湘南学園中学校 の過去問分析
湘南学園中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。
湘南学園中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・A 日程 4 科相当・最長 13 年分)
更新 2026-08-20。
1. この学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県藤沢市 |
| 男女 | 共学 |
| 配点の特徴 | 国語と算数が各 150 点、社会と理科が各 100 点です。2 科は 300 点満点、4 科は 500 点満点で、100 点満点ではありません |
| 募集定員 | A 日程の募集定員 35 名は 2 科・4 科の合算で、内訳はありません |
入試回と日程・科目(2026 年度の募集要項)は次のとおりです。
| 回 | 日程 | 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|---|
| A 日程 2 科 | 2 月 1 日 午前 | 2 科 | 国語 50 分・算数 50 分 | 国語 150・算数 150(2 科 300 点満点) |
| A 日程 4 科 | 2 月 1 日 午前 | 4 科 | 国語 50 分・算数 50 分・社会 40 分・理科 40 分 | 国語 150・算数 150・社会 100・理科 100(4 科 500 点満点) |
| 湘南学園 ESD 入試 | 2 月 1 日 午後 | 動画提出(事前)+記述・論述試験+グループワーク | 記述・論述 60 分 | 配点は不明。動画・記述論述・グループワークを総合して判定 |
| B 日程 2 科 | 2 月 2 日 午前 | 2 科 | 国語 50 分・算数 50 分 | 国語 150・算数 150(2 科 300 点満点) |
| B 日程 4 科 | 2 月 2 日 午前 | 4 科 | 国語 50 分・算数 50 分・社会 40 分・理科 40 分 | 国語 150・算数 150・社会 100・理科 100(4 科 500 点満点) |
| C 日程 | 2 月 3 日 午前 | 2 科 | 国語 50 分・算数 50 分 | 国語 150・算数 150(2 科 300 点満点) |
| D 日程 | 2 月 4 日 午後 | 2 科 | 国語 50 分・算数 50 分 | 国語 150・算数 150(2 科 300 点満点) |
いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。
このレポートが分析したのは A 日程(4 科相当)の問題です。B〜D 日程と ESD 入試の問題は含まれていません(→ 4 節・13 節)。
2. このページでわかること
このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。
過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。
以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。答え方については、短答(語句や数値を短く答える形式)・逆算(□にあてはまる数を求める計算)・一行題(数行で終わる短い文章題)という言い方をします。
3. まず結論だけ(10 行)
結論
- 算数は 6 大問の座席(同じ種類の問題が同じ場所に出ること)が 13 年動きません。大問 3 が円とおうぎ形、大問 4 が立体、大問 5 がグラフ読みで、大問 2 の食塩水は 13 年皆勤です。
- しかも同じ設問文が数値まで同じで戻ってきます(大問 2 の食塩水は 2024 年 (6) と 2025 年 (1) が同文)。
- 理科・社会は 40 分で 40 問前後の記号選択を読み切る試験で、理科の記述はゼロ、社会の記述は年 0〜4 問です。
家でやること 3 つ
- 算数は同じ座席を縦に解きます(大問 3 を 12 年分、大問 4 と大問 5 を 13 年分)。
- 理科・社会は年度通しで時間を計り、40 分で 40 問前後を処理する配分を身につけます。
- 社会は 47 都道府県を県の形・県庁所在地・気候・農産物とセットで覚え、通史は時代ごとに短文 1 本で言えるようにします。
今週やる 1 つ
- 算数の大問 3(円とおうぎ形の斜線部分)を続けて解き、「中心角の合計 → おうぎ形の面積・弧 → 正方形・三角形と足し引き」の手順を固定します。
注意
- 国語は 2018 年度までの 4 冊しか資料がなく、2019 年度以降の形式はこの資料からは言えません(→ 13 節)。
4. 資料の状況
どの年をどこまで見たかを 3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の導入文と単元だけを見た年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。
| 科目 | 精読した年 | 構成だけ数えた年 | 資料のある年 | 欠けている年 | 判読の確度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 算数 | 4 年(2022〜2025) | 9 年(2010・2014〜2021) | 13 年(2010、2014〜2025) | 2011〜2013 は解答用紙だけで問題冊子が無く、分析対象外 | 高い。精読した 4 年は設問文を原本で読み直し、構成だけ数えた 9 年は大問の導入文と単元・食塩水の設問文だけを確認しました。式の細部に転写の揺れがある年(2010・2014・2016・2018・2020・2022・2023)がありますが、大問構成と題材の読み取りに支障はありません |
| 理科 | 4 年(2022〜2025) | 4 年(2010・2014・2015・2021) | 8 年(2010、2014、2015、2021〜2025) | 2011〜2013・2016〜2020 が欠落 | 高い。精読した 4 年を原本で読み直し、構成だけ数えた 4 年は大問の導入文と単元だけ確認しました |
| 社会 | 4 年(2022〜2025) | 5 年(2010・2013・2014・2015・2021) | 9 年(2010、2013、2014、2015、2021〜2025) | 2011・2012・2016〜2020 が欠落 | 高い。精読した 4 年を原本で読み直し、構成だけ数えた 5 年は大問の導入文と単元・記述の設問文だけ確認しました |
| 国語 | 4 年(2010、2014、2015、2018) | なし | 4 年(2010、2014、2015、2018) | 2011〜2013・2016・2017 が欠落、2019 年度以降は非掲載 | 4 冊のみ。「国語は資料が少なく未分析」に近く、8-4 節は 4 年分の観察にとどめました |
- 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
- 資料は年ごとに科目 1 冊のみです。2018 年度の算数冊子に「2 月 1 日入学試験」の記載があり、A 日程(4 科)相当と見ています。他の年度は回の表記を確認できていません。B〜D 日程・ESD 入試の問題は含みません。
- 試験時間・配点は 2026 年度募集要項の A 日程 4 科で、国語 50 分 150 点・算数 50 分 150 点・社会 40 分 100 点・理科 40 分 100 点です。資料のある冊子に時間の記載があるかは確認していません。
- 「毎年」「〜年連続」と書いた箇所は、該当年度の設問文または導入文を原本で確認したものです。単元名の水準でしか確認していない年度については、その旨を添えました。
5. 一番大きな結論
湘南学園は「算数は 6 大問の座席(問題の置き場所)が 13 年動かず、同じ問い方が同じ位置に戻ってくる。理科・社会は 40 分で 40 問前後の記号選択を読み切る」学校です。
- 算数は資料のある 13 年すべてが 6 大問・22〜24 問で、「大問 1=計算 4 問((4) は □ の逆算)、大問 2=小問集合 8 問、大問 3=円とおうぎ形の斜線部分(12/13 年)、大問 4=立体の体積・表面積(13/13 年)、大問 5=水量または速さのグラフ読み(13/13 年)、大問 6=規則性・ゲーム(規則性 7 回)」の座席が固定されています。しかも同じ設問文が数値まで同じで再登場します(大問 2 の食塩水: 2024 年 (6) と 2025 年 (1) が同文、2017 年 (3) と 2019 年 (4) が同じ数値。いずれも両年の設問文を原本で確認しました)。
- 理科は 2014 年以降の 7 年すべてが「大問 1=全分野 1 問ずつの小問集合 10 問→大問 2 化学→大問 3 生物→大問 4 物理→大問 5 地学」の 5 大問・36〜43 問で、記述は資料のある 8 年でゼロです。単元は 4 分野の中で回ります。
- 社会は資料のある 9 年すべてが「大問 1=都道府県の説明文当て(地理)→大問 2=時代別の短文 A〜J を読む歴史→大問 3=前年の出来事を織り込んだ会話文(公民・時事)」の 3 大問で、小問は 30〜57 と年で振れます。記述は年 0〜4 問です。
- 国語(2018 年まで・4 冊)は知識の大問 1〜2 つ+読解 2 題(説明文と物語)で、記号選択と抜き出しがほぼすべてです。
したがって過去問の使い方は、算数が「出る問題を覚える」にいちばん近くなります(大問 3 だけを 12 年分、大問 5 だけを 13 年分と、同じ座席を縦に解く)。理科・社会は「時間の使い方を身につける」(40 分で 40 問前後の選択問題を処理する配分)と、単元を偏りなく一巡することの両方です。国語は資料が古く、市販の過去問で直近の形式を確認するのが先です。
科目で競技が違う、と言い換えてもよいところです。算数は座席ごとの反復、理科・社会は選択問題を数多く読み切ること、国語は抜き出しと語句が中心になります。
6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
- 理科・社会の登場人物と舞台が地元です。理科 2010「藤沢市こう外に住む A さん」、2014「藤沢市に住んでいる湘太くん」、2022「湘太さんがテレビを見ていると」、2023「湘南学園の近くで星空を撮影」「湘南学園の校庭に棒を立て」。社会 2021 の会話は「湘子」、2022 は江の島(大問 3 問 10)。生徒名に「湘」の字を入れるのが定番のように見えます。
- 社会の大問 3 は「明子さんとおじさん」の夏休みです。2014・2015・2023・2025 の 4 年で、田舎のおじさんの家を訪ねた会話から農業・食・地方の暮らし・国際問題へ広がります。2023 は中央線で甲府方面、2025 は標高 1000m の役場・なす・麺類の家計支出・バイク。他の年も会話文です(2013 みなこと母、2021 湘子と母、2022 航太と父、2024 ちひろとおば)。
- 社会の記述は「あなたの考え・提案」です。2025「国連に提案したい国際年」、2023「戦争をなくすためにあなたにできること」、2022「投票に行かない人が多いと言われる理由」「差別や偏見」、2021「福島の復興」「選挙に行かなかった理由への調査から」。平和・国際協力・SDGs・環境(気候危機・水道・森林・クマの出没・氷河)が公民の背骨のように見えます。「子ども」を主題にした問い(2022 大問 2「子どもの歴史」、2024 学校と教科書、2025「中学校でお金がかかる」)も繰り返します。
- 理科は「実験室の作法」から始まります。大問 1 問 1 が「実験を安全に行うための注意としてまちがっているもの」(2021・2022・2023・2025)、ガスバーナーの操作(2022 問 2・2025 大問 4 問 1)、けんび鏡の操作(2025 大問 3 問 7)、がけの観察の注意(2023 大問 5 問 1)。導入文は物語仕立てです(2025「稲むらの火」と安政南海地震、2024 ジャガイモとサツマイモ、2022 アイスクリームとドライアイス、2022 アイガモ農法、2015 デング熱、2014 クレーン車)。
- 算数は「解き方の文章を埋める」問いが色です。大問 2 (8) の穴埋め解説(2022〜2025)と、大問 6 の「(1)(2) で数えて (3)(4) で規則を式にする」流れ。図形は「斜線部分」「色のついた部分」「太線部分」と、図を分解して見る問いが大問 3 に毎年座ります。
7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先にしてください。同じ座席の問題を縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です(学年別の順序は 11 節)。
根拠となる年度×大問の題材表は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。
- [週末 60 分] 算数・大問 3「円とおうぎ形」と大問 4「立体」を座席で縦に(確認: 〜2025 年度)— 大問 3 は 13 年中 12 年(2018 だけ水量)。半円 2 つを組み合わせた太線の長さと色のついた部分の面積(2025)、半径 6cm の 2 円の重なりの角度・面積・周(2024)、正方形 16 個と円/正方形とおうぎ形 4 つ(2023)、正十二角形と円(2022)、円と半径 8cm のおうぎ形(2021)、円が正多角形の周りを一周する通過部分(2020)、1cm 正方形におうぎ形を 16 個(2019)。問い方は「斜線部分(色のついた部分・太線部分)の面積・周りの長さ」で 12 年ほぼ共通です(2020 は円が通過した部分、2017 は角度が 1 問混じる)。「中心角の合計 → おうぎ形の面積・弧 → 正方形・三角形と足し引き」の手順を固定して 12 年分を縦に解きます。大問 4 は 13 年皆勤で、真上・正面から見た図から体積と表面積(2025)、大小 2 つの円柱を重ねた立体と切断後の表面積(2024)、直方体 3 つを組んだ立体の表面積(2023)、立方体を積んで中央に穴(2022 塗った面積・塗られていない面の数)、投影図から復元(2021・2015)、展開図から体積(2019)、立方体からくり抜き(2017)、円柱の切断(2018)。投影図(2015・2021・2025)・展開図(2019)・くり抜き(2017・2022・2025)・重ねた円柱(2024)の 4 種に分けて 13 年分を解き、「見取図・投影図・展開図から立体を復元する」練習を本体にします。
- [週末 60 分] 算数・大問 5「グラフを読む」(確認: 〜2025 年度)— 速さとグラフ(2019〜2023・2025 の 6 回)と水量とグラフ(2010・2014〜2017・2024 の 6 回)が 13 年皆勤です。速さは往復して出会う(2025 交点 P・Q は何分後・2 時間で交点は何個、2023 3 回目に出会う、2020 兄弟の往復)、水量は円柱を引き上げる・仕切り板・容器の入れ子(2024・2015・2014)。「グラフ中のア・イにあてはまる数」の問い方が定番なので、速さ 6 年・水量 6 年に分けて「ア・イの数」を先に埋める順で解きます。
- [毎日 10 分] 算数・大問 2 の食塩水・角度・平均算(確認: 〜2025 年度)— 食塩水は 13 年皆勤で、混ぜる/水を加える/食塩を加える/蒸発させると操作だけ変わります。2024 (6) と 2025 (1) は「濃度 6% の食塩水 300g に別の濃度の食塩水 200g を加えたところ濃度 5.2%」と数値まで同文、2017 (3) と 2019 (4) は「8% 300g と 3% 200g を混ぜる」で同じ数値(順序だけ逆)です。角度は三角定規の重なり(2023・2025)・二等辺三角形(2024)・直角二等辺三角形と正五角形(2022)。食塩水 13 年分(4 操作)と角度 12 年分を毎日 1 問ずつ回します。2024・2025 の同文問題は解き方を覚えてしまってかまいません。
- [週 1 回] 算数・大問 6 の規則性とゲーム、大問 2 (8) の穴埋め(確認: 〜2025 年度)— 規則性 7 回(2015・2017・2018・2019・2022・2024・2025: 立方の枠と棒の本数、円状に並べた石をひとつとばしで取る、碁石で正方形を増やす、行と列の数表)、ゲームのルールを読む論理(2014 入場ゲート・2023 ビンゴ)。「(1)(2) を具体的に数え、(3)(4) で規則を式にする」流れなので、規則性 7 年分を (3)(4) まで解きます。大問 2 (8) の穴埋め解説は 2022〜2025 の 4 年分を並べます。
- [週 1 回] 理科・40 問超を 40 分で、化学の量的計算と地震の計算(確認: 〜2025 年度)— 2025 は 43 問・冊子 16 ページ、2024 は 38 問・21 ページ。大問 1 の 10 問(全分野・全問記号選択)を 5 分以内で通過し、大問 2〜5 に 7〜8 分ずつかけて、導入文と【実験 1】〜を最後まで読んでから解く配分です。大問 1 の小問集合は 2021〜2025 の 5 年分(50 問)をまとめて解くと、全分野の基本知識を選択肢の形で確認できます。大問 2 は化学で 7 年連続(2014〜2025)。塩酸とマグネシウム/アルミニウム/鉄で発生する気体の体積(2015・2021・2023)、過酸化水素水の濃度と酸素の体積(2024)、銅と結びつく酸素の表(2025)を並べて解きます。地震は P 波・S 波の速さと発生時刻(2022 大問 5・2025 大問 5 問 3)で、比例と表の読み取りで解けます。熱の伝わり方(2015・2022・2025)の 3 題を並べて「金属棒・金属板・水・空気」の伝わり方の違いを整理し、地層(2023)と星座の動き(2024)、植物(発芽・花のつくり・冬ごし)・こん虫の変態・メダカを図で覚え、人体は 2022・2024 の消化管を中心にします。
- [毎日 10 分] 社会・大問 1 の都道府県当て+統計表(確認: 〜2025 年度)— 9 年皆勤です。県の形(2025 A〜E の図形)や説明文(紀伊半島・鹿島灘・阿蘇山・陸奥湾・能登半島)から県を当て、雨温図(8 年)・農産物の収穫量順位表(2022・2023・2025)・面積人口米製造品出荷額の表(2025)・工業地帯の出荷額グラフ(2022・2023)・県庁所在地(2022・2023・2025)へ続きます。2025 は大問 1 だけで 24 問。47 都道府県を「形・位置番号・県庁所在地・気候(雨温図)・農産物の上位・工業製品」の 1 枚カードにし、説明文から当てる練習を 9 年分やります。
- [週末 60 分] 社会・大問 2 の通史、大問 3 の時事会話文と記述(確認: 〜2025 年度)— 大問 2 は原始から現代までの短文 A〜J(2025 は A〜K)を読み、各時代の設問に「誤っているものを 1 つ」で答えます。時代順の並べ替え(2023 問 16・2024 問 11)と「この出来事は A〜J のどこに入るか」(2015・2023 問 17・2024 問 16)が最終盤に置かれるので、時代ごとに「短文 1 本+代表資料 1 点」で年表を自作し、2015・2023・2024・2025 で並べ替えと時期の当てはめを練習します。大問 3 は会話文で、2025 は能登半島地震・パリ五輪・春の賃上げ・クマの出没・国連と SDGs、2024 はトルコの地震・教科書・マウイ島の火災、2023 はウクライナ・難民の機関・沖縄復帰 50 年、2022 は東京五輪の持続可能性・警戒レベル・奄美の世界遺産。ニュース暗記より「資料を見て、あてはまらない文を選ぶ」練習で、資料つき 3 択の除外型は 2023・2025 の大問 3(36 問)で反復し、グラフの増減・順位・年の読み違いをつぶします。直近 1 年の出来事は「どの制度・どの地域・どの国際機関の話か」で整理します(国連の機関〔難民・UNICEF〕、憲法の基本条文、選挙のしくみ)。記述は年 0〜4 問で、直近は 2025「国連に提案したい国際年を 1 つ考え理由を説明」、2023「戦争を世界からなくすためにあなたにできること」、2022「景観条例で看板の色を制限する理由」「投票率が低いと言われる理由」「医療従事者への差別・偏見」。字数指定は資料のある 9 年に無く欄の大きさで書くので、「あなたの考え+理由」を 2〜3 文で書く練習を 2025・2023・2021 を題材にやります。
- [毎日 10 分] 国語・抜き出しと語句(確認: 〜2018 年度)— 資料のある 4 年は「…こと。」「…気持ち。」に続く形で字数指定の抜き出し、語句の意味の記号選択、内容一致の A/B 判定(2018)が主です。抜き出しは「指定字数と文末の形」を先に確認して探します。語句の意味(「やさ男」「つぶさに」「なかんずく」級の大人語彙)と慣用句・四字熟語を過去問 4 年分、漢字は書き取りを毎日、同音異義語の誤字訂正(2014)も。漢字・慣用句の知識大問は年で形式が変わります。2019 年度以降は市販の過去問で、大問数・記述の有無・字数指定を最初に確認してください。
8. 科目別の詳細
8-1. 算数(50 分・150 点・6 大問・小問 22〜24・答えのみ)
年度×大問の題材表
大問 1 は全年度「計算 4 問」(2014 以降は四則 3+□の逆算 1、2010 は四則 4)のため省略します。2022〜2025 は精読した年、2010・2014〜2021 は構成だけ数えた年で、題材は導入文から読める範囲です。
表に出てくる特殊算は受験用教材の単元です(つるかめ算=個数を合計から逆算、過不足算=余りと不足から数を出す、通過算=列車が通り過ぎる時間、時計算=長針と短針の作る角、流水算=川の流れと船の速さ、和差算=和と差から 2 つの数を出す、仕事算=全体を 1 として日数を出す、ニュートン算=増えながら減る量)。
| 年度 | 大問 2(小問集合 8)の単元 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 | 大問 6 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 食塩水(同文再出)・池の周りの出会い・平均算・5 人の順番の推理・時計算(7 時台で一直線)・約分できない分数の個数・三角定規の重なりの角・売買損益(穴埋め) | 半径 4cm の円に半円 2 つ(太線の長さ・色のついた部分の面積) | 真上と正面から見た図から体積・表面積(同心円のくり抜き) | 速さとグラフ(1km あたり 9 分と 6 分の往復・交点 P・Q・2 時間での交点の数) | 規則性(直方体の棒で立方の枠をつなぐ・棒の本数・横の長さ・150 本で何個) |
| 2024 | つるかめ算(角砂糖)・約分できる分数・反対方向に歩く 2 人・平均算(担任の身長)・過不足算(クッキー)・食塩水(同文再出)・二等辺三角形の角・割合と比(旅館の和室・穴埋め) | 半径 6cm の 2 円の重なり(角・面積の和・周の和) | 大小 2 つの円柱を重ねた立体(体積・表面積、垂直に切った後の表面積) | 水量とグラフ(円柱 A・B を沈めた水そう・B を引き上げる・ア・イ) | 規則性(円状の石をひとつとばしで取る・最後に残る石・64 個) |
| 2023 | 家と駅の往復の速さ・食塩水(8g に水)・平均算(5 人目の最低点)・集合(自転車と電車)・三角定規の角・仕事算(3 人)・ヒストグラム(通学時間)・パスカルの三角形の和(穴埋め) | 円と正方形 16 個の斜線部分/正方形とおうぎ形 4 つの周 | 直方体 3 つを組んだ立体 A・B の表面積 | 速さとグラフ(P・Q 間 1080m を往復・速さのグラフ・3 回目に出会う) | ゲーム(3×3 のビンゴ・カード 2 枚の和と積・2 つのビンゴを同時に) |
| 2022 | 平均算(5 教科)・7 で割った余り・食塩水(水を加える)・通過算(すれ違い)・所持金の和差算・仕事算(休んだ日数)・直角二等辺三角形と正五角形の角・ガソリン代(穴埋め) | 正方形と正三角形の斜線部分/正十二角形と円の斜線部分 | 立方体を積んで中央に穴(塗った面積・塗られていない面の数) | 速さとグラフ(弟と兄・途中から走る・220m 離れる時刻) | 規則性(碁石で正方形を増やす・78 個足すのは何番目) |
| 2021 | 平均算・速さ・食塩水(食塩を加える)・和差算・場合の数・角度・仕事算・割合と比 | 半径 4cm の円と半径 8cm のおうぎ形(周・面積の合計) | 色を塗った立方体を積んだ立体(投影図) | 速さとグラフ(駅・遊園地・水族館のシャトルバス) | 3 色のボールを取り出す(つるかめ算・場合の数) |
| 2020 | 平均算・食塩水(水を加える)・数の性質・割合と比 2 問・角度・通過算・つるかめ算 | 半径 1cm の円が正多角形の周りを一周(中心角の和・通過部分の面積) | 三角柱と直方体をはり合わせた立体 | 速さとグラフ(兄弟の往復) | 約束記号(約数の個数 [A]) |
| 2019 | 平均算・過不足算・角度・食塩水(3%200g+8%300g)・数の性質・売買損益・流水算・場合の数 | 1cm 正方形におうぎ形を 16 個(周の和・面積の和) | 展開図から体積(直方体・おうぎ形柱) | 速さとグラフ(毎分 80m と 40m・P 地点を同時出発) | 規則性(行と列の数表) |
| 2018 | つるかめ算・食塩水(混ぜて水を加える)・速さ・場合の数・平均算・規則性・角度・数の性質 | 水量とグラフ(正方形底面の容器・深さ 10cm の水) | 円柱を 3 つの立体に切断 | 図形の移動とグラフ(長方形と直角二等辺三角形が向かい合って進む) | 規則性(本のページ番号に使う数字の個数) |
| 2017 | 平均算・通過算・食塩水(8%300g+3%200g)・角度・割合と比・仕事算・売買損益・つるかめ算 | 半径 6cm の半円と 2 つの三角形(角・斜線部分の面積) | 1 辺 6cm の立方体から 1 辺 2cm の立方体 3 個をくり抜く | 水量とグラフ(2 つの蛇口) | 規則性(白黒のご石を並べる) |
| 2016 | 平均算・売買損益・時計算・食塩水(混ぜて水を加える)・割合と比・通過算・角度・場合の数 | 斜線部分の面積 2 問(円とおうぎ形・平面図形) | 半径 2cm・高さ 1cm の円柱 | 水量とグラフ(直方体を 3 つつないだ容器) | ニュートン算(駅の改札の行列) |
| 2015 | つるかめ算・割合と比・規則性・食塩水(食塩を加えて水を加える)・速さ・売買損益・場合の数・角度 | 斜線部分の面積 2 問 | 積み木の投影図(前後左右・真上) | 水量とグラフ(容器の中に容器・毎分 75cm³) | 規則性(円周上の箱に球を入れる) |
| 2014 | 数の性質・食塩水(蒸発)・割合と比・平均算・速さ・規則性・角度・売買損益 | 対角線 10cm の長方形を 45° 回転(面積と周) | 直方体の角に 1cm 立方体を積む | 水量とグラフ(仕切り板 3 室) | 論理(入場ゲート A・B の通過時間) |
| 2010 | (7 問)平均算・場合の数・食塩水(蒸発)・通過算・売買損益・和差算 2 問 | 対角線 8cm の正方形の中の半円と四分円 | おうぎ形を底面とする高さ 4・6・8cm の柱体 | 水量とグラフ(毎分 24L・栓のゆるみ) | 仕事算(工場の機械 A・B) |
大問 2 の 8 枠(資料のある 13 年)
| 単元 | 出現年数 | 備考 |
|---|---|---|
| 食塩水の濃度 | 13/13 | 混ぜる(2016・2017・2018・2019・2024・2025)/水を加える(2015・2020・2022・2023)/食塩を加える(2021)/蒸発(2010・2014)。2024 と 2025 は同文、2017 と 2019 は同じ数値 |
| 角度 | 12/13 | 2010 以外の全年度。三角定規(2023・2025)、二等辺三角形(2024)、正五角形との重なり(2022) |
| 平均算 | 12/13 | 2015 以外 |
| 割合と比 | 8/13 | 2022・2024 は穴埋め解説の形 |
| 売買損益 | 7/13 | 2010・2014・2015・2016・2017・2019・2025(穴埋め) |
| 速さ(一行題) | 7/13 | 往復・出会い・反対方向 |
| 数の性質 | 7/13 | 約分できる/できない分数の個数(2024・2025)、余り(2022) |
| 場合の数 | 6/13 | 2021 が最後 |
| つるかめ算 | 5/13 | 2015・2017・2018・2020・2024 |
| 通過算 | 5/13 | 2022 が最後 |
| 仕事算 | 4/13 | 2017・2021・2022・2023 |
| 規則性・過不足算・和差算 | 各 2〜4 | 過不足算 2019・2024、和差算 2010・2021・2022 |
| 時計算・流水算・集合・推理・ヒストグラム | 各 1〜2 | 時計算 2016・2025 |
頻出単元と周期
- 毎年(13/13): 計算 4 問、食塩水、円とおうぎ形(2018 は水量に置き換わりましたが大問 3 の座席は残ります)、立体、グラフ読み(水量 6・速さ 6・図形の移動 1)。
- 大問 5 の速さと水量: 2019〜2023 は 5 年連続で速さ、2024 に水量が戻り、2025 は速さです。2010〜2017 は水量が続きました。
- 大問 6: 規則性 7 回、ゲーム・論理 2 回、仕事算・ニュートン算・約束記号・場合の数が各 1 回。
問い方の型
- 大問 3 は「(1) 周りの長さ(太線部分)(2) 面積(斜線・色のついた部分)」または面積 2 問です。中心角の合計でおうぎ形をまとめ、正方形・三角形の面積を足し引きする手順で 12 年共通です。
- 大問 4 は「体積と表面積」を 1 問で両方問う年(2024・2025)と表面積だけの年(2023)があります。切断・くり抜き後の表面積は「増えた面・減った面」の整理になります。
- 大問 5 は「グラフのア・イにあてはまる数」→「速さ・単位時間の水量」→「出会う時刻・特定の状態になる時刻」の順です。2023 は速さのグラフから道のりを自分で計算する二段構えでした。
- 大問 6 は (1)(2) が具体的な数え上げ、(3)(4) が規則の一般化か逆引きです(「棒が 150 本のとき最大何個」「78 個足すのは何番目」「64 個のとき最後に残る石」)。
- 大問 2 (8) の穴埋め解説は「与えられた式の流れを読んで途中の数を復元する」練習が効きます(2022〜2025)。
8-2. 理科(40 分・100 点・5 大問・36〜43 問・記号選択 8 割強・記述なし)
年度×大問の題材表
2022〜2025 は精読した年、2010・2014・2015・2021 は構成だけ数えた年です。
| 年度 | 大問 1(小問集合 10) | 大問 2(化学) | 大問 3(生物) | 大問 4(物理) | 大問 5(地学) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 実験の注意・BTB とリトマス紙・わたり鳥・メダカの産卵・さなぎにならないこん虫・プロペラが最も長く回る回路・鉄球と輪の熱膨張・月の表面のもよう・川の上流下流・おりひめ星とひこ星の星座 | ものの燃え方(燃焼の 3 条件・集気びんの気体検知管・ろうそくが消える順・銅と酸素の表 X・Y・グラフ) | 植物(インゲンマメの種子・ホウセンカの発芽・夏の花・鳥媒花・アサガオの花粉・受粉と種・けんび鏡・根のつくり・冬ごし) | 熱の伝わり方(ガスバーナーの操作・線香のけむり・エアコンの風向・示温シールで水と金属棒・金属板の伝わる順) | 地震・火山(「稲むらの火」・液状化と V 字谷・プレート・震源距離と時刻の計算・火山の形・岩石のスケッチ・台風・ハザードマップ) |
| 2024 | リトマス紙・卵のからと塩酸・かえった直後のメダカ・さなぎになるこん虫・食べ物の通り道・同じ明るさの回路・折れた棒磁石・集中ごう雨の雲・花こう岩・川のようす | 過酸化水素水と二酸化マンガン(酸素を漢字で・性質 2 つ・水上置換の利点・6L に必要な量・3.4% の濃度・発生量・残った液体の重さ) | ジャガイモとサツマイモ(でんぷんの確認・受粉を漢字 2 文字で・サツマイモの花・サトイモは根か茎か・放置したイモの芽・葉のつき方・色水と袋) | ふりこ(3 回の平均をとる理由・表の空欄を小数第 1 位まで・おもりの重さと周期・正しい文 2 つ・おもりの取り付け方・2 つのふりこの衝突) | 星座(こと座・わし座・はくちょう座・北の空の動き・2 時間後の位置・冬の南の空・星の色と明るさ) |
| 2023 | 実験の注意・湯気と水蒸気・スマートフォンの使い方・葉と根の形から植物・アサガオの花粉・ふりこの周期・てこ・湘南学園近くの星空写真の方角・校庭の棒のかげ・花こう岩 | 金属と水溶液(スチールウールと塩酸・水素の性質・0.3g で発生する水素・蒸発後の固体・0.9g 以上で増えない理由・こさ 1/3・2 倍のグラフ・鉄とアルミの混合) | 生態系(池の水のプランクトン・食物連鎖の語・外来種 3 つ・地球温暖化の気体・季節による濃度変化・緯度と変化の大きさ) | 電気回路(プロペラとモーター・電流の大きさ・逆に回る回路・速く回る・同じ速さ・長く回る・電池を外しても回る・箱の中の電池のつなぎ方) | 地層(がけ X・Y・観察の注意・アサリの化石と浅い海・わき水・つぶの大きさ・対応する層・最も古い層・りゅう起と沈降) |
| 2022 | 実験の注意・ガスバーナーの炎の色・ホウセンカの種子・成虫と幼虫が同じ形のこん虫・葉で冬をこす植物・電流計の読み・ふりこ・満月から満月・冬の大三角・気温のはかり方 | 二酸化炭素とドライアイス(アイスクリームの保冷・性質・発生・集め方・BTB・白い煙・体積の変化・気体 1L の重さ) | 農業(虫媒花・アイガモ農法・イネの葉を食べる虫・平行脈・食べ物の通り道・臓器のはたらき・だ液の実験) | 熱の伝わり方(4 種の金属棒・ガスコンロの注意・最も速い金属・棒と試験管のあたたまり方・2 本をつないだ棒・金属板のろう) | 地震(緊急地震速報・マグニチュードをカタカナで・地震の災害でないもの・S 波の到達・P 波の速さ・発生時刻・2 種の波の差) |
| 2021 | 実験器具・溶解度・熱と状態変化 2 問・発芽・花・植物・てこ・地震・地層 | 塩酸とアルミニウム(気体 A の体積のグラフ) | こん虫と動物(190 万種・分類・誕生・人体) | 電気回路(豆電球と電池) | 台風(発生と進路) |
| 2015 | 実験器具・中和・気体・動物の誕生・植物 2 問・電気回路・てこ・星・地層 | 塩酸とマグネシウム(気体の体積・中和) | デング熱(こん虫・生態系・植物) | 熱の伝わり方(アルミニウム板のろう) | 気象(夏の暑さ・湿度・濃度) |
| 2014 | 気体・燃焼・花・植物・生態系・ばね・ふりこ・電気回路・月・惑星 | 水溶液 6 種の判別(実験①〜⑥) | 池の生態系(藤沢市の湘太くん・人体・こん虫・けんび鏡) | クレーン車(滑車・てこ) | 岩石の一生(地層・流水) |
| 2010 | ※8 大問 48 問。水溶液 6 種の判別/消毒用アルコールの濃度/自然観察の記録(こん虫・動物)/種子植物/豆電球と電流計/斜面を下るおもり/2009 年の皆既日食/地層の語群 |
頻出単元と周期
- 化学(大問 2): 塩酸と金属で発生する気体の量(2015 マグネシウム・2021 アルミニウム・2023 鉄とアルミニウム)3 回、気体の性質と発生(2022 二酸化炭素・2024 酸素・2025 燃焼)3 回、水溶液の判別(2010・2014)2 回。量的計算(表・グラフの比例→過不足→濃度)が 2015 以降ほぼ毎年入ります。
- 生物(大問 3): 植物(2024・2025)、生態系(2014・2023)、こん虫と動物(2015・2021)、農業と人体(2022)。大問 1 ではメダカ(2024・2025)、こん虫の変態(2022・2024・2025)、花粉(2023・2025)、種子の形(2022・2025)が繰り返します。
- 物理(大問 4): 熱の伝わり方(2015・2022・2025)3 回、電気回路(2021・2023)2 回、ふりこ(2024)、滑車・てこ(2014)。大問 1 ではふりこの周期(2022・2023)、回路(2022〜2025)が定番です。「プロペラが最も長く回る回路を 2 つ選び」は 2023 大問 4 問 5 と 2025 大問 1 問 6 で同じ問い方でした。
- 地学(大問 5): 地震(2022・2025)、地層と岩石(2014・2023)、気象(2015・2021)、星座(2024)。大問 1 では川の上流下流(2024・2025)、花こう岩のスケッチ(2023・2024・2025)、月(2022・2025)が続きます。
- 大問 1 の 10 問は「化学・実験器具→生物→物理→地学」の順に 2〜3 問ずつ並び(2022〜2025 で確認)、2014〜2025 の 7 年すべてで全問記号選択です。
同じ設定が戻る例(設問文まで同一ではありませんが、両年を原本で確認したもの):
| 題材 | 出題年 | 備考 |
|---|---|---|
| 金属板・金属棒にろう(示温シール)をつけて熱の伝わる順を選ぶ | 2015 大問 4 → 2022 大問 4 → 2025 大問 4 | 3〜7 年おき。熱の伝わる順を記号で選ぶ問い方が共通 |
| 塩酸に金属を加え、グラフから発生する気体の最大量・こさを変えたときの量 | 2015 大問 2 → 2021 大問 2 → 2023 大問 2 | 金属と数値は変わるが、グラフから最大量を読み、こさを変えたときの量を問う流れが共通(2023 は「0.9g 以上で増えない理由」「こさを 2 倍にしたグラフ」) |
| P 波・S 波の速さと地震の発生時刻 | 2022 大問 5 → 2025 大問 5 問 3 | 3 年 |
| プロペラつきモーターの回路で「長く回る」「同じ速さ」を選ぶ | 2023 大問 4 → 2025 大問 1 問 6 | 2 年 |
問い方の型
- 大問 2〜5 は「導入文(物語仕立て・会話ではなく地の文)+〔実験 1〕〔実験 2〕+表・グラフ+選択 5〜8 問+短答 1〜3 問」です。導入文と実験の条件を最後まで読んでから解きます。
- 「2 つ選び」「すべて選び」「まちがっているものを」が毎年混じり、単純な 4 択より落としやすくなっています。
- 計算は比例(気体の体積・銅と酸素)、割合(濃度 3.4%)、平均(ふりこ 3 回)、速さ(P 波・S 波)です。桁指定がつきます。
8-3. 社会(40 分・100 点・3 大問・30〜57 問・記号選択 8 割)
年度×大問の題材表
2022〜2025 は精読した年、2010・2013・2014・2015・2021 は構成だけ数えた年です。
| 年度 | 大問 1(地理: 都道府県当て) | 大問 2(歴史: 時代別の短文) | 大問 3(公民・時事: 会話文) |
|---|---|---|---|
| 2025 | 県の形 A〜E(和歌山・茨城・熊本・青森・石川)→やませ・扇状地・農業と工業の説明文当て・水俣病・青函トンネル・能登半島地震・つくばエクスプレス・雨温図・県庁所在地・収穫量順位表(ゴボウ・ソバ・ハクサイ・トマト・ウメ)・面積人口米製造品出荷額の表(24 問) | A〜K(米づくり→大陸文化→律令の税→平安→鎌倉の御家人→雪舟→太閤検地→江戸の貿易制限・天下の台所→北海道とアイヌ→明治の人物→2 つの戦争→よりよく生きる権利→戦時下→沖縄戦)(15 問) | 明子さんとおじさんの夏休み(安全な水・標高 1000m の役場・猛暑日・ヨーロッパ・海外旅行・オリンピックの年・原油とガソリン・戦争の古い順・春の賃上げ・中学校でかかるお金・バイク・麺類の家計支出・なす・奈良・クマの出没・国連本部・国連に提案したい国際年と理由(記述)・氷河)(18 問) |
| 2024 | 市町村 A〜E の説明→海の名前・雨温図・県境で名前が変わる川・工業製品・水産物の輸出・生産物の表・県章・都道府県名と位置(8 問) | A〜J(縄文の遺跡→米づくり→古墳の衰退→律令→平安の文学→鎌倉の御家人→室町の資料→大坂の港→明治の並べ替え・輸出品→日清戦争の賠償金→大正の子ども→高度成長の終わり→遣隋使・遣唐使はどこに入るか)(16 問) | おばさんとちひろ(トルコの地震・関東大震災の新聞・トルコの位置・1890 年の出来事・学校の統計・教科書と国・平和学習教材の削除・図書館を扱う省庁・戦争の文章・オリンピック開催地・日本の最高気温・マウイ島の火災)(12 問・記述なし) |
| 2023 | 都道府県 A〜E の説明文と語群→県名・県庁所在地・地図の位置・雨温図・伝統的工芸品・世界農業遺産・農作物のグラフ・世界遺産・工業地帯のグラフ・シラス台地の作物(10 問) | A〜(三内丸山→出土品→渡来人→天皇→遣唐使の航路→平安京→平安の文学→鎌倉→執権→琉球王国→絵画→農具→普通選挙→沖縄戦→復帰 50 年→安土桃山の並べ替え→出来事の位置)(17 問) | 明子さんとおじさん(中央本線・観光のグラフ・インターネット利用の表・食事のグラフ・トウモロコシ・レタス・枝豆・直売所・スーパーの誕生・消費者物価・水道・森林・生態系の語・ウクライナ・今も続く戦闘・難民の機関・気候危機・戦争をなくすためにあなたにできること(記述))(18 問) |
| 2022 | 都道府県 A〜D の説明文と語群→県庁所在地・雨温図・地図の位置・産業の説明文当て・工業地帯のグラフ・収穫量表(米・あずき・もも・葉たばこ)(7 問) | 子どもの歴史(乳児の死亡率→縄文の出土品→律令と成人年齢→道長→平家物語→能→天正の使節の航路と時期→寺子屋→明治の国づくり→満州国→戦時下の子ども→戦後の教科書)(15 問) | 航太さんとお父さん(交通・東京五輪の持続可能性・訪日外国人のグラフ・警戒レベル・三陸海岸と養殖・奄美の世界遺産・中尊寺金色堂・芭蕉・鎌倉の作品・江の島・海洋プラスチック・景観条例の理由(記述)・恵方巻の廃棄・法律を作る機関・投票率が低い理由(記述)・空欄・出来事の前後・医療従事者への差別・偏見(記述))(19 問) |
| 2021 | 都道府県 A〜E の説明文(1988 年開通の橋など)→県名・農業・水産・工業・雨温図・地形(9 問) | A〜E の時代別短文(史料の読解・文化史・近代の戦争)(5 問) | 湘子とお母さん(コロナと感染予防・国際社会・環境・選挙・情報・世界地理・森林。記述 2: 福島の復興・選挙に行かなかった理由への対策)(18 問) |
| 2015 | 都道府県 A〜(海峡・県名・農業・雨温図・水産・工業)(18 問) | A〜I(米づくり→百済と仏教→…)と《あ》〜の時期当て(20 問) | 明子さんとおじさん(御嶽山の噴火・山・東京一極集中・人口・環境・一極集中の問題(記述))(19 問) |
| 2014 | 都道府県の説明文(熊本ほか・交通・地形・雨温図・農業・林業)(17 問) | A〜(狩りと漁の集団生活→…近代の戦争・文化史)(20 問) | 明子と叔父さん(オリンピック・昭和初期・第二次世界大戦・戦後復興・冬季五輪。記述 2: 20 歳になることの意味・冬季五輪の参加国が少ない理由)(17 問) |
| 2013 | 都道府県 A〜E(山脈・地形・雨温図・資源・農業・水産)(10 問) | A〜J の語群穴埋め(江戸・文化史・飛鳥奈良・鎌倉室町・近代)(6 問) | みなこさんとお母さん(環境・エネルギー・再生可能エネルギーが持続可能な未来に役立つ理由(記述))(14 問) |
| 2010 | 都道府県 A〜F を当てて地図の番号で(林業・地形・工業・水産・交通・人口。記述 1: 林業)(12 問) | A〜J の文(江戸・平安・鎌倉室町・飛鳥奈良・安土桃山・原始)(26 問) | 文章と資料(世界地理・工業・戦後・国際社会。記述 3: アメリカの改革の理由・大統領と首相の選び方の違い・不況で失業者が多い理由)(18 問) |
頻出単元と周期
- 大問 1 の都道府県当ては 9 年皆勤です(2024 だけ市町村→都道府県)。続く小問は雨温図(2010・2013・2014・2015・2022・2023・2024・2025)、農産物の統計表(2022・2023・2025)、工業地帯の出荷額グラフ(2022・2023)、県庁所在地(2022・2023・2025)、位置を番号で(2010・2022・2023・2024)。地形図の読図は資料のある 9 年にありません。
- 大問 2 は原始→現代の短文を並べる通史が 9 年皆勤です。近年の頻出は律令の税(2025)・御家人(2024・2025)・雪舟(2025)・遣唐使(2023・2024)・沖縄(2023 復帰 50 年・2025 沖縄戦)・戦時下の子ども(2022・2024・2025)。「古い順に並べる」問いは 2013・2015・2021・2023・2024・2025 のいずれかの大問にあり(2025 は大問 3 の戦争の順)、「この出来事は A〜J のどこに入るか」は 2015・2023・2024 です。
- 大問 3 は前年の出来事が入口です(2025 能登半島地震・パリ五輪・賃上げ、2024 トルコの地震・マウイ島火災、2023 ウクライナ・復帰 50 年、2022 東京五輪・奄美・警戒レベル、2021 コロナ、2015 御嶽山、2014 東京五輪決定)。憲法・国会・選挙に関わる設問は 2014・2021・2024 に厚く、国連・国際協力は 2010・2013・2015・2021・2023・2024・2025 と繰り返します。SDGs の語は 2021・2025。
- 分野配分は大問ベースで地理:歴史:公民=1:1:1 ですが、小問数は 2025 のように地理 24・歴史 15・公民 18 と偏る年があります。
問い方の型
- 大問 1: 「次の各文はいずれかの都道府県について説明しています」→ 空欄語句を語群から→ 県名・県庁所在地→ 雨温図・統計表を「A〜E のどれか」で当てる。
- 大問 2: 各時代の短文に下線→「述べた文のうち誤っているものを 1 つ」が主。資料(絵画・農具・出土品)を選ぶ問い、並べ替え、「この出来事は A〜J のどこに入るか」。
- 大問 3: 会話文の下線部ごとに資料(グラフ・表・地図)がつき、「あてはまらない文を 1 つ選び」の 3 択(2023・2025)。記述は最終盤に「あなたにできること」「提案と理由」。
- 除外型(誤っているもの・あてはまらないもの・適切でないもの)が全大問で主流です。
8-4. 国語(50 分・150 点。2010・2014・2015・2018 の 4 冊のみ)
国語は資料が少なく未分析に近い状態です。以下は 4 冊の観察で、2019 年度以降は市販の過去問で必ず確認してください。
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問一 | 大問二 | 大問三 | 大問四 | 設問計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018 | 慣用句の漢数字と続きの文(a〜j) | 小説(北杜夫『怪盗ジバコ』・語句の意味 3・漢字三字の抜き出し・記号選択) | 説明文(心のあり方・脱文の位置・「…時のこと。」の抜き出し・内容一致 A/B) | — | 19 |
| 2015 | 漢字の書き取り 10+漢字の意味 | 説明文(サムライアリとクロヤマアリ・「繭は…だから」「…こと。」の抜き出し・並べ替え・本文の特徴) | 物語(長江優子『タイドプール』・母を亡くした五年生・気持ちの記号選択・指定字数の抜き出し) | — | 20 |
| 2014 | 誤字の訂正 5 | 漢字の書き取りと意味 20 | 説明文(石井光太・直感・脱文の位置・漢字二字の抜き出し・指示語 十字) | 物語(村上由佳『約束』・四人組と病気・気持ちの記号選択・十字の抜き出し) | 43 |
| 2010 | 擬態語(同音のくり返し)a〜j | 部首を加える漢字 a〜j | 説明文(曲がったキュウリ・抜き出し 6・二十字以内の記述 1) | 物語(ようこと母・りかちゃん人形・抜き出し・気持ちの記号選択) | 36 |
頻出と型
- 読解は 4 年とも「説明文 1+物語 1」です。物語は子どもが主人公(母を亡くした五年生・四人組・人形をめぐる母娘)。詩・随筆・古文はゼロでした。
- 設問は記号選択(気持ちの説明・語句の意味・空欄の語)と抜き出し(字数指定・「…こと。」「…気持ち。」に続く形・脱文の位置)で 9 割超です。自分の言葉で書く記述は 2010 の「二十字以内」1〜2 問だけ。内容一致を A/B で判定する問い(2018)、文の並べ替え(2015)もあります。
- 知識大問は年で形式が変わります(擬態語・部首・誤字訂正・漢字と意味・慣用句の漢数字)。漢字の書き取りは 2014・2015 で 10〜20 問。
- 設問数は 19〜43 と幅があり、2014 は知識大問だけで 25 問でした。
9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
周期が上限に達しているものを挙げます。2021 年度以前の一部は単元名の水準でしか確認していないため、単元名で挙げます。
| 科目 | 単元 | 出題年 | 最終確認年度 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 大問 5 の水量とグラフ | 2010・2014・2015・2016・2017・2024 | 2024 | 2018 は大問 3 に移り、2019〜2023 は速さが続いた後 2024 に戻りました。2025 は速さ。隔年で戻る候補 |
| 算数 | 大問 6 のゲーム・論理 | 2014(入場ゲート)・2023(ビンゴ) | 2023 | 9 年空いて戻った例。規則性の裏で待つ枠 |
| 算数 | 大問 2 の通過算 | 2010・2016・2017・2020・2022 | 2022 | 2022 を最後に 3 年空き |
| 算数 | 大問 2 の場合の数 | 2010・2015・2016・2018・2019・2021 | 2021 | 2021 を最後に 4 年空き。2023 大問 6 (2) に組み合わせの数として顔を出しました |
| 算数 | 大問 2 の流水算 | 2019 | 2019 | 2019 を最後に 6 年空き |
| 算数 | 大問 2 の時計算 | 2016・2025 | 2025 | 9 年空いて戻りました。次は当面低め |
| 算数 | 大問 6 のニュートン算・約束記号 | 2016・2020 | 2020 | 各 1 回。大問 6 は規則性以外が 6 年で 3 回入る枠 |
| 理科 | 滑車・てこの大問 | 2014 大問 4 | 2014 | 以後は大問 1 の小問(2015・2021・2023)だけ。物理は電気・熱・ふりこで回っており、次の候補 |
| 理科 | 水溶液の判別の大問 | 2010 大問 1・2014 大問 2 | 2014 | 以後は大問 1 の小問(2024・2025 リトマス紙・BTB)だけ |
| 理科 | 月・太陽の大問 | 2010 大問 7(皆既日食)のみ。月は小問(2014・2022・2025) | 2010 | 2014 以降の地学の大問は岩石→気象→台風→地震→地層→星座→地震で、月・太陽の大問が 7 年ありません |
| 理科 | 溶解度・中和 | 2015 大問 2 問 8(中和)・2021 大問 1(溶解度) | 2021 | 大問としては 8 年で出ていません |
| 社会 | 世界地理の大問 | 2010 大問 3 | 2010 | 以後は大問 3 の小問(トルコ 2024・ヨーロッパ 2025・ウクライナ 2023)だけ |
| 社会 | 憲法条文・三権分立の設問 | 2014・2021・2024 に厚い | 2024 | 大問 3 の中で 3 年おきに厚くなります(次は 2027 前後) |
| 社会 | 記述 3〜4 問の年 | 2010・2022 | 2022 | 記述は年 0〜4 問で振れます |
| 社会 | 地形図の読図 | 資料のある 9 年に無し | なし | 出ていませんが、大問 1 の地理が統計・雨温図に寄っているぶん、いつ入っても不思議はありません |
10. 形式面の注意
- 算数: 50 分・6 大問・小問 22〜24。記述・途中式・作図は 13 年ゼロで、全問答えのみです(2025 大問 5 (1) の「速さにもっとも近いものを記号で」1 問が唯一の記号選択)。円周率は 3.14(2010・2015・2016・2019・2022〜2025 の但し書きで確認)。大問 1 (4) は「□にあてはまる数」の逆算で、導入文「次の計算をしなさい。ただし、(4) は □ にあてはまる数を答えなさい」が 2014〜2025 の 12 年同文です。大問 2 (8) は 2022〜2025 の 4 年連続で「次のように求めました。ア〜○の空らんにあてはまる数を答えなさい」と、解き方の文章の空欄を埋める形になっています(2022 ガソリン代と走行距離、2023 パスカルの三角形の段の和、2024 旅館の和室の数、2025 くさったグレープフルーツの数)。図のある小問が約半分で、単位は問題文どおりに書きます。2 問構成の大問(3・4)は 1 問の配点が重いと見て、計算ミスの見直し時間を残してください。解答用紙は冊子の最終ページに同梱です。2016・2018 は冒頭に訂正事項のプリントがついています。
- 理科: 40 分・5 大問・36〜43 問。記述ゼロ(8 年)・作図なしです。記号選択が 8 割強で、「正しいものを選び、記号で答えなさい」に加えて「2 つ選び」(2021〜2025 毎年 1〜4 問)「すべて選び」(2021〜2025 毎年 1〜4 問)「まちがっているものを」(2021〜2025 毎年)が混じります。短答は計算(気体の体積・濃度・ふりこの周期の平均・地震の時刻)と語句で、「漢字で答えなさい」(2024 酸素・受粉、2021・2015・2014)「カタカナで」(2022 マグニチュード・2025 ハザードマップ)の文字種指定があります。「小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位まで」(2024 大問 4)など桁指定がつく年もあります(2022・2024)。冊子は 8〜21 ページと年で厚さが違い、2024 は 21 ページです。
- 社会: 40 分・3 大問・30〜57 問。記号選択が 8 割、短答は都道府県名・県庁所在地・人名・語句です。記述は年 0〜4 問で字数指定は資料のある 9 年に無く、欄の大きさで分量を決めます。語句の文字種指定は少なめです(「漢字で」2010・2014、「カタカナで」2010・2013、2013 の「漢字 2 字で」)。「誤っているもの」「あてはまらない文」「適切でないもの」を 1 つ選ぶ除外型が柱で、2023・2025 の大問 3 はほぼ全問が資料つきの 3 択除外型です。都道府県の位置は番号入り白地図から選びます(2010・2022・2023・2024)。量は年で大きく違い、2015・2025 は 57 問。2025 は冊子 37 ページで大問 3 の 18 問すべてに資料がつくので、資料の照合を 1 問 30 秒でこなす訓練が要ります。
- 国語: 50 分・大問 3〜4・小問 19〜43。資料のある 4 年は記号選択と抜き出しがほぼすべてです。抜き出しは「五字」「十字」「十五字以内」「漢字二字」と字数・文字種の指定が細かく、「…こと。」「…気持ち。」「…時のこと。」に続く形が指定されます。自分の言葉で書く記述は 2010 の「二十字以内で」1〜2 問だけです。知識大問は擬態語(2010)・部首(2010)・誤字訂正(2014)・漢字と意味(2014・2015)・慣用句の漢数字(2018)と年で形式が変わります。
11. 学年別ロードマップ
| 段 | この学校で何をするか |
|---|---|
| 小 4(土台) | 計算の正確さ(大問 1 は毎年「四則 3 問+□の逆算 1 問」)、円の面積と円周の基本、立方体・直方体の体積、読解は「…こと。」「…気持ち。」に続く言葉を本文から探す練習、漢字は書きを毎日。理科は身の回りの観察(メダカ・こん虫の育ち方・川の石)を図鑑で。時間計測はまだしません。 |
| 小 5(幅) | 全分野をひととおり学び終える段です。算数は 8-1 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使います: 大問 2 に来る単元(食塩水の 4 操作・角度・平均算・売買損益・つるかめ算・過不足算・仕事算・通過算・時計算・数の性質・場合の数)、円とおうぎ形の複合、立体の投影図・展開図・くり抜き、速さと水量のグラフ、規則性。理科は 4 分野を偏りなく(化学: 水溶液の性質・気体の発生と量・燃焼、生物: 植物のつくりと発芽・こん虫・メダカ・生態系、物理: 電気回路・熱の伝わり方・ふりこ・てこ、地学: 地層と岩石・地震・気象・星座・月)。社会は 47 都道府県を県の形・県庁所在地・特産・気候とセットで、通史は時代ごとの「短文 1 本」で言えるように。 |
| 小 6(仕上げ) | 7 節の 8 項目。夏以降に算数は「同じ座席を縦に」(大問 3 を 12 年分、大問 4 を 13 年分、大問 5 を 13 年分、大問 2 の食塩水を 13 年分)。理科・社会は「年度通しで時間を計る」(40 分で 40 問前後)。国語は市販の過去問で 2019 年以降の形式を見てから抜き出しの練習に入ります。 |
小 5 の週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は社会の 47 都道府県カードと通史の短文 1 本、国語の漢字と語句に充てます。週末 60 分は算数の単元一巡に充て、大問 2 に来る単元(食塩水の 4 操作 → 角度 → 平均算 → 売買損益 → つるかめ算・過不足算 → 仕事算 → 通過算・時計算 → 数の性質 → 場合の数)→ 円とおうぎ形の複合 → 立体の投影図・展開図・くり抜き → 速さと水量のグラフ → 規則性 の順に進めます。理科の 4 分野(化学 → 生物 → 物理 → 地学)は月替わりで回します。つるかめ算・過不足算・通過算・時計算・流水算・ニュートン算などは教科書に載っていない受験用教材の単元なので、小 5 では基本の解き方までで十分です。
ただし理科は 2016〜2020 年度、社会は 2011・2012 と 2016〜2020 年度の資料が無く、国語は 2018 年度で止まっています(→ 13 節)。上の単元の並びは資料のある年から起こしたもので、直近の形式は市販の過去問で確認してください。
この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 算数は座席と問い方が決まっているぶん、小 6 の「同じ座席を縦に解く反復」に時間をかける価値がある学校で、小 5 は大問 2 の単元プールを一巡しておけば足ります。差がつくのは小 6 の反復量と、大問 3・4 の図形を「分解して見る」精度です。理科・社会は「40 問を読み切る体力」と 47 都道府県・通史の暗記が、小 5 での全分野の一巡で決まります。国語は資料が古いので、小 5 から抜き出しと語彙を地道に積みます。
12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)
観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません。本校は国語の資料が少ないため、国語の近さは計算されていません。
- 日本大学第三中学校(東京都・共学・近さ 83): 理科 90・社会 81 が高く、算数 79。理科の「小問集合+分野別大問・記号選択多め」の通し演習が転用しやすい相手です。
- 藤嶺学園藤沢中学校(神奈川県・男子校・近さ 80): 算数 84・社会 81、理科 75。算数の座席別演習(円とおうぎ形・立体・グラフ)が流用しやすい相手です。
- トキワ松学園中学校(東京都・女子校・近さ 80): 算数 87 が最も近く社会 83、理科 69 は離れます。算数の小問集合と図形の反復が二重に効きます。
8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。
本校の C 日程・D 日程のように 2 科で受ける回もありますが、併願先が 4 科目校の場合、理社は本校の準備とは別に立てる必要があります。
13. 資料の限界
- 資料は年ごとに科目 1 冊のみで、A 日程(第 1 回相当)と見ている根拠は 2018 年度算数の表紙の記載だけです。B〜D 日程・ESD 入試の問題は含まれておらず、この分析は A 日程 4 科の問題にのみ当てはまります。試験時間・配点は 2026 年度募集要項の値です。
- 理科は 2016〜2020、社会は 2016〜2020 と 2011・2012 が欠落しており、「〜年連続」は資料のある年度の範囲での連続です。国語は 4 冊のみで 2018 年度で止まっており、直近 7 年の変化はこの資料からは言えません。算数の 2011〜2013 は解答用紙だけで、分析対象外です。
- 2022 年度以前の一部(算数 2010・2014〜2021、理科 2010・2014・2015・2021、社会 2010・2013〜2015・2021)は大問の導入文と単元名・一部の設問文だけを確認しており、題材の一言は導入文から読める範囲にとどめました。
- 図・グラフ・写真は文字情報に置き換えているため、図形問題や統計表・雨温図の読み取りは設問文と図の説明文からの推定を含みます。
- 「同じ問題の使い回し」は、両年の設問文を原本で確認したもの(算数の食塩水 2024→2025・2017→2019)だけを実例として書きました。理科の「同じ設定が戻る例」は設問文まで同一ではありません。
- 配点は各科目の満点のみ公開で、小問ごとの配点は非公開です。設問数ベースの比重しか語れません。
- 「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。
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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。
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