春日部共栄中学校 の過去問分析
春日部共栄中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。
春日部共栄中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・第 1 回相当・最大 18 年分)
更新 2026-08-20。
1. この学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県春日部市 |
| 男女 | 共学 |
| 入試回と科目 | 4 科(国語・算数・社会・理科)、または 2 科(国語・算数)。算数・理科の 2 科は IT 医学サイエンスコース希望者だけが選べます。回ごとの日程は募集要項で確認してください |
| 試験時間・配点 | 社会・理科は合わせて 60 分・各 50 点で、2 科目の時間配分は受験生が決めます。国語・算数の試験時間と配点は募集要項の本文に見当たりませんでした |
| 面接・その他 | 面接はなく筆記試験のみです。全受験回で特待生合格があります |
| 同名の学校に注意 | 共栄学園中学校(東京都葛飾区)とは別の学校です |
上の表は 2026 年度の募集要項によるものです。いまの小 6 は 2027 年 1 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。
2. このページでわかること
このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。
過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。
以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。
3. まず結論だけ(10 行)
結論
- 算数は 6 大問の並びが 3 年とも同じです。計算 → 一行問題(数行で終わる短い文章題)→ 転がり移動の作図と回転体 → 規則性 → グラフを選ぶ速さか水量 → 約束記号(その問題だけの記号を定義して計算させる形式)の順です。
- 社会も 3 大問(地理 → 歴史の通史 → 公民・国際)・小問 25 問が 3 年とも同じです。理科は 4 大問・16〜17 問という枠だけが同じで、分野の並び順は毎年違います。
- 国語は 2015〜2017 年度に限れば、漢字 10 問 → 説明文 → 小説で、記述 4 問(40〜60 字)という並びが 3 年同じでした。
家でやること 3 つ
- 算数の大問 3(転がり移動の作図と、軸を変えた回転体 2 問)を 3 年分続けて解きます。
- 算数の大問 6(約束記号)を 3 年分続けて解きます。
- 社会の地形図と縮尺の計算を、地図上の長さ → 実際の距離と、実際の距離 → 地図上の長さの両方向で練習します。
今週やる 1 つ
- 2024 年度と 2025 年度の社会の縮尺の設問を並べて解き、同じ計算が向きを入れ替えて出ていることを確かめます。
注意
- 手元の資料は 1 年につき 1 冊で、どの回のものかは区別できません。国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。
4. 資料の状況
どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。
| 科目 | 精読した年 | 構成だけ数えた年 | 資料のある年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 3 年(2024・2025・2026) | 15 年(2009〜2023) | 18 年(2009〜2026) | 図のある小問が 52%。図そのものは転写できないため、図の説明文からの推定を含みます。転写の読み取り確度が低めの年が 18 年中 12 年(2024〜2026 を含む)で、設問文そのものは精読した 3 年とも読めました |
| 理科 | 3 年(2024・2025・2026) | 15 年(2009〜2023) | 18 年(2009〜2026) | 会話文・レポート形式の長い導入文まで読めます。読み取り確度が低めの年は 18 年中 5 年 |
| 社会 | 3 年(2024・2025・2026) | 14 年(2009〜2023 のうち 2012 年度を除く) | 17 年(2009〜2026 のうち 2012 年度を除く) | 資料(表・グラフ・地形図・写真)の説明まで読めます。読み取り確度が低めの年が 17 年中 9 年 |
| 国語 | 3 年(2015・2016・2017) | 4 年(2010・2011・2012・2014) | 7 年(2010〜2017 のうち 2013 年度を除く) | 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いた国語の話は 2015〜2017 年度に限った内容です |
- 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
- 入試回について: この学校は複数回の入試を行っており、受験会場も本校・大宮 TKP 会場・大宮ソニック会場に分かれています(2026 年度募集要項)。一方、手元の転写データは 1 年につき 1 冊しかなく、どの回のものかは区別できません。以下は「第 1 回相当の 1 冊」を毎年並べたものとして読んでください。回ごとに問題は違いますが、後で述べる大問の並びの固定は、少なくともこの 1 冊の系列では 3 年(算数・社会は構成だけ数えた年を含めると十数年)続いています。
- 本文で「毎年」「3 年連続」と書いたのは、原本で 3 年以上の反復を確認できたものだけです。構成だけ数えた年(2009〜2023)については、大問ごとの主要単元を数えた結果だけを「構成だけ数えた年では」と断って書き、細部には触れていません。
5. 一番大きな結論
春日部共栄は「同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る」学校です。 特に算数は、その度合いが極端に高くなっています。ここで言う座席(問題の置き場所)とは、大問の何番目に何が来るかという並びのことです。
- 算数は 6 大問の並びが 3 年とも同じでした(2024・2025・2026 を原本で確認)。大問 1 が計算 3 問+逆算(□ にあてはまる数を求める計算)+単位換算、大問 2 が一行問題 3 問、大問 3 が「円周率は 3.14」の断りつきで転がり移動の作図+回転体の体積 2 問、大問 4 が規則性、大問 5 がグラフを選ぶ設問を含む速さか水量、大問 6 が約束記号です。中の小問の作りまで一致しています。構成だけ数えた年では、大問 1 に四則計算が来るのが 2009〜2026 の 18 年、大問 3 に平面図形が来るのが同じく 18 年、大問 4 に規則性が来るのが 2018〜2026 の 9 年続いています(読み取り確度が低めの年を含みます)。
- 社会も 3 大問の並びが固定されています。大問 1 が地理、大問 2 が歴史の通史、大問 3 が公民・国際で、小問は 3 年とも 25 問ちょうどです。大問 1 に地形図が 3 年連続、大問 2 に記述 1 問が 3 年連続で入ります。
- 理科だけは並びが読めません。4 大問・16〜17 問という枠は変わりませんが、物理・化学・生物・地学がどの順に来るかは毎年違います。
- 国語は 2015〜2017 年度に限れば、大問 1 が漢字 10 問、大問 2 が説明文、大問 3 が小説で、記述が 4 問(40〜60 字)という並びが 3 年同じでした。2018 年度以降は資料が無いので、この並びが続いているかは分かりません。
大事なのは、「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。数値も設定も文章も毎年作り直されています。
したがって過去問の使い方は、同じ座席を年度をまたいで縦に解くのが最も効きます。算数なら大問 3 だけを 3 年分、大問 6 だけを 3 年分。社会なら大問 1 の地形図だけを 3 年分。「年度通しで 1 回ずつ解く」よりも、座席ごとに縦に解いて手順を固めるほうがこの学校では効率がよくなります(手順は 過去問の使い方)。理科だけは並びが読めないので、年度通しの演習と 4 分野をひととおり回すことで備えます。
6. この学校らしさが出る場所
- 算数は「同じ席に同じ料理を出す」作りです。 大問 3 の席には、3 年とも「図形を転がして通過部分を描き、その道のり・面積を出し、最後に軸を変えて 2 通りの回転体を作る」という同じコース料理が並びます。大問 6 の席には、3 年とも「[ ] という記号を定義する → 入れ子で計算する → 条件を満たす 2 桁の整数を逆に探す」が並びます。素材(円すい/おうぎ形/直角三角形、約数の個数/倍数の個数/各位の和)は毎年変えているのに、皿の並べ方は変えない、という作り方が一貫しています。
- 理科と社会には「学校の中の登場人物」が出てきます。栄太(2024 理科・2025 理科・2024 社会)、太郎さん(2024 理科・2025 理科 2 題)、共栄さん(2025 社会)、共子さん(2024 社会・2025 社会)、春斗さん(2024 社会)、栄子さん(2025 社会)が繰り返し登場します。2024 社会の大問 2 は「春日部共栄中学校の歴史の授業で調べたまとめ」、2026 理科の大問 4 は「春日部共栄中学校でもレタスの水耕栽培を行っています」と、学校自身が問題文の舞台になります。
- 理科は「身近な話から数値計算へ」進みます。テニスのサーブの時速(2025)、猛暑日とヒートアイランド(2024)、宇宙メダカ(2025)、油圧ジャッキ(2026)、台風の目(2026)、レタスの発芽と光の色(2026)。導入は生活の話題ですが、答えは表の数値を比例で伸ばす計算になる、という落とし方が繰り返されます。
- 社会は「一つのテーマで日本を縦断」します。内陸県 A〜E(2024)、郷土料理(2025)、日本の島(2026)と、大問 1 は毎年「あるくくりで都道府県を並べて、統計・地形図・雨温図で正体を当てさせる」形です。歴史の大問も「令和に登録された世界遺産」(2024)、「日本の城」(2025)、「日本における戦いの歴史」(2026)と、一つの切り口で原始から現代まで通します。公民の大問 3 も「プロ野球と憲法」(2026)、「人口減少」(2025)、「マンデラのスピーチ」(2024)と、身近な話や実際の文章を入口にしています。
- 社会には埼玉の題材が入ることがあります。2024 大問 2 の記述は「埼玉県の稲荷山古墳から出土した鉄剣」を題材にしていました。地元の題材が歴史の記述に使われた例です。
- 国語(2015〜2017)の題材にも色があります。説明文は科学技術と人間(明石真『体内時計のふしぎ』2017)、ものの見え方と写真(安部公房『死に急ぐ鯨たち』2016)、物語の作り方(ディズニー 2015)と、「あたりまえに見えているものを疑う」種類の新書系が続きました。小説は小学生・中学生が主人公で、友人関係や小さな出来事から気持ちが動く場面が選ばれています(『眠い町』2017、病院のコンサート 2016、空き地の子ども 2015)。この傾向が 2018 年度以降も続いているかは、資料からは分かりません。
7. 今からやるなら(優先順)
想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。座席ごとに縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。
各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。
- [週末 60 分] 算数・大問 3 を縦に 3 年分(2024-3・2025-3・2026-3)。「円周率は 3.14」の断りの下で、(1)① 転がり移動の通過部分を図示 → (1)② その道のり・面積 → (2)①② 軸を変えた回転体の体積 2 問、という順が 3 年同じです。回転体は「軸が図形から離れている(空洞ができる)」形が繰り返し出るので、円柱から円すいや円柱を引く式を手が覚えるまで反復する価値があります。作図は、回転の中心が移る点を順に打ってから弧をつなぐ手順で描きます。おうぎ形が曲線の外側を転がる場合(2025)は、中心の軌跡が複数の弧の連結になります。(確認: 〜2026 年度)
- [週末 60 分] 算数・大問 6(約束記号)を縦に 3 年分。 定義は毎年違います(各位の数の和 2026 / b の倍数の個数 2025 /約数の個数 2024)が、(1) 定義どおりの計算 → (2) [[ ]] の入れ子 → (3) 条件を満たす 2 桁の整数を逆に探す、という 3 段が 3 年同じです。定義を読んだら自分で小さい例を 2 つ作って確かめる、という手順を決めておきます。(3) は、約数の個数・各位の和・倍数の個数のどれで定義されても、候補を絞って書き出す作業に落ちます。(確認: 〜2026 年度)
- [毎日 10 分] 算数・大問 1 を 5 分以内、大問 2 の一行問題を 1 問 2 分。大問 1 は計算 3 問(分数と小数の混合)+逆算 1 問+単位換算 1 問です。2024 は「2024 時間 = □ 日 □ 時間」、2026 は「1300cm³ = □ dL」と、使用頻度の低い単位が混ざるので、dL・a(アール)・cm³ とリットルの関係を一覧で整理しておきます。大問 2 は数の性質(余りの条件)・食塩水・平均・植木算(等間隔に並べたものの数を数える・受験用教材の単元)・面積比・場合の数が 3 年で回っています。(確認: 〜2026 年度)
- [週 1 回] 算数・大問 4(規則性)の 3 通りと大問 5(グラフを選ぶ 1 問)。規則性は三角数の数表(2026)、奇数のグループ分け(2024)、カレンダーの正方形囲み(2025)で、「○番目は何か」と「○は何番目か」の往復が共通なので、行やグループの区切りを書き出す作業を決まった手順にします。大問 5 は速さ・図形上の点の移動・水量の 3 種類とも「変化のしかたが折れ線のどこで変わるか」を先に考えて選択肢を消します。速さは「複数人の走り方が途中で変わる」(2026)と「図形の周上を動く点と面積」(2025)の 2 系統で、後者は面積のグラフを自分で描いてから選びます。(確認: 〜2026 年度)
- [週 1 回] 理科・表から比例で求める計算と桁の指定、そして 4 分野を均等に。計算は 2026 の過酸化水素水の発生量・圧力の比、2025 の濃度と速さの換算、2024 の燃焼と天秤(5 問続き)が実例で、「表の 2 行から 1 あたりを出す → 未知の値に伸ばす」の一本道です。桁の指定(「小数第 1 位までで」「小数第 2 位を四捨五入して」「最も簡単な整数の比で」が 3 年連続)を先に丸で囲む癖をつけます。グラフを描く設問(2026 大問 1 問 4)は、「条件を変えると傾きがどう変わるか・到達点は変わるか」を言葉で説明できるところまで。分野の並びが読めない以上、苦手分野を残すと大問 1 つ分(16 問中 3〜5 問)がまるごと危うくなります。長い導入から必要な数値と条件を拾い、余分な話は飛ばす練習は、理科の問題集よりこの学校の過去問そのものが練習台になります。空欄補充(台風・血液循環・発芽の条件・水溶液の性質)は 3 年とも大問の頭にあり、一問一答で固めれば短時間で取れます。星・星座と電気回路は長く空いているので、復活候補として 1 年分ずつ復習しておきます(9 節)。(確認: 〜2026 年度)
- [週末 60 分] 社会・地形図と縮尺の計算、統計の表から都道府県と品目を当てる練習。2024 は「2 万 5000 分の 1 の地図上で 12cm → 実際の距離」、2025 は「実際に 3.5km → 2 万 5000 分の 1 の地図上で何 cm」と、向きを入れ替えて同じ計算が出ました。2026 は地形図と写真の景観が一致する地点を選ぶ形です。2 万 5000 分の 1 と 5 万分の 1 の換算を暗算でできるところまで、地図記号・等高線から標高差を読む設問(2024)も。統計は 3 年とも大問 1 に複数問あり(果物の収穫高上位 4 県・県章と県の鳥・発電方式・郷土料理の食材・鹿児島県が 1 位の 4 品目)、覚える対象は収穫量上位・製造品出荷額・発電方式・県章・伝統工芸品で、県の「1 位の品目」と「上位 4 県の顔ぶれ」をセットにします。雨温図とグラフの読み取り(2025 大問 1 問 6、2026 大問 1 問 4)は、日本海側・太平洋側・内陸・南西諸島の 4 パターンを見分けられるように。(確認: 〜2026 年度)
- [週 1 回] 社会・歴史の記述 1 問と通史、「あやまっているもの」を選ぶ設問、公民の憲法条文。記述は 3 年連続で大問 2 に 1 問だけです。2024 は「大和朝廷」、2025 は「大名」という指定語句つきで、2025 はさらに 15 字以上 30 字以内の字数指定がつきました。短い記述なので「〜のため。」「〜ということ。」で終える形を練習し、3 年分の実物(大和朝廷の勢力範囲・一国一城令の理由・絵画の前後関係の根拠)を書いて添削してもらいます。大問 2 は原始から戦後まで 10 問で通すので、時代の穴が 1 つあるとそこで落ちます。漢字指定が多いので書いて覚えます。「あやまっているもの」を選ぶ設問は、選択肢 4 つのうち 3 つが正しい文なので、正しい文を読んで知識を補強する読み方が効率的です。公民は憲法の条文と労働・国際機関が柱で、第 12 条・第 22 条・公共の福祉・労働三権・ユネスコ・PKO が 3 年で出ています。大問 3 は 5〜6 問と少ないのですが、確実に取れる知識問題が多いところです。(確認: 〜2026 年度)
- [毎日 10 分] 国語・漢字 10 問と 40〜60 字の記述 4 問(2015〜2017 年度の形式)。漢字は標準的な小学校配当漢字と熟語の範囲で、練習量がそのまま点になります。記述は「理由なら〜から。」「どういうことかなら〜ということ。」で終える形を固定し、40 字= 2 行弱という文字数の感覚を体に入れます。あわせて、接続語・空欄補充の A〜D(確実に分かる 1 つで選択肢を絞る)、熟語の組み立て(似た意味・反対の意味・上が下を修飾・動詞+目的語)、語句の意味・慣用句を文脈の中で選ぶ練習(辞書の意味を覚えるだけでなく、本文のどの場面で使われているかを見ます)を。説明文は新書系の科学・哲学、小説は小学生が主人公のものを普段の読書に。ただし直近の形式は市販の過去問集で確認してください。(確認: 〜2017 年度)
8. 科目別の詳細
まず 4 科目の性格を並べます。
| 科目 | 形式の固定度 | 中身の性格 |
|---|---|---|
| 算数 | 非常に高い。大問 6・小問 21〜23。6 か所すべてで出る問題の種類が 3 年一致 | 数値と設定は毎年作り直し。答えは空欄に数を入れる短答(語句や数値を短く答える形式)が 9 割で、途中式を書く欄は無い |
| 理科 | 中程度。4 大問・16〜17 問は変わらないが、分野の並び順は毎年違う | 会話文・自由研究レポートの長い導入から、表の数値で比例・割合を計算させる。記号選択が主軸で、記述の欄は精読した 3 年に無い |
| 社会 | 高い。大問 3・小問 25。地理 → 歴史 → 公民の並びが固定 | 資料(統計表・地形図・グラフ・史料・写真)を読ませる設問が各大問に 2〜3 問。記述は毎年 1 問 |
| 国語(2015〜2017) | 高かった。大問 3〜4・小問 24〜25 | 漢字 10 問+説明文+小説。記述 4 問はすべて 40〜60 字の字数指定つき |
科目ごとに競技が違います。算数は「決まった手順を速く正確に」、理科は「長文を読んで計算する」、社会は「資料を読んで 25 問を 30 分弱で」、国語(精読した年に限れば)は「短い記述を 4 本」です。
8-1. 算数(大問 6・小問 21〜23・作図あり)
年度×大問の題材表(精読した 3 年)
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 | 大問 5 | 大問 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026(6 題・23 問) | 計算 3 問(分数と小数の混合・小数の加減÷5・0.375 を含む逆算風)+逆算 1 問+単位換算 1 問(1300cm³ = □ dL) | 一行問題 3 問(6 で割ると 3 余り 8 で割ると 7 余る 2 桁の整数/食塩水に水を加えて 3%/幅 2cm のテープを直角に 2 か所折る面積比) | 図形の移動と回転体 4 問(直角三角形を直線上で転がし点 A の通過部分を図示 → 面積/AD=BD=CD=5cm の角度/軸で 1 回転させた体積) | 規則性 5 問(1 行目 1、2 行目 2 3、3 行目 4 5 6 … の三角数表。7 行目の左端/50 は何行目の左から何番目/100 は何行目の左から何番目) | 速さ 3 問(12000m のコースを走る A と B。グラフを (ア)〜(エ) から 1 つ選ぶ/B の分速/A が休憩を始めた時刻) | 約束記号 3 問(各位の数の和を [a] と定義。[2026] / [[98]×[49]] / [[a]+21]=7 となる 2 桁の a の最大) |
| 2025(6 題・21 問) | 計算 3 問(2024×2025÷253−2023×8/小数の引き算×100/帯分数の四則)+逆算 1 問+周期 1 問(4 月 1 日 13 時の 2025 時間後) | 一行問題 3 問(パリ五輪 4 か国のメダル数の表から選ぶ/合同な三角形 2 枚の重なりと面積比/土地の周りに等間隔で木を植える本数) | 図形の移動と回転体 4 問(おうぎ形 OAB が半円の外側を転がる。点 O の移動した道のりを図示 → 囲まれた図形の面積/軸 (ア) と軸 (イ) で 1 回転させた体積 2 問) | 規則性 3 問(カレンダーでたて・横に隣り合う 4 つの数を囲む。和/和が 68 のときの右下/2 組の和の差) | 速さとグラフ 3 問(面積 24cm² の正六角形の周上を動く点 P・Q と三角形 ABP の面積。グラフを (ア)〜(エ) から 1 つ選ぶ/面積 6cm² になる 2 つの時刻/P と Q の面積が等しくなる時刻) | 約束記号 3 問(a 以下で b の倍数である数の個数を [a,b] と定義。[100,3] / [[123,7],[246,14]] / [n,20]=25 となる n の個数) |
| 2024(6 題・21 問) | 計算 3 問(20.24×2.24/37−21+45−27+31−15/小数と帯分数の四則)+逆算 1 問+単位換算 1 問(2024 時間 = □ 日 □ 時間) | 一行問題 3 問(0〜4 のカード 3 枚で作る整数/3 人のテストの平均点/正方形の中の円の中の正方形の面積) | 図形の移動と回転体 4 問(円すいから小円すいを切り取った立体を横に倒して転がす。通過した地面の部分を斜線で図示 → 道のり/対角線 12cm の正方形を軸 (ア)・軸 (イ) で 1 回転させた体積 2 問) | 規則性 3 問(奇数を {1},{3,5},{7,9,11}… とグループ分け。30 番目の数/第 10 グループの最初/第 10 グループの和) | 水量とグラフ 3 問(底面積 600cm² の水そうに高さ 10cm と 15cm の仕切り。FG の長さ/グラフを (ア)〜(エ) から 1 つ選ぶ/水面が 18cm になる時刻) | 約束記号 3 問(整数 a の約数の個数を [a] と定義。[60] / [[10]+[20]+[30]+[40]+[50]] / [n]=3 となる 2 桁の n) |
同じ場所に同じ種類の問題が並ぶ
精読した 3 年(2024・2025・2026)は、大問 6 題の並びが 6 か所とも同じ種類で、しかも各大問の中の小問の作りまで一致していました。
| 座席 | 3 年で共通する中身 | 構成だけ数えた年での連続年 |
|---|---|---|
| 大問 1 | 「次の各問いに答えなさい」→ (1) 計算 3 問 → (2)① 逆算 → (2)② 単位換算か時間の周期。5 小問で固定 | 四則計算が大問 1 に来るのは 2009〜2026 の 18 年 |
| 大問 2 | 「次の □ に適当な数を入れなさい」の一行問題 3 問。数の性質・割合・平面図形から 3 分野 | 3 年で確認。構成だけ数えた年では場合の数・数の性質・割合など年により入れ替わる |
| 大問 3 | 「ただし、円周率は 3.14 とします」→ (1)① 転がり移動の通過部分を図示(作図)→ (1)② その道のり・面積 → (2)①② 軸を変えて 1 回転させた回転体の体積 2 問 | 図形(平面図形の大きな分類)が大問 3 に来るのは 2009〜2026 の 18 年 |
| 大問 4 | 規則性(数表・グループ分け・カレンダー)。(1) で規則を確かめ、(2)(3) で「○番目は何か」「○は何番目か」を往復 | 規則性・数列が大問 4 に来るのは 2018〜2026 の 9 年 |
| 大問 5 | 速さ・図形上を動く点・水量のいずれかで、(1) か (2) に「グラフを (ア)〜(エ) から 1 つ選ぶ」記号選択が 1 問 | 速さとグラフが大問 5 に来る年が多数。2024 は水量とグラフ |
| 大問 6 | 約束記号。「整数 a に対して [a] を…と定める」→ (1) 定義どおり計算 → (2) [[ ]] の入れ子 → (3)「[n] = ○ となる 2 桁の整数 n」の逆向き | 約束記号・数の性質が大問 6 に来る年が多数 |
「同じ問題が出る」のではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出るということです。数値と設定は毎年作り直されています。
同じ問い方が繰り返される実例(原本で確認)
- 回転体の 2 軸: 2024 大問 3(2)「対角線の長さが 12cm の正方形を軸 (ア) で 1 回転させてできる立体の体積」「軸 (イ) で 1 回転させてできる立体の体積」/2025 大問 3(2)「軸 (ア) で 1 回転させてできる立体の体積」「軸 (イ) で 1 回転させてできる立体の体積」。図形を変えて同じ 2 問が並びます。2026 も大問 3(2)② が回転体です。
- 転がり移動の作図: 2024「この立体が通過した地面の部分を斜線で図示しなさい」/2025「点 O が移動した道のり…(図示)」/2026「点 A が通過した部分を図示しなさい」。3 年連続、大問 3 の (1)① に作図が 1 問あります。
- 約束記号の (3): 2024「[n] = 3 となる 2 桁の整数 n は □, □ です」/2026「[[a] + 21] = 7 となる 2 桁の整数 a のうち、最も大きいもの」/2025「[n, 20] = 25 となる整数 n は全部で □ 個」。定義は毎年違うのに、最後の小問が「条件を満たす整数を逆に探す」ことは 3 年同じです。
- グラフを選ぶ設問: 2024「1 番高い水面の高さと時間の関係を表しているグラフとしてもっとも適当なものを (ア)〜(エ) より」/2025「三角形 ABP の面積の関係を表しているグラフとして、最も適当なものを (ア)〜(エ) より 1 つ」/2026「かかった時間とスタート地点からの距離の関係を表したグラフとして、最も適当なものを」。3 年連続で大問 5 に 1 問です。
問い方の特徴
- 答え方は空欄に数を入れる短答が 9 割です(2024 年 90%・2025 年 86%・2026 年 91%)。式や考え方を書かせる欄は精読した 3 年に無く、記号選択はグラフを選ぶ 1〜2 問だけです。
- 大問 2 以降の多くが「次の □ に適当な数を入れなさい」で始まる穴埋め形式です。問題文が短く、1 問ごとに独立しています。
- 各大問の (1) は定義や規則の確認で、(2)(3) がその応用です。大問 4 と大問 6 は (1) を正しく理解できれば (2)(3) まで連鎖する作りで、逆に (1) の読み違いは大問まるごと落ちます。
- 図のある小問が全体の 52%(資料のある年の全体)。大問 3 は毎年図が主役で、図の読み取りが解答そのものになります。
8-2. 理科(社会と合わせて 60 分・各 50 点・大問 4・小問 16〜17)
年度×大問の題材表(精読した 3 年)
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 |
|---|---|---|---|---|
| 2026(4 題・17 問) | 気体の発生(過酸化水素水+二酸化マンガンの表から発生量を比例計算・気体の名前と性質・グラフを描く・分解を速める条件)5 問 | 気象(台風の発生場所と進路の空欄 4 つ・台風のでき方・台風の目の地表付近・風の吹く向き)4 問 | 圧力(片足で立つ・積み木を重ねる・面を変えて置く圧力の比・油圧ジャッキ)5 問 | 植物(春日部共栄中学校で行っているレタスの水耕栽培・発芽の条件の空欄・赤色光と遠赤色光を当てる実験)3 問 |
| 2025(4 題・16 問) | 中和(塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を 100g になるように混ぜる実験・こまごめピペットの使い方・濃度の計算・水溶液の性質を A/B/C で分類)4 問 | 物体の運動(テニスの試合を見る太郎くんとお父さんの会話。時速 210km の換算・回転の向きと軌道・ローター船)4 問 | 湖と流水(栄太君の魚釣り。霞ヶ浦のでき方・火山でできた湖との比較・流れる水のはたらき 3 つ・外来種)4 問 | メダカ(太郎さんのサイエンス部レポート「宇宙メダカ大作戦」。ふ化の割合・もようを回したときの泳ぐ向き・宇宙に連れて行く 1 匹の選び方)4 問 |
| 2024(4 題・16 問) | 気象(栄太とお父さんの会話。猛暑日の定義・都市部の気温が下がりにくい理由・砂漠と日本の朝の気温)4 問 | 人体(太郎さんのノート。血液循環の空欄 6 つ・ヒトと同じ産まれ方の生物をすべて選ぶ・心臓のスケッチから血管を選び漢字 3 文字で答える)3 問 | 濃度(水・砂糖水・食塩水の 3 つのビーカー A〜C を当てる。濃度の大小・濃度の計算・加熱後の様子)4 問 | 燃焼と重さ(A・B 2 種の材質を燃焼させた時間と重さの表から、天秤がつり合う燃焼時間を 5 通り計算)5 問 |
単元の並びは毎年入れ替わる
算数と違い、理科は 4 つの大問の並び順が毎年変わります。2026 は 化学 → 地学 → 物理 → 生物、2025 は 化学 → 物理 → 地学 → 生物、2024 は 地学 → 生物 → 化学 → 化学でした。固定されているのは「4 大問・16〜17 問」という枠だけで、どの分野が何番目に来るかは読めません。構成だけ数えた年(2009〜2023)でも 4〜5 大問で、座席と単元の対応はほとんど一致しません。
ただし分野の顔ぶれは 3 年ともほぼ 4 分野そろいます(2024 のみ化学が 2 題で物理が無い)。物理・化学・生物・地学のどれかを捨てる作戦は取りにくいところです。
問い方の特徴(精読した 3 年で共通)
- 導入文が会話文かレポートです。栄太(2024 大問 1・2025 大問 3)と太郎さん(2024 大問 2・2025 大問 2・2025 大問 4)が繰り返し登場し、親子の会話や自由研究のノートの形で条件が示されます。読む量は多いのですが、解くための数値は全部その中にあります。
- 表・グラフの数値から比例と割合を計算する短答が 3 年連続で出ます(2026 大問 1 問 3 の発生量、2026 大問 3 問 4 の圧力の比、2025 大問 1 問 3 の濃度、2025 大問 2 問 2 の速さの換算、2024 大問 3 の濃度、2024 大問 4 の 5 問すべて)。理科というより算数の比の問題として処理する場面が多くなります。
- 桁の指定が繰り返し出ます: 「小数第一位までで答えなさい」(2026)、「小数第 2 位を四捨五入して、小数第 1 位までで答えなさい」(2025 大問 1・2025 大問 4)、「最も簡単な整数の比で答えなさい」(2026 大問 3)。指定を読み落とすと正解でも失点します。
- 記号選択が主軸です(2026 年 59%・2025 年 44%・2024 年 44%)。残りは語句・数値の短答で、記述の解答欄は精読した 3 年にありません(「解答欄に合うような形で 3 つ答えなさい」2025 大問 3 のような短い語句の列挙はあります)。
- 空欄補充が大問の頭に来ることが多くなっています(2026 大問 2 の ①〜④、2026 大問 4 の ①〜③、2024 大問 2 の ①〜⑥)。ここは知識で即答して時間を作る場所です。
- 「すべて選び、記号で答えなさい」(2024 大問 2 問 2)、組み合わせを選ぶ形式(2025 大問 2 問 1 のア〜カ、2024 大問 3 問 2)が混じります。
- 作図は 2026 大問 1 問 4(二酸化マンガンを 2 倍にしたときの気体発生のグラフを、点線で示された基準のグラフに重ねて描く)。資料のある年の全体では、作図のある年が他にもあります。
8-3. 社会(理科と合わせて 60 分・各 50 点・大問 3・小問 25)
年度×大問の題材表(精読した 3 年)
| 年度 | 大問 1(地理) | 大問 2(歴史・通史) | 大問 3(公民・国際) |
|---|---|---|---|
| 2026(3 題・25 問) | 日本の「島」(10 問)。列島のでき方の空欄・兵庫県南部地震の災害名・雨温図と島の対応 鹿児島県が 1 位の 4 品目の表・世界遺産と関係の深い機関 淡路島の地形図と写真の景観が一致する地点・ため池の資料・トキの放鳥数の図 |
日本における戦いの歴史(10 問)。中国の歴史書の史料・発掘資料の組み合わせ 蒙古襲来の絵画 X と Y の前後関係の理由を記述・関ヶ原・武家諸法度の条文 文化史・下関条約と三国干渉の国名をカタカナ・日米安全保障条約を漢字 6 字 |
憲法に関係するプロ野球の出来事(5 問)。選手会のストライキの理由・カタカナ 5 字の語・球場のネーミングライツ・公共の福祉・憲法第 22 条の自由 |
| 2025(3 題・25 問) | 日本の郷土料理(10 問)。共栄さんのまとめ。収穫量上位の表から生産物を当てる・石川県の伝統工芸品・地産地消 秋田/石川/愛知のデータ表・近郊農業・政令指定都市・白地図 A〜D の産業 松本周辺の地形図と縮尺の計算・4 市の気温と降水量のグラフ |
日本の城(10 問)。弥生時代の道具・坂上田村麻呂・建武の新政・分国法 正誤の組み合わせ X/Y・徳川吉宗の政策 一国一城令の理由を「大名」を使い 15 字以上 30 字以内で記述・幕末の出来事の並べかえ・明治の政策 |
人口減少(5 問)。共子さんと栄子さんの会話。合計特殊出生率と完結出生児数のグラフ・未婚割合・法律ができる過程・労働組合をつくる権利を漢字 2 字・図表の読み取り |
| 2024(3 題・25 問) | 内陸県 A〜E(9 問)。県面積の 6 分の 1 を占める湖・甲斐国分寺跡周辺の地形図の読み取りと縮尺の計算 果物の収穫高上位 4 県の表・隣接都道府県が多い県・県章と県の鳥の表 ご当地ナンバープレート・内陸県の数・発電方式別の割合の図 2 枚 |
令和に登録された世界遺産(10 問)。春斗さん・共子さん・栄太さんが春日部共栄中学校の授業で調べたまとめ。縄文時代の生活・遺跡名・古墳 稲荷山古墳と江田船山古墳の鉄剣・鉄刀が意味することを「大和朝廷」を使って記述 琉球と薩摩藩・廃藩置県・小笠原諸島 |
ネルソン・マンデラのスピーチ(6 問)。アパルトヘイトをカタカナ・憲法第 12 条・ユネスコをカタカナ・PKO・国際連盟と国際連合の比較 |
同じ場所に同じ種類の問題が並ぶ
- 大問 3 題・小問 25 問が 3 年とも同じでした(構成だけ数えた年では 2013 年以降ほぼ 3 大問、2016 年以降は小問 25 前後で安定)。
- 大問 1 = 地理・大問 2 = 歴史の通史・大問 3 = 公民または国際の並びが 3 年連続。構成だけ数えた年では 2013 年以降この並びがほぼ続いています(2021 年のみ 4 大問)。
- 大問 1 に地形図が 3 年連続(2024 甲斐国分寺跡周辺、2025 松本周辺、2026 淡路島の図と写真)。うち 2 年は縮尺の計算(2024「2 万 5000 分の 1 の地形図上で 12cm。実際の距離は」/2025「松本駅から松本城まで 3.5km。2 万 5000 分の 1 の地形図上では何 cm か」)で、同じ計算を、聞く向きを入れ替えて出しています。
- 大問 1 に統計の表から都道府県・品目を当てる設問が 3 年連続(2024 果物の収穫高上位 4 県・県章と県の鳥・発電方式、2025 収穫量上位の表・3 県のデータ表、2026 鹿児島県が 1 位の 4 品目)。
- 大問 2(歴史)に記述が 1 問、3 年連続。しかも 2024・2025 は「指定された語句を使って説明する」形(大和朝廷/大名)で、2025 は字数指定つき(15 字以上 30 字以内)でした。
- 大問 2 は原始から戦後までを 10 問で通す通史です。1 つの時代に偏らず、古代・中世・近世・近代・現代が毎年ひととおり出ます。
問い方の特徴
- 記号選択が主軸です(2024 年 52%・2025 年 72%・2026 年 72%)。短答が 24〜40%、記述が毎年 1 問(4%)です。
- 「正しいものを 1 つ選び」と「あやまっているものを 1 つ選び」が同じくらい出ます(2024 大問 1(1)・大問 2 問 3・大問 3 問 4(2)、2025 大問 1 問 3・大問 2 問 1・問 7、2026 大問 1 問 9)。設問文の「正しい/あやまっている」を丸で囲む習慣が要ります。
- 組み合わせを選ぶ形式(雨温図と島、県と県章、①〜④の語句、X と Y の正誤)が毎年複数あります。1 つ分かれば消去できるので、確実な知識から潰します。
- 短答は文字種の指定つきが多くなっています: 「漢字 1 字で」「漢字で」「漢字 2 字で」「漢字 6 字で」「カタカナで」「カタカナ 5 字で」「解答らんに合わせて漢字で」。
- 資料(表・グラフ・図・写真・史料・スピーチ)から読み取る設問が多く、図のある小問が 40%(資料のある年の全体)。知識だけでは答えられず、その場で資料を読む設問が各大問に 2〜3 問あります。
- 導入文は生徒の調べ学習・会話文の形が多くなっています(共栄さん・共子さん・栄太さん・春斗さん・栄子さん)。
8-4. 国語(資料があるのは 2010〜2017 年度)
国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いたのは 2015〜2017 年度を原本で読んだ話に限った内容で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。以下の並びが 2018 年度以降も続いているかどうかは、この資料からは言えません。
年度×大問の題材表(精読した 3 年)
| 年度 | 大問 1 | 大問 2 | 大問 3 | 大問 4 |
|---|---|---|---|---|
| 2017(4 題・24 問) | 漢字の書き取り 10 問(偉業・遠征・抱負・冷淡・人柄・接触・鮮明・傾く・必需品・匹敵) | 説明文 6 問(明石真『体内時計のふしぎ』。接続語 A〜D・空欄の語・「因果」と同じ組み立ての熟語 指示語の内容・理由の選択・50 字以内の記述) |
小説 6 問(小川未明『眠い町』。語句の意味 3 つ・空欄 A〜D・慣用句の空欄 理由の選択・50 字以内の記述・心情の選択) |
資料の記述 2 問(参議院議員通常選挙の年齢別投票率のグラフ。読み取れる特徴・改善の工夫を自分で述べる) |
| 2016(3 題・25 問) | 漢字の書き取り 10 問(視界・輸送・拡張・待機・収容・独占・斜め・就任・平凡・真剣) | 説明文 8 問(安部公房『死に急ぐ鯨たち』。熟語の組み立て・接続語の組み合わせ・40 字以内の記述・内容説明の選択 50 字以内の記述(「前者は…、後者は…」の形)・漢字 2 字の抜き出し・脱文の挿入位置・10 字の抜き出し) |
小説 7 問(フォルクローレの演奏家「僕」と室井が病院でコンサート。慣用句・心情の選択 2 問・「ほど」の用法 40 字以内の記述・50 字以内の記述・比喩の意味) |
— |
| 2015(3 題・25 問) | 漢字の書き取り 10 問(購入・需要・列挙・同窓・保管・自重・典型・街頭・過信・省く) | 説明文 8 問(ディズニーのアニメーション。接続語の組み合わせ・13 字の抜き出し・脱文の挿入位置・ふさわしくないものの選択 40 字以内の記述・熟語の組み立て・60 字以内の記述・内容の説明) |
小説 7 問(空き地で遊ぶ小学 3 年の「ぼく」。空欄 A〜D・50 字以内の記述・語句の意味 2 つ 文節の数・理由の選択・40 字以内の記述・人物像の選択) |
— |
同じ場所に同じ種類の問題が並ぶ(精読した 3 年に限れば)
- 大問 1 が漢字の書き取り 10 問(構成だけ数えた年を含めると 2014〜2017 の 4 年)。カタカナを漢字に直す形だけで、読みや部首は出ていません。
- 大問 2 が説明文、大問 3 が小説(同じく 2014〜2017 の 4 年)。大問 2 が 6〜8 問、大問 3 が 6〜7 問です。
- 記述が毎年 4 問(2015・2016・2017)。字数は 40 字・50 字・60 字で、いずれも「(句読点も字数にふくみます)」の但し書きつきです。説明文に 1〜2 問、小説に 2 問という配り方も 3 年同じでした。
- 記述以外は記号選択と抜き出し・語句知識で、記号選択が主軸です(2015・2016 年 36%、2017 年 42%)。
- 接続語・空欄補充の A〜D をまとめて答える設問が 3 年連続(2015 大問 2 問一・大問 3 問一、2016 大問 2 問二、2017 大問 2 問一・大問 3 問二)。組み合わせから選ぶ年(2015・2016)と 1 つずつ選ぶ年(2017)があります。
- 熟語の組み立てを問う設問が 3 年連続(2015「展開」、2016「延長」、2017「因果」)。同じ聞き方で語だけが変わります。
- 脱文を本文のどこに入れるかの設問が 2015・2016 の 2 年に出ています。
問い方の特徴
- 記述は「線部の理由を◯字以内で説明しなさい」「線部はどういうことか◯字以内で説明しなさい」の 2 系統です。「問題文中のことばを使って」(2016 大問 2 問三・問五)、「前者は…、後者は…」という形でまとめなさい(2016 大問 2 問五)のように、書き方の枠が指定される年があります。
- 語句の意味・慣用句を問う設問が 3 年とも入ります(2015 は「体裁で」「一目置かれて」の 2 語、2016 は「口止めした」、2017 は「しかるに」「前後も忘れて」「目をみはって」の 3 語)。文法(品詞・用法・文節の数)も混じります。
- 2017 大問 4 は本文のない資料問題で、グラフから特徴を読み取って、改善の工夫を自分で述べるという 2 段構えでした。字数指定がなく、意見を書かせる形式です。この形が続いているかは資料からは分かりません。
出典(資料に残っている年のみ)
| 年度 | 説明文・随筆 | 小説・物語 |
|---|---|---|
| 2017 | 明石真『体内時計のふしぎ』 | 小川未明『眠い町』 |
| 2016 | 安部公房『死に急ぐ鯨たち』 | (資料に出典の記載なし) |
| 2014 | 磯田道史『歴史の愉しみ方』 | 重松清『卒業ホームラン』 |
| 2012 | 橋爪大三郎『幸福のつくりかた』 | 重松清『小学五年生』 |
| 2011 | 正高信男『ケータイを持ったサル』 | 佐藤多佳子『五月の道しるべ』 |
| 2010 | 永井均『〈子ども〉のための哲学』 | 豊島ミホ『夜の朝顔』 |
説明文は「科学技術と人間」「ものの見え方」「言葉と幸福」といった、中学生に身近な題材を科学や哲学の言葉で説き起こす新書系が続いています。小説は小学生・中学生が主人公で、友達関係や家族との出来事を描くものが多くなっています。
9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
構成だけ数えた年(算数・理科は 2009〜2026、社会はそのうち 17 年)で、大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部までは保証できません。最終確認年度は、その単元をこの資料で最後に確認できた年度で、小問での出題を含みます。表に出てくる通過算・植木算などの中身は 用語集 にあります。
| 科目 | 単元 | 大問で出た年 | 最終確認年度 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 水量とグラフ | 2018・2024 | 2024 年度 | 大問 5 の「グラフを選ぶ」枠は速さと水量が入れ替わる。2024 が水量だったので次の入れ替わりに備える |
| 算数 | 論理・推理 | 2011・2017 | 2017 年度 | 大問 4 の枠に入っていた年がある。2018 以降は規則性が続いている |
| 算数 | 場合の数 | 2012・2013・2018・2022・2024 | 2024 年度 | 大問 2 の一行問題として定期的に戻る |
| 算数 | 通過算 | 2010 | 2010 年度 | 速さの枠での出題は構成だけ数えた年では 1 度きり |
| 算数 | 割合・比・資料の読み取り | 2014・2021・2025 | 2025 年度 | 同じく大問 2 の枠 |
| 算数 | 立体図形の体積・表面積(回転体以外) | 単元分布で 10% | — | 大問 3 の後半が回転体で埋まっているため、切断や積み木は小問に降りている |
| 理科 | 星・星座 | 2010・2016・2017・2018・2019・2020・2022 | 2022 年度 | 2022 まで頻出だったが 2023 以降 4 年なし。地学の枠は 2023 地震・2024 気象・2025 流水・2026 気象と回っている。戻る候補の筆頭 |
| 理科 | 電気回路・電流 | 2009・2012・2015・2018・2020 | 2020 年度 | 2020 を最後に 6 年なし。物理の枠は 2022 てこ → 2023 熱 → 2025 運動 → 2026 圧力 |
| 理科 | てこ・つり合い | 2017・2022 | 2022 年度 | 2022 以来 4 年なし |
| 理科 | ばね・ふりこ | 2010・2014・2016・2025 | 2025 年度 | 2025 は「物体の運動」として出た |
| 理科 | 生態系・食物連鎖 | 2013・2015・2018・2021 | 2025 年度(小問) | 大問としては 2021 以来 5 年なし(2025 大問 3 に外来種の小問) |
| 理科 | こん虫・動物の分類 | 2009・2012・2017・2022 | 2022 年度 | 4〜5 年周期。2022 以来 4 年 |
| 理科 | 人体 | 2011・2020・2024 | 2024 年度 | 4〜9 年周期 |
| 理科 | 水溶液の性質と判別 | 2015・2018・2020・2023 | 2025 年度(小問) | 化学の枠は中和・気体・濃度・燃焼が回る(2024・2025 に小問) |
| 社会 | 日本国憲法を大問 3 の柱に | 2013・2017・2019・2021 | 2026 年度(小問) | 大問 3 の枠は憲法・三権分立・財政・国際社会・人口が回っている。憲法そのものが柱の年は 2021 が最後(2024・2026 に小問) |
| 社会 | 三権分立・国会・内閣・裁判所 | 2014・2016・2020 | 2025 年度(小問) | 大問 3 の柱としては 2020 以来 6 年なし(2025 大問 3 問 3 に小問) |
| 社会 | 国際社会・国際協力 | 2015・2018・2024 | 2024 年度 | 3〜6 年周期。2024 に戻った |
| 社会 | 財政・税 | 2022・2023 | 2023 年度 | 2 年続いた後 3 年なし |
| 社会 | 水産業 | 2015 | 2015 年度 | 大問 1 の枠では農業・地形図・都道府県が中心で、水産業は長く空いている |
| 社会 | 交通・通信 | 2023 | 2023 年度 | 大問 1 の枠 |
| 社会 | 工業・産業 | 2021 | 2025 年度(小問) | 大問 1 の柱としては 5 年なし(2025 に小問) |
| 社会 | 貿易・資源・エネルギー | 大問の柱になった年は見当たらない | 2024 年度(小問) | 2024 大問 1 問 7 に小問として出た |
| 国語 | 資料・グラフを読んで意見を書く大問 | 2017(大問 4) | 2017 年度 | 精読した年では 2017 のみ。2018 年度以降の資料が無いため、続いているかは不明 |
10. 形式面の注意
算数
- 大問 6・小問 21〜23。答えは空欄に数を入れる短答が 9 割(2024 年 90%・2025 年 86%・2026 年 91%)で、式や考え方を書く欄は精読した 3 年にありません。記号選択はグラフを選ぶ 1〜2 問です。字数指定・記述はありません。
- 作図が 3 年連続で 1 問あります(大問 3 の (1)①、「図示しなさい」「斜線で図示しなさい」)。定規で正確に描くというより、通過領域の形(おうぎ形の合成・帯状の部分)を正しく囲えるかが問われています。
- 「ただし、円周率は 3.14 とします」が大問 3 の冒頭に 3 年連続で入ります。3.14 の計算をまとめて最後にする工夫が効きます。
- 単位換算が大問 1 の最後に来ます(2024 時間 → 日と時間、2026 cm³ → dL)。dL・a(アール)のような使用頻度の低い単位が混ざるので、単位の一覧を一度整理しておきます。
理科
- 大問 4・小問 16〜17。記号選択が主軸(44〜59%)で、残りは語句・数値の短答です。記述の解答欄は精読した 3 年にありません。
- 桁の指定が繰り返し出ます(「小数第一位までで」2026、「小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位までで」2025、「最も簡単な整数の比で」2026)。
- 作図は 2026 にグラフを描く 1 問。組み合わせを選ぶ形式・「すべて選び」が混じります。図のある小問が 56% あり、装置の図・グラフ・スケッチが多く、図を見ないと解けない設問が半分あります。
- 時事的な語(猛暑日・ヒートアイランド・外来種・宇宙メダカ)は出ますが、年号や直近の出来事を覚えていないと解けない設問は精読した 3 年にありませんでした。
社会
- 大問 3・小問 25。記号選択が 52〜72%、短答が 24〜40%、記述が毎年 1 問です。短答は文字種の指定が多くなっています(「漢字 1 字で」「漢字 2 字で」「漢字 6 字で」「カタカナで」「カタカナ 5 字で」「解答らんに合わせて漢字で」)。
- 記述の字数指定は 2025 が「15 字以上 30 字以内」、2024・2026 は指定なしで解答欄の大きさが目安です。指定語句を使う形が 2 年連続(2024 大和朝廷、2025 大名)で、指定語句を落とすと点にならないので、書き始める前に印をつけます。
- 並べかえ(2025 大問 2 問 9 の幕末の出来事)が入る年があります。正誤の組み合わせ(X と Y)も入り、「正しいもの」と「あやまっているもの」がほぼ同数出ます。
- 社会 25 問を 30 分弱で処理する速さが要ります。資料の読み取りに時間がかかる設問(地形図・グラフ 2 枚)が各年 3〜4 問あるので、知識で即答できる短答を先に片付けます。
- 時事的な題材は入りますが(世界遺産、人口減少、ネーミングライツ)、前年の出来事の年号を覚えていないと解けない設問は精読した 3 年にありませんでした。
理科・社会の時間
- 合わせて 60 分・各 50 点で、時間配分は受験生が決めます(2026 年度募集要項)。理科 16〜17 問・社会 25 問なので、素直に分けると理科 25 分・社会 35 分ですが、理科の計算に時間がかかる年(2024 大問 4 のような 5 問続きの計算)があるので、先に社会を片付けて理科に残りを注ぐ配分も現実的です。過去問演習では 2 科目を通しで 60 分計るところまでやっておきます。
国語(2015〜2017)
- 大問 3〜4・小問 24〜25。記述 4 問はすべて 40〜60 字で「(句読点も字数にふくみます)」つきです。100 字を超える長文記述は 2015〜2017 にありません。
- 抜き出しも字数指定つきです(「十三字で」「漢字二字で」「十字で」)。書き方の枠が指定される年があります(「問題文中のことばを使って」「前者は…、後者は…という形で」)。
- 試験時間・配点は 2026 年度募集要項の本文に見当たらなかったので、市販の過去問集で確認してください。
面接
- ありません(筆記試験のみ・2026 年度募集要項)。
11. 学年別ロードマップ
| 段 | 何をするか | この学校での重み |
|---|---|---|
| 小 4(土台) | 計算の正確さ(分数と小数の混合・逆算・単位換算)、図形(円とおうぎ形の面積・立体の体積を実物で見る)、読解(線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。この学校で最終的に効く入口は「円周率 3.14 の計算に慣れること」「図形を転がしたときに点がどう動くかを紙で試すこと」「数を並べて規則を見つける遊び」 | 差はほぼ無い。時間計測はまだしない。単位換算(dL・a・cm³)だけは早くから触れておくと大問 1 の最後で困らない |
| 小 5(幅) | 1 週間の枠は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本にします。平日 15 分は大問 1 の中身(分数と小数の混合の計算・逆算・単位換算)を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。単元は 8-1 の題材表を「小 5 で全分野を一巡するリスト」として、四則計算・逆算・単位換算 → 数の性質・割合・食塩水・平面図形 → 図形の移動・回転体 → 規則性・数列 → 速さとグラフ・水量とグラフ → 約束記号(受験用教材の単元)の順に置きます。理科は 4 分野の計算単元(濃度・中和・圧力・速さ・燃焼の量的関係)を一巡し、「表を見て比例か反比例かを言う」習慣を。社会は地形図の読み方と縮尺、都道府県の統計(収穫量・工芸品・発電方式)を表で見る。通史は漢字で書ける状態に。国語は 40〜60 字の記述を書いて直してもらう回数を稼ぐ。ただし国語は 2018 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください | この学校は出る種類が決まっているので、小 5 でその 6 種類+社会の資料読みに触れておくだけで小 6 の演習が別物になる。特に回転体と約束記号は塾のテキストで軽く扱われがちなので、意識して厚めに |
| 小 6(仕上げ) | 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を座席ごとに縦に解く(算数の大問 3 だけを 3 年分、大問 6 だけを 3 年分、社会の大問 1 だけを 3 年分)。理科と社会は 60 分の通し演習で 2 科目の時間配分を決める | 同じ座席に同じ種類が来る学校なので、ここに時間をかける価値がある。座席ごとの縦解きを 2 巡すると、大問 3 と大問 6 は「解き方を思い出す時間」がほぼゼロになる |
この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 小 5 のうちに「回転体」「約束記号」「地形図の縮尺」という、塾のカリキュラムでは短時間しか扱われない 3 つに触れておけるかどうかです。この学校ではこの 3 つが毎年決まった場所に出るので、時間をかける価値が大きくなります。逆に、初見の難問を粘る力や長い記述を書く力は、この学校の出題では他校ほど問われていません(理科・算数に記述の欄が無く、社会の記述は 1 問 30 字、国語の記述も 40〜60 字)。小 4 の段階では計算と単位換算、図形を動かして考える経験を厚くしておくのが素直な道筋になります。
12. この学校と併願するなら
観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。
- 東京農業大学第三高等学校附属中学校(埼玉県・共学)— 国語が最も近く、社会も近い組み合わせです。算数・理科は比較できていません。
- 獨協中学校(東京都・男子校)— 国語・社会・理科の 3 科目が近く、算数は中程度です。
- 淑徳与野中学校(埼玉県・女子校)— 国語・理科・社会が近く、算数は離れます(あちらは大問の並びが違います)。
8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。
- 理科は西武学園文理・日本大学豊山・淑徳与野と構造が近く、会話文からの計算問題という同じ練習が回せます。社会は横浜女学院・獨協・埼玉栄・日本大学豊山が近く、資料読み取り中心の 25 問前後という作りが似ています。
- 算数はどの候補校とも 64〜70 にとどまり、この学校の算数の並びの固定は他校では代用しにくいところです。算数だけは春日部共栄の過去問そのものを縦に解くしかありません。
- 近さは「大問数・小問数・記述と記号選択の比率・図表の比率・同じ座席に同じ単元が来るか・設問文の使い回し」の距離と、単元の分布の似方を合成した自動集計です。同じ問題が出るという意味ではありません。国語は 2018 年度以降の資料が無いため、この数字は 2010〜2017 年度をもとにしたものとして読んでください。
13. 資料の限界
- 入試回が特定できません。この学校は複数回の入試を行い、会場も複数ありますが、手元の転写データは 1 年につき 1 冊しかなく、どの回のものかは区別できません。本文は「第 1 回相当の 1 冊」を毎年並べたものとして書いています。他の回で同じ並びになっているかは、この資料からは言えません。市販の過去問集で回ごとの構成を確認してください。
- 国語は 2018 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。本文の国語の話は 2015〜2017 年度を読んだ結果に限られます。8 年前の形式なので、直近の大問構成・記述の字数・試験時間は市販の過去問集で必ず確認してください。出典も同じ制約を受けており、2018 年度以降の著者・作品は分かりません。
- 図が読めません。転写データには図そのものが入っておらず、図の説明文だけが残っています。算数の大問 3(転がり移動・回転体)は図が主役なので、本文の記述は説明文からの推定を含みます。実際の図の複雑さは過去問集で確認してください。
- 転写の読み取り確度に幅があります。算数は 18 年中 12 年、社会は 17 年中 9 年、理科は 18 年中 5 年が読み取り確度の低めな冊として記録されています。精読した 2024〜2026 の 3 年は設問文そのものを確認していますが、それ以前の年の単元分類には読み落としの可能性があります。「構成だけ数えた年では」と断った箇所は、この不確かさを含みます。
- 社会は 2012 年度の資料がありません。9 節の周期はその年を飛ばして数えています。
- 試験時間・配点が一部不明です。国語・算数の試験時間と配点は 2026 年度募集要項の本文に見当たりませんでした。理科・社会は「合わせて 60 分・各 50 点」と確認できています。
- 満点・設問別配点は問題冊子・解答用紙に印刷されていません(精読した年で確認)。どの大問が重いかは分からないので、本文の優先順は「出る確実さ」と「練習の効きやすさ」で付けています。
- 解答用紙の実物を見ていません。記述の解答欄の大きさ(社会の字数指定なしの記述、国語の記述)は転写からは分かりません。過去問集の解答用紙で実寸を確認してください。
- 難易度・偏差値・合格可能性・入試結果・学校の理念には触れていません。この資料は問題の中身だけを見たものです。
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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。
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