鎌倉女学院中学校 の過去問分析

鎌倉女学院中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

鎌倉女学院中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・4 科で実施される回・最大 17 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県鎌倉市
男女 女子校
旧称 鎌倉女学校(創立時)、鶴倉高等女学校(戦前)

入試回(2027 年度・3 回)

日程 科目 試験時間 配点
1 次 2027 年 2 月 1 日 午後 2 科(国語・算数)、または 2 科+英語資格 国語 45 分・算数 45 分 国語 100・算数 100(英語資格は級に応じ 100 点満点換算で加算判定)
2 次 2027 年 2 月 2 日 午前 4 科(国語・算数・社会・理科)、または 4 科+英語資格 国語 45 分・算数 45 分(社会・理科の時間は概要版に記載なし) 国語 100・算数 100(社会・理科の配点は概要版に記載なし。英語資格は級に応じ 100 点満点換算で加算判定)
3 次 2027 年 2 月 3 日 午前 4 科または 2 科、いずれも+英語資格の選択可 国語 45 分・算数 45 分 国語 100・算数 100(英語資格は級に応じ 100 点満点換算で加算判定)

社会・理科の試験時間と配点は、学校の公表資料(概要版)に記載が無いためここには載せていません。募集要項で確認してください。

上の表は 2027 年度の募集要項(概要)による内容です。

このレポートで扱う過去問分析は、社会・理科がそろっている回(4 科で実施される回)を対象にしています。国語・算数だけの回(1 次相当)の問題は、この資料には含まれていない可能性が高いです(→4 節・13 節)。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 鎌倉女学院は、問題を入れる枠(大問・小問数)が何年も動かず、中に入れる問題は毎年作り直す学校です。ただし算数と国語には、枠だけでなく問い方まで固定されている場所があります。
  2. 算数は大問 5・小問 20〜21 が 17 年間ほぼ動かず、大問 1 の計算 5 問は 2014〜2026 の 13 年、この位置に固定されています。国語(2010〜2018 の資料に限る)も大問 1 の漢字 10 問が 8 年とも同じ形です。
  3. したがって過去問の使い方は、①時間の使い方を身につける(算数 45 分 20 問、社会 50〜60 問、国語 45 分 34〜42 問という問題数の多さへの対処)と、②単元の型を習得する、の二つが中心です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の計算 5 問を 8 分・全問正解で通す練習を毎日します(大問 1)。
  2. 国語の漢字 10 問(2010〜2018 の資料では 8 年ともこの形)を毎日解きます(書き取り 5・読み 5)。
  3. 理科の 4 分野(物理・化学・生物・地学)を切らさず仕上げます。どの分野がどの大問に来るかは決まっていないので、苦手分野を捨てる作戦が取れません(3 年とも 4 分野が 1 題ずつ)。

今週やる 1 つ

  1. 社会の「誤っているもの・ふさわしくないもの」を選ぶ問題を集中的に練習します。2026 の歴史の大問は 19 問中 4 問がこの形でした。

注意

  1. 社会・理科の試験時間と配点は学校の公表資料(概要版)に記載がありません。募集要項で確認してください。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。読んだ深さを次の 3 語で書き分けます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が手元にある年)。

科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 判読の確度など
算数 2009〜2026(2013 は無し)の 17 年 2023・2024・2025・2026 の 4 年 13 年 図のある小問が 35%。読み取り確度が低めの年が 17 年中 9 年(2024・2025 を含む)
理科 2009〜2026(2013 は無し)の 17 年 2024・2025・2026 の 3 年 14 年 図・表・グラフのある小問が 52%。読み取り確度が低めの年が 17 年中 7 年(読み直した 3 年はいずれも確度が高い年)
社会 2009〜2026(2010 は無し)の 17 年 2024・2025・2026 の 3 年 14 年 小問が 40〜68 問と多い。読み取り確度が低めの年が 17 年中 7 年(2024・2026 を含む)
国語 2010〜2018(2013 は無し)の 8 年 2016・2017・2018 の 3 年 5 年 2019 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いたことは 2010〜2018 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしい

5. 一番大きな結論

鎌倉女学院は「問題を入れる枠が何年も動かず、中に入れる問題は毎年作り直す」学校です。ただし算数と国語には、枠だけでなく問い方まで固定されている場所があります。

したがって過去問の使い方は、①時間の使い方を身につける(算数 45 分 20 問、社会 50〜60 問、国語 45 分 34〜42 問という「問題数の多さ」への対処)と、②単元の型を習得する(算数の一行問題 14 問、理科の 4 分野、社会の通史)の二つが中心です。「出る問題を覚える」使い方が効くのは、算数の大問 1(計算の作り方が 4 年同じ)と国語の大問 1(漢字の出し方が 8 年同じ)に限られます。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 とても高い。大問 5・小問 20 前後が 17 年(大問数のばらつき 0・小問数のばらつき 2%)。答えはすべて「□にあてはまる数」 一行問題 14 問+大きな問題 2 題。割合・比の文章題(食塩水・売買損益・消去算・つるかめ算)と速さ、円とおうぎ形、水量とグラフが回る 計算 5 問を落とさない速さと、一行問題 14 問を 1 問 2 分で回す訓練
理科 高い。4 大問・26〜31 問に 4 分野が 1 題ずつ。ただし並び順は毎年違う 長い導入文を読ませてから問う。身近な題材(鎌倉の自然、しょうゆの製法、新紙幣、消化)から入る。記号選択が 6〜8 割 4 分野を切らさないことと、設問末尾(1 つ/2 つ/誤っているもの)を読み落とさない練習
社会 中程度。3〜4 大問で地理・歴史・公民が 1 題ずつだが、順番と配分は毎年違う 1 冊 51〜63 問。地図で位置を答える設問が 3 年連続。歴史は通史 1 本。環境・防災・SDGs が 3 年連続 問題数への対処と、「誤っているもの・ふさわしくないもの」を選ぶ練習
国語(2010〜2018) 高い。大問 4・小問 34〜42。漢字 → 語句の知識 → 物語 → 説明文の順が 8 年 記号選択と抜き出しが二本柱。記述は年 1〜3 問で 15〜40 字 漢字 10 問と、字数・語尾の指定に合わせた抜き出し

4 科に共通するのは「1 問あたりに使える時間が短い」ことです。算数 45 分 20 問、国語 45 分 34〜42 問、社会 50〜60 問、理科 26〜31 問。難しい 1 問に時間をかけるより、取れる問題を落とさない方向の作りになっています。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前の方は 11 節の学年別ロードマップを見てください。各項目の根拠(年度・大問・数字)は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数の計算 5 問を 8 分・全問正解で通します(大問 1)。四則計算 3 問のうち 1 問は分配法則でくくると速い形が 3 年連続(2024「3.1×120+31×24−310×0.6」、2025「22×18−11×13−33×4」、2026「128×2.6−31×2.6+103×2.6」)。残り 2 問は □ を求める逆算で、最後の 1 問は「2 つの □ に同じ数が入る」分数の形が 4 年連続です。この 5 問の作り方は他のどの部分より安定しています。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数の一行問題 14 問を回します(大問 2 の 5 問+大問 3 の 4 問)。食塩水・売買損益・消去算・つるかめ算・過不足算・通過算・流水算・和差算・集合・数の性質・規則性が、3〜4 年の間に一通り出ています。1 問 2 分で、手が止まったら飛ばす練習を。末尾(大問 2(5)・大問 3(4))には図形が 3 年連続で入ります(円とおうぎ形の長さ・面積が 4 年で 3 回、立方体の切断・展開図、転がる円)。大きな図形の大問ではなく、1 問完結の図形として練習します。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 社会の問題数(1 冊 51〜63 問)に慣れ、時間内に最後まで到達できたかを毎回記録します。あわせて「誤っているもの・ふさわしくないもの」を選ぶ問題を重点的に練習します。2026 の歴史の大問は 19 問中 4 問がこの形でした。用語を覚えるだけでなく「その用語の説明として何が正しいか」を 4 通り言えるところまで仕上げます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 社会の地図で位置を答える練習をします。2024 は太平洋側〜日本海側の断面図、2025 は伝統工芸品の産地と鎌倉の石碑の場所、2026 は都道府県カードと地図のあ〜す。県・平野・川・都市を白地図で言えるようにします。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 理科の 4 分野を切らさず仕上げます。どの分野がどの大問に来るかは決まっていないので、苦手分野を捨てる作戦が取れません(3 年とも 4 分野が 1 題ずつ)。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科の表・グラフから計算する小問を練習します。2025 はマグニチュードとエネルギーの倍率・緊急地震速報から主要動までの秒数・レンズの目盛り、2026 は高度と気圧(15km ごとに 1/10 倍)・熱収支のエネルギー量。倍率・割合・時間差の 3 種類が繰り返し出ています。(確認: 〜2026 年度)
  7. [毎日 10 分] 国語の漢字 10 問を練習します(2010〜2018 の資料では 8 年ともこの形)。書き取り 5・読み 5 で、送りがなつきが混ざります。(確認: 〜2018 年度)
  8. [週末 60 分] 国語の抜き出しを「指定どおりに切る」練習をします。「五字前後の言葉を二つ」「十五字以内でぬき出し、はじめと終わりの三字」「『〜ニュース』に続くように」といった条件が付きます。記述は 15〜40 字と短いので、長文記述より短くまとめる練習を優先します。(確認: 〜2018 年度)

8. 科目別の詳細

特殊算(つるかめ算・食塩水・過不足算など、受験用教材で扱う解き方)の語は 用語集 を参照してください。

8-1. 算数(45 分・100 点)

年度×大問の題材表(原本で確認したのは 2023〜2026 の 4 年)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 5/20 計算 5 問(四則 3・□を求める 2) 一行問題 5 問(時計算・食塩水・通過算・売買損益・水量) 一行問題 4 問(過不足算・場合の数・木を植える間隔・2 円の重なり) 速さとグラフ(長方形の辺上を動く点 P・Q と三角形の面積) 平均算(30 人の国語と算数の得点表)
2024 5/21 計算 5 問(四則 3・□を求める 2) 一行問題 5 問(消去算・数の性質・速さ・割合と比・円に内接する正方形) 一行問題 4 問(バターの残量・くい打ちの仕事算・0123 の数列・立方体の切断) 平面図形(平行四辺形と面積比) 水量とグラフ(直方体から三角柱を除いた容器)
2025 5/20 計算 5 問(四則 3・□を求める 2) 一行問題 5 問(数の性質・集合・和差算・つるかめ算・展開図の選択) 一行問題 4 問(食塩水・平均と比・バスに間に合う速さ・3 重の円の分割) 紙幣と硬貨の重さ(単位換算・つるかめ算) 記号 ○×△ で数を表す約束(規則性)
2026 5/20 計算 5 問(四則 3・□を求める 2) 一行問題 5 問(食塩水・売買損益・通過算・おはじきの正方形並べ・接する 3 円の周) 一行問題 4 問(姉妹の所持金の比・長方形の縦横と面積・流水算・三角形の外側を転がる円) 水量とグラフ(水そうとおもり) 消去算(3 種類の飾りとリボンの長さ)

同じ場所に同じ種類の問題が来ます

頻出単元

問い方の形

算数で今からやるなら

計算 5 問・一行問題 14 問(末尾の図形を含む)の練習法は 7 節を参照してください。ここでは科目別にしか無い具体を補います。

  1. 大問 4・5 の誘導つき問題は「(1) を確実に取る」練習をします。水量とグラフは 4 年で 3 回出ているので、容器におもりを入れる・容器の形が途中で変わる 2 パターンを両方やっておきます。

8-2. 理科

年度×大問の題材表(原本で確認したのは 2024〜2026 の 3 年)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 4/31 生物: 鎌倉の自然(サクラの受粉・双子葉と単子葉・カニと節足動物・血液の色) 物理: ふりこ(10 往復の時間・表から速さ比べ・ふれはば) 地学: プレートと火山(安山岩・関東ローム・玄武岩・スコリア・世界自然遺産) 化学: 燃焼の 3 条件(集気びん・空気の組成・フロギストン説)
2025 4/26 物理: 凸レンズ(実像の位置・像の向きと大きさ・レンズを半分おおう・目盛りで作図的に読む) 化学: しょうゆの製造(有機物・ろ過と再結晶・食塩の性質・環境への影響) 生物: 新紙幣と北里柴三郎(抗体・予防接種・赤血球・血液型の凝集) 地学: 濃尾地震(マグニチュード・内陸直下型・断層・緊急地震速報)
2026 4/27 生物: 消化酵素の表(酵素名・はたらく条件・脂肪の吸収・カタラーゼ) 化学: 5 種の粉末の混合物を水・水酸化ナトリウム水溶液・塩酸で分ける実験 地学: 大気圏と熱収支(大気の成分・オゾン層・気圧と高度・放射エネルギーの計算) 物理: 作用・反作用(力のつり合い・床が押し返す力)

同じ場所に同じ種類の問題が来るか

頻出単元

問い方の形

理科で今からやるなら

4 分野を切らさない練習法は 7 節を参照してください。

  1. 記号選択の精度を上げます。設問の末尾(「1 つ」「2 つ」「誤っているもの」)を丸で囲んでから選択肢を読む習慣を付けます。
  2. 長い導入文を読み切る練習をします。理科の問題文としては量が多く(A4 で 13 頁相当)、45 分ではないにせよ 26〜31 問を読みながら処理する速さが要ります。
  3. 表とグラフから数値を拾って計算する小問(3 年連続)を練習します。倍率・割合・エネルギー量・時間差の 4 種類が繰り返し出ています。
  4. 身近な題材(食品の製法、身のまわりの道具、地域の自然、災害)を理科の言葉で説明できるようにしておきます。

8-3. 社会

年度×大問の題材表(原本で確認したのは 2024〜2026 の 3 年)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 4/60 地理の小問集合 8 問(標準時子午線・林業と間伐・日本三大美林・エネルギー消費の割合) 歴史 31 問「日本のお金の歴史」(縄文から戦後まで通史・高知城の地形図・中京工業地帯・都市鉱山) 地理 9 問(太平洋側から日本海側までの断面図・湾・棚田・雨温図・信濃川) 公民 12 問(憲法第 29 条・第 13 条・法の支配・ワイマール憲法・クーリングオフ・キャッシュレス)
2025 3/63 公民 13 問(三権分立の図・国会の仕事・天皇の国事行為・新しい人権・間接税・安全保障理事会) 地理 26 問(日本の面積と周囲の海・島の数・与那国島と沖ノ鳥島・日本の川の特色・米作りの流れ・九州と中部地方・伝統工芸品の産地) 歴史 24 問(先生と生徒の会話文・古墳から戦後まで通史・鎌倉の石碑の場所を地図から)
2026 3/51 地理 17 問(都道府県カード A〜F と地図・人口ピラミッド・海運・藻場・琵琶湖疏水・輪中とクリーク・輸出品のグラフ) 歴史 19 問「日本の土地の歴史」(縄文の定住から戦後の高度成長まで通史) 公民 15 問(鎌倉について調べた発表文・模擬裁判・被選挙権・核兵器禁止条約・防災・SDGs・政府開発援助)

同じ場所に同じ種類の問題が来るか

頻出単元

問い方の形

社会で今からやるなら

「誤っているもの・ふさわしくないもの」を選ぶ問題と、地図で位置を答える練習の基本は 7 節を参照してください。

  1. 50〜60 問を時間内に処理する練習をします。1 問あたりに使える時間が短いので、知っている問題を取りこぼさない速さを先に作ります。
  2. 通史を 1 本の流れで押さえます。歴史の大問は「お金」「土地」のようなテーマで縄文から戦後まで一気に通すので、時代を飛び石で覚えていると下線部ごとに詰まります。
  3. 憲法の条文を読む練習をします(第 1 条・第 13 条・第 29 条が 3 年で登場)。空欄に入る語を条文の言い回しごと覚えます。
  4. 短い記述(理由を 1 文、特色を 2 つ、10〜15 字)に慣れます。長い記述は求められていません。

8-4. 国語(45 分・100 点)

先に断っておきます: 国語は 2019 年度以降の問題文が資料に無く(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、ここに書いたのは 2010〜2018 年度(うち 8 年分)に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。原本の設問文を読み直したのは 2016・2017・2018 の 3 年です。

年度×大問の題材表(原本で確認したのは 2016〜2018 の 3 年)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2016 4/34 漢字 10 問(カタカナ→漢字 5・漢字→ひらがな 5) 慣用句 2 問(バスケ部の文章に「言い切りの形」で言葉を入れ、その由来を選ぶ) 物語 12 問(西村すぐり『ぼくの、ひかり色の絵の具』・絵に悩む少年) 説明文 10 問(塚本勝巳『うなぎ 一億年の謎を追う』・ウナギの調査)
2017 4/42 漢字 10 問(同上) 文学の知識 7 問(熊本ゆかりの作家・俳句の季節・大仏のある市・シェークスピア・枕草子の冒頭) 物語 12 問(にしがきようこ『川床にえくぼが三つ』・インドネシアの発掘調査と友だち関係) 説明文 13 問(高槻成紀『野生動物と共存できるか』・アホウドリの保護と年表)
2018 4/36 漢字 10 問(同上) 言葉の知識 5 問(5 組の中から性質の異なる語句を選ぶ) 物語 11 問(八束澄子『空へのぼる』・助産院の出産の場面) 説明文 10 問(AI と新聞記者の仕事)

同じ場所に同じ種類の問題が来ます

問い方の形

出典(資料に残っている年)

年度 大問 3 大問 4
2010 茂木健一郎『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』 土岐秋子『全然知らないから始める短歌入門』
2011 みとみ俊郎『音楽はなぜ人を幸せにするのか』
2012 山本有三『心に太陽を持て』 金田一春彦『日本語の魅力』
2015 原田マハ『翔少女』 小泉武夫『いきいき・ビンビン和食生活のすすめ』
2016 西村すぐり『ぼくの、ひかり色の絵の具』 塚本勝巳『うなぎ 一億年の謎を追う』
2017 にしがきようこ『川床にえくぼが三つ』 高槻成紀『野生動物と共存できるか』
2018 八束澄子『空へのぼる』 (資料に残っていない)

大問 3 は現代の児童文学、大問 4 は言葉・音楽・食・生き物・環境といった題材の説明文か随筆、という組み合わせが並んでいます。

国語で今からやるなら(2010〜2018 の資料から言えること)

漢字 10 問・抜き出しの練習法は 7 節を参照してください。

  1. 語句・慣用句の知識を、大問 2 のためだけでなく読解の中で問われる前提で身につけます。
  2. 短い記述(15〜40 字)を、心情・理由・内容説明の 3 種類で練習します。
  3. 45 分で 34〜42 問という量に慣れます。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(算数・理科・社会は 2009〜2026、国語は 2010〜2018)で大問の主要単元として数えたものです。精読した年(設問文まで確認した年)は算数が 2023〜2026、理科・社会が 2024〜2026、国語が 2016〜2018 です。それ以外の年の細部は保証しません。

算数

単元 大問の主要単元として出た年 最終確認年度 状況
場合の数 2011・2012・2015・2016・2020 2020 大問としては 2020 を最後に 6 年なし(2023 大問 3(2) に一行問題として復帰)
時計算 2017・2023 2023 6 年周期。2023 以来 3 年なし
縮尺・単位換算 2010・2011・2020・2025 2025 2025 に紙幣の重さで戻った
資料の読み取り・平均 2016・2018・2023 2023 2023 大問 5 で出た。表を読む問題は 5 年前後の間隔
仕事算 2010・2024 2024 14 年空いて 2024 に戻った実績あり
立体図形(体積・切断・展開図) 転写の分類では大問の主要単元として現れない(2024 大問 3(4) の立方体の切断、2025 大問 2(5) の展開図はいずれも一行問題) 2025 大問としての立体は読み直した 4 年に無く、一行問題で 1 問だけ出る形が続いている
図形の移動・回転 2011・2014・2026 2026 2026 大問 3(4) で戻った

理科

単元 大問の主要単元として出た年 最終確認年度 状況
星・星座、月、惑星 星 2010・2012、月 2019・2023、惑星 2018 2023 地学は 2024 火山→2025 地震→2026 気象と地球分野が 3 年続き、天体が 2023 以来 3 年なし。次に戻る候補の筆頭
てこ・つり合い、ばね てこ 2010・2018・2023、ばね 2019・2022 2023 物理は 2024 ふりこ→2025 光→2026 力のつり合いと回っている。てこ・ばねの計算問題は 2023 を最後に大問なし
電気回路 2011・2021 2021 10 年周期。2021 以来 5 年なし
気体の性質・発生 2009・2011・2016・2022 2022 5〜6 年周期。2022 以来 4 年(2026 大問 2 問 4 に気体の名前を問う小問で登場)
溶解度・水溶液 2012 中和、2014 溶解度、2018 水溶液、2023 中和、2025 しょうゆ、2026 混合物の分離 2026 化学は水溶液系が 3 年連続。中和は 2023 以来 3 年なし
こん虫・動物の分類 2017 2017 2024 大問 1 に節足動物の小問として復帰。大問としては 9 年なし
生態系・環境 2020 2020 2025 大問 2 問 4(しょうゆを流しに捨てる影響)、2026 大問 3(オゾン層・温室効果)のように小問で入る
熱と状態変化 2010・2019 2019 2019 以来 7 年なし

社会

単元 大問の主要単元として出た年 最終確認年度 状況
農業・畜産を大問の柱に 2011・2013・2016・2017・2021 2021 2021 を最後に大問としては 5 年なし(2025 大問 2 に米作りの流れとして 4 問入った)。次に戻る候補
世界地理 2009・2014 2014 大問としては 12 年なし。2025 大問 2 問 4(2) のセーヌ川・ナイル川のように小問で入る
財政・税・社会保障 2013 2013 大問としては長く空いている。2025 大問 1 問 4、2026 大問 3 問 2 に小問で復帰
文化史・美術史 2014 2014 2025 大問 3 問 19、2026 大問 2 問 9・問 13 のように歴史の大問の中に 1〜2 問入る形が定着
貿易・資源・エネルギー 2012 2012 2024 大問 1 問 6、2026 大問 1 問 15 と小問では毎年出る
水産業・海流 2021 2021 2024 大問 3 問 1(1)、2026 大問 1 問 9 に小問で復帰
人権・多様性・共生 2016・2019 2019 2019 を最後に大問としては 7 年なし(2025 大問 1 問 3・問 6 に小問)
戦後・現代を単独の柱に 2015 2015 通史の大問の末尾に数問置く形が続いている
地形図の読図 2024 大問 2 問 8(高知城) 2024 読み直した 3 年で 1 回。地図から位置を選ぶ設問(2025 大問 3 問 21、2026 大問 1 問 17)は毎年ある

国語(2010〜2018 の資料に限る)

単元 出た年 最終確認年度 状況
熟語の構成・言葉の分類 2010・2012・2014・2018 2018 大問 2 の枠に 2〜4 年間隔で戻る。2015 は俳句と季語、2017 は文学の知識だった

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・逆算)、一行問題を式に直す習慣、物語と説明文の読解、漢字と語句です。この学校で最終的に効く入口は「□を求める逆算」「割合と比を絵にする」「円とおうぎ形の長さと面積」「漢字を送りがなごと書く」です 差はほぼ無いです。時間計測はまだしません。ただし計算の工夫(分配法則でくくる)は早くから触れておくと、大問 1 でそのまま効きます
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は国語(抜き出し)と社会・理科の知識の一巡に、週末 60 分は算数の単元一巡に割り付けます。算数は 8-1 の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使い、食塩水・売買損益・消去算・つるかめ算・過不足算・通過算・流水算・和差算・集合・規則性・円とおうぎ形・水量とグラフの順に一巡させます。社会は都道府県と地形を白地図で、歴史は通史を 1 本の流れで。理科は 4 分野を均等に。国語(2010〜2018 の資料に限る)は抜き出しと 20〜40 字の記述を進めます 一行問題をひととおり解けるようにすることがそのまま得点になる学校なので、ここが本体です。社会は問題数が多いぶん、小 5 のうちに知識の穴を減らしておくと小 6 が軽くなります
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。過去問は「年度通しで時間を計る」使い方を主にしつつ、算数だけは「大問 1 を縦に 5 年分」「大問 2・3 の一行問題を縦に」という同じ座席(問題の置き場所)を縦に解く使い方も併用します(並びが固定されているのでこれができます) 算数の大問 1 と国語の大問 1 は反復が最も効く場所です。社会・理科は通し演習で「最後まで到達する速さ」を作ります

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での一行問題の一巡と、小 6 での処理速度です。算数は 20 問中 14 問が一行問題なので、「見た瞬間に解法が出る」単元をどれだけ増やせたかがそのまま点になります。社会は 1 冊 50〜60 問で、知識の穴が多いほど失点が積み上がる作りです。逆に、長い記述や作図の訓練(添削の回数がものを言う部分)は、精読した年の範囲では他校ほど重くありません。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。

近さは科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)を自動集計したもので、同じ問題が出るという意味ではありません。

1 次は 2 科(国語・算数)です。併願先が 4 科目校の場合、理科・社会は本校の準備とは別に立てる必要があります。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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