白百合学園中学校 の過去問分析

白百合学園中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

白百合学園中学校 過去問分析(2005〜2026 年度・一般入試(4 教科)相当・最長 22 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都千代田区
男女 女子校
旧称 仏英和高等女学校(1910 年〜)、白百合高等女学校(1935〜1947 年)
入試回と日程・科目 海外帰国生入試 2026 年 11 月 28 日 — 英語・国語・算数、または国語・算数・フランス語から選択/一般入試 A 方式(4 教科)2027 年 2 月 2 日午前 — 4 科/一般入試 B 方式(外国語利用・3 教科)2027 年 2 月 2 日午前 — 国語・算数・外国語(英語またはフランス語)。募集は一般入試で計 70 名(B 方式を含む)
試験時間・配点 A 方式は国語 40 分 100 点・算数 40 分 100 点・理科 30 分 75 点・社会 30 分 75 点(8:30 国語 → 9:20 算数 → 10:10 理科 → 10:50 社会)。B 方式は国語 40 分 100 点・算数 40 分 100 点・外国語 40 分 150 点(外国語は 10:10〜10:50)。海外帰国生入試の時間・配点は学校の公表資料に入っていません
B 方式のしくみ B 方式の国語・算数は A 方式と同一問題です。理科・社会のかわりに外国語(英語またはフランス語)を受け、外国語だけ配点が 150 点と大きく、3 教科の合計点で判定されます

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは 4 教科がそろった問題、つまり A 方式に相当する問題です。B 方式の外国語と海外帰国生入試の問題は含みません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数は 40 分で 9〜11 問しかありません。1 問あたり 4 分前後を使える代わりに、1 問が丸ごと配点を背負います。
  2. 理科・社会は逆に、30 分で 30〜57 問を捌きます。1 問 30〜60 秒で判断し続ける試験になります。
  3. 形式は科目ごとに固まっています。算数は答えのみを書かせる設問がほぼすべて、理科は作図が 4 年連続、社会は地理 → 歴史 → 公民・時事の 3 大問が 2022〜2026 の 5 年連続、国語は説明文 1 題+物語 1 題の 2 大問です。

家でやること 3 つ

  1. 算数は 2019〜2026 の 8 年を「1 問あたり 4 分」で解き、見直しの手順を固定します。
  2. 社会は通史の一問一答を漢字で書く練習を、1 問 30 秒で書ける速さまで上げます。
  3. 理科は 30 分で 40 問前後を通す配分をつくり、表のデータを自分でグラフにする練習をします。

今週やる 1 つ

  1. 算数を 1 問 4 分の配分で 1 年分通し、見直しの手順(単位・比の約分・条件の読み落とし)が手から出てくるか確かめます。

注意

  1. 国語は 2024 年度を除くと 2019 年度で止まっており、2025・2026 年度の形式はこの資料からは言えません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 8 年(2019〜2026) 13 年(2005〜2012・2014〜2018) 21 年(2005〜2026。2013 年度は資料がありません) 大問構成と題材は全年度わかります。図そのものは文章に置き換えられているため、図形問題は図の説明文からの推定を含みます。転写の読み取り確度が低めの年が 21 年中 9 年(2022・2023・2026 を含む)
理科 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 表・グラフ・長い導入文が多い。小問数は年により 29〜49。読み取り確度が低めの年が 22 年中 5 年(2025 を含む)
社会 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 小問が多く(年 30〜60)、語句と選択肢の文言まで追えます。読み取り確度が低めの年が 22 年中 11 年(2024・2025・2026 を含む)
国語 4 年(2017・2018・2019・2024) 9 年(2005・2006・2008・2009・2010・2011・2013・2014・2016) 13 年(2005・2006・2008・2009・2010・2011・2013・2014・2016・2017・2018・2019・2024) 本文・設問とも追えます。ただし直近では 2024 年度しか無く、2025・2026 の形式はこの資料では言えません

5. 一番大きな結論

白百合学園は「算数と理科・社会で、時間の使い方が正反対になる」学校です。

したがって過去問の使い方は、算数が「単元の型を習得する」(少ない問題数を確実に取り切る)、理科・社会が「時間の使い方を身につける」(30 分で数十問を通す)に近くなります。「出る問題を覚える」使い方が効く場所は、社会の歴史大問の一問一答くらいで、それも聞かれる語句は年ごとに入れ替わります。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 高い。5 大問・小問 9〜11・40 分(2012 年度以降の精読した年はすべて 5 大問)。答えのみが大半、記号選択はほぼ無い 座席(問題の置き場所)と単元の対応は決まっておらず、単元は毎年入れ替わる。平面図形・割合と文章題・速さ・数の性質と規則性の 4 群で全体の 9 割 1 問を落とさない精度と、平面図形の面積比・規則性の数え上げ・食塩水や仕事算の設定整理
理科 中程度。4〜5 大問・小問 29〜49・30 分 4 分野を毎年ひと通り。会話文や長い導入文からデータを読ませ、比例と割合で計算させる。記述が年 3〜7 問、作図が年 2〜4 問 30 分で 40 問前後を読み切る配分と、グラフを自分で描く練習、「なぜそう考えたか」を 1〜2 文で書く練習
社会 高い。3 大問(地理 → 歴史 → 公民・時事)が 2022〜2026 の 5 年連続。小問 39〜57・30 分 歴史の大問が 24〜26 問で通史を縦断。地理は地図・雨温図・地形図。公民は前年の出来事が入口 通史の一問一答を漢字で速く書くことと、前年のニュースを制度・地理に翻訳する練習
国語 中程度。2 大問(説明文 → 物語)・小問 14〜16・40 分 説明文は時間論・言語・生物・消費社会と硬め。記述は 70〜100 字が中心。抜き出しと語句の設問が多い 70〜100 字の記述(理由説明・心情説明)と漢字の書き取り 5 問。ただし 2025・2026 の形式は未確認

科目ごとに競技が違います。算数は「少ない問題を取り切る」、理科は「読んで描いて計算する」、社会は「大量の語句を速く正確に」、国語は「決められた字数で説明する」です。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。時間を計った通し演習は小 6 の夏以降が目安です(学年別の順序は 11 節)。

各項目の根拠(年度と題材)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・1 問を落とさない精度をつくる — 40 分で 9〜11 問なので、1 問の重みが大きくなります。2019〜2026 の 8 年を「1 問あたり 4 分」で解き、見直しの手順(単位・比の約分・条件の読み落とし)を固定します。途中で詰まった大問を飛ばす判断も、問題数が少ないぶん早めに要ります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 算数・平面図形の面積比 — 2019 大問 3(三角形 ABC の中の DG:EG と BG:GF から面積比)、2022 大問 2(平行四辺形の辺を 4 等分)、2023 大問 3(正六角形と対角線の交点の面積比)、2026 大問 5(円に内接する正方形の各辺を 3 等分してできる四角形の面積比)。「最も簡単な整数の比で答えなさい」が精読した 8 年のうち 6 年に登場します。辺の比 → 高さの比 → 面積比の 3 段を手順化します。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 算数・規則性と数の性質の数え上げ — 2019 大問 4(正六角形を段状に並べる・19 段目の向き)、2020 大問 3(1 から 12 までを続けて並べた数字列)、2024 大問 2(0・2・4 の数字列で 2024 個目まで)、2026 大問 4(分数の数列の 32 番目)、2025 大問 5(分子 2・分母が奇数の分数を単位分数 2 つの和に分ける)。「小さい場合で書き出す → 周期や群を見つける → 番号で数える」が共通の手順です。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 算数・食塩水と仕事算の設定整理 — 2022 大問 3(容器 A・B の移し替え)と大問 4(グラウンド整備の人数)、2024 大問 1(ダンプカー 3 台)、2026 大問 1(4 つの容器 A〜D の移し替え)。容器や作業者が 3 つ以上出てくるのがこの学校の形で、表に整理してから比に落とす練習が要ります。(確認: 〜2026 年度)
  5. [毎日 10 分] 社会・通史の一問一答を漢字で書き、前年の出来事を制度に翻訳する — 歴史の大問は 2023 年 26 問、2024 年 24 問、2025 年 24 問、2026 年 24 問。旧石器から戦後まで一気に下り、「漢字 3 字で」「漢字 4 字で」「漢字 1 字で」の指定が並びます(2026 は寺院名・建築様式・城名がいずれも漢字指定)。1 問 30 秒で書ける速さまで上げます。あわせて公民の大問の入口は前年の出来事で、2023 は成人年齢 18 歳と円安、2024 は新紙幣の発行、2025 はコメの品薄、2026 は 2025 年 7 月の参議院選挙とアメリカの関税政策でした。これは精読した 4 年すべてで共通です。ニュースの暗記ではなく「どの制度・どの統計につながるか」で仕分けます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・30 分で 40 問前後を通す — 2026 は 47 問、2023 は 39 問です。長い導入文(会話文・実験の記録)を読み切ってから解く必要があるので、「知識で即答できる小問を先に拾い、計算と記述は 2 周目」の配分を体に入れます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科・グラフと図を自分で描き、指定語句つきの理由記述を書く — 作図は 2023(ばねの長さのグラフ・オーストラリアで見えるオリオン座)、2024(ふりこの長さを図に示す・P 波と S 波の到達時間の差のグラフ)、2025(中和の結果のグラフ・葉のつき方を上から見た図)、2026(体重と脳重量のグラフ・風車を通る風の向き)。4 年連続で年 2〜4 問あり、解答用紙に描く前提の設問が続きます。記述は 2023「『密度』という語句を用いて説明」、2024「『温度』と『水にとける限度量』という言葉を使って」、2025「リニアモーターカーが車両を浮かせて走ることの利点」、2026「光合成をしないのに植物に分類されるのはなぜか」。1〜2 文で、聞かれた語を必ず入れて書く練習をします。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・70〜100 字の記述 — 2017(暦を把握しなければならなかった理由を 80 字以内)、2018(瑞穂の心情を 100 字以内)、2024(「豊かさのなかの不安」を 70 字以内・「決して不幸ではなかった」理由を 80 字)。字数制限のある設問は「、」「。」も一字と冒頭に明記されます。精読した 4 年はいずれも記述 4 問なので、1 問 5 分は使えない配分になります。(確認: 〜2024 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(40 分・100 点・5 大問・小問 9〜11・答えのみが大半)

年度×大問の題材表(2019〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 小問計
2026 食塩水(4 つの容器 A〜D の移し替えと濃度) 速さ(池のまわりを桜さん・百合さんが周回・反対方向に出発して出会う) 円とおうぎ形(おうぎ形 OAB を AC で折り、点 O が弧上の D に重なる) 規則性(分数の数列・32 番目・55/12 は何番目か) 平面図形(大きな円に内接する正方形 ABCD の各辺を 3 等分・面積比) 9
2025 つるかめ算(5 円・10 円・100 円硬貨で合計 2025 円) 流水算(P 町と Q 町を船 A・B が往復・出会う地点) 円とおうぎ形(直角二等辺三角形と BC の中点 D で接する円) 水量とグラフ(2 枚の仕切りと排水管・グラフの空欄) 数の性質(分子 2・分母が奇数の分数を単位分数 2 つの和に・考え方の説明) 10
2024 仕事算(ダンプカー A・B・C で土砂を運ぶ・運んだ量の比) 規則性(0・2・4 の数字列・534 番目・2024 個中の 0 の個数) 立体図形(1 辺 3cm・高さ 2cm の直方体を積んだ立体の表面積と重さ) 図形の移動(直線 ℓ(エル)上の長方形 A と B の重なり・倒して転がす) 速さ(九段さんと飯田さんが別々の車で 14 時に待ち合わせ) 11
2023 売買損益(花屋・原価 200 円の花 300 本・2 日目は 2 割引き) 速さ(百合子さんが登山コースを 2 日かけて往復・休憩 8 分) 平面図形(正六角形 ABCDEF と対角線の交点・面積の何倍か) 時計算(反時計回りに回る特別な針 A を取り付けた時計) 立体図形(三角柱 2 つをくりぬき直方体 B をはめ込んだ立体 C) 10
2022 数の性質(2022 のように 4 けたのうち 3 つが 2 である整数) 平面図形(平行四辺形の辺を 4 等分して結ぶ) 食塩水(4%と 8%の混合・容器 A/B・容器 C/D/E) 仕事算(サッカー部員がグラウンド A・B を整備・人数は 50〜60 人) 円とおうぎ形(円と正三角形/垂直に交わる弦・考え方の説明) 11
2021 速さ(姉と妹が家から 3.2km の駅まで往復・速さの比) 和差算(中 1 全員に赤・青・黄・緑の好きな色を聞く) 円とおうぎ形(正方形の各辺と円 C1・C2) 数の性質(50 より小さい 2 けたの素数・積の場合の数) 角度(長方形の紙を AB で折る・斜線部と長方形の面積比) 9
2020 割合と比(□にあてはまる数) 図形の移動(半径 2cm の円が半径 5cm の円のまわりを回る) 規則性(1 から 12 までを続けて並べた数字列・9 の個数) 時計算(円周を 4 等分する目盛りの時計・角度が 90 度) 影・光源と相似(五角形 ABCDE と比・面積) 11
2019 速さ(東西の線路・列車 A・B・C の発車時刻) 売買損益(原価 120 円・30%と 25%の利益) 平面図形(三角形 ABC・DG:EG と BG:GF・面積の何倍か) 規則性(正六角形を段状に並べる・19 段目の向き) 図形の移動(1 辺 3cm の正方形を点 C 中心に 180° 回転) 11

2018 年度以前(転写の分類では。題材は未確認): 2018 つるかめ/場合の数/速さ/円とおうぎ形/平面、2017 数の性質/ニュートン算/割合/平面/速さとグラフ、2016 速さ/円とおうぎ形/角度/仕事算/数の性質、2015 時計算/数の性質/平面/速さとグラフ/割合、2014 通過算/場合の数/規則性/平面/水量、2012 平面/規則性/割合/速さ/平面、2011 仕事算/論理/平面/円とおうぎ形/回転体/集合(6 大問)、2010 速さ/規則性/平面/回転体/売買損益。2005〜2009 は 6〜7 大問で小問 10〜13。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 21 年)

単元群 占める割合 主な出方
平面図形(面積・面積比・角度・円とおうぎ形) 27% 精読した 8 年すべてに 1〜2 題。面積比(2019・2022・2023・2026)と円とおうぎ形(2021・2022・2025・2026)が二本柱
割合と文章題(食塩水・売買損益・仕事算・つるかめ算・和差算) 24% 精読した 8 年すべてに 1〜2 題。容器や作業者が 3 つ以上出る設定が多い
速さ(旅人算・周回・流水算・通過算・時計算) 22% 2019〜2026 の 8 年すべてに 1 題。時計算(2020・2023)と流水算(2025)も速さの枠
数の性質・規則性 18% 2019〜2026 の 8 年すべてに 1 題。数列の番号を数える形が中心
立体図形 6% 2023・2024 のみ。21 年を通しても大問での登場は少ない

問い方の型


8-2. 理科(30 分・75 点・4〜5 大問・小問 29〜49)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問構成 小問計・記述・作図
2026 ①生物(生物多様性 870 万種・光合成をしない植物・菌類・虫媒花・体重と脳重量の表からグラフを描いて比べる)14 問
②化学(水溶液 A と固体 X から二酸化炭素・体積の比例と限界・炭酸水の加熱)11 問
③物理(てこ・輪軸・江戸時代の水車と石臼・風力発電とサボニウス型風車)12 問
④地学(福井県水月湖の年縞・1 年 1 層・厚い層の意味)10 問
47・記述 7・作図 2
2025 ①地学・化学(空気中の水蒸気と湿度・洗濯物・コップの水滴・窓のくもり・南極ではく息が白くならない理由)10 問
②化学(塩酸と水酸化ナトリウムの中和・BTB・結晶・グラフ作図)10 問
③物理(コイルと方位磁針・電磁石・リニアモーターカー)8 問
④生物(葉の断面・光合成・葉のつき方を上から見た図の作図)6 問
34・記述 7・作図 2
2024 ①物理(ふりこと音・ふりこの長さを図示・宇宙空間で声が聞こえない・電磁ブザー)5 問
②地学(地震計のしくみ・P 波と S 波の到達時間の差のグラフ作図・初期微動継続時間)6 問
③地学(潮の満ち引きと月・月がいつも同じ面を向ける理由)6 問
④化学(溶解度・食塩とミョウバンの判別・「温度」「水にとける限度量」を使った記述)5 問
⑤生物(百合子さんと桜さんの会話・消化と吸収・血液の流れ・血液型の表)9 問
31・記述 6・作図 2
2023 ①物理(棒・糸・ばね・おもりのつり合いと浮力・ばねの長さのグラフ作図)8 問
②地学(星の日周運動・オリオン座・北極と赤道・オーストラリアで見える向きの作図)10 問
③生物(節足動物の分類・変態・進化の説・昆虫食と SDGs)9 問
④化学(6 種類の水溶液の判別方法を 5 通り書く)6 問
⑤化学(ロウとエタノールの状態変化・密度・水だけが例外である理由の作図)6 問
39・記述 3・作図 4

2022 年度以前(転写の分類では。題材は未確認): 2022 電気回路/水溶液/植物/地震・火山/地震・火山、2021 てこ/生態系/溶解度/水溶液/気象/地層、2020 種子の発芽/気体/中和/月/気象/熱と状態変化、2019 こん虫/熱と状態変化/溶解度/月/月/光、2018 実験器具/ふりこ/星・星座/水溶液、2017 人体/電磁石/気体/気象/浮力。2005〜2013 は 4〜6 大問で小問 35〜47。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

問い方の型


8-3. 社会(30 分・75 点・3 大問・小問 39〜57・地理 → 歴史 → 公民)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

年度 大問 1(地理) 大問 2(歴史・通史) 大問 3(公民・時事) 小問計・記述
2026 自然災害伝承碑(地図記号を書く・津波/火山/洪水の 3 例・「津波てんでんこ」の意味
雲仙普賢岳と島原半島・プレート・線状降水帯・特別警報と気象庁・自助)20 問
旧石器(岩宿遺跡)から戦後(大阪万博・三種の神器)までの通史
(漢字 4 字の指定が並ぶ・建築様式 3 問・時代の古い順に並べ替え 2 問・江戸の火消しの消火方法を記述)24 問
2025 年 7 月の参議院選挙(議席数の図・コメ価格・消費税減税と給付
首相指名・アメリカの新大統領と関税政策・関税の影響を受ける品目の表)13 問
57・記述 6・作図 1
2025 5 つの都市 A〜E を当てる(雨温図 5 つ・ため池と水不足・政令指定都市・関東の都市の説明穴埋め 7 語)9 問 前年のコメ品薄から入り、ナウマンゾウの歯・縄文の食料カレンダー・板付遺跡・租・木簡
枕草子・平等院鳳凰堂・三斎市・勘合貿易・北前船・東海道・徴兵令・GHQ まで 24 問
憲法第 25 条と社会保障(労働・社会保障の 4 種類・人口減少の時期・地方分権一括法・首長と議員の選出のしかたの違いを記述)6 問 39・記述 5
2024 地形図の会話文(地図記号と語句の穴埋め・写真 4 枚との対応・千代田区に接する区
藩から現在の県を当てる 2 問・鹿島港・[X][Y] に入る文を考えて書く)10 問
新紙幣の発行にちなむ貨幣の歴史(旧石器の遺跡・石包丁・天武天皇・大宝律令・古今和歌集・大輪田泊
甲州金・関ヶ原後の大名の配置・宿場の少額貨幣の理由・下関条約・サンフランシスコ平和条約)24 問
国会と行政(漢字 4 字の国会名・こども家庭庁・温室効果ガスと各国の CO2 排出量のグラフ・地方交付税)8 問 42・記述 4
2023 日本の島 A〜D(島名と都道府県・写真・雨温図・阪神淡路大震災・明石海峡大橋と生活の変化
トキ・排他的経済水域・世界自然遺産・田畑別耕地面積の資料)12 問
「宗教」を軸にした通史(富士山と浮世絵・邪馬台国・仏教伝来・行基・空海・平等院鳳凰堂
御成敗式目の目的を記述・キリスト教伝来・島原天草一揆・五箇条の御誓文・時代の古い順に並べ替え 2 問)26 問
成人年齢 18 歳(家庭裁判所・マルチ商法・条例・知事の被選挙権・オンブズマン・円安の説明)11 問 49・記述 3

2022 年度以前(転写の分類では。題材は未確認): 2022 都道府県/原始・古代/三権分立、2021 都道府県/地形図/飛鳥・奈良/選挙制度、2020 貿易・資源/人口・都市/江戸/選挙制度、2019 都道府県/飛鳥・奈良/鎌倉・室町/時事、2018 貿易・資源/文化史/近代の戦争/地方自治/国際社会。3 大問に固まったのは 2022 年度からで、2018〜2021 は 4〜5 大問でした。

頻出テーマと周期

問い方の型


8-4. 国語(40 分・100 点・2 大問・小問 14〜16・原本で読んだのは 2017・2018・2019・2024)

2020〜2023・2025・2026 年度は資料がありません。直近で精読できたのは 2024 年度のみで、現在の大問数・記述の字数は市販の過去問で確認する必要があります。

年度×大問の題材表

年度 大問 1(説明文・論説) 大問 2(物語・小説) 小問計・記述
2024 広告と消費社会(「この変化」の内容・広い意味の広告・接続語 2 問・「本当の楽しさ」を旅の準備で説明・「豊かさのなかの不安」を 70 字以内・カタカナ→漢字 5 問) 三人兄弟(恭一・次郎・俊三)の物語(語句の意味 2 語・傍線部の発言の意図・気持ちの選択 2 問・「精いっぱいの芸当」の理由・「決して不幸ではなかった」理由を 80 字・カタカナ→漢字 5 問) 14・記述 4
2019 セイヨウタンポポの繁殖(「代名詞」の用法・花粉がつかなくてもタネができるか・接続語 3 問・空欄に 10 字以内で書く 2 問・在来種を守る理由の記述) 父と子と職人仕事(語句の意味 3 語・「自分」の指す内容を 3 分類・父の思いの記述 2 問・五字の抜き出し・ひらがな→漢字 4 問) 15・記述 4
2018 言語伝達(「示唆に富んだ」の意味・5 つの文の並べ替え・「言語伝達の基本」・表現者と理解者を別の言葉に・視点を推し量る難しさの記述・カタカナ→漢字 4 問) 俳句をめぐる瑞穂とトーコ(「私たち」の指す人物・空欄補充・ネガティブな感情の記述・「複雑な気持ち」を 100 字以内・ことわざの選択・「目を丸くして」の理由・漢字 1 字 2 問・評価が表れた箇所の抜き出し) 16・記述 4
2017 「物理量としての時間」(意味の選択・七字の抜き出し・「主観」の対義語・「古今東西」と同じ構成の熟語・砂時計の情報についての記述・指示語・古代の為政者が暦を把握した理由を 80 字以内) 画を描く「ぼく」と太郎(「調教」が書かれた一文・つぶやきの抜き出し・比喩の説明 2 問・何が一番必要か・小説の特色・カタカナ→漢字 5 問) 14・記述 4

2016 年度以前(転写の分類では): 2016・2013・2011・2008・2006・2005 は 2 大問、2009・2010・2014 は 3 大問(四字熟語・敬語などの知識が独立した大問になっていた年)。

頻出と型


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の分類から周期を読んだものです。2018 年度以前(国語は 2016 年度以前)は題材まで確認していないため、単元名の水準で挙げます。

科目 単元 出た年 最終確認年度 状況
算数 立体図形(体積・表面積) 2014・2023・2024 2024 2025・2026 は立体が 1 題も無い。21 年を通しても出題の割合が小さい単元だが、2 年続けて出た直後の 2 年空き
算数 時計算 2015・2020・2023 2023 3〜5 年周期。2023 を最後に 3 年空き
算数 図形の移動 2019・2020・2024 2024 2 年空き。2024 は直線上を倒して転がす形
算数 集合(重なりの整理) 2006・2009・2011 2011 15 年空き
算数 ニュートン算 2017 2017 9 年空き
算数 通過算 2014 2014 12 年空き。速さの大問は毎年あるので、その中身として戻る候補
算数 場合の数 2014・2018(2021 に小問) 2018(小問は 2021) 大問としては 8 年空き
理科 2008・2010・2012・2016・2019 2019 2〜4 年周期だったが 7 年空き
理科 惑星・太陽 2007・2015 2015 11 年空き。星座は 2022・2023 に出ている
理科 燃焼 2012 2012 14 年空き
理科 実験器具・観察の基本 2005・2013・2018 2018 5〜8 年周期。8 年空き
理科 種子の発芽 2012・2020 2020 8 年周期なら次年度前後
理科 電気回路 2014・2022 2022 8 年周期。2025 は電磁石で、回路そのものは 4 年空き
社会 工業・産業立地 2008・2012 2012 14 年空き。地理の大問は近年、島・地形図・都市・災害で組まれている
社会 国際社会・国際協力 2014・2018(2023・2026 に小問) 2018(小問は 2026) 大問としては 8 年空き
社会 人口・都市問題 2020 2020 6 年空き
社会 農業・畜産の大問 2014・2017 2017 9 年空き。2025・2026 はコメが小問として入っている
社会 文化史を軸にした大問 2018 2018 転写の分類では 2018 が最後
国語 独立した知識の大問(四字熟語・敬語) 2009・2014 2014 2016 年度以降の精読した年は 2 大問で、知識は読解の中に組み込まれている

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

この学校で何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ(算数は問題数が少ないぶん、計算ミス 1 つの重みが大きくなります)、平面図形の面積の基本、割合と比の意味、読解は理由を 1 文で言う練習、漢字は書き取りを毎日。時間計測はまだしません。
小 5(幅) ここが本体です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は漢字の書き取りと、社会の通史の年表づくり・都道府県と気候・産業の地図をかわるがわる。国語は「〜から。」「〜という気持ち。」を 70〜100 字で書く習慣をここに入れます。週末 60 分は算数の単元を 1 つずつで、8-1 の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として次の順に使います。平面図形(面積比・角度・折り返し・円とおうぎ形) → 割合と文章題(食塩水・売買損益・仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元)・つるかめ算(個数を合計から逆算・受験用教材の単元)・和差算(和と差から 2 つの数を出す・受験用教材の単元)) → 速さ(旅人算・往復・周回・流水算(川の流れと船の速さ・受験用教材の単元)・通過算(列車が橋やトンネルを通る時間・受験用教材の単元)・時計算(長針と短針の作る角・受験用教材の単元)) → 数の性質と規則性(数列・群数列・素数・約数) → 立体と図形の移動。理科は 4 分野を偏りなく全分野ひととおり学び終え、表とグラフを自分で描くことに慣れます。ただし国語は 2025・2026 年度の資料が無いので、直近の形式は市販の過去問で確かめてください(→ 13 節)。
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降、算数は 40 分 9〜11 問の通し演習(1 問 4 分の配分と見直し)、理科・社会は 30 分の通し演習(1 問 30〜60 秒)。国語は 2024 年度以外の直近の形式を市販の過去問で確認してから、記述の字数に合わせます。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 算数は大問ごとの単元が年で入れ替わるので、「どの単元が来ても崩れない幅」を小 5 で作れたかが効きます。小 6 で座席(問題の置き場所)別に絞り込む学校とは逆で、直前期は幅を狭めるより精度を上げる時間になります。理科・社会は「30 分で数十問を読み切る体力」で差がつき、これは小 6 の通し演習でしか身につきません。国語の 70〜100 字の記述は、小 5 から書き慣れているかがそのまま出ます。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません(一覧の男女・日程の注記は自動集計の表をそのまま写したものです)。近さの数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100)で、同じ問題が出るという意味ではありません。国語の近さは本校の 2024 年度までの資料で計算されているため、参考程度に読んでください。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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