関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

女子学院中学校の過去問分析

女子私立東京都千代田区

重要結論

  1. 4 科とも 40 分・100 点で、科目の重みが同じです。その 40 分で解く小問の数は、算数 16〜21 問・理科 30〜33 問・社会 38〜45 問・国語 21〜27 問です。
  2. 形の骨格(算数の大問 1 の小問集合+独立した 6 題、社会の 1 冊 1 テーマ、国語の 3 大問)は保たれますが、題材は毎年作り直されます。精読した 4 年では、同じ問題がそのまま再登場した例は見つかりませんでした。
  3. 同じ種類の問題が同じ場所に来るという意味での出題位置(大問の番号と順番)が決まっているのは、算数の大問 1(計算+角度)と国語の大問三(漢字)だけです。

今週やること

  1. 直近の 2026 年度を 4 科とも 40 分で通して解き、理科・社会で最後の設問まで手が届くかを確かめます。
  2. 算数の大問 1 の角度を毎日 10 分(正多角形の内角・折り返しの等角・円の等分点の 3 本)。
  3. 社会の選択肢を 1 文ずつ○×で判定し、×の理由を書きます。

分析年度: 2005〜2026 年度
入試回: 一般入試(4 科・年 1 回)
資料の範囲: 22 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 4 年・社会 4 年・国語 4 年
制約: 設問文まで精読したのは各科目 2023〜2026 の 4 年です。それ以前の年について書いた回数・周期は転写データの単元分類の集計で、題材の細部は原本で確認していません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 から始める場合の順序)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 3 題(2019 年度から、大問数を数えられた資料 7 冊すべて・数えられなかった年 2021。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2018 → 2019 の間に 2 題 → 3 題。変化の履歴: 4 回: 2014・2015・2017・2019(間隔 1・2・2)。原本(解答用紙・紙面)で確かめて訂正した年: 2009 年度(読み取りの確度が低く数えていなかった年を、原本で 4 題)
  • 社会: 4 題(2024 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 3 題))。前回の変化: 2023 → 2024 の間に 3 題 → 4 題。変化の履歴: 8 回(直近 2019・2022・2024・間隔 3・2)。原本(解答用紙・紙面)で確かめて訂正した年: 2009 年度(読み取りの確度が低く数えていなかった年を、原本で 3 題)・2024 年度(読み取りの確度が低く数えていなかった年を、原本で 4 題)。前回の変化のときの分野の並び: 歴史-古代〜中世|地理-産業|公民-経済・社会 → 歴史-古代〜中世|歴史-近現代|地理-産業|公民-国際
  • 算数: 7 題(2023 年度から、大問数を数えられた資料 3 冊すべて。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 7 題))。前回の変化: 2020 → 2023 の間に 6 題 → 7 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 4 回: 2013・2014・2020・2023(間隔 1・6・3)。原本(解答用紙・紙面)で確かめて訂正した年: 2013 年度(読み取りの確度が低く数えていなかった年を、原本で 5 題)・2014 年度(読み取りの確度が低く数えていなかった年を、原本で 7 題)・2024 年度(読み取りの確度が低く数えていなかった年を、原本で 7 題)。前回の変化のときの分野の並び: 平面図形|平面図形|数の性質・規則性|速さ|数の性質・規則性|速さ → 計算|平面図形|数の性質・規則性|速さ|数の性質・規則性|場合の数・論理|速さ

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

横にスクロールできます

項目 内容
所在地 東京都千代田区
男女 女子校
入試回と日程・科目 一般入試の年 1 回だけ。2027 年度は 2 月 1 日の午前に 4 科の筆記(国語・社会・理科・算数の順)。2026 年度は 2 月 2 日で、順序は国語・算数・社会・理科でした
試験時間・配点 4 科とも各 40 分・各 100 点。4 科が同じ重さの均等配点
面接 筆記と同じ日の午後にグループ面接(本人のみ)があります

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

上の表は 2027 年度の募集要項と学校の入試の頁(2026-10-07 確認)による内容です。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 4 科とも 40 分・100 点で、科目の重みが同じです。その 40 分で解く小問の数は、算数 16〜21 問・理科 30〜33 問・社会 38〜45 問・国語 21〜27 問です。
  2. 形の骨格(算数の大問 1 の小問集合+独立した 6 題、社会の 1 冊 1 テーマ、国語の 3 大問)は保たれますが、題材は毎年作り直されます。精読した 4 年では、同じ問題がそのまま再登場した例は見つかりませんでした。
  3. 同じ種類の問題が同じ場所に来るという意味での出題位置(大問の番号と順番)が決まっているのは、算数の大問 1(計算+角度)と国語の大問三(漢字)だけです。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の角度を毎日 10 分(正多角形の内角・折り返しの等角・円の等分点の 3 本)。
  2. 社会の選択肢を 1 文ずつ○×で判定し、×の理由を書きます。
  3. 国語の記述(「どういうことですか」「理由を自分の言葉で」)を 2〜3 文で書きます。

今週やる 1 つ

  1. 直近の 2026 年度を 4 科とも 40 分で通して解き、理科・社会で最後の設問まで手が届くかを確かめます。

注意

  1. 設問文まで精読したのは各科目 2023〜2026 の 4 年です。それ以前の年について書いた回数・周期は転写データの単元分類の集計で、題材の細部は原本で確認していません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読み直した年)/構成だけ数えた年(大問の並びと単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

横にスクロールできます

科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 4 年(2023・2024・2025・2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 図の多い冊子で、転写の確度が高い年は 2008・2012・2020・2023・2025 の 5 年。他の年も大問数・小問数・単元の読み取りはできますが、図の細部は推定を含みます
理科 4 年(2023・2024・2025・2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 図表が多く、全年で転写の確度は低めの印がついています。小問の数え方(①②を分けるか)で 28〜42 と幅が出ます
社会 4 年(2023・2024・2025・2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 直近では 2023・2025 の確度が高いです。設問文が長く、1 冊 6 ページ相当あります
国語 4 年(2023・2024・2025・2026) 14 年(2008〜2020・2022) 18 年(2008〜2020、2022〜2026) 2005〜2007 と 2021 は問題冊子がありません(2005・2007・2021 は解答のみ)。2023 以降は確度が高く、本文と出典まで読めます
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 入試は年 1 回(一般入試・4 科)で、転写データは各年 1 冊ずつです。この 1 冊がその年の入試にそのまま対応します。
  • 年度×大問の題材表と「同じ問い方」「同じ題材」の指摘は、精読した 2023〜2026 の 4 年分を根拠にしています。それ以前の年について書いた回数・周期は、構成だけ数えた年の単元分類を集計したものです。題材の細部は原本で確認していないので、その旨を都度添えました。
  • 「毎年」「〜年連続」は、原本で 3 年以上の反復を確認したものだけに使いました。

5. 一番大きな結論

女子学院は「4 科とも 40 分の中に多くの小問を詰め、形の骨格は保ちながら、題材は毎年作り直す」学校です。

  • 算数は資料のある 22 年の転写で大問 5〜8(精読した 4 年は 7 大問)、小問 11〜21(精読した 4 年は 16〜21。番号の下の①②を別に数えています)。大問 1 は「計算 1 問+角度+その年の小問 3〜5 個」の小問集合で、角度の小問は精読した 4 年すべてにあり、転写の単元分類でも 2005 年以降途切れていません。大問 2 以降は約束記号(その問題だけの記号のきまりを読んで使う問題)・速さ・流水算(川の流れの中を進む船の速さ)・時計算(長針と短針の作る角)・規則性・立体などが 1 題ずつ並びますが、どの単元がどの番号に来るかは決まっておらず、同じ問題がそのまま再登場した例は精読した 4 年分では見つかりませんでした。答えのみが基本ですが、毎年 1〜3 問だけ「式と答えを書きなさい」があります(2023〜2026 で確認)。
  • 理科は 4 大問(Ⅰ〜Ⅳ。転写では 1 つの大問が分かれて 4〜10 と数える年もありますが、精読した 4 年は問題用紙で 4 題)で 30〜33 問。物理・化学・生物・地学が 1 題ずつで、精読した 4 年は地学 → 生物 → 化学 → 物理の順です(転写では 2022 も同じ順、それ以前は入れ替わる年があります)。各大問は身近な題材(胃薬・降水量・熱気球・重曹)か観測データ(アナレンマ・ガリレオ衛星・クレーター)を導入にして、選択と計算を積みます。記述は年 0〜6 問。
  • 社会は 3〜4 大問・38〜45 問(資料のある 22 年では 32〜71 と幅があります)。1 冊全体を貫くテーマ(2023 西陣織と失業、2024 水、2026 万博と「人が集まる場所」。2025 は大問 1〜3 が暦と時間で、大問 4 は導入文のない小問の集まり)で地理・歴史・公民を横断し、記号選択が 2020 年度以降は設問の 8 割前後(78〜87%。資料のある 22 年全体では約 6 割)、うち「まちがっているものを 1 つ」「正しいものを 2 つ」「古い順に並べかえ」の形が大半です。記述は年 2〜4 問。
  • 国語は 2019 年以降の転写 7 年(2021 は資料なし)がすべて 3 大問(読解 2 本+カタカナを漢字に直す 4〜6 問。2020・2022 は 4 問で、2022 は大問二の問十五にも 3 語あります)です。読解は随筆が中心で、設問は記号選択が最も多く、記述が年 4〜6 問(字数を指定した記述は年 0〜2 問で、2023・2026 はありません)。

したがって過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではありません。①40 分で 20〜45 問をさばく時間の使い方を身につける、②算数は「その年の設定を読んで整理する」小問と単元の解法を両輪で鍛える、③社会・理科は「まちがい探し・並べかえ・すべて選ぶ」という問い方に慣れる——この 3 つに近いやり方になります。ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」かどうかの話で、その意味で出題位置が効くのは算数の大問 1(計算+角度)と国語の大問三(漢字)に限られます。年度を通しで解く価値は、40 分×4 科の配分を体感する点にあります。

4 科とも 40 分・100 点で、科目間の重みが同じです。算数だけが「1 問の重さ」が大きく(16〜21 問)、理科・社会は 30〜45 問を 40 分で回す速さの試験です。国語は 2 本の文章を 40 分で読み切る速さが前提になります。


6. この学校らしさが出る場所

  • 算数・理科に学校の頭文字が入ります。 折り紙を分ける「J・G の 2 人」(2023 算数大問 5)、川を往復する「船 J・G」(2024 算数大問 7)、五角柱の 7 面に「じ・よ・し・が・く・い・ん」(2026 算数大問 7)、鏡で的をねらう「J 子さん・G 子さん」と虫めがねに貼る「JG」マーク(2026 理科大問 4)、イチョウ並木を見に行く J 子と G 子の会話(2024 理科大問 2)、胃薬とだ液の実験をする J 子・G 子(2026 理科大問 2)。転写では 2005・2008〜2011・2018・2020・2022 の理科にも同じ登場人物名があります。
  • 社会は 1 冊が 1 つの読み物です。 「水」(2024: 縄文の井戸 → 飛鳥京の運河 → 室町の用水争い → 近代水道 → 九州の川とため池 → SDGs と水の人権)、「暦と時間」(2025: 二十四節気 → 旧暦 → 時計の歴史 → 元号と皇紀 → 時の鐘 → 法律の公開。大問 1〜3 までで、大問 4 は導入文のない小問の集まり)、「万博と人が集まる場所」(2026: 夢洲 → 古代の市 → 四条河原 → 両国広小路 → 駅 → 街頭演説と普通選挙 100 年)、「西陣織と失業」(2023: 伝統工芸の歴史 → 労働と失業の近現代 → 三権分立)。地理・歴史・公民の境目がなく、1 つの語(駅・鐘・井戸)から時代を往復します。
  • 理科は「観測データを読む」大問が毎年あります。明石の正午の太陽が描く 8 の字(アナレンマ・2026)、地球から見たガリレオ衛星のシミュレーション(2025)、月のクレーターの重なりから年代順(2024)、水星の自転 60 日・公転 90 日と置いて「1 日の長さ」を数える(2023)。教科書の図ではなく、実際の観測図・写真(国立天文台・NHK for School の出典が本文にあります)を材料にしているのが特徴で、「与えられた図の読み方を本文から学んでその場で使う」力を測っているように見えます。
  • 理科の生物は「実験の設計と見方」に寄ります。キャベツがコナガサムライを引き寄せる実験 1〜3 で「実験者に質問したいこと」を書かせる(2025)、胃薬の実験で「実験上好ましくない操作」を選ばせる(2026)、プロペラカーの重さ・電流を比べるには「どれとどれ」(2023)、休眠する種があることの利点(2024)。知識の再生より、条件のそろえ方と結果の解釈を問います。
  • 国語は暮らしと自然を見つめる随筆が中心です。母の金平糖とサクマのドロップス(平松洋子・2026)、野生のオオカミのまなざし(星野道夫・2025)、青森の水田の空撮写真(篠田桃紅・2024)、マンガの写し絵と「斑模様の遠近法」(大竹伸朗・2024)、皆既日食の草原(野田祥代・2023)、英国のコロナ禍とエンパシー(ブレイディみかこ・2023)、俳句と正岡子規(神野紗希・2026)。大人の書き手が自分の体験から考えを立ち上げる文章がそろっており、小説は精読した 4 年では 2025 のカフェの小説(カフェを営む緋桜と作り手の可奈のやりとり)だけで、それも大人の話です。子どもが主人公の文章はありません。
  • 社会の公民は「権利の語句」を憲法の言葉で問います。デモの権利を「憲法で用いられている語句を使って」(2026)、労働組合をつくる「団結する権利」の穴埋め(2026)、世襲と職業選択の自由(2023)、18 歳でできること(2025)、水は人権(2024)。前年の出来事(万博・普通選挙 100 年・関東大震災 100 年)を入口にしますが、問われるのは制度の中身です。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。過去問を使った 40 分の通し演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の角度 — 正五角形と正方形の組合せ(2026)、正五角形の中の線・ひし形の折り返し・2 つの三角形(2025 の 3 問)、円周の 10 等分点と正三角形(2024)、正方形+正三角形+ひし形(2023)。精読した 4 年すべて大問 1 にあり、転写の単元分類でも 2005 年以降毎年出ています。正五角形の内角 108 度と対角線の作る 36 度・72 度、折り返しの等角、円周角にあたる「等分点の角」の 3 本を、市販の類題も足して固めます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・流水算と往復の速さ — 船 A・B のグラフとエンジンを切る時間(2026 大問 5、①〜⑦の穴埋め)、船 J・G の往復とすれ違い(2024 大問 7)、姉・妹・弟が出会うと向きを変える往復(2026 大問 4)、時速 7・9・12km の組合せで公園一周(2025 大問 6)。「静水時の速さ+流れ」「出会いは 2 人の道のりの和」を、線分図とグラフの両方で、条件文から数を復元する形で練習します。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 算数・時計算と規則性の「周期」 — 長針が数字をちょうど指して 72.5 度(2026 大問 6)、1 日 6 分遅れる時計と速く進む時計(2023 大問 7)、ランプ 5 つのスイッチ周期(2023 大問 3)、暦の日曜日の数(2025 大問 2)、操作 A・B で 2024 を作る(2024 大問 5)。「1 周期を表に書き出す → 何回目か」の手順を統一します。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・立体と「式と答え」の 1〜3 問 — 「式と答え」が求められたのは、円の中心の軌跡(2026 大問 3)、直方体 2 つの立体の体積と注水の割合(2025 大問 3 (1)(2) の 2 問)、分数の和(2025 大問 4 (3))、A 駅から家までの道のり(2024 大問 4)、網掛け部分の面積(2023 大問 2 (2))の 6 問で、面積・体積・道のりなど計算量のある問題に置かれます。式を残す習慣がないと解答欄が埋まらないので、実寸の解答欄で式を 2〜3 行残す形を作ります。立体(積み木の投影 2023・2025、正五角柱の展開図 2026、回転体 2024、水量 2025)は、見取り図から自分で描き直すところまでやります。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週 1 回] 社会・選択肢を 1 文ずつ○×で判定し、出来事を並べかえる — 「まちがっているものを 1 つ」が 2026 で 13 問、2025 で 16 問。誤りは地名・時代・数字の一語のすり替えが多く(例: 2026 大問 1 問 6「訪日外国人の 8 割以上は欧米から」)、2019〜2026 の選択問題を「全選択肢○×+×の理由」で解き直すのが中心の作業です。並べかえは年 2〜6 問(2019〜2026 の転写)で、駅の出来事(2026)、開港〜廃藩置県の間の出来事(2026)、ベルツの日記の下線①〜⑤(2025)、日米関係(2024)、九州の出来事(2024)、銅と鉄(2023)。年号暗記より「原因 → 結果」の鎖で前後関係を覚えます。あわせて、憲法の語句(前文・9 条・職業選択の自由・団結権・生存権)と国会・内閣・裁判所・選挙・地方自治を条文の言葉で書けるまで、地形図の新旧比較(土地利用の変化・埋め立て・鉄道の廃止)と統計表(上位県・用途別割合)の読み方を、記述は「(1) で選んだ理由」の形で選んだ根拠を 1 文で言う練習を。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・図表を読む(表から比例を読む計算と天体の観測データ) — 表の計算は、重曹の熱分解と二酸化炭素 1.87g/L(2025 大問 3)、鉄と塩酸の合計 10g で気体が最大になる塩酸の量(2026 大問 3)、アンモニア水と残った固体の表(2024 大問 3)、ガラス粉・食塩・アルミ粉 12.0g の分離と沈殿(2023 大問 3)の 4 題を通しで。「小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位まで」の桁指定つきで、折れ曲がり点と過不足・密度・%が要点です。天体は、アナレンマから南中時刻と日の出(2026 大問 1)、ガリレオ衛星が地球と木星の間を横切る回数(2025 大問 1)、夏至・秋分の満月の位置と 5 円玉で月までの距離(2024 大問 1)、水星・金星の自転周期と公転周期から「1 日の長さ」(2023 大問 1)。図の意味を読む問題で、公式暗記では届きません。力学の比例(輪軸・滑車 2025、浮力 2024・2026、光の反射角 2026)は図を描いて、実験の見方(条件のそろえ方・好ましくない操作・比較する組の選び方)は 2023〜2026 の生物・化学の小問で確かめます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 国語・「どういうことですか」「理由を自分の言葉で」の記述 — 年 4〜6 問(2023 五・2024 六・2025 五・2026 六)。「解答欄に合わせて答えなさい」(2025 問五・2026 問五)は文末が指定されているので、書き出しを本文の語で始めて 2 文で収めます。選択問題は「本文の該当箇所に線 → 選択肢の 1 語ずつ照合」で消し、年 6〜13 問あるここを得点の柱にします。随筆の多読(平松洋子・星野道夫・篠田桃紅・大竹伸朗・ブレイディみかこ)で、大人の書き手が体験から考えを立ち上げる文章に慣れておきます。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・漢字書き取りと本文中の語彙 — 大問三は毎年カタカナ 4〜6 問(白状・展覧・故障・外す・細やか・育む 2026/看板・待機・収拾・快挙・耕す 2025。2020・2022 は 4 問)で、書き専門で毎日。送り仮名つきの訓は年 0〜3 問(2024 は 0・2026 は 3)なので、送り仮名ごと覚えます。読解の中にも「一目置く」「土足で踏み込む」「いちぶしじゅう」「もぬけの(から)」、動物名を入れる慣用句(2026 問十)のような語彙問題が年 2〜3 問あり、慣用句・四字熟語・言葉の意味は「本文の文脈で選ぶ」形で練習します。(確認: 〜2026 年度)

しばらく出ていない単元(復活の警戒)は 9 節に、形式面の注意は 10 節にまとめました。


8. 科目別の詳細

8-1. 算数(40 分・100 点・大問 7・小問 16〜21・答えのみ+「式と答え」1〜3 問)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2026・前半の大問)

横にスクロールできます

年度 大問 1(小問集合) 大問 2 大問 3 大問 4
2026 計算/対角線 28cm の正方形の面積と周りの半円 4 つの花びら形/正方形+正五角形の角ア〜エ/鉛筆を 4・5・7 本ずつ組にした余り(2026 本以下の最少・最多)/長方形内で三角形 DEF の周が最短になる点 F 約束記号(A▲B=A から B までの整数の積。1716 になる A、5 の倍数になる A をすべて) 正方形と正三角形を組み合わせた図形の外側を半径 1cm の円が転がる・中心の軌跡(式と答え) 速さ(姉・妹・弟が 90m の区間を往復・出会ったら向きを変える・1 回目と 2 回目の出会い)
2025 逆算(□にあてはまる数を求める計算・答えが 20.25)/角度 3 問(正五角形・ひし形の折り返し・2 つの三角形)/5 つの整数の和と大小(最大の整数をすべて)/立方体の積み上げ(正面と真上から・最少と最多)/正六角形の敷き詰めと三角形の面積 暦と規則性(2024 年 4 月 1 日〜2025 年 1 月 31 日の計算問題・日曜日の数・777 問) 直方体 2 つの立体の表面積 13450cm² から体積(式と答え)/水そうに沈めて注水・グラフの①② 分数 1/2025〜100/2025 の範囲・約分して分子 1・その和(式と答え)
2024 逆算(答えが 20.24)/円周の 10 等分点と正三角形の角ア〜ウ/長方形を対角線で折った重なりの面積/棒で正三角形と正方形を作る規則性/消しゴム配りとじゃんけん(つるかめ算=2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元) ケーキとクッキーと箱代(偶数か奇数かを○で囲む) 長方形 3 個の階段状図形を直線のまわりに回転(体積・表面積) 速さ(A 駅から家へ 2 通り・電車と自転車/バスと徒歩・毎分 116m 差・(式))
2023 逆算(答えが 2023)/食塩水を 3:2 と 1:3 で混ぜて 11.8% と 9%(両方の濃度)/四捨五入して 5 になる範囲(以上・以下・未満を漢字で)/正方形+正三角形+ひし形の角ア〜ウ/立方体を 1・3・5 個と積む表面積と体積・10 段 3 つの正方形の 1 辺(底辺 26cm)/円と直線をかき入れた網掛け部分の面積(式) ランプ 5 つのスイッチ周期(A→B→C→D→E→D→…150 回・200 回) 点 P が直角三角形と正方形の上を動き三角形 ABP の面積のグラフ

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2026・後半の大問)

横にスクロールできます

年度 大問 5 大問 6 大問 7
2026 流水算(船 A・B のグラフ・船 B がエンジンを切っていた時間・①〜⑦の穴埋め) 時計算(長針が数字をちょうど指し、長針と短針が 72.5 度・午前中で 2 つ答える) 正五角柱の 7 面に「じよしがくいん」・展開図の A〜D の文字と向きを番号で選ぶ
2025 円と正十二角形(円の面積・部分の面積) 速さ(時速 7・9・12km の組合せで 3 日間公園一周・1 分 48 秒の差) 食塩水 A・B・C を春子・夏子・秋子が混ぜる(量を逆にして 0.2%・0.4% 高い・水 18.75g)
2024 数の性質(操作 A=2 倍・B=1 引く・最短で 2024 を作る) 2 種の正方形と円を組み合わせた図の八角形の面積 流水算(船 J・G が A・B 間を往復・下りの速さ・川の速さ・距離・1 回目 2 回目のすれ違い)
2023 折り紙 2023 枚を J・G が J,G,G,J,J,G,G,J… の順に取る(素数枚数) さいころをマス目で転がす(転がし方の通り数・上面の目の和・同じ和になる転がし方を作図) 1 日 6 分遅れる時計 A と速く進む時計 B(曜日と時刻)

大問 1 は「計算 1 問 → 角度 → その年の小問 3〜5 個」の並びで、角度は 4 年とも大問 1 の 2〜4 問目です。大問 2 以降の 6 題は独立していて、どの単元がどの番号に来るかは決まっていません。

頻出単元と周期(資料のある 22 年の単元分類。回数は「その単元の小問がある年」の数)

横にスクロールできます

単元 年数/22 傾向
角度 22 全年。精読した 4 年は正多角形(正五角形 3 回)・折り返し(2024・2025)・円の等分点(2024)で、いずれも大問 1(転写の分類でも 2009 年以降は大問 1 に入っています)
平面図形の面積・面積比 20 折った重なり(2024)、正六角形の敷き詰め(2025)、正方形と円の組合せ(2024)、対角線から正方形(2026)
速さ 16 往復と出会い(2023・2026)、公園一周(2025)、2 通りの帰り方(2024)。2021〜2026 は 6 年連続
立体図形の体積・表面積 14 積み木(2023・2025)、直方体 2 つ(2025)、五角柱の展開図(2026)、回転体(2024)
円とおうぎ形 14 網掛け面積(2023)、円と正十二角形(2025)、半円の花びら形(2026)、円の転がり(2026 大問 3)
数の性質 13 余りの条件(2026)、操作で 2024 を作る(2024)、分数の約分(2025)。2024〜2026 は 3 年連続
規則性・数列 12 スイッチ周期(2023)、棒の本数(2024)、暦(2025)
水量とグラフ 12 2025 大問 3 が最新。2021・2022 も転写では水量
逆算(□を求める) 10 大問 1 (1) が逆算の年(2007・2008・2010・2011・2014・2016・2020・2023・2024・2025。問題用紙で確認)。残りの 12 年は計算の年で、2010・2011 や 2023〜2025 のように逆算が続く年もあります
流水算 5 2013・2018・2020・2024・2026。直近 3 年で 2 回
時計算 3 2017・2019・2026(転写では 2023 の時計は「速さ」に分類。実質 4 回)
食塩水 6 2009・2012・2015・2018・2023・2025
約束記号 4 2016・2019・2022・2026(2007 大問 3 は 2 つの量の関係を図から選ぶ問題で、約束記号ではありません)
図形の移動・転がり 5 2007・2014・2019・2023・2026

問い方

  • 大問 1 の各小問は独立していて、「最も少ない場合・最も多い場合」(2025 積み木・2026 鉛筆)のように 1 問で 2 つ答える形が多くあります。
  • 大問 2 以降は「条件文+(1)(2)(3)」か「①〜⑦の穴埋め」(2026 大問 5)で、前の小問の答えを次に使う連鎖が多く、途中の 1 か所で止まると後ろが全滅します。
  • 「考えられるものをすべて答えなさい」(2025 大問 1 の最大の整数、2026 大問 2 (4) の A)が年 1〜2 問。答えが 1 つとは限らない前提で場合分けします。
  • 「式と答え」の小問は面積・体積・道のり・分数の和など計算量のある問題に置かれます(実例は 7 節の 4)。答えだけ合っても式が無いと解答欄が半分空きます。

8-2. 理科(40 分・100 点・4 大問・小問 30〜33・記述 0〜6 問)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2026)

横にスクロールできます

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026 地学/降水量の定義と線状降水帯(容器の底面積と深さ・1mm の雨の量)
+明石の正午のアナレンマ(夏至の位置・南中時刻・16 時 45 分の真西・冬至の日の出時刻)※転写では 2 大問
生物/胃薬とだ液の消化実験(J 子・G 子・片栗粉・ヨウ素液・オーブン・ゼラチン・好ましくない操作)
+動物の消化管の長さと体長の散布図・ウサギの食糞と盲腸 ※転写では 2 大問
化学/4 金属の密度と塩酸(密度順/水素/分類図/グラフの形と点 A/鉄+塩酸計 10g で最大/リチウム/リチウムイオン電池の長所) 物理/光(2 人が鏡で的に太陽光・入射角と反射角・鏡を何度回すか)
+虫めがねで太陽光を集める・明るい円・「JG」のセロハンのマークが 3cm と 11cm でどう見えるか
2025 地学/関東大震災 100 年と津波(浴槽での再現・津波の性質)
+木星のガリレオ衛星(地球と木星の間を横切る回数・大きさの変化・エウロパとガニメデ・見えない理由を記述)
生物/昆虫でない生物・寄生の関係・キャベツとコナガサムライの実験 1〜3(配置/実験者に質問したいことを記述/キャベツの利益) 化学/炭酸水素ナトリウム(重曹)の加熱と塩酸(二酸化炭素 1.87g/L/混合粉末 70g/溶解度のグラフ/○×/16.8g の比較) 物理/輪軸(支点力点作用点・半径 2・6・8cm におもりを追加する組合せをすべて)
+滑車(円周 60cm・30cm ごとの印の高さ・速さ)
+ベルトと車輪の模型(人形 P・Q の速さ)
2024 地学/月(クレーターのでき方と年代順/地球にクレーターが少ない理由を記述/夏至と秋分の満月の位置/輪かくがくっきり見える月を 20 字程度で/5 円玉で月までの距離) 生物/種子の発芽(必要なもの 3 つ/休眠の意義を記述/トマトの切断面に種を 6 つかき入れる作図/鉢での育て方/キャベツの葉)
+イチョウ並木とビル(J 子・G 子の会話・地下水と樹木が枯れた理由を記述)
化学/気体 A〜E(酸素・塩化水素・水素・アンモニア・二酸化炭素の判別/二酸化炭素を調べる方法を記述/溶けやすさの類似)
+中和(塩酸+アンモニア水・液 A・ピペットの使い方・グラフ選択・残った固体の表・最大量)
物理/浮力と密度(球 a〜d/粉末 X を溶かす/水温と密度の表/A〜D を重い順/10℃以下の水/湖の凍結)
+熱気球(バルーン内の空気・上部の穴・季節と人数)
2023 地学/惑星の自転と公転(水星を 60 日・90 日として黒丸の地点を作図/水星の 1 日/金星 230 日/自転が逆なら/土星の自転周期が最近まで測れなかった理由と 1 日の長さを記述) 生物/海の食物連鎖とプランクトン(用語・写真の名前・食われる順・影響を記述)
+小笠原のノヤギと動物 A(クマネズミ・カミキリムシの昼行性夜行性・原因を記述)
化学/食酢(水に溶ける液体・溶けないときの観察を記述・食酢の性質・酢酸の凝固グラフ)
+ガラス粉・食塩・アルミ粉の分離(操作 1〜3・白い粉 C・D・E・12.0g と沈殿)
物理/電気回路(電球 A を外したときの B の明るさ順・検流計と端子 1〜8 のつなぎ方・最も明るいつなぎ方)
+プロペラカー(重さ・電流で比べる 2 組)
+ソーラーカー(速さのグラフ・設置角度と光の量・北海道の角度)

4 分野 1 題ずつで、精読した 4 年は地学 → 生物 → 化学 → 物理の順です(2026 は転写上 6 大問に分かれていますが、問題用紙ではⅠ〜Ⅳの 4 題で同じ順)。1 つの大問(Ⅰ〜Ⅳ)の中に 2〜3 の小テーマ(1・2・3)が入り、設問番号が振り直されます。

頻出単元と周期(資料のある 22 年の単元分類)

  • 化学: 気体の性質 16 年・水溶液の判別 15 年・金属と水溶液 10 年・溶解度 9 年・熱と状態変化 9 年。精読した 4 年は「食酢と分離」「気体 5 種と中和」「重曹」「4 金属と塩酸」で、いずれも表かグラフから量を計算する小問を含みます。
  • 地学: 気象 11 年・惑星 7 年・太陽 6 年・地層 6 年・月 4 年・地震 3 年。精読した 4 年は毎年、天体の観測データ(自転公転・クレーター・ガリレオ衛星・アナレンマ)が大問の柱です。
  • 生物: 植物のつくり 10 年・こん虫と動物の分類 9 年・生態系 8 年・実験計画 7 年・人体 6 年。精読した 4 年は食物連鎖(2023)、発芽と樹木(2024)、昆虫と植物の相互作用(2025)、消化(2026)。
  • 物理: ふりこと運動 7 年・電気回路 5 年・浮力と密度 5 年・光 4 年・てこ 4 年・電流の利用 4 年。精読した 4 年は電気(2023)、浮力と熱気球(2024)、輪軸と滑車(2025)、光(2026)と毎年別分野です。
  • 「実験器具の操作と観察」に分類される小問が 9 年にあり、精読した 4 年では 2023(分離の手順・比較する組の選択)・2024(ピペットの使い方)・2026(好ましくない操作)。2025 は器具ではなく「実験者に質問したいこと」を書かせる実験計画の設問でした。

同じ題材の再出(精読した 4 年の中で): 気体の判別が 2024(A〜E)→ 2026(鉄と塩酸の水素・リチウム)、密度と浮力が 2024(球と粉末 X)→ 2026(4 金属の密度順)、キャベツが 2024(葉球の形)→ 2025(コナガサムライ)と、題材のかけらが翌年に別の角度で戻る例はありますが、同じ問題の再出は見つかりませんでした。

問い方

  • 各大問は「導入文(身近な題材か観測データ)+選択 4〜6 問+計算 1〜3 問+記述 0〜2 問」。導入文が長く、図の読み方(アナレンマの●と○、ガリレオ衛星の 4 段の図、クレーターの重なり)を本文で定義してから問います。
  • 選択は「ア〜エから 1 つ」が基本ですが、「3 つ選びなさい」(2024 発芽)、「正しいものには○、間違っているものには×」(2025 重曹)、「重い順に並べなさい」、「すべての組み合わせを答えなさい」(2025 輪軸)が混じります。
  • 計算は比例(気体の体積・密度・輪軸のつり合い・滑車の糸の長さ)、割合、角度(鏡の回転・設置角度)、天体の周期。
  • 記述は「なぜ見ることができなかったのか」「その理由を答えなさい」「実験者に質問したいこと」と、観察・実験の解釈を短く書かせます。

8-3. 社会(40 分・100 点・3〜4 大問・小問 38〜45・記述 2〜4 問)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2026・★=記述)

横にスクロールできます

年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026 万博と大阪・観光・国の予算・駅
夢洲の湾/4 河川の河口を近い順/国連加盟国数/大統領のいない国/1969 年と 2025 年の地形図の比較/世界自然遺産の県/沖縄/博覧会の順/訪日客の誤り/★オーバーツーリズムの問題/2025 年度国の予算グラフ/駅の出来事を古い順/オフピーク定期券/共生のしくみ
人が集まる場所の歴史
古代の持ち物を古い順/鎌倉の市の商品/麻の部位/神社の立地/四条河原の田楽/信長の京都御馬揃え/両国広小路/天保の改革と江戸三座/株仲間/条約から廃藩置県までの出来事/開港 5 港の 3 つ/居留地/関税を上げると/★1909 年と 1941 年の呉の地図の変化/映画館数のグラフ
普通選挙 100 年と街頭
普通選挙の説明/選挙運動/日米安保/憲法前文と 9 条/裁判の役割/福岡市/中京工業地帯/デモの権利を憲法の語句で/団結する権利/内閣総辞職
—
2025 季節と暦
日記の歴史/二十四節気の順/雨温図と冬休み/桜の開花日/関東の夏の旬 3 つ/稲作と麦作の時期/沖縄の菊/有田みかん/有明海のノリ/高知のナス/31 日ある月/旧暦の 1 か月/旧暦の行事
時計と時間の歴史
5 つの時計/西暦と元号/亀の元号 8 世紀と 16 世紀/平安の年中行事★理由/時の鐘/大名の借金/のれん分け/江戸の町/ベルツの日記の下線①〜⑤を古い順/満洲/西南戦争/小村寿太郎
皇紀と帝国憲法
参考にした憲法/1889 年以降の出来事/1940 年の状況/★皇紀 2600 年の祝賀のねらい/戦後の出来事/予算/法律の公開/法律ができる過程
★資料の出典の書き方/18 歳でできること/選挙 3 つ/統一地方選挙の周期/立候補者減少の理由/憲法に記されていること/核兵器 3 つ/終末時計
2024 水と歴史
縄文の井戸/飛鳥京の運河/飲料水の得にくい都★理由/室町の村/雪舟/し尿のくみ取り/農業用水の資料 1〜3/桂川の水争い/用水の管理権
近代水道
横浜 1887 年/日米関係を古い順/伝染病の研究者/オランダ人技術者/上水道優先の理由/現在の水道/★地下水の減少と浸水の共通の原因と改善策/東京の家庭の水
九州と水
阿蘇を水源とする川をひらがなで/流域 4 県を順に/九州の出来事を古い順/沖縄の水/海洋深層水/用途別水使用量/ため池上位 5 県/地形図でため池の決壊/★ミネラルウォーターの生産地の自然環境面と費用面/水力発電
SDGs と水
開催都市/水は人権/水汲みと子ども/共有資源/★水資源を最も必要とするものと理由/鴨川条例/一人あたり GDP と水使用量の分布
2023 西陣織と伝統工芸
★瀬戸焼が鎌倉に流通した意味/銅と鉄を古い順/5〜6 世紀の東アジア/武蔵国から平城京へ 29 日と 15 日/朝廷の塩/京都の出来事を古い順/摂関政治/自治都市の位置/信長の城下町/応仁の乱以降/江戸の社会/藍の部位/北関東工業地域/前橋の気候表/伝統工芸品の特色
失業と労働
懲役と禁錮の一本化/明治の制度/戦争/憲法で世襲と定められた地位/職業選択の自由/選出方法と議会の構成/自動車保有台数のグラフ/自動車産業/大工場と中小工場/IC・自動車・石油化学の分布図/★戦前の女性の失業/戦後の製鉄・石油/国の資格が必要な職
第一次世界大戦の好景気から不況
好景気の理由/不景気の現象/日雇い労働者の失業率グラフ★理由/失業保険への経営者の反対/現在の雇用保険/三権分立の 3 機関/★互いにどうする
—

表から読める構造:

  • 1 冊 1 テーマ。地理 → 歴史 → 公民の順ではなく、テーマの流れに沿って地理と歴史が入り混じり、公民は最後の大問(2023 大問 3・2024 大問 4・2025 大問 4・2026 大問 3)に集まります(2023 は大問 2 問 3 にも、世襲と職業選択の自由・選挙の選出方法の問いがあります)。
  • 前年の出来事は入口に使われます(万博 2025 → 2026、普通選挙法 1925 年から 100 年 → 2026、関東大震災 100 年 → 2024 の理科、SDGs → 2024)が、設問は制度・地理・歴史の中身です。
  • 記述は年 2〜4 問で、「(1) で選んだ理由」のように直前の選択と対になる形が半分あります。

頻出テーマと周期(資料のある 22 年の単元分類)

  • 歴史: 近代の戦争と大正・昭和前期 22 年(全年)、江戸時代 21 年、飛鳥・奈良 18 年、鎌倉・室町 18 年、幕末・明治 17 年、原始・古代 14 年、平安 11 年、安土桃山 9 年。時代を横断する並べかえが精読した 4 年で毎年 2〜6 問。
  • 地理: 農業・畜産 18 年、貿易・資源 18 年、都道府県・地域の同定 15 年、日本の地形 15 年、地形図の読図 15 年、交通・通信 14 年、工業 13 年、気候・雨温図 12 年。精読した 4 年では地形図(2026 の 1969 年と 2025 年の比較・2024 のため池)、雨温図・開花日の表(2025)、統計表(2024 の用途別水使用量・ため池上位県、2023 の前橋の気候)。
  • 公民: 三権分立・国会・内閣・裁判所 18 年、国際社会 18 年、日本国憲法 15 年、経済・労働 15 年、環境・防災 13 年、人権・共生 12 年、財政 10 年、地方自治 10 年、選挙制度 8 年。精読した 4 年は憲法の語句(職業選択の自由・団結権・前文・9 条)と選挙(選出方法と議会 2023、選挙 3 つ 2025、選挙運動 2026)。
  • 同じ問い方の反復: 「〜について述べた文としてまちがっているものを 1 つ選び、記号で答えなさい」の文が 2019・2023・2025 に同じ形で現れます(石油・戦後の製鉄・のれん分け)。文の骨格は同じでも中身は別です。

問い方

  • 各大問は「テーマの導入文+下線部の問い」で、1 問ごとに 4〜7 択の文を判定します。「まちがっているもの」「ふさわしくないもの」「あてはまらないもの」の消去法が最も多く、次いで「正しいものを 2 つ/3 つ」の、全部合って初めて点になる形です。
  • 並べかえは「古い順に記号で」が基本で、4〜5 個の出来事(駅の出来事・銅と鉄・日米関係)を年号なしの文で並べます。
  • 資料問題は地形図の新旧比較・統計表・グラフ(予算・映画館数・失業率・自動車保有台数)。「表の A・B にあたるもの」「グラフを選ぶ」の形です。
  • 記述は「〜の理由を述べなさい」「〜のねらいは何だと思われますか」「〜の問題を 1 つ」の 1〜2 文です。

8-4. 国語(40 分・100 点・3 大問・小問 21〜27・記述 4〜6 問)

年度×大問の題材表(精読した 2023〜2026)

横にスクロールできます

年度 大問一 大問二 大問三 小問計(記述)
2026 随筆(平松洋子『父のビスコ』「母の金平糖」・サクマのドロップスと母の話)12 問・記述 3 俳句論(神野紗希『俳句部、はじめました』・正岡子規と俳句 A〜C)9 問・記述 3・抜き出し 1 カタカナ → 漢字 6(白状・展覧・故障・外す・細やか・育む) 27(6)
2025 随筆(星野道夫「オオカミのこと」・野生のオオカミと生物の多様性)10 問・記述 3 小説(『桜の木が見守るキャフェ』・カフェの緋桜と可奈・贈り物)8 問・記述 2・文法 1 カタカナ → 漢字 5(看板・待機・収拾・快挙・耕す) 23(5)
2024 随筆(篠田桃紅『その日の墨』「水田の写真に」・青森の水田の空撮)12 問・記述 4・「一」の四字熟語 随筆(大竹伸朗『見えない音、聴こえない絵』「斑模様の遠近法」・マンガの写し絵と絵の距離)9 問・記述 2 カタカナ → 漢字 6(並行・合図・家庭・俵・操縦・潮時) 27(6)
2023 科学随筆(野田祥代『夜、寝る前に読みたい宇宙の話』・皆既日食と知恵のリレー)8 問・記述 2 随筆(ブレイディみかこ『他者の靴を履く』・英国のコロナ禍とエンパシー)7 問・記述 3 カタカナ → 漢字 6(幼少・委ねる・輸入・同窓・革新・治まる) 21(5)

転写データでは 2019・2020・2022 も 3 大問で最後が漢字の書き取りです。2013・2014・2017・2018 は 2 大問で、漢字の書き取りは読解の問いの中にあります(2013 大問一問九と大問二問一、2014 大問一問十三と大問二問十七、2017 大問一問十四、2018 大問一問八と大問二問十一。解答用紙で確認)。2008〜2012 は 4 大問。

頻出と傾向

  • 読解 2 本のうち 1 本は随筆で、精読した 4 年は 4 年とも大問一が随筆です(うち 2023 は科学の読み物)。大問二は随筆(2023・2024)、小説(2025)、俳句論(2026)。詩・古文・漢文はゼロです。
  • 設問は「〜とありますが、どういうことですか。最も適切なものを次から選びなさい」(ア〜エ)と「〜とありますが、どういうことですか。説明しなさい」が交互に並びます。選択は年 6〜13 問(2023 六・2024 十三・2025 九・2026 十三)、記述は年 4〜6 問。
  • 記述の問い方: 「自分の言葉でわかりやすく説明しなさい」(2026 問八)、「ていねいに説明しなさい」(2025 問四・大問二問四(2))、「解答欄に合わせて答えなさい」(2025 問五・2026 問五)、「〜と『〜』を比較し、違いがわかるように」(2024 大問二問三)。理由説明・内容説明・心情説明が混じります。
  • 語彙が本文の中で問われます: 言葉の意味の選択(別格 2026・一目置く 2024・いちぶしじゅう 2024・土足で踏み込む 2025・言い淀む 2025・すごい 2023)、慣用句の空欄(もぬけの〔から〕2025・動物名を入れる慣用句 2026・〔白〕旗を掲げる 2024)、「一」を使った四字熟語(2024)、「れる」の意味の区別(2025)。年 2〜4 問です。
  • 大問三の漢字は送り仮名つきの訓が年 0〜3 問(2026 外す・細やか・育む/2025 耕す/2024 なし/2023 委ねる・治まる)。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

以下は転写データの単元分類による目安で、題材の細部は 2023〜2026 以外は原本で確認していません。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度です。表に出てくる仕事算・過不足算・差集め算・売買損益などの中身は 用語集 にあります。

横にスクロールできます

科目 単元 転写データで出た年 最終確認年度 状況
算数 仕事算 2008・2014・2016・2018・2021・2022(2007 大問 4 は残りの割合から全体を求める問題で、仕事算ではありません) 2022 年度 2〜6 年おき。2022 を最後に 4 年空き
算数 場合の数(数え上げ) 2009・2011・2023 2023 年度 2023 のさいころ転がしを最後に 3 年空き。数え上げの練習は保つ
算数 売買損益 2009・2010・2017・2018・2020・2021 2021 年度 2021 を最後に 5 年空き
算数 過不足算・差集め算 2017・2018・2019 2019 年度 3 年連続のあと 7 年出ていない
算数 速さとグラフ(点の移動・面積のグラフ含む) 2009・2015・2020・2021・2023 2023 年度 2023 の点 P と三角形の面積を最後に 3 年空き。流水算のグラフ(2026)は別枠
理科 電気回路 2008・2012・2016・2018・2023 2023 年度 4〜6 年周期。2023 を最後に 3 年。次の 1〜3 年で戻る候補
理科 燃焼 2005・2009・2011・2016・2019・2022 2022 年度 3〜5 年周期。2022 を最後に 4 年空き
理科 星・星座 2005・2022(転写では 2015 も星・星座に分類されていますが、原本は太陽の高さと紫外線の大問です) 2022 年度 間隔が長い。太陽・月・惑星は直近 4 年毎年出ており、星座だけ空いている
理科 月 2007・2008・2020・2024 2024 年度 2024 のクレーターと満月の位置が最新。当面は低め
理科 電磁石・磁石 2021(大問 1) 2021 年度 5 年空き
社会 人口・都市問題 2005・2009・2012〜2014・2016〜2019 2019 年度 2019 を最後に 7 年空き。人口減少・過疎の統計を読む練習は保つ
社会 林業・森林 2007・2008・2012・2019 2019 年度 7 年空き
社会 対外関係史(貿易史・外交史のまとまり) 2008・2011・2012・2015・2016・2021・2022・2024 2024 年度 2024 を最後に 2 年。3〜5 年周期なら 2027〜2029
国語 小説(物語文) 精読した 4 年では 2025 大問二のみ 2025 年度 随筆・説明文が続くと小説が戻る。心情説明の記述は保つ
国語 短歌・俳句の設問 転写では 2012・2023 に分類あり 2023 年度 2026 は俳句を題材にした説明文で、短歌・俳句そのものを問う設問ではない

10. 形式面の注意

算数(40 分・100 点)

  • 大問 1 は「次の計算をしなさい」または「□にあてはまる数を入れなさい」で始まり、(1) が計算 1 問です(四則の年と逆算の年があります。2023 は答えが 2023、2024 は 20.24、2025 は 20.25、2026 は式の中に 20.26 と西暦を仕込みます)。
  • 「式と答えを書きなさい」「(式)」の小問が年 1〜3 問(2023 大問 2 (2)、2024 大問 4、2025 大問 3 (1)(2)・4 (3)、2026 大問 3)。式を書く欄は 2019〜2022 にもあり(2019 大問 2 (1)・2020 大問 2 (2)・2021 大問 4 (2) ①②・2022 大問 5 (1)。問題用紙で確認)、転写から「求め方」欄が読み取れた年は 2005〜2018 にも多く、式を書く枠は長く続いています。
  • 答え方の指定があります。「2 つ答えなさい」(2026 大問 6)、「考えられるものをすべて答えなさい」(2025 大問 1・2026 大問 2 (4))、「〔偶数・奇数〕を○で囲む」(2024 大問 2)、「以上・以下・未満を漢字で入れる」(2023 大問 1 (3))。
  • 記述はありません(答えのみ+「式と答え」)。作図は 2023 大問 6 (3)(さいころの転がし方を図にかき込む)の 1 問。円周率は 3.14(2024〜2026 は 1 ページ目の注意に「円周率は 3.14 として計算しなさい」とあり、2023 は大問 2 (2) の文中に書かれています。2018〜2020・2022 も 1 ページ目の注意にあり、ほかの年は円を使う問題の文の中にあります。問題用紙で確認)。
  • 図のある小問は 3〜5 割(2023 44%・2024 33%・2025 38%・2026 53%)。正五角柱の展開図(2026 大問 7)や積み木の正面図・真上図(2025)のように、図を読み違えると 1 題落とします。
  • 小問数は 16〜21 と多くないので 1 問の重さが大きくなります。40 分で 7 大問、大問 1 に 10〜12 分、残り 6 題に各 4〜5 分が目安です。

理科(40 分・100 点)

  • 選択 46%/短答(語句や数値を短く答える形式)41%/記述 8%(資料のある 22 年の集計)。選択は「1 つ」「すべて」「正しい順に並べる」の 3 種です。2018 年度から 1 ページ目の注意に「選択肢の問題の答が複数ある場合は、すべて答えなさい」(2024 年度から「答え」)があり、選択の問いは答えが 1 つとは限りません(2017 年度以前の注意にはこの文がありません。問題用紙で確認)。
  • 記述は年 0〜6 問(2023 5・2024 6・2025 2・2026 0。資料のある 22 年では 0〜9 問)で 1〜2 文、「理由を述べなさい」「20 字程度で」(2024 大問 1)「あなたがこの実験者に質問したいことを 1 つ」(2025 大問 2)の形です。
  • 作図は年 0〜1 問で、2023(水星の地点を黒丸で示す)・2024(トマトの切断面に種を 6 つかき入れる)の各 1 問。桁指定(「小数第 2 位を四捨五入して小数第 1 位まで」)が計算問題につきます。
  • 「実験上好ましくないことを 1 つ」(2026 大問 2)「ピペットの使い方として正しいもの」(2024 大問 3)のような操作の小問が毎年 1 問前後。「すべての組み合わせを答えなさい」(2025 大問 4 の輪軸)や「重い順に並べなさい」(2024・2026)のように、全部合って初めて点になる問いが混じります。
  • 30〜33 問を 40 分。大問 1 題 10 分の計算です。導入文を読み飛ばすと図の意味が取れないので、「導入文を最後まで読んでから解く」習慣が最重要です。
  • 図のある小問が 5〜8 割(2023 82%・2024 45%・2025 59%・2026 57%)。表・グラフ・模式図を読む問題が本体です。

社会(40 分・100 点)

  • 記号選択が 2020 年度以降は 78〜87%(2023〜2026 は 79〜87%。資料のある 22 年全体では 1065 問中 634 問の約 6 割で、2016 年度以前は語句を書く問いが多い時期です)。「まちがっているもの/ふさわしくないもの/あてはまらないものを 1 つ(2 つ)」が年 8〜16 問、「正しいものを 2 つ(3 つ)」が年 6〜14 問、「古い順に記号で並べかえ」が年 2〜6 問です(2019〜2026 の転写)。
  • 記述は年 2〜4 問(2023 4・2024 4・2025 3・2026 2)。字数指定は 2023 大問 1 問 1(20 字以内・解答用紙は 20 マス)だけで、ほかは解答欄の大きさが分量の目安です(転写では 2007 大問 1 問 7 にも 20 字以内の指定があります)。「自然環境面と費用面の理由をそれぞれ 1 つずつ」(2024 大問 3)「(1) の記号を選んだ理由」(2024 大問 1・2025 大問 2)のように、直前の選択とセットで理由を書かせる形が多くあります。
  • 語句記入は年 3〜6 問と少なめですが、「ひらがなで」(2024 の筑後川)「憲法で用いられている語句を使って」(2026 大問 3)の指定があります。
  • 資料は 1969 年と 2025 年の地形図比較(2026)、1909 年と 1941 年の呉の地図(2026)、雨温図・開花日の表(2025)、国の予算グラフ(2026)、映画館数のグラフ(2026)と多く、図のある小問は 2 割前後です。
  • 38〜45 問を 40 分。1 問 1 分弱です。選択肢の文が長いので、読む速さがそのまま得点に響きます。「2 つ選び」「3 つ選び」は全部合って初めて点になると考え、1 文ずつ○×を付けてから選びます。

国語(40 分・100 点)

  • 3 大問。選択 46%/短答 34%/記述 19%(資料のある 18 年・549 問の転写の集計。2026 年度だけなら 48%/30%/22%)。読解の設問は「最も適切なものを次から選びなさい」(ア〜エ)と「説明しなさい」が交互に並びます。
  • 字数を指定した記述は年 0〜2 問です(2024 大問二問六「三十字以内」、2025 大問二問七「十字以上十五字以内」。2023・2026 はなし。転写では 2019 は 25 字以内と 12 字以内、2020 は 15〜20 字と 25〜35 字、2022 は記述が 10 字程度で、空欄に語句を入れる大問二問五が 15〜20 字)。残りは解答欄の大きさが分量の目安で、「解答欄に合わせて答えなさい」(2025・2026)は文末が印字されています。
  • 「適切なものを二つ選びなさい」(2026 大問一問六)、空欄補充で「五字以内で語句を補う」(2025 大問二問一)、「本文から六字で抜き出し」(2025)、文法(「れる」の意味の区別 2025 大問二問五)が単発で入ります。
  • 大問三のカタカナを漢字に直す問題は 5〜6 問(2019 以降の転写では 4〜6 問)で、送り仮名つきの訓(外す・細やか・育む・耕す・治まる・委ねる)が年 0〜3 問。
  • 本文は 2 本合わせて 5,000〜1 万字級(転写ベース。2023 大問二は 7,900 字)。40 分で本文 2 本+設問 21〜27 なので、大問一に 18 分、大問二に 15 分、漢字と見直しに 7 分が目安です。

11. 学年別ロードマップ(小 4 から始める場合の順序)

横にスクロールできます

段 何をするか この学校での意味
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の四則、逆算)、図形(正多角形の角・折り紙の折り返し・立方体を積む)、読解(随筆を毎週 1 本)、短い記述(「どういうこと」に 2 文で答える)、漢字語彙。時計・暦・カレンダーを実物で数える遊びを入れておきます 大問 1 の計算 1 問と角度は毎年出ます。時計算(2023・2026)・暦の周期(2025)は「実物を数えた経験」があると小 6 で速くなります。時間計測はまだしません
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と漢字語彙を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つに充て、全分野をひととおり学び終えるのがこの段の本体です。算数は 速さ(往復・出会い・流水・時計)→ 規則性と周期 → 約束記号 → 数の性質(余り・約分・倍数)→ 立体(積み木の投影・展開図・回転体)→ 水量とグラフ → 食塩水 の順に一巡します(流水算・時計算・約束記号は教科書には出てこない受験用教材の単元です)。理科は水溶液と気体・金属と塩酸・光・浮力と密度・天体(月・太陽・惑星)・植物と消化・気象の基本と「表から比例を読む」練習。社会は地理(産業・地形図・気候)・歴史通史(古代〜戦後を出来事の前後関係で)・公民(憲法の条文語句・三権・選挙・地方自治)。国語は選択肢を本文と照合して消す練習と、記述を 2〜3 文で書く習慣(国語は 2005〜2007・2021 の資料が無いので、古い年の話はできません。→ 13 節) 女子学院はここが本体です。同じ問題が出る学校ではないので、単元の抜けと「並べかえに必要な前後関係」の抜けがそのまま失点になります。年度×大問の題材表(8 節)を「小 5 で一巡する単元リスト」として使ってください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を「年度通しで 40 分を計る」(4 科とも 40 分。理科・社会は 30〜45 問を回す速さの体感が目的)と、「算数の大問 1 だけを年度を変えて」「社会の並べかえだけを年度を変えて」「国語の記述だけを年度を変えて」の 2 通りで使います 形式が科目ごとに違うので、通しで時間配分を体感する価値が高い学校です。同じ大問を、年度を変えて解くやり方は、算数の大問 1 と国語の大問三に限って効きます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「40 分で多くの小問を落ち着いてさばく」経験の量で差がつきます。算数は毎年設定を作り直すので過去問の暗記は効かず、「条件文を表や線分図に整理して数を復元する」練習の蓄積が物を言います。社会は「まちがい探し」の選択肢が長いので、小 5 から選択肢を全文読んで判定する読み方を続けた子が小 6 で速くなります。国語は小 4 から随筆を読み慣れ、「本文の言葉で説明する」習慣を続けた子が、字数指定のない記述に迷わなくなります。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません。

  • 品川女子学院中等部(東京都・女子校)— 4 科ともそろって近く、理科と算数がとくに近い組み合わせです。4 科まとめて過去問演習を使いやすい相手です。
  • 昭和学院秀英中学校(千葉県・共学)— 算数が最も近く、社会も近い組み合わせです。国語は比較の材料がありません。
  • 雙葉中学校(東京都・女子校)— 社会と国語が近く、算数はやや離れます。国語・社会の演習の出題構造の近さ向きです。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

近さは、科目ごとの「大問数・小問数・記述と記号選択の比率・図表の比率・同じ位置に同じ単元が来るか・設問文の使い回し」の距離と、単元分布の似方を半分ずつ合成し、2 科目以上で平均したものです。同じ問題が出るという意味ではありません。候補は転写データからの自動集計で出した上位 8 校で、国語は 8 校中 7 校で 80 以上(淑徳与野 92・市川 86)、理科は 8 校中 6 校で 80 以上と近く、国語・理科の演習は候補校と行き来しやすくなっています。社会は雙葉(85)・横浜共立学園(84)が近く、淑徳与野(69)は離れます。算数は「式と答え」1〜3 問と大問 1 の小問集合という形が独特で、算数まで近いのは品川女子学院・昭和学院秀英・大妻多摩に限られます。


13. 資料の限界

  • 入試は年 1 回で、転写データも各年 1 冊です。別の回は存在しないので、この分析は一般入試にそのまま当てはまります。
  • 設問文まで精読したのは各科目 2023〜2026 の 4 年分です。2005〜2022 について書いた回数・周期は転写データの単元分類の集計で、題材の細部・同じ問題の再出は原本で確認していません。「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。
  • 国語は 2005〜2007・2021 の問題冊子がありません。2013・2014・2017・2018 が 2 大問なのは、漢字の書き取りが読解の問いの中にあるためです(解答用紙で確認)。
  • 算数は図の多い冊子で、転写の確度が高いと印のある年は 5 年だけです。図そのものは文字情報に置き換えているため、角度・立体・図形の移動の細部は設問文と図の説明文からの推定を含みます。「求め方」「式」の欄は問題用紙の画像で確かめ、2019〜2022 にもあります(2019 大問 2 (1)・2020 大問 2 (2)・2021 大問 4 (2) ①②・2022 大問 5 (1))。
  • 理科は小問の数え方(①②を分けるか、Ⅰ・Ⅱの小テーマを大問と数えるか)で大問数 4〜10・小問数 28〜42 と幅が出ます。2026 は転写上 6 大問ですが、問題用紙ではⅠ〜Ⅳの 4 大問で、理由や方法を文で書かせる小問はありません(2023〜2025 も問題用紙で 4 大問)。
  • 社会の小問数も設問の枝番の数え方で 32〜71 と幅があります。設問数ベースの比重はその前提で読んでください。
  • 配点は 4 科とも 100 点ですが、小問ごとの配点はどの科目も転写に無く、設問数ベースの重みしか語れません。

女子学院中学校 のページ: 学校トップ / 偏差値 / 出題構造が近い学校 / 募集要項・入試結果 / 用語集 / 過去問の使い方


数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ