関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

西武台千葉中学校の過去問分析

共学私立千葉県野田市

重要結論

  1. 問題数の入れ物が動きません。算数は 14 年のうち 13 年が小問ちょうど 20 問、理科は 12 年すべて大問 4 題、社会は 2013 年以降 10 年連続で大問 7 題です。
  2. 同じ種類の問題が同じ場所に出る出題位置(大問の番号と順番)が科目ごとにあります。算数の大問 1 は計算 5 問、社会の大問 7 は字数指定つきの記述 1 問だけ、国語の大問 1 は漢字 10 問です。
  3. 年ごとに変わるのは中身の単元です。算数の大問 3 以降の 4〜5 題と、理科の大問 1・2 に入る物理と化学は毎年作り直されます。

今週やること

  1. 算数 2023〜2026 年度の大問 1(計算 5 問)を 4 年分続けて解き、8 分・全問正解で抜けられるかを計ります。
  2. 算数の大問 1 と大問 2 を 4 年分、年度を変えて解きます(小問 20 問のうち 9〜10 問がここに集まります)。
  3. 社会の大問 7 の記述を週 1 本、70〜80 字で書きます。

分析年度: 2011〜2026 年度
入試回: 入試回の表記なし
資料の範囲: 算数 14 年/理科 12 年/社会 12 年/国語 7 年
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 3 年
制約: 資料の冊子には入試回(同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2018 年度以降、理科・社会は 2025 年度以降の資料がありません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 4 題(2015 年度から、大問数を数えられた資料 3 冊すべて。最新の資料は 2017 年度)。前回の変化: 2014 → 2015 の間に 3 題 → 4 題。変化の履歴: 2 回: 2012・2015(間隔 3)
  • 理科: 4 題(2012 年度から、大問数を数えられた資料 6 冊すべて・数えられなかった年が 7 年。最新の資料は 2024 年度)。前回の変化: なし(2012〜2024 年度の、数えられた資料 6 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 社会: 7 題(2014 年度から、大問数を数えられた資料 9 冊すべて・数えられなかった年 2021・2022。最新の資料は 2024 年度)。前回の変化: 2012 → 2014 の間に 6 題 → 7 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 1 回: 2014。前回の変化のときの分野の並び: 地理-地図・地形・気候|地理-社会・環境・世界|歴史-古代〜中世|歴史-古代〜中世|地理-社会・環境・世界|時事 → 地理-地図・地形・気候|地理-産業|歴史-古代〜中世|歴史-近世|公民-憲法・政治|歴史-テーマ史|地理-社会・環境・世界
  • 算数: 6 題(2026 年度の、大問数を数えられた資料 1 冊のみ。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2025 → 2026 の間に 7 題 → 6 題。変化の履歴: 5 回: 2018・2023・2024・2025・2026(間隔 5・1・1・1)。前回の変化のときの分野の並び: 計算|割合・文章題|割合・文章題|計算|速さ|平面図形|数の性質・規則性 → 計算|割合・文章題|場合の数・論理|数の性質・規則性|平面図形|割合・文章題

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 千葉県野田市
男女 共学
旧称 西武台中学校(1992 年)
入試回と日程・科目 第一志望入試 12 月 7 日: 2 科(国語・算数)または 3 科(国語・算数+英語・理科・社会から 1 科目を選択)/第 1 回入試 1 月 20 日午後: 国語+(算数か英語のどちらか)/1 科目特待選抜入試 1 月 24 日: 算数か英語の 1 科目(特待以外の合格はありません)/第 2 回入試 2 月 4 日: 第一志望入試と同じ 2 科または 3 科(2026 年度募集要項)
試験時間・配点 国語・算数は各 50 分 100 点。第一志望入試と第 2 回入試の選択科目(英語・理科・社会)は 30 分 50 点。第 1 回入試と 1 科目特待選抜入試の算数・英語は 50 分 100 点
面接 第一志望入試だけ、学力試験・書類選考に加えて受験生の面接があります。ほかの 3 回に面接はありません

いまの小 6 は 2027 年(第一志望入試は 2026 年 12 月、第 1 回入試以降は 2027 年 1〜2 月)、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。 上の表は 2026 年度の募集要項の数字です。

埼玉県の西武台新座中学校とは別の学校です。名前は似ていますが、このページは千葉県野田市の西武台千葉中学校について書いたものです。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 問題数の入れ物が動きません。算数は 14 年のうち 13 年が小問ちょうど 20 問、理科は 12 年すべて大問 4 題、社会は 2013 年以降 10 年連続で大問 7 題です。
  2. 同じ種類の問題が同じ場所に出る出題位置(大問の番号と順番)が科目ごとにあります。算数の大問 1 は計算 5 問、社会の大問 7 は字数指定つきの記述 1 問だけ、国語の大問 1 は漢字 10 問です。
  3. 年ごとに変わるのは中身の単元です。算数の大問 3 以降の 4〜5 題と、理科の大問 1・2 に入る物理と化学は毎年作り直されます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 と大問 2 を 4 年分、年度を変えて解きます(小問 20 問のうち 9〜10 問がここに集まります)。
  2. 社会の大問 7 の記述を週 1 本、70〜80 字で書きます。
  3. 国語の漢字 10 問と語句・文法 5 問を毎日やります(国語 29 問の半分がここです)。

今週やる 1 つ

  1. 算数 2023〜2026 年度の大問 1(計算 5 問)を 4 年分続けて解き、8 分・全問正解で抜けられるかを計ります。

注意

  1. 資料の冊子には入試回(同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2018 年度以降、理科・社会は 2025 年度以降の資料がありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問数・小問数・単元名だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料の無い年 判読の確度
算数 4 年(2023・2024・2025・2026) 10 年(2011〜2020) 14 年(2011〜2020・2023〜2026) 2021・2022 高。精読した 2023〜2026 は確度の記録も高い。2013・2015・2020 は読み取り確度が低めと記録されています
理科 3 年(2020・2023・2024) 9 年(2011〜2019) 12 年(2011〜2020・2023・2024) 2021・2022・2025・2026 精読した 2023・2024 は高。2020 は低めで、小問番号の振り方に乱れがあります
社会 3 年(2020・2023・2024) 9 年(2011〜2019) 12 年(2011〜2020・2023・2024) 2021・2022・2025・2026 精読した 2020・2023・2024 は 3 年とも高
国語 3 年(2015・2016・2017) 4 年(2011〜2014) 7 年(2011〜2017) 2018 年度以降(著作権処理の関係で掲載されない年が多い) 精読した 2015〜2017 は高
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 入試回は分かりません。資料は 1 年 1 冊で、冊子に回の名前が印刷されていません。この学校は第一志望入試(12 月)・第 1 回入試(1 月)・1 科目特待選抜入試(1 月)・第 2 回入試(2 月)の 4 回を実施していますが、この 1 冊がどの回のものかは特定できませんでした。以下はすべて「その 1 冊」についての話です。
  • 出願は 2 科(国語・算数)または 3 科(国語・算数+英語・理科・社会から 1 科目選択)で、1 科目特待選抜入試は算数か英語の 1 科目のみです。理科・社会は「選んだ人だけが受ける科目」という位置づけになります(日程と配点は 1 節)。
  • 英語の過去問は資料に無いので、この分析では扱えませんでした。
  • 試験時間と配点は学校の公表資料によります(1 節)。設問別の配点は、どの科目・年度の冊子にも印刷されていません。

5. 一番大きな結論

この学校の入試は「入れ物」が動きません。 算数は 14 年のうち 13 年が小問ちょうど 20 問、理科は 12 年すべて大問 4 題、社会は 2013 年以降 10 年連続で大問 7 題、国語は 2015〜2017 の 3 年が大問 4 題・小問 29 問で内訳まで同じです。年ごとに変わるのは中身の単元であって、問題数と時間配分ではありません。

そのうえで、同じ場所に同じ種類の問題が来る出題位置が科目ごとにはっきりあります。

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科目 決まっている席 何年連続で確認したか
算数 大問 1 = 計算 5 問/大問 2 = 小問集合 4〜5 問 精読して 4 年連続(2023〜2026)。単元の記録では大問 1 は 14 年すべて計算
理科 大問 3 = 生物/大問 4 = 地学(月がいちばん多い) 精読して 3 年連続(2020・2023・2024)。単元の記録では 2013 年以降ほぼ毎年
社会 大問 1 = 地理/大問 7 = 字数指定つきの記述 1 問だけ 精読して 3 年連続(2020・2023・2024)。大問 1 は単元の記録で 12 年すべて地理
国語 大問 1 = 漢字 10 問/大問 2 = 語句・文法の記号選択 5 問/大問 3 = 説明文 7 問/大問 4 = 物語文 7 問 精読して 3 年連続(2015〜2017)

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。数値も文章も題材も毎年書き換わっています。同じなのは「どの種類の問題が、どの場所に、何問出るか」だけです。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、決まった席を年度を変えて解く(算数の大問 1 と大問 2 を 4 年分、社会の大問 7 を 3 年分、国語の大問 1・2 を 3 年分)ことと、席の決まっていない後半の中問については全分野をひととおり学び終えることの、二本立てになります(手順は 過去問の使い方)。

毎年作り直されるのは、算数の大問 3 以降の 4〜5 題(単元も順序も毎年別)、理科の大問 1・2 に入る物理と化学の単元、社会の歴史をどの位置に置くか、です。ここは山を張らず、幅を持って準備してください。


6. この学校らしさが出る場所

  • 地元と自校が問題文に出てきます。 算数 2024 の大問 2 は「川間駅から S 中学校の距離は 1.8km あります」という設定(川間駅は野田市内の駅)、社会 2020 の大問 3 は「西武台スーパーマーケット」で買った 2 枚のレシートから消費税を計算させるものでした。受験生が知っている地名・名前を、そのまま問題に持ち込む作りが見えます。
  • 生活の中のものが題材になります。社会はレジ袋の有料化・LED 電球・電気自動車・マイクロプラスチック(2023)、商品が売れた理由(2024)、消費税のレシート(2020)。理科は「身近なものでふりこの性質を利用しているものを 1 つ」「モーターのように電気を運動に変える身近な装置」(2023・2024)。算数も丸太の積み方・オセロの並べ方・マッチ棒・ペットボトルと風呂・個数割引の表と、教室の外にあるものが多く出ます。
  • 社会の記述が、暮らしの実感から始まります。2023 は「物の値段が上がり日々の生活に苦労するニュース」から石油価格と電気料金の関係へ、2024 は「昨年の暑い夏」から温暖化の原因へ。ニュースを知っているだけでは書けず、なぜそうなるのかを自分の言葉で説明できるかを見ているように見えます。
  • 「誤りを見つけて直す」問い方が社会で 2 年連続(2023・2024)。正しい知識を選ぶのではなく、間違った文のどこが違うかを指摘させる作りです。
  • 国語の説明文が科学・自然・社会に寄ります(あかりの歴史・タケと竹林・動物園の危機管理)。物語文は子どもと年長者(おばあちゃん・神様・友だち)の関わりを描く作品が、精読した 3 年に共通していました。
  • 理科が「実験の表を読む」ことに寄っています。ふりこの表、状態変化の表、発芽の条件表、湿度の表。暗記より、目の前の数字から関係を読み取る作業が中心にあります。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にした順序です。小 5 以前の方は、この節を「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙・都道府県)を先にしてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 5 問を 4 年分(20 問) — 工夫のいる式が毎年 1〜2 問混ざります(分配法則 3.14×98−48×3.14、部分分数 1/(2×3)+1/(3×4)+…)。8 分・全問正解が目標です。分配法則と部分分数分解は毎年出ると思って練習しておく価値があります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 2 の小問集合を 4 年分(19 題) — 売買損益・食塩水・つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)・平均算・整数の性質(公倍数・余り)・通過算(電車が橋やトンネルを通り抜ける速さ・受験用教材の単元)・過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元)がここに集まります。1 題 90 秒で解けるまで反復してください。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 国語・大問 1 の漢字 10 問と大問 2 の語句文法 5 問 — 国語 29 問の半分がここです。漢字は読みと書きの混在、送り仮名つきに慣れること。小学校配当漢字の熟語(永久・拡大・可決・飼育・反映など、やや硬い語)が中心です。大問 2 の (1) は 3 年とも敬語の用法一致で、問い方まで同じでした。尊敬語(いらっしゃる・おいでになる)・謙譲語(さしあげる・いただく)・丁寧語の 3 分類を、例文と選択肢を見比べて判定する練習を。慣用句・ことわざは「意味とセット」で、語と意味の対応そのものを問われます。(確認: 〜2017 年度)
  4. [週 1 回] 社会・大問 7 の字数指定つき記述 — 2020 は 50〜60 字、2023・2024 は 70〜80 字。題材は前年の出来事(元号の変更/物価と電気料金/猛暑と温暖化)です。前年 1 年間の大きな出来事を 10 件ほど選び、それぞれ「何が・いつ・なぜ起きたか・私たちの暮らしにどう響くか」を 70〜80 字で書く練習を、週 1 本のペースで。原因と結果を「〜のため、〜となった」の形でつなぎます。(確認: 〜2024 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・売買損益と円まわりの図形 — 売買損益は 2023〜2026 の 4 年連続で出ている、この学校で最も回数の多い文章題です。仕入れ値・定価・売値・利益率・割引という 5 つの語の関係を、「定価の何割か」「損か得か」まで往復できるようにしてください(2024 は 40% 引きで売ったときの損得、2026 は個数で割引率が変わる表の読み取り)。円まわりの図形は 2023〜2026 の 4 年とも 1 題あり、(1) 面積 →(2) 周の長さ の順まで同じです。斜線部の周の長さは弧と直線の切り分けが要点で、4 年とも (2) がここでした。半円を組み合わせた図(2025)、回転移動でできる図(2023・2026)を描き分ける練習を。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・状態変化のグラフと月 — 状態変化は最優先です。2020 と 2024 の大問 1 はほぼ同じ実験(氷を熱し続ける・湯気は何か・体積と重さ)で、どちらもグラフの作図つき。並べて解くと繰り返しが実感できます。氷 → 水 → 水蒸気の温度変化を自分でかけるようにし、平らになる区間が何を意味するか説明できるまで。月は大問 4 に 2018・2020・2023 と 3 回入っており、大問 4 でいちばん出る単元です。ふりこ(周期は糸の長さだけで決まる。長さを 4 倍にすると周期が 2 倍)、生物の条件比べ(発芽の 3 条件・光合成・食物連鎖の数量関係)、中和と水よう液(体積の比から中性の点を出し、蒸発後に残る固体まで)、湿度の計算(飽和水蒸気量の表から。桁指定の読み落としに注意)も同じ枠で回します。(確認: 〜2024 年度)
  7. [週末 60 分] 社会・前年のニュースの写真、誤り探し、47 都道府県 — 前年のニュースは人物(大臣・首脳)・施設・行事の写真から出来事を言えるようにします。新聞の 1 年総集編やニュース年鑑の写真ページが使いやすいです。誤り探しは 2023 大問 6 と 2024 大問 4 で、文中の誤りを見つけて正しく直す形式。年号と人物、時代と出来事の取り違えが仕込まれるので、教科書の記述を書き換えた文を作ってもらって直す練習を。47 都道府県は「説明文から当てる」向きに、県庁所在地・地形・特産・気候・有名な建造物を一枚のカードにまとめ、特徴 → 県名の順で引けるようにします。雨温図(日本海側・太平洋側・瀬戸内・北海道・南西諸島の 5 パターン)と地図記号、農作物の都道府県別ランキング(米・茶・いちご・たまねぎ・みかん・りんご・じゃがいもなど)を上位 3 位まで、建造物と時代の対応(法隆寺・金閣・二条城・原爆ドームなど)、環境問題(地球温暖化・プラスチックごみ・レジ袋・省エネ)を理由まで説明できるところまで。(確認: 〜2024 年度)
  8. [週 1 回] 国語・字数指定つきの短い記述 — 二十五字・四十字・五十字の 3 段階で、理由説明と指示語の内容説明を書き分けます。句読点も 1 字に数える数え方を体に入れてください。説明文は身近な科学・自然・社会が題材なので、段落ごとの要点をつかみ、指示語が何を指すかを線で結ぶ読み方を。物語文は子どもと大人(老人・神様・友だち)の関わりを扱う作品が精読した 3 年に共通していたので、心情を表す語彙を増やします。(確認: 〜2017 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 6〜7・小問 20)

年度×大問の題材表(精読した 4 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6 大問 7
2023 計算 5 問 小問集合 4 問(売買損益・整数の性質 2・平均算) 約束記号(a*b = a から b までの整数の和) 図形の移動(直角三角形を回転・コンパスで作図) 立体図形(円柱の容器+円すい・水の体積) 時計算(4 時 40 分の針の角度) 場合の数(オセロ 5 枚の白黒の並べ方)
2024 計算 5 問 小問集合 5 問(食塩水・和差算・つるかめ算・速さ・過不足算) 売買損益(2000 円で仕入れたおもちゃ・30% の利益・40% 引き) 円とおうぎ形(正方形の中に半径 10cm のおうぎ形 2 つ) 規則性(【ルール】に従って丸太を積む) 水量とグラフ(コの字形の容器) —
2025 計算 5 問 小問集合 5 問(比・売買損益・割合・つるかめ算・食塩水) 仕事算(水道で 500mL → 2L → 風呂 200L) 約束記号(a◎b・b が奇数か偶数かで規則が変わる) 速さとグラフ(P 町と Q 町 2400m を往復する 2 人) 円とおうぎ形(直径 8cm の半円を 4 等分して半円 3 つ) 規則性(マッチ棒で五角形を 100 個)
2026 計算 5 問 小問集合 5 問(通過算・平均算・最小公倍数・余り・売買損益) 場合の数(1〜9 のカード 9 枚) 規則性(三角形状に並んだ数・何段目の何番目) 図形の移動(半径 9cm の半円を 40° 回転) 売買損益(1 個 160 円・個数割引の表) —

「—」はその年にその番号の大問が無いことを示します。表に出てくる約束記号・和差算・仕事算などの中身は 用語集 にあります。

大問数・小問数(資料のある 14 年)

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年度 大問数 小問数
2011 7 20
2012 7 20
2013 7 20
2014 7 20
2015 6 20
2016 7 20
2017 7 20
2018 6 20
2019 6 21
2020 6 20
2023 7 20
2024 6 20
2025 7 20
2026 6 20

2021・2022 年度は資料がありません。小問数は 14 年中 13 年が 20 問ちょうど(2019 の 21 問だけが例外)。大問数だけが 6 と 7 の間で動きます。つまり「大問 1 に計算 5 問、大問 2 に小問集合 4〜5 問、残りを 2〜3 小問の中問 4〜5 題で埋めて合計 20 問」という組み立てが、資料のある全年で保たれています。

出題位置の固定(同じ位置に同じ種類の問題が出る)

  • 大問 1 は計算 5 問です。2023〜2026 の 4 年は精読しました(導入文は 4 年とも「次の計算をしなさい。」)。単元の記録では 2011 年から 14 年すべて大問 1 が四則計算で始まっています。
  • 大問 2 は小問集合(4〜5 問)です。2023〜2026 の 4 年で確認しました。導入文は 2023「次の各問いに答えなさい。」、2024・2025「次の問いに答えなさい。」、2026「次の各問いに答えなさい。」とほぼ同文。中身は割合・文章題系(売買損益・食塩水・つるかめ算・平均算・整数の性質・通過算)から 4〜5 題です。
  • ここまでで 20 問中 9〜10 問。前半半分が計算力と一行題(数行で終わる短い文章題)で固定されているのがこの学校の算数のいちばん大きな特徴で、後半の中問 4〜5 題は年ごとに単元が入れ替わります。大問 3 以降の並びは固定されていません(2023 は約束記号 → 図形の移動 → 立体 → 時計算 → 場合の数、2026 は場合の数 → 規則性 → 図形の移動 → 売買損益と、順序も単元も別物です)。
  • 出るのは同じ問題ではありません。同じなのは「どの種類の問題が、どの場所に出るか」だけで、数値も設定も毎年書き換わっています(2023〜2026 の 4 年で、大問 1 の 5 式・大問 2 の 5 題とも同じものは一つもありません)。

頻出単元と周期

  • 売買損益は 4 年連続(2023 大問 2(1)、2024 大問 3、2025 大問 2(2)、2026 大問 2(5) と大問 6)。2026 は大問 2 と大問 6 の 2 か所に出ました。単元の記録でも 2012・2015・2016・2018 と繰り返し登場する、この学校で最も回数の多い文章題です。
  • 規則性・数列は 3 年連続(2024 丸太、2025 マッチ棒、2026 数の三角形)。2016〜2018 も 3 年連続で大問の最後に置かれていました。
  • 円まわりの図形は 4 年連続で 1 題(2023 図形の移動、2024 円とおうぎ形、2025 円とおうぎ形、2026 図形の移動)。「回転させた図形の面積と周の長さ」「おうぎ形を組み合わせた斜線部の面積と周の長さ」という二問一組の作りが 4 年とも同じで、(1) 面積 →(2) 周の長さ の順番まで揃っています。
  • 約束記号は 2023(a*b)と 2025(a◎b)。どちらも「規則を読んで 2 回計算する」「入れ子(2*(1*7)・(8◎4)◎7)を処理する」の 2 問構成です。入れ子は内側から順に処理する、という一点だけ確認しておけば足ります。2 年に 1 度の割で出ています。
  • つるかめ算は 2024・2025、食塩水は 2024・2025、平均算は 2023・2026 と、いずれも大問 2 の小問集合の枠で回っています。
  • 速さは 2024 が大問 2 の一行題、2025 が大問 5 のグラフ問題。2026 は通過算が大問 2 に入っただけで、独立した速さの大問はありませんでした。

問い方

  • 20 問すべてが答えのみを書く形式です(2023〜2026 の 4 年で確認。記号選択は 0 問)。選択肢から選ぶ問題は 4 年を通して一つも出ていません。
  • 中問は 2〜3 問で、(1) が基本 →(2) が発展、という素直な階段です。2026 の場合の数は (1) 2 回引く順列 →(2) 同時に 2 枚引く組合せ →(3) 積として何通りかと、同じ題材で聞き方を変えて三段に伸ばしていました。
  • 規則性は「n 段目・n 個目を求める」→「逆に、その値になるのは何段目か」という逆引きが必ず後半に来ます(2024「30 本のとき一番上と一番下は何本ずつ」、2025「五角形 100 個で何本」、2026「初めて 28 が出るのは何段目の左から何番目」)。数の三角形(2026)・マッチ棒(2025)・積み上げ(2024)の 3 種類を各 1 題ずつ当たっておくと形が見えます。
  • 大問 1 の計算 5 問には毎年 1〜2 問、工夫すると速く解ける式が混ざります(2024 2.45×6+7.55×6、2025 1.11×9.9・1/(5×10)+1/(10×15)+…、2026 3.14×98−48×3.14・1/(2×3)+1/(3×4)+…)。

8-2. 理科(30 分・50 点・大問 4・小問 18〜28)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2020 熱と状態変化(氷を熱し続ける・湯気の正体・体積と重さの増減・温度変化のグラフを作図) ふりこ(支点・周期の定義・表から条件を比べる・周期を短くするには・ガリレイ) 人体(心臓のつくり・左心室の壁が厚い理由・肺と肝臓の位置) 月と太陽(光って見える理由・真夜中の南の月・動く方角・ふたご座の季節)
2023 中和(塩酸と水酸化ナトリウム水よう液・BTB 液・表からグラフを作図・蒸発後の固体) ふりこ(糸の長さと周期の表・200cm のときの周期・おもりの重さを変えても同じ) 生態系・食物連鎖(バッタ → カエル → ワシ・数量のつり合い・矢印の向きを書き込む) 月(北極上空から見た月の位置・公転と自転の向き・(あ)〜(お) の見え方・満ち欠け)
2024 熱と状態変化(0℃ より低い氷を熱し続ける・温度変化のグラフを作図・とけ始めた時刻・湯気の状態・体積と質量) 電流のはたらき(豆電球・乾電池・モーター・つなぎ方と電池の持ち・発電方法) 種子の発芽(インゲンマメ①〜⑤の条件比べ・ヨウ素液・子葉をぬりつぶす作図) 気象(湿度の式・飽和水蒸気量・10℃ 100% を 20℃ にしたときの湿度)

2020 年度は転写の読み取り確度が低めと記録されている冊で、小問番号の振り方(大問 1 と大問 4 が「(1)問 1」「(3)問 6」のように入れ子)に乱れがあります。大問の題材と単元は読めるので、そこだけを使いました。

大問数・小問数(資料のある 12 年)

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年度 大問数 小問数
2011 4 24
2012 4 26
2013 4 22
2014 4 23
2015 4 28
2016 4 19
2017 4 19
2018 4 21
2019 4 22
2020 4 26
2023 4 18
2024 4 23

大問 4 題は 12 年間ひとつも動いていません。 小問は 18〜28 問(平均 22)で、30 分に対しておおむね 1 問 80 秒。2025・2026 年度の資料はありません。

出題位置の固定(同じ位置に同じ種類の問題が出る)

  • 大問 3 は生物です。2020 人体・2023 食物連鎖・2024 種子の発芽と、精読した 3 年すべてが生物でした。単元の記録では 2013 年以降 11 年のうち 10 年が大問 3 に生物(例外は 2012 の実験器具)。
  • 大問 4 は地学です。2020 月・2023 月・2024 気象を確認しました。単元の記録では 2012 年以降、大問 4 は地層・星座・地震・惑星・流水・月・気象と、ほぼ毎年が地学分野(例外は 2019)。月が大問 4 に来たのは 2018・2020・2023 の 3 回で、地学の中でいちばん回数が多い単元です。
  • 大問 1・大問 2 は物理と化学の 2 題で、どちらが先かは年によって入れ替わります(2020 化学 → 物理、2023 化学 → 物理、2024 化学 → 物理。2013・2014・2016・2019 は物理 → 化学)。
  • 出るのは同じ問題ではありませんが、題材の設定が繰り返される例が実際にあります(次項)。

繰り返される設定

  • 2020 大問 1 と 2024 大問 1 は、ほぼ同じ実験です。どちらも「氷を熱し続けたときの温度変化」で、①温度変化をグラフに表す作図、②「湯気は固体・液体・気体のどれか」、③状態変化で体積・重さ(質量)がどうなるか、の 3 点が両年に入っています。文言は書き換わっていますが、聞かれていることは同じです。両年の設問文で確認しました。
  • ふりこは 2020 大問 2 と 2023 大問 2 の同じ位置にあります。2020 は「表の 3 つの実験のうち周期が最も長いものを選ぶ/周期を短くするには」、2023 は「糸の長さと周期の表から 200cm のときの周期/おもりを 300g にしたときの周期」。糸の長さだけが周期を決めるという同じ一点を、表の読み取りで問う作りが共通しています。
  • 表の結果をグラフに表す作図が 3 年連続(2020 大問 1 問 6、2023 大問 1 問 1、2024 大問 1 問 1)。3 年とも大問 1 の中にあります。

頻出単元と周期

  • 化学: 熱と状態変化 4 回(2012・2018・2020・2024)、気体の性質 3 回(2013・2014・2019)、燃焼 2 回(2015・2016)、水よう液・中和 2 回(2017・2023)。
  • 物理: 電気系 3 回(2016・2019・2024)、ふりこ 4 回(2011・2015・2020・2023)、てこ 2 回(2013・2018)、ばね 1 回(2012)、光 1 回(2014)。
  • 生物: 人体 5 回(2011・2015・2016・2017・2020)、こん虫 2 回(2018・2019)、生態系 2 回(2014・2023)、種子の発芽 2 回(2013・2024)。人体は 2015〜2017 の 3 年連続を含めて最多ですが、2020 を最後に出ていません。
  • 地学: 月 4 回(2011・2018・2020・2023)、地震・火山 2 回(2014・2015)、星・星座 1 回(2013)、地層 1 回(2012)、惑星・太陽 1 回(2016)、流水 1 回(2017)、気象 1 回(2024)。

問い方

  • 短答(語句や数値を短く答える形式)が 6 割、記号選択が 2〜3 割です。記号選択より「ことばで答える」短答が多いのが特徴で、用語を正確に書けるかで差がつきます(2020「湯気は三態のうちどれか」「あわの正体は何か」、2023「月の満ち欠け」「ふりこの性質を利用しているものを 1 つ」、2024「発芽に必要なものを漢字二字で」)。
  • 「身近なもので〜する装置を答えなさい」「身近なものでふりこの性質を利用しているものを 1 つ」(2023・2024)のように、教科書の知識を生活の道具に結び直させる小問が入ります。
  • 条件を並べた表や図から「どれとどれを比べると何が言えるか」を読む設問が、生物・物理の両方にあります(2024 大問 3 は①〜⑤の 5 条件から「①と②」「①と③」「④と⑤」の 3 通りの比較をそれぞれ問うもの)。「①と③を比べると何が分かるか」の言い回しに慣れておくと迷いません。
  • 計算は化学と気象に集まります。桁指定つきです(2024 大問 4「小数第一位まで」「小数第一位を四捨五入し整数で」)。
  • 記述は年 0〜2 問と少なめです。2020 は「左心室の壁が厚い理由」「太陽と月が光って見える理由」の 2 問、2023・2024 は説明を求める設問が確認できませんでした。字数指定は付かず「簡単に説明しなさい」の形です。
  • 月の設問で問われるのは、北極上空から見た図での公転と自転の向き、位置と見え方の対応、真夜中に南に見える月の形、翌週どちらへ動くかです。

8-3. 社会(30 分・50 点・大問 6〜7・小問 24〜33)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・前半の大問)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2020 島の同定(淡路島・種子島・佐渡島・大島を説明文から) 近代の暮らしの西洋化(ざんぎり頭・牛肉料理・馬車・れんが) 消費税(レシート 2 枚・軽減税率 8% と 10%・税額の計算) 20 世紀の道具の写真(タイプライター・三種の神器・ミシン)
2023 近畿地方の地図(琵琶湖・淡路島・伊勢神宮・万博の開催府県を記号と府県名で) 2022 年の世界の出来事の写真 4 枚(北京五輪・ウクライナ・沖縄復帰 50 年・成人年齢 18 歳) 作物の生産量ランキング表から作物名(茶・米・いちご・たまねぎ) 人物の絵・写真を時代の古い順に並べ替え(4 組)
2024 雨温図の選択(稚内・東京・高松・那覇) 京都駅周辺の地図と地図記号(語群から選ぶ・4 題) 建物の写真から名前(金閣・法隆寺・二条城・原爆ドーム) 歴史の文中の下線部の誤りを正す(4 題)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・後半の大問)

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年度 大問 5 大問 6 大問 7
2020 首都圏の白地図(1 都 7 県・深谷市と渋沢栄一・霞ヶ浦・九十九里浜・鎌倉) 前年 7 月の参議院議員選挙(定数・一票の格差・比例代表・投票率) 記述 1 問(2019 年の元号の変更を「天皇・令和・5 月 1 日」の語をすべて使い 50〜60 字で)
2023 環境対策 4 題(電気自動車・マイクロプラスチック・レジ袋有料化・LED) 歴史の文中の誤りを見つけて正す(5 題) 記述 1 問(石油価格の上昇が電気料金にどう影響するか 70〜80 字で)
2024 2023 年の日本のニュースの写真 3 枚(マイナンバーカード・こども家庭庁・広島サミット) 商品が売れた理由として正しくないものを選ぶ(4 題) 記述 1 問(世界の平均気温が高くなった原因を 70〜80 字で)

大問数・小問数(資料のある 12 年)

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年度 大問数 小問数
2011 6 24
2012 6 27
2013 7 29
2014 7 33
2015 7 33
2016 7 33
2017 7 33
2018 7 33
2019 7 31
2020 7 26
2023 7 26
2024 7 24

2013 年以降は 10 年連続で大問 7 題です。小問は 2014〜2018 の 33 問を上限に、近年は 24〜26 問へ減っています。2025・2026 年度の資料はありません。

出題位置の固定(同じ位置に同じ種類の問題が出る)

  • 大問 7 は、字数指定つきの記述 1 問だけです。2020(50 字以上 60 字以内)・2023(70 字以上 80 字以内)・2024(70 字以上 80 字以内)の 3 年連続で確認しました。3 年とも題材は前年の出来事か、いま社会で起きていること(元号の変更/物価と電気料金/猛暑と地球温暖化)です。この 1 問がこの学校の社会でいちばん配点の重い設問である可能性が高く、対策の中心になります。
  • 大問 1 は地理です。2020 島の同定・2023 近畿地方の地図・2024 雨温図。単元の記録では 2011 年以降 12 年すべて大問 1 が地理(都道府県・地域の同定が 8 回、世界地理が 3 回、雨温図が 1 回)。
  • 前年のニュースを写真で問う大問が別にもう 1 つ入ります(2020 大問 6 の参院選、2023 大問 2 の 2022 年の 4 枚、2024 大問 5 の 2023 年の 3 枚)。時事は「写真から出来事を当てる大問」と「大問 7 の記述」の 2 か所に置かれています。
  • 歴史は 1〜3 題で、置かれる位置は年ごとに動きます(2020 大問 2・4、2023 大問 4・6、2024 大問 3・4)。

繰り返される問い方

  • 「誤りを見つけて正しく直す」形式が 2 年連続です(2023 大問 6「①〜⑤に書かれた歴史上の出来事の中で、誤った個所があります。その個所を選び正しく直し答えなさい」5 題/2024 大問 4「下線を引いた中に誤った説明箇所があります。その箇所の記号を選び正しく語句に直しなさい」4 題)。ふつうの一問一答より難しく、文章のどこが事実と違うかを探す練習が要ります(2023 は「鎌倉時代の 1543 年」「織田信長は刀狩や太閤検地」など、時代と人物の取り違えが仕込まれています)。
  • 説明文を読んで対象を当てる作りが毎年あります。2020 は島、2023 は作物と府県、2024 は建物と都市の気候。地名・作物・建造物を「特徴の文章から逆引きする」形なので、名前を覚えるだけでなく特徴とセットで頭に入れる必要があります。
  • 資料は写真・地図・雨温図・ランキング表・レシートなど身近なものが多く出ます。2020 大問 3 はスーパーマーケットのレシート 2 枚を並べて消費税の軽減税率を計算させる、というつくりでした。

頻出単元と周期

  • 地理: 都道府県・地域の同定が最多(2012〜2014・2017〜2020・2023 ほか)。世界地理 3 回(2011・2015・2016)、農業・畜産 5 回(2014・2016・2018・2019・2023)、気候・雨温図 3 回(2011・2019・2024)、日本の地形 3 回(2015・2017 ほか)。
  • 歴史: 鎌倉・室町が 6 回(2011・2014・2015・2018・2023・2024)と最多、飛鳥・奈良 4 回(2016・2018・2019・2023)、安土桃山 3 回(2011・2014・2024)、幕末・明治 2 回(2019・2023)、近代の戦争・戦後 4 回(2019・2020 ほか)。
  • 公民: 三権分立 3 回(2011・2015・2016)、選挙制度 3 回(2013・2018・2020)、財政・税 3 回(2015・2019・2020)、地方自治 1 回(2018)。
  • 時事(前年のニュース)は 12 年のうち 9 年で大問になっています(2011〜2013・2015〜2018・2023・2024)。この学校の社会でいちばん安定して出る枠です。
  • 環境問題・防災は 2013・2016・2023・2024 の 4 回で、直近 2 年は連続しています。

8-4. 国語(50 分・100 点・大問 4・小問 29。2011〜2017 の 7 年のみ)

国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いたのは 2011〜2017 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。精読したのは 2015・2016・2017 の 3 年です。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3(説明文・7 問) 大問 4(物語文・7 問)
2015 漢字 10 問(読み 2・書き 8) 語句と文法 5 問(敬語「さしあげる」・接続の適否・「いますか」への答え方・文の組み立て・比較文の意味) あかりの歴史(ロウソク・ランプ・街燈。ミハイル・イリン『燈火の歴史』) 雑木林のおばあちゃんと手袋(内海隆一郎『人びとの忘れもの』)
2016 漢字 10 問(反映・重んじる・経る・永久・拡大・巻物・演技・宇宙・可決・飼育) 語句と文法 5 問(敬語「いらっしゃる」・ことわざと意味の関係・語の意味・係り受け・比較文の意味) タケとササ・竹林の広がり(中根周歩「竹炭のふしぎな力」) 人に付いた色が見える少女の話(川上弘美『パレード』)
2017 漢字 10 問(読み 2・書き 8) 語句と文法 5 問(敬語「いただきました」・慣用句と意味の関係・語の意味・係り受け・正しい言い方) 動物園の脱走事故と訓練・野生動物との付き合い方(出典の表記なし) 井戸で泣く神様と『神様の御用人』(浅葉なつ)

大問数・小問数(資料のある 7 年)

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年度 大問数 小問数
2011 4 28
2012 3 23
2013 3 23
2014 3 22
2015 4 29
2016 4 29
2017 4 29

2015 年度から 4 大問・29 問になり、2017 まで 3 年間まったく同じです。 しかも内訳が漢字 10 +語句文法 5 +説明文 7 +物語文 7 と 3 年とも同じ配分で、3 年連続で崩れていません。

出題位置の固定(同じ位置に同じ種類の問題が出る)

  • 大問 1 は漢字 10 問(3 年連続)。導入文も 3 年ほぼ同文で「次の (1)〜(10) の——部の漢字はひらがなに、カタカナは漢字に、それぞれ直しなさい」。読みと書きが混在し、送り仮名つき(2017「病気がナオる」「実力をタメす」)も入ります。
  • 大問 2 は語句・文法・敬語の記号選択 5 問(3 年連続)。しかも (1) は 3 年とも敬語で、「——部が例文と同じ用法で使われているものはどれですか」という同じ問い方です(2015「担任の先生に本をさしあげる」、2016「大統領がこの学校にいらっしゃる」、2017「たくさんのおみやげをいただきました」)。例文だけが入れ替わります。
  • 大問 3 は説明文 7 問、大問 4 は物語文 7 問(3 年連続)。順番も固定で、説明文が先です。
  • 大問 3 の最後(問七)は本文全体の内容と合うものを選ぶ設問です(2015・2016 は「二つ選び」、2017 も内容の照合)。3 年連続で同じ席にあります。
  • 出るのは同じ問題ではありません。文章も設問も毎年新しく作られており、同じなのは並びと問い方だけです。

問い方

  • 記述は年 3〜4 問で、必ず字数指定が付きます(十字以内・二十字以内・二十五字以内・四十字以内・五十字以内)。末尾に「(句読点も一字に含みます。)」が毎回添えられます。
  • 記述の中身は、理由説明(「その理由を五十字以内で」2015 大問 4 問七、「その理由を二十五字以内で」2016 大問 3 問六)と、指示語の内容説明(「『このこと』とはどういうことですか」2015、「『そういうの』とはどのようなことを指していますか」2017)の 2 種類にほぼ集中します。
  • 空欄補充つきの記述という形もあります(2017 大問 3 問三・問四は、手順を説明した文の空欄に二十字以内で言葉を入れるもの)。ゼロから書くより、与えられた文の形に合わせて言葉を作る力が問われます。
  • 抜き出しは字数指定つきです(「十字で抜き出して」2015、「二十字以内で抜き出しなさい」2015)。
  • 記号選択は各大問に 3〜5 問。傍線部の意味・理由・心情を「適当なものを一つ選び」の形で問います。選択肢はア〜エまたはア〜オです。
  • 語句の設問は、①敬語の用法、②慣用句・ことわざと意味の対応、③一語の意味(「いぶかしい」「いかめしい」)、④係り受け・文の組み立て、⑤日本語として正しい言い方(「食べれる」の可否)という 5 本立てで、3 年ともほぼこの並びです。大問 2 は「上下の関係が例文と同じものはどれですか(さじを投げる…あきらめて途中でやめること)」の形で、語と意味の対応そのものを問います。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した年と、単元の記録が残っている年の両方から拾いました。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です(算数は 2026 年度まで、理科・社会は 2024 年度までの資料しかありません)。いったん復活したものも、周期が読めるように残してあります。

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科目 単元 出た年 最終確認年度 状況
算数 立体図形(体積・表面積) 2012・2015・2016・2019・2023 2023 年度 3〜4 年おきに戻ってきています。2023 を最後に 3 年空き
算数 水量とグラフ 2019・2024 2024 年度 2024 に 5 年ぶりで復活しました。次の周期は読みにくいところです
算数 時計算 2023 2023 年度 2011 年以降ではこの 1 回だけの単発です
算数 通過算 2011・2014・2026 2026 年度 2026 は大問 2 の一行題として復活しました
算数 縮尺 2018・2019 2019 年度 2020 年度以降は出ていません
算数 速さの大問(グラフつき) 2011・2012・2017・2020・2025 2025 年度 2〜5 年おきに出ています
理科 人体 2011・2015・2016・2017・2020 2020 年度 12 年で最多ですが 2020 を最後に 4 年空き。大問 3 の枠で戻る候補です
理科 こん虫 2018・2019 2019 年度 2020 年度以降出ていません
理科 星・星座 2013・2020(小問) 2020 年度(小問) 大問としては 2013 の 1 回だけ。大問 4 の枠にある単元の中で最も長く空いています
理科 地層・岩石 2012 2012 年度 12 年で 1 回。長く空いています
理科 地震・火山 2014・2015 2015 年度 2016 年度以降なし
理科 てこ・ばね 2012・2013・2018 2018 年度 2019 年度以降なし。物理の枠で戻る候補です
理科 燃焼 2015・2016 2016 年度 2017 年度以降なし
社会 三権分立・国会・内閣 2011・2015・2016・2020 2020 年度 2020 を最後に 4 年空き
社会 選挙制度 2013・2018・2020 2020 年度 2〜5 年おき。国政選挙のあった翌年に出やすいところです
社会 世界地理 2011・2015・2016 2016 年度 2017 年度以降は大問として出ていません
社会 財政・税・社会保障 2015・2019・2020 2020 年度 2020 を最後に空き
社会 地方自治 2018 2018 年度 12 年で 1 回
社会 文化史・美術史 2014・2017・2020 2020 年度 3 年おき
社会 史料・資料の読み取り 2013 2013 年度 長く空いています

この表のうち、算数の立体図形(円柱・円すい)と水量とグラフ、理科の人体(心臓・消化・呼吸)とてこは、1 年分ずつ当たっておくと戻ってきたときに慌てずに済みます。


10. 形式面の注意

算数

  • 円周率は 3.14 です(2023 大問 4、2024 大問 4、2025 大問 6、2026 大問 5 の但し書きで確認)。答えのみを書く形式で記号選択は 0 問でした(→ 8-1 節)。
  • 2023 年度だけは「求め方や考え方も記入すること」「計算式も記入すること」の指示が大問 4・6・7 の導入文に入っています。 2024〜2026 の設問文には同じ指示が見当たりません。答えだけでよい年と、途中を書かせる年があるということなので、手元の過去問の表紙・導入文をその年ごとに確認してください。
  • 作図は 2023 大問 4(1) の「点 A、点 C が通過する線を、それぞれコンパスを利用して書きなさい」を確認しました。コンパスと定規は持って行く前提で用意しておくとよいところです。2024〜2026 では作図の設問を確認できていません。
  • 図のある小問は全体の 3 割ほど。図形の大問には必ず図が付き、水量・速さの大問にはグラフが付きます。
  • 試験時間 50 分・100 点。20 問を 50 分なので 1 問 2 分半です。計算 5 問と小問集合 5 問を 15 分で抜けて、中問に 35 分を残す配分が現実的です。

理科

  • 作図が毎年 1〜2 問(表からグラフをかく、図をぬりつぶす)。定規は無くても描けますが、グラフの軸の目もりを読む練習が要ります。
  • 図・表・グラフの付いた小問が全体の 3 分の 2。読み取りが勝負どころです。
  • 「あてはまるものをすべて選び、番号で答えなさい。ただし、ない場合は×で答えなさい」(2020 大問 1)のように、選択肢が無い場合の答え方まで指定されることがあります。指示文を最後まで読んでください。
  • 計算には桁指定が付きます(2024「小数第一位まで」「小数第一位を四捨五入し整数で」)。記述に字数指定は付かず「簡単に説明しなさい」の形です。
  • 30 分・50 点。国語・算数(各 50 分・100 点)とは配点も時間も半分なので、深追いせず全問に触れる配分にします。
  • 前年のニュースを直接扱う設問は、精読した 3 年の設問文には見当たりませんでした。科学者名(2020 のガリレイ)や発電方法(2024)といった一般的な話題にとどまっています。

社会

  • 記述は毎年 1 問だけで、字数指定つきです(50〜60 字/70〜80 字)。指定語句を全部使わせる年もあります(2020 は「天皇」「令和」「5 月 1 日」)。原稿用紙のマス目に収める練習が要ります。
  • 残りは短答と記号選択で、年によって比率が動きます(2020 は短答 81%・選択 15%、2023 は短答 96%・選択 4%、2024 は選択 50%・短答 46%)。記号を選ぶだけで済む年と、ほとんど書かされる年があるので、漢字で書けるようにしておく方が安全です。
  • 「記号と府県名を答えなさい」(2023 大問 1)のように、1 つの設問で 2 つ答えさせることがあります。片方だけ書いて減点、は避けたいところです。
  • 「ひらがな 4 文字で」(2020)、「小数点以下は切り捨てて解答する」(2020 大問 3)といった答え方の指定も出ます。
  • 作図は 12 年を通して見当たりません。
  • 30 分・50 点で 24〜33 問。記述 1 問に 6〜8 分を残す配分を決めておいてください。

国語

  • 記述 3〜4 問はすべて字数指定つきで、「(句読点も一字に含みます。)」が添えられます。抜き出しにも字数指定が付きます。
  • 選択 41〜48%、短答 38〜48%、記述 10〜14%。精読した 3 年では、記号選択・抜き出し・短い記述の三本立てで、長い記述(100 字級)はありません。
  • 図・グラフを使う設問は無く、詩・短歌・俳句・古文も精読した 3 年には出ていません。
  • 本文は説明文・物語文とも 3,000〜5,000 字級。50 分で 29 問なので、読むスピードより設問処理の速さが要ります。
  • 2018 年度以降の形式は分かりません。大問数・小問数・記述の字数が変わっている可能性があるので、市販の過去問集で必ず確かめてください(→ 13 節)。

全科目に共通

  • 大量に書かせる試験ではありません。国語と社会の記述を合わせても年 4〜5 問で、いずれも字数が指定されています。残りは答えを短く書くか記号を選ぶ形です。そのぶん、用語を漢字で正確に書けるかどうかが効きます。

11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

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段 この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ・図形の基礎・読解・漢字語彙・都道府県の 5 本。この学校で最終的に効くのは「計算 5 問と一行題 5 問を落とさない力」なので、四則計算と分数小数の混合、割合の入口(何割・何%)をここで固めます。国語は漢字の読み書きを送り仮名つきで。時間計測はまだしません
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える時期です。算数の大問 3 以降は毎年単元が入れ替わるので、ここで一巡できたかどうかがそのまま得点差になります。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算(分配法則でくくる工夫・部分分数)と割合の反復を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。単元は次の順に置き、8 節の年度×大問の表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使ってください。売買損益 → 食塩水 → つるかめ算(受験用教材の単元)→ 平均算 → 整数の性質(公倍数・余り)→ 規則性 → 円とおうぎ形 → 立体 → 場合の数 → 速さ。理科は生物と地学(とくに月)、社会は 47 都道府県と歴史の流れ。国語は敬語・慣用句・係り受けを、意味とセットで覚え始めます。ただし国語は 2018 年度以降、理科・社会は 2025 年度以降の資料がありません(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は決まった席を年度を変えて続けて解く(算数の大問 1・2、社会の大問 7、国語の大問 1・2)のと、1 年分を、時間を計って解くのを半々で。社会の記述は週 1 本、書いて誰かに読んでもらいます。理科・社会は 2024 年度までの資料しかないので、2025・2026 年度の過去問は市販の過去問集で当たってください(→ 13 節)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡です。算数の後半 4〜5 題は単元も順序も毎年作り直されるので、「この単元は出ない」と切り捨てられる場所がありません。逆に前半 10 問(計算 5 +一行題 5)は小 4・小 5 の積み上げがそのまま出るところで、ここを 15 分・全問正解で抜けられるかどうかが、後半の中問にかけられる時間を決めます。国語も同じ構造で、29 問のうち 15 問が漢字と語句文法という知識の枠にあります。小 4 から始めるなら、早い時期に「知識で取れる枠」を落とさない習慣を作り、小 5 で全分野を漏れなく一巡させるのが、この学校に対しては無駄が少ないやり方です。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。

  • 新島学園中学校(群馬県・共学)— 全体の近さが最も高い組み合わせです。算数と国語の 2 科目で比べた数字で、理科・社会の比較はありません。
  • 星野学園中学校(埼玉県・共学)— 算数の近さが高い組み合わせです。こちらも算数・国語の 2 科目での比較です。
  • 西武学園文理中学校(埼玉県・共学)— 4 科目とも近い組み合わせです。同じく 4 科目とも近い獨協中学校(東京都)は男子校です。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

  • このほか、算数の出題構造の近さがいちばん重なるのは安田学園中学校と昭和学院中学校で、どちらも算数の構成の近さが際立って高く、この学校の算数の練習がそのまま使える度合いが大きい組み合わせです。理科が近いのは目黒日本大学中学校と安田学園中学校で、理科を選択科目にする受験ならこの 2 校の理科は演習素材として重ねやすいところです。千葉県内では昭和学院中学校が最も近く、算数・国語ともに近い数字が出ています。
  • 社会は全体に近さが低めです。この学校の社会は大問 7 の字数指定記述が中心にあるという独特の作りなので、社会だけは他校の過去問で代えにくいと見ています。
  • この学校は 2 科(国語・算数)または 3 科の入試です。併願先が 4 科目校の場合、理社は本校の準備とは別に立てる必要があります。
  • 近さは「大問数・小問数・記述と記号選択の比率・図表の比率・同じ位置に同じ単元が来るか・設問文の使い回し」の距離と、単元の分布の似方を合成したものです。同じ問題が出るという意味ではありません。学校の性格や入試日程は見ていません。

13. 資料の限界

  • 入試回が分かりません。資料は 1 年 1 冊で、冊子に回の名前が印刷されていません。この学校は年 4 回の入試を行っているので、ここに書いた並びや問い方が、受ける回にそのまま当てはまるとは限りません。市販の過去問集で回ごとの構成を確かめてください。
  • 2021・2022 年度は 4 科目とも資料がありません。したがって「◯年連続」はすべて 2020 以前と 2023 以降を別々に数えています。この 2 年の間に形式が変わっていないかは確認できません。
  • 理科・社会は 2024 年度までしか資料が無く、2025・2026 年度の 2 年分は未確認です。国語は 2017 年度までで、2018 年度以降の問題文は資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたことは 9 年前までの話なので、直近の形式は市販の過去問集で必ず確認してください。
  • 英語は資料が無く、まったく扱えませんでした。1 科目特待選抜入試は算数か英語の選択なので、英語で受ける場合はこのレポートは算数の部分しか役に立ちません。
  • 精読したのは、算数 2023〜2026 の 4 年、理科 2020・2023・2024 の 3 年、社会 2020・2023・2024 の 3 年、国語 2015〜2017 の 3 年です。それ以外の年については、大問数・小問数・単元名の記録だけを使いました(4 節の「構成だけ数えた年」)。「毎年」「◯年連続」は原本の設問文で確認した範囲に限って使い、記録だけから言えることは「単元の記録では」と書き分けました。
  • 「〜のように見える」と書いた箇所(6 節)は題材からの推測で、裏づけの資料はありません。
  • 理科の 2020 年度の冊は読み取り確度が低めと記録されており、小問番号の振り方(「(1)問 1」「(3)問 6」のような入れ子)にも乱れがあります。大問の題材と単元だけを使いました。
  • 転写データは画像からの読み取りなので、式・数値・図の細部に読み落としがあり得ます。国語の出典は、2015〜2017 の 3 年ぶんを原本の本文末尾の表記と突き合わせて確認したものだけを載せました。
  • 配点は科目ごとの満点しか公表されておらず、設問別の配点は分かりません。「大問 7 の記述が重い可能性が高い」と書いたのは、30 分の試験で 1 問だけ 70〜80 字を書かせるという構成からの推測で、配点表で裏づけたものではありません。
  • 難易度・合格の可能性・学校の性格については、この資料からは何も言えないので触れていません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ