頌栄女子学院中学校 の過去問分析

頌栄女子学院中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

頌栄女子学院中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・回の区別がつかない 1 冊・最大 18 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都港区
男女 女子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日(募集 100 名)/第 2 回 2 月 5 日(募集 100 名)。どちらも 4 科(国語・算数・理科・社会)か、英語利用入試(国語・算数+英検のみなし得点)かを選びます。募集人数は英語利用入試を含んだ数です
試験時間・配点 国語・算数・理科・社会とも各 40 分・各 100 点。4 科目が同じ配点です
4 科と英語利用入試の関係 国語・算数の問題は 4 科と英語利用入試で共通です(2027 年度募集要項)
旧称 頌栄学校(1884 年からの起源にあたる名前です)

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 枠は固いのに、中身は毎年作り直されます。算数は資料がある 2012〜2026 の 15 年がすべて大問 5 題、理科は 2009〜2026 の 18 年がすべて大問 4 題です。
  2. 算数は座席(問題の置き場所)が決まっています。精読した 2024〜2026 の 3 年で、大問 1 が 9〜10 問の小問集合、大問 4 が立体図形、大問 2 が「言葉で説明する」記述という並びが揃います。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出ます。
  3. 4 科目すべてで答えの理由を日本語で書かせます。算数は「なお、答えの求め方も説明しなさい」が 2022〜2026 の 5 年連続、理科の記述は年 2〜4 問、社会の記述は年 4〜5 問、国語は記述 5〜7 問+作文です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の小問集合を、2024〜2026 の 3 年分(29 問)を 1 問 2 分の計測つきで通します。
  2. 算数の説明の記述(「答えの求め方も説明しなさい」と「なぜこの計算ではいけないか」)を、年度をまたいで縦に書きます。
  3. 社会の記述 14 問(3 年分)を、指定語句と資料の条件を守って書き直します。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 2 を 2024 年度と 2026 年度で続けて書きます(7 人から 3 人を選ぶのになぜ 6 で割るか/往復の平均の速さがなぜ (12+4)÷2 でないか)。正しい答えは問題文に書いてあり、書くのは理由だけという珍しい形です。

注意

  1. 国語は 2024 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2023 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(転写の単元分類で大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2024〜2026。説明を求める設問は 2022・2023 も設問文で確認) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026) 図のある小問が 39〜64%。図そのものは転写できないため図の説明文からの推定を含みます。読み取り確度が低めの年が 18 年中 13 年(2024・2025・2026 を含む)
理科 3 年(2024〜2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026) 表・グラフが多く、図のある小問が 3 年の中央値で 66%。小問が 35〜40 と多い。読み取り確度が低めの年が 18 年中 13 年(2026 は高め)
社会 3 年(2024〜2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026) リード文が長く、語句・選択肢の文言まで読めます。2024〜2026 の 3 年はいずれも読み取り確度が高め
国語 3 年(2016・2018・2023) 7 年(2009〜2013・2015・2017) 10 年(2009〜2013・2015〜2018・2023 の 10 冊) 2024 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。国語について書けるのは 2023 年度までの話です

収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。


5. 一番大きな結論

頌栄女子学院は「枠は固いが、中身は毎年作り直す」学校です。そして 4 科目すべてで「答えの理由を日本語で書かせる」学校です。

書かせる量が 4 科目に分散しているのがこの学校の特徴です。算数の「なお、答えの求め方も説明しなさい」は 2022〜2026 の 5 年連続、理科の記述は年 2〜4 問、社会の記述は年 4〜5 問(指定語句つき)、国語は記述 5〜7 問+作文。1 科目 40 分でこれを書き切ります。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではなく、①座席が決まっている算数の大問 1・大問 2・大問 4 を縦に解く(同じ場所を年度をまたいで)、②理科・社会・国語は年度を通しで時間を計り、書く分量の感覚を身につける、の二つに近くなります。

科目横断の要点

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 高い。大問 5 題(2012〜2026 の 15 年)・小問 17〜25・40 分。大問 1=小問集合、大問 4=立体、大問 2=説明の記述 小問集合で一行題(数行で終わる短い文章題)を広く、大問で立体・食塩水・規則性・水量を深く。単元は毎年入れ替わる 大問 1 の 9〜10 問を 1 問 2 分で処理する速さと、「なぜこの計算ではいけないか」を日本語で書く力
理科 中程度。4 大問(2009〜2026 の 18 年)・40 分は不変だが、分野の並び順は毎年違う 会話文・その年の出来事から入り、表・グラフの数値で計算させる。記述は年 2〜4 問 表から数値を出す計算(湿度・溶解度・中和・地震波・呼吸量)と、40 分で 35〜40 問を読む速さ
社会 中程度。大問 2〜3・小問 21〜30・40 分。各大問がリード文型で、問 1 が空らん補充 1 本のテーマに地理・歴史・公民が混ざる。記述は年 4〜5 問で指定語句・資料つき 渡された資料から筋を組み立てて書く練習と、リード文の空らんを埋める語句の量
国語 中程度。大問 2〜3・小問 20〜25・40 分。論説(随筆)→物語の順 記号選択が主軸、記述 5〜7 問、最後に作文問題。字数指定は年により有無が変わる 本文の主題を自分の経験に結ぶ作文と、選択肢の長い記号選択の精度

科目ごとに競技が違います。算数は「速く処理して、理由を書く」、理科は「読んで計算する」、社会は「資料から組み立てる」、国語は「選んで、書く」です。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前ならこの節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先にしてください。算数の説明記述や国語の作文の練習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠は 8 節の科目別を参照してください。末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その項目の根拠が確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の小問集合を 20 分以内で通す — 2024 年 9 問・2025 年 10 問・2026 年 10 問。計算・逆算(□にあてはまる数を求める計算)・角度・通過算・平均・割合・立体の体積・規則性・図形の移動が並びます。3 年分で 29 問あるので、1 問 2 分の計測つきで回します。ここを落とすと後半の説明記述に時間が残りません。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 算数・説明の記述を 2 種類そろえて書く — 「答えの求め方も説明しなさい」は 2022・2023・2024・2025・2026 の 5 年連続で 1〜2 問あります(2026 は大問 5 の 2 問とも)。式だけ並べるのではなく、何を求めているかを日本語でつなぐ形に固めます。もう 1 種類は「なぜこの計算ではいけないか」の説明で、2024 大問 2(7 人から 3 人を選ぶのになぜ 6 で割るか)、2026 大問 2(往復の平均の速さがなぜ (12+4)÷2 でないか)、2023 大問 2(合同な直角三角形 4 つと正方形で作った大きな正方形の 1 辺の求め方)、2022 大問 2(2 つの部分の面積が等しくなる理由)。正しい答えは問題文に書いてあり、書くのは理由だけという珍しい形です。4 題を続けて書くと型がつかめます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・大問 4 の立体を 3 年分縦に解く — 2024(積み木 18 個の色ぬり)・2025(正三角形 4 枚の立体を 3 種類の立体で組む)・2026(円柱の切り口としてありうる図形を 10 個判定)。数える・組み立てる・切り口を見るの 3 方向すべてに当たります。あわせて食塩水(2025 大問 3・2026 大問 5)と規則性(2024 大問 3・2025 大問 5)を途中式つきで解き直します。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 社会・記述 14 問(3 年分)を条件つきで書き直す — 指定語句と「使用した語句には下線を引くこと」(2025 の「人件費・工場」「石炭」、2024 の「パフォーマンス」)、資料・カード・グラフを参考にする条件が付きます。2026 の「エンゲル係数上昇の仮説を 2 つ立てる」のように、答えが一つに決まらない設問もあります。解く順序も決めておきます。まず問 1 の空らん(2024 は 15 か所、2025 は 10 か所)を埋めて話題をつかみ、それから下線部の設問に戻ります。40 分で 21〜30 問なので、読み返す回数を減らす順序が要ります。貿易(2026)・交通(2024・2025)・観光(2025)のように現代の地理から同じ土地の歴史へ遡る出題が続くので、地理と歴史はつなげて覚えます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [毎日 10 分] 理科・表から数値を出す計算を「作業」として練習する — 2024 の飽和水蒸気量の表から 4 問、2025 の呼吸の換気量・肺胞の表面積・中和で残る固体の質量 3 問、2026 の地震波の速さと発生時刻・溶解度・「暖かさの指数」。単元別ではなく「表を見て割合・比例を出す」という一つの作業として通します。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 理科・記述 9 問(3 年分)を書き直し、40 分で 35〜40 問という量に慣れる — 記述は「知識を目の前の題材の言葉で言い直す」練習として、模範解答と自分の答えの差を見ながら直します。長い導入文を読んでから解き始めるのではなく、設問を先に見て必要な段落へ戻る読み方を試します。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] しばらく出ていない単元を戻しておく — 理科の天体(星・星座・月・惑星は 18 年で 9 回出ているのに 2024〜2026 の 3 年は大問として無し)、社会の公民(憲法・三権分立・選挙・財政)、社会の地形図(断面図・等高線・地図記号)と雨温図。地形図は 2024 大問 2 で 3 小問出ています。計算を含む単元は、空いた期間が長いほど戻ったときの負担が大きくなります。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・作文問題を 3 題書き、知識問題を仕上げる — 2016(自由の範囲が広がることをどう考えるか)・2018(カシの生き方とヨシの生き方のどちらがすぐれているか)・2023(あなたが考える「バランス」)。設問文に評価の観点(内容と表現/表記もふくめた言葉としての正しさ)が書いてあるので、そこを満たす形で書きます。あわせて慣用句(体の一部)と接続語の空欄補充を仕上げます(2016・2018・2023 の 3 年連続で冒頭近くにあります)。字数指定つきの記述は指定の幅ごとに書き分け、選択肢の長い記号選択は誤りの選択肢が本文とどこでずれているかを指させるまで直します。(確認: 〜2023 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(40 分・100 点・大問 5 題・小問 17〜25)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(5 題・25 問) 小問集合 10
計算の工夫/正三角形・直角二等辺三角形・正方形を組んだ角度
スカイツリーの見上げ角と影・相似
2.7km の鉄橋の通過算
30×40×60cm の水そうと排水
円柱を 2 つに切って直方体と組んだ立体の体積
大人 3 人 12 時間・子ども 4 人 15 時間の仕事算
生徒会役員 5 人の選出の推理
1 辺 4 個のご石で正三角形・正方形・正五角形と続く規則性
1 辺 12cm の正方形の周りを 1 辺 6cm の正三角形が転がる軌跡
説明の記述(往復の平均の速さを (12+4)÷2=8 としてはいけない理由を説明) 平均算・推理(漢字と計算の 5 点満点テストのクロス集計表 40 人。C さんの得点/空欄に入る「質問」を自分で作る) 2 問 立体の切断(円柱を 1 回だけ平面で切ったときの切り口として、ありうる図形に〇・ありえない図形に×。ア〜コの 10 判定) 10 問 食塩水(10% 49g と 6% 85g に 200g を加える。濃度/捨てた量。2 問とも「答えの求め方も説明しなさい」) 2 問
2025(5 題・18 問) 小問集合 10
帯分数の四則/逆算
正五角形の角度
親子の年齢比 2:7 → 2:5
200m と 300m の列車の通過算
円すいを平面で切り分けた切り口の作図
0.5kg・5g・100g・1kg のおもりのつるかめ算(個数を合計から逆算)
25 人 10 点満点のヒストグラムと平均
正八角形と直角二等辺三角形の重なり
180÷□ が整数になる数の性質
推理・論理(1〜9 から異なる 3 数を選ぶ数当てゲーム。「はい/いいえ」の質問と回答から絞り込む) 1 問 食塩水(10% から 4 割を除き水を蒸発させて食塩 8.7g。「答えの求め方も説明しなさい」) 1 問 立体図形(1 辺 2cm の正三角形 4 枚でできた立体を、正三角すいなど 3 種の立体で組み上げる個数。作れなければ×と書く) 3 問 規則性・数列(1 から数を並べた表。45 の位置の表し方/(12, 9) の数/偶数行と奇数行の 7 列目・8 列目) 3 問
2024(5 題・17 問) 小問集合 9
逆算/5 で割ると 3 余り 7 で割ると 5 余る数
分数で割っても掛けても整数になる分数
30 人・5 点満点の平均算
初もうでの所持金の割合
10cm 角のタイルの過不足算
分速 220m の姉と弟の速さ
正三角形と二等辺三角形の角度
真上・正面から見た図から立体の表面積
説明の記述(7 人から 3 人を選ぶのに 7×6×5=210 を 6 で割る理由を言葉で説明) 規則性(映画 1 本で 1 ポイント、6 ポイントで 1 本無料。42 本/100 本) 2 問 立体図形(立方体の積み木 18 個の外側だけに色をぬる。色のついた個数・3 面・2 面) 3 問 水量とグラフ(仕切り板 2 枚の直方体の水そう 2 つ。注水と排水。(2) は「答えの求め方も説明しなさい」) 2 問

精読した 3 年に共通するのは、大問 5 題という枠と、大問 1 が 9〜10 問の小問集合で始まる並びです(2024・2025・2026 の 3 年連続)。転写がある 2012〜2026 の 15 年はすべて大問 5 題で、この枠は長く動いていません。同じ問題の再登場は 3 年の中では見つかりませんでした。

座席の固定(同じ場所に同じ種類の問題)

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年 傾向
規則性・数列 2010・2012・2014・2015(2 題)・2017・2022・2023(2 題)・2024・2025・2026(大問 1 に) 18 年で最も回数が多い。表・数の並び・ポイント制など「並べて数える」形
食塩水の濃度 2010・2012・2014・2016・2017・2020・2022・2025・2026 18 年中 9 年。近年は 2025 大問 3・2026 大問 5 と 2 年連続
立体図形の体積・表面積/立体の切断 2011・2014(水量)・2015・2019・2022・2024・2025・2026 大問 4 の場所に 3 年連続。切断・投影図は 2025・2026
速さ・速さとグラフ 2009・2010・2011・2012・2013(2 題)・2014・2019・2021・2023・2026(大問 2) 大問としては 2023 が最後、2026 は説明の記述として登場
推理・論理 2010・2011・2012・2016・2017・2018(2 題)・2019・2021・2025 「条件から座席・数を当てる」形が繰り返し出る
平面図形の面積・角度 2009・2011・2016(2 題)・2019・2022・2023 近年は大問 1 の小問に降りている(2024(8)・2025(3)(9)・2026(2))
水量とグラフ 2014・2015・2024(2026 大問 1(5) に小問) 4〜9 年おき
平均算 2013・2020・2026 2026 はクロス集計表を読む形に変わった
仕事算・ニュートン算 2011(2 題)・2018・2021(2026 大問 1(7) に小問) 大問としては 2021 が最後
場合の数 2017・2024 2024 は説明の記述として

問い方の型


8-2. 理科(40 分・100 点・大問 4 題・小問 35〜40)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(4 題・36 問) 地震 9 問
2025 年も日本各地で地震
初期微動と主要動
記録用紙を巻いた円筒の地震計
波の速さ・発生時刻・グラフ選択
最後に「平常時と災害時を分けない備え」を書かせる記述
電磁石 9 問
コイルの巻き数・電流の向き
電磁石 A〜F の強さの順・永久磁石
[II] リニアモーターカーが浮上・前進するしくみ
電流の向きを変える周期の計算
溶解度・再結晶 10 問
硝酸カリウムの溶解度をグラフに作図
ミョウバンの溶け残り
結晶の形
質量パーセント濃度
飽和水溶液を冷やして出る結晶
気象と植物 8 問
夏休みの宿題をやる頌子さん
落葉樹と常緑樹、冬の過ごし方
平均気温と森林のタイプ
「暖かさの指数」を月平均気温の表から計算
2025(4 題・40 問) 地層・火山・地震 11 問
阪神大震災から 30 年・能登半島地震
逆断層
火山の断面と火成岩
箱根の外輪山とカルデラ
柱状図から火山灰層の厚さ・等高線の間隔・地点の同定
人体(呼吸) 10 問
吸う息とはく息の気体の割合の表
1 分間の換気量
取り入れる酸素の割合を四捨五入
肺胞 1 個 0.1mm² からの表面積
肺胞と血液の物質交換の記述、レントゲンの記述
ふりこ 8 問
糸の長さと周期
グラフの形の選択
支点にくぎを打った振り子
2 つのおもりの衝突
「振り子が時計に使われた理由」の記述
水溶液 11 問
頌子さんの自由研究「酸性・アルカリ性」
BTB 液
7 種類の物質を酸性の強い順に並べる
硫黄を含む気体
塩酸と水酸化ナトリウムの中和で残る固体の質量計算 3 問
2024(4 題・35 問) 植物 10 問
2021 年の奄美大島・徳之島の世界自然遺産登録
照葉樹
マングローブとヒルギの塩の処理の記述
ヘゴとシダ
ウミガメの呼吸・赤い街灯・温度で決まる性別
電磁石 7 問
棒磁石と方位磁針、切った磁石
巻き数と電流
クリップの動き
電磁石の強さを不等号で並べる
モーター、リニアモーターカーの記述
気象・湿度 10 問
2023 年夏の頌子さんとお父さんの会話
猛暑日、ヒートアイランド
二酸化炭素、海の氷
飽和水蒸気量の表から湿度・水滴の量を 4 問計算
勝浦が涼しい仮説
金属と燃焼 8 問
ガスバーナーの操作
加熱で重くなる理由
粉末にする理由
塩酸との反応
金属と結びつく酸素の重さの比・未反応分の計算

座席の固定と枠

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年 傾向
人体 2012・2014・2015・2018・2019・2022・2025 18 年で最も多い。2025 は呼吸と肺胞の計算
中和・水溶液の性質・溶解度 2009・2011・2012・2015・2017・2020・2021・2022・2023・2025・2026 化学の大問はここに集中。数値計算を伴う
電流・電磁石 2012・2017・2020・2022・2023・2024・2026 近年は電磁石が中心
星・星座・月・惑星 2010・2012・2013・2014・2016・2017・2019・2020・2023 18 年で 9 回だが 2024〜2026 の 3 年は大問として無い
気象 2009・2018・2022・2024・2026 温暖化・猛暑・森林のタイプなど気候とセット
地層・岩石・地震・火山 2015・2021・2025・2026 2025・2026 と 2 年続いた
植物のつくりとはたらき 2010・2013・2021・2024(2026 大問 4 に) 4〜8 年おき
質量保存・量的関係・燃焼 2013・2016・2018・2019・2024 金属の加熱と重さの比
ふりこ・力のつり合い・浮力 2009・2011・2013・2021・2025 物理のもう一つの柱
こん虫・動物の分類・生態系 2011・2016・2017・2020・2023 2023 を最後に大問なし

問い方の型


8-3. 社会(40 分・100 点・大問 2〜3 題・小問 21〜30)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2026(3 題・30 問) 貿易+歴史 15 問
輸出入額の折れ線グラフ、貿易黒字・赤字
相手国上位 10 か国の表、加工貿易
貿易港ごとの輸出品目、牛肉の自給率
日宋貿易と大輪田泊の位置、勘合貿易
松前藩とアイヌ
鎖国当初のオランダ商館長日記を読んで幕府の警戒とオランダの主張を書く
プロテスタント、日米修好通商条約
関税が上がった場合の消費者への影響
古代〜近世 6 問
長岡京に遷都した地形的な利点とそれによる問題を地図と会話文から説明
白村江、蒙古襲来
八戸藩の飢饉と害獣
江戸の都市人口の正誤組み合わせ
米と物価 9 問
米の生産・価格
大正の米騒動とシベリア出兵
1993 年の冷害
価格弾力性の先生と生徒の対話
エンゲル係数上昇の原因について仮説を 2 つ立てさせる記述
2025(3 題・28 問) 近代 7 問
スエズ運河とマラリア
モビリティ革命、菱刈鉱山
ジャポニスム
大津事件のカード 2 枚から出来事の重要性を説明
アイヌ同化政策と「マイクロ・アグレッション」
旅と観光 19 問
オーバーツーリズム。訪日外国人の訪問先グラフ、バルセロナ
京都の遷都と応仁の乱と京野菜
北海道の樺太・シャクシャイン・十勝の輪作
鉄道路線図 2 枚から路線減少の理由を「石炭」を使って説明
土佐日記・奥の細道・伊能忠敬
庶民の旅を 3 段階に分類
地方分散 2 問
都市部への一極集中の解消
A〜C の市町村の同定
2024(2 題・21 問) 通史 9 問
空らん 15 か所の語句記入
白村江、女帝、蒙古襲来
12 世紀以降の天皇の並べ替え
享保の改革以降の人物の並べ替え
カード 2 枚の共通要因を「地理に注目して」説明
動画の倍速視聴と「パフォーマンス」
ユーチューバーの収入が伸びない理由
箱根駅伝と交通 12 問
旧国名
地形図の断面図と読み取り
雨温図 3 都市
4 県のサービス産業の表
アスファルト舗装で起きた問題を資料から説明
神戸淡路鳴門自動車道の所要時間と産業への影響
労働基準法と 1 日 8 時間

座席の固定と枠

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年 傾向
貿易・資源・エネルギー 2009・2026(2 題) 2026 は大問 1 と大問 3 の両方
都道府県・地域の同定 2011・2015・2017・2019・2021(2025 大問 3 に小問) 大問としては 2021 が最後
地形図の読図 2012・2014・2016・2018(2024 大問 2 に小問 3 問) 大問としては 2018 が最後。2024 に断面図・読み取り・ルートの 3 小問で復帰
近代の戦争と大正・昭和前期 2011・2012・2015・2021・2025(2026 大問 3 に小問) 4〜6 年おき
飛鳥・奈良時代 2010・2024・2026 2024・2026 と隔年で
鎌倉・室町時代 2009・2019・2020・2022(2025・2026 に小問) 3 年とも他の大問のリード文に混ざって出る
戦後・現代史 2010・2011・2017・2019 大問としては 2019 が最後
日本国憲法・三権分立・選挙 2010・2012・2016・2023 公民の大問は 2023 が最後。2025 大問 1 問 6 に司法権の独立が記述として
交通・通信網 2023・2024・2025 3 年連続。道路・鉄道・所要時間と産業の関係
観光・地域おこし 2022・2025 オーバーツーリズムなど
経済・労働・産業の変化 2020(2024・2025・2026 に小問) 大問としては 2020 が最後だが小問では毎年

問い方の型


8-4. 国語(40 分・100 点・大問 2〜3 題・小問 20〜25)

国語は 2024 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2016・2018・2023 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。資料としては 2009〜2023 年の 10 冊分があります。

年度×大問の題材表(2016・2018・2023・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2023(3 題・25 問) 漢字の書き取り A〜E の 5 問(独立した大問に) 随筆 10 問
漫談家・徳川夢声が「間」と「虚実のバランス」について書いた文章
接続語、脱文をもどす位置
25 字以内・30 字以内の説明 2 問
作文問題「あなたが普段考えている『バランス』」
物語 10 問
加納朋子『てるてるあした』。親が破産して夜逃げした照子
慣用句の体の一部
心情説明の記述 4 問
2018(2 題・22 問) 論説 10 問
稲垣栄洋『植物はなぜ動かないのか』。オオバコと雑草の戦略
15 字以内・20〜30 字以内の説明
脱文をもどす位置、抜き出し
作文問題「カシの生き方とヨシの生き方のどちらがすぐれているか」
物語 12 問
三浦しをん『風が強く吹いている』。箱根駅伝を目指す寛政大学陸上部の合宿
漢字 5 問
慣用句の体の一部 3 問
記号選択 8 問、心情の記述 2 問
2016(2 題・20 問) 論説 10 問
大澤真幸『自由の条件』。中学一年の冬と「自由」
漢字 5 問、接続語
40〜50 字の説明、抜き出し
作文「自由の範囲が大きくなっていくことをどう考えるか」
物語 10 問
須賀しのぶ『雲は湧き、光あふれて』。腰を痛めて野球を続けられなくなった益岡と代走の須藤
慣用句の体の一部
30 字以内・50〜60 字の記述 3 問

座席の固定と枠

問い方の型


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(2009〜2026)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証できません。最終確認年度は、その単元を大問として最後に確認できた年度です。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 速さの大問 2009・2010・2011・2012・2013(2 題)・2014・2019・2021・2023 2023 18 年で 11 大問と多いのに、大問としては 2023 が最後。2026 は説明の記述として大問 2 に登場した。次に戻る候補の筆頭
算数 仕事算・ニュートン算 2011(2 題)・2018・2021 2021 2021 以来 5 年なし。2026 大問 1(7) に仕事算の小問
算数 平面図形の求積・面積比を大問の柱に 2009・2011・2016(2 題)・2019・2022・2023 2023 2023 が最後。近年は大問 1 の小問に降りている
算数 場合の数の大問 2017・2024 2024 2024 は説明の記述として。純粋な数え上げの大問は 2017 が最後
算数 水量とグラフ 2014・2015・2024 2024 2024 に 9 年ぶりに戻った。2026 は大問 1(5) に小問
理科 星・星座・月・惑星 2010・2012・2013・2014・2016・2017・2019・2020・2023 2023 18 年で 9 回。2024〜2026 の 3 年は大問として無し。理科で最も長く空いている。月の満ち欠け・南中時刻・星の日周運動といった計算を含む
理科 こん虫・動物の分類・生態系 2011・2016・2017・2020・2023 2023 2023 が最後。生物は 2024 植物→2025 人体→2026 植物と続いている
理科 てこ・つり合い・ばね・浮力 2009・2011・2013・2021 2021 物理は 2024 電磁石→2025 ふりこ→2026 電磁石。力のつり合い系が長く空いている
理科 光・音 2014(2024 大問 1 問 8 に赤い街灯の小問) 2014 大問としては 12 年なし
社会 公民(日本国憲法・三権分立・選挙制度)を大問の柱に 2010・2012・2016・2023 2023 2023 が最後。小問では毎年出るので、大問として戻ると分量が一気に増える
社会 地形図の読図を大問の柱に 2012・2014・2016・2018 2018 2018 が最後・18 年で 4 回。2024 大問 2 に断面図・読み取り・ルートの 3 小問で復帰しており、大問への復帰も念頭に
社会 都道府県・地域の同定を大問の柱に 2011・2015・2017・2019・2021 2021 2021 が最後・18 年で 5 回。2025 大問 3 に市町村の同定の小問
社会 戦後・現代史 2010・2011・2017・2019 2019 2019 が最後。近現代は 2025 大問 1・2026 大問 3 に出ているが、戦後史そのものは空いている
国語 詩・短歌・俳句/古文/学校文法(品詞・敬語) 精読・構成を数えた 10 年(2009〜2023)で見つからず 資料が 2023 年度まで 出題の可能性を否定する材料もない。2024 年度以降の資料が無いため、直近の形は市販の過去問集で確認してほしい

算数の 4 単元は、いずれも大問 1 の小問には降りて出ています。戻す順の目安は 7 節にまとめました。


10. 形式面の注意

算数

理科

社会

国語


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・単位換算)、図形(立方体・円柱を切ったらどんな面が出るかを実物やスケッチで見る)、読解(線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。頌栄で最終的に効く単元の入口は「一行題を速く正確に解く癖」「立体を手で作って眺めること」「なぜそうなるかを声に出して説明する習慣」 差はほぼありません。時間計測はまだしません。ただし「答えだけでなく理由を言う」習慣は、この学校ではそのまま得点になるので早くから
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える段。1 週間の割り振りは「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします(下に配分を書きました) 算数の大問 1 に出る一行題の幅はここで作ります。理科の 4 分野は毎年ひと通り回るので、どれも捨てられません。社会のテーマ横断型は、分野別の暗記だけでは届きません
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降、算数は同じ場所を縦に(大問 1 だけ 3 年分、大問 2 の説明だけ 4 年分、大問 4 の立体だけ 3 年分)、理科・社会・国語は年度通しで 40 分を計ります。書いたもの(算数の説明・社会の記述・国語の作文)は必ず人に見てもらいます 算数は座席が決まっているので縦の演習が効きます。ほかの 3 科目は書く分量と時間の感覚が主戦場で、通し演習の回数より「書いたものを直す回数」が効きます

小 5 の 1 週間の割り振り(基本形: 平日 15 分×5 + 週末 60 分)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での全分野の一巡(特に理科 4 分野と算数の一行題の幅)と、小 6 で「書いたものを直してもらう回数」です。4 科目すべてに日本語で説明させる設問があり、算数の「なぜこの計算ではいけないか」や国語の作文は、模範解答を見ても自分の答案のどこが足りないか一人では分かりにくいものです。添削の往復回数がそのまま差になります。逆に、算数の座席が決まっている分、直前期にどこを重点的に回すかは決めやすい学校です。


12. この学校と併願するなら

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計によるものです。同じ問題が出るという意味ではありません

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い

学校の公表資料と過去問の原本とのあいだで、記述が食い違う点は見つかりませんでした。ただし公表資料には第 1 回・第 2 回の 2 回があるのに転写は 1 年 1 冊しかない、という対応の欠けがあり、これが上の「入試回が分かりません」です。


頌栄女子学院中学校(東京都・school_id 78)/作成 2026-08-18

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