暁星中学校 の過去問分析

暁星中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

暁星中学校 過去問分析(2009〜2026 年度・第 1 回相当・最大 18 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 東京都千代田区
男女 男子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 2 日午前 — 4 科(国語・算数・社会・理科。募集は約 65 名)/第 2 回 2 月 3 日午後 — 2 科(国語・算数。募集は約 10 名、14:30 入場〜17:10 終了の午後実施)
試験時間・配点(第 1 回) 国語 50 分 100 点、算数 50 分 100 点、社会 40 分 75 点、理科 40 分 75 点
試験時間・配点(第 2 回) 国語 50 分 100 点、算数 50 分 100 点
旧称 旧制暁星中学校(1899 年開校〜1947 年)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが分析したのは第 1 回相当の問題だけです。第 2 回の傾向はこの資料からは分かりません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 暁星は「大問の並びが決まっていて、同じ場所に同じ種類の問題が出る」学校です。ただし同じ問題が出るわけではありません。
  2. いちばん分かりやすいのは算数で、精読した 2024・2025・2026 の 3 年は大問 5 題・小問 11 問、しかも小問の配り方が 2・2・2・3・2 と 3 年とも同じです。大問 5 の座席(問題の置き場所)には数の性質・規則性が座り続けています。
  3. 理科も大問 4 の座席は 3 年連続で物理、国語は精読した 3 年とも物語文 1 題で最後の問いが作文でした。社会だけが年ごとに動きます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 4(規則性・場合の数)と大問 5(数の性質・規則性)を、年度をまたいで縦に解きます。
  2. 理科の大問 4(力のつり合い・浮力)を 2024・2025・2026 の 3 年分縦に解きます。
  3. 国語の最後の作文を書く型を作ります(〈いつ・どこで・何が起きたか〉→〈そのとき何を感じたか〉→〈今どう思うか〉の 3 段)。

今週やる 1 つ

  1. 2024・2025 の算数の大問 5 を解いて、素因数分解 →(指数+1) の積 → 総和の公式、の 3 点セットが手から出てくる状態か確かめます。

注意

  1. 国語は 2019・2021・2022・2023・2025・2026 年度の資料がありません。ここに書いた国語の話は 2024 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。以下では読み方の深さを 3 語に分けて書きます。資料のある年=転写がある年、精読した年=原本の設問文まで読み直した年、構成だけ数えた年=転写データの単元分類(大問ごとの主要単元)を数えただけの年です。

科目 資料のある年 年数 精読した年 構成だけ数えた年 資料が無い年 備考
算数 2009〜2026 18 2024〜2026 2009〜2023 なし 図のある小問が 36%。図そのものは転写できないため図の説明文からの推定を含む。精読した 3 年はいずれも読み取りの確度が高い
理科 2009〜2026 18 2024〜2026 2009〜2023 なし 導入文が長く(1 大問あたり 1000 字前後)、表・グラフが多い。2026 の転写は読み取りの確度が低め(大問 1 の 1 問が読み切れていない)
社会 2009〜2026 18 2024〜2026 2009〜2023 なし 小問が多く(年 23〜57)、選択肢の文言まで読める。2025・2026 の転写は読み取りの確度が低め(各 1 問が読み切れていない)
国語 2009〜2018・2020・2024 12 2018・2020・2024 2009〜2017 2019・2021・2022・2023・2025・2026 の 6 年 本文・設問とも読める。最新 2 年が無いため、直近の様子は確認できません

5. 一番大きな結論

暁星は「大問の並びが決まっていて、同じ場所に同じ種類の問題が出る」学校です。ただし同じ問題が出るわけではありません。

したがって過去問の使い方は、①同じ座席の問題を年度をまたいで縦に解く(算数の大問 4・5、理科の大問 4、国語の最後の作文)、②時間の使い方を身につける(社会 40 分 28〜41 問、理科 40 分 28 問)の二つが中心になります。「出る問題を覚える」ことはできませんが、「出る問題の種類と、その置き場所」は覚えられる学校です。

科目ごとに並べると次のようになります。

科目 形式の固定度 中身の性格 最優先で時間をかける価値があること
算数 非常に高い。50 分・大問 5・小問 11(2・2・2・3・2)が 3 年とも一致。答えを書く短答が 100% 大問 1 図形/大問 2・3 に速さと割合系の文章題/大問 4 規則性・場合の数/大問 5 数の性質・規則性、という並びが続く 大問 4・5(規則性と数の性質)を年度をまたいで縦に解くこと。約数の個数と総和は 2 年連続で直接出た
理科 高い。40 分・大問 4・小問 28〜29 1 つの題材から単元をまたいで聞く。長い導入文と実験の表。記号選択が主軸で、説明を書かせる設問が 2024・2025 に各 3 問前後 長い導入文を読みながら下線部を処理する速さと、大問 4 の力のつり合い・浮力の計算
社会 中程度。40 分・大問 4〜5・小問 28〜41 と年により動く 歴史(年代の並べ替え・年表への当てはめ)+現代社会の話題(環境・ジェンダー・国際紛争・害獣対策)。記号選択が主軸 年代の前後関係を年号なしで判断する練習と、1 問 1 分の処理速度
国語 非常に高い(精読した 3 年で)。50 分・物語文 1 題・小問 10〜11 同世代の少年が主人公の物語文 1 本。漢字 →語句 →心情・理由の記述 →最後に自分の経験を書く作文 最後の作文を書く型と、五十字・六十字の心情記述

競技の中身がはっきり分かれています。算数は「決まった 5 枠を 50 分で全部取りにいく」、理科は「長文を読んで計算する」、社会は「速く正確に選ぶ」、国語は「書く(自分のことも書く)」です。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)


7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に。同じ座席を縦に解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は取り組む頻度の目安、末尾の(確認: 〜20XX 年度)はその施策の根拠が確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 5 と大問 4 を年度をまたいで縦に解く(確認: 〜2026 年度) — 大問 5 は 2024(約数の個数が 3 個で総和 871 の A/4 個で総和 400 の B)、2025(約数が 7 個で 200 以上の最小/15 個で 2000 以上の最小)と、2 年続けて「約数の個数」から整数を特定する同じ設定が出ました。素因数分解 →(指数+1) の積 →総和の公式、の 3 点セットを反射で使えるところまで。2026 は同じ座席が碁石の取り出し方(規則性)に振れたので、両方に備えます。大問 4 は 2024(分数の数列で「82/87 は何番目」→約分できる分数→2024 番目までで約分後 6/13 になる数)、2025(2 の倍数でも 3 の倍数でもない数列で「91 は何番目」→91 番目の数→総和)、2026(16 席に 2 席以上あけて座る場合の数→円形に並べ替えて 3 人)。ここだけ 3 年とも小問 3 問で、(1) 何番目 →(2) その値 →(3) 総和・個数と段が積まれ、11 問中 3 問がここに集まります。途中の計算を書く欄があるので、式を読める形で残す練習も一緒に。
  2. [週 1 回] 国語・最後の作文を書く型を作り、五十字・六十字の心情記述を添える(確認: 〜2024 年度) — 2018「あなたの『決心したのになかなか切り出せなかった』時のことを教えて下さい」、2020「あなたが何度も思い出す出来事について教えてください」、2024「あなたの『目が釘付けになった』ときのことを教えてください」。精読した 3 年とも、最後の問いが本文の言葉を使ってあなた自身の経験を聞く形でした。字数指定はありません。〈いつ・どこで・何が起きたか〉→〈そのとき何を感じたか〉→〈今どう思うか〉の 3 段で 5〜8 行書く練習を、週 1 本でも積んでおきたいところです。あわせて 2018 と 2024 に出た「六十字程度」「五十字程度」の心情記述を、〈出来事・きっかけ〉+〈だから今こう感じている〉の 2 部で書き、字数に合わせて根拠の数を増減させる練習を。傍線部に番号を振りながら、指示語が何を指すかをその場で余白に書き込む癖もつけておきます。漢字は冒頭にまとめて 10〜16 か所出る前提で。
  3. [週末 60 分] 理科・大問 4 の力のつり合いと浮力を縦に解く(確認: 〜2026 年度) — 2024 大問 4(コイルと方位磁針の作図・ばねののび・てこのつり合い・水槽に沈めたおもり)、2025 大問 4(電子レンジの出力と時間/氷の密度・水面より上の長さ・人形の重さ)、2026 大問 4(40cm と 50cm の棒・太さが一様でない棒・机からはみ出させる・容器とおもり・缶ジュース・やじろべえ)。3 年連続で大問 4 が物理、かつ 3 年とも重心・つり合い・浮力の計算です。理科 28 問のうち 7〜8 問がここ。28 問を 40 分で処理するには導入文を読み返す回数を減らすのが最短なので、長い導入文を読みながら下線部に印をつける訓練を、時間を計った過去問演習の中で。
  4. [週末 60 分] 社会・年代の前後関係を年号なしで判断する(確認: 〜2026 年度) — 2024 大問 1 は【出来事】ア〜シの 12 件を年表の 1〜17 のどこに入るか選ぶ形(元寇・鉄砲伝来・南北朝合体・生類憐みの令・田沼意次・株仲間解散・日米修好通商条約 など)、2026 大問 3 は 3 つの文を古い順に並べる問題が 8 題。その年の小問の 2〜3 割がここに集まる年があります。政権・法令・戦争・条約を時代のかたまりごとに並べ直す練習が直結します。
  5. [毎日 10 分] 算数・速さと割合系の文章題を各 1 本ずつ 5 分で(確認: 〜2026 年度) — 速さは 3 年とも大問 1 本(2024 上り坂・下り坂・平地/2025 給水と排水のグラフ/2026 ケーブルカーのすれ違い)、割合系の文章題も 3 年とも 1 本(2024 年齢算/2025 食塩水/2026 個数の比の変化)。名前のついた文章題(食塩水・年齢算・売買損益・仕事算・つるかめ算(個数を合計から逆算)・平均・比の変化。いずれも受験用教材の単元です)を一通り回しておきます。
  6. [週 1 回] 理科・「理由を説明しなさい」「原理を説明しなさい」を 2 文で(確認: 〜2025 年度) — 2024 は白い煙の中で火が消えた理由・砂金のパンニングで金が底に沈む原理・人体の密度、2025 は消化管の長さと食べ物・融雪剤で雪がとける原理・メレンゲが浮く理由。この 2 つの言い回しで来るので、〈起きたこと〉+〈それはなぜか(性質の名前を入れて)〉の 2 文の形を用意します。条件を 1 つだけ変えた実験 1/実験 2 を並べる出題も 3 年とも入るので、「どの条件が変わって、何が変わったか」を口で言えるように。
  7. [週末 60 分] 社会・1 問 1 分の処理速度と、指定・図表への注意(確認: 〜2026 年度) — 40 分で 28〜41 問。「漢字 3 字で」「漢字 4 文字で」「漢字 8 文字で」「カタカナ 4 字で」の指定が毎年あり、指定を外すと正解でも点になりません。「3 つ選びなさい」「誤っているものを」「見られない地図記号を」のような条件の裏返しにも注意します。雨温図・人口ピラミッド・分布図・世帯構成・食料自給率・林業の統計が 3 年とも出たので、「どの指標が高い/低いか」を都市・県の性格と結びつける練習と、地形図の記号を「無いものを選ぶ」形にも耐えられるまで覚えることを合わせて。
  8. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の図形を最初の 5 分で(確認: 〜2026 年度) — 2024 立方体の頂点を結んだ立体の共通部分、2025 回転体の体積、2026 正八角形の斜線部と長方形の複合。3 年とも大問 1 が図形なので、ここでつまずくと 50 分の設計が崩れます。立体・回転体・平面の複合図形の 3 系統を持っておきます。

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 5・小問 11・すべて答えを書く形式)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(5 題・11 問) 平面図形(正八角形の斜線部の面積 80cm²/長方形 ABCD と正方形 BEFC の複合。(1) の一辺を (2) で使う)2 問 速さ(山のケーブルカー A・B。上り 25 分・下り 10 分・到着 10 分後に折り返し。初めてすれ違う時刻/2 回目のすれ違いで A が半分の速さに)2 問 割合と比(キャベツとトマト 6:5 → 傷んだ分を除くと 9:8。除いた個数の比/150〜300 個の条件から個数を決める)2 問 場合の数(16 席に 2 席以上あけて座る。最大人数/2 人の空け方/円形に並べ替えて 3 人)3 問 規則性(碁石を 1 回に 1 個か 2 個ずつ取り出す方法の数。3 個のとき/10 個のとき)2 問
2025(5 題・11 問) 立体(1cm の正方形を組んだ図形を直線 ℓ(エル)で 1 回転させた回転体の体積/図 2 は図 1 の何倍か)2 問 割合・文章題(食塩水。容器 A に あ% 900g、容器 B に い% 700g の穴埋め 2 問)2 問 速さ・水量とグラフ(給水口と排水口。排水量/2 回目に 12L になる時刻。グラフつき)2 問 規則性(2 の倍数でも 3 の倍数でもない数列。91 は何番目/91 番目の数/1〜91 番目の総和)3 問 数の性質(約数が 7 個で 200 以上の最小/約数が 15 個で 2000 以上の最小)2 問
2024(5 題・11 問) 立体(1 辺 6cm の立方体の頂点を結んだ立体 1・立体 2 の体積/A・B・C・D を重ねたときの共通部分の体積)2 問 割合・文章題(年齢算。父と長男の年齢の和 44・20 年後に 2 倍/母と次男が 8:1 のとき)2 問 速さ(宿舎から球場へ。上り坂・下り坂・平地 1.8km。時間の差/上りと下りの時間)2 問 規則性(分数の数列 1/3, 2/3, 1/5, … 。82/87 は何番目/約分できる分数/2024 番目までで約分後 6/13 になる数)3 問 数の性質(約数の個数が 3 個で総和 871 の A/約数の個数が 4 個で総和 400 の B)2 問

精読した 3 年の共通点がきわめて多くあります。

同じ数値の問題がそのまま再登場した例は 3 年では見つかりませんでした。ただし 2024 大問 5 と 2025 大問 5 は「約数の個数を指定して整数を特定する」という同じ設定で、2024 が「約数の個数が 3 個・総和 871」、2025 が「約数が 7 個で 200 以上の最小」と、条件の与え方だけを変えた同型です。2024 大問 4 と 2025 大問 4 も、数列を示して「◯◯は何番目か」から入る同じ組み立て(2024「82/87 は何番目か」/2025「91 は何番目の数か」)で、(3) で総和や個数に広げるところまでそろっています。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

単元グループ 大問で出た年(転写の分類) 傾向
数の性質・規則性 大問 5 の位置に 2012〜2026 の 15 年連続 18 年の単元分布でも最大の 30%。同じ座席に同じ種類の問題が並ぶ度合いは全 265 校で 2 校しかない水準
速さ・速さとグラフ 2009・2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2026 単元分布 27%。18 年でほぼ毎年、年によっては 2 大問
割合・文章題(食塩水・年齢算・売買・仕事算・流水算・つるかめ・平均・ニュートン) 2010・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2018・2020・2021・2022・2023・2024・2025・2026 単元分布 21%。名前のついた文章題が毎年どれか 1 つ入る
平面図形(円とおうぎ形・角度・面積比) 2011・2012・2013・2015・2016・2017・2018・2019・2021・2022・2023・2026 単元分布 12%。大問 1 に置かれることが多い
立体図形(切断・回転体・体積) 2022・2024・2025 単元分布 7%。2024・2025 は 2 年続けて大問 1
場合の数・推理・論理 2010・2011・2023・2026 2026 は大問 4 に入った

問い方の型


8-2. 理科(40 分・75 点・大問 4・小問 28〜29・長い導入文つき)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(4 題・28 問) 地学(歌の詞を引用した導入文から天体観測へ。観測に向かない時間・雨が降りにくい条件・星座と季節・望遠鏡のレンズ・彗星)7 問 化学(海水と同じ濃さの水溶液 500g の作り方・血液 0.9% との比較・水の状態変化の実験 1/実験 2 の温度変化)6 問 生物(食中毒と免疫・発酵食品・腸内細菌との共生・呼吸・ボツリヌス毒素とボトックス注射・菌を増やす実験の条件)8 問 物理(てこ・つり合い。40cm と 50cm の棒・太さが一様でない棒・机からはみ出させる・容器とおもり・缶ジュース・やじろべえ)7 問
2025(4 題・28 問) 生物(人体と植物。消化管の長さと食べ物の関係・発芽の 3 条件・花のつくり A〜D と実のへた)7 問 地学+化学(関東の冬の天気・雲画像から月を当てる・積雪計・気象観測機器・融雪剤で雪がとける原理の実験 1/実験 2)7 問 化学(フランス菓子ガトーマジックの製法。メレンゲが浮く理由・3 層に分かれる理由・熱の伝わり方・オーブンの対流)6 問 物理(電子レンジの加熱と出力・時間の関係/氷の密度・水に浮く長さ・人形の重さ・氷がとけたときの上面)8 問
2024(4 題・29 問) 化学(ドライアイスを水に入れる。
物質名
状態変化
白い煙
シャボン玉が煙の上に浮く理由
燃焼の 3 条件
火が消えた理由
炭素とマグネシウムの燃焼のグラフ作図)8 問
地学(火山と地層。火成岩・ペットボトルで小石と砂と泥を沈める・海水面と堆積・火山砕せつ物の分類・砂金のパンニングの原理)7 問 生物(生物の分類と進化・昆虫の特徴・進化の系統樹の作図・冬の過ごし方/人体の密度と浮き沈み)7 問 物理(コイルと方位磁針の作図・アルミ缶とスチール缶の選別/ばねののび・てこのつり合い・水槽に沈めたおもり)7 問

精読した 3 年の共通点です。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

分野 大問の主要単元として出た年(転写の分類) 傾向
気象 2011・2012・2014・2016・2021・2022・2023・2025 18 年で最多(単元分布 8%)。天気図・雲画像・季節の天気
熱と状態変化 2009・2010・2012・2016・2019・2023(金属と水)・2025・2026 実験の温度変化を表から読む形が近年
人体 2010・2018・2022・2025・2026 直近 2 年連続
水溶液の性質・濃度 2011・2015・2017・2020・2021・2022 2022 以降は大問の柱としては空いている
浮力・密度 2020・2025(2024 大問 3・大問 4 に小問) 近年は物理枠の計算として
てこ・つり合い・ばね・ふりこ てこ 2011・2012・2026/ばね 2016/ふりこ 2014・2019・2021 力学は物理枠の常連
地層・岩石・化石/流水 2010・2013・2014・2015・2024 2024 に戻った
天体(月・惑星・星座) 2009・2017・2018・2019・2020・2023・2026 3〜4 年おき
こん虫・生態系・植物 こん虫 2011・2015・2024/生態系 2016・2021・2023/植物 2012・2017 生物枠の中で回る
電磁石・電気回路 2009・2015・2017・2018・2024 電磁石は 2024 に復帰、電気回路は 2018 が最後

問い方の型


8-3. 社会(40 分・75 点・大問 4〜5・小問 28〜41・記号選択が主軸)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(4 題・39 問) 地理(暁星の生徒が埼玉を調べる設定。
深谷市の煮ぼうとう
秩父盆地の立体地図
荒川
地形図に見られない地図記号を 3 つ
狭山丘陵のドーム
プロ野球の本拠地都市の雨温図と人口
林業の統計)10 問
歴史・古代(弥生〜平安。渡来人を漢字 3 字・木簡・美濃国半布里の戸籍の図表読解)8 問 歴史・年代並べ(3 つの文を古い順に並べる問題が 8 題。
モンゴル襲来
守護大名
近松門左衛門
江戸の貿易
ラクスマンと大塩平八郎
沖縄県設置と八幡製鉄所
地租改正と日比谷焼打ち
治安維持法と関東大震災)8 問
国際(国連と安全保障理事会・1993 年のオスロ合意・紛争と人道の空欄 A〜E・戦争の史跡がある都道府県を画像から)13 問
2025(4 題・28 問) 歴史・通史(2024 年 7 月の話題から入る。
平安の蝦夷・仏教の 2 宗派・院政
鎌倉の御家人と新仏教
近世の農具
日明貿易と土倉・酒屋
秀吉の朝鮮侵略
琉球処分
選挙制度の背景)12 問
公民(三権分立。5 つの文のうち正しいものを選ぶ 1 問)1 問 公民・地理(リニア中央新幹線から地方自治へ。カタカナ 4 字・漢字 4 字・ハラスメント・世帯の家族類型のグラフ)5 問 地理・時事(クマと害獣対策。
札幌市西部の地理院地図
ツキノワグマとヒグマの分布
戦後の造林
シカの分布変化
アニマルウェルフェア
連携と役割分担
説明を書かせる設問 2 問)10 問
2024(5 題・41 問) 歴史・年表(【出来事】ア〜シの 12 件が年表の 1〜17 のどこに入るかを選ぶ。
足利義昭追放
島原天草一揆
元寇
文禄の役
生類憐みの令
田沼意次
徳川吉宗
南北朝合体
日米修好通商条約
株仲間解散
北条高時
鉄砲伝来)12 問
歴史・古代(ヤマト政権から。白村江・天皇の名・戦いの名・空欄 A・B)6 問 歴史・戦後(朝鮮戦争から。人名 3 つ・漢字 8 文字の語句・機関名を漢字 4 文字)4 問 公民・時事(ジェンダー平等。家庭科の男女・ジェンダーバックラッシュ・人口ピラミッド・医学部入試・ジェンダーギャップ指数 2023 の図・都道府県議会の女性比率/説明を書かせる設問 2 問)10 問 環境(会話文。国際条約・足尾銅山・COP21 のパリ協定・食料自給率の順・3R・SDGs の 17 目標)9 問

精読した 3 年から見えることです。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026 の 18 年で大問の主要単元として数えたもの)

分野 大問の主要単元として出た年(転写の分類) 傾向
歴史・近現代(幕末〜戦後) 2011・2012・2013・2015(2 題)・2016・2017・2019・2020・2023・2024 単元分布 17%。戦後・現代が独立した大問になる年が多い
歴史・古代〜中世 2009・2011・2014・2016・2018・2020・2021・2024・2025・2026(2 題) 単元分布 17%。飛鳥・奈良と鎌倉・室町が交互
地理・地図・地形・気候 2009・2010・2011・2014・2017・2022・2026 単元分布 13%。地形図・立体地図・雨温図
地理・社会・環境・世界 2009・2017・2018・2020・2024・2025・2026 環境問題・国際協力が近年の定位置
地理・産業(農業・工業・貿易・林業) 2016・2020・2021・2024・2025・2026 統計の順位当てが多い
公民(憲法・三権分立・選挙・地方自治・財政) 2010・2012・2013・2016・2019・2021・2022・2023・2025 2025 は大問 2 と大問 3 に分かれた
人口・都市問題 2015・2018・2024・2025 人口ピラミッド・世帯構成・転出入
都道府県・地域の同定 2010・2017・2022(2026 大問 4 に小問) 細粒度では最多の 9%

問い方の型


8-4. 国語(50 分・100 点・大問 1・小問 10〜11・物語文 1 本)

資料の状況: 国語は資料のある年が 12 年(2009〜2018・2020・2024)で、2019・2021・2022・2023・2025・2026 の 6 年の資料がありません。そのため題材表は精読できた 2018・2020・2024 の 3 年で作りました。2025・2026 の様子は分かりません。

年度×大問の題材表(2018・2020・2024・原本で確認)

年度 大問 1(この学校は大問 1 題のみ) 出典 設問の内訳
2024(1 題・11 問) 学芸会のグループ分け。劇を希望した「ぼく」と、ラグビー部の話をする友人アッシー。「何のために勉強しなくちゃいけないのか」をめぐる会話 上岡伸雄『風の教室』(中公文庫) 漢字ア〜コ 10 問を 1 問/語句の意味 1/記号選択 5/説明の記述 3(六十字程度・五十字程度・指定なし)/最後にあなた自身のことを書く作文 1
2020(1 題・10 問) 中学生の「俺」と友人・百井。わだかまっていたもどかしさと、「俺のほうがありがとうだよ」 水野瑠見『十四歳日和』(講談社) 漢字①〜⑯ 16 問を 1 問(カタカナ→漢字と漢字→ひらがなの両方)/語句の意味 3 語で 1/空欄補充 1/記号選択 3/説明の記述 3(二十字以上三十字以内・指定なし 2)/最後にあなた自身のことを書く作文 1
2018(1 題・10 問) 駅伝に出たい小学生・走哉。「出たい」と言えないまま帰りの会が終わる 佐藤いつ子『駅伝ランナー』(角川文庫) 漢字 1/語句の意味 3 語で 1/記号選択 2/説明の記述 5(六十字程度・五十字程度・指定なし 3)/最後にあなた自身のことを書く作文 1

この学校の国語は、精読した 3 年すべてで形がそろっています。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2024 の 12 年)

設問の種類 割合(12 年の集計) 中身
説明の記述 60%(心情 24%・内容と指示語 14%・理由 14%・作文 その他) 「このときの◯◯の気持ちを説明しなさい」「なぜか、説明しなさい」「◯◯の内容を説明しなさい」
漢字の書き取り 14% 冒頭にまとめて
記号選択 13% 心情・理由・本文の内容と合うもの
語句の知識 10% 本文中の意味・慣用句
抜き出し・空欄補充 2% 少ない

問い方の型


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(2009〜2026、国語は 2009〜2024)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証できません。最終確認年度は、その単元が大問の柱として確認できている最後の年度です。

科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 円とおうぎ形の求積 2011・2012・2013・2016・2017・2020・2021 2021 大問 1 の図形枠の常連だったが、2024〜2026 は立体・回転体・多角形。戻る候補の筆頭。円周率 3.14 の計算はできるように
算数 立体の切断 2022(大問 1 として。2024・2025 は回転体・組み合わせ立体) 2022 切断そのものは 4 年空いている
算数 仕事算・ニュートン算 2016・2018・2019・2020・2021 2021 2022 以降は大問になっていない。割合・文章題の枠は食塩水・年齢算・売買・比が回っているので、次に戻る余地がある
算数 時計算 2014 2014 12 年なし。速さ枠の変化球として
算数 流水算 2013・2017 2017 9 年なし
理科 電気回路・電流 2015・2018 2018 8 年なし。2024 は電磁石で、回路の計算は長く空いている。物理枠は 3 年連続で力学・浮力なので、次に振れる先の候補
理科 気体の発生と性質 2013・2014・2018 2018 2024 に燃焼・ドライアイスの小問として顔を出した
理科 月の満ち欠け 2017・2018 2018 8 年なし。2026 は「観測に向かない時間」の小問のみ
理科 光・音 光 2010・2013・2022/音 2023 光 2022/音 2023 光は 4 年なし。2026 は望遠鏡のレンズが小問
理科 水溶液の判別・中和 2011・2015・2017・2020・2021・2022 2022 2022 が最後の柱。2026 は濃度計算の小問に降りている
理科 地震・火山 2019(2024 は火山と地層) 2019 地震そのものは 7 年なし
社会 日本国憲法を柱にした大問 2019・2021 2021 5 年なし。2025 は三権分立が 1 問だけの大問 2 として残り、公民の比重が薄い年だった。憲法・人権の大問が戻る余地
社会 選挙制度 2013・2022 2022 2025 大問 1 問 8 に小問として
社会 財政・税・経済 2014・2016 2016 10 年なし。3 年連続で大問になっていない
社会 都道府県の同定を柱にした大問 2010・2017・2022 2022 2026 は大問 4 問 5 の「史跡がある都道府県」の小問
社会 交通・通信/貿易・資源 2013・2016 2016 2025 のリニアは地方自治の話題として使われた
社会 文化史・美術史 2011・2013・2014 2014 近年は年代並べの選択肢の中(2026 大問 3 問 3)に降りている
国語 説明文・論説文 資料のある 12 年(2009〜2018・2020・2024)はすべて物語文 1 題 2024(この年まで物語文 1 題) 12 年間その形で、大問 1 題・物語文という形は 2009 年から変わっていない。ただし 2019・2021〜2023・2025・2026 の資料が無いため、この 6 年の様子は確認できない。説明文・論説文が加わっていないかは市販の過去問で最新年を確かめてほしい

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ

何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数・比)、図形(立方体・角柱を見る、面積の分割)、読解(物語文で人物の気持ちを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本。暁星で最終的に効く入口は「約数・倍数を数え上げること」「数の並びを見て規則を見つけること」「自分の経験を人に話すこと」です 差はほぼありません。ただし約数の書き出しと数列の書き出しを面倒がらない習慣だけは早くから。国語は「今日あったこと」を数行で書く習慣が、そのまま最後の作文につながります
小 5(幅) 1 週間の基本形は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」です。平日 15 分には算数の約数・倍数の書き出しと数列の書き出し、国語の心情記述を五十字で 1 本(書いて直してもらう回数を稼ぐ)を割り付けます。週末 60 分は全分野の一巡にあてます。算数は 8-1 節の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として、数の性質 → 規則性 → 場合の数 → 速さ → 食塩水と年齢算と比(受験用教材の単元です) → 平面図形 → 立体と回転体 の順に。理科は 4 分野を一巡しつつ、力学(てこ・ばね・浮力)を厚めに。社会は通史を時代のかたまりで並べられる状態にし、地形図の記号と雨温図の読み方を入れます。国語の心情記述はここで型を作ります(ただし 2025 年度以降は国語の資料がありません → 13 節) 算数の大問 5 枠がはっきりしているので、小 5 のうちに「どの枠がまだ弱いか」が言える状態になれば小 6 が軽くなります。とくに数の性質(約数の個数と総和)と規則性は、他校より配点上の比重が高いところです
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降の過去問は「同じ座席を縦に」が第一です(算数の大問 4・5、理科の大問 4、国語の最後の作文)。そのうえで社会と理科は年度通しで 40 分を計ります。算数も 50 分の通し演習で「大問 1 の図形を 5 分」「大問 4 で 12 分」といった配分を決めます(ただし国語は 2025 年度以降の資料がありません → 13 節) 座席が決まっている科目(算数・理科・国語)は縦に解くほど効きます。社会は年ごとに形が動くので、通しで時間を計る使い方が中心です

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 算数の大問 4・5 に当たる「数の性質と規則性」を、小 5 のうちにどれだけ手を動かして経験したかで差がつきます。約数の個数を素因数分解から出す、数列の何番目かを数える、条件を満たす並べ方を全部書き出す——これらは学年が上がってから急に伸ばしにくく、しかも 11 問中 5 問(大問 4 の 3 問+大問 5 の 2 問)がこの枠にあります。国語はもう一つ別の性質で、自分の経験を人に伝わる形で書けるかが最後の 1 問で毎回問われます。読書量より「書いて直してもらった回数」が効くので、小 4・小 5 のうちから短い作文を書き続けておくと、小 6 で新しく始める必要がありません。


12. この学校と併願するなら(勉強が転用できるか、だけを見る)

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が二重に効くか」だけです。難易度・偏差値帯・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、同じ問題が出るという意味ではありません。近い順に 3 校だけ挙げます。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界

資料どうしの食い違い


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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