西武台千葉中学校 の過去問分析

西武台千葉中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

西武台千葉中学校 過去問分析(2011〜2026 年度・入試回の表記なし・算数 14 年/理科 12 年/社会 12 年/国語 7 年)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 千葉県野田市
男女 共学
旧称 西武台中学校(1992 年)
入試回と日程・科目 第一志望入試 12 月 7 日: 2 科(国語・算数)または 3 科(国語・算数+英語・理科・社会から 1 科目を選択)/第 1 回入試 1 月 20 日午後: 国語+(算数か英語のどちらか)/1 科目特待選抜入試 1 月 24 日: 算数か英語の 1 科目(特待以外の合格はありません)/第 2 回入試 2 月 4 日: 第一志望入試と同じ 2 科または 3 科(2026 年度募集要項)
試験時間・配点 国語・算数は各 50 分 100 点。第一志望入試と第 2 回入試の選択科目(英語・理科・社会)は 30 分 50 点。第 1 回入試と 1 科目特待選抜入試の算数・英語は 50 分 100 点
面接 第一志望入試だけ、学力試験・書類選考に加えて受験生の面接があります。ほかの 3 回に面接はありません

いまの小 6 は 2027 年(第一志望入試は 2026 年 12 月、第 1 回入試以降は 2027 年 1〜2 月)、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。 上の表は 2026 年度の募集要項の数字です。

埼玉県の西武台新座中学校とは別の学校です。名前は似ていますが、このページは千葉県野田市の西武台千葉中学校について書いたものです。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 問題数の入れ物が動きません。算数は 14 年のうち 13 年が小問ちょうど 20 問、理科は 12 年すべて大問 4 題、社会は 2013 年以降 10 年連続で大問 7 題です。
  2. 同じ種類の問題が同じ場所に出る座席(問題の置き場所)が科目ごとにあります。算数の大問 1 は計算 5 問、社会の大問 7 は字数指定つきの記述 1 問だけ、国語の大問 1 は漢字 10 問です。
  3. 年ごとに変わるのは中身の単元です。算数の大問 3 以降の 4〜5 題と、理科の大問 1・2 に入る物理と化学は毎年作り直されます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 と大問 2 を 4 年分、年度をまたいで縦に解きます(小問 20 問のうち 9〜10 問がここに集まります)。
  2. 社会の大問 7 の記述を週 1 本、70〜80 字で書きます。
  3. 国語の漢字 10 問と語句・文法 5 問を毎日やります(国語 29 問の半分がここです)。

今週やる 1 つ

  1. 算数 2023〜2026 年度の大問 1(計算 5 問)を 4 年分続けて解き、8 分・全問正解で抜けられるかを計ります。

注意

  1. 資料の冊子には入試回(同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2018 年度以降、理科・社会は 2025 年度以降の資料がありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問数・小問数・単元名だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料の無い年 判読の確度
算数 4 年(2023・2024・2025・2026) 10 年(2011〜2020) 14 年(2011〜2020・2023〜2026) 2021・2022 高。精読した 2023〜2026 は確度の記録も高い。2013・2015・2020 は読み取り確度が低めと記録されています
理科 3 年(2020・2023・2024) 9 年(2011〜2019) 12 年(2011〜2020・2023・2024) 2021・2022・2025・2026 精読した 2023・2024 は高。2020 は低めで、小問番号の振り方に乱れがあります
社会 3 年(2020・2023・2024) 9 年(2011〜2019) 12 年(2011〜2020・2023・2024) 2021・2022・2025・2026 精読した 2020・2023・2024 は 3 年とも高
国語 3 年(2015・2016・2017) 4 年(2011〜2014) 7 年(2011〜2017) 2018 年度以降(著作権処理の関係で掲載されない年が多い) 精読した 2015〜2017 は高

5. 一番大きな結論

この学校の入試は「入れ物」が動きません。 算数は 14 年のうち 13 年が小問ちょうど 20 問、理科は 12 年すべて大問 4 題、社会は 2013 年以降 10 年連続で大問 7 題、国語は 2015〜2017 の 3 年が大問 4 題・小問 29 問で内訳まで同じです。年ごとに変わるのは中身の単元であって、問題数と時間配分ではありません。

そのうえで、同じ場所に同じ種類の問題が来る座席が科目ごとにはっきりあります。

科目 決まっている席 何年連続で確認したか
算数 大問 1 = 計算 5 問/大問 2 = 小問集合 4〜5 問 精読して 4 年連続(2023〜2026)。単元の記録では大問 1 は 14 年すべて計算
理科 大問 3 = 生物/大問 4 = 地学(月がいちばん多い) 精読して 3 年連続(2020・2023・2024)。単元の記録では 2013 年以降ほぼ毎年
社会 大問 1 = 地理/大問 7 = 字数指定つきの記述 1 問だけ 精読して 3 年連続(2020・2023・2024)。大問 1 は単元の記録で 12 年すべて地理
国語 大問 1 = 漢字 10 問/大問 2 = 語句・文法の記号選択 5 問/大問 3 = 説明文 7 問/大問 4 = 物語文 7 問 精読して 3 年連続(2015〜2017)

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。数値も文章も題材も毎年書き換わっています。同じなのは「どの種類の問題が、どの場所に、何問出るか」だけです。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、決まった席を年度をまたいで縦に解く(算数の大問 1 と大問 2 を 4 年分、社会の大問 7 を 3 年分、国語の大問 1・2 を 3 年分)ことと、席の決まっていない後半の中問については全分野をひととおり学び終えることの、二本立てになります(手順は 過去問の使い方)。

毎年作り直されるのは、算数の大問 3 以降の 4〜5 題(単元も順序も毎年別)、理科の大問 1・2 に入る物理と化学の単元、社会の歴史をどの位置に置くか、です。ここは山を張らず、幅を持って準備してください。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にした順序です。小 5 以前の方は、この節を「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙・都道府県)を先にしてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 5 問を 4 年分(20 問) — 工夫のいる式が毎年 1〜2 問混ざります(分配法則 3.14×98−48×3.14、部分分数 1/(2×3)+1/(3×4)+…)。8 分・全問正解が目標です。分配法則と部分分数分解は毎年出ると思って練習しておく価値があります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 2 の小問集合を 4 年分(19 題) — 売買損益・食塩水・つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)・平均算・整数の性質(公倍数・余り)・通過算(電車が橋やトンネルを通り抜ける速さ・受験用教材の単元)・過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元)がここに集まります。1 題 90 秒で解けるまで反復してください。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 国語・大問 1 の漢字 10 問と大問 2 の語句文法 5 問 — 国語 29 問の半分がここです。漢字は読みと書きの混在、送り仮名つきに慣れること。小学校配当漢字の熟語(永久・拡大・可決・飼育・反映など、やや硬い語)が中心です。大問 2 の (1) は 3 年とも敬語の用法一致で、問い方まで同じでした。尊敬語(いらっしゃる・おいでになる)・謙譲語(さしあげる・いただく)・丁寧語の 3 分類を、例文と選択肢を見比べて判定する練習を。慣用句・ことわざは「意味とセット」で、語と意味の対応そのものを問われます。(確認: 〜2017 年度)
  4. [週 1 回] 社会・大問 7 の字数指定つき記述 — 2020 は 50〜60 字、2023・2024 は 70〜80 字。題材は前年の出来事(元号の変更/物価と電気料金/猛暑と温暖化)です。前年 1 年間の大きな出来事を 10 件ほど選び、それぞれ「何が・いつ・なぜ起きたか・私たちの暮らしにどう響くか」を 70〜80 字で書く練習を、週 1 本のペースで。原因と結果を「〜のため、〜となった」の形でつなぎます。(確認: 〜2024 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・売買損益と円まわりの図形 — 売買損益は 2023〜2026 の 4 年連続で出ている、この学校で最も回数の多い文章題です。仕入れ値・定価・売値・利益率・割引という 5 つの語の関係を、「定価の何割か」「損か得か」まで往復できるようにしてください(2024 は 40% 引きで売ったときの損得、2026 は個数で割引率が変わる表の読み取り)。円まわりの図形は 2023〜2026 の 4 年とも 1 題あり、(1) 面積 →(2) 周の長さ の順まで同じです。斜線部の周の長さは弧と直線の切り分けが要点で、4 年とも (2) がここでした。半円を組み合わせた図(2025)、回転移動でできる図(2023・2026)を描き分ける練習を。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・状態変化のグラフと月 — 状態変化は最優先です。2020 と 2024 の大問 1 はほぼ同じ実験(氷を熱し続ける・湯気は何か・体積と重さ)で、どちらもグラフの作図つき。並べて解くと繰り返しが実感できます。氷 → 水 → 水蒸気の温度変化を自分でかけるようにし、平らになる区間が何を意味するか説明できるまで。月は大問 4 に 2018・2020・2023 と 3 回入っており、大問 4 でいちばん出る単元です。ふりこ(周期は糸の長さだけで決まる。長さを 4 倍にすると周期が 2 倍)、生物の条件比べ(発芽の 3 条件・光合成・食物連鎖の数量関係)、中和と水よう液(体積の比から中性の点を出し、蒸発後に残る固体まで)、湿度の計算(飽和水蒸気量の表から。桁指定の読み落としに注意)も同じ枠で回します。(確認: 〜2024 年度)
  7. [週末 60 分] 社会・前年のニュースの写真、誤り探し、47 都道府県 — 前年のニュースは人物(大臣・首脳)・施設・行事の写真から出来事を言えるようにします。新聞の 1 年総集編やニュース年鑑の写真ページが使いやすいです。誤り探しは 2023 大問 6 と 2024 大問 4 で、文中の誤りを見つけて正しく直す形式。年号と人物、時代と出来事の取り違えが仕込まれるので、教科書の記述を書き換えた文を作ってもらって直す練習を。47 都道府県は「説明文から当てる」向きに、県庁所在地・地形・特産・気候・有名な建造物を一枚のカードにまとめ、特徴 → 県名の順で引けるようにします。雨温図(日本海側・太平洋側・瀬戸内・北海道・南西諸島の 5 パターン)と地図記号、農作物の都道府県別ランキング(米・茶・いちご・たまねぎ・みかん・りんご・じゃがいもなど)を上位 3 位まで、建造物と時代の対応(法隆寺・金閣・二条城・原爆ドームなど)、環境問題(地球温暖化・プラスチックごみ・レジ袋・省エネ)を理由まで説明できるところまで。(確認: 〜2024 年度)
  8. [週 1 回] 国語・字数指定つきの短い記述 — 二十五字・四十字・五十字の 3 段階で、理由説明と指示語の内容説明を書き分けます。句読点も 1 字に数える数え方を体に入れてください。説明文は身近な科学・自然・社会が題材なので、段落ごとの要点をつかみ、指示語が何を指すかを線で結ぶ読み方を。物語文は子どもと大人(老人・神様・友だち)の関わりを扱う作品が精読した 3 年に共通していたので、心情を表す語彙を増やします。(確認: 〜2017 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 6〜7・小問 20)

年度×大問の題材表(精読した 4 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6 大問 7
2023 計算 5 問 小問集合 4 問(売買損益・整数の性質 2・平均算) 約束記号(a*b = a から b までの整数の和) 図形の移動(直角三角形を回転・コンパスで作図) 立体図形(円柱の容器+円すい・水の体積) 時計算(4 時 40 分の針の角度) 場合の数(オセロ 5 枚の白黒の並べ方)
2024 計算 5 問 小問集合 5 問(食塩水・和差算・つるかめ算・速さ・過不足算) 売買損益(2000 円で仕入れたおもちゃ・30% の利益・40% 引き) 円とおうぎ形(正方形の中に半径 10cm のおうぎ形 2 つ) 規則性(【ルール】に従って丸太を積む) 水量とグラフ(コの字形の容器)
2025 計算 5 問 小問集合 5 問(比・売買損益・割合・つるかめ算・食塩水) 仕事算(水道で 500mL → 2L → 風呂 200L) 約束記号(a◎b・b が奇数か偶数かで規則が変わる) 速さとグラフ(P 町と Q 町 2400m を往復する 2 人) 円とおうぎ形(直径 8cm の半円を 4 等分して半円 3 つ) 規則性(マッチ棒で五角形を 100 個)
2026 計算 5 問 小問集合 5 問(通過算・平均算・最小公倍数・余り・売買損益) 場合の数(1〜9 のカード 9 枚) 規則性(三角形状に並んだ数・何段目の何番目) 図形の移動(半径 9cm の半円を 40° 回転) 売買損益(1 個 160 円・個数割引の表)

「—」はその年にその番号の大問が無いことを示します。表に出てくる約束記号・和差算・仕事算などの中身は 用語集 にあります。

大問数・小問数(資料のある 14 年)

年度 大問数 小問数
2011 7 20
2012 7 20
2013 7 20
2014 7 20
2015 6 20
2016 7 20
2017 7 20
2018 6 20
2019 6 21
2020 6 20
2023 7 20
2024 6 20
2025 7 20
2026 6 20

2021・2022 年度は資料がありません。小問数は 14 年中 13 年が 20 問ちょうど(2019 の 21 問だけが例外)。大問数だけが 6 と 7 の間で動きます。つまり「大問 1 に計算 5 問、大問 2 に小問集合 4〜5 問、残りを 2〜3 小問の中問 4〜5 題で埋めて合計 20 問」という組み立てが、資料のある全年で保たれています。

座席(同じ位置に同じ種類の問題が来る)

頻出単元と周期

問い方


8-2. 理科(30 分・50 点・大問 4・小問 18〜28)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2020 熱と状態変化(氷を熱し続ける・湯気の正体・体積と重さの増減・温度変化のグラフを作図) ふりこ(支点・周期の定義・表から条件を比べる・周期を短くするには・ガリレイ) 人体(心臓のつくり・左心室の壁が厚い理由・肺と肝臓の位置) 月と太陽(光って見える理由・真夜中の南の月・動く方角・ふたご座の季節)
2023 中和(塩酸と水酸化ナトリウム水よう液・BTB 液・表からグラフを作図・蒸発後の固体) ふりこ(糸の長さと周期の表・200cm のときの周期・おもりの重さを変えても同じ) 生態系・食物連鎖(バッタ → カエル → ワシ・数量のつり合い・矢印の向きを書き込む) 月(北極上空から見た月の位置・公転と自転の向き・(あ)〜(お) の見え方・満ち欠け)
2024 熱と状態変化(0℃ より低い氷を熱し続ける・温度変化のグラフを作図・とけ始めた時刻・湯気の状態・体積と質量) 電流のはたらき(豆電球・乾電池・モーター・つなぎ方と電池の持ち・発電方法) 種子の発芽(インゲンマメ①〜⑤の条件比べ・ヨウ素液・子葉をぬりつぶす作図) 気象(湿度の式・飽和水蒸気量・10℃ 100% を 20℃ にしたときの湿度)

2020 年度は転写の読み取り確度が低めと記録されている冊で、小問番号の振り方(大問 1 と大問 4 が「(1)問 1」「(3)問 6」のように入れ子)に乱れがあります。大問の題材と単元は読めるので、そこだけを使いました。

大問数・小問数(資料のある 12 年)

年度 大問数 小問数
2011 4 24
2012 4 26
2013 4 22
2014 4 23
2015 4 28
2016 4 19
2017 4 19
2018 4 21
2019 4 22
2020 4 26
2023 4 18
2024 4 23

大問 4 題は 12 年間ひとつも動いていません。 小問は 18〜28 問(平均 22)で、30 分に対しておおむね 1 問 80 秒。2025・2026 年度の資料はありません。

座席(同じ位置に同じ種類の問題が来る)

繰り返される設定

頻出単元と周期

問い方


8-3. 社会(30 分・50 点・大問 6〜7・小問 24〜33)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・前半の大問)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2020 島の同定(淡路島・種子島・佐渡島・大島を説明文から) 近代の暮らしの西洋化(ざんぎり頭・牛肉料理・馬車・れんが) 消費税(レシート 2 枚・軽減税率 8% と 10%・税額の計算) 20 世紀の道具の写真(タイプライター・三種の神器・ミシン)
2023 近畿地方の地図(琵琶湖・淡路島・伊勢神宮・万博の開催府県を記号と府県名で) 2022 年の世界の出来事の写真 4 枚(北京五輪・ウクライナ・沖縄復帰 50 年・成人年齢 18 歳) 作物の生産量ランキング表から作物名(茶・米・いちご・たまねぎ) 人物の絵・写真を時代の古い順に並べ替え(4 組)
2024 雨温図の選択(稚内・東京・高松・那覇) 京都駅周辺の地図と地図記号(語群から選ぶ・4 題) 建物の写真から名前(金閣・法隆寺・二条城・原爆ドーム) 歴史の文中の下線部の誤りを正す(4 題)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・後半の大問)

年度 大問 5 大問 6 大問 7
2020 首都圏の白地図(1 都 7 県・深谷市と渋沢栄一・霞ヶ浦・九十九里浜・鎌倉) 前年 7 月の参議院議員選挙(定数・一票の格差・比例代表・投票率) 記述 1 問(2019 年の元号の変更を「天皇・令和・5 月 1 日」の語をすべて使い 50〜60 字で)
2023 環境対策 4 題(電気自動車・マイクロプラスチック・レジ袋有料化・LED) 歴史の文中の誤りを見つけて正す(5 題) 記述 1 問(石油価格の上昇が電気料金にどう影響するか 70〜80 字で)
2024 2023 年の日本のニュースの写真 3 枚(マイナンバーカード・こども家庭庁・広島サミット) 商品が売れた理由として正しくないものを選ぶ(4 題) 記述 1 問(世界の平均気温が高くなった原因を 70〜80 字で)

大問数・小問数(資料のある 12 年)

年度 大問数 小問数
2011 6 24
2012 6 27
2013 7 29
2014 7 33
2015 7 33
2016 7 33
2017 7 33
2018 7 33
2019 7 31
2020 7 26
2023 7 26
2024 7 24

2013 年以降は 10 年連続で大問 7 題です。小問は 2014〜2018 の 33 問を上限に、近年は 24〜26 問へ減っています。2025・2026 年度の資料はありません。

座席(同じ位置に同じ種類の問題が来る)

繰り返される問い方

頻出単元と周期


8-4. 国語(50 分・100 点・大問 4・小問 29。2011〜2017 の 7 年のみ)

国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いたのは 2011〜2017 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。精読したのは 2015・2016・2017 の 3 年です。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2 大問 3(説明文・7 問) 大問 4(物語文・7 問)
2015 漢字 10 問(読み 2・書き 8) 語句と文法 5 問(敬語「さしあげる」・接続の適否・「いますか」への答え方・文の組み立て・比較文の意味) あかりの歴史(ロウソク・ランプ・街燈。ミハイル・イリン『燈火の歴史』) 雑木林のおばあちゃんと手袋(内海隆一郎『人びとの忘れもの』)
2016 漢字 10 問(反映・重んじる・経る・永久・拡大・巻物・演技・宇宙・可決・飼育) 語句と文法 5 問(敬語「いらっしゃる」・ことわざと意味の関係・語の意味・係り受け・比較文の意味) タケとササ・竹林の広がり(中根周歩「竹炭のふしぎな力」) 人に付いた色が見える少女の話(川上弘美『パレード』)
2017 漢字 10 問(読み 2・書き 8) 語句と文法 5 問(敬語「いただきました」・慣用句と意味の関係・語の意味・係り受け・正しい言い方) 動物園の脱走事故と訓練・野生動物との付き合い方(出典の表記なし) 井戸で泣く神様と『神様の御用人』(浅葉なつ)

大問数・小問数(資料のある 7 年)

年度 大問数 小問数
2011 4 28
2012 3 23
2013 3 23
2014 3 22
2015 4 29
2016 4 29
2017 4 29

2015 年度から 4 大問・29 問になり、2017 まで 3 年間まったく同じです。 しかも内訳が漢字 10 +語句文法 5 +説明文 7 +物語文 7 と 3 年とも同じ配分で、3 年連続で崩れていません。

座席(同じ位置に同じ種類の問題が来る)

問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した年と、単元の記録が残っている年の両方から拾いました。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です(算数は 2026 年度まで、理科・社会は 2024 年度までの資料しかありません)。いったん復活したものも、周期が読めるように残してあります。

科目 単元 出た年 最終確認年度 状況
算数 立体図形(体積・表面積) 2012・2015・2016・2019・2023 2023 年度 3〜4 年おきに戻ってきています。2023 を最後に 3 年空き
算数 水量とグラフ 2019・2024 2024 年度 2024 に 5 年ぶりで復活しました。次の周期は読みにくいところです
算数 時計算 2023 2023 年度 2011 年以降ではこの 1 回だけの単発です
算数 通過算 2011・2014・2026 2026 年度 2026 は大問 2 の一行題として復活しました
算数 縮尺 2018・2019 2019 年度 2020 年度以降は出ていません
算数 速さの大問(グラフつき) 2011・2012・2017・2020・2025 2025 年度 2〜5 年おきに出ています
理科 人体 2011・2015・2016・2017・2020 2020 年度 12 年で最多ですが 2020 を最後に 4 年空き。大問 3 の枠で戻る候補です
理科 こん虫 2018・2019 2019 年度 2020 年度以降出ていません
理科 星・星座 2013・2020(小問) 2020 年度(小問) 大問としては 2013 の 1 回だけ。大問 4 の枠にある単元の中で最も長く空いています
理科 地層・岩石 2012 2012 年度 12 年で 1 回。長く空いています
理科 地震・火山 2014・2015 2015 年度 2016 年度以降なし
理科 てこ・ばね 2012・2013・2018 2018 年度 2019 年度以降なし。物理の枠で戻る候補です
理科 燃焼 2015・2016 2016 年度 2017 年度以降なし
社会 三権分立・国会・内閣 2011・2015・2016・2020 2020 年度 2020 を最後に 4 年空き
社会 選挙制度 2013・2018・2020 2020 年度 2〜5 年おき。国政選挙のあった翌年に出やすいところです
社会 世界地理 2011・2015・2016 2016 年度 2017 年度以降は大問として出ていません
社会 財政・税・社会保障 2015・2019・2020 2020 年度 2020 を最後に空き
社会 地方自治 2018 2018 年度 12 年で 1 回
社会 文化史・美術史 2014・2017・2020 2020 年度 3 年おき
社会 史料・資料の読み取り 2013 2013 年度 長く空いています

この表のうち、算数の立体図形(円柱・円すい)と水量とグラフ、理科の人体(心臓・消化・呼吸)とてこは、1 年分ずつ当たっておくと戻ってきたときに慌てずに済みます。


10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語

全科目に共通


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ・図形の基礎・読解・漢字語彙・都道府県の 5 本。この学校で最終的に効くのは「計算 5 問と一行題 5 問を落とさない力」なので、四則計算と分数小数の混合、割合の入口(何割・何%)をここで固めます。国語は漢字の読み書きを送り仮名つきで。時間計測はまだしません
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える時期です。算数の大問 3 以降は毎年単元が入れ替わるので、ここで一巡できたかどうかがそのまま得点差になります。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算(分配法則でくくる工夫・部分分数)と割合の反復を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。単元は次の順に置き、8 節の年度×大問の表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使ってください。売買損益 → 食塩水 → つるかめ算(受験用教材の単元)→ 平均算 → 整数の性質(公倍数・余り)→ 規則性 → 円とおうぎ形 → 立体 → 場合の数 → 速さ。理科は生物と地学(とくに月)、社会は 47 都道府県と歴史の流れ。国語は敬語・慣用句・係り受けを、意味とセットで覚え始めます。ただし国語は 2018 年度以降、理科・社会は 2025 年度以降の資料がありません(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は決まった席を縦に解く(算数の大問 1・2、社会の大問 7、国語の大問 1・2)のと、年度通しで時間を計るのを半々で。社会の記述は週 1 本、書いて誰かに読んでもらいます。理科・社会は 2024 年度までの資料しかないので、2025・2026 年度の過去問は市販の過去問集で当たってください(→ 13 節)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡です。算数の後半 4〜5 題は単元も順序も毎年作り直されるので、「この単元は出ない」と切り捨てられる場所がありません。逆に前半 10 問(計算 5 +一行題 5)は小 4・小 5 の積み上げがそのまま出るところで、ここを 15 分・全問正解で抜けられるかどうかが、後半の中問にかけられる時間を決めます。国語も同じ構造で、29 問のうち 15 問が漢字と語句文法という知識の枠にあります。小 4 から始めるなら、早い時期に「知識で取れる枠」を落とさない習慣を作り、小 5 で全分野を漏れなく一巡させるのが、この学校に対しては無駄が少ないやり方です。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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