) に 〈A,B〉 の記号として小問
算数 流水算(川の流れと船の速さ)・売買・消去算(2 つの式から 1 つを消す)・平均 流水 2021、売買 2017、消去 2007、平均 2006・2016(2 題) 2021 年度 文章題系は近年ほとんど大問にならない。2026 大問 3(2) に平均が小問として出た
理科 2013 2013 年度 13 年なし。天体では 2025 に星・星座が 3 大問分の扱いで出たが、月は長く空いている
理科 ふりこ 2005・2008 2008 年度 18 年なし
理科 滑車 2012 2012 年度 14 年なし。てこ・つり合いは 2025 に磁石と円ばんの形で出た
理科 浮力・密度 2005・2016 2016 年度 10 年なし
理科 地震・火山 2015 2015 年度 11 年なし。2026 大問 3 の液状化は地層側からの出題
理科 溶解度・中和 溶解度 2009・2013・2019、中和 2010・2018 2019 年度 溶解度は 7 年・中和は 8 年なし。化学は 2024 気体→2025 気体と熱→2026 質量保存と続いている
理科 太陽・電磁石 太陽 2006・2019・2022、電磁石 2007・2010・2013・2019 2022 年度 太陽は 4 年・電磁石は 7 年なし
社会 三権分立・国会・内閣・裁判所 2006・2008・2010・2011・2012・2017 2017 年度 22 年で 6 回だが 2017 が最後で 9 年なし。2025 大問 3・2026 大問 3 では時事の大問の中の小問として出ている。次に戻る候補の筆頭
社会 日本国憲法 2005 2005 年度 21 年なし
社会 財政・税・社会保障 2016 2016 年度 10 年なし。2023 大問 3(c) にグラフの小問
社会 地形図の読図 2021 2021 年度 5 年なし
社会 貿易・資源・エネルギー 2010・2021 2021 年度 大問としては 5 年なし。2024・2025・2026 は小問として毎年
社会 近代の戦争・大正昭和前期を大問の柱に 2010・2011・2019 2019 年度 大問としては 7 年なし。通史の大問の後半に小問として毎年
国語 語句の意味を独立の大問に 2018 2018 年度 8 年なし。2023〜2026 は大問一・二の中の設問として毎年
国語 空欄補充を独立の大問に 2010・2015 2015 年度 11 年なし
国語 大問 5 題以上の構成 2019(6 題) 2019 年度 2020 以降は 3〜4 題

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・逆算)、図形(角度・面積の基本、立方体の見取図)、読解(線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。フェリスで最終的に効く入口は「複雑な □ の逆算を落とさないこと」「表を自分で書いて数えること」「漢字の読み(訓読み・送りがな)を書けること」 差はほぼありません。時間計測はまだしません。ただし漢字の読み書きは早く始めるほど楽で、8 問という配点上の存在感が 6 年間変わりません
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終えます。1 週間の枠は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形に。平日 15 分は算数の単元 1 つずつと国語の記号選択・短い記述に、週末 60 分は社会の統計表と理科の 4 分野に割り付けます。算数は 8-1 の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使い、平面図形の面積比 → 数の性質 → 場合の数と推理 → 立体 → 速さ → 水量とグラフ → 仕事算 → 時計算 の順に進めます(仕事算・時計算は受験用教材の単元です)。理科は 4 分野をまんべんなく(この学校は分野の偏りがほとんど無いので、山を張る意味が薄いためです)。社会は地理の産業(農業・工業・水産・貿易)と通史を一巡し、統計表を「見て言う」習慣を。国語は記号選択の選択肢を切る手順と、10〜40 字の短い記述 単元が毎年入れ替わる算数・分野の偏りが無い理科では、ここが本体です。全分野の一巡に穴が残ると、そのまま失点になります
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を「年度通しで時間を計る」。理社は 30 分をタイマーで計るのが最優先です(社会は 1 問 45 秒、理科は記述 8〜10 問を含めて 30 分)。算数は大問 1 の小問集合だけを年度をまたいで縦に解きます。国語は漢字・語句・文法/敬語・意見記述の 4 点セットを縦に 国語の 4 点セットはここで固めれば毎年そのまま効きます。理社は「知識を足す」より「切る速さ」を上げるほうが伸びしろが大きい段です

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「30 分」対策の 2 つです。理科は転写の分類でも上位 3 分野が全体の 21% しか占めない、つまりどの分野も同じくらい出るので、苦手分野を残したまま小 6 に入ると埋め合わせが効きにくくなります。逆に、国語の漢字・語句・文法/敬語は毎年ほぼ同じ形で出るため、小 4〜小 5 のうちに積み上げた分がそのまま点になる、珍しく「早く始めた分だけ得をする」場所です。算数は毎年作り直されるので、暗記より「初見の設定を (1) の例から手で再現する」経験の回数が効きます。


12. この学校と併願するなら

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、同じ問題が出るという意味ではありません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

読み方: フェリスの算数(小問集合+設定の長い大問)は市川・晃華学園・雙葉・頌栄と構造が近く、大問 1 の処理速度と数え上げの練習を相互に回せます。理科(記述の多い短時間勝負)は田園調布学園・桐朋女子・雙葉が近く、国語(記号選択が主軸で、漢字・語句・意見記述が加わる形)は横浜雙葉が最も近く、田園調布学園(国語 63)では代用しにくいです。社会(30 分・統計表の選択・短い記述)は雙葉・横浜雙葉・品川女子・桐朋女子。4 科まとめて回すなら雙葉と品川女子学院です。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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