応募人数を比べる前に、男女・入試回・科目をそろえる
更新 2026-09-16。志願者、受験者、合格者を同じ集計単位で比べるための読み方を、青山学院中等部の公表値で確認します。
「今年は応募人数が多い」と聞いたとき、最初に確かめたいのは集計の単位です。学校全体の合計なのか、特定の入試回なのか。男女別なのか、共通なのか。2科と4科が別の行なのか、まとめた数なのか。同じ名前の人数でも、数えている範囲が違えば比較できません。
青山学院中等部の結果表は男女別の行をそろえて読む
青山学院中等部の入試結果ページは、志願者・受験者・合格者・実質倍率を男女別に掲載しています。同じ結果表の男子欄と女子欄を年度ごとにそろえると、次のようになります。
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| 年度 | 区分 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 公表実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 男子 | 568人 | 440人 | 109人 | 4.0 |
| 2026 | 男子 | 349人 | 296人 | 109人 | 2.7 |
| 2025 | 女子 | 620人 | 482人 | 88人 | 5.5 |
| 2026 | 女子 | 493人 | 429人 | 97人 | 4.4 |
男子は、志願者が219人、受験者が144人減り、合格者は109人で変わりませんでした。女子は、志願者が127人、受験者が53人減り、合格者は9人増えました。どちらも公表実質倍率は下がっていますが、数字が動いた組み合わせは同じではありません。
学校のページには実質倍率の計算方法が明記されていません。「受験者数÷合格者数」をこちらで計算すると、各行の公表値と小数第1位で整合します。これは検算結果であり、学校が式や丸め方を示したということではありません。
青山学院中等部「入試結果」(結果表の更新日記載なし、2026年9月16日取得)
志願者と受験者は同じ人数ではない
志願しても当日に受験しない場合があるため、志願者数と受験者数は一致しないことがあります。青山学院中等部の男子では、2025年度は志願者568人に対して受験者440人、2026年度は志願者349人に対して受験者296人でした。
この差だけから欠席の理由を決めることはできません。ただし、「応募が何人あったか」と「当日に何人が受験したか」を分ければ、人数の変化を一段具体的に読めます。
男女の倍率を単純平均しない
男女別に人数と倍率が示されているとき、2つの倍率を足して2で割っても、全体の倍率にはなりません。男子と女子で受験者数も合格者数も異なるためです。青山学院中等部のページでも、男女合計の実質倍率欄は「-」とされています。公表されていない全体倍率を、男女の倍率の平均で補わないことが大切です。
同じ注意は、午前と午後、第1回と第2回、2科と4科にも当てはまります。複数の行を合計するなら、同じ人が重複していないか、各行が全体を分けた内訳なのか、合格者や繰上げの数え方が共通かを先に確認します。確認できないときは、行ごとの数字をそのまま残します。
比較メモに残す7項目
募集要項や結果表を見比べるときは、人数だけを転記せず、次の項目を一緒に残すと後から確かめられます。
- 入試年度
- 入試回と試験日
- 午前・午後
- 男女区分
- 科目型
- 志願者・受験者・合格者の別
- 出典ページと取得日
空欄や「-」は0人に置き換えません。「公表されていない」「該当しない」「確認できない」は、それぞれ意味が違うためです。人数の大小を見る前に比較単位をそろえると、増減の取り違えを避けながら、何が動いたのかを具体的に確認できます。
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- 実例の学校ページ: 青山学院中等部 募集要項・入試結果
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