関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

麻布中学校の過去問分析

男子私立東京都港区

重要結論

  1. 社会と国語は、長い文章 1 本に説明記述を並べる試験です。社会は 22 年すべてが 1 大問、国語は 2006 年以降 20 年ずっと小説 1 本・1 大問で動いていません。
  2. 算数と理科は毎年作り直されます。算数は大問 5〜6・小問 11〜17 で顔ぶれが年ごとに替わり、理科は 4 大問・小問 30 問前後という器だけが 21 年不変で、題材は毎年新しくなります。
  3. ですから過去問は「出る問題を覚える」ためではなく、「この問い方に、この長さで答える」練習台として使います。

今週やること

  1. 直近 1 年(2026)の社会の最終問(利用と保護の対立の具体例・両方の立場・80〜120 字)を実際に書いて、字数の下限を割らずに 3〜4 文で収まるか確かめます。
  2. 社会の「なぜでしょうか。説明しなさい」を過去 22 年分すべて書きます(1 年に 7〜11 問、22 年で 200 問超)。
  3. 社会の最終問(字数指定つきの意見記述)を年度を変えて 22 年分書きます。最終問は 22 年すべてが字数指定つきです。

分析年度: 2005〜2026 年度
入試回: 入試は年 1 回
資料の範囲: 22 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 4 年・社会 22 年・国語 5 年
制約: 試験時間・配点はこの資料では確認できていません。時間配分の練習は「1 年分を通しで解く」形で作り、実際の分数は募集要項で確認してください(→ 1 節・13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 1 題(2006 年度から、大問数を数えられた資料 18 冊すべて・数えられなかった年 2007・2011・2021。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2006〜2026 年度の、数えられた資料 18 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 理科: 4 題(2005 年度から、大問数を数えられた資料 11 冊すべて・数えられなかった年が 11 年。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2005〜2026 年度の、数えられた資料 11 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 社会: 1 題(2005 年度から、大問数を数えられた資料 13 冊すべて・数えられなかった年が 9 年。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2005〜2026 年度の、数えられた資料 13 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 算数: 6 題(2020 年度から、大問数を数えられた資料 5 冊すべて・数えられなかった年 2024・2025。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2019 → 2020 の間に 5 題 → 6 題。変化の履歴: 4 回: 2010・2016・2019・2020(間隔 6・3・1)。前回の変化のときの分野の並び: 割合・文章題|速さ|立体図形|数の性質・規則性|数の性質・規則性 → 計算|平面図形|場合の数・論理|割合・文章題|平面図形|速さ

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都港区
男女 男子校
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日・4 科(国語・算数・理科・社会)。入試は年 1 回のみで、回の設定そのものがありません。募集 300 名(学年全体)
試験時間・配点 募集要項の該当項目がこの資料に入っていません。学校の公表資料で確認してください
面接 ありません
当日の時間帯 集合 8:30、午後 2:30(14:30)終了予定
旧称 私立麻布尋常中学校、麻布中学校(旧制)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 社会と国語は、長い文章 1 本に説明記述を並べる試験です。社会は 22 年すべてが 1 大問、国語は 2006 年以降 20 年ずっと小説 1 本・1 大問で動いていません。
  2. 算数と理科は毎年作り直されます。算数は大問 5〜6・小問 11〜17 で顔ぶれが年ごとに替わり、理科は 4 大問・小問 30 問前後という器だけが 21 年不変で、題材は毎年新しくなります。
  3. ですから過去問は「出る問題を覚える」ためではなく、「この問い方に、この長さで答える」練習台として使います。

家でやること 3 つ

  1. 社会の「なぜでしょうか。説明しなさい」を過去 22 年分すべて書きます(1 年に 7〜11 問、22 年で 200 問超)。
  2. 社会の最終問(字数指定つきの意見記述)を年度を変えて 22 年分書きます。最終問は 22 年すべてが字数指定つきです。
  3. 国語の記述 3 型(どのようなことですか/なぜですか/どのような気持ちですか)を毎週書き、算数は数の性質・規則性、平面図形、速さの 3 群を回します。

今週やる 1 つ

  1. 直近 1 年(2026)の社会の最終問(利用と保護の対立の具体例・両方の立場・80〜120 字)を実際に書いて、字数の下限を割らずに 3〜4 文で収まるか確かめます。

注意

  1. 試験時間・配点はこの資料では確認できていません。時間配分の練習は「1 年分を通しで解く」形で作り、実際の分数は募集要項で確認してください(→ 1 節・13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026・欠けている年なし) 大問 5〜6 題・小問 11〜17 問。転写の判読が不確かな年が 22 年中 9 年(2007〜2009・2012〜2015・2024・2025)あり、この年の題材は単元名の粒度でしか使っていません
理科 4 年(2023〜2026) 17 年(2005〜2022 のうち 2016 を除く) 21 年(2005〜2026。2016 年度が未収録) 4 大問・小問 24〜36 問。判読が不確かな年が約半数(2006・2008・2009・2012〜2014・2017・2018・2020・2023)。2024〜2026 は確度が高いです
社会 22 年(2005〜2026・設問文はどの年も読み取れます) 0 年 22 年(2005〜2026・欠けている年なし) 1 大問・小問 11〜18 問。判読が不確かな年が 9 年(2006・2011・2014・2015・2017・2018・2021〜2023)。前半・後半の題材の例まで確認できていない年があります(8 節の表の「—」)
国語 5 年(2022〜2026) 15 年 20 年(2006〜2026。2007 年度が未収録。2006 は本文が非掲載で設問のみ) 直近 5 年はすべて確度が高いです。本文(小説)が転写に含まれます
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 麻布の入試は年 1 回のみ(2026 年度募集要項: 2 月 1 日・4 科・面接なし・募集 300 名)で、資料も 1 回分です。「第 1 回・第 2 回」の区別はそもそもありません。
  • 試験時間・配点は今回の資料(問題冊子の転写・募集要項の抜粋)では確認できていません。表紙の注意書きは転写に含まれておらず、解答用紙の配点欄も読み取れていません。1 日で 4 科目(集合 8:30・14:30 終了予定)ということだけが募集要項から分かります。
  • 「毎年」「〜年連続」と書いた箇所は、該当年度の設問文を原本で読み直して確認したものです。それ以外は「読めた年に限れば」「転写データの単元分類では」と弱めてあります。
  • 図そのものは転写できないため、算数の図形問題・理科の実験図・社会の地図やグラフの細部は、設問文と図の説明文からの推定を含みます。

5. 一番大きな結論

麻布は「社会と国語が、長い文章 1 本に説明記述を並べる試験」であり、算数・理科は毎年作り直されます。過去問は「出る問題を覚える」ためではなく、「この問い方に、この長さで答える」練習台として使う学校です。

  • 社会は 22 年すべてが 1 大問です(2021 のみ通し番号のまま 2 つに分かれます)。「時間」「紙」「地震」「法律」「農業」「旅」「お金」「学校」「器」「境(さかい)」「住まい」「衣服」「食」「外国人」「水道」「読書」「森林」と、毎年ひとつの主題で 3,000〜4,000 字の文章を書き下ろし、下線部ごとに「なぜでしょうか。説明しなさい」を 7〜11 問並べます。最終問は 22 年すべてで字数指定つきの意見記述です(2014 以降は 80〜120 字級、それ以前は 40〜240 字と幅があります)。
  • 国語は 2006 年以降 20 年、小説 1 本・1 大問・12〜16 問から動いていません。7〜13 問が「――線①…(○行目)とありますが、…説明しなさい」の記述で、記号選択 1〜4 問・抜き出し 1〜2 問・漢字 1 問(カタカナ 4 語)が添え物です。
  • 算数は大問 5〜6・小問 11〜17 で、大問の顔ぶれは年ごとに替わります。ただし単元は数の性質・規則性、平面図形(移動を含む)、速さの 3 群で全体の約 7 割(22 年集計)を占め、速さ系の大問は転写データの単元分類で 22 年中 20 年、食塩水は直近 4 年で 3 回(2023・2025・2026)です。最終大問は 2023〜2026 の 4 年連続で「数の性質・規則性の多段問題(3〜5 小問)」でした。同じ問題の再出は原本で確認できた範囲ではありません。
  • 理科は 4 大問・小問 30 問前後が 21 年不変です。各大問が数百字の導入文(バイオロギング・素数ゼミ・融雪剤・地球史・電流計のしくみ…)で始まり、「すべて選びなさい」の選択が半分、理由記述が毎年 3〜6 問、作図が年 0〜5 問あります。分野の並びは固定でなく、題材は毎年新しくなります。

したがって過去問の使い方は、社会・国語は「過去年の記述をすべて実際に書き、模範解答と突き合わせる」、算数は「3 群の単元を毎年の題材で解き、1 年分を大問単位で切って時間配分をつかむ」、理科は「長い導入文を読み切って『すべて選ぶ』に答え、理由を 1〜2 文で書く」ことに近くなります。「同じ大問を、年度を変えて解く」使い方が効くのは、社会の最終問(字数指定つき意見記述)と国語の最終問(本文全体をふまえた記述)だけです。ここで言っている出題位置とは、同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味で、同じ問題が出るという意味ではありません。

科目横断の要点

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 中。大問 5〜6・小問 11〜17(平均 13.7)。転写上は全問が答えを書く形式で、記述指定は精読した年に無い 単元は「数の性質・規則性 31%/平面図形 21%/速さ 19%」に偏り、題材は毎年新作。後半に 3〜5 小問の多段大問 数の性質・規則性の多段問題(操作の繰り返し・並べ方の数え上げ)と、速さの比・すれ違い回数・通過算
理科 高い。4 大問・小問 24〜36(平均 31)。選択 49%/短答(語句や数値を短く答える形式)26%/記述 14%・作図あり 単元は 4 分野に広く散り(上位 5 単元でも各 6〜11%)、題材は毎年新作。導入文が長い 導入文の読み切り+「すべて選ぶ」の消去法、理由記述を 1〜2 文で書くこと、作図(矢印・図への書き込み)
社会 非常に高い。1 大問・小問 11〜18(平均 14.6)。記述 67%(2025 は 15 問中 11、2026 は 15 問中 10) 主題は毎年替わる。前半に地理・古代〜近世、後半に近現代〜現代社会、最終問に字数指定つき意見記述 「なぜ〜でしょうか」に 1〜2 文で答える練習を過去 22 年分、最終問の 100〜120 字の書き方
国語 非常に高い。1 大問・小説 1 本・小問 12〜16。記述 71%(2025 は 15 問中 11、2026 は 12 問中 7〜8) 内容説明・理由説明・心情説明の 3 型を本文順に。最終問は「本文全体をふまえて」の 2 段構え 「どのようなことか」「なぜか」「どのような気持ちか」を解答欄の大きさに合わせて書くこと、最終問の 2 段構え

科目ごとの競技を一言でいえば、社会・国語は「読んで、理由を言葉にする」試験、算数は「作業を最後まで正確にやり切る」試験、理科は「長い説明文を読み切って情報を選ぶ」試験です。算数を除けば、4 科目とも「答えだけ書けばよい問題」がほとんどありません。


6. この学校らしさが出る場所

  • 社会は「モノ」や「日常の営み」から社会の仕組みを問う 1 本の文章です。 時間(2005)・紙(2006)・地震(2007)・法律(2008)・農業(2009)・旅(2010)・東京湾の埋め立て(2011)・お金(2012)・伝えること(2013)・学校(2014)・器(2015)・境(さかい)(2016)・住まい(2017)・感情のコントロール(2018)・スポーツ(2019)・衣服(2020)・食(2021)・外国人と日本(2022)・公共のものと水道(2023)・学校教育(2024)・本と読書(2025)・森林と木材(2026)。文章の語り手が受験生自身であることも多く、「今日は麻布中学校の入学試験日です」(2024)、「ぼくは今日、麻布中学校の入試を受けている」(2021)、「麻布中学校でよく耳にする会話です」(2023)と、試験の場そのものを題材に引き込みます。
  • 社会の最終問は「あなたの考え」ではなく「立場と理由」を書かせます。「土地を利用したい人が求めるものと、森林を保護したい人が心配していることの両方がわかるように」(2026)、「対立する一方の言い分と、他方の言い分」(2020)、「問題点とその改善策」(2021)、「政策や活動の内容とそれが必要である理由」(2022)。二者の視点を並べる問い方が多くなっています。
  • 理科は研究の現場を追体験する導入文です。バイオロギング(2024)、原子の模型と信号の強さで分子を当てる装置(2024)、電流計の内部構造とデジタルマルチメーター(2024)、素数ゼミの周期(2025)、街灯の光が伸びて見える理由を 5 つの実験で絞る(2025)、ヒナの刷り込みロボット(2026)、地球 46 億年を 1 年にたとえる(2026)、並進運動と回転運動(2026)。知識より「文中の実験結果から何が言えるか」を選ばせます。
  • 理科は生活の場面から入る化学も出ます。栄養成分表示のカロリー計算(2023)、お風呂の鏡のくもり(2024)、融雪剤と凝固点(2026)、ジュースをこおらせるアイス(2026)。
  • 国語は少年少女が「他者の記憶や立場」を受け取る小説です。震災を経て絵を描く高校生(2022)、両親の離婚で転校した 12 歳(2023)、学級委員と「やさしさ」(2024)、ウミガメの浜と郷土(2025)、ひいおばあちゃんの手紙と強制収容所(2026)。設問も「〜の状況をふまえて」「二つの段階に分けて」「〜との関係がわかるように」と、人物関係と変化を言語化させます。
  • 算数は「操作」や「ルール」を与えて追いかけさせる最終大問が続きます。〈 〉で定義した数(2023)、数字の並びを区切る操作(2024)、棒で作る正六角形の図形(2025)、「2 を足して 3 で割る」操作(2026)。西暦や 9999 のような大きな数まで扱わせるので、小さい場合で実験して規則を見つける手順が共通します。

7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。過去問を使った社会・国語の記述練習は小 6 の夏以降が目安です(学年別の入り方は 11 節)。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週 1 回] 社会・「なぜでしょうか。説明しなさい」を過去 22 年分すべて書く — 1 年に 7〜11 問、22 年で 200 問超になります。「理由を 2 つ説明しなさい」(2020 問 6・問 9、2023 問 6、2025 問 8、2026 問 10)と「図(表・グラフ・地図)を参考にして説明しなさい」(2024 問 7、2025 問 14、2026 問 4(2)・問 11)の 2 型を分けて練習します。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 社会・最終問(字数指定つき意見記述)を年度を変えて 22 年分 — 「具体例をあげ、両方の立場が分かるように 80〜120 字」(2026)、「本を読む意味を考え 100〜120 字」(2025)、「どのような社会をつくり、どんな問題があるか 100〜120 字」(2024)、「みんなで支える仕組みを考え 100〜120 字」(2023)。句読点 1 字分・字数の下限ありです。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 国語・小説の記述 3 型を毎週書く — 「――線とありますが、どのようなことですか/なぜですか/どのような気持ちですか。説明しなさい」。字数指定は原則なく(2026 に「一四〇字以内」を確認)、解答欄の大きさで分量を決めます。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 国語・最終問の 2 段構え — 最終の記述が (1)(2) に分かれる形です(2020 十、2021 十二、2022 十一、2023 十二、2024 十一、2025 十二)。「本文全体をふまえ」「二つの段階に分けて」「【I】の部分をよく読んで」の指定つきです。(1) で変化や理由を整理し、(2) でその意味を書きます。(確認: 〜2025 年度)
  5. [毎日 10 分] 国語・漢字はカタカナ 4 語の書き取り — 2022〜2026 で毎年 4 語(ジフ・シャザイ・シャジツ・キンカン/モ・チヂ・ダバ・カクセイ/マ・ゼッコウ・ポチ・デンショウ/ケンアク・カンシン・フクザツ・モヨウ)。文脈から漢字を選ぶ語(「モ」「マ」「ポチ」)が混じるので、本文の行番号を見て文脈で決めます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・数の性質と規則性の多段大問、そして速さ — 多段大問は 2023 大問 6(2 のべき乗を分母にもつ分数の小数表示)、2024 大問 6(1〜9999 を書き並べた数字列の区切り)、2025 大問 5(正六角形を並べる棒の本数)、2026 大問 6(「2 を足して 3 で割る」操作の回数)。(1)(2) は手作業で確実に、(3) 以降は「小さい場合で実験→規則を見つける」です。速さは 2024 大問 5(円形コースの 18 回目のすれ違い・速さの変更)、2025 大問 3(1 周 1020m のコースで兄弟がすれ違う回数)、2026 大問 3(列車 A・B の速さの比と 130m の鉄橋の通過)、2024 大問 3(船着き場 A・B の流水算)で、「比で立てて、すれ違い回数を周回数に翻訳する」の一本軸です。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 算数・食塩水(複数容器の混合)と 1 問完結の平面図形 — 食塩水は 2023 大問 4(3 種類の水溶液と原価)、2025 大問 4(コップ A・B を 2025 個ずつ)、2026 大問 2(ビーカー A・B・C)。平面図形は 2024 大問 2(面積の差 2 問)、2026 大問 1(正方形+直角二等辺三角形の五角形)、2026 大問 5(円を直線で分けた図形の周)。図形の移動(2025 大問 1 の転がり)と円の周(2023 大問 3・2026 大問 5)は「中心角の合計」「動く点の軌跡」で整理します。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週末 60 分] 理科・導入文を読み切ってから「すべて選ぶ」、理由記述、作図 — 2026 大問 1(ヒナの刷り込み実験、問 2〜問 5 が全部「すべて選び」)、2025 大問 2(森の生態系のグループ I〜IV)で、導入文の図・実験結果と選択肢を 1 対 1 で照合します。理由記述と「例を 1 つあげなさい」は 2026「お湯をかけて雪をとかすと火傷以外にどんな危険があるか」、2025「川に出てくる水の量が合計では減る理由」「あなたが実際にできる具体例を 1 つ」、2024「マンボウが水面近くにいる時間が長い理由」を 1〜2 文、理科の言葉で。作図は 2024 大問 3 問 2(電流計の導線のつなぎ方)、2024 大問 2(分子模型を図で表す 4 問)、2025 大問 4 問 7・8(光の伸び方を図に書き加える)、2026 大問 3 問 1(46 億年を 1 年にたとえた数直線に↑)、2026 大問 4 問 2(車輪の回転の矢印)を実際に書きます。(確認: 〜2026 年度)

1 年分を通しで解いて後半の多段大問に時間を残す配分を作る練習も要りますが、試験時間は各家庭で募集要項を確認してください(→ 1 節)。


8. 科目別の詳細

8-1. 算数(大問 5〜6・小問 11〜17・転写上は全問が答えを書く形式)

年度×大問の題材表(2023〜2026 は原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2026(6 題 14 問) 平面図形(正方形+直角二等辺三角形の五角形の面積・1 問) 食塩水(ビーカー A・B・C の混合・1 問) 速さ(列車 A・B の速さの比・反対方向・130m の鉄橋の通過・3 問) 規則性(車両 A・B のつなぎ方が何通り・7 両と 9 両・2 問) 円(円を直線で分けた 4 つの図形の周の長さ・2 問) 数の性質(「2 を足して 3 で割る」操作の回数・4〜2026 の範囲・5 問)
2025(5 題 11 問) 図形の移動(正三角形 A を正三角形 B・C の周りに転がす・2 問) 平面図形(平行四辺形の比と面積・1 問) 速さ(1 周 1020m のコースで兄弟がすれ違う回数・3 問) 食塩水(コップ A・B を 2025 個ずつ用意して混ぜる・2 問) 規則性(1cm の棒で正六角形を並べる本数・3 問) —
2024(6 題 15 問) 計算(分数で答える・1 問) 平面図形(三角形の面積の差 2 問) 流水算(船着き場 A・B と船ア・イ・2 問) 規則性(白黒の正三角形をしきつめた段の数の和・3 問) 速さ(1 周 1km の円形コース・18 回目のすれ違い・途中で速さを変える・3 問) 数の性質(1〜9999 を書き並べた数字列を区切る・4 問)
2023(6 題 15 問) 水量(蛇口と排水口の本数・2 問) 平面図形(面積 30cm² の正八角形の内部の三角形・2 問) 円と角度(インクを塗った円形の紙のふちの跡・角度と周の長さ・2 問) 濃度(3 種類の水溶液を混ぜて原価を合わせる・3 問) 立体(1cm ブロックの立体に【操作】を繰り返す回数・245 個で作る直方体・2 問) 数の性質(2 のべき乗を分母にもつ分数〈 〉の表・小数表示・4 問)

2013〜2022 は転写データの単元分類のみで、題材は未確認です: 2013 規則性・円とおうぎ形・速さ・規則性・立体・図形の移動/2014 場合の数・図形の移動・流水算・食塩水・数の性質・角度/2015 計算・割合・水量・速さ・数の性質・立体/2016 水量・平面図形・速さ・図形の移動・数の性質・規則性/2017 計算・時計算・平面図形・速さ・食塩水・約束記号/2018 和差算・回転体・規則性・約束記号・図形の移動・数の性質/2019 つるかめ算(個数を合計から逆算する特殊算)・速さ・立体の切断・規則性・規則性(5 題)/2020 逆算(□にあてはまる数を求める計算)・平面図形・場合の数・食塩水・図形の移動・速さ/2021 図形の移動・速さ・規則性・数の性質・論理・場合の数/2022 仕事算・時計算・場合の数・速さ・平面図形・規則性。

頻出単元と周期(22 年集計・転写データの単元分類)

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単元グループ 出現 傾向
速さ(旅人算・周回のすれ違い・流水算・通過算) 20/22 2018・2023 を除く毎年。直近は円形コースのすれ違い回数(2024・2025)と列車の通過(2026)。2024 は流水算と円形コースの 2 題
数の性質(余り・倍数・けた・約束記号) 16/22 2023〜2026 は最終大問または後半の多段問題。操作を定義して追わせる形が 2023・2024・2026
規則性・数列・数表 11/22 図形の並び(2024 三角形のしきつめ・2025 正六角形と棒)と数字の並び。2019 は 2 題
平面図形(面積・面積比・角度・円) 16/22 1 問完結の大問 1・2 に置かれることが多い(2023・2024・2026)。2026 は円を直線で分けた図形の周
図形の移動(転がり・重なり・回転体) 10/22 2005・2007・2011・2013・2014・2016・2018・2020・2021・2025。転がる正三角形(2025 大問 1)
食塩水・濃度 7/22 2008・2014・2017・2020・2023・2025・2026。直近 4 年で 3 回、複数容器の混合
場合の数・論理 7/22 2006・2012・2014・2020・2021・2022 と、2026 の車両のつなぎ方(規則性と融合)
立体・水量 7/22 立体 2008・2012・2013・2015・2019・2023、水量 2015・2016・2023
計算・逆算 6/22 計算だけの大問がある年は少数(2015・2017・2020・2024 など)。無い年は大問 1 から図形か文章題
割合・和差算・つるかめ算・仕事算・時計算 各 1〜3 2022 仕事算・時計算、2019 つるかめ算、2018 和差算

上位 3 群(数の性質・規則性、平面図形、速さ)で全体の 71% を占めます。

問い方

  • 前半(大問 1〜3)は 1〜2 小問の 1 問完結、後半(大問 4〜6)は 3〜5 小問の多段です。最終大問は 2023〜2026 の 4 年連続で数の性質・規則性の 4〜5 小問でした(2025 は 3 小問)。
  • 多段大問は「(1) 小さい場合を数える →(2) 条件を満たす数を求める →(3) 範囲の中ですべて答える →(4)(5) 別の条件」の階段になっています。2026 大問 6 は (1) で操作の過程を矢印で書かせてから (2)〜(5) に進みます。
  • 速さは「速さの比を最も簡単な整数の比で」→「すれ違いの回数・道のり」→「条件が途中で変わる場合」の順です(2024 大問 5、2026 大問 3)。
  • 食塩水は「[あ] 個と [い] 個」「A・B・C の混合で濃度を合わせる」の穴埋め(2025)や原価を絡める形(2023)で、てんびん法だけで済まない条件整理を含みます。

8-2. 理科(4 大問・小問 24〜36・選択 49%/短答 26%/記述 14%・作図あり)

年度×大問の題材表(2023〜2026 は原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(28 問) 生物/ニワトリのヒナの刷り込みと後追い(ロボットを使った実験・記述 1) 化学/ジュースをこおらせる・二酸化炭素・カロリー・融雪剤と凝固点(記述 3) 地学/地球 46 億年を 1 年にたとえる・気温変化のグラフ・葉の化石・宮古島の地層(作図 1) 物理/並進運動と回転運動・車輪の回転・自転車のハンドル(作図 1・記述 1)
2025(35 問) 生物・地学/素数ゼミの周期(素数・氷期・寿命の最小公倍数の計算) 生物/森の生態系グループ I〜IV(食物連鎖・記述 3) 生物・環境/水と物質の流れ・浄水場・森と「緑のダム」(記述 1) 物理/街灯の LED と光が伸びて見える理由(実験 1〜5・作図 2・混合 1)
2024(32 問) 生物/バイオロギング(ペンギン・マンボウ・サンマの潜水・記述 1・混合 2) 化学/原子と分子の模型・信号で構造を当てる装置・質量比(作図 4) 物理/電流計のしくみ(コイル・分流・μA・トランジスタ・作図 1・記述 2) 地学/大正関東地震 100 年・断層・地層の走向と傾斜・研磨・ふるいの網目・鏡のくもり
2023(33 問) 生物/汗と体温調節・辛い物・温度を感知する神経(記述 2) 物理/ブラックホールの画像・両眼の奥行き・ジェットの見かけの速さの計算 物理/マイクとスピーカー・手回し発電機・コンデンサー(記述 3) 化学/栄養成分表示のカロリー計算・麦芽糖・油脂(記述 1・混合 1)

2005〜2022 は転写データの単元分類のみです: 2005 こん虫・水溶液・ふりこ・流水/2006 植物・水溶液・ふりこ・太陽/2007 実験器具・科学史・光・質量保存/2008 動物の誕生・てこ・気象・水溶液/2009 動物の誕生・気象・浮力・実験器具/2010 人体・気体・電流・太陽/2011 気象・実験器具・動物の誕生・熱と状態変化/2012 生態系・濃度・てこ・地層/2013 熱と状態変化・人体・光・惑星/2014 光・熱と状態変化・科学史・星/2015 生態系・電磁石・地層・光/2017 質量保存・種子の発芽・ふりこ・人体/2018 こん虫・濃度・気象・熱と状態変化/2019 動物の誕生・熱と状態変化・電気回路・月/2020 生態系・熱と状態変化・光・地層/2021 植物・気象・熱と状態変化・電流/2022 流水・人体・惑星・人体。

4 分野が 1 題ずつとは限りません(2025 は生物系が 3 題、2022 は人体が 2 題、2023 は物理が 2 題)。並びも固定ではありません。

頻出単元と周期(21 年集計・転写データの単元分類)

  • 熱と状態変化 8 回(2011・2013・2014・2018〜2021・2026)+小問として 2023・2024。全単元で最多ですが 11% です。凝固点(2026)、カロリー(2023・2026)。
  • 生態系・環境 5 回(2012・2015・2020・2025×2)、光 6 回(2007・2013・2014・2015・2020・2025)、地層・岩石・化石 5 回(2012・2015・2020・2024・2026)、ふりこ・物体の運動 5 回(2005・2006・2017・2023・2026)、人体 6 回(2010・2013・2017・2022×2・2023)、電流・電気回路 5 回(2010・2019・2021・2023・2024)、気象 5 回(2008・2009・2011・2018・2021)、動物の誕生・行動 5 回(2008・2009・2011・2019・2024)、天体 6 回(2006・2010・2013・2014・2019・2022)。
  • 上位 5 単元を足しても 38% です。特定の単元を毎年出す学校ではなく、4 分野を回しながら題材を新作しています。
  • 導入文に前年の出来事を置く年があります(2024「昨年は大正関東地震から 100 年」、2025「西暦 2024 年に成虫として大量発生した素数ゼミ」、2026「去年の夏はとても暑く…歴代一位」、2023「2022 年 5 月…ブラックホールの天体画像」)。

問い方

  • 各大問は「数百字の導入文(現象の説明・研究の紹介・実験 1〜5)+選択 4〜5 問+短答・計算 1〜3 問+記述 1〜3 問+作図 0〜2 問」という作りです。
  • 選択は「すべて選び」が多く、「2 つ選び」「1 つ選び」も混じります。選択肢が「文」なので、導入文の実験結果と照合しないと切れません(2026 大問 1 問 4「図 1 のグラフからわかること」、問 5「図 3 の結果のみから考えられること」)。
  • 記述は「理由を答えなさい」「説明しなさい」が中心で 1〜2 文です。「例を 1 つ挙げなさい」(2025 大問 2 問 3・問 4・問 6、2026 大問 1 問 1)、「あなたが実際にできる具体例」(2025 大問 2 問 9)と、正解が一つでない問い方が毎年 1〜2 問あります。「記号を選び、理由とともに答えなさい」の混合もあります(2024 大問 1 問 6・問 7、2025 大問 1 問 5)。
  • 計算は「最小公倍数(素数ゼミ)」「割合と単位換算(μA・メッシュ)」「カロリーの合計と 1g あたり」「見かけの速さ(光年)」と、算数の技術を理科の文脈に移したものです。桁指定がつきます。
  • 作図は「図に線・矢印・↑を書き加える」「模型のかき方で表す」形です。フリーハンドでよいのですが、意味(向き・位置)で採点される形です。

8-3. 社会(1 大問・小問 11〜18・記述 67%)

年度×主題の表(設問文はすべて原本で確認。★=最終問の字数指定)

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年度 主題(本文の題材) 小問数/記述数 前半(地理・古代〜近世)と後半(近現代〜現代)の例 ★最終問
2026 森林と木材 15/10 土地利用の割合・弥生の建物・奈良の瓦・石見と熊野・江戸の土砂災害の命令・木曽川のいかだ/木材価格の段階・高度経済成長の住宅・インドネシアの木材輸出・木質チップ 利用と保護の対立の具体例・両方の立場 80〜120 字
2025 本と読書 15/11 金印の出土県・隼人と蝦夷・奈良の紙・太宰府の税・花押・江戸の版元と貸本屋/印章と署名・黙読と鉄道・議事録・出版の自由・点字と障壁・八王子の書店の立地 読む量は増えても読書離れが問題になる理由 100〜120 字
2024 学校教育 13/9 鎌倉時代の誤り選び・往来物・江戸の商品作物・藩校の位置・咸宜園/小学校の打ちこわし・高等女学校・等級制と学級制・教育基本法 学校教育がつくった社会とその問題 100〜120 字
2023 公共のもの(水道) 14/9 東北の河川と津波遺構・税の負担・明治政府がつくった施設と財閥・横浜の上水道/省庁の役割・都市化と水道・民営化・長期契約の欠点 みんなで支える仕組み 100〜120 字
2022 外国人と日本 16/9 イランとブラジルの位置・国籍・長崎の貿易・ハングルの政見演説/在留外国人・特別永住者・高度経済成長の労働力・移民・難民条約・特定技能 外国人とその家族の人権を守る政策と理由 80〜100 字
2021 食(弁当・共食) 16/9 漁獲量の地図・キュウリの入荷・発酵食品・郷土料理・カット野菜・卸売市場・養殖/食の発明・弥生の土器・肉の別名・雑煮・子ども食堂 給食の問題点と改善策 80〜120 字
2020 衣服 14/11 雨温図と衣服・織物の産地・浮世絵・鹿鳴館の風刺/洋服の普及・既製服・中国の工場・ファストファッション・流行 対立する二つの言い分 80〜120 字
2019 スポーツ 14/10 鹿島の工業地帯・馬上から矢を射る訓練の名称・竹刀/学校のスポーツ・映画・モスクワ大会・中継のルール・都市対抗野球 スポーツに求められる役割 100〜140 字
2018 感情のコントロール 17/11 明日香村の古墳の壁画・遣唐使と改革/(後半は個別に未確認) 人びとが次々に関わった理由 80 字以内
2017 住まい(田園調布の家) 15/10 — 住宅の工夫が解決した問題と別の問題 100〜120 字
2016 境(さかい) 16/10 — 異なるもの同士の接触が活力を生む理由 80〜100 字
2015 器(食器) 12/8 — 器の意味・役割と社会への影響 80〜120 字
2014 学校 12/11 相対評価と絶対評価・人物の説明 三代を通じて変わっていないこと 80〜120 字
2013 伝えること 13/10 — インターネットの特徴と困難 140〜180 字
2012 お金 15/8 — お金の力に左右されることがら 160〜200 字
2011 東京湾の埋め立て 15/8 — 実現した方がいい/しない方がいい開発 40〜60 字
2010 旅・観光 18/9 — 「日本を知ってもらう観光計画」の表題と内容 120〜140 字
2009 農業(山形の農村体験) 15/10 山形の県境・キュウリの入荷 地域の生活を成り立たせる工夫の理由 80〜120 字
2008 法律 11/7 武士と法・食糧管理法・自給率 法律が新たな問題を起こす場合 140〜200 字
2007 地震と社会 13/8 古事記・源平ゆかりの地 科学者・技術者としての態度 200〜240 字
2006 紙 12/8 税の名称・ふすまの裏の紙 紙を使った情報伝達と社会 120〜160 字
2005 時間 15/8 東海道と伊勢・鉄道の定時運行 分秒単位の社会と両立の難しさ 140〜200 字

(「—」は前半後半の例を原本で個別に確認していない年です)

表から読める構造:

  • 22 年すべてが 1 本の書き下ろし文章+下線部の設問です。分野は 1 大問の中で地理→歴史→公民の順に混ざります。
  • 記述は毎年 7〜11 問です(2014 は 12 問中 11、2005〜2008 は 7〜8)。選択・短答は合わせて 1〜9 問。
  • 最終問は 22 年すべてが字数指定つきの意見記述です。2014 以降は 80〜120 字級(2018 は 80 字以内、2019 は 100〜140 字)。それ以前は 40〜240 字と幅があり、140 字以上の年が 6 年あります(2005〜2008・2012・2013)。

頻出テーマと周期

  • 主題は毎年新作ですが、「学校・教育」(2014・2024)、「紙・本」(2006・2025)、「食・農業」(2009・2015・2021)、「災害」(2007・2023 の一部)は 6〜19 年おきに戻ります。
  • 公民の核は「人権・多様性・共生」と「経済・社会の変化」です(22 年の単元分布で近現代史 22%・公民の経済社会 17%・古代中世 12%・近世 12%・地理産業 11%)。外国人(2022)、点字と障壁(2025)、森林の対立(2026)、子ども食堂(2021)、公共のもの(2023)。
  • 歴史は「そのモノの通史」です。紙(奈良の製紙→版元→黙読、2025)、木材(弥生の建物→奈良の瓦→江戸の土砂災害の命令→木曽川→高度経済成長、2026)、衣服(浮世絵→鹿鳴館→洋服→既製服、2020)、学校(往来物→藩校→小学校→高等女学校→教育基本法、2024)。年号暗記より「なぜその時代にそうなったか」を答えさせます。
  • 地理は前半に 2〜4 問です。地図上の位置(石見と熊野 2026、金印の出土県・隼人と蝦夷 2025、藩校 2024、イランとブラジル 2022)、統計の読み取り(土地利用の割合 2026、書店の立地の地図とグラフ 2025、木材輸出のグラフ 2026、漁獲量とキュウリの入荷 2021)。

問い方

  • 「下線部○について。……。なぜ〜でしょうか。説明しなさい」が基本形です。付帯条件が「〜を考えて説明しなさい」(議員の役割 2025 問 9、瓦屋根のある都の風景の意味 2026 問 4(1)、川や水の利用の仕方の変化 2026 問 8)、「図○を参考にして」(2024 問 7、2026 問 4(2))、「2 つ説明しなさい」(2020 問 6・問 9、2023 問 6、2025 問 8、2026 問 10)と付きます。
  • 「表・地図・グラフの両方を読み取って説明しなさい」(2025 問 14)のように資料 2 点の統合を求めます。
  • 最終問は「具体例をあげ」「〜の両方がわかるように」「〜の意味を考え」と、視点の指定+字数です。80〜120 字=3〜4 文。
  • 選択は除外型(適当でないもの・誤っているもの)と位置選択型です。短答は問 1 の空らん語句(都の名前・都市名・人物名)。
  • 家での回し方: 「モノの通史」で年表を自作し(紙・木材・衣服・食・学校・お金・水)、各時代で「誰が・何のために」を 1 文で言えるようにします。資料 2 点(地図+グラフ)から「共通して言えること」を 1 文で言う練習と、空らん語句を漢字で書く練習、地図上の位置を旧国名(石見・熊野・隼人・蝦夷)と現在の県で対応させる練習を添えます。

8-4. 国語(1 大問・小説 1 本・小問 12〜16・記述 71%)

年度×題材の表

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年度 小説の題材(冒頭・あらすじの要約) 小問数 記述/選択/短答 最終問の型
2026 小 5 の仁美がひいおばあちゃんに届いた昔の友達の手紙を解読する(強制収容所・78 年前の返事) 12 7/2/2+混合 1 「本文全体をふまえ一四〇字以内で説明」(転写で 2 か所確認)+漢字 4 語
2025 ウミガメの産卵地に住む 13 歳の沙月・年の離れた姉・郷土と記憶 15 11/2/2 十二 (1)(2)【I】の部分をよく読んで・十三 漢字 4 語
2024 学級委員を決める日の守・「やさしさ」・菅平の自然を描く 12 6/3/3 十一 (1)(2) 作品全体の変化とその理由・十二 漢字 4 語
2023 両親の離婚で祖母のマンションに移った 12 歳の草児・転校・コーラ 12 8/3/1 十二 (1)(2) 本文全体をふまえ
2022 震災の年に美術室で滝の絵を描く盛岡の高校生・賞 12 8/3/1 十一 (1)(2) 二つの段階に分けて説明・漢字 4 語
2021 河川敷に現れたガゼルと大学生の「私」 14 10/3/1 十二 (1)(2) 本文全体をふまえ・182〜186 行目に注目
2020 生け花の「まだまだ」(宮下奈都「まだまだ、」) 12 9/2/1 十 (1)(2) 本文全体をふまえ
2019 姉妹ヒナコとミオの朝 16 11/1/4 —
2018 私たちの世界とは異なる植物と食べ物の世界 14 10/2/2 —
2017 野生のシカ「おれ」が害獣に帰る決意 14 10/2/2 十三 本文全体をふまえて
2016 帰りの会で配られる『銀河』を書いた久和くん 12 9/2/1 —
2015 就職の決まらない鵜川と小学生の勇大・ライギョつり 14 10/2/2 —
2014 高校合格祝いの自転車「クリスティ」 13 9/2/2 —
2013 編集プロダクションの「私」と長崎さん 14 10/2/2 —
2012 おじさんと山歩き 14 9/4/1 —
2011 記憶の中の赤松と現実の赤松 16 12/1/3 —
2010 木に登れる牛の秘密(動物が語り手) 15 13/0/2 十二-3 本文全体をよく読んで
2009 代筆を頼まれた「俺」と岡野 13 9/3/1 —
2008 土曜の塾とおばちゃんの家 14 10/3/1 —
2006 (本文非掲載) 16 10/3/3 —

(「—」は最終問の型を個別に確認していない年です)

20 年間ぶれない要素: 大問は 1 つ、文章は小説 1 本です。説明文・随筆・詩・古文・漢文は資料のある 20 年でゼロでした。記述が毎年 6〜13 問で最多です。

頻出と周期

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設問の型 出現 備考
記述(内容説明・指示語)「どのようなことですか」 毎年 単元分布で 31%。「あのとき」「そんなこと」の指す内容、「わかったこと」
記述(理由説明)「なぜですか」 毎年 26%。「〜と言えるのはなぜ」「〜が届かなかったのはなぜ」
記述(心情説明)「どのような気持ちですか」 毎年 14%。「〜の状況をふまえて」「〜に対する思い」
記号選択(ア〜エから 1 つ) 毎年 1〜4 問 17%。心情の説明・人物の考え・興味の広がり
抜き出し(字数指定) 毎年 1〜2 問 「十三字で」(2025)「十四字で」(2024)「二十五字以内」(2013)
漢字の書き取り 毎年 1 問 2022〜2026 はカタカナ 4 語。文脈で選ぶ語(「モ」「マ」)が混じる
最終問が「本文全体をふまえて」または作品全体の変化を問う 本文全体: 2010・2017・2020・2021・2023・2026/段階・前後の変化・【I】の部分: 2022・2024・2025 2020〜2025 は (1)(2) の 2 段構え

問い方

  • 設問は本文の順に並び、「――線①…(19 行目)とありますが」と行番号がつきます。参照箇所を追加で指定する設問(「~~~線 A に注目し」「【I】の部分(238〜247 行目)をよく読んで」「D【(269〜273 行目)】に注目して」)が 2021 以降毎年あります。
  • 心情は「〜の状況がわかるように」「〜との関係がわかるように」と、事情の説明込みで書かせます(2025 四・2026 (2))。
  • 「二つの段階に分けて」(2022 十一(1))、「絵を描く前後でどのように変化しているか」(2024 十一(1))と、変化を段階で言語化させます。
  • 選択肢は 60〜90 字の長文 4 択で、「気持ち」の説明を選ばせます(2026 (9))。消去の根拠は本文の言い換えです。
  • 家での回し方: 記述 3 型は「出来事+受け止め方」の 2 要素で、理由は「〜から。」、内容は「〜こと。」、心情は「〜気持ち。」で締めます。「~~~線 A に注目し」の指定箇所は必ず引用してから書きます(2021・2023・2025・2026)。抜き出しは字数指定を見た瞬間に該当箇所を探し、長文 4 択は選択肢の後半(気持ちの言い換え)で切ります。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

麻布は同じ出題位置に同じ単元が来る学校ではないので、この節は「しばらく見ていないが過去に大問で出た単元」の意味で挙げます。年は転写データの単元分類によります。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です。

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科目 単元 大問で出た年 最終確認年度 状況
算数 立体図形(切断・体積・表面積) 2008・2012・2013・2015・2019(切断)・2023 2023 年度 2023 のブロック操作を最後に 3 年空き
算数 水量・給排水 2015・2016・2023 2023 年度 2023 大問 1(蛇口と排水口)を最後に空き
算数 時計算 2010・2017・2022 2022 年度 5〜7 年周期。2022 を最後に 4 年空き
算数 場合の数(数え上げ) 2012・2014・2020・2021・2022 2026 年度 2026 大問 4(車両のつなぎ方が何通り)で規則性と融合して戻った形
算数 つるかめ算・仕事算 つるかめ算 2019/仕事算 2022 2022 年度 各 1 回で、その後は大問として出ていない。「読めば解ける」水準は保つ
理科 天体(太陽・月・惑星・星) 2006・2010・2013・2014・2019・2022 2022 年度 2022 を最後に 4 年空き。資料のある 21 年で最長級の空白
理科 てこ・力のつり合い 2008・2012 2012 年度 2012 以来 14 年、大問としては出ていない
理科 電磁石・磁石 2015 2024 年度 2024 大問 3 に電流計のコイル(電磁石の利用)として一部戻った
理科 水溶液の性質・気体の発生 2005・2006・2008・2010・2012(濃度)・2018(濃度) 2018 年度 化学は近年「熱と状態変化」「質量保存の計算」「分子の模型」に寄っている
社会 主題としての「学校・教育」 2014・2024 2024 年度 10 年で再登場した例。「紙・本」も 2006→2025 で 19 年ぶり
社会 主題としての「食・農業」 2009・2015・2021 2021 年度 6 年周期なら次は 2027 前後
国語 動物が語り手の小説 2010(木に登る牛)・2017(野生のシカ) 2017 年度 7 年周期なら次の候補
  • 社会の設問では、雨温図(2020)と世界地図の位置(2022)が最後で、地形図の読図は資料のある年で出ていません。
  • 国語で大人が主人公の年(2013 編集者・2015 就職未定の青年・2021 大学生)は 2022 以降なく、直近 5 年は小 5〜高校生です。

10. 形式面の注意

  • 算数: 転写上は全問が答えを書く形式で、記述の指定は精読した年にありません。ただし過程を書かせる指示が混じります(2026 大問 6(1)「矢印を用いて答えなさい」、2024 大問 6(3) は区切りの縦線と丸を書き込む作図)。「最も簡単な整数の比で答えなさい」(2024〜2026 で毎年)、「分数で答えなさい」(2024 大問 1)、「考えられるものをすべて答えなさい」(2024 大問 5(2)②・2026 大問 6(3))は、ひとつ落とすと点にならない完答型なので要注意です。西暦を数に埋め込む問題が 2025(コップを 2025 個ずつ)・2026(4 以上 2026 以下)に続きます。円周率の指定は 2020〜2026 の設問文には見当たりません(図形の周の問題は 2023・2026 にあり、指示は図や表紙にある可能性が高いです)。図のある小問が 45%(22 年平均)で、方眼や図の説明が短いので、条件を自分で図に描き直す前提です。
  • 理科: 4 大問・小問 28〜36(2023〜2026)。記述は 2023 が 6 問+混合 1、2024 が 3 問+混合 2、2025 が 5 問+混合 2、2026 が 5 問。作図は 2024 が 5 問(分子模型 4・回路 1)、2025 が 2 問、2026 が 2 問、2023 は 0 問でした。「すべて選び、記号で答えなさい」「2 つ選び」「1 つ選び」の指定を読み違えると 0 点になります。計算には桁指定(「小数第 2 位を四捨五入」2025 大問 1 問 7・問 8、「小数第三位を四捨五入して小数第二位まで」2024 大問 4 問 5(2))が付きます。「1 例を挙げなさい」「あなたが実際にできる具体例を 1 つ」(2025)のように、正解が一つでない記述があります。2025 大問 4 問 9 のように「試験中に実際に確かめてはいけません」と注意書きのつく設問もあります。「〜以外で」の除外条件(2026 大問 1 問 1「エサに関すること以外に」、大問 2 問 6「火傷に関すること以外で」)にも注意します。
  • 社会: 記述に字数指定があるのは最終問だけです(2026「80〜120 字」、2025・2024・2023「100〜120 字」、2022「80〜100 字」、2021「80 字以上 120 字以内」、2020「80 字〜120 字」、2019「100 字以上 140 字以内」。2005〜2008・2012・2013 は 140〜240 字級、2011 は 40〜60 字と年で幅があります)。「句読点も 1 字分」が毎年付きます。ほかの記述は字数指定なしで、解答欄(1〜3 行)の行数で分量が決まります。空らんの語句(問 1、2〜4 か所)は「都の名前」「都市名」など指定つきです。選択は「適当でないもの」「誤っているもの」を 1 つ選ぶ除外型(2024 問 2・問 4、2026 問 3)と、地図上の位置を選ぶ型(2024 問 5、2025 問 1・問 2、2026 問 5(1))です。
  • 国語: 記述に字数指定は原則ありません(資料のある 20 年で 2026 の「一四〇字以内」のみ。設問の切れ目は転写で不明瞭です)。抜き出しにだけ「十三字で」「十四字で」「二十五字以内」が付きます。2022 の冒頭に「解答はすべて、解答らんにおさまるように書きなさい。句読点なども一字分とします」の注意があります。設問はすべて行番号つき(「(19 行目)」「(238 行目〜247 行目)」)で、本文は 250〜290 行あるので、行番号で本文を往復する時間を見込んでおきます。「~~~線 A に注目し」「【I】の部分をよく読んで」と参照箇所を指定する設問が 2021 以降毎年あります。

11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

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段 何をするか 麻布向けに効く「入口」
小 4(土台) 計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙の 5 本。時間計測はまだしません ①分数・小数の四則を「分数で答える」形まで正確に(2024 大問 1 の形)。②三角形・正方形・円の面積と周りの長さ、図形を「動かす」遊び(正三角形の転がり 2025 大問 1 の入口)。③物語を読んで「なぜ?」「どんな気持ち?」を口で 2〜3 文説明する習慣。④理科は身近な現象(雪に塩をまく・虫の一生・電流計)を「なぜ」で会話する。
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終えます。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数の単元 1 つと国語の記述 1 問、週末 60 分は社会の理由記述と理科の資料読みに充てます。この学校の年度×大問の題材表(8 節)を「小 5 で一巡する単元リスト」として使います 算数はこの順で一巡します。数の性質(余り・倍数・けた)→規則性(数表・図形の並び)→速さ(比・すれ違い・通過・流水)→食塩水(複数容器)→図形の移動(転がり・重なり)→平面図形の面積比。流水算・通過算・つるかめ算・仕事算・時計算は受験用教材の単元で、教科書には出てきません。社会は地理→歴史の通史を「モノの歴史」(紙・木材・衣服・食)で横につなぐ読み方を始め、理由を 2〜3 文で書く習慣を作ります。理科は 4 分野の基礎知識に加え、実験結果の表・グラフから「言えること/言えないこと」を分ける練習。国語は 8,000 字級の小説を最後まで読み、記述を 40〜80 字で書き始めます。ただし算数の 2022 年度以前、理科の 2022 年度以前の題材は原本で確認できていないので、単元名の粒度で使ってください(→ 13 節)。
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を「同じ大問を、年度を変えて解く」(社会最終問・国語最終問)と「1 年分を、時間を計って解く」(算数・理科)の両方で回します 社会は 22 年分の記述を書きます(週 1 年分で 6 か月)。国語は 5 年分を丁寧に、模範解答と突き合わせて「入っていない要素」を洗います。算数は 1 年分 11〜15 問を通しで解き、後半の多段大問に時間を残す配分を体に入れます。理科は 1 年分 30 問前後を通しで解き、導入文を読み飛ばさない速度を測ります。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 の「幅」と小 6 の「記述量」の両方ですが、重心は小 6 にあります。社会・国語は「読んで理由を書く」練習の量が直接効くので、小 5 の後半から短い理由記述を日常化し、小 6 に 22 年分の社会と直近の国語を実際に書き切れる時間を残せるかが差になります。算数は数の性質・規則性・速さの 3 群を小 5 で一巡しておけば、小 6 は「多段問題の後半を実験で崩す」練習に集中できます。理科は知識の暗記より、小 5 から「実験結果から言えること」を選ぶ読み方に慣れる方が効きます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

  • 武蔵中学校(東京都・男子校)— 社会・国語・算数の 3 科目が近く、麻布の社会(1 大問・記述 7 割・字数指定つき最終問)に近い唯一の候補です。長い文章+記述の形が使いやすくなっています。理科はやや離れます。
  • 暁星中学校(東京都・男子校)— 理科が最も近く、国語・算数と続きます。社会は遠いので、麻布の 1 大問まるごと記述の形とは別物と考えてください。
  • 駒場東邦中学校(東京都・男子校/2027 年度は 02/01 の同じ時間帯に入試が重なる回あり)— 理科・算数が近く、国語・社会はそこそこです。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

近さは「大問数・小問数・記述と記号選択の比率・図表の比率・同じ位置に同じ単元が来るか・設問文の使い回し」の距離と、単元の分布の似方を合成した 0〜100 の自動集計です。同じ問題が出るという意味ではありません。


13. 資料の限界

  • 入試は年 1 回で資料も 1 回分です。回の違いによる傾向差はそもそもありませんが、この分析は転写できた 1 冊に基づいています。
  • 試験時間・配点は未確認です。表紙の注意書き・解答用紙の配点欄が転写に含まれていないため、時間配分の助言を分数で書いていません。募集要項で各家庭が確認する前提です。
  • 理科は 2016、国語は 2007 が未収録です。国語 2006 は本文が非掲載で設問だけです。
  • 転写の判読が不確かな年が算数 9 年・理科 10 年・社会 9 年あります。これらの年は単元名の粒度でしか使わず、題材の一言・設問文の引用は 2023〜2026(国語は 2022〜2026)の原本で確認したものに限りました。2013〜2022 の算数、2005〜2022 の理科の単元列は転写データの分類で、細部が違う可能性があります。
  • 図・写真・グラフは文字情報に置き換えているため、算数の図形・理科の実験図・社会の地図やグラフの細部は設問文からの推定を含みます。2026 国語の最終 2 問は設問の切れ目が転写で不明瞭です。
  • 「同じ問題の使い回し」は原本で確認できた範囲では見つかっていません。「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。
  • 出題構造が近い学校の近さは自動集計の値で、同じ問題が出ることを意味しません。難易度・日程・通学圏は含まれていません。

資料どうしの食い違いについて

  • 募集要項の抜粋には試験時間・配点の項目が入っておらず、問題冊子の転写にも表紙の注意書きがありません。1 節の「試験時間・配点」の欄を空けてあるのはこのためです。学校の公表資料で確認してください。
  • 8 節の社会の表で「—」としてある年(2010〜2013・2015〜2017)は、最終問と小問数は原本で確認できているものの、前半・後半の題材の例までは個別に確認していない年です。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ