武相中学校 の過去問分析

武相中学校の過去問を年度ごとに数えて、何が固定で何が毎年変わるか・よく出る単元・過去問の使い方をまとめたページです。

武相中学校 過去問分析(2010〜2026 年度・算数 14 年分/国語 5 年分)

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県横浜市港北区
男女 男子校
旧称 旧制武相中学校(1942 年〜1947 年)
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前/第 2 回 2 月 3 日午前/第 3 回 2 月 7 日午前。いずれも 2 科(国語・算数)、または 1 科(国語か算数のどちらかを選択)(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 国語・算数とも各 50 分・各 100 点
面接・その他 第 1 回の 1 科選択には 20 分程度の面接があります。第 2 回・第 3 回の 1 科選択に面接はありません。第 2 回・第 3 回は特待判定があり、英検 4 級以上で加点されます

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

結論

  1. 算数は大問の数が年ごとに 5〜8 と動きますが、先頭の 3 大問(計算 → □ 埋め → 文章題)と最後の大問(回転体)の座席(問題の置き場所)は、精読した 6 年ですべて同じです。
  2. 動くのは真ん中だけで、小問の総数は 18〜20 問とほとんど変わりません。
  3. 国語は大問 3 題(知識 20 問 → 物語 → 説明文)という構成そのものが、精読した 3 年で動きません。

家でやること 3 つ

  1. 最後の大問(回転体)だけを 6 年分、続けて解きます。
  2. 大問 1 の計算を 6 種類に分けて反復します(わり算の概数が毎年 1 問)。
  3. 漢字の読み 5 問・書き取り 5 問を毎日やります(国語の 20 問中 10 問がここ)。

今週やる 1 つ

  1. 直近 2 年(2024・2026)の最後の大問を解いて、円柱の体積と表面積の公式が出てくる状態か確かめます。

注意

  1. 資料の冊子には入試回(第 1 回・第 2 回のように、同じ学校が日を変えて行う入試のそれぞれ)の表記が無く、ここに書いたことがどの回のものかは分かりません。国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 6 年(2019・2020・2021・2022・2024・2026) 0 年 14 年(2010、2012〜2016、2018〜2024、2026) 高。2019 年度のみ転写の乱れがやや多いが、大問の並びと題材の読み取りには支障がない
国語 3 年(2014・2015・2016) 0 年 5 年(2010、2013、2014、2015、2016) 高。ただし 2017 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)
社会 3 年(2010・2011・2012) 0 年 3 年(2010、2011、2012) 中。2011 年度は転写の乱れが多い
理科 1 年(2010) 0 年 1 年(2010) 高。ただし 1 年分では傾向を語れない

5. 一番大きな結論

大問の「数」は毎年動くのに、大問の「両端」は動かない学校です。

精読した 6 年(2019・2020・2021・2022・2024・2026)で、大問の数は 5・7・5・8・5・8 と行ったり来たりします。ところが、

この 2 つの座席は一度も崩れていません。さらに、

つまり前半 3 大問(計算 → □ 埋め → 文章題)と最終大問(回転体)はほぼ固定席で、動いているのは真ん中だけです。真ん中に何本の大問が立つか(0 本〜4 本)が、その年の大問数の増減の正体です。小問の総数は精読した 6 年で 18・18・19・19・20・20 問と、ほとんど動いていません。

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。ただしこの学校には、それに近い出方もあります。わり算の答えを四捨五入して概数で答える計算が、精読した 6 年すべてで大問 1 の中に 1 問ずつ入っています。

年度 大問 1 に入っていた概数のわり算
2019 2019÷2.1 を小数第 3 位で四捨五入
2020 2020÷31 を小数第 3 位で四捨五入
2021 125÷53 を小数第 3 位で四捨五入
2022 2022÷17 を小数第 2 位で四捨五入
2024 3567÷42 を小数第 4 位で四捨五入
2026 4321÷57 を小数第 3 位で四捨五入

数値だけ差し替えた同じ作りの問題です。「126 と 360 の最小公倍数は、最大公約数を何倍した数ですか」(2024)と「36 と 48 の最小公倍数は、この 2 数の最大公約数の □ 倍です」(2019)も同じ関係にあります。

したがって過去問の使い方は「同じ座席を年度をまたいで縦に解く」がいちばん効きます。大問 1 だけを 6 年分、最終大問(回転体)だけを 6 年分、というやり方です(手順は 過去問の使い方)。ただし真ん中の大問は毎年作り直されるので、全分野をひととおり学び終えることも並行して必要で、この点は「出る問題を覚えるだけ」で済む学校とは違います。

国語は逆に、大問の構成そのものが動きません。精読した 3 年(2014・2015・2016)すべてが「【一】知識 20 問 →【二】物語・小説 →【三】説明文・随筆」の 3 大問で、【一】は問一〜問四の 4 セット × 各 5 問 = ちょうど 20 問。そのうち問一が漢字の読み 5 問、問二が漢字の書き取り 5 問であることも 3 年とも変わりません。


6. この学校らしさが出る場所


7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・最終大問の回転体 — 精読した 6 年すべてで最後の大問。長方形や台形、斜線部分を直線 ℓ(年により L)のまわりに 1 回転させて体積を求めます。2019・2020・2021・2022 は体積のみ、2024・2026 は「体積と表面積」の 2 つを要求(2026 は「長方形が通過する部分の体積と表面積」)。円周率は毎年 3.14 と明記。円柱の体積・表面積の公式と、円柱から円柱をくりぬく形(穴あき)の処理を、この 1 題に集中して仕上げる価値があります。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 6 種 — 6 年すべて先頭。中身は次の 6 種類に整理できます。(a) わり算を四捨五入して概数に(6 年すべて 1 問)、(b) 分配法則でくくるくふう計算(2019 の 24×2.64−3×3.96+11×1.32、2021 の 52×1.14−5×3.42−11×2.28、2022 の 2×4.4+5×2.2−6×3.3、2020 の 3.14÷0.2+9.42×6+6.28×2.5 の 4 年)、(c) 分数の交代和(足し算と引き算が交互に並ぶ分数の計算。2020 の 1−1/2+1/3−1/4+1/5、2026 の 1/2−1/3+1/4−1/5+…)、(d) かっこの入った四則、(e) 小数と分数の混じった四則、(f) その年の西暦を数に使う問題(2019・2020・2021・2022・2024・2026 の 6 年すべて。2024×6、2026×5、2022÷17、2021 秒=□分□秒 など)。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数・大問 2 の □ 埋め小問集合 — 6 年のうち 5 年。入るのは「食塩水の濃度」(2021・2022・2026)、「単位換算」(2021 の 2021 秒=□分□秒、2024 の 3L−5dL=□cm³、2026 の 70m²=□cm²)、「多角形の内角の和」(2019 の七角形、2022 の六角形)、「角柱の面・辺・頂点の数」(2019 は面 11 の角柱の辺の数、2021 は辺 15 の角柱の頂点の数)、「最小公倍数と最大公約数」「逆算(□にあてはまる数を求める計算)」「比の連結(A:B と B:C から A:B:C)」(2019・2020)。1 問 30 秒で処理できる状態にするのが目標の枠です。(確認: 〜2026 年度)
  4. [毎日 10 分] 国語・漢字の読み 5 問と書き取り 5 問 — 精読した 3 年すべてで大問【一】の問一・問二に固定。読みは「沿線・強引・気配・常夏・一身」(2014)、「賃貸・側近・待望・絵馬・任せる」(2015)、「売買・日程・傷む・沿った」(2016)のように小学校配当漢字の熟語と訓読みが半々。書き取りは「警報・憲法・秘密・務める・臨む」(2014)、「消費・選挙・天然・専ら・拝む」(2015)、「郵便・述べる・借りる・温める・厳しく」(2016)。20 問中 10 問がここなので、取りこぼしが直接効きます。(確認: 〜2016 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・場合の数(カードを並べて整数をつくる) — 6 年のうち 5 年(2019・2020・2021・2022・2024)。「5 枚のカードから 3 枚を取り出して 3 けたの整数を作る」(2020)、「0〜5 の 6 枚から 3 枚選んで 3 けた」(2022)、「0,1,3,5,7,9 の 6 枚から 4 枚」(2024)、「3,5,6,7,8 の 5 枚で 4 けた」(2019)、「0,2,5,8,9 の 5 枚で 4 けた」(2021)。問われるのは「全部で何個」「偶数は何個」「3 で割り切れるものは何個」「小さい方から 24 番目」「300 より小さいものは何通り」。0 を含むかどうかで先頭の扱いが変わる点が毎回の分かれ目です。(確認: 〜2024 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・平面図形(回転体の 1 つ手前の枠) — 2022 は長方形の中の相似(FH の長さ、三角形 FGH の面積)、2024 は台形の対角線が垂直に交わる図、2026 は直径 10cm の半円と長方形が重なる図の斜線部分、2020 は円に内接する正方形の斜線部分。円とおうぎ形の複合求積と、相似比・面積比の 2 系統に絞れます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 算数・小問集合に来る文章題 3 種(平均算・割合と比・数の性質と規則性) — 平均算は 6 年のうち 5 年(2019・2020・2021・2022・2026)。2026 は独立した大問(平均 65 点の人が次に 100 点を取ると 70 点になる → 何回目か、80 点なら何点か)、それ以外は小問集合の 1 問で、「合計=平均×回数」に戻して差で処理するやり方を固めれば全部通ります。割合と比の文章題は「兄と弟の所持金の比が 3:2、2 人とも 300 円ずつ使ったら…」(2022)、「1 回目と 2 回目の点数の比が 4:5 で合計 190 点」(2024)、「A の 1/3 倍が B の 1/4 倍に等しいとき A=B×□」(2026)、「本の 1/3 を読み、残りの 2/5 を読んだらまだ 48 ページ」(2020)で、比の一方をそろえる/線分図に落とす の 2 手で解ける範囲です。数の性質と規則性は「48 で割っても 36 で割っても 3 余る 4 けたで一番小さい数」(2021)、「19/20=1/□+1/□+1/□」「2 けたの整数のうち 3 の倍数は何個」(2026)、「チョコ 36 個とクッキー 60 個を余りなく同じ数ずつ配る」(2026)、数列(2020 の ○×△ の並び、2021 の 1, 3/2, 2, 5/2…、2022 の 1,4,7,10…、2024 の 1/5, 3/10, 9/20, 27/40…)。最大公約数・最小公倍数の実用と、等差・等比の 100 番目と和までを一巡させます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・抜き出しの字数条件と記述 3〜5 問 — 精読した 3 年とも読解 2 題に抜き出しが多く入ります。「三十五字以内で抜き出し」(2014)、「二十字で抜き出し」「十七字で抜き出し」(2015)、「一文の最初の五字」(2015 に 3 問)、「三字で抜き出し」「四字で抜き出し」(2016)。字数の数え方(句読点を含める)は毎年冒頭に注記されます(10 節)。記述は 2014 が 3 問、2015 が 3 問、2016 が 5 問で、多くは字数指定なしの「説明しなさい」(2015 は 3 問とも理由説明)。ただし「十字以内で答えなさい」(2014)、「十字程度」(2016)のように短い字数指定が付く年もあります。「〜から。」で終える理由記述を 2〜3 文で書く練習を。(確認: 〜2016 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 5〜8・小問 18〜20・答えのみ)

年度×大問の題材表(精読した 6 年・前半の大問)

年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2019 5/20 計算 6(2019÷2.1 の概数、2020÷0.125) □ 埋め 5(2 割 5 分/七角形の内角/A:B:C/面 11 の角柱の辺/最小公倍数と最大公約数) 文章題 5(5 枚のカードで 4 けた/2.3L の容器/読書ページの平均/売買損益/速さ 4.8km) 角柱(垂直な辺・底面積・体積)
2020 7/18 計算 4(2020÷31 の概数、3.14÷0.2+9.42×6+6.28×2.5) 文章題 4(平均/A:B:C/本の残り 48 ページ/売買損益) 場合の数 4(5 枚から 3 枚で 3 けた) 規則性(○×△ の並び)
2021 5/19 計算 6(125÷53 の概数) □ 埋め 6(2021 秒=□分□秒/逆算/辺 15 の角柱の頂点/48 でも 36 でも 3 余る/食塩水 20%→30%/数列) 文章題 5(0,2,5,8,9 で 4 けた/平均 46.5 点/つるかめ算 みかんと梨/売買損益 手袋) 角柱の体積
2022 8/20 計算 4(2022÷17 の概数、2×4.4+5×2.2−6×3.3) □ 埋め 4(逆算/六角形の内角/食塩水 6% 200g に水/4 科目の平均) 文章題 3(ある数に 5 のところ 15 をかけた/売買損益 原価 600 円/兄弟の所持金比 3:2) 規則性(1,4,7,10,…の 100 番目と和)
2024 5/18 計算 6(2024×6/3567÷42 の概数/998×1002/2531×126 をがい数で) □ 埋め 4((□−2)×3=□+4/逆算/数列 1/5,3/10,9/20,27/40/3L−5dL=□cm³) 文章題 6(連続 3 偶数の和 192/中心角 135°弧 18.84cm のおうぎ形/消去算 ケーキ/比 4:5/6 枚から 4 枚で 4 けた/126 と 360 の最小公倍数) 平面図形(台形の対角線が垂直)
2026 8/19 計算 5(2026×5/4321÷57 の概数/1/2−1/3+1/4−1/5+…) □ 埋め 5(7% 食塩水 85g の食塩/2 けたの 3 の倍数/19/20=1/□+1/□+1/□/A×1/3=B×1/4/70m²=□cm²) 和差算(兄 3500 円・妹 500 円に同額) 数の性質(チョコ 36・クッキー 60 を配る)

年度×大問の題材表(精読した 6 年・後半の大問)

年度 大問 5 大問 6 大問 7 大問 8
2019 回転体(直線 L、体積)
2020 通過算(80m の急行と 400m の橋) 円とおうぎ形(円に内接する正方形) 回転体(台形 ABCD、体積)
2021 回転体(直線 ℓ、体積)
2022 場合の数(0〜5 の 6 枚から 3 枚で 3 けた) 速さ(池の周りを同方向に) 平面図形(長方形の中の FH と三角形 FGH) 回転体(斜線部分、体積)
2024 回転体(長方形 ABCD、体積と表面積)
2026 平均算(65 点→100 点で 70 点に) 割合と比(ノートのセット A・B・C) 円とおうぎ形(直径 10cm の半円と長方形) 回転体(長方形が通過する部分の体積と表面積)

空欄はその年にその番号の大問が無いことを示します。どの年も最後の大問が回転体です。表に出てくるつるかめ算・消去算・和差算・通過算・売買損益などの中身は 用語集 にあります。

座席の固定(何年連続か)

座席 何が来るか 確認できた年
大問 1 「次の計算をしなさい」の計算 4〜6 問 2019・2020・2021・2022・2024・2026 の 6 年すべて
大問 1 の中 わり算を四捨五入して概数で答える問題 1 問 6 年すべて
大問 1 の中 その年の西暦を使った数 6 年すべて
大問 2 「次の □ にあてはまる数」の小問集合 4〜6 問 2019・2021・2022・2024・2026 の 5 年(2020 だけ別)
大問 3 「次の問いに答えなさい」の文章題小問集合 2019・2021・2022・2024 の 4 年(2020・2026 は別の作り)
最終大問 回転体(直線を軸に 1 回転、円周率 3.14 明記) 6 年すべて
最終大問の 1 つ手前 平面図形(円とおうぎ形の複合、または相似) 2020・2022・2024・2026 の 4 年

大問数が動くのは、真ん中(大問 4 以降・最終大問の手前)に何本立つかだけです。2019・2021・2024 は 1 本、2020 は 3 本、2022・2026 は 4 本。

頻出単元と回数(精読した 6 年)

数値だけ変えた同じ問題(両年の原本で確認)


8-2. 国語(50 分・100 点・大問 3・小問 34〜40。2010〜2016 の資料のみ)

2017 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ため、以下は 2014〜2016 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

年度 小問数 大問【一】知識(20 問) 大問【二】物語・小説 大問【三】説明文・随筆
2014 37 漢字の読み 5/書き取り 5/表現技法 5/ことわざ穴埋め 5 あさのあつこ『このグラウンドで』(部員 3 人の野球部、けんかをした友人との距離)12 問 季刊誌とアンパンマン論(「かっこ良くない正義のヒーロー」)5 問
2015 34 漢字の読み 5/書き取り 5/表現技法 5/文学作品と作者 5 吉富多美『チェンジング』(言葉を発しなくなった小 3 の大夢と父・おばたち)9 問 井上ひさし『私家版 日本語文法』(漱石『坊っちゃん』『吾輩は猫である』の人称の使い分け)5 問
2016 40 漢字の読み 5/書き取り 5/同音異義と熟語 5/熟語パズル 5 吉田篤弘の文章(「空気を読む」をめぐる僕と猫のオセロ)11 問 高度成長期の主婦と料理の戦後史(『主婦の友』を手がかりに)9 問

出典は 2010・2014・2015 の 5 点と 2016 の【二】について、本文末尾の表記を原本で確認しました(2010 は【二】松浦寿輝『川の光』、【三】加藤由子『ゾウの鼻はなぜ長い』)。2016 の【二】は「吉田篤弘の文章より」と書名なしの表記、【三】は著者名の転写が崩れており特定できないため、【三】の著者は書きません。

座席の固定(国語)

問い方


8-3. 社会(現在は入試科目ではない。2010〜2012 の 3 年のみ)

年度 大問数/小問数 内容
2010 4/13 2009 年のできごとの表(6 問・政党名や国際機関の略称)/地方政治の文章(直接請求など)/先生たちの会話から出身都道府県を当てる(地図の番号つき)/時代区分 6 つの並べ替えと写真・語句・説明文の組み合わせ
2011 3/30 2010 年のできごとの表(15 問・口蹄疫、宮崎県知事、普天間、ねじれ国会など)/史料カード 15 枚の並べ替えと同定/「おのこ君の一日」から小麦の輸入相手国・促成栽培・中京工業地帯・潮目・地図記号まで横断(11 問)
2012 9/33 気温グラフ/グラフの選び方(円・棒・折れ線)/人口密度の計算/人口増減の地図/農業のグラフ/世帯数の正誤/工業地帯のグラフ/日本国憲法(基本的人権・三大原則・自由権の分類)8 問/東日本大震災の文章から通史 12 問

8-4. 理科(現在は入試科目ではない。2010 の 1 年のみ)

大問 4・小問 21。【1】抵抗線に流れる電流と電圧(電流計の端子のつなぎ方、乾電池を 1〜4 個直列にしたときのグラフ、比例関係、法則を発見した人物)/【2】ガスバーナーの操作手順と 6 種の物質の加熱(こげない物質、石灰水を白くにごらせる気体、水に溶けるか、水溶液が電流を通すか)/【3】メダカと水環境(食性、外来魚、行政機関名、飼い方の正誤)/【4】2009 年 7 月 22 日の皆既日食(位置関係、コロナ、皆既日食帯)。

記号選択 29%・短答 67%・記述 1 問(メダカの好む水環境を本文の言葉で)。1 年分だけなので、傾向としては何も言えません。


9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した 6 年(算数)・3 年(国語)の範囲での話です。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度を指します(算数は 2026 年度、国語は 2016 年度までを見ています)。

単元 出ていた年 最終確認年度 中身
売買損益(算数) 2019・2020・2021・2022 2022 年度 4 年続けて出たのに、2024・2026 では読み取れませんでした。「原価 600 円に 25% の利益を上乗せして定価、その後 1 割引き」(2022)、「定価の 15% 引きで買った兄と、定価の 300 円引きで買った弟」(2019)のような 2 段階の割引・利益がよく出ます。いちばん復活の可能性が高い枠とみています
速さ(算数) 2019・2020・2022 2022 年度 2019(家から 4.8km、途中で速さが変わる)、2020(80m の急行が 400m の橋、追い抜き)、2022(池の周りを同じ方向に進む 2 人)と出たあと、2024・2026 では出ていません。旅人算・通過算の両方を戻しておく価値があります
角柱そのものを扱う立体(算数) 2019・2021 2021 年度 2019(面 ABCD と垂直な辺をすべて書く/底面積/体積)、2021(角柱の体積)の 2 年で独立した大問。2022 以降は最終大問の回転体だけになっています
規則性・数列(算数) 2020・2021・2022・2024 2024 年度 4 年続いたあと、2026 では見当たりません
カードを並べる場合の数(算数) 2019・2020・2021・2022・2024 2024 年度 5 年で出ていたのが、2026 では出ていません。切れたばかりなので、戻る側にも切れたままにもなり得ます
国語【一】の問三・問四 2014・2015・2016 2016 年度 ここだけが毎年入れ替わります。表現技法の見分け(倒置・擬人法・比喩・体言止め/2014・2015)、ことわざの数字・動物の穴埋め(2014 の「石の上にも( )年」「( )の耳に念仏」)、文学作品と作者の組み合わせ(2015 の『走れメロス』『伊豆の踊子』『三四郎』『蜘蛛の糸』)、同音異義語と熟語パズル(2016)。4 種類とも準備しておくのが安全です

10. 形式面の注意


11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さが最優先。この学校の大問 1 は 6 年すべて計算で、しかもわり算の概数(小数第 3 位を四捨五入して小数第 2 位まで、など)が毎年入ります。四捨五入の位取りを言われたとおりに実行する練習は、小 4 のうちから習慣にできます。図形は円と円柱の「まわりの長さ・面積・体積」の入口だけ。国語は漢字の読み書きの反復(この学校は 20 問中 10 問が漢字)と、句読点を含めて字数を数える習慣。時間計測はまだ不要
小 5(幅) この学校は真ん中の大問が毎年作り直されるので、ここが本体です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と単位換算(L と dL と cm³、m² と cm²、秒と分)を独立した練習項目として毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。単元は次の順に置き、8 節の年度×大問の表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使ってください。速さ(旅人算・通過算)→ 売買損益 → つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)→ 消去算(2 つの式から片方を消して解く・受験用教材の単元)→ 過不足算(配り方を変えたときの余り・不足から数を求める・受験用教材の単元)→ 平均 → 食塩水 → 比 → 規則性 → 場合の数。どれも 1 度は真ん中の大問に来ています。国語は説明文と物語の両方を、抜き出しの字数条件つきで解く。ただし国語は 2017 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は同じ座席を縦に(最終大問の回転体だけを 6 年分、大問 1 だけを 6 年分、大問 2 の □ 埋めだけを 6 年分)。年度通しの時間計測は、大問数が 5 の年(2019・2021・2024)と 8 の年(2022・2026)の両方でやっておくと、配分の感覚がぶれません

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 4 からの計算の精度です。前半 3 大問と最終大問が固定されているぶん、そこは誰でも準備できます。差がつくのは真ん中の大問で、そこは年ごとに単元が入れ替わるため、小 5 で単元プールを一巡させておいたかどうかが効きます。逆に「毎年出るところ」の練習は小 6 の夏からでも間に合う設計です。


12. この学校と併願するなら

観点は勉強が転用できるかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が二重に効きます。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

8 校の一覧・記述量・注意は 併願候補ページ へ。


13. 資料の限界


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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。更新 2026-08-17。

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