埼玉平成中学校 の過去問分析

埼玉平成中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

埼玉平成中学校 過去問分析(2015〜2026 年度・回の表記なし・算数/理科/社会 8 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 埼玉県入間郡毛呂山町
男女 共学(1988 年に共学化)
入試回と日程・科目 第 1 回 1 月 10 日/第 2 回 1 月 13 日 — 専願は 2 科(国語・算数)、一般は 2 科または 4 科。2 科選択入試 第 1 回 1 月 16 日 — 国語・算数・理科・社会から 2 科目を選択(いずれも 2027 年度募集要項)
試験時間・配点 国語・算数は各 45 分・各 100 点。理科・社会は 2 科あわせて 45 分・各 50 点。2 科選択入試は 2 科目で 60 分・各 100 点
面接 専願には個人面接(10〜15 分)があります

いまの小 6 は 2027 年 1 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数・理科・社会とも、大問の数と「何番に何が出るか」がとても安定しています。同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味で、以下ではこの置き場所を座席(問題の置き場所)と呼びます。
  2. 算数は 2017 年度以降の 6 年すべてが 5 大問 20 小問で、大問ごとの小問数(6・5・3・3・3)まで同じです。理科は 4 大問(物理→化学→生物→地学)、社会は 3 大問(地理→歴史→公民)が動きません。
  3. 動くのは算数の大問 2 の中身と大問 4・5 の題材、理科の各分野の中の単元、社会の歴史の切り口と前年のニュースです。

家でやること 3 つ

  1. 算数は大問 3 の図形 3 問だけを 6 年分、続けて解きます。
  2. 理科は大問 1 の物理(てこ・ふりこ・電気の 3 つだけ)を 6 年分、続けて解きます。
  3. 社会は前年 1 年分のニュースを月ごとに整理します。

今週やる 1 つ

  1. 直近 2 年(2025・2026)の算数の大問 1 を解いて、計算 6 問と逆算(□にあてはまる数を求める計算)が手早く片づく状態か確かめます。

注意

  1. 資料は 1 年 1 冊で入試回(第 1 回・第 2 回のように、同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2017 年度の 1 年分しか資料がありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びと単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2023・2025・2026) 3 年(2017・2018・2020)。ほかに 2015・2016 は大問数・小問数だけ 8 年(2015〜2018、2020、2023、2025、2026) 高。設問文・図の説明とも読めます
理科 3 年(2023・2025・2026) 3 年(2017・2018・2020) 8 年(2015〜2018、2020、2023、2025、2026)
社会 3 年(2023・2025・2026) 5 年(2015〜2018、2020) 8 年(2015〜2018、2020、2023、2025、2026)
国語 1 年(2017) 0 年 1 年(2017) 1 年分だけなので、傾向としては書けません

5. 一番大きな結論

この学校の入試は、大問の数と「何番に何が出るか」がとても安定しています。 算数は 2017 年度以降の 6 年(精読した 2023・2025・2026 と、構成だけ数えた 2017・2018・2020)すべてが 5 大問 20 小問で、大問ごとの小問数(6・5・3・3・3)まで同じです。理科もこの 6 年すべてが 4 大問で、大問 1 が物理・大問 2 が化学・大問 3 が生物・大問 4 が地学(6 年中 5 年)。社会は 8 年すべてが 3 大問で、地理→歴史→公民の順です。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出る——これがこの学校のいちばんの特徴です。

したがって過去問の使い方は、年度ごとに通しで解くより、同じ座席を年度をまたいで縦に解くほうが効きます。算数なら大問 3 の図形 3 問だけを 6 年分、理科なら大問 1 の物理だけを 6 年分(てこ・ふりこ・電気の 3 つしか出ていません)、社会なら大問 3 の公民・時事だけを縦に、という並べ方です(手順は 過去問の使い方)。

同じ設問がそのまま繰り返された例も、両年の原本で確認できたものがあります。社会の「日本の山地の割合として最も近いもの」(2025・2026)、「選挙権は何歳以上か」(2023・2026、しかも大問 3 の同じ位置)、算数のつるかめ算(個数を合計から逆算)で使う 63 円と 84 円という素材(2023・2025)。ただしこうした逐語の重なりは全体から見れば少数で、中心はあくまで座席の固定です。

一方で、毎年きちんと入れ替わるものもはっきりしています。算数の大問 2 の一行文章題(数行で終わる短い文章題)5 問と、大問 4・5 の題材。理科の各分野の中の単元。社会の歴史の切り口と、前年のニュース。ここは幅を持って準備します。

時間の使い方も無視できません。理科と社会は合わせて 45 分(募集要項)。社会の小問数が 2023・2025・2026 と 30・35・37 問に増えているので、資料の読み取りに時間をかけすぎると最後まで届きません。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 2017 年度以降の 6 年で 5 大問 20 小問。大問ごとの小問数(6・5・3・3・3)も同じ。全問が答えだけを書く形式で、記号選択も記述も 0 問 大問 1〜3 は座席が固定(計算/一行文章題/図形)。大問 4・5 だけ題材が入れ替わる 大問 3 の図形 3 問(角度+立体の体積)と、大問 1 の計算 6 問。ここで 9 問を確実に取る
理科 6 年で 4 大問・小問 15〜18。物理→化学→生物→地学の順(6 年中 5 年) 物理は てこ・ふりこ・電気 の 3 つだけが回る。化学は水溶液と気体。生物は植物寄り。地学は天体と気象 大問 1 の物理 3 分野と、気体の発生・判別(2025・2026 で 2 年連続)
社会 8 年で 3 大問(地理→歴史→公民)。小問は 20〜37 問と年で大きく振れ、直近 3 年は 30 問超 「誤っているものをひとつ選ぶ」形が主力。資料(グラフ・表・写真・新聞記事)を読んでから答える。前年のニュースが必ず入る 前年 1 年分のニュース整理と、グラフ・表の読み取り。公民の用語を漢字で書けるように
国語 2017 年度 1 年分のみ(5 大問 32 小問)。それ以降は資料に問題文が無い この 1 年では抜き出しが多く、記述は 2 問(25 字以内・100 字程度) 字数と文字種を指定した抜き出しの練習。ただし直近の形式は未確認

6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前の方は、この節を「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。国語は 2017 年度の 1 年分しか資料がないため、この優先順には入れていません(練習の中身は 8-4 節)。理科・社会を合わせて 45 分で通す時間計測は、11 節の小 6 の段に置きました。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 6 問 — 6 年すべてで先頭は計算 6 問です。うち逆算が 2 問前後で、(6) は「□に同じ数が入る」形(2020「□×1/2+□×1/4=75」、2025「(50−□)×(40+□)=2025」、2026「□×□=256」)。和の形・積の形の両方を練習して、満点を狙う枠にします。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 3 の図形 3 問を 6 年分縦に — 角度は 6 年すべてに含まれ、(3) は立体の体積・表面積が 6 年中 5 年です。立体は展開図・折り曲げ・くりぬきから体積を出す作りが 2017・2023・2025・2026 の 4 回で、続けて解くと聞かれ方がほぼ同じだと分かります。角度は三角定規の重ね(2018・2026)と二等辺三角形+正三角形(2020・2025)の 2 つが繰り返し出ます。手を動かして描く練習も一緒に。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数・大問 2 の一行文章題 5 問 — 出てくる引き出しは狭く、食塩水・つるかめ算・単位換算・割合と比・売買損益(仕入れ値と定価から利益を出す)・数列・仕事算(1 日にできる量から日数を出す)・場合の数の範囲です。単元プールから 1 日 5 問ずつ、1 問 1 答で式が 2 行以内という粒度に慣れます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 4 と 5 — 3 問セット(易→条件追加→条件追加)の作りに慣れます。速さ・規則性・食塩水・売買の 4 分野を厚めに、場面を読んで条件を式にする練習として解きます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 理科・大問 1 の物理と大問 2 の気体 — 6 年の大問 1 は てこ(2018・2026)/ふりこ(2017・2025)/電気(2020・2023)の 3 つだけです。つり合いの計算、1 往復の時間と長さの関係、直列と並列の発熱・明るさを、それぞれ計算まで。大問 2 は 2025・2026 が 2 年続けて気体で、何と何を混ぜて何が出るか、上方置換・下方置換・水上置換の使い分け、線香・石灰水・BTB・紫キャベツでの確認法を装置ごと覚えます。あわせて「◯◯を調べるにはどれとどれを比べるか」という対照実験の読み方(2018・2025 で同じ問い方)も練習します。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・生物と地学の図、理由を 1 文で — 植物の観察系(種子の発芽、花のつくりと合弁花・離弁花、葉と茎の維管束)は名称を答えさせる短答(語句や数値を短く答える形式)が多いので、図で覚えます。天体は月の満ち欠けと見える時刻・方角(2023)、天球上の太陽の道筋と南中高度(2020・2025)を描けるように。理由を 1 文で書く練習も週に数問(「豆電球がつかなかったのはなぜですか」2023、「水の粒が落ちずに浮かんでいるのはなぜですか」2026)。字数の指定がないぶん、言い切る形に慣れます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [毎日 10 分] 社会・前年のニュースとグラフ・表の読み取り — ニュースは月ごとに整理します。選挙(何月・衆参どちら)、国際会議、五輪、災害。大問 3 の後半はほぼここから作られます(2023 は 2022 年 7 月の参院選、2026 は 2025 年 7 月の参院選と 10 月時点の総理大臣)。グラフと表は毎日 1 問。自給率、産地の円グラフ、発電方式の表、気温の折れ線が繰り返し出て、「このグラフを説明したものとして正しいもの」は毎年出ます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 社会・答え方の 3 つの形と歴史の範囲 — 「誤っているものを選ぶ」は精読した 3 年とも 6 問以上あり、記号選択の中でいちばん多い形です。4 つの文のうち 3 つが正しいので、消去法ではなく 1 文ずつ正誤を判定する読み方に慣れます。公民の用語は漢字で書けるように(三権分立・地方自治・難民・輪中のように、漢字何字と指定されます)。語句指定つきの記述は 2025・2026 の 3 問が「〔 〕の語を使い、なるべく簡単に説明しなさい」という形で、指定語を全部使って 2 文以内。歴史は幕末〜戦後を厚く(明治維新の改革、条約、戦争の順番、戦後の復興と高度成長)、並べかえに備えて年号の前後関係を押さえます。ただし古代・中世が戻る年もあるので、通史の一巡は済ませておきます。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(45 分・100 点・5 大問 20 小問・答えのみ)

精読した年 3 年(2023・2025・2026)/構成だけ数えた年 3 年(2017・2018・2020)/資料のある年 8 年です。以下の「6 年」は、精読した 3 年と構成だけ数えた 3 年をあわせた 2017 年度以降の 6 年を指します。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2017 5/20 計算 6 問(うち逆算 2) 一行文章題 5 問(約数・外角・食塩水・数列・単位換算) 角度/正方形 3 つの面積/三角柱のくりぬき体積 場合の数(最短経路・工事で通れない道) 速さ(途中で速さを 5 分の 1 減らす)
2018 5/20 計算 6 問(うち逆算 2) 一行文章題 5 問(公倍数・単位換算・食塩水・数列・割合) 三角定規の角度/円の直径の比/半円 3 つを組んだ立体の体積 平均算(3 人 4 科目の得点表) 速さ(学校周りのコースを 1 周・分速 250m)
2020 5/20 計算 6 問(うち逆算 2) 一行文章題 5 問(売買・速さ・つるかめ算・単位換算・割合) 二等辺三角形の角度/おうぎ形の面積/折り紙を 4 回折って切る 規則性(37 人のそうじ当番が何曜日に回るか) 食塩水(濃度 30% を作る・水を 20g 入れすぎた)
2023 5/20 計算 6 問(うち逆算 2) 一行文章題 5 問(平均・列の人数・つるかめ算・仕事算・ドルとポンド) 平行四辺形の角度/周の長さ/展開図から体積 図形の移動(サイコロをマス目で転がす) 規則性(石を並べた 1 辺 15 個の正三角形)
2025 5/20 計算 6 問(うち逆算 2) 一行文章題 5 問(大小の並べかえ・仕事算・売買・数列・つるかめ算) 二等辺三角形の角度/台形の面積/三角柱の展開図から体積 円とおうぎ形(半径 4cm の板にひもを巻きつける) 食塩水(容器 A と B の間で移しかえる)
2026 5/20 計算 6 問(うち逆算 2) 一行文章題 5 問(場合の数・単位換算・過不足算・割合・時計算) 長方形の面積/三角定規の角度/正方形を折って三角すい 売買損益(牛乳・食パン・卵の買い物と割引) 水量(円柱の水そう→円すいの容器・フタつきの表面積)

表に出てくる過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める)・時計算(長針と短針の間の角度を求める)などの中身は 用語集 にあります。2015・2016 だけは 6 大問 25 小問でした。2017 年度以降はこの 6 年すべてが 5 大問 20 小問です。

大問の座席(この科目でいちばん強い固定)

つまり「同じ種類の問題が同じ場所に出る」度合いが高く、動くのは大問 2 の 5 問の中身と、大問 4・5 の題材だけです。

頻出単元と周期(6 年での回数)

問い方の特徴

8-2. 理科(社会と合わせて 45 分・50 点・4 大問・小問 15〜18)

精読した年 3 年(2023・2025・2026)/構成だけ数えた年 3 年(2017・2018・2020)/資料のある年 8 年です。以下の「6 年」は、そのうち 2017 年度以降の 6 年を指します。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1(物理) 大問 2(化学) 大問 3 大問 4
2017 4/16 ふりこ(おもりを木片に当てて動いた距離) 溶解度・再結晶(ミョウバンを 50℃→10℃) 生物: メダカの飼育と調べ学習 地学: 流水のはたらき(川の曲がりと断面・川原の石の実物)
2018 4/18 てこ(1 目盛り 10cm の棒とおもり) 燃焼(あきかんの中でわりばし)+空気の組成 生物: 配られた種子の実物と発芽条件の対照実験 地学: 気象(世界平均気温とヒートアイランド)
2020 4/17 電流(電熱線で発泡スチロールを切る) 金属と水溶液(スチール缶・アルミ缶ほか 5 種の判別) 地学: 太陽の南中時刻(明石・青森・鹿児島) 生物: サクラの押し花の実物をスケッチ
2023 4/15 電気回路(電池を使った工作・導体と不導体) 中和(塩酸と水酸化ナトリウムの体積比) 生物: 経木(アカマツを薄く削った実物)と年輪 地学: 月(2022 年のスーパームーン・満月から 12 日前の形)
2025 4/16 ふりこ(4 種のふり子で条件を 1 つずつ変える) 気体(酸素の発生装置と確認方法) 生物: 顕微鏡で見た葉と茎のつくり 地学: 天球と太陽の道筋(北緯 36 度・赤道での作図)
2026 4/15 てこ(支点・力点・作用点とつり合い) 気体(4 つの実験で発生した気体 A〜D の判別) 生物: ナスの花のつくりと合弁花 地学: 雲と天気

大問の座席

問い方の特徴

8-3. 社会(理科と合わせて 45 分・50 点・3 大問・小問 20〜37)

精読した年 3 年(2023・2025・2026)/構成だけ数えた年 5 年(2015〜2018、2020)/資料のある年 8 年です。以下の「8 年」はこの 8 年を指します。

年度×大問の題材表

年度 大問数/小問数 大問 1(地理) 大問 2(歴史) 大問 3(公民・国際)
2023 3/30 猛暑と気候変動 → 小麦の自給率・貿易相手国・電力需給ひっ迫・原油の輸送 終戦記念日 → 冷戦・戦後の国際イベント・明治維新・帝国主義 国会議事堂/最高裁/首相官邸の写真 → 三審制・裁判員制度・総理大臣名・2022 年参院選・選挙権年齢
2025 3/35 野菜の小売価格のグラフ → 産地・エルニーニョ・山形の米・ハザードマップ・世界平均気温 新紙幣の肖像 → 打ちこわし・日米和親条約・倒幕の藩・岩倉使節団・葛飾北斎 昨年のニュース(ロシアとウクライナ・国連の機関・難民・パリ五輪・プーリアサミット・EU)
2026 3/37 2025 年 7 月の気温と降水量の図 → 山地の割合・輪中・農業人口・再生可能エネルギー・レタスの高冷地栽培・ふるさと納税 1925 年のラジオ放送開始 → 関東大震災・二・二六事件・太平洋戦争・戦後復興・情報通信機器の普及 政治のしくみ → 憲法・国会と内閣の仕事・2025 年 10 月時点の総理大臣・三権分立・地方自治・2025 年参院選・選挙権年齢

大問の座席

使い回し(両年の原本で確認したもの)

頻出単元と周期

問い方の特徴

8-4. 国語(45 分・100 点。2017 年度の 1 年分のみ)

精読した年 1 年(2017)/構成だけ数えた年 0 年/資料のある年 1 年です。国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ため、以下は 2017 年度 1 年分に限った話で、傾向として断定できることはありません。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

2017 年度の構成

大問 小問数 内容
1 10 漢字の読み書き(読み 5・書き 5。「障子」「査察」「揮発」/「キョウチ」「エンソウ」「ウヤマウ」など)
2 8 説明的文章(食卓と共食をめぐる文章)。抜き出し中心
3 8 物語文(小学 4 年の「私」が上級生に思いをよせる話)。心情・理由の選択と記述
4 5 語句・文学の知識(慣用句、ものの数え方、俳句の季節、類義語・対義語、古典作品の正誤)
5 1 作文(「言葉」の使い方について身近な例をあげて 100 字程度)

5 大問 32 小問。答え方は短答 19 問(59%)・記号選択 11 問(34%)・記述 2 問(6%)です。

この年に見られた形

この 1 年分から言える練習

  1. 漢字は読み書き各 5 問ぶん、送りがなつきの訓読み(ウヤマウ→敬う)まで。
  2. 字数・文字種を指定した抜き出しの練習(「ひらがな四字」「二十五字」「八字」「はじめと終わりの五字」)。指定を読み飛ばさない癖をつけます。
  3. 語句知識(慣用句・ことわざ・助数詞・類義語対義語・季語・文学史)を一問一答で。
  4. 100 字程度の作文を月に数本。「身近な例をあげて」という条件を必ず本文に入れる書き方で。
  5. ただし以上は 2017 年度 1 年分の話です。直近の形式は市販の過去問集で必ず確かめてください。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

資料のある年に飛びがあるので「何年ぶり」と正確には言えませんが、直近で見当たらず、以前は出ていた単元を挙げます。最終確認年度は、その単元を原本または構成の記録で最後に確認できた年度です(算数・理科・社会とも 2026 年度までを見ています)。

単元 出ていた年 最終確認年度 中身
速さの大問(算数) 2017・2018 2018 年度 2017・2018 は大問 5 が速さでしたが、2020 以降の 4 年では大問 4・5 に来ていません(2020 は大問 2 の 1 問のみ)。大問 5 に戻る余地がある単元として、旅人算(進む 2 人が出会う・追いつく問題)・ダイヤグラム(時間と道のりのグラフ)を押さえておきます
場合の数の大問(算数) 2017 2017 年度 2017 の大問 4(最短経路)以降は、大問 2 の 1 問(2026)にとどまります
平均算の大問(算数) 2018 2018 年度 2018 の大問 4(得点表)以降は大問 2 の 1 問(2023)だけ。表を読んで平均を逆算する作りは復活しやすいところです
人体・動物(理科) 2015・2017 2017 年度 大問 3 が植物に寄っており、人体(2015)・こん虫や動物の分類(2017 のメダカ)が長く出ていません。ヒトの誕生・血液の流れ・こん虫の分類は空白期間が長い単元です
地震・火山・地層(理科) 2015 2015 年度 2017 年度以降の 6 年の地学は天体・気象・流水のみです
溶解度・再結晶(理科) 2017 2017 年度 2017 以降、大問 2 に来ていません。気体が 2 年続いた後なので、水溶液の計算に戻る余地があります
地形図の読図(社会) 2016 2016 年度 2016 の大問 1 の柱でしたが、その後は見当たりません。地図記号・等高線・縮尺は空白期間が長い単元です
古代・中世の歴史(社会) 2016・2018・2020 2020 年度 2020(飛鳥・奈良)以降、大問 2 は幕末以降で固まっています(2025 に万葉集が 1 問だけ)
財政・税(社会) 2016 2016 年度 2016 の大問 3 の柱。精読した直近 3 年では出ていません

10. 形式面の注意

項目 算数 理科 社会 国語(2017 のみ)
記述 6 年で 0 問 0〜1 問(理由を 1〜2 文) 1〜2 問 2 問
字数指定 この 6 年に見当たらない 記述には付かない。代わりに使う語が指定される(2025・2026) あり(25 字以内・100 字程度・抜き出しの字数指定)
文字種の指定 「算用数字で」(2017) 「漢字 2 字で」「漢字 4 字で」が毎年 「ひらがな四字で」
記号選択 0 問 年により 33〜80% 65〜75%。選択肢は(あ)(い)(う)(え) 34%
作図 6 年で見当たらない 年に 0〜1 問(解答用紙の図への書き込み・スケッチ) 見当たらない
円周率 2017・2018 は「3.14 として計算しなさい」の指示あり。2023・2025・2026 の大問 1 冒頭には見当たらない
道具 2018 に「定規、コンパス等は使用できません」の注意書き
時間・配点 45 分・100 点(募集要項) 社会と合わせて 45 分・50 点(募集要項) 理科と合わせて 45 分・50 点(募集要項) 45 分・100 点(募集要項)

11. 学年別ロードマップ(小 4 から始める場合)

学年 やること この学校ならではの点
小 4(土台) 計算の正確さ(四則・分数小数の混合)、角度と面積の基礎、漢字語彙、短い読解。時間を計るのはまだ先 算数の大問 1 は 6 年すべて計算 6 問。ここは小 4 からの積み上げがそのまま点になる枠なので、計算の精度だけは早くから。理科は身のまわりの観察(花・種子・虫・空)に触れておくと後で効きます
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の計算と単位換算を毎日。週末 60 分でその週の単元を 1 つ、次の順に一巡します。割合と比 → 食塩水 → つるかめ算(個数を合計から逆算・受験用教材の単元)→ 単位換算 → 数列と規則性 → 仕事算(1 日にできる量から日数を出す・受験用教材の単元)→ 場合の数 → 速さ・売買損益。理科は てこ・ふりこ・電気 と 気体・水溶液 を実験の手順ごと。社会は地理と歴史の通史を一巡し、ニュースを見る習慣をつけます 算数の大問 2 の 5 問は、この単元の並びからそのまま出ます。社会の歴史は直近 3 年こそ幕末以降ですが、2016・2018・2020 は古代・中世が柱でした。通史をひととおり学び終えるのは小 5 のうちが安全です。国語はこの表に入れていません(2018 年度以降の問題文が資料に無いためで、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください → 13 節)
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は同じ座席を縦に解きます(算数の大問 3 だけを 6 年分、理科の大問 1 だけを 6 年分、社会の大問 3 だけを縦に)。理科・社会は合わせて 45 分の通し演習を月 1〜2 回 座席が固定されているので、縦に解く効果が大きい学校です。「今年は何が出るか」を当てにいくのではなく、「大問 3 の (3) で立体が出たときに確実に取れる」状態を作ります

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 いちばん差が出るのは小 5 で全分野をひととおり学び終えているかどうかです。算数の大問 2 の 5 問と理科の各分野は、出てくる引き出しが決まっているぶん、一巡していれば取れて、していなければ落ちます。逆に小 6 で厚く時間をかける価値があるのは範囲の広さではなく「同じ座席の反復」で、算数の大問 3(図形 3 問)と理科の大問 1(物理)に絞って練習するのが効率的です。社会だけは前年のニュースという毎年更新される部分があるので、小 6 の秋以降に別枠を作ってください。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。国語は 1 年分しか資料が無いため、比較に入っていません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。 残る 5 校は、実践女子学園中学校(東京都・女子校。理科の分野の並びと選択肢の作りが近く、社会の時事の入れ方が違う)、かえつ有明中学校(東京都・共学。3 科目とも大問数が安定している点が近く、算数の記述の有無が違う)、芝国際中学校(東京都・共学。算数の大問構成と図形の位置が近く、社会の資料量が違う)、順天堂大学系属理数インター中学校(東京都・共学。社会の資料読み取りと公民の比重が近く、算数の後半の題材が違う)、東海大学付属相模高等学校中等部(神奈川県・共学。算数の一行文章題の引き出しが近く、理科の記述の量が違う)です。

過去問演習を二重に効かせたい場合、算数は「計算 6 問+一行文章題 5 問+図形 3 問」という前半の作りが近い学校(白梅学園清修・芝国際・東海大相模)、理科・社会は「4 大問/3 大問で資料を読ませる」作りが近い学校(鶴見大附属・駒込・実践女子学園・順天堂大学系属理数インター)を選ぶと、同じ練習が両方に効きます。近さは同じ問題が出るという意味ではありません。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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