関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

聖光学院中学校の過去問分析

男子私立神奈川県横浜市中区

重要結論

  1. 聖光学院は、大問の枠と並び順が何年も動かず、その枠に入る題材だけを毎年入れ替える学校です。算数は大問 5・小問 17 前後が続き、大問 1 は毎年「次の問いに答えなさい」の小問 3 問セットで、その (1) は 4 年とも逆算です。
  2. 理科は大問 4 で、読み直した 4 年とも大問 1 = 生物・大問 2 = 地学・大問 3 = 化学・大問 4 = 物理の並びです。社会も大問 4 で、大問 1 = 公民・時事寄りの小問セット、大問 2 = 長い文章を読む歴史の通し問題(小問 9〜11)が 4 年とも共通しています。
  3. 国語は大問 4(漢字の書き取り 5 問 → 語句の穴埋め 5 問 → 小説 → 論説・随筆)で、この並びは読み直した 4 年で不変です。

今週やること

  1. 理科の 40 分・30 問超の通し演習を、時間を計って一度やってみます(小問は年により 28〜37 問で、1 問あたり 1 分強しかありません)。
  2. 算数・大問 1 の 3 問(逆算 1 問+文章題 2 問) 4 年分を年度を変えて続けて解きます。
  3. 理科の 4 分野(生物・地学・化学・物理)をどれも捨てずに一巡します。1 分野を捨てると 100 点満点のうち 25 点前後が丸ごと消える構造です。

分析年度: 2005〜2026 年度
入試回: 第 1 回相当
資料の範囲: 最大 22 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 4 年・社会 4 年・国語 4 年
制約: 分析の元にした転写データは 1 年につき 1 冊しかなく、どの回の問題かの表示がありません。ここに書いたのは第 1 回相当と仮定して読んだ結果で、第 2 回の傾向はこの記事から読み取れません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 3 題(2026 年度の、大問数を数えられた資料 1 冊のみ。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2025 → 2026 の間に 4 題 → 3 題。変化の履歴: 5 回: 2011・2013・2022・2023・2026(間隔 2・9・1・3)
  • 理科: 4 題(2010 年度から、大問数を数えられた資料 9 冊すべて・数えられなかった年が 6 年。最新の資料は 2024 年度(2025 年度・2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2025 年度 4 題・2026 年度 4 題))。前回の変化: 2008 → 2010 の間に 5 題 → 4 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 2 回: 2006・2010(間隔 4)。前回の変化のときの分野の並び: 生物|地学|化学|物理|物理 → 生物|生物|化学|物理
  • 社会: 4 題(2021 年度から、大問数を数えられた資料 4 冊すべて・数えられなかった年 2024。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 4 題))。前回の変化: 2020 → 2021 の間に 3 題 → 4 題。変化の履歴: 5 回: 2007・2016・2017・2020・2021(間隔 9・1・3・1)。前回の変化のときの分野の並び: 歴史-近現代|公民-経済・社会|地理-産業 → 歴史-テーマ史|時事|歴史-テーマ史|地理-産業
  • 算数: 5 題(2007 年度から、大問数を数えられた資料 11 冊すべて・数えられなかった年が 9 年。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2006 → 2007 の間に 6 題 → 5 題。変化の履歴: 1 回: 2007。前回の変化のときの分野の並び: 計算|速さ|数の性質・規則性|割合・文章題|立体図形|平面図形 → 数の性質・規則性|平面図形|割合・文章題|速さ|立体図形

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 神奈川県横浜市中区
男女 男子
入試回と日程・科目 第 1 回入学試験 2027 年 2 月 2 日午前・4 科(国語・算数・理科・社会)/第 2 回入学試験 2027 年 2 月 4 日午前・4 科(国語・算数・理科・社会)。2 回とも 4 科で、教科・時間・配点は共通です
試験時間・配点 国語 60 分 150 点・算数 60 分 150 点・理科 40 分 100 点・社会 40 分 100 点(合計 500 点)。国語と算数が同じ 60 分 150 点で並び、理科と社会は 40 分 100 点です
追試験 学校感染症にかかった人向けの追試験が 2 月 9 日にあります(第 1 回入学試験)

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 聖光学院は、大問の枠と並び順が何年も動かず、その枠に入る題材だけを毎年入れ替える学校です。算数は大問 5・小問 17 前後が続き、大問 1 は毎年「次の問いに答えなさい」の小問 3 問セットで、その (1) は 4 年とも逆算です。
  2. 理科は大問 4 で、読み直した 4 年とも大問 1 = 生物・大問 2 = 地学・大問 3 = 化学・大問 4 = 物理の並びです。社会も大問 4 で、大問 1 = 公民・時事寄りの小問セット、大問 2 = 長い文章を読む歴史の通し問題(小問 9〜11)が 4 年とも共通しています。
  3. 国語は大問 4(漢字の書き取り 5 問 → 語句の穴埋め 5 問 → 小説 → 論説・随筆)で、この並びは読み直した 4 年で不変です。

家でやること 3 つ

  1. 算数・大問 1 の 3 問(逆算 1 問+文章題 2 問) 4 年分を年度を変えて続けて解きます。
  2. 理科の 4 分野(生物・地学・化学・物理)をどれも捨てずに一巡します。1 分野を捨てると 100 点満点のうち 25 点前後が丸ごと消える構造です。
  3. 国語の字数指定つき記述を、二十字・八十字などの字数別に書き分ける練習をします。

今週やる 1 つ

  1. 理科の 40 分・30 問超の通し演習を、時間を計って一度やってみます(小問は年により 28〜37 問で、1 問あたり 1 分強しかありません)。

注意

  1. 分析の元にした転写データは 1 年につき 1 冊しかなく、どの回の問題かの表示がありません。ここに書いたのは第 1 回相当と仮定して読んだ結果で、第 2 回の傾向はこの記事から読み取れません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 4 年(2023〜2026) 18 年 22 年(2005〜2026・欠けている年なし) 図のある小問が 41%。図そのものは転写に残らないため、立体・平面図形の細部は設問文と図の説明文からの推定を含みます。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 9 年(2023・2025 を含む)
理科 4 年(2023〜2026) 18 年 22 年(2005〜2026・欠けている年なし) 図・表のある小問が 42%。小問数が 4 科目で最も多く(平均 31.7)、40 分の中で密度が高い科目です。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 10 年(2025・2026 を含む)
社会 4 年(2023〜2026) 18 年 22 年(2005〜2026・欠けている年なし) 導入文が長く(1 年あたり約 2,000 字)、図表・グラフの説明まで読めます。読み取り確度が低めの年が 22 年中 10 年(2024・2026 を含む)
国語 4 年(2023〜2026) 16 年 20 年(2005〜2026 のうち・2007・2008 の 2 年は転写なし) 本文・設問とも読めます。読み取り確度が低めの年は 22 年中 2 年(2023〜2026 は含みません)。2026 の転写だけ大問 1 の漢字 5 問が 1 件にまとめられており、小問数の見かけが小さくなっています
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 入試回について。2027 年度募集要項では第 1 回(2 月 2 日・175 名)と第 2 回(2 月 4 日・50 名)の 2 回が示されています(日程・科目・配点は 1 節にまとめました)。一方、今回使った転写データは 1 年につき 1 冊のみで、どの回の問題かの表示がありません。以下は第 1 回相当と仮定して読んだ結果であり、第 2 回・その他の区分の問題は含まれていない可能性が高いです。第 2 回の傾向をこの記事から読み取ることはできません。
  • 「毎年」「〜年連続」は原本で 3 年以上の反復を確認したものに限ります。年度×大問の題材表は 2023〜2026 の 4 年分を設問文で読み直して起こしました。それ以前の年(2005〜2022)については、転写データの大問ごとの主要単元を数えたものだけを「転写の分類では」と断って書き、細部には触れていません。

5. 一番大きな結論

聖光学院は、大問の枠と並び順が何年も動かず、その枠に入る題材だけを毎年入れ替える学校です。

  • 算数は大問 5 題・小問 17 前後が長く続いています。読み直した 4 年(2023〜2026)はすべて大問 5・小問 17〜18 でした。しかも大問 1 は毎年「次の問いに答えなさい」の小問 3 問セットで、その (1) は 4 年とも「次の計算の □ にあてはまる数を答えなさい」の逆算です。残りの 4 題が長い誘導つきの大問になります。
  • 理科は大問 4 題です。読み直した 4 年とも大問 1 = 生物・大問 2 = 地学・大問 3 = 化学・大問 4 = 物理の並びでした。転写の分類では 2018 年以降 9 年この並びが続いており、大問 1 が生物なのは 2006 年以降 21 年です(2005 年のみ天体)。小問は 28〜37 問と多くなっています。
  • 社会も大問 4 題です。大問 1 = 公民・時事寄りの小問セット、大問 2 = 長い文章を読む歴史の通し問題(小問 9〜11)が 4 年とも共通しています。残りの 2 題が地理・現代社会の題材で入れ替わります。
  • 国語は大問 4 題(漢字の書き取り 5 問 → 語句の穴埋め 5 問 → 小説 → 論説・随筆)です。この並びは読み直した 4 年で不変で、転写の分類では大問 1 が漢字の書き取りなのは 20 年すべてでした。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではありません。①どの出題位置(大問の番号と順番)に何が来るかを先に知って時間配分を作る、②その出題位置ごとの決まった作業(逆算・語句の穴埋め・字数指定つき記述・4 分野の実験処理)を速く正確にこなす——この二つに近い使い方になります。中身は毎年入れ替わるので暗記は効きませんが、枠が動かないぶん「準備の設計」が非常にしやすい学校です。

科目ごとの違い

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科目 形式の固定度 中身の性格 最初に時間をかける価値があること
算数 高い。大問 5・小問 17 前後・60 分。読み直した 4 年はすべて大問 5 ほぼ全問が数値の短答です。記号選択は原則なく、記述もほとんどありません。単元は速さ・平面図形・立体図形・数の性質と規則性・割合と文章題が回ります 大問 1 の 3 問(逆算・数の性質・文章題)を 10 分で確実に取ること、立体の切断と図形の移動を自分で図を描いて解く力
理科 高い。大問 4・小問 28〜37・40 分。生物 → 地学 → 化学 → 物理の並び 記号選択が半分以上を占める年が多くなっています(2025 年 69%・2026 年 77%)。記述は年 0〜1 問。長い文章と図表を読ませ、選択肢で細かく詰めます 40 分で 30 問超を裁く速度。4 分野を穴なく一巡すること(1 分野落とすと 4 分の 1 が消えます)
社会 高い。大問 4・小問 24〜33・40 分。大問 1 が公民/時事、大問 2 が歴史の長文 記号選択が 65〜70% で安定しています。記述は年 2〜4 問ですが、字数や行数の指定つきで自分で考えて答える問いが混じります 選択肢 4 つを全部読んで正誤を決める速度と、答えのない問いに自分の意見を字数内で書く練習
国語 高い。大問 4(漢字 5・語句 5・小説・論説)・小問 26 前後・60 分 記述が年 5〜7 問あり、そのすべてに字数指定がつきます(二十字・三十字・四十字・六十字・八十字)。記号選択も年 7〜11 問 字数指定つき記述の型作り(20 字と 80 字を書き分ける)と、語句・慣用句の穴埋めへの対策

科目ごとの競技が違います。算数は「短答で正確に」、理科は「速く広く」、社会は「選択肢を読み切り、最後に自分で考える」、国語は「決められた字数に収める」。共通するのは、枠が読めるぶん当日の時間配分を事前に完全に設計できることです。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)

  • 算数に「聖」「光」の名前が出てきます。聖さん・光さん(2023 大問 3 のカード取り、2024 大問 4 の 3 人の移動には学さんも登場)、聖也さん・光司さん(2025 大問 2 の列車、2026 大問 1(3) の駅と学校の往復)。4 年連続で登場人物に校名の字が使われています。細かい点ですが、問題文を読むときの手がかりになります。
  • 算数の題材が生活の中から採られています。コピー機ではなく「商品パッケージの『○○% 増量』表示」(2026 大問 2)、「中学 1 年生 228 人を 3 人がけと 4 人がけの椅子に座らせる」(2026 大問 3)、「新紙幣発行後の自動券売機の中の紙幣の枚数」(2025 大問 1(3))、「スーパーの食品売上の前月比」(2024 大問 5)。割合・比の意味を言葉で問い直す問題が目立ちます。
  • 理科は 4 分野を 40 分で一周します。2026 は「立春と冬野菜(生物)→ 津波(地学)→ カセットコンロの液化石油ガス(化学)→ クリスマスケーキを切り分ける会話から電気回路(物理)」。2025 は「メダカの飼育(生物)→ 月の満ち欠けと和歌(地学)→ 金属とジュースの濃度(化学)→ 氷と木片の浮力(物理)」。1 つの分野を掘るのではなく、40 分で 4 分野を渡り歩くのがこの学校の顔です。
  • 理科の題材に文系の素材が混ざります。2025 大問 2 は月の満ち欠けを小倉百人一首の和歌 4 首で問い(「月傾きぬ」「望月」「白真弓」)、最後は「聖光学院では中学 3 年生でかるた大会が開かれます」と自校に触れます。2023 大問 2 は日の出・日の入りから落語『時そば』と不定時法へ、2026 大問 1 は古代ギリシアの哲学者が名を残したウニの器官へ広がります。理科の知識だけでは足りない小問が、読み直した 4 年のうち 3 年に混じっています。
  • 社会の大問 1 が「今年のニュース」で始まります。2023 は脱炭素と辺野古、2024 は BRICS・働き方改革関連法・ジェンダーギャップ指数、2025 は避難所と「老人」の定義・「〜世代」、2026 は SDGs・こども基本法・神奈川県のこども施策です。4 年とも冒頭が公民と時事の小問セットで、大問 2 以降の歴史・地理とは切り分けられています。
  • 社会の記述に「正解のない問い」が置かれます。「なぜ『賛成』派ではなく『容認』派と表現するのか、自分なりに考えて」(2023)、「『イクメン』が差別的表現と考えられる理由」(2024)、「江戸時代を忠実に再現した場合に生じる問題点を具体例で」(2025)、「伊豆半島に旅行客を呼ぶプランを、例 1〜3 と重ならないように 1 行で」(2026)。知識を答える問いと、考えを答える問いが同じ冊子の中に同居しているように見えます。
  • 地元・横浜と神奈川が題材に入ります。2026 大問 4 は 1967 年と現在の横浜市中心部の図を比べ、2023 大問 3 は聖光学院に触れる文章から日本の地形へ広がり、2026 大問 3 は伊豆半島(下田・蓮台寺)が題材です。理科でも 2023 大問 2 は横浜市の日の出・日の入りの時刻を使います。
  • 国語は知識 10 問 → 小説 → 論説の順が動きません。前半 10 問(漢字 5・語句 5)は 4 年とも独立した短答で、先に確実な 10 問がある構成です。読む文章は小説が先で、2024『すきだらけのビストロ』、2025『本が紡いだ五つの奇跡』、2026『ヒカリノオト』のように、大人が仕事や創作と向き合う場面が続いています(子どもが主人公の学校小説ではありません)。後半の論説・随筆は「やさしい日本語」(2023)、「欲求と友情」(2024)、「キノコの観察と創造」(2025)、「文化財の修理と修復」(2026)と、言葉・ものづくり・保存をめぐる文章が並びます。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。過去問を使った通し演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 1 の 3 問を落とさない — 読み直した 4 年すべてで大問 1 は「次の問いに答えなさい」の 3 問セットです。(1) は 4 年とも逆算(2023「8 4/5 ÷ {(□−6/7)×1.2+16/21}=3」、2024「3÷{(□+1/3)×9/11}−1.375」、2025「{(2.2−□)×1.75+0.7}÷1.625=0.8」、2026「4 1/6÷(0.75+□×2/21)−1 5/12=1.5」)。(2)(3) は数の性質・仕事算・ニュートン算・場合の数・速さから 2 問です。この 3 問だけ 4 年分を年度を変えて続けて解くのが最も時間をかける価値のある取り組みです。60 分で大問 5 題= 1 題 12 分の配分の中で、大問 1 を 10 分で終えれば残り 4 題に 12〜13 分ずつ使えます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・立体の切断と図形の移動を自分で描いて解き、答えは数値の短答という前提で練習する — 2023 大問 4(立方体の中の三角すいを平面で切る・断面の作図)、2025 大問 4(立方体を 2 平面 X・Y で切る・切り口を解答欄に描き入れる)、2026 大問 5(正四角柱を切ってできる立体 V を面の方向から見た図を描く)、2023 大問 2・2025 大問 3・2026 大問 4(三角形や点が動いたときの長さと面積)。切断と移動のどちらかは 4 年とも大問で出ています。読み直した 4 年で記述は 1 問(2025 大問 5(4))、作図は各年 1 問だけで、残りはほぼ全問が数値の短答です。途中式に部分点を期待する作りではありません。「すべて答えなさい」の指示が出る設問もあるので(2025 大問 5(4))、数え落としに注意してください。ただし 2024 の大問 5 だけは「解答は解答欄の番号を ○ で囲んで答えなさい」の記号回答 5 問(売上の増減率を扱う資料の読み取り)で、年によってこういう例外の 1 題が入ることも頭に入れておいてください。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 理科・4 分野をどれも捨てない — 読み直した 4 年とも大問 1 生物・大問 2 地学・大問 3 化学・大問 4 物理です。1 分野を捨てると 100 点満点のうち 25 点前後が丸ごと消える構造になっています。とくに最後の大問(物理)は転写の分類では 22 年間、力学・電気・光・音のいずれかが置かれています。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 理科・40 分で 30 問超を裁く練習をする — 小問は 2023 年 28 問、2024 年 37 問、2025 年 35 問、2026 年 31 問です。1 問あたり 1 分強しかありません。長い導入文を読みながら選択肢を潰す速度が直接効きます。時間を計らない演習はこの学校では効果が薄いところです。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 国語・字数指定つき記述を「二十字」「八十字」で書き分ける — 読み直した 4 年の記述はすべて字数指定つきです。二十字以内(2024 大問 3 問五、2025 大問 3 問二・問三、2025 大問 4 問四)、三十字以内(2023 大問 4 問七、2024 大問 3 問九、2026 大問 3 問四・問五)、四十字以内(2023 大問 3 問四、2026 大問 2 問一・問四)、六十字以内(2024 大問 3 問八、2026 大問 2 問二)、八十字以内(2023 大問 3 問九・大問 4 問八、2024 大問 4 問七、2025 大問 3 問五・大問 4 問八、2026 大問 2 問七・大問 3 問七)です。2023〜2026 の記述はあわせて 23 問前後になります。八十字以内は 4 年とも文章題の最後の問いに置かれることが多くなっています。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 国語・語句と慣用句の穴埋め(大問 2)に取り組む — 4 年とも「例にならって」形式です。2023 は「口□も杓子も」「口□巻く」のようにひらがな 2 文字、2024・2025 は意味を示して 2〜3 文字を埋める(「きーーー に触れる」「ほぞを□む」「物議を□す」)、2026 は同じ読みの二字熟語を二つ考える言葉遊びでした。辞書的な語彙力を短答で問う枠が固定で 5 問あります。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 社会・「まちがっている/正しい文を選ぶ」4 択に慣れる — 選択の比率は 2023 年 67%、2024 年 70%、2025 年 65%、2026 年 67% と安定しています。「下線部〜について述べた文として正しいもの」「誤っているもの」「ふさわしくないもの」が主流で、a〜d の 4 文から正しい組み合わせを選ぶ形も毎年入ります(2023 大問 2 問 3、2024 大問 2 問 3、2025 大問 2 問 5、2026 大問 2 問 10)。4 文すべてを読む時間を測っておいてください。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 社会・「自分で考えて書く」記述と、時事・統計を答えに使う練習をする — 記述は 2023 大問 1 問 4(なぜ「賛成」派でなく「容認」派と表現するのか、自分なりに考えて 20 字以上 40 字以内)、2024 大問 1 問 4(法改正で起こる悪い影響の事例を 1 つ、10 字以上 20 字以内)・大問 4 問 4(「イクメン」が差別的表現と考えられる理由を 2 行以内)、2025 大問 1 問 2(「老人」の定義をどう変更しようとしているか)・大問 2 問 2(江戸時代を忠実に再現した場合に生じる問題点)、2026 大問 3 問 6(伊豆半島の旅行プランを 1 行で考える)。正解が一つに決まらない問いが年 2〜4 問あり、書き慣れていないと空欄になります。答えの材料になる時事・統計は、2023 が脱炭素・辺野古、2024 が働き方改革関連法・ジェンダーギャップ指数、2025 が能登半島地震・新紙幣・年齢階級別就業率、2026 が SDGs・こども基本法・原油と天然ガスの輸入先です。前年のニュースが大問 1 と記述の材料になる傾向が 4 年続いています。ニュースを語句として覚えるより、グラフとつないで説明できる状態にしてください。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

各科目の形式面の注意は 10 節に、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめてあります。家でやることは 7 節の 8 項目に一本化しました。

8-1. 算数(60 分・150 点・大問 5・小問 17〜18・数値の短答が中心)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1(小問 3 問) 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 逆算/ポンプ 2 台の仕事算/手荷物検査のニュートン算 平面図形(二等辺三角形の辺上を動く 3 点 P・Q・R と面積比) 場合の数(1〜10 のカードを 2 人で引く・和と積の比較) 立体の切断(立方体の中の三角すい A-GMN を平面で切る・断面の作図) 時計算(秒針・分針・時針が重なる時刻/秒針の速さを変えた場合)
2024 逆算/3 でも 5 でも割り切れない数の総和/A・B・C の仕事算 規則性(長方形から新しい長方形を作る操作を繰り返す・周の長さ) 図形の移動と回転体(正方形 4 つの図形を回転させたときの通過部分・円周率 3.14) 速さ(P・Q 間 9 km を 3 人が移動・21 分間の様子をグラフに図示) 資料の読み取り(スーパーの売上の前月比・記号回答 5 問)
2025 逆算/5% の食塩水 600 g への追加/新紙幣の券売機の枚数(推理) 通過算(列車 A が列車 B に追いつく・乗客から見た場合) 図形の移動(長方形の中を動く 5 点と線分 S の長さ) 立体の切断(1 辺 6 cm の立方体を 2 平面 X・Y で切る・切り口を描き入れる) 規則性(2 数の組に操作 (a)(b) を繰り返す・(2025, 405) の場合・理由の説明)
2026 逆算/2 桁のカード 2 枚で作る分数(場合の数)/駅と学校を往復する 2 人(速さ) 割合と比(商品パッケージの「○○% 増量」表示の意味・売買損益) つるかめ算(228 人・229 人・230 人を 3 人がけ・4 人がけ・5 人がけ・7 人がけの椅子に) 図形の移動(二等辺三角形と複数の平行線・距離を変えたときの重なり) 立体(正四角柱を平面 Y で切る・角度・投影図の作図・体積)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 22 年で大問の主要単元として数えたもの)

  • 速さ(通過算・流水算・速さとグラフを含む)は、主軸分類で 19% と最多です。2005・2006・2007・2008・2009・2010・2011・2014・2016・2018(約束記号の中)・2019・2020・2022・2024・2025・2026 に出ています。2022 年以降は 5 年中 4 年です。
  • 平面図形(面積・面積比・図形の移動)は 18% です。図形の移動は 2010・2011・2013・2015・2018・2021・2024・2025・2026 で、2024 年以降 3 年連続です。
  • 立体図形(切断・投影図・体積)は 17% です。切断は 2006・2011・2017・2021・2023・2025、体積・表面積は 2007・2008・2010・2014・2015・2018・2019・2026 に出ています。どちらかの形で 2021 年以降 6 年連続です。
  • 数の性質・規則性は 14% です。規則性は 2006・2007・2012・2013・2014・2016・2024・2025・2026 で、2024 年以降 3 年連続です。
  • 割合・文章題(仕事算・つるかめ算・食塩水・売買損益)は 12% です。大問 1 の小問枠に降りている年が近年多くなっています。
  • 大問 1 の主要単元は 2020 年以降、逆算または四則計算が 7 年連続です(2020 逆算・2021 四則・2022 逆算・2023 逆算・2024 逆算・2025 四則・2026 逆算)。

問い方の型

  • 大問 1 は独立した 3 問の小問セットです。(1) は計算の □ を求める逆算、(2)(3) は分野の異なる標準的な文章題です。読み直した 4 年で完全に一致します。
  • 大問 2 〜 5 は 1 設定の誘導です。(1) で条件を確認し、(2)(3) で数を大きくする・条件を変えます。小問は 3〜5 問です。
  • 答えは数値の短答です。「何 cm ですか」「何通りですか」「何度ですか」の形です。記号選択と記述は例外的です。
  • 作図が毎年 1 問あります。切り口・投影図・グラフのいずれかです。定規で描く時間を配分に入れてください。

8-2. 理科(40 分・100 点・大問 4・小問 28〜37・記号選択が多い)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1(生物) 大問 2(地学) 大問 3(化学) 大問 4(物理)
2023 ホウセンカの茎と葉の断面・赤インクの通り道(塗りつぶしの作図 2 問) 日の出・日の入りの定め方/横浜市の昼の長さ/不定時法と落語『時そば』 マグネシウムの燃焼と質量保存(酸素中・二酸化炭素中) ふりこの周期(グラフの作図)と歩く速さ・科学史
2024 イチゴの種子と発芽・対照実験・肥料分・種子の散布(小問 11) 種子島の宇宙センターと断層・地殻変動・人工衛星の電波(小問 8) ショ糖と硝酸カリウムの溶解度・濃度の比較(小問 7) 実験用てことおもり・発泡スチロールにはたらく浮力(小問 11)
2025 メダカの飼育・雌雄の見分け・産卵とふ化・食物連鎖(小問 9) 月の満ち欠けと地球上の観測地点・下弦の月の作図・和歌 4 首(小問 11) 金属の区別・水溶液と気体の判別・密度と濃度(小問 8) 容器の中の水とジュースに浮かぶ氷・木片・立方体(小問 7)
2026 立春と冬野菜・キャベツの葉・ムラサキウニ・食品ロス(唯一の記述 1 問) 津波の伝わる速さと水深・チリ地震・海底観測網(小問 8) 液化石油ガスの燃焼と熱・状態変化(小問 8) クリスマスケーキの会話から豆電球の直列・並列回路(小問 4)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

  • 生物は大問 1 の位置が 2006 年以降 21 年間ずっと生物です。植物のつくりとはたらき(2008・2009・2012・2015・2016・2020・2022・2023・2024)、こん虫・動物の分類(2007・2010・2013・2021・2025)、人体(2011・2014・2018・2019)、花のつくり(2014・2026)が回ります。
  • 地学は月(2005・2012・2020・2025)、星・星座(2013・2014・2022)、太陽・惑星(2016・2023)、気象(2011・2021)、地層・地震(2008・2018・2019・2024・2026)です。2024 年以降は地震・津波が 3 年のうち 2 年です。
  • 化学は気体の性質(2010・2012・2015・2018・2021)、水溶液・溶解度(2009・2011・2014・2015・2017・2020・2024)、熱と状態変化(2010・2016・2019・2022・2026)、濃度(2025)、質量保存(2023)です。
  • 物理は最後の大問の位置に、ばね(2005・2011)、電磁石(2006・2008・2020)、ふりこ(2009・2023)、電気回路・電流(2012・2013・2015・2026)、光(2007・2014)、音(2017)、浮力(2016・2018・2021・2025)、てこ(2019・2024)、滑車(2022)が入れ替わりで置かれています。
  • 単元の偏りは 4 科目で最も小さく、最頻の植物でも 9% です。広く浅く、しかし小問数は多くなっています。

問い方の型

  • 「最も適したものを次の (ア)〜(エ) の中から 1 つ選び、記号で答えなさい」が主流です。2025 年は 15 か所、2026 年は 12 か所でこの言い回しが使われています。
  • 個数指定つきの選択(「2 つ選び」「すべて選び」)が毎年混じります。
  • (a)(b)(c) の枝問が多くなっています。1 つの設問の下に 2〜5 の小問がぶら下がり、実質の設問数は表示より多くなります。
  • 記述は年 0〜1 問です(2023「(7) の部分をもたない植物との違い」、2026「食品廃棄が地球温暖化につながる理由」)。書かせるより選ばせる作りです。

8-3. 社会(40 分・100 点・大問 4・小問 24〜33・記号選択が 65〜70%)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1(公民・時事の小問) 大問 2(歴史の長文・小問 9〜11) 大問 3 大問 4
2023 脱炭素/ダイナミックプライシング/憲法第 41 条/辺野古の「容認」派の表現(記述) 日本人の名前と信仰(平安〜近代・大宝律令・僧の大師号・日韓関係) 聖光学院から日本の地形へ(林野率・地形図・都市の工業・樹林と気候) 交通事故の統計 2 題(死者数ワースト 5・愛知県の啓発広告を選んで記述)
2024 BRICS/生活の豊かさの指標/憲法第 7 条/働き方改革関連法の悪い影響(記述) 落書と文字の歴史(鎌倉・室町中心/飛鳥・与謝野晶子・昭和の出来事・テレビ放送・貧窮問答歌) 郊外の団地とスーパーで聞き取り(住宅地の変化・果実・野菜・日用品・工業製品・輸入農産物) 女性の社会進出(明治の女性・ジェンダーギャップ指数・「イクメン」の記述)
2025 避難所と災害関連死/「老人」の定義変更(記述)/「〜世代」(記述)/憲法前文 大河ドラマから見る歴史(江戸中心/琉球・沖縄・平安・戦国・鎌倉幕府の役所・戦後・オリンピック・明治の産業) 聖一さんの年表(十二支・七五三・小学校入学年・高度経済成長・文化・年齢階級別就業率の記述) 中部地方の図(フォッサマグナの作図・雨温図・地形図 2 枚・農業産出額・河川と工業・水力発電・能登半島地震)
2026 SDGs 宣言/エネルギー/神奈川県のこども施策・こども基本法/憲法第 14 条 歴史書と記録(原始・古代中心/城と植物・伊能忠敬・イソップ・明治の外交・ビゴーの絵・サンフランシスコ講和) 昭和の文豪の小説(著者名・著作権・流行性感冒・下田の航路・吉田松陰・伊豆半島の旅行プラン記述) 先生と生徒の会話(横浜市中心部の新旧比較・財閥・情報通信産業・人口と産業構造・第一次産業・養殖業・原油と天然ガスの輸入先記述)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

  • 地理-産業(農業・畜産・工業・貿易・資源)は 16%、歴史-近現代は 14%、公民-経済・社会は 13%、歴史-古代〜中世は 12%、地理-地図・地形・気候は 10% です。4 分野が均等に近くなっています。
  • 細かくは「近代の戦争と大正・昭和前期」6%、「農業・畜産」6%、「経済・労働・産業の変化」5%、「国際社会・国際協力」4%、「人権・多様性・共生」4% です。
  • 大問数は 2007 年以降ほぼ 4 です(例外は 2016・2020 の 3)。大問 4 題という枠は 20 年近く動いていません。
  • 記述の割合は 6% 前後で安定しています(読み直した 4 年で年 2〜4 問)。記述の少なさと選択の多さがこの学校の社会の形です。

問い方の型

  • 「下線部〜について述べた文として正しいもの/誤っているものを、次のア〜エの中から 1 つ選び、記号で答えなさい」が選択の主流です。読み直した 4 年すべてに複数回登場します(2026 年は「正しいもの」だけで 5 か所)。
  • a〜d の 4 文から正しい組み合わせを選ぶ形が毎年入ります。1 問で 4 つの判断を求められるので時間を食います。
  • 文中の(1)〜(n)にあてはまる語句や人名を漢字で答えなさい、が大問 2 の問 1 に置かれるのが 4 年とも共通しています。
  • 記述は考えて答える形です。統計の理由を説明するもの(2025 大問 3 問 7(b))と、正解の定まらないもの(2026 大問 3 問 6 の旅行プラン)が混在します。

8-4. 国語(60 分・150 点・大問 4・小問 26 前後・記述はすべて字数指定つき)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1(漢字 5 問) 大問 2(語句 5 問) 大問 3(小説) 大問 4(論説・随筆)
2023 テン(転)じる・ハンキ・シュッショク・トウイ(当意)妙・ハッパ 「口□も杓子も」「口□巻く」など、意味を示してひらがな 2 文字 食堂の厨房で料理長と対立する場面(美由起・中園・智子) 庵功雄『やさしい日本語』をめぐる論(言葉の民主化と改良)
2024 ケイテキ・シャソウ・エンガン・ヒツウ・ゲンカン(旅の情景で統一) 意味と文字数を示してひらがなを埋める(こそく・きんせん・かつあい・おもむろ・おざなり) 冬森灯『すきだらけのビストロ うつくしき一皿』(プロポーズとレストラン) 欲求と自由・友情論(他者を手段として利用しない)
2025 シュッシ・トウジ者・ショカン・ゲンセン・セイサン 「雪辱を□たい」「脚光を□た」「物議を□す」「ほぞを□む」など動詞の慣用句 森沢明夫『本が紡いだ五つの奇跡』(小説家をやめようとする涼元と編集者) 京都御苑のキノコ観察会(人が作るものの価値・抽象の力)
2026 ケダカイ・万博の情景で 5 問(転写では 1 件にまとめられている) 同じ読みの二字熟語を二つ考える言葉遊び 河邉徹『ヒカリノオト』(音楽事務所のマネージャー寺井と染谷) 文化財の「修理」と「修復」・非破壊調査

頻出と周期(転写の分類・2005〜2026 の 20 年)

  • 設問の中身は記述系 32%、記号選択 27%、漢字 19%、語彙知識 16%、抜き出し・空欄補充 5% です。記述と記号選択で 6 割、知識で 3 割 5 分になります。
  • 大問 1 が漢字の書き取りなのは転写のある 20 年すべてです。漢字の読みは 2006 年を最後に出ていません。
  • 大問 2 の語句枠は、慣用句・ことわざ(2013・2016・2020・2023・2024・2025)、語彙・季語(2009・2018・2021)、熟語の構成(2019)、同音異義語(2015)、空欄補充(2014・2017)が回ります。2023 年以降は慣用句系が 3 年連続です。
  • 大問 3・4 の設問の内訳は記号選択 27%、記述(内容説明・指示語)15%、記述(理由説明)10% です。心情説明より内容説明・理由説明が多くなっています。

問い方の型

  • 記述はすべて字数指定つきです(読み直した 4 年)。「二十字以内で説明しなさい」「八十字以内で説明しなさい」の形で、抜き出しではなく自分の言葉でまとめます。
  • 文章題の最後の問いが八十字以内になる年が多くなっています(2023 は大問 3・4 の両方、2025 は大問 4、2026 は大問 2・3 の両方)。文章全体をふまえた総合の記述になっています。
  • 問一は語句の意味・用法の記号選択が置かれる年が多くなっています。「――線部 A・B・C について、これらの言葉を本文中と同じ意味で用いているものを選ぶ」形です(2023・2025・2026 で確認)。
  • 記号選択はア〜オの 5 択が中心で、心情や説明の文を選ばせます。
  • 「文章全体を踏まえて」(2026 大問 3 問七)、「筆者の仕事に即して」(2025 大問 4 問八)のように、書く材料の範囲を指定する条件がつきます。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の大問ごとの主要単元(2005〜2026)で数えたものです。読み直していない年の細部は保証しません。小問としてなら近年も出ているものには注記を付けました。最終確認年度は、その単元を大問で最後に確認できた年度を指します。理科の物理枠(最後の大問)は毎年必ず何かが置かれるので、空いている単元ほど次に戻る候補になります。社会は公民の大問が長く空いている一方で、公民は大問 1 の小問枠に毎年入っています。国語の大問 2 の語句枠も毎年必ず何かが来るので、慣用句以外の語彙形式も一通り触れておくと安全です。

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科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 円とおうぎ形 2012 2012 年度 14 年なし。大問の主題としては最も長く空いている
算数 水量とグラフ 2005・2017 2017 年度 9 年なし
算数 平均・和差算 平均 2009・2010、和差算 2013 平均 2010 年度/和差算 2013 年度 13〜16 年なし
算数 仕事算・ニュートン算 2006・2008・2009・2010・2014・2019 2019 年度(大問として) 大問としては 2019 以来 7 年。ただし 2023 大問 1(2)(3)・2024 大問 1(3) に小問として出ている(原本で確認)
算数 約束記号 2018・2020 2020 年度 6 年なし。2025 大問 5 の自作の操作(2 数の組に (a)(b) を施す)は考え方が近い
算数 流水算 2020 2020 年度 6 年なし。2025 大問 2 は通過算で戻っている
算数 割合と比 2007・2011・2015 2015 年度(大問として) 大問としては 11 年なし。2026 大問 2(「○○% 増量」の表示)が近い形(原本で確認)
理科 実験器具の扱い 2005・2013 2013 年度 13 年なし
理科 燃焼 2008 2008 年度(大問として) 大問としては 18 年なし。2026 大問 3 にプロパン・ブタンの燃焼の小問(原本で確認)
理科 ばね 2005・2011 2011 年度 15 年なし。物理枠は近年 てこ・浮力・ふりこ・電気が回っている
理科 光・音 光 2007・2014・2017、音 2017 2017 年度 どちらも 9 年なし。物理枠の候補として長く空いている
理科 惑星・太陽系 2016 2016 年度 10 年なし。2024 大問 2 に宇宙センターの小問(原本で確認)
理科 生態系・食物連鎖 2017 2017 年度(大問として) 大問としては 9 年なし。2024・2026 の生物枠に小問として登場(原本で確認)
理科 動物の誕生 2006 2006 年度 20 年なし。2025 大問 1(メダカの産卵とふ化)に小問として復帰(原本で確認)
理科 電磁石 2006・2008・2020 2020 年度 6 年なし。2026 大問 4 は電気回路で戻っている
社会 三権分立・国会・内閣・裁判所 2005・2007・2009・2015 2015 年度(大問として) 大問としては 11 年なし。公民は大問 1 の小問枠に移っているように見える
社会 地方自治 2006・2010 2010 年度 16 年なし
社会 日本国憲法 2011・2017 2017 年度(大問として) 大問としては 9 年なし。2024・2025・2026 の大問 1 に憲法の条文穴埋めが 3 年連続(原本で確認)
社会 選挙制度 2019 2019 年度 7 年なし
社会 財政・税 2008・2018 2018 年度 8 年なし
社会 情報・メディア 2011 2011 年度 15 年なし
社会 世界地理 2009・2013・2015 2015 年度 11 年なし。近年は日本国内の地誌と統計が中心
社会 地形図の読図 2013 2013 年度(大問として) 大問としては 13 年なし。2023・2025・2026 に小問として出ている(原本で確認)
社会 気候・雨温図 2005 2005 年度(大問として) 大問としては 21 年なし。2025 大問 4 問 2・2026 大問 4 問 7 に小問(原本で確認)
国語 漢字の読み 2005・2006 2006 年度 20 年なし。大問 1 は書き取りのみ
国語 同音異義語 2015 2015 年度 11 年なし。大問 2 の語句枠の候補
国語 熟語の構成 2019 2019 年度 2024 大問 2③・2026 大問 2 に近い形で残っている(原本で確認)
国語 空欄補充(大問 2 枠) 2014・2017 2017 年度 9 年なし

10. 形式面の注意

算数

  • 60 分・大問 5・小問 17〜18 なので、大問 5 題= 1 題 12 分の配分になります。大問 1 を 10 分で終えれば、残り 4 題に 12〜13 分ずつ使えます。ほぼ全問が数値の短答で、読み直した 4 年の記述は 1 問だけです(2025 大問 5(4)「〜であるような 2 数の組をすべて答え、理由も説明しなさい」の形)。作図が 4 年連続で 1 問あります(2023 断面の図、2024 速さのグラフを解答欄のマス目に図示、2025 立方体の切り口の線を描き入れる、2026 立体を面の方向から見た図)。円周率の但し書きは必要な大問にだけ付きます(2024 大問 3 に「円周率は 3.14 とします」)。「すべて答えなさい」の指示が出る設問があるので(2025 大問 5(4))、数え落としに注意してください。2024 の大問 5 のみ「解答は解答欄の番号を ○ で囲んで答えなさい」の記号回答で、通常年には無い形です。

理科

  • 40 分・大問 4・小問 28〜37 なので、4 科目のなかで最も密度が高く、1 問あたり 1 分強しかありません。導入文は 4 年とも「次の文章を読んで、あとの (1)〜(n) の問いに答えなさい」で始まる大問が中心です。記号選択が多く(2023 年 43%、2024 年 46%、2025 年 69%、2026 年 77%)、「最も適したものを 1 つ選び」が主流です。「2 つ選び」「すべて選び」の個数指定が毎年混じります。ただし記号選択の比率が年々高い傾向にあるとまでは、4 年分では断定できません。記述は年 0〜1 問です。作図は年により 0〜3 問で(2023 年 3 問・2025 年 1 問・2024 年と 2026 年は 0)、毎年は出ません。桁の但し書き(「割り切れない場合は小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位まで」)が 2023・2026 に現れ、転写の分類では 2007・2015・2019・2024 にも同じ言い回しがあります。

社会

  • 40 分・大問 4・小問 24〜33 なので、選択 1 問あたり 1 分強しか使えません。記号選択が 65〜70% で安定しています。「述べた文として正しいもの/誤っているもの/ふさわしくないもの」と、a〜d の 4 文から正しい組み合わせを選ぶ形が毎年入ります(組み合わせを問う設問は 2023 年 4 か所、2024・2025・2026 年は各 6 か所)。記述は年 2〜4 問で、字数か行数の指定が付きます(「20 字以上 40 字以内・句読点も字数に含めます」2023、「10 字以上 20 字以内」「2 行以内」2024、「簡潔に」2025、「40 字以上 60 字以内・距離ほかの語句をすべて使い、必ず下線を引くこと」2026)。指定語句つきの記述(2026 大問 4 問 8)や作図(2025 大問 4 問 1・フォッサマグナの西縁を図に描く)も入ります。図表・グラフ・写真・地形図の読み取りが毎年入ります。語句は「漢字で答えなさい」の指定が毎年あります。

国語

  • 60 分・大問 4・小問 26 前後で、本文 2 本+記述 5〜7 問+知識 10 問という配分になります。知識 10 問を 5 分で終えると記述に時間を回せます。記述は年 5〜7 問で、読み直した 4 年はすべて字数指定つきです(二十/三十/四十/六十/八十字以内)。字数指定は 20・30・40・60・80 字の刻みで、八十字は「三行程度」、二十字は「一行に満たない」分量です——過去問の解答欄で実寸を確認しておいてください。抜き出し問題は読み直した 4 年に見当たらず、記述は自分の言葉でまとめる形に統一されています。本文から探して写す練習より、要約して書き直す練習が効きます。記号選択は年 7〜11 問で、選択肢はア〜オの 5 択が中心です。大問 3・4 の問一は「――線部 A・B・C について、これらの言葉を本文中と同じ意味で用いているものを選ぶ」形の語句問題が置かれる年が多くなっています(2023 大問 3・大問 4、2025 大問 3・大問 4、2026 大問 3)。大問 2 の語句問題には文字数の指定(「ひらがな二文字」「[三]」)が付きます。

11. 学年別ロードマップ

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段 何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の混じった四則、そして逆算)、図形(立方体・直方体を見取図で描く/切ったらどんな面が出るかを実物で確かめる)、読解(線部を自分の言葉で言い換える)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。この学校で最終的に効く入口は「逆算を手早く正確に」「見取図を描く手」「ことわざ・慣用句を面白がって覚える」の 3 つです 差はほぼありません。時間計測はまだしません。ただし逆算と慣用句は 4 年とも固定の出題位置があるので、早く始めた分がそのまま残ります
小 5(幅) 単元プールをひととおり学び終える段です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。算数は 8-1 の頻出単元(速さ・平面図形・立体図形・数の性質と規則性・割合と文章題)を一巡します。理科は 4 分野を穴なく——生物(植物・こん虫・人体)、地学(月・太陽・星・気象・地層と地震)、化学(気体・水溶液・溶解度・燃焼)、物理(てこ・ばね・ふりこ・浮力・電気・光・音)。社会は通史一巡+公民(憲法・三権分立・経済)+統計グラフの読み方です。国語は字数を決めて書く練習(20 字/40 字/80 字)を始めます ここが本体です。理科は 4 分野が毎年 1 題ずつ出る構造なので、小 5 で分野の穴を残すと小 6 で埋める時間がありません。国語の語彙・慣用句もこの時期に量を稼ぎます
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目に取り組みます。夏以降は過去問を「1 年分を、時間を計って解く」使い方が中心です(枠が固定なので配分の練習がそのまま本番に効きます)。加えて「同じ大問を、年度を変えて解く」——算数は大問 1 の 3 問だけを 4 年分、国語は大問 1・2(漢字と語句)だけを何年分も、理科は大問 4(物理)だけを年度を変えて、社会は大問 1(公民・時事)と記述だけを年度を変えて続けて解きます 出題位置が固定なので、縦解きの効率が非常に高くなります。「今年は大問 3 が化学」と分かっている状態で本番に入れます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 差がつくのは、小 5 で理科 4 分野をひととおり学び終えることと、小 4 から積む逆算と語彙です。理科は毎年 4 分野が 1 題ずつ来るため、苦手分野を残したまま小 6 を迎えると構造的に 25 点前後を失います。逆に、枠が動かない学校なので、早くから始めた子ほど「何が出るか」ではなく「何分で解くか」に時間を使えます。算数の大問 1(逆算+文章題 2 問)と国語の大問 1・2(漢字 5・語句 5)は、合計すれば毎年 13 問——ここは小 5 までに仕上げられる部分で、小 6 の負荷を大きく下げます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は、出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません。

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13. 資料の限界

  • 転写は過去問データベースに基づいています。この学校は第 1 回・第 2 回の複数回制ですが、転写は 1 年につき 1 冊のみで回の表示がありません。この記事は第 1 回相当と仮定して読んだもので、第 2 回の傾向は含まれていません。第 2 回を受ける場合は、市販の過去問で回ごとの違いを必ず確認してください。
  • 図そのものは転写できません。算数の立体・平面図形、理科の実験装置とグラフ、社会の地形図・統計グラフは、設問文と図の説明文からの推定を含みます。図が主題の問題ほど、この記事の記述は粗くなります。
  • 転写の読み取り確度が低めの年(算数 9 年・理科 10 年・社会 10 年・国語 2 年)は、小問数や単元の分類がぶれている可能性があります。2023〜2026 の 4 年分は設問文を読み直して確認しましたが、それ以前の年について書いたことは「転写の分類では」の範囲を出ません。
  • 国語は 2007・2008 の 2 年が転写にありません。また 2026 の転写では大問 1 の漢字 5 問が 1 件にまとめられているため、その年の小問数の見かけが小さくなっています(実際は他年と同じ 5 問構成であることを設問文で確認しました)。
  • 設問ごとの配点は問題冊子に印刷されていないため(読み直した 4 年で確認)、どの大問が重いかは分かりません。科目ごとの合計配点(国語 150・算数 150・理科 100・社会 100)だけが募集要項で確認できます。
  • 難易度・偏差値・合格可能性・入試結果には触れていません。これらは別のページの領分です。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ