聖和学院中学校 の過去問分析

聖和学院中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

聖和学院中学校 過去問分析(2010〜2025 年度・第 1 回・12 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県逗子市
男女 女子
旧称 湘南女学塾(1942 年)、逗子楠葉高等女学校(1943 年)、聖和女学院高等学校・聖和女子学院中学校(1949 年)

2026 年度の募集要項によると、学校の公表資料に登録されている入試回は次の 1 回だけです。

日程 科目 試験時間 配点 備考
第 1 回 2 月 1 日午前 4 科/2 科/算数 1 科目/国語 1 科目/英語 から選択 1 科目 45 分・2 科目(各科目)45 分・4 科(各科目、理社は計)45 分 1 科目 100・2 科目(各科目)100・4 科(国語・算数)100・4 科(理社合計)100 集合 8:45、試験開始 9:00。4 科=国語 100 点/45 分・算数 100 点/45 分・理社(各 50 点/計 100 点/45 分)。1 科・2 科は各科目 100 点/45 分。第 1 回のみ英語選択不可(英語は特待①・第 2 回・特待②で選択可)。

理科・社会は 2 科目合わせて 45 分・各 50 点(計 100 点)で、理科だけで 45 分ではありません。 4 科・2 科・算数 1 科・国語 1 科から選べる形で、選んだ各科目は 100 点・45 分です。

転写ノートの表紙表記はどの年も「第 1 回」(2010 年度は「第一回 A 日程」)で、確認できた 12 年のあいだに回名が変わった形跡はなく、別の回(特待・第 2 回など)の冊子が混ざっていないことを 42 冊すべての転写ノートで確認しています。したがって以下の分析は第 1 回についての話で、特待回・第 2 回以降の傾向はこの資料からは分かりません。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. この学校の入試は、算数・理科・社会の 3 科目で「大問の数と、それぞれの大問が担当する分野」が長く動いていません。確認できた 6 年(2018・2019・2020・2022・2024・2025)のあいだ、この並びが崩れた年は 1 度もありませんでした。
  2. 記述はほとんど無く、理科・社会は確認できた 6 年とも全問記号選択で、説明を文章で書かせる設問が 1 問もありません。算数も答えのみで、記述があるのは国語だけです。
  3. 社会には「同じ問題が出た」実例があります。2024 年度の社会は 2022 年度とほぼ同じ 1 冊で、24 問のうち内容が入れ替わったのは 1 問だけでした。

家でやること 3 つ

  1. 社会の 2022 年度と 2024 年度を並べて解き、24 問を選択肢の中身まで説明できるまで繰り返します。
  2. 算数の大問 1(計算 5 問)を枠ごとに 6 年分。とくに (4) の分配法則と (5) の逆算は 6 年連続で同じ形です。
  3. 理科の 4 分野(物理・化学・生物・地学)を均等に。大問 1〜4 の分野の並びが 6 年動かない以上、1 分野の空白がそのまま 25% の失点になります。

今週やる 1 つ

  1. まず社会の 2022 年度と 2024 年度を並べて解き、本当にほぼ同じ 1 冊であることを自分の目で確かめます。

注意

  1. 資料の無い年(2011・2016・2021・2023・2026)があり、国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(→ 4 節・13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。算数・理科・社会は、2022・2024・2025 の 3 年は全設問文を精読し、2018・2019・2020 の 3 年は大問と単元の一覧までを確認しました。5 節・8 節にある「6 年で座席(同じ場所に同じ種類の問題が来ること)が固定」という観察は、この 2 つの精度をあわせた 6 年にもとづいています。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2022・2024・2025) 3 年(2018・2019・2020) 12 年(2010・2012〜2015・2017〜2020・2022・2024・2025) 高。数式は文字データとして転写されており、分数・小数の細部に転写の揺れがある年があるが、大問構成と題材の読み取りに支障はない
理科 3 年(2022・2024・2025) 3 年(2018・2019・2020) 12 年(同上)
社会 3 年(2022・2024・2025) 3 年(2018・2019・2020。2018 は大問 3 つの構成) 12 年(同上)
国語 3 年(2014・2015・2017) 無し 6 年(2010・2012〜2015・2017) 中。本文は転写されているが、2018 年度以降の形式はこの資料からは分からない

5. 一番大きな結論

この学校の入試は、4 科目とも「大問の数と、それぞれの大問が担当する分野」が長く動いていません。 原本を通読した年に限ると、次の並びが崩れた年が 1 度もありませんでした。

科目 大問数 何番に何が来るか 確認した年
算数 5 1 計算/2 一行問題の小問集合/3 文章題/4 立体図形/5 独立 1 テーマ 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年
理科 4 1 物理/2 化学/3 生物/4 地学 同じ 6 年
社会 4 1 地理(地図から都道府県を同定)/2 歴史/3 歴史/4 公民・国際・時事 2019・2020・2022・2024・2025 の 5 年(2018 は 3 大問)
国語 6 1 長文読解/2 漢字 10 問/3 慣用句・ことわざ/4 文法・敬語/5・6 詩と俳句 2014・2015・2017 の 3 年

これは「毎年同じ問題が出る」という意味ではなく、同じ種類の問題が毎年同じ場所に出るという意味です。算数の大問 1 は 6 年とも計算 5 問で、(4) が分配法則、(5) が逆算という並びまで同じです。理科の大問 4 は 6 年とも地学、社会の大問 1 は 6 年とも「地図の記号から都道府県を当てる」、国語の大問 2 は 3 年とも漢字ちょうど 10 問です。

そのうえで、社会には「同じ問題が出た」実例まであります。 2024 年度の社会は、2022 年度の社会とほぼ同じ 1 冊でした。24 問のうち内容が入れ替わったのは 1 問だけで、残りは設問文が同じか、選択肢の並び順が入れ替わっているだけです(8-3 節に 1 問ずつの照合を書きました)。算数でも、大問 2 (5) の導入文「次の図形は、正方形と円の一部を組み合わせてできた図形である。影をつけた部分の面積は □ cm² である」が 2022 年度と 2024 年度で同じでした。

したがって過去問の使い方は、「出る問題を覚える」と「単元の解き方を身につける」の両方になります。年度ごとに通しで解くより、

  1. 同じ座席の問題を年度をまたいで縦に解く(算数なら大問 1 の (4) だけを 6 年分、社会なら大問 1 の都道府県同定だけを 6 年分…)
  2. 社会だけは、2022 年度と 2024 年度を「答えを覚えるつもりで」読み込む

の 2 本立てが効率的です。時間の練習は理科・社会(2 科目合わせて 45 分)で必要になりますが、これは通し演習を数回すれば足ります。

一方で「毎年変わるもの」もはっきりしています。算数の大問 3 の文章題の単元(通過算・売買損益・流水算・速さとグラフ・比例と反比例)、理科の各分野の中の単元(てこ→ばね、中和→溶解度→水溶液の判別…)、社会の歴史 2 題の時代、国語の長文の題材は年ごとに入れ替わります。ここは幅を持って準備してください。

記述がほとんど無いことも、この学校の入試の大きな特徴です。理科と社会は確認できた 6 年とも全問が記号選択で、説明を文章で書かせる設問が 1 問もありませんでした。算数も答えのみで、途中式や考え方を書く欄が無く、記述があるのは国語だけ(年 1〜4 問・字数指定つき)です。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・漢字語彙・知識の整理)を先に。学年別の順序は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と大問の中身)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. 社会の 2022 年度と 2024 年度を並べて解く。 ほぼ同じ 1 冊であることを自分の目で確かめます。そのうえで 2 年分 24 問を、選択肢の中身まで説明できるまで繰り返します。この学校の 4 科目でいちばん時間をかける価値が高い場所です。
  2. 算数の大問 1(計算 5 問)を枠ごとに 6 年分。 (1) 整数の四則、(2) 帯分数、(3) 小数のわり算または分数の乗除、(4) 分配法則でくくる、(5) 逆算(比の逆算を含む)。この並びは 2018〜2025 の確認できた 6 年で崩れていません。ここは 100 点中 25 点前後にあたり、6 年分続けて解けば 30 問の練習になります。
  3. 算数の大問 5 の資料の読み取り。 度数分布表・ヒストグラムから最頻値・中央値・平均値・割合(%) を出す一連が 2022・2024・2025 の 3 年連続。生データ 20 個を階級に振り分ける作業(2025)もあります。
  4. 47 都道府県を「短文から当てる」形で。 地形(阿蘇山・球磨川・四万十川・浜名湖・紀伊半島)+特産(さくらんぼ・うめ・みかん・生姜・れんこん)+伝統工芸品(将棋駒・輪島塗・備前焼・有田焼)+歴史(水戸藩・坂本龍馬・伊勢神宮)の 4 点セット。社会の大問 1 は 6 年とも同じ作りです。
  5. 理科の 4 分野を均等に。 大問 1 = 物理、2 = 化学、3 = 生物、4 = 地学が 6 年動かない以上、1 分野の空白がそのまま 25% の失点になります。物理はつり合いの計算(てこ・ばね・浮力)、化学は判別実験、地学は天体を中心に一巡してください(詳細は 8-2 節)。
  6. 算数の大問 4(四角柱)。 体積・展開図の面積・体積比・拡大図の倍率まで。2022・2024・2025 の 3 年連続で「展開図の面積」を聞いています。
  7. 国語の知識 4 本(漢字 10 問・慣用句の漢字一字+意味・俳句の季語と季節・敬語)。確認できた 3 年で全体の 6〜7 割を占めます。詩の表現技法は擬人法・直喩・隠喩・反復法・体言止め・倒置法まで用語で言えるように。作家は夏目漱石・芥川龍之介・宮沢賢治に加え、太宰治あたりまで押さえておくと安心です。
  8. 江戸の三大改革と幕末の条約、直近 1 年のニュース、「ふさわしくないもの/誤っているものを選ぶ」練習。 享保・寛政・天保の担当者と政策名(公事方御定書・目安箱・囲い米の制・棄捐令・上米の制)を順序つきで。日米和親条約(下田・箱館)と日米修好通商条約(領事裁判権・関税自主権)。国名・県名・機関名まで直近のニュースを(2025 年度は入試直前の 1 月に起きた海外の出来事まで問われています)。社会の大問 4 は「ふさわしくないもの」を選ぶ形が主軸で、正しい 3 つを説明できる状態が要ります。

8. 科目別の詳細

8-0. 科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 5 大問・小問 18〜20。大問 1 の 5 問は計算で、(1)〜(5) の並びまで 6 年同じ。記述 0%・記号選択は 6 年で 1 問だけ 座席は動かないが、大問 3 の文章題と大問 5 の題材は入れ替わる。大問 2 (5) には同じ導入文の再登場あり 大問 1 の 5 枠(とくに分配法則と逆算)と、大問 5 の資料の読み取り、大問 4 の四角柱
理科 4 大問・小問 11〜20。物理→化学→生物→地学の順が 6 年不変。確認できた 6 年はほぼ全問が記号選択(2025 のみ短答 3 問) 分野の座席は固定、その中の単元は年ごとに循環。理由やしくみは「書かせる」のでなく「述べた文の空欄を選ばせる」 4 分野を均等に。物理のつり合い計算、化学のグラフ読み取りと判別実験、地学の天体
社会 4 大問・小問 24〜25。地理 1・歴史 2・公民 1 の並び。確認できた 6 年とも全問記号選択・記述 0 問・字数指定なし 2022 と 2024 はほぼ同じ 1 冊。大問 1 の「地図から都道府県を当てる」作りは 3 年連続同じ 2022 と 2024 を並べて解く。47 都道府県を短文から当てる練習。江戸の三大改革と幕末の条約
国語 6 大問・小問 37〜44 と多い。大問 2 は 3 年とも漢字ちょうど 10 問、大問 3 は慣用句、大問 5・6 は詩と俳句 知識問題が全体の 6〜7 割。長文は説明文・評論で、物語文は確認できた 3 年に無かった 漢字 10 問・慣用句・季語・敬語の取りこぼしをゼロに。字数指定つきの記述は形ごと守る

8-1. 算数(確認できた年: 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年)

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問/小問
2018 計算 5 問 小問集合 5 問(売買損益・時間の単位換算・平均・比例配分・半円と正方形) 通過算(電車 A と電車 B のトンネル通過とすれちがい) 立体(1 辺 2cm の立方体を 3 段に積む・体積と表面積・立方体に足す) 場合の数(0・1・3・5 のカードを並べる) 5/19
2019 計算 5 問 小問集合 5 問(面積の単位換算・最大公約数・比と長方形・池の周りの旅人算・紙テープの折り返しの角度) 売買損益(聖和祭の調理部のマドレーヌ 250 個) 回転体(直角三角形 ABC と内接長方形・縮図・1 回転させた体積と表面積) 約束記号(A ☆ B = A×A+B) 5/20
2020 計算 5 問 小問集合 5 問(日→時分秒の換算・最大公約数・和差算・過不足算・二等辺三角形の角度) 流水算(船 A が PQ 間を 30 分と 40 分・川の流れ・船 B とのすれちがい) 回転体(長方形と台形の五角形 ACDEF を 1 回転) 規則性(赤青黄の紙テープをのりしろ 1cm でつなぐ) 5/19
2022 計算 5 問 小問集合 5 問(自動車の分速・最大公約数・百分率・点対称な図形・正方形と円の一部) 速さとグラフ(自転車で 1800m 先の公園へ・y を x の式で) 立体(立体 A と四角柱を組み合わせた立体 B・展開図の面積・体積比) 資料の読み取り(遊具の利用回数のヒストグラム・最頻値・中央値・平均値・4 回以上の%) 5/19
2024 計算 5 問 小問集合 5 問(電車の所要時間・容器 A と B の水・売買損益・4 けたの偶数・正方形と円の一部) 比例と反比例(粘土 1 つで作る四角柱・底面積と高さ) 立体(四角柱から四角柱を切り取った立体 A・展開図の面積・2 つ重ねた空間の体積) 資料の読み取り(4 月の最高気温の度数分布表・(ア)(イ) の推定・最多階級の%) 5/18
2025 計算 5 問 小問集合 5 問(分速 40m で 4.8km・がい数・コーヒー牛乳の比・2 けたの奇数・直角三角形 4 つの正方形) 比例と反比例(テープを x 人で分ける・y を x の式で・10cm 以上 15cm 以下) 立体(四角柱 A の展開図と四角柱 B・展開図の面積比・2.25 倍の拡大図) 資料の読み取り(20m シャトルランの記録 20 人分・度数分布表・最頻値・中央値・平均値) 5/20

座席の固定 — この科目でいちばん大きい発見

確認できた 6 年(2018・2019・2020・2022・2024・2025)で、5 大問の役割が 1 度も入れ替わっていません。

座席 6 年間ずっと入っているもの 小問数
大問 1 計算だけ。導入文は「次の計算をしなさい。ただし、(5) は □(x)にあてはまる数を求めなさい。」で 6 年とも同文 5 問固定
大問 2 一行問題の小問集合。導入文は「次の □ にあてはまる数(・語句)を答えなさい。」 5 問固定
大問 3 文章題 1 題を 3 問に分けて深掘り 3 問固定
大問 4 立体図形(四角柱の体積・展開図の面積/回転体) 3 問(2019 のみ 4 問)
大問 5 独立した 1 テーマ(規則性・場合の数・約束記号 → 直近は資料の読み取り) 2〜4 問

さらに大問 1 の中の (1)〜(5) の並びまで固定しています。

大問 2 も、最後の (5) が 6 年とも図つきの平面図形(面積か角度)で終わります。これは「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」という意味ですが、大問 2 (5) に関しては下の通り同じ導入文の再登場も起きています。

同じ問題の使い回し(両年の原本で確認)

頻出単元と周期(確認できた 6 年)

問い方(算数)

8-2. 理科(確認できた年: 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(物理) 大問 2(化学) 大問 3(生物) 大問 4(地学) 大問/小問
2018 力のつり合い(てこ) 水の状態変化 緑色植物の発芽 神奈川県から見た北の空の星座 4/14
2019 気体 A〜F の判別(酸素・水素・アンモニア・ちっ素・二酸化炭素・塩化水素) 生物の誕生 気象(26℃ の空気のかたまりが 900m 上昇して雲ができる) 4/16
2020 電磁石(円筒に導線をまいたコイル) 中和(濃度の違う塩酸 A・B と水酸化ナトリウム水溶液 C のグラフ) 動物のからだのつくりで A〜G に分類した表 月(南中している月) 4/18
2022 水ロケット(ペットボトル内の空気が水を押し出す・水の量と飛距離の表) 溶解度(物質 A〜D の溶解度曲線・冷却で出る結晶) 生態系(生き物のグループ A〜C・食物連鎖・数量ピラミッド) 気象と太陽(太陽高度・気温・地面の温度の 3 本のグラフ) 4/11
2024 てこ(長さ 24cm の棒・ばねばかりの位置・水に入れたおもりと台ばかり) 水溶液 A〜E の判別(塩酸・石灰水・食塩水・炭酸水・アンモニア水) だ液のはたらき(0℃・40℃・80℃ とヨウ素液) 冬の南の空・ベテルギウスと一等星(ア)を含む(イ)座 4/13
2025 ばね(おもりの重さとばね全体の長さのグラフ・図 2〜5 のつなぎ方) 氷を熱したときの温度変化のグラフ アブラナの花のつくりと受粉・発芽 地球の公転と四季・オリオン座の見え方 4/20

座席の固定

確認できた 6 年(2018・2019・2020・2022・2024・2025)で、4 大問の分野の並びが 1 度も入れ替わっていません。

大問 1 = 物理 / 大問 2 = 化学 / 大問 3 = 生物 / 大問 4 = 地学

大問数は 6 年とも 4 で、小問は 11〜20。分野が 1 題ずつ均等に置かれるので、4 分野のどれかを捨てると 4 分の 1 が丸ごと落ちる構造になっています。これも「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」という意味の固定です。

頻出単元と周期(確認できた 6 年)

問い方(理科)

8-3. 社会(確認できた年: 2018・2019・2020・2022・2024・2025 の 6 年)

年度×大問の題材表

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(歴史) 大問 4(公民・国際・時事) 大問/小問
2018 地図中の都道府県を (1)〜(10) の文から同定 江戸時代の改革(あ〜え) (公民)各文の下線部 A〜D から誤った語句を選ぶ・選挙制度 3/20
2019 地図を見て後の問い((1)〜(10) の同定) 古墳時代とヤマト王権 安土桃山・南蛮貿易・織田信長 地方自治 4/25
2020 地図中のア〜コから (1)〜(10) の都道府県を同定 縄文・弥生 ペリー来航と開国 国際社会・国際協力 4/25
2022 地図中のア〜クから (1)〜(5) を同定+政令指定都市・伝統工芸品・農産物 平安(藤原道長・摂関政治・望月の歌・墾田永年私財法) 江戸の三大改革(享保・寛政・天保) EU・日本国憲法・少子高齢化・被災地支援・2021 年の出来事 4/24
2024 2022 とほぼ同じ(阿蘇山・瀬戸大橋・天童市…の 5 文) 2022 とほぼ同じ(藤原道長) 2022 とほぼ同じ(江戸の三大改革) EU・日本国憲法・少子高齢化・能登半島地震・被災地支援 4/24
2025 地図中のア〜クから (1)〜(5) を同定(四万十川・水戸藩・伊勢神宮…)+県の特色 日米和親条約・日米修好通商条約(ペリー・下田・領事裁判権) 日中戦争〜ポツダム宣言〜日本国憲法第 9 条 2024 年衆院選・新紙幣と日本銀行・ガザ停戦・韓国大統領逮捕 4/25

座席の固定

確認できた 6 年で、大問 1 は 6 年とも「地図中の記号(ア〜コ/ア〜ク)から、短い説明文に合う都道府県を選ぶ」問題です。2018〜2020 は 10 個、2022 以降は 5 個。2019 年度以降の 5 年は大問 1 = 地理/大問 2・大問 3 = 歴史 2 題/大問 4 = 公民・国際・時事 の並びで動いていません(2018 だけ 3 大問で、公民が大問 3)。

同じ問題の使い回し — 2022 年度と 2024 年度は「ほぼ同じ 1 冊」

両年の原本を 1 問ずつ突き合わせた結果、2024 年度の社会は 2022 年度の社会をほぼそのまま使っています。 24 問中、内容が入れ替わったのは 1 問だけでした。

2025 年度は素材を作り直しています(地図の 8 県も、歴史 2 題の時代も入れ替わりました)が、大問 1 問 1 の「地図中のア〜クから短文に合う県を選ぶ」という作り方は 2022・2024・2025 の 3 年とも同じです。

この 2 年ぶんの一致は、社会の過去問演習の意味を大きく変えます。2022 年度を解けることは、そのまま 2024 年度を解けることでした。 同じことが次に起きる保証はありませんが、少なくとも過去問の設問と選択肢を「答えを覚えるつもりで」読み込む価値がこの学校の社会には確かにあります。

頻出単元と周期(確認できた 6 年)

問い方(社会)

8-4. 国語(2014・2015・2017 年度の 3 年・資料のある分だけ)

国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、ここに書いたのは 2014・2015・2017 年度に限った話です。 直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6 大問/小問
2014 長文(『坊っちゃん』論・9 問) 漢字 10 問(読み 5+書き取り 5) ことわざ 5 問(( )に漢字一字+意味を選ぶ) 文法 7 問(主語・品詞・敬語への言いかえ) 俳句の季語と季節 5 問 詩「山から降りてきた人」8 問 6/44
2015 長文(朝の頭と夜の頭・8 問) 漢字 10 問(読み 5+書き取り 5) 慣用句・ことわざ 5 問(空らんに漢字一字+意味を選ぶ) 文法・敬語 10 問(接続詞の識別 5+敬語の対応 5) 詩(宮沢賢治『春と修羅』より「作品第一〇〇四番」)5 問 俳句の季語と季節 5 問 6/43
2017 長文(言葉と文明・9 問。島田雅彦「国語・外国語」=角川文庫編集部編『いまを生きるための教室 死を想え』〈KADOKAWA〉所収と冊子に明記) 漢字 10 問(読み 5+書き取り 5) 慣用句 4 問(空らんに漢字一字+意味を選ぶ) 敬語 5 問(正しければ○、誤りは直す) 詩(高田敏子「海」)4 問 俳句の季語と季節 5 問 6/37

座席の固定

確認できた 3 年(2014・2015・2017)で、6 大問の役割が動いていません。

大問 1 = 長文読解 1 題 / 大問 2 = 漢字(読み 5+書き取り 5 の 10 問) / 大問 3 = 慣用句・ことわざ / 大問 4 = 文法・敬語 / 大問 5・6 = 詩と俳句(2014 だけ順が逆)

小問は 37〜44 問と多く、45 分でこの数をさばくには、大問 2〜6(知識分野で 24〜29 問)を機械的に片づけて、大問 1 の読解に時間を残す運びが要ります。

頻出単元と周期(確認できた 3 年)

問い方(国語)


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

確認できた年での観察です。資料の無い年(2011・2016・2021・2023・2026)があるので、「何年空いた」は資料のある年での数え方になります。最終確認年度は、その単元が出たことを確認できている最後の年度です。

科目 単元 出題年(確認できた範囲) 最終確認年度 状況
算数 規則性・数列(大問 5) 2020 2020 大問 5 が資料の読み取りに変わって 3 回続けて外れている
算数 場合の数(大問 5)・約束記号 2018・2019 2019 場合の数は 2024・2025 に大問 2 (4) として小さく残る。約束記号は確認できた範囲で 1 回だけ
算数 回転体(大問 4) 2019・2020 2020 大問 4 が四角柱に置き換わって 3 回続けて外れている
算数 流水算・通過算(大問 3) 2018・2020 2020 2022 以降の大問 3 に来ていない
理科 中和 2020 2020 化学の枠は溶解度・水溶液の判別・状態変化が続いている
理科 2020 2020 地学は星座・太陽・気象に寄っている
理科 電磁石・音 2019・2020 2020 物理はてこ・ばねが続いている
理科 こん虫・動物の分類 2020 2020 生物は生態系・人体・植物が続いている
社会 中世(鎌倉・室町) 確認できた 6 年に無し 歴史 2 題から最も長く外れている
社会 原始・古代/安土桃山 2019・2020 2020 2022 以降の歴史 2 題に来ていない
社会 地方自治・国際協力(大問 4) 2019・2020 2020 大問 4 は憲法・国際情勢・時事に寄っている
国語 文法(主語・品詞・接続詞の識別) 2014・2015 2015 2017 は大問 4 が敬語だけになった

10. 形式面の注意

項目 算数 理科 社会 国語
時間・配点 45 分・100 点 理社 2 科目で 45 分・各 50 点 同左 45 分・100 点
小問数 18〜20 11〜20 24〜25 37〜44
記述 無し(確認できた 6 年) 無し(確認できた 6 年) 無し(確認できた 6 年) 年 1〜4 問
記号選択 6 年で 1 問だけ ほぼ全問 全問 3〜5 割
字数指定 無し 有り(20〜35 字)
文字種・語句の指定 有り(「値」を使って漢字三字 など)
作図 確認できた 6 年に指示無し 確認できた 6 年に指示無し 無し
図・表・グラフ 3〜4 割の小問 8 割前後の小問 3 割前後(大半は大問 1 の地図) 無し

算数: 45 分・100 点で 18〜20 問。1 問あたり 2 分強で、うち 5 問(大問 1)は計算です。計算 5 問と大問 2 の一行問題 5 問、合わせて 10 問を 15 分以内で確実に取り切れるかどうかが時間配分の中心になります。図がついた小問は大問 2 (5)・大問 4・大問 5 に集中しています。円周率の値の但し書き、定規・コンパスの可否の注意書きは、確認できた 6 年の冊子に見当たりませんでした。桁の指定が計算に付く年があります(2018・2019・2020 の大問 1 (3)「四捨五入して小数第 2 位まで」、2024 大問 5 (2)「四捨五入して 1/10 の位までのがい数で」)。

理科: 理科と社会で合わせて 45 分(各 50 点)。理科は 11〜20 問なので、単純計算で 1 問あたり 1 分前後です。選択肢の記号が年で変わり(2022 は ①②③、2024 は (1)(2)(3)、2025 は ア〜エ)、「すべて選びなさい」が混じります。数値の選択肢は刻みが細かく、計算をきちんとしないと選べません。選択式であることと合わせて、「迷ったら飛ばして戻る」運びが要ります。

社会: 理科と 2 科目で 45 分(各 50 点)。社会は 24〜25 問なので、社会に 22〜23 分しか使えない前提で 1 問 1 分です。全問選択なので書く時間は要りませんが、「ふさわしくないもの」「誤っているもの」「2 つ選び」の指定を読み落とすと連鎖して落ちます。設問文に印をつける習慣を付けてください。

国語: 記述には字数指定に加えて文末の形の指定が付くことがあります(2014「『……よりは……を重視・から。』という形の文章にすること」)。「※特に指定のない限り、句読点も字数にふくめること」の注意書きが冒頭に付く年があります(2014)。


11. 学年別ロードマップ

小 4(土台)

小 5(幅)

小 6(仕上げ)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

差がつくのは小 6 の反復量です。大問の並びが 4 科目とも動かず、社会には同じ 1 冊が 2 年分ある学校なので、過去問を何周できるかが直接効きます。小 4・小 5 で計算・漢字・都道府県・4 分野の土台を作っておけば、小 6 の 1 年をまるごと「この学校の過去問を縦に何周もする」ことに使えます。逆に小 6 になっても計算や漢字に時間を取られていると、いちばん効く反復に入れません。小 4 から始める価値は、小 6 の反復の時間を買うことにあります。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏・合格可能性は扱いません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません。

聖和学院の算数は「計算 5 問+一行問題 5 問+文章題+立体+独立 1 テーマ」という素直な 5 大問構成で、同じ作りの学校が多いため、算数が近い学校が上位 8 校すべてを占めます。逆に社会は、全問記号選択で記述が 1 問も無く、大問 1 が都道府県同定に固定という作りが特殊で、社会の近さは低めに出ています。社会の過去問は他校で代用しにくいと考えておいたほうがよいです。

併願先の過去問を使うときは、算数の大問 1〜2 の一行問題と国語の知識問題を借りるのが転用しやすいです。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

併願先が 4 科目校の場合、理社は本校の準備とは別に立てる必要があります。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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