立教新座中学校 の過去問分析

立教新座中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

立教新座中学校 過去問分析(2024〜2026 年度・一般入試第 1 回相当・3 年分/国語のみ 2009〜2019 年度)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 埼玉県新座市
男女 男子校
旧称 立教高等学校
入試回と日程・科目 一般入試第 1 回 1 月 25 日(募集 100 名)/一般入試第 2 回 2 月 3 日(募集 40 名)。いずれも 4 科(算数・国語・理科・社会)。帰国児童入試は 1 月 25 日で 2 科(算数・国語)(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 2027 年度の入試要項に未掲載です(要項は 2026 年 9 月頃の公開予定)。市販の過去問集か学校の要項で確認してください
面接 帰国児童入試だけ、本人のみの面接があります。一般入試第 1 回・第 2 回に面接はありません
同名の学校に注意 東京都豊島区の立教池袋中学校とは別の学校です

いまの小 6 は 2027 年 1 月〜2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数は大問 5 題・小問 21〜24 問で、大問 1 が計算から始まる小問集合、大問 2 が図形の比、大問 4 が数の世界という座席(問題の置き場所)が、精読した 3 年とも動きません。
  2. 理科は大問 4 題が資料のある 18 年で一度も動かず、生物・化学・地学・物理が 1 題ずつ入る配置が 3 年連続です。ただし何番目にどの分野が来るかは決まっていません。
  3. 社会は大問の数が 2〜3 題と動きますが、小問の総数は 32〜37 問でほぼ一定です。国語は大問 2 題(説明的文章+文学的文章)が、資料のある 9 年で崩れていません。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 2(図形の比)だけを 3 年分、大問 4(数の世界)だけを 3 年分、続けて解きます。
  2. 理科は 4 分野のどれも捨てません。1 分野が大問 1 つぶんなので、捨てるとその年の 4 分の 1 が空きます。
  3. 国語の漢字を毎日やります(1 回の入試で 8〜10 問あります)。

今週やる 1 つ

  1. 2024〜2026 年の算数の大問 2 を 3 年分続けて解き、「相似で線分の比 → 面積比 → 面積」の順に手が動くか確かめます。

注意

  1. 資料の冊子は年度・科目ごとに 1 冊ずつで、一般入試第 1 回か第 2 回かの区別が付きません。国語は 2020 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びと題材だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 3 年(2024・2025・2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026) 大問 5・小問 21〜24。図の細部は転写されないため、図形問題は設問文と図の説明文からの読み取りを含みます
理科 3 年(2024・2025・2026) 15 年(2009〜2023) 18 年(2009〜2026) 大問 4・小問 21〜31
社会 3 年(2024・2025・2026) 14 年(2009〜2023 のうち 2012 年度なし) 17 年(2009〜2026 のうち 2012 年度なし) 大問 2〜3・小問 32〜37
国語 3 年(2015・2017・2019) 6 年(2009〜2014) 9 年(2009〜2015・2017・2019) 大問 2・小問 14〜17。2020 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多く、2016・2018 年度も同じです)

5. 一番大きな結論

立教新座は「4 科そろって、答えを出すまでの手数が多い学校」です。 そして科目ごとに、座席(問題の置き場所)の決まり方がはっきり違います。

過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではありません。①座席の決まっている算数の大問 2・大問 4 を縦に積む、②理科の 4 分野を落とさない、③社会と国語は年度通しで時間を計る——この 3 本立てになります(回し方は 過去問の使い方)。とくに算数は、大問 2 だけを 3 年ぶん続けて解く、大問 4 だけを 3 年ぶん続けて解く、という練習が効きやすいところです。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の小問集合を時間内に取り切る — 6〜8 問あり、設問数の 3 割前後がここにあります。計算 1〜2 問の後は、消去算・年齢算・集合・分数の性質・角度と単元がばらばらに並びます。ここで詰まると後半 4 題に時間が残りません。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・立体を動かす問題 — 2024 大問 5(1 辺 6cm の立方体を角柱と円柱でくり抜く)、2025 大問 3(円すいを横に倒して転がす・円 O の上に置く)、2026 大問 3(1 辺 6cm の立方体の切断)。3 年連続で大問 1 題ぶんあります。手を動かして図を描き直す訓練が要ります。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・線分比 → 面積比の一本道(大問 2 の座席) — 2024 平行四辺形(面積 264cm²)、2025 台形と平行線、2026 折り紙の折り目。3 年とも「相似で線分の比 → 面積比 → 面積」の順です。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・数の書き出し(大問 4 の座席) — 2024 場合の数(1〜9 の数字を並べてつくる整数)、2025 数の性質(ボールとモニターの表示)、2026 規則性(2026 を割った余りの列)。3 年とも「小さい場合を書き出して規則を見つける」で入口が開きます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 理科・4 分野を薄く広く落とさず、長文から数値と条件を拾う — 1 分野が大問 1 つぶんなので、苦手分野をつくると年によって 4 分の 1 が空きます。あわせて、会話文(2025)、実験手順(2026 のタマネギ染色)、映画のあらすじ(2026 の火星)のような長い導入文を読みながら線を引き、条件を拾い出す作業を習慣にしてください。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会・通史を 1 本の線でたどる — 2024 は東日本と西日本、2025 は取り引きされた品物、2026 は村の暮らし、という具合にテーマで時代を縦断する大問が 3 年連続で出ています。時代のつまみ食いでは追いつきません。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 社会・因果を 1〜2 文で書く — 記述は年 1〜2 問ですが、いずれも「なぜそうなるのか」です(河川を国境にすると領土問題が起きやすい理由・支援物資が届かなかった理由・田植えが雑草対策になる理由)。指定語つきの年もあります。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・漢字と、条件つき抜き出し・○×の内容正誤 — 漢字は 1 回の入試で 8〜10 問。2017・2019 は「カタカナは漢字に直し、漢字は読みを書く」の混合です。抜き出しは「六字で」「二つ」「端的に表した語を」の条件を見た瞬間に本文を機械的に探す練習、○× は選択肢を本文と 1 対 1 で照合する練習をしてください。(確認: 〜2019 年度)

8. 科目別の詳細

8-0. 科目ごとの見取り図

科目 形式の固定度 中身の性格 最初に時間をかける価値があること
算数 高い。大問 5・小問 21〜24・全問が答えのみ(記述・作図は資料のある 18 年でゼロ) 大問 1 は小問集合、大問 2 は図形の比、大問 4 は数の世界が 3 年連続。立体図形は 3 年連続で大問 1 題ぶん 立体を動かす問題(切断・くり抜き・転がす)と、線分比 → 面積比
理科 非常に高い。大問 4 が 18 年不変。記号選択が主軸(57〜68%)・文章記述は 18 年ゼロ 生物・化学・地学・物理が 1 題ずつ。長い会話文や実験手順を読ませてから設問に入る 4 分野を落とさないことと、長文から数値・条件を拾う速さ
社会 中くらい。大問 2〜3(年により動く)・小問 32〜37 でほぼ一定 通史を一気に下る大問が 3 年連続。地理と歴史が同じ大問で往復する。文章記述は年 1〜2 問 通史を 1 本の線でたどることと、因果を 1〜2 文で書く
国語 高い(2019 年度まで)。大問 2・小問 14〜17 説明的文章 → 文学的文章。各大問の問一が漢字。記述 2〜3 問、抜き出しと○×の内容正誤 漢字(1 回で 8〜10 問)と、条件つき抜き出し

4 科に共通するのは、設問に入る前に読む量が多いことです。理科で設問文 3400 字前後、社会で 5700 字前後(A4 換算 13 頁)あります。読解の体力が算数以外の 3 科を支えています。

8-1. 算数(大問 5・小問 21〜24・全問が答えのみ)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・原本で確認)

年度 大問 1(小問集合) 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2024 7 問。計算 1
お菓子の値段の消去算
4 つの整数の和からの推理
直角二等辺三角形を底面とする三角柱の切断
半円と円の移動
バス通学の集合
平行四辺形(面積 264cm²)の線分比と面積比 4 問 コーヒー豆 3 種の混合単価(濃度の考え方)4 問 場合の数(1〜9 の数字を並べてつくる整数)4 問 1 辺 6cm の立方体を角柱・円柱でくり抜く体積 2 問
2025 6 問。計算 2
「8 で割ると 3 余り 5 で割ると 4 余る」数
さいころを貼り合わせる規則性
4 人家族の年齢算
折り紙の角度
台形と平行線でできる線分比 → 三角形の面積 4 問 円すい(表面積・横に倒して転がす・円 O の上に置く)3 問 1〜100 のボールを箱に入れるとモニターに数が出る(数の性質)4 問 2 そうのボートの流水算(グラフつき)4 問
2026 8 問。計算 2
分母と分子に同じ数をたす分数
バス停の乗降
半径 2cm の円 5 個を囲む帯
直方体
折り目のついた折り紙(面積比 1 問+角度 3 問) 1 辺 6cm の立方体 ABCD-EFGH の切断 4 問 2026 を 1〜2026 で割った余りの列(規則性)4 問 10% の食塩水 1800g を動かす問題 4 問

表に出てくる消去算・年齢算・集合・流水算などの中身は 用語集 にあります。

同じ種類の問題が同じ場所に来る

精読した 3 年(2024〜2026)で、次の 3 つの座席が動いていません。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出る、という意味です。

大問 3・大問 5 は固定されていません。立体図形はこの 2 席のどちらかに 3 年連続で入り(2024 大問 5、2025 大問 3、2026 大問 3)、残った席に濃度・混合(2024 大問 3 コーヒー豆、2026 大問 5 食塩水)か速さ(2025 大問 5 流水算)が入る、という並び方をしています。

頻出単元と周期

問い方


8-2. 理科(大問 4・小問 21〜31・記号選択が主軸)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 ヒトの呼吸(肺呼吸とえら呼吸・変態・胸部のつくりを再現した装置)5 問 窓ガラスの結露(湿度計算・複層ガラスの熱の通しにくさ)5 問 地震(地震計・ゆれの方向・震源距離・マントル中の速さ・地殻の厚さ)7 問 光(見え方・半円形の物体とまち針・蜃気楼のだるま太陽)4 問
2025 レモンのビタミン C をヨウ素液で測る(中和の考え方・濃度計算)6 問 会話文で追う太陽の動き(日の出入りの時刻と方位・南中・さいたま市の夏至)7 問 100m 走の区間タイムから速さを出す(表とグラフ)6 問 干潟のチゴガニと学校の池のザリガニ(分布の調べ方・標識をつけて再び捕まえる個体数推定・外来生物)8 問
2026 タマネギの皮で布を染める実験(ろ過・ミョウバン水溶液・結晶の形・金属の違い)7 問 ヒトの体内の器官と物質の行方(BTB 溶液・数値 3 つ)5 問 SF 映画「オデッセイ」の火星(惑星の位置と見え方・光通信・人工衛星の電力・水をつくる化学反応・ジャガイモ栽培)12 問 電熱線の発熱(水温上昇の比・時間と発熱量)7 問

同じ種類の問題が同じ場所に来る

問い方


8-3. 社会(精読した 3 年は大問 2〜3・小問 32〜37・短答と記号選択が半々)

年度×大問の題材表(精読した 3 年・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3
2024 自由研究「県境」(海峡・河川・山地・湖の県境、内陸県の同定、国境と領土問題)12 問 日本列島を東と西に分けて見る通史(縄文の東日本、壬申の乱と防人、蝦夷と坂上田村麻呂、平将門、承久の乱、江戸の金貨と学問、日露戦争)15 問 和さんと洋さんのインタビュー(石油危機、女子差別撤廃条約と憲法 24 条、法律ができるまでの図、雇用と経済の変化)7 問
2025 中一の和洋さんと高校生の兄の会話(半島名、漁港の水揚げ表、雨温図、湾内の港、能登半島地震と支援物資)9 問 「人々が価値を見出し取り引きしたもの」で下る通史(神津島の黒曜石、水稲耕作、『宋書』、仏教伝来、三世一身法、マルコ・ポーロ、石見銀山、長崎の窓口、1917・1931 年)13 問 2024 年の各国の選挙(選挙制度・衆院選、インフレの反対語、国連と安保理、難民条約、EU、ベネズエラ)10 問
2026 宮本常一『日本の村』(1953 年)を歩く 27 問。
段々畑と肥料/愛媛のみかん/日振島と藤原純友/隠岐と後鳥羽上皇・後醍醐天皇/山古志の中越地震/徳之島と薩摩藩/二毛作/田植えと雑草/養蚕/茅葺き/登り窯と法隆寺/条里制/江戸の新田
2024 年 12 月に出された文書を読む 10 問。
神社と宗教法人/祇園祭の観光/大正の民主化/有給休暇の法律/高度経済成長/バブル/2008 年の金融危機/震災復興の財源/2020 年からの政策
(大問 3 なし)

大問の数と並び

問い方

頻出のテーマ


8-4. 国語(大問 2・小問 14〜17)

先に断っておきます。国語は 2020 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多く、2016・2018 年度も同じ理由でありません)。ここに書いたのは 2009〜2019 年度に限った話で、そのうち原本で精読したのは 2015・2017・2019 の 3 年です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 大問 1 大問 2
2015 外山滋比古「タテとヨコ」(8 問。視線・俳句・空欄補充・内容正誤) 太田忠司「小犬のワルツ」(6 問。接続語・「窄める」の内容説明・罪悪感の理由・内容正誤)
2017 西谷修『戦争とは何だろうか』(8 問。国家の言い換え・「犬が戦争するとは言わない」理由・戦争の祖型の具体例) 佐川光晴「四本のラケット」(9 問。語句の意味・「ついに折れて」の内容説明・心情の理由・一文の挿入位置)
2019 岩本茂樹『自分を知るための社会学入門』(7 問。白髪のカツラの目的・六字の抜き出し・老いに抗う理由・対照的な語句 2 つ・内容正誤) 小川洋子「かわいそうなこと」(7 問。表現の効果・「そんな体を持って生まれる人生」・「罪滅ぼし」の心情)

同じ種類の問題が同じ場所に来る

問い方


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

年度×大問の題材の並びを 18 年ぶん(社会は 17 年ぶん)眺めると、しばらく間があいている単元があります。出るとは限りませんが、手をつけずに本番を迎えると入口を塞がれる種類のものを挙げます。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です。

単元 出ていた年 最終確認年度 中身
算数・ニュートン算 2014・2016・2020 2020 年度 3 回出たあと、2020 を最後に 6 年出ていません
算数・仕事算 2011・2013・2017・2022 2022 年度 ほぼ 4〜5 年おきで、2022 が最後です
算数・水量(容器の水位) 2022 2022 年度 4 年なし。立体図形が 3 年続いていることを考えると、立体の側から戻ってくる形もありえます
算数・速さのグラフ読み取り(ダイヤグラム) 2010・2012 2012 年度 近年は文章から比を立てる形(2025 の流水算)が中心で、グラフを読む形は久しく出ていません
算数・論理/推理 2020 2020 年度 2020 が最後で 6 年なし
理科・てこ・つり合い 2013・2018・2021・2023 2023 年度 繰り返してきましたが、2024〜2026 の 3 年はありません
理科・浮力と密度 2011・2016・2022 2022 年度 5〜6 年おき。2022 を最後に 4 年なし
理科・こん虫・動物の分類 2011・2015・2019・2020・2023 2023 年度 繰り返してきましたが、大問としては 2023 が最後です
理科・気象(前線・天気図) 2013・2019・2022 2022 年度 2022 を最後に 4 年なし。2024 の結露は湿度の側から入っており、天気図そのものは出ていません
理科・月 2016 2016 年度 太陽と惑星は 2025・2026 と続いていますが、月を正面から扱う大問は 2016 が最後です
社会・地形図の読図 2009・2013 2013 年度 2 回のみ。長く出ていませんが、出れば大問の入口を塞ぐ種類の設問になります
社会・地方自治 2015 2015 年度 公民の大問は 2024 が三権分立、2025 が国際社会と、別の側から作られています
社会・交通と通信網 2015・2018・2021 2021 年度 3 年おきに来ていましたが、2021 が最後です

ここに挙げた単元は題材の並びから拾ったもので、設問文まで精読したのは 2024〜2026 年度です。ニュートン算・仕事算・ダイヤグラムなど、教科書に載っていない受験用教材の単元の中身は 用語集 にあります。


10. 形式面の注意(4 科まとめ)


11. 学年別ロードマップ

やること この学校ならではの点
小 4(土台) 計算の正確さ・平面図形の基本・読解・短い記述・漢字語彙の 5 本。算数は「図をきれいに描き直す」癖をここでつけます。時間を計るのはまだ先 全科で読む量が多い学校なので、音読と読書の量がそのまま後の 3 科に効きます。算数は立体(見取図・展開図)に早めに慣れておくと、小 6 で楽になります
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える段です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と漢字語彙を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。算数の単元はこの順に置きます: 平面図形の比 → 立体 → 場合の数 → 数の性質 → 規則性 → 速さ → 濃度。理科は 4 分野をむらなく。社会は通史を最後まで通す。国語は理由と心情を 2〜3 文で書く習慣(ただし国語は 2020 年度以降の資料がないので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください → 13 節) この学校はここが本体です。理科の 4 分野配置と社会の通史大問は、小 5 で穴をつくると小 6 で埋め直す時間がありません。社会は地図帳を引く癖(県境・半島・平野・海岸線)をこの段でつけます
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降、算数は大問 2 だけ 3 年ぶん・大問 4 だけ 3 年ぶんという縦の積み方と、年度通しで時間を計る解き方を併用します。理科・社会・国語は年度通しが中心 算数だけは座席が読めるので縦積みが効きます。理科・社会は年ごとに作り直されるので、通しで時間配分を体に入れるほうが向きます

小 4 から始めるとどこで差がつくか。 この学校は、算数の一部を除けば「同じ問題が戻ってくる」学校ではありません。差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、全科を支える読む速さです。理科は 1 分野が大問 1 つぶんという配置なので、小 5 のうちに 4 分野を均したかどうかが小 6 の失点の形をそのまま決めます。社会は通史を 1 本の線でたどれるかどうかが同じ役割を果たします。逆に算数は、小 6 の夏以降に大問 2(図形の比)と大問 4(数の世界)を縦に積むという、後から効く時間をかける価値のある先がはっきりしています。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じような大問数・小問数・記述と選択の比率・図の多さ・単元の分布なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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