関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

神田女学園中学校の過去問分析

女子私立東京都千代田区

重要結論

  1. 算数は、大問の並びが出題位置(大問の番号と順番)のように決まっています。精読した 4 年(2022〜2025)で、大問 1 = 計算 8 問、大問 2 = 小問集合 6 問(その (1) は食塩水)、大問 3 = 回転体の体積 1 問、大問 4 = 平面図形の面積 1 問、大問 5 = 角度 1 問、大問 6 = 数え上げ、大問 7 = 速さ・割合の 2 問が動いていません。
  2. 大問 7・小問 21〜22 という量も 4 年同じです。これは同じ問題が出るという意味ではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味です。
  3. 国語は大問の数も小問の数も年で変わります(精読した 3 年で 30〜33 問)。ただし最後の設問は 3 年とも「あなたの◯◯は何ですか」という作文です。

今週やること

  1. 食塩水を 4 パターン(濃度を求める/水を加える/食塩を加える/混ぜ合わせる)でひと通り解きます。大問 2 の (1) は 4 年連続で食塩水です。
  2. 算数の計算 8 問を 8 分で全問正解にする練習をします。100 点中のおよそ 3 分の 1 がここです。
  3. 同じ大問を、年度を変えて解きます。2022〜2025 の大問 3 だけを 4 年分続けて、次に大問 5 だけを 4 年分続けて、というやり方です。

分析年度: 2010〜2025 年度
入試回: 第 1 回相当
資料の範囲: 算数 14 年分/理社は 2017 年度まで
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・国語 3 年・理科 3 年・社会 3 年
制約: 一般入試に理科・社会はありません。理科・社会の節は「かつてこの学校がどう問題を作っていたか」を知るための参考です。英語の問題は資料にないので、英語については何も言えません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 3 題(2018 年度の、大問数を数えられた資料 1 冊のみ。最新の資料は 2018 年度)。前回の変化: 2017 → 2018 の間に 1 題 → 3 題。変化の履歴: 5 回: 2012・2014・2015・2017・2018(間隔 2・1・2・1)
  • 算数: 7 題(2020 年度から、大問数を数えられた資料 3 冊すべて・数えられなかった年 2021。最新の資料は 2023 年度(2024 年度・2025 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2024 年度 7 題・2025 年度 7 題))。前回の変化: 2017 → 2020 の間に 6 題 → 7 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 1 回: 2020。前回の変化のときの分野の並び: 計算|割合・文章題|平面図形|平面図形|速さ|数の性質・規則性 → 計算|割合・文章題|立体図形|平面図形|平面図形|数の性質・規則性|立体図形

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都千代田区
男女 女子校
旧称 神田高等女学校(1890 年創立)→ 神田女子高等学校(1948 年に改称)→ 現在の校名
入試回と日程・科目 帰国生入試 第 1 回 2026 年 11 月 21 日/第 2 回 2026 年 12 月 12 日 — 国語・英語。一般入試 1 2027 年 2 月 1 日午前/一般入試 2(特待生選抜)2 月 1 日午後/一般入試 3(特待生選抜)2 月 2 日午前 — いずれも国語・算数・英語から 2 科選択
試験時間・配点 どの回も各科目 45 分・各 100 点
面接 帰国生入試は面接があります(日本語・英語)。一般入試 1〜3 に面接はありません
募集人数 帰国生入試は「特に定めず」

上の表は 2027 年度の募集要項による内容です。一般入試には理科・社会がなく、国語・算数・英語から 2 科を選ぶ形です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 算数は、大問の並びが出題位置(大問の番号と順番)のように決まっています。精読した 4 年(2022〜2025)で、大問 1 = 計算 8 問、大問 2 = 小問集合 6 問(その (1) は食塩水)、大問 3 = 回転体の体積 1 問、大問 4 = 平面図形の面積 1 問、大問 5 = 角度 1 問、大問 6 = 数え上げ、大問 7 = 速さ・割合の 2 問が動いていません。
  2. 大問 7・小問 21〜22 という量も 4 年同じです。これは同じ問題が出るという意味ではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味です。
  3. 国語は大問の数も小問の数も年で変わります(精読した 3 年で 30〜33 問)。ただし最後の設問は 3 年とも「あなたの◯◯は何ですか」という作文です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の計算 8 問を 8 分で全問正解にする練習をします。100 点中のおよそ 3 分の 1 がここです。
  2. 同じ大問を、年度を変えて解きます。2022〜2025 の大問 3 だけを 4 年分続けて、次に大問 5 だけを 4 年分続けて、というやり方です。
  3. 国語は年度通しで時間を計り、最後の作文に 5 分を残す練習をします。

今週やる 1 つ

  1. 食塩水を 4 パターン(濃度を求める/水を加える/食塩を加える/混ぜ合わせる)でひと通り解きます。大問 2 の (1) は 4 年連続で食塩水です。

注意

  1. 一般入試に理科・社会はありません。理科・社会の節は「かつてこの学校がどう問題を作っていたか」を知るための参考です。英語の問題は資料にないので、英語については何も言えません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年
算数 4 年(2022・2023・2024・2025) 10 年(2010〜2021) 14 年(2010〜2025)
国語 3 年(2016・2017・2018) 5 年(2010〜2015) 8 年(2010〜2018)
理科 3 年(2014・2016・2017) 2 年(2012・2013) 5 年(2012〜2017)
社会 3 年(2014・2016・2017) 2 年(2012・2013) 5 年(2012〜2017)

資料のある冊数は合計 32 冊(2010〜2025 年度)です。「毎年」「◯年連続」と書いたのは、精読した年の中で数えた数字です。

収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。

  • 入試回の区別ができません。データベースには 1 校 1 年 1 科目につき 1 冊しか載っておらず、複数回のうちどれかは分かりません。ここでは第 1 回相当として扱っています。
  • 理科と社会は 2017 年度で資料が止まっています。そして 2027 年度の募集要項では、一般入試は国語・算数・英語から 2 科を選ぶ形で、理科と社会は課されません。理科・社会の節は当時の作り方の記録として読んでください。
  • 国語は 2019 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたのは 2016〜2018 年度に限った話です。
  • 英語の問題は資料にありません。2 科選択で英語を使う場合、この分析からは何も言えません。
  • 転写の壊れ・出典の抜けなど、資料そのものの穴は 13 節にまとめました。

5. 一番大きな結論

算数は、大問の並びが出題位置のように決まっています。 精読した 4 年(2022〜2025)で、大問 1 = 計算 8 問、大問 2 = 小問集合 6 問(その (1) は食塩水)、大問 3 = 回転体の体積 1 問、大問 4 = 平面図形の面積 1 問(うち 3 年は円とおうぎ形)、大問 5 = 角度 1 問、大問 6 = 数え上げ(場合の数か規則性)、大問 7 = 速さ・割合の 2 問、が動いていません。大問 7・小問 21〜22 という量も 4 年同じです。

これは「同じ問題が出る」という意味ではありません。同じ種類の問題が同じ場所に出る、という意味です。数値と設定は毎年作り直されています。ただし大問 1 の計算 8 問は、2022・2024・2025 の 3 年で位置ごとの作りまでほとんど同じで、(4) は 3 年とも「整数−小数」(10−7.978/4−1.976/12−9.975)、(7) は 4 年とも中かっこを含む式、(8) は 4 年とも工夫すると速くなる計算でした。

国語は逆に、大問の数も小問の数も年で変わります(精読した 3 年で 30〜33 問)。ただし 1 つだけ固定があって、最後の設問は 3 年とも「あなたの◯◯は何ですか。くわしく書きなさい」という作文です。

過去問の使い方としては、算数は「同じ大問を、年度を変えて解く」が最も効きます。2022〜2025 の大問 3 だけを 4 年分続けて解く、大問 5 だけを 4 年分続けて解く、という読み方で、この学校がその枠で何を聞きたいのかがはっきり見えます。国語は逆に年度通しで時間を計り、最後の作文に 5 分を残す練習をする形です。


6. この学校らしさが出る場所

  • 自分の学校と、学校のある街が問題に出てきます。 2017 年度の社会の大問 1 は「神田女学園中学校がある東京都千代田区猿楽町周辺は、4 つの私立大学に加え、東京大学や東京音楽大学発祥の地がある学問の街で…」から始まります。同じ 2017 年度の理科の大問 5 も「神田女学園では、ごみの分別を始め、節水や節電、エコキャップ運動などのエコ活動にも力を入れています」で始まります。同じ年の 2 科目で、自校を導入文に使っています。
  • 女性と国際をめぐる題材が繰り返し出ます。 2014 年度の社会の大問 4 はマララ・ユスフザイさんの国連演説(女子が教育を受ける権利)、大問 4 問 7 は女性の年齢階級別労働力率のグラフで「なぜ四角で囲われた部分だけ労働力が下がるのか」。2016 年度の大問 3 はノルウェーが大企業に女性役員比率 40% を義務づけた新聞記事、その問 4 は「会社内以外に保育施設を作るとしたらどこがふさわしいか」。女子校として、女性の働き方と教育の機会をくり返し取り上げているように見えます。
  • 国語の読解は 3 年とも、中高生が主人公の現代日本の小説でした。2017 年度は合唱コンクールの歌(宮下奈都『よろこびの歌』)、2018 年度は吹奏楽(初野晴『ひとり吹奏楽部』ハルチカ番外篇)、2016 年度は画材店に行く二人の少女。さかのぼっても瀬尾まいこ『図書館の神様』(2012)、村山早紀『コンビニたそがれ堂』(2013)、有川浩『阪急電車』(2015)と、受験生と同じ年ごろの女の子の話が続いています。説明文・論説文は精読した 3 年に 1 度も出ていません。
  • 社会は前年のニュースがそのまま導入文になります。2013 年に世界文化遺産になった富士山が 2014 年度に、2016 年 5 月のアメリカ大統領の広島スピーチが 2017 年度に、そのまま大問の素材として使われています。
  • 算数は「日常のできごと」で問題を作ります。花子さんとお姉さんの 180m 走(2023)、水族館の入館者の行列(2022)、博物館のおとなとこどもの入館料(2023)、3 人でボールを分ける(2025)。抽象的な設定の問題はほとんど出ません。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定学年は受験学年(小 6)の過去問演習期です。小 5 以前の方は、この 8 項目を「小 6 でやることの一覧」として眺め、11 節の学年別ロードマップの方を見てください。2 科選択なので、ここでは国語と算数を選ぶ前提で並べます。根拠は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [毎日 10 分] 算数の計算 8 問を 8 分で全問正解にする。100 点中のおよそ 3 分の 1 がここです。中かっこの式(4 年連続で (7))と工夫のいる計算(4 年連続で (8)。分配法則・部分分数)を、この 2 種だけ 20 問続けて解く日を作る。(確認: 〜2025 年度)
  2. [週末 60 分] 食塩水を 4 パターンで固める(濃度を求める/水を加える/食塩を加える/混ぜ合わせる)。大問 2 の (1) は 4 年連続で食塩水です。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週末 60 分] 回転体の体積を 10 問。大問 3 は 4 年連続でこれ 1 問だけです。正方形を組み合わせた図形、長方形、240 度など一部だけ回すもの、の 3 通りを見ておく。(確認: 〜2025 年度)
  4. [週末 60 分] 円とおうぎ形の複合求積を 10 問。円が重なる形、正方形に半円が乗る形。3 年連続(2023〜2025)です。(確認: 〜2025 年度)
  5. [毎日 10 分] 角度 1 問を毎日。正三角形・二等辺三角形・円の中心角の組み合わせ。4 年連続です。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週 1 回] 国語の作文を週 1 本、200 字・5 分。3 年とも最後の 1 問が「あなたの考える親友とは」「あなたが好きな学校行事」「あなたが今まで最も打ち込んだこと」でした。字数指定がないので、解答らんを埋め切る速さが要ります。(確認: 〜2018 年度)
  7. [週末 60 分] 国語の記述と知識をまとめて一巡する。理由説明の記述は「〜から。」で 40〜60 字にまとめ、傍線部の直前直後 3 行から根拠を拾う手順を固める(2018 年度は 15 問中 7 問が記述、うち 4 問が理由説明)。漢字は読みと書き取りの両方+誤字訂正(2016 年度は「熱い本を読んだ」の誤字を直す形が大問 1 つ分。同音異義語をセットで覚える)。語句の意味(慣用句・故事成語・四字熟語)と類義語・対義語(2018 年度は類義語だけで独立した大問)、文法(助動詞「られる」「ない」「そうだ」「らしい」「だろう」の用法識別)と敬語(2016 年度に大問 1 つ分)、表現技法(比喩・擬人法・倒置法・体言止め)の名前と見分け方まで。(確認: 〜2018 年度)
  8. [週末 60 分] 算数の小問集合(大問 2)に出る文章題と、大問 6・7 を仕上げる。仕事算(仕事の速さから日数を出す。3 年連続)・速さの基本(3 年連続。時速から時間、流水算=川の流れと船の速さ)・つるかめ算(個数を合計から逆算)・平均算・年齢算・数の性質を 1 問 2 分で一巡し、場合の数(同じものを何人かに分ける・道順)と規則性(周期の数列)を交互に解く。大問 6 は 4 年連続でこのどちらかです。最後に速さ・割合の 2 小問(通過算=列車が通り過ぎる時間・出会いと追いこし・比を使った差の処理)。(確認: 〜2025 年度)

8. 科目別の詳細

まず 4 科目を横に並べておきます。

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 非常に高い(大問 7・小問 21〜22 が 4 年同じ。位置ごとの単元も 4 年同じ) 数値は毎年作り直すが、位置ごとの問題の作りは変わらない 計算 8 問の完答、食塩水、回転体、円とおうぎ形、角度の 5 点セット
国語 低い(大問数 1〜4、小問 15〜33 と年で動く) 物語文 1 題+漢字+語句・文法。最後は必ず自分のことを書く作文 200 字の作文を 5 分で書く力、理由説明の記述
理科(2017 年度まで) 高い(大問 5・小問 19〜25 が 3 年同じ) 大問 4 は天体、大問 5 は身のまわりの話題 天体、ふりこと運動、水溶液(当時の話)
社会(2017 年度まで) 高い(大問 4・小問 30〜35 が 3 年同じ) 分野で大問が分かれず、読み物・時事から地理歴史公民を横断 前年のニュース、近現代史、産業の統計(当時の話)

試験時間は 4 科目とも 45 分・各 100 点です(2027 年度の募集要項)。

8-1. 算数(2022〜2025 年度の 4 冊を原本で確認・自動集計は 2010〜2025 の 14 年分)

年度×大問の題材表(原本で確認した 4 年)

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年度 大問 1(8 問) 大問 2(6 問) 大問 3(1 問) 大問 4(1 問) 大問 5(1 問) 大問 6(2〜3 問) 大問 7(2 問)
2022 計算 8 問 小問集合(食塩水・和差算・数の性質・年齢算・速さ・トーナメント) 回転体(長方形を 240 度回転) 平面図形の面積(台形としゃ線部分) 角度(角ア) 規則性(3 色の玉の並び 300 個) 割合(水族館の入館者・ニュートン算)
2023 計算 8 問 小問集合(食塩水・流水算・仕事算・和差算・場合の数・つるかめ算) 回転体(正方形を並べた図形) 円とおうぎ形(長方形の中に同じ円) 角度(正三角形 2 つ) 場合の数(道順・P 地点経由) 割合と比+速さ(180m 走の差)
2024 計算 8 問 小問集合(食塩水・速さ・仕事算・数の性質・時計算・平均算) 回転体(しゃ線部分の体積) 円とおうぎ形(半径 10cm の円 7 個) 角度(円の一部・中心 O) 規則性(189020241890… の数列) 通過算(列車 A と列車 B)
2025 計算 8 問 小問集合(食塩水・速さ・仕事算・つるかめ算・年齢算・平均算) 回転体(1cm の正方形 4 枚) 円とおうぎ形(正方形と半円) 角度(正三角形と二等辺三角形) 場合の数(4 個のボールを 3 人に分ける) 速さ(3 人が PQ 間を移動)

大問 7・小問 21〜22 が 4 年とも同じです。

同じ位置に同じ種類の問題が出る(4 年連続)

この学校の算数でいちばん大きな特徴は、大問の並びが出題位置のように決まっていることです。精読した 4 年(2022〜2025)で次が動いていません。

  • 大問 1 = 計算 8 問(4 年連続)。しかも並び順まで似ています。(7) は 4 年とも中かっこ { } を含む式、最後の (8) は 4 年とも「工夫すると速くなる計算」(2022 は 86×0.8−36×0.8、2023 は部分分数、2024 は 1.33×23.5+1.33×76.5、2025 は 32×2.76+36×1.38)。2022・2024・2025 の 3 年は (1) 整数の 2 回ひき算 →(2) かけ算を含むひき算 →(3) かっこ×かけ算 →(4) 整数−小数(10−7.978/4−1.976/12−9.975)と、位置ごとの作りがほぼ重なります。
  • 大問 2 = 小問集合 6 問、その (1) は食塩水(4 年連続)。(3) は仕事算が 3 年連続(2023〜2025)、速さの基本問題が (2) に 3 年連続(2023 は流水算)。
  • 大問 3 = 回転体の体積(4 年連続)。1 問だけの独立大問です。
  • 大問 4 = 平面図形の面積(4 年連続)。うち円とおうぎ形の組み合わせが 3 年連続(2023〜2025)。
  • 大問 5 = 角度 1 問(4 年連続)。図を見て角アを求める形です。
  • 大問 6 = 数え上げ(4 年連続)。場合の数(2023・2025)と規則性・数列(2022・2024)が交互のように出ています。
  • 大問 7 = 速さ・割合(4 年連続)。2 小問で、(1) が易しく (2) がひとひねりという作りです。

これは「同じ問題が出る」という意味ではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味です。数値と設定は毎年作り直されています。

作りが同じ問題(原本で両年を突き合わせたもの)

  • 2023 の大問 2(5)「5 本の同じ種類の花を A・B・C の 3 人で分ける。1 本ももらえない人がいてもよい」と、2025 の大問 6「A・B・C の 3 人で 4 個の同じボールを分ける。1 個ももらえない人がいてもよい」は、同じ作りの問題です。2023 では小問集合の 1 問、2025 では 3 小問に分けた大問になっています。設問文が同じではないので使い回しではありませんが、同じ考え方をもう一度出しています。
  • 2024 の大問 1(2) 114−6×14 と 2025 の大問 1(2) 103−6×17、2024 (4) 4−1.976 と 2025 (4) 12−9.975 のように、数値だけ変えた同じ計算が同じ番号に並びます。

頻出単元

自動集計(2010〜2025 の 14 年)では、算数の出題は計算 33%・割合と文章題 24%・平面図形 13%・速さ 11%・数の性質と規則性 10% です。上位 3 分野で 7 割を占め、分野の偏りは関東の中でも大きい方に入ります。原本で見た 4 年もこの比率どおりで、立体は大問 3 の回転体だけ、資料の読み取りやニュートン算(増え続ける量を減らしていく問題)は 2022 の大問 7(2) など単発です。

家でやることは 7 節に、形式面は 10 節に、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。

8-2. 国語(2016・2017・2018 年度の 3 冊を原本で確認・自動集計は 2010〜2018 の 8 年分)

国語は 2019 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。ここに書いたのは 2016〜2018 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいと思います。なお 2017 年度の冊子は、漢字の大問の導入文だけが残って設問が抜け落ち、読解の大問とひとつながりに転写されていました。この年の大問の数え方は使えませんので、以下では設問の中身だけを使っています。

年度×大問の題材表(原本で確認した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3
2016 漢字の誤字訂正 8 問(同じ読みの誤字を直す) 文法・敬語 5 問(「られる」「ない」「そうだ」「らしい」「だろう」の用法識別) 物語文 1 題・20 問(画材店に行く二人の少女)
2017 (資料が壊れており確認できず) (同上) 物語文 1 題・15 問(合唱コンクールと歌)
2018 漢字の読み 4 問・書き取り 6 問 類義語の組み合わせを選ぶ 5 問 物語文 1 題・15 問(音楽室・先生・歌声)

3 年とも 「漢字 → 語句か文法 → 物語文 1 題」 の 3 部構成で、読解は 1 題だけです。説明文・論説文は精読した 3 年に 1 度も出ていません。

3 年連続で最後の設問が作文

いちばんはっきりした固定は、読解の最後の 1 問が、本文から離れて自分のことを書く作文である点です。3 年とも問い方の言葉づかいまでそろっています。

  • 2016 「あなたの考える『親友』とはどのような人ですか。くわしく書きなさい。」
  • 2017 「あなたが好きな学校行事は何ですか。その理由もふくめて、くわしく書きなさい。」
  • 2018 「あなたが今まで最も打ち込んだことは何ですか。くわしく書きなさい。」

3 年とも字数の指定がありません。解答らんの大きさに合わせて書く形なので、150〜200 字くらいを 5 分で書き切る練習が要ります。本文の内容とゆるくつながる題(親友・学校行事・打ち込んだこと)が選ばれています。

問い方の特徴

  • 理由を説明させる記述が毎年 3〜6 問あります。2018 は 15 問中 7 問が記述で、そのうち 4 問が理由説明でした。
  • 語句の意味(「三々五々」「気心の知れた」「いまいましそうに」「否めない」)、表現技法(比喩・倒置法)、否定の接頭語(「無防備」と同じ作りの熟語)といった知識問題が読解の中に 3〜5 問混ざります。知識と読解が分かれていないのが特徴です。
  • 本文が長いので、傍線部に添えられた行番号から戻って読む練習が効きます(行番号については 10 節)。

出典

原本の末尾表記と資料の記録が一致したのは 2017 年度(宮下奈都『よろこびの歌』・合唱コンクールを扱った小説)と 2018 年度(初野晴『ひとり吹奏楽部』ハルチカ番外篇)です。2016 年度は本文が確認できるのに出典の記録が抜けており、突き合わせができなかったので書きません。さかのぼると 2012 年度 瀬尾まいこ『図書館の神様』、2013 年度 村山早紀『コンビニたそがれ堂』、2015 年度 有川浩『阪急電車』と、中高生が主人公の現代の日本の小説が続いています。

8-3. 理科(2014・2016・2017 年度の 3 冊を原本で確認・自動集計は 2012〜2017 の 5 年分)

2027 年度の入試では理科は課されません(国語・算数・英語から 2 科選択)。資料も 2017 年度で止まっています。以下は 2014〜2017 年度当時の話で、いまの入試対策としてではなく、この学校の問題の作り方を知る材料として読んでください。

年度×大問の題材表(原本で確認した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2014 人体(消化器官の図) 気体の発生(酸素・水素・二酸化炭素・アンモニア) てこのつり合いとふりこ 星の日周運動・年周運動 富士山(成り立ち・気圧・気温)
2016 メダカの飼育と卵の成長 ものの燃え方(ろうそくの炎) ふりこと電磁石 太陽の高さと気温のグラフ 火山の噴火と地震の波
2017 顕微鏡の各部の名称と使う順番 すべり台の運動と音の高さ 5 種類の水溶液の判別 夏の星座と夏の大三角 ごみの分別とリサイクル

3 年とも大問 5・小問 19〜25 で、物理・化学・生物・地学が 1 題ずつという配分でした。

同じ位置に同じ種類の問題が出る(3 年連続)

  • 大問 1 = 生物か観察(3 年連続)。人体・メダカ・顕微鏡と題材は変わりますが、図に名前をつけさせる問いから始まる点は共通です。
  • 大問 4 = 天体(3 年連続)。星の動き(2014)・太陽の高さ(2016)・夏の星座(2017)。天体は 3 年とも大問 1 つ分あります。
  • 大問 5 = 身のまわりの話題(3 年連続)。世界文化遺産に登録された富士山(2014)、前年に噴火がニュースになった火山(2016)、学校のエコ活動とリサイクル(2017)。その年の話題や生活の場面から入る大問が最後に置かれます。
  • 物理は 3 年とも入っていますが、位置は大問 2 か大問 3 で動きます。ふりこ・物体の運動は 3 年連続です。

2016 の大問 3 と 2017 の大問 2 は、書き出しが「ふりこと電流について、あとの各問に答えなさい。」でそろっています。ただし中身は 2016 がふりこと電磁石、2017 がすべり台と音の高さで別物です。書き出しの文だけを前年から引き継いだように見えます。

当時の柱(参考)

天体(星の動き・太陽の高さ・季節)、ふりこと物体の運動、水溶液の判別と気体の発生、人体と生き物の観察の 4 本を柱にし、最後に身のまわりの科学(ごみ・環境・防災)を足す形でした。

8-4. 社会(2014・2016・2017 年度の 3 冊を原本で確認・自動集計は 2012〜2017 の 5 年分)

2027 年度の入試では社会は課されません(国語・算数・英語から 2 科選択)。資料も 2017 年度で止まっています。理科と同じく、当時の作り方を知る材料として読んでください。

年度×大問の題材表(原本で確認した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2014 3 人が旅先から出したはがき(地理+歴史) キーワードを書いたカードのグループ分け(歴史・地理・公民の横断) 富士山の歴史年表と世の中の動き マララ・ユスフザイさんの国連演説
2016 世界の観光地についてのメモ 新渡戸稲造をめぐる会話文 ノルウェーの女性役員比率を伝える新聞記事 家族の温泉めぐりの行程表
2017 学校のある千代田区猿楽町周辺の紹介 2016 年 5 月のアメリカ大統領の広島スピーチ ある家の 1 週間の献立表 上野散策の地図(国立西洋美術館の世界文化遺産登録)

3 年とも大問 4・小問 30〜35 です。

いちばんの特徴は「大問が地理・歴史・公民で分かれていない」こと

精読した 3 年の 12 大問すべてが、日常や時事の読み物・資料から入り、そこから地理・歴史・公民をまたいで問う作りでした。たとえば 2014 の大問 1 は 3 枚のはがきを読ませて、都道府県の同定 → 作物の生産量グラフ → 空港 → 風向き → 富岡製糸場 → 県境をまたぐ地形、と 6 問で地理と歴史を行き来します。分野別に大問が立っていないので、単元ごとの学習だけでは形に慣れられません。

もうひとつはっきりしているのが、前年の出来事を素材にすること(3 年連続)。2014 はマララ・ユスフザイさんの国連演説(2013 年)と世界文化遺産になった富士山(2013 年)、2016 はノルウェーの女性役員比率をめぐる新聞記事、2017 は 2016 年 5 月 27 日のアメリカ大統領の広島スピーチと、2016 年に世界文化遺産となった国立西洋美術館。入試の前年に新聞の 1 面に載った話題が、そのまま大問の導入文になります。

頻出の分野

自動集計(2012〜2017 の 5 年)では、歴史の近現代 20%・地理の産業 20%・地図と地形と気候 14%・公民の憲法と政治 9%・古代〜中世 8% です。原本で見た 3 年もこの通りで、近代以降の歴史と、産業(農業・水産業)の統計が繰り返し出ます。

当時の柱(参考)

近現代史(幕末から戦後まで)を年表で押さえること、都道府県と主要作物の生産量を結びつけること、そして前年 1 年間のニュースを月ごとにたどれるようにしておくことが中心でした。記述は「グラフのこの部分だけが違う理由」を 2 文で書く練習が効きます。


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

算数は大問 6・7 の枠が入れ替わりの場所です。精読した 4 年で 1 回だけ出たものは、次の年に戻ってきておかしくありません。

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単元 最終確認年度 戻り得る枠
ニュートン算 2022(大問 7(2)) 大問 7
道順の場合の数 2023(大問 6) 大問 6
時計算 2024(大問 2(5)) 大問 2
通過算 2024(大問 7) 大問 7
平均算 2025(大問 2) 大問 2
立体図形(回転体以外) 2020(自動集計。2018・2020 年度に大問へ入っていた) 大問 3
水量の変化(グラフ) 2020(自動集計。2010・2020 年度に出ている) 大問 7
国語の文法・敬語 2016(大問 1 つ分・助動詞の用法識別 5 問) 国語の知識の大問
  • 立体図形は、いまは大問 3 の回転体だけが立体ですが、この枠が展開図や体積の別題材に変わる可能性は残ります。
  • 水量の変化(グラフ)は 5 年以上出ていないので、大問 7 の枠に入り得る候補です。
  • 国語の知識の大問は、2016 年度の文法・敬語が 2018 年度は類義語に替わりました。年ごとに中身が入れ替わるので、文法・敬語・類義語・熟語の構成をひと通り見ておく形になります。

10. 形式面の注意

算数

  • 精読した 4 年はすべて短答(語句や数値を短く答える形式・答えのみを書く)で、記号選択も記述も 0 問でした。途中式を書かせる欄は転写に現れません。
  • 作図(自分で線を引く・図をかく)は精読した 4 年で 1 問もありませんでした。ただし大問 3・4・5 は「右の図」と書かれた図つきで、図を読む力は要ります。
  • 円周率の指定は転写では確認できませんでした。円とおうぎ形が毎年出るので、実物の問題冊子で確認してください。

国語

  • 作文には字数指定がなく、抜き出しには字数指定があります(2016「130 字以内で抜き出し、最初と最後を答える」、2017「十字以内で抜き出しなさい」)。作文は解答らんの大きさに合わせて書く形です。
  • 傍線部には行番号がついています(「(19 行目)」「〔89 行目〕」)。精読した 3 年とも同じです。
  • 記述と記号選択の比率は年で動きます(記述 12%〜27%)。大問の数と小問の数も年で変わるので、時間配分は本番で調整することになります。

理科(2017 年度まで)

  • 記号選択が 4〜5 割、短答が 3〜5 割、理由を書かせる記述が 1〜3 問という配分でした。
  • 作図が出た年があります。2017 の大問 5 で「ペットボトルのリサイクルマークを『1』『PET』と記号を使ってかきなさい」という問いが出ています。3 年のうち作図はこの 1 問だけです。
  • 「〜の理由を簡単に説明しなさい」という記述が毎年ありました。字数の指定はありません。
  • 図・グラフを見て答える問題が半分ほどを占めます(自動集計では有図の小問 55%)。

社会(2017 年度まで)

  • 記号選択が約 5 割、短答が 3〜4 割、記述が 2〜3 問という配分が 3 年ともほぼ同じでした。作図は精読した 3 年で 0 問です。
  • 記述は字数指定がなく、「あなたの考えを簡単に書きなさい」という形です。しかも資料を読ませます(2014「女性の年齢階級別労働力率のグラフで、なぜこの部分だけ下がるのか」、2016「会社の外に保育施設を作るならどこがふさわしいか、場所と理由」、2017「地産地消が増えているのはなぜか」「上野で見かける標識はどんな人たちに向けたものか」)。
  • 資料は絵画(『蒙古襲来絵詞』)・グラフ・写真・地図・標識と幅があります。地形図の読図は精読した 3 年では出ていません。

11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

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段 やること
小 4(土台) 計算の正確さがそのまま点になる学校なので、四則計算・分数と小数の混合・かっこの外し方を毎日 10 問。国語は漢字と、物語文を読んで「なぜそう思ったか」を 2 文で言う練習。時間はまだ計らなくてよい。図形は円とおうぎ形、正三角形・二等辺三角形の角度の入口だけ。
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日の 15 分は、大問 2 に入る文章題を食塩水 → 仕事算 → つるかめ算 → 平均算 → 年齢算 → 速さの順に 1 つずつ一巡(つるかめ算・平均算・年齢算は受験用教材の単元です)。週末の 60 分は平面図形の求積と回転体を通す。この学校の算数は分野が偏っていて、計算・割合と文章題・平面図形・速さで 8 割です。国語は「あなたはどう思うか」を 200 字で書く習慣をここで作る(ただし 2019 年度以降は国語の資料が無いので、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。→ 13 節)。理科・社会を使わない受け方を選ぶなら、その分をこの一巡に回せます。
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は同じ大問を、年度を変えて解く。2022〜2025 の大問 3 を 4 年続けて、次に大問 4 を 4 年続けて、というやり方です。秋からは 45 分の通し演習で、算数は計算 8 分・小問集合 12 分・図形 3 問 10 分・大問 6/7 に 15 分という配分を体に入れる。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 の一巡ではなく、小 4 からの計算の正確さです。算数は 21〜22 問のうち 8 問が計算で、残りも短答(答えのみ)なので、途中の考え方が合っていても計算が 1 つずれれば 0 点になります。記述で部分点を拾える科目構成ではありません。小 4 のうちに「見直しをしなくても合っている」状態を作れた子は、小 6 で図形と文章題に時間を回せます。


12. この学校と出題構造が近い学校

ここで見るのは過去問演習が重なるかどうかだけです。難易度・偏差値帯・通学圏・入試日程の有利不利は扱いません。近さの数字は、科目ごとの大問数・小問数・記述と選択の比率・図表の比率・同じ位置に出る単元の一致・設問文の使い回しの距離と、単元分布の類似を合成したものです(100 に近いほど出題の構造が近い。同じ問題が出るという意味ではありません)。近い順に 3 校だけ挙げます。

  • 横須賀学院中学校(神奈川県・共学)— 算数・理科・社会が近く、算数の大問構成と小問の配分が近いです。
  • 法政大学第二中学校(神奈川県・共学)— 4 科すべてで近く、資料を読ませて考えを書かせる社会の作りが似ています。
  • 関東学院六浦中学校(神奈川県・共学)— 理科・算数が近いです。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

この学校の一般入試は国語・算数・英語から 2 科を選ぶ形なので、併願先が 4 科目校の場合、理科・社会はこの学校の準備とは別に立てる必要があります。

算数を軸に併願する場合に啓明学園・かえつ有明・捜真女学校、社会も含めて出題構造の近さを重視したいなら法政大学第二・桜美林、という並びになります。ただし神田女学園の算数は「大問の並びが 4 年動かない」という点が強い個性なので、出題位置をたどる練習そのものは他校に使えません。使えるのは単元の中身(食塩水・回転体・円とおうぎ形・角度)の方です。


13. 資料の限界

  • 入試回が特定できません。過去問データベースには 1 校 1 年 1 科目につき 1 冊しか載っておらず、複数の回のうちどれが収録されているか分かりません。ここでは第 1 回相当として扱いましたが、実際には別の回の冊子である可能性があります。
  • 英語の問題が資料にありません。2027 年度の一般入試は国語・算数・英語から 2 科選択ですが、英語については何も言えません。
  • 理科と社会は 2017 年度で資料が止まっています。現在の一般入試では課されない科目なので、理科・社会の 2 つの節は当時の作り方の記録として読んでください。
  • 国語は 2019 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。国語について書いたのは 2016〜2018 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。
  • 2017 年度の国語の冊子は転写が壊れています(漢字の大問の導入文だけが残り、設問が抜け落ちて読解の大問と 1 つにつながっている)。この年を「大問 1 つ・15 問の年」と数えるのは誤りです。本文の分析にはこの年の大問の数え方を使っていません。
  • 国語の出典の記録は 2016 年度の行が抜けています。本文は読めるのに出典が突き合わせられないので、2016 年度の作品名は書きませんでした。
  • 2016 年度の国語には、問八と問九が同じ傍線部「がっかりしたことは否めない」を指す形で並んでいます。転写のずれの可能性が高く、実際の問題では別の傍線部だったと思われます。
  • 算数は 2026 年度の資料がありません。算数について書いた「4 年連続」は 2022〜2025 年度の話です。
  • 設問文の転写から読み取れないものがあります。円周率の指定、解答らんの大きさ、配点の内訳、途中式を書かせるかどうかは分かりません。
  • ここに書いた「◯年連続」は、自分で設問文を読んだ年の中で数えたものです。読んでいない年(算数の 2010〜2021、国語の 2010〜2015、理社の 2012・2013)については何も主張していません。

資料どうしの食い違い(気づいたもの)

  • 立体図形と水量の変化(グラフ)が大問に入っていた年について、自動集計の読み方が 2 通りあります。年を個別に挙げると立体図形は 2018・2020 年度、水量の変化は 2010・2020 年度ですが、まとめて「2018〜2020 年度に立体図形と水量変化が大問に入っていた年がある」という書き方もできる形です。9 節の表には最終確認年度として 2020 を採り、個別の年を括弧に添えました。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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