茨城中学校 の過去問分析
茨城中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。
茨城中学校 過去問分析(2014〜2026 年度・4 科がそろう回・科目ごとに 3〜4 年分)
更新 2026-08-20。
①この学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県水戸市 |
| 男女 | 共学(1995 年に男女共学化・中高一貫制を導入。それ以前は男子校) |
| 要項年度 | 2026 年度 |
| 回 | 日程 | 科目 | 試験時間 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第 1 回 A 方式(専願・一般) | 2025 年 12 月 6 日 | 4 科(国語・算数・社会・理科) | 国語 60 分・算数 60 分・社会 40 分・理科 40 分 | 国語 150・算数 150・社会 100・理科 100 | 専願・一般あわせて約 110 名(男女比設定なし)。専願は評価点加点あり(英検・数検等)。試験会場は水戸/日立。出願形式Ⅰ型(第 1 回+第 2 回同時出願 30,000 円)/Ⅱ型(第 1 回のみ 20,000 円) |
| 第 1 回 A 方式帰国生 | 2025 年 12 月 6 日 | 国語・算数のうち得点の高い 1 科目を合否判定に採用+面接 | 国語 60 分・算数 60 分 | 国語 150・算数 150 | 募集人員は若干名。専願扱い。海外通算 1 年以上在籍・帰国後 3 年以内が出願資格。試験会場は水戸のみ |
| 第 1 回 B 方式(一般) | 2025 年 12 月 7 日 | 適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ | 適性Ⅰ 45 分・適性Ⅱ 45 分 | 適性Ⅰ 100・適性Ⅱ 100 | 約 20 名(男女比設定なし)。面接あり。試験会場は水戸/日立。A 方式と B 方式は同時受験不可 |
| 第 2 回 A 方式(一般) | 2026 年 1 月 25 日 | 4 科(国語・算数・社会・理科) | 国語 60 分・算数 60 分・社会 40 分・理科 40 分 | 国語 150・算数 150・社会 100・理科 100 | A 方式一般・帰国生/B 方式一般あわせて約 30 名。試験会場は水戸。出願形式Ⅰ型/Ⅲ型(第 2 回のみ 20,000 円) |
| 第 2 回 A 方式帰国生 | 2026 年 1 月 25 日 | 国語・算数のうち得点の高い 1 科目を合否判定に採用+面接 | 国語 60 分・算数 60 分 | 国語 150・算数 150 | A 方式一般・帰国生/B 方式一般あわせて約 30 名 |
| 第 2 回 B 方式(一般) | 2026 年 1 月 25 日 | 適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ | 適性Ⅰ 45 分・適性Ⅱ 45 分 | 適性Ⅰ 100・適性Ⅱ 100 | A 方式一般・帰国生/B 方式一般あわせて約 30 名。試験会場は水戸 |
A 方式(4 科)と B 方式(適性検査Ⅰ・Ⅱ)は同時受験できません。帰国生入試は国語・算数のうち得点の高い 1 科目を合否判定に採用する形で、両方受けて高いほうが採られます。
いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。
②このページでわかること
このページは、茨城中学校の過去問(A 方式・4 科)にどんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。
用語は用語集へ。B 方式(適性検査)の問題は資料に無いため、この分析の対象は A 方式(4 科)に限られます。
③まず結論だけ(10 行)
結論 1. 茨城中学校は科目ごとに固定の強さがまるで違う学校です。社会が最も並びが固く、国語も固く、算数は前半 2 題だけが固く、理科は位置ではなく分野の配分が固定されています。 2. 過去問の使い方は科目で変える必要があります。社会と国語は同じ座席・同じ単元を反復、算数は前半反復+後半は時間を計る通し演習、理科は 4 分野を薄く均等に。 3. 「出る問題を覚える」使い方が効くのは理科の溶解度だけです(2014 年度と 2023 年度で設問文が一字一句同じ問題を確認)。
家でやること - 国語の漢字 20 問を毎日。 - 算数の大問 1(計算)と大問 2(小問集合)を縦に解く。 - 社会の茨城県の地理・歴史 13 問を固める。
今週やる 1 つ - 国語の漢字 20 問(読み 10・書き 10)を今週から毎日の習慣にする。4 科の中で最も時間をかける価値が高い枠です。
注意 - 入試回の区別ができない年があるため、「◯年連続」等の反復の記述は回が混ざっている可能性を含みます(詳しくは⑬)。
④資料の状況
科目ごとに「精読した年」(設問文まで読んだ年)・「構成だけ数えた年」(大問見出しの水準で確認した年)・「資料のある年」(冊子はあるが精読はしていない年を含む合計)を分けて示します。以降もこの 3 語だけを使います。
| 科目 | 精読した年 | 構成だけ数えた年 | 資料のある年(合計) | 資料の状態 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 2023・2024・2026(3 年) | 2022(大問見出しの水準) | 2022・2023・2024・2026 | 良好。2024 年度だけ大問が 11 題ある。解答用紙の【1】〜【11】でも 11 題であることを確認したので、これは転写の割り方ではなく実際の構成 |
| 理科 | 2023・2024・2026(3 年) | ― | 2023・2024・2026(+溶解度のみ 2014・2018 の該当大問を追加確認) | 良好。大問 6〜7 題。解答用紙側の大問数と一致 |
| 社会 | 2023・2024・2026(3 年) | ― | 2023・2024・2026 | 良好。大問 4〜5 題。解答用紙側の大問数と一致 |
| 国語 | 2014・2016・2017(3 年) | ― | 2011(判読不能のため除外)・2014・2016・2017 | 2018 年度以降の問題文が資料に無い。著作権処理の関係で掲載されない年が多い。ここに書いたのは 2014〜2017 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしい |
- 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
- 転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの。資料に入っているのは 4 科(国語・算数・社会・理科)で受ける回の冊子で、2023 年度算数の表紙には校名が「茨城 A」と記されています。募集要項では A 方式が 4 科、B 方式が適性検査Ⅰ・Ⅱなので、この分析は A 方式の 4 科入試についてのものと考えてよいです。B 方式(適性検査)の問題は資料に 1 冊も無く、この分析の対象外です。
- 試験時間は問題冊子の表紙に印字されていますが、転写にはほとんど写っていないため、時間は①の募集要項の数字を使っています。
- 入試回(第 1 回 12 月・第 2 回 1 月)の判別ができない年があります(→⑬資料の限界)。
- 「3 年連続」「4 年連続」と書いた箇所は、その年度の設問文を原本で読み直して確かめたものです。確かめられなかったことは書いていないか、「精読した年に限れば」と弱めてあります。
- 図そのものは転写できないため、図形問題の細部は設問文と図の説明文からの推定を含みます。
⑤一番大きな結論
茨城中学校は「科目ごとに固定の強さがまるで違う」学校です。4 科をひとくくりに語れません。
- 社会が最も並びが固いです。精読した 3 年(2023・2024・2026)で「地理の短い選択 → 茨城県が主役の地理の読み取り → 歴史 13 問 → 公民・国際」という順序が完全に一致し、歴史の小問数は 3 年とも 13 問ちょうどでした。大問の数が 4 題と 5 題で違って見える年(2024)も、歴史が 2 つの大問に割れているだけです。
- 国語も固いです。精読した 3 年(2014・2016・2017)で「読解 3 題 + 漢字の読み 10 問 + 漢字の書き取り 10 問」の 5 大問が一度も崩れていません。漢字 20 問が小問全体の半分を占めます。
- 算数は前半 2 題だけが固いです。精読した 4 年(2022・2023・2024・2026)で「大問 1 = 計算」「大問 2 = 独立した小問集合」が動かず、この 2 題で小問の半分前後を占めます。大問 3 以降は毎年作り直されます。大問の総数も 6 題(2023・2026)と 11 題(2024)で大きく動きました。
- 理科は位置が固定されていません。精読した 3 年で大問 1 は電気回路 → 磁石 → 溶解度と毎年入れ替わります。代わりに物理 2 題・化学 2 題・生物 1〜2 題・地学 1 題という分野の配分が 3 年とも同じで、4 分野が必ず全部入ります。
過去問の使い方は科目で変える必要があります。
| 科目 | 近い使い方 |
|---|---|
| 社会 | 同じ座席を縦に解く。大問 1 を 3 年分、大問 2 を 3 年分、というように位置で束ねる |
| 国語 | 単元を反復する。漢字 20 問と、字数指定の抜き出し・記述という決まった作業の速度を上げる |
| 算数 | 前半 2 題は反復、後半は年度通しで時間を計る。大問 1・2 は縦に、大問 3 以降は 60 分通しで |
| 理科 | 4 分野を薄く均等に。位置ではなく分野で備える。ただし溶解度の表だけは別枠で反復する |
「出る問題を覚える」使い方が効くのは理科の溶解度だけです。2014 年度と 2023 年度で設問文が一字一句同じ問題が実際に出ており、両年の原本を並べて確認しました(⑧の理科の節に引用)。それ以外の科目・単元では、同じ問題がそのまま戻ってきた例は見つかりませんでした。
科目横断の要点
| 科目 | 形式の固定度 | 中身の性格 | 最優先で時間をかけるべきこと |
|---|---|---|---|
| 算数(60 分・150 点) | 前半のみ高い。大問 1 計算+大問 2 小問集合が 4 年不変。大問数は 6〜11 題で動く | 小問 25〜31 問をすべて答えのみで処理。式や考え方を書く欄は無い。会話文の穴埋めが 2 年で 2 回 | 大問 1・2 を落とさない処理速度。割合・速さ・食塩水・数の性質・角度・面積の 6 分野 |
| 理科(40 分・100 点) | 中程度。大問 6〜7 題・小問 32〜33 問。位置は動くが分野配分が固定 | 記号選択と短答が半々。計算は大問まるごと計算という置き方 | 溶解度の表(1990 年代から続く枠)と てこ・ばね・滑車の計算 |
| 社会(40 分・100 点) | 最も高い。地理 → 茨城 → 歴史 13 問 → 公民の順が 3 年不変 | 記号選択が主軸(78〜90%)。正誤の組合せと年代の並べかえが多い。記述は 0〜1 問 | 茨城県の地理と歴史 13 問の通史、そして正誤の組合せの解き方 |
| 国語(60 分・150 点) | 高い(2017 年度まで)。読解 3 題+漢字 20 問の 5 大問 | 字数指定の抜き出しと 40〜70 字の理由説明。指定語句つきの記述 | 漢字 20 問と理由説明の記述 |
この 4 科でいちばん目立つのは、社会と国語が「決まった作業を速く正確に」の試験なのに対して、算数の後半と理科は「初めて見る設定を読んで処理する」試験になっている点です。同じ日に性格の違う 2 種類の試験を受ける、と考えておくとよいでしょう。
⑥この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
- 登場人物に創立者の名前が使われています。算数 2023 大問 4 の「ジョーとサブロー」、理科 2024 大問 4 の「飯村くん」と大問 6 の「丈君と三郎君」、社会 2026 大問 3 問 11 の「ジョウさんとサブロウさん」。3 科目・3 年度にまたがって同じ名前が顔を出します。学校の創立者が飯村丈三郎という人物であることを知っていると、問題を解きながら気づける仕掛けになっています。
- 理科に「サイエンス研修」がそのまま出ます。2023 大問 7 は 2022 年 3 月に西表島で行われた研修とマングローブ、2026 大問 3 は知床半島での研修が題材で、いずれも校内で実際に行われた研修の会話文から問題が組まれています。2024 大問 6 の小笠原諸島のカタツムリも同じ系統に見えます。在校生の活動がそのまま入試問題になるという色は、この学校の理科でいちばん目立つ特徴です。
- 社会は「茨城県で始まり茨城県に戻る」作りです。2023 は茨城県を通る緯線・茨城の雨温図・県産の果物・水戸の柔甘ねぎと奥久慈しゃも・県内の人口。2024 は県内 5 市町の入れ込み客数と「茨城県における 6 次産業化」の記述。2026 は県内の工場立地・常磐自動車道と北関東自動車道。歴史でも 2024 大問 4 が水戸の地名(木葉下・あぼっけ)と『常陸国風土記』の「那賀」から入ります。地元をどれだけ知っているかが直に点になります。
- 理科と社会の資料は「読み物」として長いのが特徴です。理科は会話文や科学読み物から入る大問が毎年あり、社会は新聞記事がそのまま資料になります。設問だけ拾い読みして解ける作りになっていないように見えます。
- 算数にも読み物が入ります。2026 大問 6 は豊臣秀吉と曽呂利新左衛門の米粒の逸話、2026 大問 4 は「しんぶんし」「たけやぶやけた」からの回文数。題材で興味を引いてから計算に入るという置き方が算数にもあります。
⑦今からやるなら(4 科目統合の優先順)
想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は計算・漢字・読解の基礎を先に。過去問を使った反復は小 6 の夏以降が目安です(学年ごとの詳しい進め方は⑪を参照)。
- [毎日 10 分] 国語の漢字 20 問(読み 10・書き 10、四字熟語・ことわざを含む)を毎日。精読した 3 年(2014・2016・2017)とも小問の半分を占める、4 科の中で最も時間をかける価値が高い枠です。(確認: 〜2017 年度)
- [週末 60 分] 算数の大問 1(分数と小数の混じった四則計算・工夫計算・単位換算)と大問 2(小問集合:割合・速さ・食塩水・数の性質・角度・面積の 6 分野)を 4 年分(2022・2023・2024・2026)縦に解きます。この 2 題で小問の半分を占めます。大問 2 の 6 分野は「1 問 1 分で答えが出る」水準まで仕上げるのが目標です。立体・水量(切断・展開図・プールの水量)と規則性(倍々に増える・棒や駅の並び)、資料の読み取り(平均値・中央値・最頻値)も忘れずに。(確認: 〜2026 年度)
- [週 1 回] 社会の茨城県を完全に自分のものにします。県内の主要市(水戸・つくば・日立・ひたちなか・鹿嶋・神栖)、農産物(メロン・栗・れんこん・ピーマン・干し芋・柔甘ねぎ・奥久慈しゃも)、常磐自動車道と北関東自動車道、鹿島臨海工業地域、霞ヶ浦、常陸国風土記。3 年とも大問 2 が茨城県の地理で、記述もそこに出ます。「茨城県の○○を使って△△を作り、□□で売る」を 1 文で言える練習をしておきます。(確認: 〜2026 年度)
- [週末 60 分] 理科の溶解度の表を最優先で反復します。「水 100g あたり」の表を水 50g・80mL・150g・1kg に読み替える比の作業です。とけ残り・蒸発・温度を下げたときの結晶、の 3 通りを手順化します。2014 年度と 2023 年度で設問文が一字一句同じ問題が出た枠でもあります。(確認: 2014〜2026 年度)
- [週 1 回] 社会の歴史 13 問を通史で一巡します。下線部の順に古代から昭和まで並ぶので抜けを作れません。正誤の組合せ(「A〜D のうち正しいものの組合せ」を 4 つ全部に○×を付けて解く)と「適切でないものを 1 つ」の除外形にも慣れておきます。年代の並べかえは毎年出ます。(確認: 〜2026 年度)
- [週末 60 分] 国語の記述を週 3 問。理由説明(40〜70 字、本文の語を使い「〜から。」で結ぶ)と、「この 2 語を必ず使って 50 字」のような指定語句つきの記述に慣れます。あわせて抜き出しの字数感覚(句読点も 1 字に数える)、接続語・副詞の空欄補充(「しかし・しかも・あるいは・たとえば」「おそらく・あたかも・はなはだ・なまじ」の使い分け)、本文全体の○×判定、語句の意味・慣用句(「おざなり」「枚挙にいとまがない」等)も。(確認: 〜2017 年度)
- [週末 60 分] 理科のてこ・ばね・滑車の計算(3 年連続)と、4 分野(物理・化学・生物・地学)を薄く均等に備えます。用語を漢字で書く練習、気体の発生と性質(水素・二酸化炭素・酸素を発生方法・集め方・性質の 3 点セットで)、生態系は「なぜそうなるか」(ベルクマンの法則やサケが森の栄養になる仕組みなど)まで踏み込みます。会話文・読み物を最後まで読む訓練もあわせて(本文が 2000〜3000 字に及ぶ年もあります)。(確認: 〜2026 年度)
- [週 1 回] 4 科を通した時間配分の練習をします。社会は 40 分で 27〜32 問・資料が多く、国語は 60 分で本文 3 題+漢字 20 問。算数は会話文の穴埋め(2023 大問 4・2026 大問 3)と公式を言葉で説明する練習(2024 大問 3 の円周率)もあわせて。公民は日本国憲法(天皇の国事行為・基本的人権と国民の義務・三権・税)から、国際は国連の機関名(WHO・UNESCO・UNICEF・PKO)まで一巡しておきます。時間切れが最大の失点要因になる作りなので、年度通しの通し演習を秋以降に。(確認: 〜2026 年度)
⑧科目別の詳細
科目ごとに、年度×大問の題材表・座席(同じ場所に同じ種類の問題が来るか)・繰り返し出ている単元・問い方の特徴をまとめます。「今からやるなら」「復活警戒」「形式面の注意」の科目別の具体策は⑦・⑨・⑩に集約し、重複はここから外しました。
算数(60 分・150 点・大問 6 前後・小問 25 前後・すべて答えのみ)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 | 大問 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022 | 計算 8 問(うち 1 問は □ を求める逆算、1 問は単位換算) | 小問集合 8 問(過不足算・数の性質・速さ・割合・時計算・面積・角度・円とおうぎ形) | 規則性(東海道新幹線の 16 駅) | 食塩水 2 問 | 面積と回転体 3 問 | 規則性(1cm の棒で図形をつくる) |
| 2023 | 計算 6 問(工夫して解く形が 2 問) | 小問集合 7 問(数の性質・速さ・為替・食塩水・円 3 つの重なり・正八角形の角・半円の 6 等分) | 資料の読み取りと平均(35 人の国語と算数の得点分布表) | 会話文の穴埋め(素数) | 折り紙を 4 回折って切る | 立方体の切断(立体 ACFH) |
| 2024 | 計算 5 問 | 小問集合 5 問(大小比較・売買損益・食塩水・勝率・棒の規則性) | 円周率と円の面積の公式を穴埋めで導く | 立方体の展開図(重なる辺と頂点) | 資料(10 人の身長・最頻値/中央値/平均値) | 正三角形が正六角形のまわりを転がる |
| 2026 | 計算 7 問(最後は「1.25 時間 − 300 秒 = □ 分」の単位換算) | 小問集合 6 問(3 の倍数の個数・偶数と奇数の和・階段と速さ・おこづかいの割合・正五角形の対角線の角・組み合わせ) | 会話文の穴埋め(2 つの店の値引きの比較・売買損益) | 回文数の数え上げ | 2 つの容器をつないだ水の深さ | 規則性(曽呂利新左衛門の米粒・倍々に増える) |
2024 年度は大問 7 以降も続きます(大問 7 場合の数、大問 8 数の性質の余り、大問 9 速さと往復の平均の速さ、大問 10 プールの容積と注水、大問 11 円を並べたハンカチの面積の割合)。
座席(同じ場所に同じ種類の問題が来るか)
大問 1 が計算、大問 2 が小問集合という並びは、精読した 4 年(2022・2023・2024・2026)すべてで同じでした。しかも中身の作り方まで揃っています。
- 大問 1 = 計算のみ。5〜8 問。分数と小数の四則混合が中心で、工夫して解く形(2023「2027+2026+2025+2024−1930−1929−1928−1927」「1.1×1.1+2.2×2.2+3.3×3.3+…」、2024「76+78+80+82−67−69−71−73」)が毎年入ります。単位換算(2022・2026)と □ を求める逆算(2022)も、この大問 1 の最後尾に紛れ込みます。
- 大問 2 = 独立した小問集合。5〜8 問。1 問ずつ単元が違い、割合・速さ・食塩水・数の性質・角度・面積が入れ替わりで並びます。ここが単元の幅の見せ場で、4 年間で 26 問ぶんの単元が使われています。
この 2 つで小問全体の半分前後(2022 は 25 問中 16 問、2023 は 27 問中 13 問、2026 は 25 問中 13 問)を占めます。この学校の算数は、前半 2 題を落とさない受験生が有利になる作りです。
いっぽう大問 3 以降は座席(問題の置き場所)が決まっていません。大問 3 が規則性の年(2022)、資料と平均の年(2023)、公式の穴埋めの年(2024)、会話文の年(2026)とばらばらで、3 年以上同じ種類が同じ位置に来た例は見つかりませんでした。大問 3 以降は毎年作り直されると考えたほうがよいでしょう。
大問数が年で動く(2024 年度の 11 題)
2023 年度 6 題、2024 年度 11 題、2026 年度 6 題です。2024 年度は解答用紙の【1】〜【11】でも 11 題であることを確かめたので、これは資料の割り方の問題ではなく実際に起きた変化です。2024 年度は 1 題あたりが軽く(1〜2 小問の大問が 4 つ)、小問の総数は 31 問と他の年(25〜27 問)より少し多い程度にとどまります。「大問の数」より「小問 25〜31 問を 60 分で処理する」という枠のほうが安定している、と読むのが安全です。
繰り返し出ている単元(精読した 4 年)
| 単元 | 出現 | 中身 |
|---|---|---|
| 計算(大問 1) | 4/4 | 分数・小数の四則混合+工夫計算。西暦を仕込んだ計算が 2023 に登場 |
| 割合・比・売買損益 | 4/4 | 2022 大問 2、2023 大問 2(為替)、2024 大問 2(値上げ・値下げ)、2026 大問 2・大問 3(2 店の値引き比較) |
| 数の性質(倍数・約数・余り) | 4/4 | 2022 大問 2、2023 大問 2・大問 4(素数)、2024 大問 2・大問 8、2026 大問 2 |
| 速さ | 4/4 | 2022 大問 2、2023 大問 2(分速 80m で水戸から東京 110km)、2024 大問 9(往復の平均の速さ)、2026 大問 2(階段を上る速さ) |
| 規則性・数列 | 3/4 | 2022 大問 3・大問 6、2024 大問 2、2026 大問 6(倍々に増える米粒) |
| 立体・水量 | 3/4 | 2023 大問 6(立方体の切断)、2024 大問 4(展開図)・大問 10(プール)、2026 大問 5(2 つの容器) |
| 平面図形の面積 | 3/4 | 2022 大問 5、2023 大問 2(円 3 つの重なり・半円の 6 等分)、2024 大問 11(円のハンカチ) |
| 角度 | 3/4 | 2022 大問 2、2023 大問 2(正八角形)、2026 大問 2(正五角形の対角線) |
| 食塩水 | 3/4 | 2022 大問 4、2023 大問 2、2024 大問 2 |
| 場合の数・数え上げ | 2/4 | 2024 大問 7、2026 大問 4(回文数) |
| 資料の読み取り・平均 | 2/4 | 2023 大問 3(得点分布表)、2024 大問 5(最頻値・中央値・平均値) |
| 図形の移動・折り紙 | 2/4 | 2023 大問 5(折って切る)、2024 大問 6(正三角形が正六角形を転がる) |
問い方の特徴
- 会話文の穴埋めが 2023 大問 4(ジョーとサブローが素数について話す)と 2026 大問 3(一郎さんと翔平さんが 2 つの店の値引きを比べる)に出ています。空欄に数値を入れる形で、(1)(2)… ではなく「ア・イ・ウ」や「(1)〜(5)」と会話の流れに沿って答えていきます。2 年で 2 回なので「毎年」とは書きませんが、慣れておく価値のある形です。
- 公式そのものを導かせる問題が 2024 大問 3 にあります。「円周率=ア÷イ」「円の面積=半径×オ÷2」の空欄を選択肢から埋め、円を細かく等分して並べかえると長方形に近づく、という説明を追います。答えを覚えていても解けず、なぜその公式になるのかを言葉で追えることが要ります。
- 答えの書き方を指定してくる設問があります。2026 大問 2(2) は「解答例:偶数の和が○だけ大きい」という書き方の見本が示され、それに合わせて答えます。単に数値を書くだけでは形が合いません。
- 選択肢の設問は 4 年とも 1 割前後(2023 は 27 問中 1 問、2026 は 25 問中 1 問、2024 は 31 問中 7 問だが、うち 6 問は大問 3 の公式穴埋め)。ほぼ全問が答えのみの短答です。
- 図が関係する小問は年により 12〜63% と幅があります。図が多い年(2023)は平面図形が大問 2 に集中し、少ない年(2026)は文章題が中心になります。
形式面の注意は⑩、今からやるならは⑦、しばらく出ていない単元は⑨を参照してください。
理科(40 分・100 点・大問 6〜7・小問 32〜33)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 | 大問 6 | 大問 7 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 電気回路(電気工事士のお父さんとの会話・並列つなぎと切りかえスイッチ) | てこ(100cm・200g の棒とおもり・支点の移動) | ものの燃焼(燃える 3 条件・炎の温度・すす) | 溶解度(ホウ酸・食塩・ミョウバンの表) | 星と星座(オリオン座・ベテルギウス・北極星) | 動物の誕生(胎生と卵生・卵の写真) | 植物のつくり(サイエンス研修・西表島のマングローブ) |
| 2024 | 磁石と磁界(棒磁石・方位磁針・導線のまわり) | てこ+滑車+ばね(12kg の荷物をつるした装置) | 水溶液の判別(A〜E の 5 種類) | 濃度(アルミニウムと水酸化ナトリウム水溶液・飯村くんと先生の会話) | 生態系(顕微鏡・ミジンコ・生産者と消費者) | 生態系(小笠原諸島のカタツムリ・固有種と絶滅) | 気象(観天望気・夕焼けと虹) |
| 2026 | 溶解度(水 50mL の表・食塩とミョウバン・結晶の形) | 静電気(原子核と電子・こすり合わせ) | 生態系(サイエンス研修・知床半島・ベルクマンの法則・光合成・サケと森) | 太陽フレアとオーロラ(空欄補充) | 質量保存(石灰石と塩酸・発生する気体の体積) | ばね(自然長 15cm の 2 本のばね・滑車) | — |
座席(同じ場所に同じ種類の問題が来るか)
理科は大問の座席が固定されていません。大問 1 は電気回路(2023)→ 磁石(2024)→ 溶解度(2026)と毎年入れ替わり、3 年続けて同じ種類が同じ位置に来た大問は 1 つもありませんでした。位置で覚えるのではなく、分野で備える科目です。
代わりに固定されているのは分野の配分のほうで、精読した 3 年すべてで次の形でした。
- 物理から 2 題(2023 電気+てこ、2024 磁石+てこ滑車ばね、2026 静電気+ばね)
- 化学から 2 題(2023 燃焼+溶解度、2024 水溶液判別+濃度、2026 溶解度+質量保存)
- 生物から 1〜2 題、地学から 1 題(2023 星、2024 気象、2026 太陽フレア)
つまり 40 分の中に 4 分野が必ず全部入ります。苦手分野を 1 つ作ると、そこで 15 点前後(100 点満点中)がまるごと危うくなる作りです。
9 年をまたいだ同じ問題(原本で確認)
理科では、同じ設問文がそのまま戻ってくる例が実際に見つかりました。
- 2014 年度 大問 2(3) と 2023 年度 大問 4(3) は、設問文が一字一句同じです(「60℃で 50g の水が入っているビーカーに、ホウ酸・食塩・ミョウバンをそれぞれ 25g ずつとかしました。このとき、全部とけるものはどれですか」)。両年の原本を並べて確かめました。
- 溶解度の表そのものも使い回されています。2014・2018・2023 は「各温度で 100g の水にとけることができるホウ酸と食塩(とミョウバン)の最大量をあらわした表」で書き出しまでほぼ同じです。2026 だけは水 100g ではなく水 50mL の表に作り変えられており、そのまま同じ数字は使えません。
- 「水を蒸発させると何 g の食塩が取り出せますか」という問い方も 2014・2018 の両年にあります。
溶解度の表を読む問題は、この学校の最重要枠と考えてよいでしょう(2014・2018・2023・2026 で確認)。ただし数値や単位(g と mL)は入れ替えられているので、答えを覚えるのではなく表から必要な行を選んで比を立てる手順を身につけるのが正しい使い方です。
繰り返し出ている単元(精読した 3 年)
| 単元 | 出現 | 中身 |
|---|---|---|
| てこ・ばね・滑車 | 3/3 | 2023 大問 2(棒と支点の移動)、2024 大問 2(滑車+ばねの複合)、2026 大問 6(2 本のばねと滑車)。計算中心で、答えは cm と kg |
| 水溶液(溶解度・濃度・判別・中和) | 3/3 | 2023 大問 4、2024 大問 3・4、2026 大問 1・5 |
| 生態系・食物連鎖 | 3/3 | 2023 大問 7、2024 大問 5・6、2026 大問 3 |
| 電気・磁気 | 3/3 | 2023 大問 1(回路)、2024 大問 1(磁石と磁界)、2026 大問 2(静電気) |
| 地学(天体・気象) | 3/3 | 2023 星座、2024 観天望気、2026 太陽フレア。いずれも 1 題だけ |
| 植物のはたらき | 2/3 | 2023 大問 7、2026 大問 3(2)(光合成の式の空欄) |
| 気体の発生と性質 | 2/3 | 2024 大問 3(5)・大問 4(1)(水素)、2026 大問 5(1)(二酸化炭素) |
問い方の特徴
- 会話文や読み物から入る大問が毎年あります。2023 大問 1(お父さんとの会話)・大問 7(研修の会話文 1・2)、2024 大問 4(飯村くんと先生の会話)・大問 6(小笠原の読み物)、2026 大問 3(知床の会話文)。会話の途中に条件が置かれているので、全部読まないと (1) も解けない構造になっています。
- 空欄をア〜オで一気に埋める大問が 2026 大問 4(太陽フレアの文章)にあり、2023 大問 7・2024 大問 7 にも同じ作りの設問が入っています。用語を漢字で正確に書けるかが直に点になります。
- 語句を書かせるときの指定が細かいです。「正しい漢字で書きなさい」(2023 大問 1)、「漢字 1 字で」「漢字で」「カタカナ 4 字で」「漢字 5 字で」(2026 大問 3)。ひらがなで書くと形が合いません。
- 「すべて選び」「2 つ選び」「4 つ選び」が毎年複数あります(2023 大問 6(3) は 8 つの中から 4 つ、2024 大問 5(1) は 6 つの中から 2 つ、2026 大問 1(5) は「すべて選び」)。部分点が出にくい形なので、消去法を最後まで詰める練習が要ります。
- 計算問題は 1 題まるごと計算という置き方です。2023 大問 2(てこ 4 問すべて計算)、2024 大問 2(4 問すべて計算)、2026 大問 5(比例で 3 問)・大問 6(ばね 4 問)。大問の中に文章題も混ぜないので、計算の大問に当たったらそこで時間を使う判断がしやすいです。
形式面の注意は⑩、今からやるならは⑦、しばらく出ていない単元は⑨を参照してください。
社会(40 分・100 点・大問 4〜5・小問 27〜32・記号選択が主軸)
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 歴史の大問 | 最後の大問 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 | 地理の短い選択 4 問(茨城県を通る緯線・茨城の雨温図・果物の収穫量・地域ブランド) | 茨城県の人口(最多の市と急増する市・鉄道の乗客数の表・待機児童と保育所の将来/記述 1 問) | 大問 3(13 問)貴族から武士へ・平安〜昭和の通史 | 大問 4(5 問)天皇の国事行為・三権・裁判・ウクライナ侵攻・値上げ |
| 2024 | 地理の短い選択 5 問(海に面する県・積雪・北海道の生産物・工業地帯・石油化学コンビナート) | 日本の観光(温泉とスキー場の施設数・訪問目的別旅行者数・羽田の航空路線・茨城県内 5 市町の入れ込み客数/記述 1 問「茨城県における 6 次産業化」) | 大問 3(5 問)家族旅行のチラシから戦国・鎌倉 + 大問 4(8 問)水戸の地名から江戸・古代(合わせて 13 問) | 大問 5(7 問)憲法と国民の義務・第 96 条・国会・領土・国連 |
| 2026 | 地理の短い選択 5 問(最も南の島・日本海に流れ出る川・沖縄の農作物・日本三景・鉄鋼業) | 茨城県の工場立地(2010 年との比較の表・常磐/北関東自動車道・立地の要因の図・物流と再配達) | 大問 3(13 問)院政から敗戦までの通史 | 大問 4(7 問)憲法・政治制度・平和主義・人権の新聞記事・税・世界の国々・WHO |
座席(同じ場所に同じ種類の問題が来るか)— 4 科の中で最も並びがはっきりしている
精読した 3 年(2023・2024・2026)で、次の並びが完全に一致していました。
- 大問 1 は「地理の短い選択問題の集合」です。1 問 1 テーマで、いずれも「正しいものを次のア〜エから 1 つ選び、記号で答えなさい」の形。4〜5 問。この大問には資料がほとんど付かず、知識だけで即答できます。
- 大問 2 は「茨城県が主役の地理の読み取り」です。表・グラフ・図が必ず付き、2023 は県内の人口、2024 は県内の観光と 6 次産業化、2026 は県内の工場立地と物流。記述が出るとしたらここです(2023・2024 の各 1 問)。
- 歴史は合計 13 問です。2023 は大問 3 に 13 問、2026 も大問 3 に 13 問、2024 は大問 3(5 問)と大問 4(8 問)に分かれていますが合わせて 13 問。3 年とも数がぴったり一致しました。
- 最後の大問は公民と国際です。3 年とも日本国憲法の設問から始まります(2023 は天皇の国事行為、2024 は基本的人権と国民の義務、2026 は憲法の説明の正誤)。そのあと三権・税・国際連合・世界の国々と続きます。
大問の数が 4 題(2023・2026)と 5 題(2024)で違って見えますが、中身の並びは「地理の基礎 → 茨城の地理 → 歴史 13 問 → 公民・国際」で 3 年とも同じです。2024 年度は歴史が 2 つの大問に割れているだけで、構成が変わったわけではありません。
歴史 13 問の作り方
2023・2026 とも、1 本の文章に下線部①〜⑬ が引かれ、その番号順にそのまま設問が並びます。番号は時代順に並んでいるので、問 1 が古代、問 13 が昭和という配置になります。
- 2023: 平安の国風文化(『枕草子』)→ 木簡 → 聖徳太子 → 聖武天皇 → 弥生の資料読み取り → 日宋貿易 → 鎌倉 → 室町文化 → 開国後 → 大塩平八郎 → 信長と秀吉の年表 → 西南戦争 → 教育と学問の並べかえ。
- 2026: 江田船山・稲荷山の鉄剣 → 中国の歴史書(史料)→ 中臣鎌足 → 摂関政治 → 鎌倉の資料 → 室町の将軍 → 本居宣長 → 徳川の政策の並べかえ → 幕末の米価グラフ → 自由民権運動 → 明治の人物 → 関税自主権 → 太平洋戦争。
- 2024 は「家族旅行のチラシ」(大問 3)と「水戸の地名の会話文」(大問 4)という 2 つの入口から歴史に入る作りで、下線部から設問を出す形は同じです。
並べかえ(年代順)が毎年複数出るのが目立ちます(2023 は問 11・問 13、2024 は大問 3 問 2(2)、2026 は問 8・問 10)。年号そのものではなく、出来事の前後関係を押さえているかが問われます。
問い方の特徴
- 記号選択が主軸です。精読した 3 年で選択が 78%(2023)・84%(2024)・90%(2026)。短答は 3〜5 問、記述は 0〜1 問。2026 年度は 30 問中 27 問が記号選択で、書かせる設問がさらに減っています。
- 複数の文の正誤を組み合わせる形が増えています。「A〜D について正しいものの組合せを」「文 X・Y の正誤の組合せを」「a・b と… の組合せを」。2026 年度は大問 3 の 13 問中 5 問がこの形です。1 つの選択肢を切るだけでは答えが決まらないので、4 つの文を全部判定する体力が要ります。
- 「適切でないものを 1 つ」という除外の形が 2026 大問 4 に 3 問連続で並びます(問 1・問 2・問 3)。設問文の「でない」を読み落とすと全滅する並びです。
- 表・グラフ・地図・写真・新聞記事が全体の半分の設問に付きます。2023 は雨温図と果物の収穫量表、2024 は温泉源泉数とスキー場施設数の表・航空路線の旅客数、2026 は工場立地件数の表と幕末の米価グラフ。知識で答えるのは大問 1 だけで、大問 2 以降は資料を読ませるという切り分けがはっきりしています。
- 新聞記事がそのまま資料になります。2023 大問 2(日本経済新聞 2021 年 5 月 26 日・保育所の過剰時代)、2026 大問 4(読売新聞 2023 年・人権/日本経済新聞 2023 年 10 月 16 日・感染症会議と WHO)。引かれる記事が必ずしも前年のものとは限りません(2026 年度の冊子で引かれた記事は 2023 年のもの)。時事の暗記よりも「記事を読んでその場で判断する」練習が効きます。
記述が出るときの形
精読した 3 年で記述は 2023 に 1 問、2024 に 1 問、2026 は 0 問でした。いずれも大問 2(茨城県の地理)に置かれ、字数の指定はなく解答欄の大きさで分量が決まる形でした。
- 2023 大問 2 問 5: 人口が急増している市の社会問題(前問で自分が選んだもの)を解決しようとすると、将来どんな新しい問題が起こりうるか。新聞記事を参考にして自分の考えを書きます。
- 2024 大問 2 問 6(2): 「茨城県における 6 次産業化」の例を、具体的に農林水産物名を挙げながら書きます。解答例は「栗をつかってマロンケーキを製造し、デパートで販売する」。
つまり「茨城県の産物・地理を知っていて、それを使って一つ提案する」という一貫した問われ方です。2026 年度には出ていないので「毎年」とは書きませんが、備えておく価値は高いです。
形式面の注意は⑩、今からやるならは⑦、しばらく出ていない単元は⑨を参照してください。
国語(60 分・150 点・大問 5・小問 37〜44。2014・2016・2017 年度で確認)
国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無いため、ここでは 2014・2016・2017 年度に限って扱います(資料の状態は④、2011 年度を除いた理由は⑬を参照)。
年度×大問の題材表
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | 説明文(外山滋比古『ことばの論理』・「ゆっくり急げ」と負けるが勝ち)9 問 | 物語(重松清『マティスのビンタ』・絵のうまい転校生と美術教師)7 問 | 説明文(三島勇『子どもの疑問からはじまる宇宙の謎解き』・星はなぜ光るか)3 問 | 漢字の読み 10 問 | 漢字の書き取り 10 問 |
| 2016 | 説明文(渋谷昌三『人はなぜウソをつくのか』)10 問 | 物語(村山由佳『約束』・流行する病気と少年たち)8 問 | 随筆(五木寛之『いまを生きることば 朝顔は闇の底に咲く』・新聞投書「私はもう泣かない」)6 問 | 漢字の読み 10 問 | 漢字の書き取り 10 問 |
| 2017 | 随筆(同居した嫁とおばあちゃんの「不文律」)6 問 | 説明文(長田弘『なつかしい時間』・平安の歌のやりとりと読み書き能力)6 問 | 紀行(米原万里『マイナス 50℃ の世界』・シベリアのかたむいた家)5 問 | 漢字の読み 10 問 | 漢字の書き取り 10 問 |
2017 年度 大問 1 の出典は確定できていません(→⑬)。
座席(同じ場所に同じ種類の問題が来るか)— 国語が 4 科の中で最も動かない
大問 1・2・3 が読解 3 題、大問 4 が漢字の読み 10 問、大問 5 が漢字の書き取り 10 問という並びです。この並びが 2014・2016・2017 の 3 年すべてで一致しました。しかも漢字はどちらも必ず 10 問ちょうどで、3 年とも変わりません。
- 読解 3 題の内訳は「説明文・評論 2 題+物語または随筆 1 題」がおおよその形です。2014 は説明文 2・物語 1、2016 は説明文 1・物語 1・随筆 1、2017 は随筆 1・説明文 1・紀行 1。物語が 1 題以上入るのは 3 年とも共通ですが、順番は動きます。
- 大問 1 が最も設問数が多く(6〜10 問)、大問 3 が最も少ない(3〜6 問)。前から重い構成です。
漢字 20 問は小問全体の半分前後(2014 は 39 問中 20 問、2016 は 44 問中 20 問、2017 は 37 問中 20 問)です。この学校の国語で、漢字がどれほど大きな枠かはここに尽きます。
繰り返し出ている問い方(3 年とも)
| 問い方 | 出現 | 中身 |
|---|---|---|
| 漢字の読み 10 問 + 書き取り 10 問 | 3/3 | 四字熟語・ことわざも混ぜてくる(2014「大器晩成」「我田引水」、2017「玉石混交」「正真正銘」「公明正大」、2016「言論」「法外」「商う」) |
| 字数を指定した抜き出し | 3/3 | 「八字で」「三字ずつ」「五字で」「二十五字以内で」「四十字以内で」。句読点も 1 字に数える指示が付く |
| 字数を指定した記述 | 3/3 | 20 字前後・40 字以内・50 字以内・60 字以内・70 字以内。1 年に 4〜6 問ある |
| 空欄補充(接続語・副詞) | 3/3 | 「しかも/しかし/あるいは/たとえば」「おそらく/あたかも/はなはだ/なまじ」を A〜C の 3 か所に入れる。同じ記号は 2 度使えない指示つき |
| 語句の意味・慣用句・四字熟語 | 3/3 | 2014「おざなりに」、2016「混沌」「枚挙にいとまがない」「悪びれもせず」「つっけんどん」「地団駄を踏む」+「うそも方便」、2017「破顔一笑」の空欄 |
| 本文全体の内容を ○ × で判定 | 2/3 | 2014(大問 2・大問 3 の 2 か所)、2016(大問 3)。選択肢すべてに ○ か × を書く形で、まぐれ当たりが効かない |
記述の形(3 年とも一定)
- 理由説明が中心です。「なぜですか。その理由を〜字以内で説明しなさい」が最も多い形です。
- 使う語句を指定してきます。2014「『頭のよい人』『愚直な人』という語句を必ず用いて」、2014「『可能性』という言葉を用いて」、2016「『不公平』という語を用いて」、2017「――線部⑤より後の本文中の言葉を使用して」。自由作文ではなく、本文の語を組み替えて作る記述です。
- 書き出しや語尾を指定してきます。「『〜こと。』という言葉に続くように」「『〜するようにすること。』という言葉に続くように」「『人生』に続く形で」。
- 抜き出しと自分の言葉を組み合わせる形もあります(2016 大問 2 問二・大問 3 問二: 空欄の一部は本文から指定字数で抜き出し、一部は 10 字以内で自分で考えて書く)。
- 字数の指定が無い記述もあります(2017 大問 3 問一・問五、2017 大問 1 問四「具体的に四つ挙げなさい」)。この場合は解答欄の大きさが分量を決めます。
形式面の注意は⑩、今からやるならは⑦、資料の制約は⑬を参照してください。
⑨しばらく出ていない単元(復活の警戒)
精読した年度で出ていない単元・形式を、最終確認年度とともに一覧にします。
| 科目・単元 | 状況 | 最終確認年度 |
|---|---|---|
| 理科・月の満ち欠け | 精読した 3 年(2023・2024・2026)で出ていない。地学は毎年 1 題必ず入るので、空いている枠として最有力 | ― |
| 理科・ふりこ | 精読した 3 年で無し。てこ・ばねと同じ計算の系統なので、戻ると差がつく | ― |
| 理科・地層と岩石 | 精読した 3 年で無し | ― |
| 理科・こん虫のからだ | 分類の材料として出るが(2024 大問 5(2)②・大問 6(2)①)、単独の大問にはなっていない | 2024 年度(部分的) |
| 社会・地形図の読図 | 精読した 3 年では、2023 大問 2 問 2 で「発展のようすを調べる方法」として新旧の地図を扱う形が出た程度で、等高線・地図記号を直に読ませる形は無い。資料を重く扱う学校なので、出たときの負担が大きい | 2023 年度(部分的) |
| 社会・記述 | 2023・2024 と 2 年続いたが 2026 年度は 0 問。無くなったと決めつけないほうがよい | 2024 年度 |
| 社会・時事そのものを問う設問 | 2023 年度にウクライナ侵攻・値上げが直球で出たが、2026 年度は新聞記事の読み取りに姿を変えている | 2023 年度 |
| 算数・食塩水 | 2022・2023・2024 と 3 年続いて 2026 年度に姿を消した | 2024 年度 |
| 算数・円とおうぎ形の求積 | 2022・2023・2024 にあって 2026 年度は無し。円周率 3.14 の計算に触れておく | 2024 年度 |
| 算数・回転体/時計算 | 2022 年度に確認できたきり、精読した年では出ていない | 2022 年度 |
⑩形式面の注意(4 科目共通)
算数
- 式や考え方を書かせる欄は、精読した 4 年で 1 問も無いです。作図の指示もありません。答えのみを書きます。
- 円周率は 3.14 です。2022 年度大問 5 と 2024 年度大問 11 に「円周率は 3.14 とします」と明記されています。2026 年度は円の求積そのものが出なかったため記載もありません。
- 四捨五入の指示(「小数第 2 位を四捨五入して」2023 年度大問 3・2026 年度大問 6)が付く設問があり、読み飛ばすと形が合いません。
- 解答は「141/54(または 95/54)」「2.46(または 2 と 23/50)」のように分数・小数の両方が正解として併記される年があります(2024 年度解答)。
- 単位(円・通り・度・分・㎝・㎥)は答えに添えて書く形になっています。
理科
- 文章で説明させる設問はほとんどありません。精読した 3 年で、2023 年度と 2024 年度は 0 問。2026 年度だけ大問 3 に「15 字以内で書きなさい」1 問と「会話文からそのままぬき出し 10 字以内で書きなさい」(本文からぬき出し 10 字以内)1 問がありました。字数を指定した短い記述が入ることがあると身構えておく程度でよいでしょう。
- 選択肢の割合は年で動きます(2023 年度は 32 問中 17 問が記号選択、2026 年度は 33 問中 8 問)。2026 年度は書かせる設問が大きく増えているので、用語を漢字で書く練習の重みが増していると読めます。
- 単位(g・mL・cm・kg・㎤)を答えに添える形です。計算の答えは割り切れる数字に作られていることが多いですが、2018 年度には「小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位まで」の指示がありました。
- 作図の指示は精読した 3 年では見当たりませんでした。図やグラフは読み取る側にまわります。
社会
- 漢字の指定が入ります(2023 年度大問 4 問 1「漢字 4 字で」、2026 年度大問 3 問 3「漢字で答えなさい」)。人名・語句はひらがなで逃げられません。
- 選択肢の記号は主にア〜エですが、組合せ問題ではア〜カ・ア〜クまで伸びます(2023 年度大問 4 問 2 はア〜カ、2026 年度大問 4 問 5 はア〜ク)。選択肢が 8 つある設問があることは知っておきたいところです。
- 作図・地形図への書き込みは精読した 3 年では無いです。
- 40 分で 27〜32 問。資料の量が多く、設問文の総量は 4 科の中で最も多いです。時間配分が実質的な勝負どころになります。
国語
- 古文・漢文は精読した 3 年で出ていません。文法(品詞・活用・敬語)の単独設問もありません。
- 詩そのものを読ませる大問は無いですが、2017 年度大問 2 は詩集『食卓一期一会』からの引用を含む文章でした。
- 語注(※)が本文の末尾に必ず付きます。難しい語は注で処理されるので、知らない語で止まらずに注を探す習慣が要ります。
- 60 分で本文 3 題+漢字 20 問。本文の総量は 6000 字を超える年があります。漢字 20 問を先に 5 分で終わらせて読解に 55 分を残すという配分が現実的です。
⑪学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)
| 段 | この学校に向けて何をするか |
|---|---|
| 小 4(土台) | 計算の正確さ(分数と小数の四則)、漢字の読み書き、図形の基礎(角度・面積)、短い文章を読んで理由を 1 文で言う練習をします。時間はまだ計りません。社会は都道府県と、住んでいる地域(茨城県なら県内の市と農産物)に興味を向けておくだけでよいでしょう |
| 小 5(幅) | 平日 15 分×5 + 週末 60 分を基本形にします。平日は算数(割合・速さ・食塩水・数の性質・角度・面積の 6 分野を一巡=この学校の大問 2 に出る分野そのもの)と国語の漢字を交互に。週末は理科(物理・化学・生物・地学を欠かさず一巡=4 分野が毎年全部出る)と社会(歴史の通史を古代から昭和まで一度通す)に割り当てます。国語の記述は「理由を 2〜3 文で書く」習慣づけを並行して進めます。単元の網羅がこの段の本体です |
| 小 6(仕上げ) | ⑦の 8 項目。夏以降、社会と国語は「同じ座席を縦に」(社会は大問 1 を 3 年分、大問 2 を 3 年分/国語は漢字 20 問を全年度)、算数と理科は「年度通しで時間を計る」。理科の溶解度だけは別枠で縦に反復します |
国語は 2018 年度以降の資料が無いため、小 5・小 6 の国語(漢字・記述の型)の対応は 2014〜2017 年度に確認できた形に基づきます(→⑬資料の限界)。
この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡です。理科で 4 分野が毎年全部出て、社会で歴史が古代から昭和まで 13 問並び、算数の大問 2 で 6 分野が入れ替わり立ち替わり出る——つまり苦手分野を 1 つ作ると、どの科目でもそこがそのまま穴になる作りになっています。逆に、同じ問題がそのまま出る科目はほとんど無い(理科の溶解度が唯一の例外)ので、小 6 で過去問を暗記して埋め合わせるのは難しいです。小 5 のうちに 4 科とも穴を作らずに一巡させることが、この学校ではいちばん効きます。
⑫この学校と併願するなら
観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏・合格可能性は、ここでは扱いません(別のページの領分です)。
上位 3 校を紹介します。
- 東京成徳大学中学校(東京都・共学): 4 科すべてで構造が近いです。算数の小問集合の置き方と、社会の記号選択の比率が特に近いです。
- 横須賀学院中学校(神奈川県・共学): 算数と社会が近いです。算数の「計算+小問集合で前半を作る」形が共通しています。
- 和洋国府台女子中学校(千葉県・女子校): 算数と理科が近いです。理科の分野配分(4 分野を毎年入れる)の考え方が似ています。
8 校の一覧・記述量・注意は併願候補ページへ。
近さは「大問数・小問数・記述と選択の比率・図表の比率・同じ位置に来る単元の一致・設問文の使い回し」の距離と、単元の分布の似かたを合わせて出したものです。同じ問題が出るという意味ではありません。国語は資料が 2017 年度までしか無いため、この比較に入っていません。
同じ都県では、常総学院中学校・茗溪学園中学校・清真学園中学校・江戸川学園取手中学校のレポートも用意してあります。茨城県内の学校は社会で県内の地理・歴史を扱うことがあるので、茨城県の地理を固めておくと複数校で効きます。
⑬資料の限界
- 入試回の区別ができない年があります。資料は 1 年につき 1 冊で、2023 年度算数の表紙には「茨城 A」、2017 年度国語の冊子には「一般前期」の記載がありましたが、それ以外の年は第 1 回(12 月)と第 2 回(1 月)のどちらかを表紙の転写から判別できませんでした。年をまたいだ比較には、回が混ざっている可能性が残ります。「3 年連続」と書いた事実も、この前提の上で読んでください。
- B 方式(適性検査Ⅰ・Ⅱ)の問題は資料に 1 冊もありません。このレポートは 4 科で受ける A 方式についてのものであり、適性検査については何も言えません。
- 国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語の節は 2014・2016・2017 年度に限った話です。「大問 5・漢字 20 問」の枠が続いているかどうかは、市販の過去問集で確認してください。
- 2011 年度国語は本文の転写に重複があり判読できませんでした(同じ一文が 5 回繰り返されている)。この年は集計から外しました。
- 2024 年度社会の大問 4 は、会話文の本文が転写されていません(設問と写真の説明だけが残っています)。設問の中身は転写されていたので題材表には入れましたが、会話文がどんな流れだったかは分かりません。
- 2017 年度国語 大問 1 の出典は、著者名の表記が転写で崩れており確定できませんでした。同じく、出典の一覧を機械で起こしたデータにも同じ崩れがそのまま入っています。他の年の出典(2014 の外山滋比古・重松清・三島勇、2016 の渋谷昌三・村山由佳・五木寛之、2017 の長田弘・米原万里)は、原本の本文末尾の表記と突き合わせて確認したものだけを書きました。
- 図そのものは転写できません。図形問題・地形図・写真の細部は、設問文と図の説明文からの推定を含みます。
- 配点は問題冊子に印字されていません(科目ごとの満点は募集要項の数字)。設問ごとの重みは分かりません。
- 算数の 2024 年度は 11 大問という特異な年でした。解答用紙でも 11 題であることを確かめたので構成の変化そのものは事実ですが、これが第 2 回の冊子だった可能性は残ります。1 年だけの形をこの学校の傾向として扱わないほうがよいでしょう。
- 読んだ年度は、算数が 2023・2024・2026(+2022 を大問見出しの水準で)、理科・社会が 2023・2024・2026、国語が 2014・2016・2017 でした。理科の溶解度についてだけ、2014 年度と 2018 年度の該当する大問を追加で読んで設問文を突き合わせました。それ以外の年について書いたことはありません。
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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。
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