京華中学校 の過去問分析

京華中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

京華中学校 過去問分析(2024〜2026 年度・第 1 回相当・3 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都文京区
男女 男子校(京華女子中学校(東京都・女子校)とは別の学校です)
中高一貫入試 第 1 回 2 月 1 日午前/第 2 回 2 月 2 日午後/第 3 回 2 月 3 日午前。2 科(国語・算数)または 4 科(国語・算数・理科・社会)(2027 年度募集要項)
特別選抜入試 第 1 回午前・第 1 回午後(2 月 1 日)/第 2 回 2 月 2 日午後/第 3 回 2 月 3 日午前。いずれも 4 科。第 1 回午前・第 1 回午後・帰国生特別入試の合計で男子 50 名(帰国生を含む)を募集。このほかに適性検査での受験(2 月 1 日午前)もあり、検査Ⅰのみ/検査Ⅰ・Ⅱ/検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ の 3 通りから選べます(各 45 分・各 100 点)
試験時間・配点 国語 50 分・100 点、算数 50 分・100 点、理科と社会は合わせて 50 分で各 50 点(中高一貫入試・特別選抜入試とも同じ)
英語の資格を使う受け方 中高一貫入試の第 2 回だけ、英検の資格点(2 級以上 90 点・準 2 級プラス 80 点・準 2 級 70 点・3 級 60 点)と国語・算数の点数のうち、上位 2 つを合計して判定する受け方も選べます

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. どの科目でも「何番目にどんな種類の問題が来るか」が固まっています。算数は大問 1 が計算・大問 3 が図形、理科は大問 1 が生物・大問 4 が物理、というように座席(問題の置き場所)が動きません。
  2. その座席に入る単元のほうは毎年入れ替わります。精読した 3 年で、理科は生物が植物→生態系→人体、物理がばね→光→音と一度も重なりませんでした。
  3. 時間の設計が厳しい入試です。算数は 50 分で 22〜25 問、理科と社会は合わせて 50 分(理科 23〜25 問・社会 20〜21 問)で、1 問あたり 1〜2 分しかありません。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の計算 3 問と、国語の漢字の読み書き 10 問を毎日やります。
  2. 食塩水・仕事算・売買損益の 3 つを単元別に一巡します(精読した 3 年とも大問 2 に 1 問ずつ入っています)。
  3. 理科と社会を 50 分続けて解く練習をします。この時間配分は多くの学校と違うので、初回で必ずつまずきます。

今週やる 1 つ

  1. 速さとグラフの大問(2024 は大問 6・2025 は大問 5・2026 は大問 6)を、3 年分続けて解きます。

注意

  1. 資料は 1 校 1 年 1 科目につき 1 冊だけで、どの回のものかが区別できません。中高一貫入試・特別選抜入試・適性検査での受験・帰国生入試と複数の受け方があるので、ここに書いたことが全部の回に当てはまるとは限りません(→13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 13 年 16 年(2010〜2026 年度のうち) 高。ただし 2026 年度は転写に不確かな箇所があると記録されており、式や記号の細部は市販の過去問で確かめてください
理科 3 年(2024・2025・2026) 12 年 15 年(2010〜2026 年度のうち) 高。2024・2026 年度は転写に不確かな箇所があると記録されています
社会 3 年(2024・2025・2026) 14 年 17 年(2010〜2026 年度) 高。2026 年度は転写に不確かな箇所があり、1 小問は設問文が途中で切れています
国語 3 年(2017・2019・2024) 4 年 7 年(2010・2013・2015・2016・2017・2019・2024) 高。ただし 2025 年度以降の問題文が資料に無く、直近 2 年が見られないため、国語だけは現在の形式を断定できません

5. 一番大きな結論

この学校の入試は、「何番目にどんな種類の問題が来るか」がどの科目でも固まっている一方、その中身は毎年作り直されています。

同じ種類の問題が同じ場所に出るということであって、同じ問題が出るという意味ではありません。精読した範囲では、年をまたいで同じ問題が使い回された例は見つかりませんでした(設問文の言い回しが揃うのは国語の漢字大問の指示文だけです)。

座席(問題の置き場所)を科目ごとに挙げると次のとおりです。

一方、その座席に入る単元は毎年入れ替わります。理科は 3 年で生物が植物→生態系→人体、物理がばね→光→音、地学が流水→太陽と月→星座と一度も重なりませんでした。算数も大問 4 以降は資料の読み取り・水量・規則性・立体・立体の切断・約束記号と毎年顔ぶれが違います。

したがって過去問の使い方は「時間の使い方を身につける」と「単元ごとの解き方を身につける」の 2 つに近く、「出る問題を覚える」やり方ではありません。年度通しで時間を計る演習を中心に据え、そのうえで座席ごとに「ここは計算」「ここは図形」「ここは物理」と分かっている強みを、全分野をひととおり学び終えることで受け止めます。

時間の設計も大きい要素です。理科と社会で合わせて 50 分(理科 23〜25 問・社会 20〜21 問)、算数は 50 分で 22〜25 問。1 問あたり 1〜2 分で、迷って止まる余裕がほとんどありません。速く正確に処理することが、どの科目でも前提になっています。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前の方は、この節を「最終的にここへ向かう」地図として読み、11 節の学年別の並べ方を参考にしてください。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 3 問 — 整数の四則、小数の四則、分数と小数の混じった式の 3 本立てです。ここは 15 年動いていない座席で、22〜25 問のうち 3 問(約 14%)を確実に取れます。逆算(□にあてはまる数を求める計算)も 1 日 1 問。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 算数・大問 2 の文章題 — 食塩水の濃度・仕事算・売買損益の 3 点セットは、精読した 3 年とも 1 問ずつ入っています。食塩水は水を加える・蒸発させる・入れ替えるの 3 操作、仕事算は機械の台数×日数の形(2024・2026)と 2 人の分担の形(2025)を両方。残りの枠(場合の数、和差算・分配算、年齢算、平均算、概数、倍数の個数)は薄く広く、どれも 1 問 1 分程度で処理できる状態に。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・終盤の大問を 3 年分縦に — 速さとグラフ(2024 大問 6・2025 大問 5・2026 大問 6)は 3 年とも追いかけ・追いこし・すれ違いの設定で、(1) 分速を求める →(2) グラフの空欄 ア →(3) 地点か時刻、の順です。立体の切断(2025 大問 6・2026 大問 4)は図をかき直して断面の形を確定させる練習、規則性は「何行目の何列目か」「何番目か」を数から求める逆引き、水量とグラフ(2024 大問 5)は区画ごとの底面積とグラフの折れ曲がりの対応が山です。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 3 の図形を角度・面積・体積の 3 種で — 角度は多角形を 2 つ重ねて x を求める形が 3 年連続(正方形 2 枚/直角三角形と正五角形/正六角形と正八角形)。多角形の内角の和と、重なりの三角形で角を追う手順を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・大問 4 の物理 5 単元と、溶解度・濃度の計算 — 物理はばね(2024)・光(2025)・音(2026)に、構成だけ数えた年で繰り返し出ている てこ・つり合いと電気回路を加えた 5 つを一巡させます。どれも「長さ・重さ・本数を 1 つだけ変えて表で比べる」形に帰着します。溶解度と濃度は 2025・2026 の 2 年連続で、100g の水にとける量の表から、濃い順に並べる・何 g とけ残るか・何 g 蒸発させれば同じ濃さになるかの 3 つを手順にします。記述は年 0〜2 問しかないので分量より確実さで、「〜だから、〜になる」の形に原因と結果を 1 つずつ入れて 2 文以内にまとめます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [毎日 10 分] 国語・漢字 10 問と、抜き出しの字数を数える手順 — 漢字は座席が固定で、ある年は設問数の 4 割にあたります。送り仮名つきの動詞(奮う・裁く・群がる)と同訓異字(務める・勤める・努める)を重点的に。抜き出しは「十六字で」「二十九字でさがし、初めと終わりの五字」といった指定が続くので、本文に指を当てて数える手順を固定してしまいます。記述は 2024 が 2 問とも五十字以内なので、「出来事+気持ち(または理由)」の 2 要素で組み立てる練習を理由説明と心情説明の 2 種で。説明文の ○× 判定は選択肢すべてを本文と照合するので、根拠の行を指で押さえる習慣を。(確認: 〜2024 年度)
  7. [週 1 回] 社会・漢字で書く語句と「誤っているもの」の消去法 — 「漢字 4 字」「漢字 3 字」「漢字 2 字」「カタカナ 6 字」「アルファベット 3 字」の指定が毎年複数あります。人名(渋沢栄一・福沢諭吉・新渡戸稲造)、法令名、制度名を書けるところまで。「誤っているものを選ぶ」は 2026 の大問 1 だけで 5 問あり、産業・農業・工業の説明文は 1 か所だけ入れ替えてあるので、都道府県と主要産業の対応を表にして照合します。前年のニュースは「これはどの分野の話か」を一言で言う習慣に(新紙幣→日銀の役割、訪日客→円安、家族の変化→こども家庭庁と憲法 13 条)。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 理科・社会を 50 分セットで解く — この時間配分は多くの学校と違うので、演習の初回で必ずつまずきます。理科 25 分・社会 25 分の目安を体に入れ、社会は「設問を先に読んでから長いリード文の下線部を拾う」読み方を試します。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 6〜7・小問 22〜25・答えのみ)

年度×大問の題材表(精読した 2024〜2026 年度)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6 大問 7
2024 計算 3 問(四則 2・逆算 1) 小問集合 8 問(倍数
割合
年齢算
売買損益
仕事算
食塩水
和差算
つるかめ算)
図形 4 問(正方形 2 枚の角度
正方形と円とおうぎ形
長方形の斜線部
立方体 18 個の色つき面)
資料の読み取り 2 問(50 人の算数国語の得点表) 水量とグラフ 3 問(しきり 2 枚・毎分 8L) 速さとグラフ 3 問(家と 12km 先の図書館・父が追いこす) 規則性 2 問(1〜60 のカードを 3 組・4 組に分け直す)
2025 計算 3 問(四則 3) 小問集合 7 問(時刻計算
平均算
場合の数
食塩水
割合
売買損益
仕事算)
図形 3 問(直角三角形と正五角形の角度
大小 2 つの半円
回転体の体積)
規則性 3 問(数を行と列に並べる・49 は何行目何列目) 速さとグラフ 3 問(家→公園→駅・兄が追いかける) 立体 3 問(直方体 3 つの立体 K・3 点を通る平面で切断)
2026 計算 3 問(四則 3) 小問集合 7 問(4 の倍数の平均
概数
売買損益
分配算
場合の数
仕事算
食塩水)
図形 3 問(円柱を半分に切った立体の表面積
正六角形と正八角形の角度
合同な直角三角形の重なり)
立体の切断 3 問(1 辺 6cm の立方体 3 つ・P, Q, H を通る平面) 約束記号 3 問(1 に x を y 回かけた数の一の位) 速さとグラフ 3 問(自転車の A さんを車の B さんが追いかける)

表に出てくるつるかめ算・和差算・分配算・年齢算・平均算・仕事算・売買損益などの中身は 用語集 にあります。

座席の固定(何年続いているか)

精読した 3 年(2024〜2026)で、次の座席が動いていません。同じ問題が出るという意味ではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味です。

座席 何が来るか 確認できた範囲
大問 1 計算 3 問。3 年とも「次の □ の中にあてはまる数を求めなさい」で始まり、(1) 整数の四則、(2) 小数の四則、(3) 分数と小数の混じった式(2024 のみ (3) が逆算) 精読 3 年+構成だけ数えた年で 15 年(2012〜2026 年度)
大問 2 文章題の小問集合 7〜8 問。中身は毎年入れ替わるが、食塩水の濃度・仕事算・売買損益は 3 年とも 1 問ずつ 精読 3 年(2024〜2026)
大問 3 図形の小問集合 3〜4 問。角度を 1 問目か 2 問目に置き、面積・体積を続ける形 精読 3 年+構成だけ数えた年で 12 年(2015〜2026 年度)
最後から 1〜2 番目の大問 速さとグラフ。3 年とも「追いかける・追いこす・すれ違う」の設定で、(1) 速さ (2) グラフの空欄 ア (3) 出会う地点か時刻の 3 問構成 精読 3 年(2024 大問 6・2025 大問 5・2026 大問 6)

一方、大問 4 以降の中身は毎年作り直しています。2024 は資料の読み取り+水量、2025 は規則性+立体、2026 は立体の切断+約束記号で、3 年とも顔ぶれが違います。

頻出単元と周期

問い方

8-2. 理科(社会と合わせて 50 分・50 点・大問 4・小問 23〜25)

年度×大問の題材表(精読した 2024〜2026 年度)

年度 大問 1(生物) 大問 2 大問 3 大問 4(物理)
2024 植物と細菌の利用(光合成
根を食べる野菜
お茶の変色
乳酸菌
パピルス
石炭)6 問
化学: 燃焼(底のない集気びん・燃やす前後の空気の模式図・酸素の割合)5 問 地学: 流水のはたらき(河口の昔と今の海岸線・侵食・運搬・たい積)7 問 ばね(ばね A・B の直列とおもり 2 個)5 問
2025 生態系・食物連鎖(〇×△□ の生物・数の増減・絶滅危惧種)6 問 化学: 食塩水とうすい塩酸(判別・濃度計算・溶解度)6 問 地学: 太陽と月(2024 年のある月の日の出入り・月の出入りの表)6 問 光(鏡の反射・鏡にうつる範囲・ガラスの屈折)7 問
2026 人体(消化管の模式図・デンプンとタンパク質の消化・じゅう毛・大腸)6 問 地学: 星・星座(北の空の星のならび X・1 月 20 日午後 9 時・日周運動)7 問 化学: 溶解度・再結晶(ミョウバン 50℃ 36g/10℃ 7.6g・濃度の順・ろ過)6 問 音(弦の長さ・張る強さ・音の高低)5 問

座席の固定(何年続いているか)

頻出単元と周期

問い方

8-3. 社会(理科と合わせて 50 分・50 点・大問 2・小問 20〜21)

年度×大問の題材表(精読した 2024〜2026 年度)

年度 大問 1(長いリード文+歴史中心の総合) 大問 2(会話文+現代社会)
2024 新紙幣の発行を伝える新聞記事 12 問(渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎
日銀の役割
十七条の憲法
福沢諭吉
樋口一葉
浮世絵
点字の工夫
ユーロ)
「受験生が生きてきた 12 年間の社会の変化」8 問(地震の二次災害
剣術と柔術
富士山と世界遺産
個人情報
多摩市の小学校数の変化
譲位と白河天皇
コロナで変わったこと)
2025 京華中学校 3 年の京太郎君が働く権利を学ぶ文章 10 問(渋沢栄一と東京証券取引所
労働基準法
殖産興業
インフレーション
製糸業と紡績業
日銀の政策
医療業の人手不足
最低賃金)
訪日観光客をめぐる会話 10 問(インバウンド
円安
オーバーツーリズム
富士山と静岡
都道府県章 10 枚から縄文遺跡・中尊寺金色堂・ザビエル上陸地を当てる
豊臣秀吉)
2026 ドラマ『SHOGUN』とエミー賞を入口にした文章 14 問(応仁の乱
下剋上
徳川家康の生涯
大阪の工業
十七条の憲法の「礼」
史料 A〜D の年代順
北海道の農業
国際連盟と新渡戸稲造
江戸時代の絵画
エビと水産業
写真 3 枚の災害
北海道東部の酷暑)
「家族の形が変わってきた」会話 7 問(三世代同居の減少
家制度と廃止年
男女平等
核家族
憲法 13 条
こども家庭庁)

座席の固定(何年続いているか)

頻出単元と周期

問い方

8-4. 国語(50 分・100 点・大問 2〜4・小問 18〜25)

国語は 2025 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2017・2019・2024 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1(物語・小説) 大問 2(説明文・論説) 大問 3 大問 4
2017 終業式前日のプールと友だちとのすれ違い(森島いずみ『あの花火は消えない』)8 問 環境問題と科学の役割・価値観の転換(池内了『科学の考え方・学び方』)7 問 漢字の読み 5 問(惜しむ・閣議・始終・奮って・裁く) 漢字の書き取り 5 問(宣伝・候補・務めた・練り直す)
2019 陸上部のリレー選手選考と先生の判断(まはら三桃『疾風の女子マネ』)8 問 子どもと本・ことばを身につける過程(松岡享子『子どもと本』)10 問
2024 企画に協力を求める場面と仲間の反応(櫛木美智子)8 問 生き物の個性と多様性・「得意なところで勝負する」(稲垣栄洋)7 問 漢字の読み 5 問(拝借・気配・閉口・要・猛威) 漢字の書き取り 5 問(綿密・緑黄・退任・群がる・勤める)

座席の固定(何年続いているか)

頻出と問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です。精読した 3 年(算数・理科・社会は 2024〜2026、国語は 2017・2019・2024)で確認したものと、構成だけ数えた年から単元名だけを引いたものが混ざります。

科目 単元 出ていた年 最終確認年度 状況
算数 水量とグラフ 2024(しきり 2 枚の水そう・大問 5) 2024 年度 2025・2026 は出ていません。構成だけ数えた年まで合わせると 2012〜2024 に何度も出ており、戻る候補です。区画ごとの底面積とグラフの折れ曲がりを対応させるところが山
算数 資料の読み取り 2024(50 人の得点表・大問 4) 2024 年度 精読した 3 年で 1 回だけ。度数分布表から人数と割合を読む形です
算数 概数・四捨五入 2026(大問 2 の小問) 2026 年度 構成だけ数えた年まで合わせると 2015・2021 に大問の主軸として出ています
算数 縮尺・単位換算 2025(大問 2(1) の時刻計算) 2025 年度 構成だけ数えた年まで合わせると 2010・2025 に大問の主軸
算数 平均算 2025(大問 2 の小問) 2025 年度 2024・2026 には入っていません
理科 てこ・つり合い 2013・2014・2016・2019・2022 2022 年度 2023 年度以降は大問として出ていません。物理の座席が 13 年動いていない以上、戻る余地は大きいところです
理科 電気回路 2016・2021・2023 2023 年度 2024 年度以降は出ていません
理科 気象 2019・2022 2022 年度 2023 年度以降は出ていません
理科 こん虫・動物の分類 2015・2016・2017・2021 2021 年度 大問 1 が生物で固定なので、植物・生態系・人体と並ぶ候補です
理科 金属と水溶液・中和 精読した 3 年には無し 確認できず 化学は 3 年とも水溶液がらみですが、金属と塩酸の量的関係は出ていません
社会 地形図の読図 精読した 3 年には無し 確認できず 構成だけ数えた年でも近年は見当たりません。図のある小問が少ない作り(→10 節)とも合うので、当面の優先度は低めです
社会 世界地理を大問の主軸に 2011・2014・2020 2020 年度 近年は小問にとどまります(2024 のユーロ、2025 の円安)
社会 三権分立・選挙制度を大問の主軸に 2010・2013・2019 2019 年度 2025・2026 は小問での登場にとどまります
社会 江戸時代を正面から 2012・2014 2014 年度 2026 は家康の生涯・江戸時代の絵画として部分的に出ました
社会 農業・畜産を大問の主軸に 2013・2021・2022 2022 年度 2026 は北海道の農業として 1 問
国語 漢字の 2 大問が無い年 2019 2019 年度 逆に、ある年は 10 問が確実な得点源になります
国語 表現技法の用語(擬人法など) 2017 2017 年度 2019・2024 は「表現の特徴」を文で選ぶ形になっています
国語 語彙・慣用句 2024(大問 1 問 2) 2024 年度 2017・2019 には入っていません

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さが最優先。この学校の算数は 15 年間ずっと大問 1 が計算 3 問で、そこは最後まで変わらない可能性が高いところです。整数・小数の四則を、途中の位取りまで正確に。図形は角度(三角形・四角形の内角)と面積(長方形・三角形)の入口だけ(大問 3 の図形はここから積み上がります)。漢字と語彙は読み書き両方(国語の大問 3・4 が漢字 10 問なので、早い時期からの積み立てがそのまま点になります)。読解は物語と説明文を 1 題ずつ、短い文章で。抜き出しの練習は「本文のどこに書いてあるか指をさす」ところから。身のまわりの理科(植物・こん虫・人のからだ・光や音)は、理科の大問 1・大問 4 につながる観察として。時間を計るのはまだ先で構いません
小 5(幅) 座席が決まっている代わりに中身の単元が毎年入れ替わる学校なので、小 5 で全分野をひととおり学び終えることがそのまま効きます。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形に。平日 15 分は算数の計算と国語の漢字を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つに充てます。算数の単元は大問 2 に入る文章題から順に置きます。食塩水 → 仕事算 → 売買損益 → 和差算と分配算 → 年齢算 → 平均算 → つるかめ算(個数を合計から逆算する・受験用教材の単元)→ 場合の数 → 倍数と概数 → 割合。そのうえで大問 3 の図形(角度・面積・体積)、速さとグラフ、規則性、水量とグラフ、立体の切断へ。8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使ってください。理科は 4 分野を 1 周ずつ、とくに物理(ばね・てこ・光・音・電気回路)は大問 4 に必ず来るので厚めに、化学は水溶液と溶解度を。社会は都道府県と主要産業、時代ごとの年表と人物(1 つの大問の中で歴史と地理が交互に来る学校なので、分野をまたぐ切り替えに慣れておきます)。国語は抜き出しの字数を数える練習と 40〜50 字の記述、心情を表す語(緊張・決心・動揺・落胆・信頼など)を場面と結んで増やすこと。ただし国語は 2025 年度以降の資料がありません(→13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目がそのまま作業リストです。過去問は年度通しで時間を計る使い方を主にし、とくに理科・社会は 2 科目 50 分で必ず 1 セットずつ通します。そのうえで、座席ごとの縦の演習を補助的に入れます(算数の大問 1 を 3 年分続けて、理科の大問 4 を 3 年分続けて、など)。中身は毎年違うので、覚えるためではなく「この場所ではこう考える」を固めるためです。直前期は、社会の記号選択の増加(50%→60%→71%)に合わせて、選択肢を消去する練習の比重を上げます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 で全分野をひととおり学び終えることと、小 4 からの計算・漢字の積み立てです。座席が固まっている学校なので「大問 1 は計算」「大問 4 は物理」と分かってはいますが、そこに入る単元は毎年作り直されます。だから直前に過去問を縦に並べて覚えるやり方は効きにくく、小 5 までに単元の引き出しを広く埋めた子が、どの単元が来ても同じ手つきで処理できます。加えて、算数 50 分で 22〜25 問・理科と社会で 50 分という速さの設計なので、小 4 で身につけた計算の正確さと漢字の蓄積が、そのまま時間の余裕として返ってきます。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏・男女別学の別は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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