関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

東京学芸大学附属竹早中学校の過去問分析

共学国立東京都文京区

重要結論

  1. 4 科目すべてが 30 分・50 点で横並びです。しかも小問数は算数 15 問・理科 21〜25 問・社会 25 問と、30 分に対してどれも多くなっています。
  2. 理科は大問 2 が物理で 8 年連続(2018〜2025)、大問 5 が地学で 7 年連続(2019〜2025)。算数は大問 1 が「計算 1 問+小問集合 3 問」で 5 年連続(2021〜2025)。同じ種類の問題が同じ場所に出る出題位置(大問の番号と順番)の固定が、科目によってはっきり違います。
  3. 出題位置は固定でも中身は毎年作り直されます。理科の大問 2 は 2023 が光電池、2024 がてこ、2025 が電気と災害の備えで、問題そのものはまったく別物でした。

今週やること

  1. 直近の理科を 1 年分、30 分を計って通しで解き、大問 2(物理)・大問 3(化学)・大問 4(生物)・大問 5(地学)のどの番号で落としたかを数えます。
  2. 理科の 4 分野(物理・化学・生物・地学)を均等に仕上げます。苦手分野を残すと、その番号で 4〜5 問がまとめて消えます。
  3. 「すべて選び、当てはまるものがないときは『なし』」(理科)と「まちがっているものをすべて選び」(社会)の答え方に慣れます。

分析年度: 2009〜2025 年度
入試回: 一般選考
資料の範囲: 最大 15 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 3 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 3 年
制約: 国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2016 年度までのものです(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意(4 科目共通)
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 算数: 5 題(2017 年度から、大問数を数えられた資料 4 冊すべて・数えられなかった年 2020・2021・2022。最新の資料は 2023 年度(2024 年度・2025 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2024 年度 5 題・2025 年度 5 題))。前回の変化: 2010 → 2017 の間に 7 題 → 5 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 1 回: 2017。前回の変化のときの分野の並び: 計算|数の性質・規則性|割合・文章題|割合・文章題|平面図形|平面図形|立体図形 → 計算|立体図形|数の性質・規則性|立体図形|立体図形

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都文京区
男女 共学
入試回と日程・科目 一般選考 2026 年 2 月 3 日午前の 1 回のみ — 4 科(国語・算数・社会・理科)。募集は男女あわせて約 70 名
試験時間・配点 国語 30 分・算数 30 分・社会 30 分・理科 30 分、各 50 点
時間割 国語 8:45〜9:15、算数 9:35〜10:05、社会 10:25〜10:55、理科 11:15〜11:45、面接 12:45〜
面接 あります。報告書・筆記試験・面接により総合的に選考します(抽選はありません)
旧称 東京学芸大学学芸学部附属竹早中学校(1960)、東京学芸大学教育学部附属竹早中学校(1966)

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

校名の似た学校との資料の混ざりについては 13 節に書いています。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 4 科目すべてが 30 分・50 点で横並びです。しかも小問数は算数 15 問・理科 21〜25 問・社会 25 問と、30 分に対してどれも多くなっています。
  2. 理科は大問 2 が物理で 8 年連続(2018〜2025)、大問 5 が地学で 7 年連続(2019〜2025)。算数は大問 1 が「計算 1 問+小問集合 3 問」で 5 年連続(2021〜2025)。同じ種類の問題が同じ場所に出る出題位置(大問の番号と順番)の固定が、科目によってはっきり違います。
  3. 出題位置は固定でも中身は毎年作り直されます。理科の大問 2 は 2023 が光電池、2024 がてこ、2025 が電気と災害の備えで、問題そのものはまったく別物でした。

家でやること 3 つ

  1. 理科の 4 分野(物理・化学・生物・地学)を均等に仕上げます。苦手分野を残すと、その番号で 4〜5 問がまとめて消えます。
  2. 「すべて選び、当てはまるものがないときは『なし』」(理科)と「まちがっているものをすべて選び」(社会)の答え方に慣れます。
  3. 算数の大問 1 を年度横断で 10 年分解きます。

今週やる 1 つ

  1. 直近の理科を 1 年分、30 分を計って通しで解き、大問 2(物理)・大問 3(化学)・大問 4(生物)・大問 5(地学)のどの番号で落としたかを数えます。

注意

  1. 国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いた国語の話は 2016 年度までのものです(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並び・小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 備考
算数 3 年(2023・2024・2025) 10 年(2010・2014〜2022) 13 年(2010〜2025 のうち 13 年) 2011・2012・2013 は解答のみで問題がありません。2026 年度の資料はまだありません
理科 3 年(2023・2024・2025) 11 年(2010・2012・2014〜2022) 14 年(2010〜2025 のうち 14 年) 2011・2013 は解答のみです。2026 年度の資料はまだありません
社会 3 年(2023・2024・2025) 12 年(2009・2010・2013〜2022) 15 年(2009〜2025 のうち 15 年) 2011・2012 の資料がありません。2026 年度の資料はまだありません
国語 3 年(2014・2015・2016) 2 年(2012・2013) 5 年(2012〜2016) 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。この学校では混入は見つかりませんでした。
  • 入試回は 2 月 3 日午前の一般選考 1 回のみです。資料は 1 年・1 科目につき 1 冊で、回の表記は転写に残っていませんが、そもそも回が 1 つしかないため取り違えの余地はありません。
  • 設問文に「竹男さん」「早子さん」「竹子さん」という校名にちなむ人名が繰り返し出てくることも、資料がこの学校のものであることの裏づけになっています。
  • 判読の限界: 転写は画像からの読み取りなので、図そのものは文字の説明に置き換えられています。図形問題の細部や地形図・グラフの読み取りは、設問文と図の説明からの推定を含みます。2016 年度国語の大問 3(漢字 6 問)は、設問数は 6 と記録されているものの中身がすべて判読できなかったため、漢字の具体的な出題語はこの資料からは分かりません。
  • 「毎年」「〜年連続」と書いた箇所は、精読した 3 年ぶんは設問文そのものを読み直して確認し、それより前の年は年度ごとの大問構成の一覧で確認したものです。確認できなかった主張は「精読した年に限れば」と弱めるか、書いていません。

5. 一番大きな結論

竹早は「4 科目すべてが 30 分・50 点で横並び、理科だけ分野の出題位置が長く固定され、中身は毎年作り直される」学校です。

まず試験の枠の話をします。この学校は国語・算数・社会・理科の 4 科がすべて 30 分・各 50 点で、時間も配点もまったく同じです(2026 年度の募集要項)。関東の中学入試では国算 50 分・理社 30 分という配分が多数派なので、これはかなり珍しい形です。しかも小問数は算数 15 問・理科 21〜25 問・社会 25 問と、30 分に対してどれも多くなっています。4 科目とも「読む量・解く量に対して時間が短い」ことが共通の設計になっています。

次に出題位置の話をします。同じ種類の問題が同じ場所に出るという固定は、科目によって強さがはっきり違いました。

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科目 出題位置の固定 何年続いているか
理科 大問 2=物理 8 年連続(2018〜2025)
理科 大問 5=地学 7 年連続(2019〜2025)
算数 大問 1=計算 1 問+小問集合 3 問 5 年連続(2021〜2025)
理科 大問 4=生物 4 年連続(2022〜2025)
理科 大問 1=4 分野の小問集合、大問 3=化学 3 年連続(2023〜2025)
国語 大問 1=物語文、大問 2=説明文、および設問の並び 3 年連続(2014〜2016。ただし資料は 2016 年度まで)
社会 小問 25 問 3 年連続(2023〜2025)。大問の数と順番は毎年変わる

ここで言う出題位置の固定は、同じ問題が出るという意味ではありません。同じ番号のところに、毎年同じ種類(同じ分野・同じ役割)の問題が置かれる、という意味です。実際、理科の大問 2 は 2023 が光電池、2024 がてこ、2025 が電気と災害の備えで、問題そのものはまったく別物でした。算数の大問 2〜5 の単元の並びも 3 年とも違っていました。

ですからこの学校の過去問の使い方は「出る問題を覚える」ではありません。①分野・単元の穴をつぶす(理科の 4 分野は番号ごとに割り当てられているので、苦手分野は必ずまとめて失います)、②同じ聞き方に慣れる(理科の「なければ『なし』」、社会の「まちがっているものをすべて選ぶ」、国語の「よいと思われるものを選ぶ」)、③30 分で解き切る時間の使い方を身につける——この三つに近いものです。

4 科目に共通するのは「短時間・多量・記号選択」です。長い記述で差がつく学校ではなく、選択肢を速く正確にさばく力が中心に置かれています。ただし選択肢が「すべて選べ」「まちがっているものをすべて選べ」「なければ『なし』」という形なので、1 問ごとに 4〜5 個の判断を求められます。楽な選択問題ではありません。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)

  • 登場人物が校名にちなみます。 理科と社会と算数の設問に「竹男さん」「早子さん」「竹子さん」が繰り返し出てきます(理科は 2024・2025 の全大問、社会は 2023・2024・2025、算数は 2024・2025)。2025 年社会の大問 5 には「小石川さん」も登場します。学校のある文京区の地名で、地元の色が設問の中にさりげなく入っています。この人名が出てくること自体が、資料がこの学校のものである目印にもなっています。
  • 理科は「生徒が自分で調べた記録」の体裁です。 2025 は大問 1〜5 のすべてが「竹男さんが調べた」「早子さんが実験した」という探究の記録として書かれています。光電池でモーターカーを走らせる(2023)、月の満ち欠けを人が立って回って再現する(2024)、祖母の家の近くの川を観察する(2025)と、教室や日常でできる実験・観察が題材になっています。理科室の器具の名前を暗記する問題より、「何と何を比べたのか」を問う問題が多くなっています。
  • 理科と社会の両方に防災・災害が伏流しています。理科は台風の進路予想図と防災の取り組み(2023)、南海トラフ地震臨時情報と停電への備え(2025)、大雨と川(2025)。社会は関東大震災 100 年の新聞記事(2024)、久喜市の水塚と堤防(2025)。災害への備えを、理科の知識と社会の制度の両面から聞く姿勢が見えます。
  • 社会は平和と戦争を正面から扱います。2023 の大問 1 は平和記念式典で小学生が読み上げた「平和の誓い」の全文を読ませ、そこから前年のウクライナ侵攻・近代の戦争・戦後の平和運動へつなぎます。2025 の大問 4 はノーベル平和賞と被爆都市の式典宣言から「15 年間の日本の戦争」へ入ります。2 年で 2 回、しかも入口が同じ形(前年の式典・受賞の文章を読ませる)でした。
  • 社会は「班に分かれて調べた発表」という設定を好みます。2024 は 8 班の歴史新聞、2025 は 5 班の歴史発表。表を読みながら古代から現代までを一気に問う形で、小学校の授業の場面をそのまま問題にしているように見えます。
  • 算数の題材が生活の場面です。ガソリンの燃費、動く歩道、ケーキ屋の注文書と号数、電球の電気代の比較、スーパーの売り上げの前月比。抽象的な数の設定より、表や注文書を読んで式に直すところから始まる問題が多くなっています。
  • 国語の説明文が理科・社会の題材です。植物の発芽と光合成(2014)、日食(2015)、デンマークの地域エネルギー(2016)。物語は児童文学です。4 科目が互いに地続きになっているのがこの学校の顔です。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・4 分野の理科・地理と通史・読解と漢字)を先に。学年別の順序は 11 節にあります。

各項目の根拠(年度・題材)は 8 節の科目別を参照してください。末尾の(確認: 〜20XX 年度)は、その施策の根拠が確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 理科の 4 分野を均等に仕上げる(確認: 〜2025 年度)。大問 2=物理、大問 5=地学、大問 4=生物、大問 3=化学という割り当てが 3 年(物理は 8 年、地学は 7 年)続いています。苦手分野を残すと、その番号で 4〜5 問がまとめて消えます。理科は 50 点満点なので、1 大問の取りこぼしがそのまま 1 割前後の失点になります。物理は電気とてこが中心で、光電池・豆電球と発光ダイオード・コンデンサー・手回し発電機(2023・2025)と、てこのつり合いの計算(2024)。電気は「どうすれば長く光るか」という実用の問い方で出ます。
  2. [週 1 回] 「すべて選び、当てはまるものがないときは『なし』」(理科)と「まちがっているものをすべて選び」(社会)に慣れる(確認: 〜2025 年度)。理科の「なし」は 3 年とも各大問に複数出てくる竹早の看板で、正解が 0 個でありうるので消去法が効きません。ア〜エを 1 つずつ独立に ○ × 判定する手順を体に入れます。社会の「まちがっているものを」は理科と裏表の関係にある問い方で、答え合わせのとき正解の記号だけ見て終わらせず、選ばなかった選択肢がなぜ正しいのかを必ず言葉にします。
  3. [毎日 10 分] 算数の大問 1 を年度横断で 10 年分(確認: 〜2025 年度)。(1) の分数・小数の四則と、(2) の ①②③(うち 2 問は図形)。2021〜2025 年度の 5 年では同じ位置にありました。まずこの 5 年分を続けて解き、それより前の年度は大問 1 の構成を確かめてから練習に加えます。①②③ は「図形 2 問+文章題 1 問」の並びなので、円と正方形の組み合わせ・折り返しの面積・展開図を薄く広く。
  4. [週末 60 分] 算数の速さと規則性(確認: 〜2025 年度)。速さは往復してすれ違う(2025)、追いこす(2023 のバス)、動く歩道のように地面が動く(2023)の 3 系統。グラフから読む形と文章から比を立てる形の両方を用意します。規則性は数列と数表の 2 つ(2023 の分数の数列、2025 の数表)で、どちらも「何行何列目か」「囲んだ枠の和」を問います。枠の和は中央の数の何倍か、という見方を持っておきます。
  5. [週 1 回] 前年のニュースを社会科の言葉に翻訳し、平和・戦争の題材を一式そろえる(確認: 〜2025 年度)。3 年とも「昨年(20xx 年)…」で始まる大問があります。2023 は平和記念式典とウクライナ侵攻、2024 は関東大震災 100 年の新聞記事、2025 はノーベル平和賞。ニュースの暗記ではなく「それは憲法のどの条文・どの時代・どの地域の話か」の翻訳練習です。あわせて 2023 と 2025 の 2 年で、被爆都市の式典・ノーベル平和賞・「15 年間の戦争」・領土拡大と、平和と戦争が正面から出ています。日清日露から満州事変・日中戦争・太平洋戦争、戦後の平和運動までを年代順に。
  6. [週末 60 分] 資料 2 点を突き合わせる読み方(社会・確認: 〜2025 年度)。2025 の大問 1 だけで「資料 1 と資料 2 を読みとった文として正しいもの」が 5 問。片方だけでは判定できない選択肢を見抜きます。
  7. [毎日 10 分] 国語は擬態語と、抜いた文章を元の位置に戻す練習(確認: 〜2016 年度)。2014〜2016 の 3 年とも同じ場所に同じ聞き方で出ました。ただし 2017 年度以降の資料が無いので、市販の過去問集で今も続いているか確認してから時間の配分を決めてください。
  8. [週 1 回] 4 科目とも 30 分の通し演習(確認: 〜2025 年度)。どの科目も 30 分に対して読む量・解く量が多くなっています。「捨てる問題を決める」判断まで含めた時間配分の練習は、秋以降の最重要項目になります。

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(30 分・50 点・大問 5・小問 15)

精読したのは 2023・2024・2025 年度の 3 年です。3 年とも大問 5 題・小問 15 問でぴったりそろっています。年度別の大問構成をさかのぼると、大問 5 題という構えは 2015 年度以降ほぼ動いておらず(2010 年度だけ 7 題)、小問数も 13〜17 の幅に収まっています。

年度×大問の題材表(2023〜2025)

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年度 大問 1(4 問)
計算 1 問+小問集合 3 問
大問 2(2〜3 問)
ひとつの設定を掘る
大問 3(3 問)
生活の場面を数量化する
大問 4(3 問)
図形または表の規則
大問 5(3 問)
動きか推理
2023 (1) 分数・小数の四則/(2)① 燃費の比(20L で 510km と 25L で 425km)② 円に内接する正方形の面積 ③ 折り紙を 4 回折って開く形の選択 規則性(1/1 から順に並べた分数の数列・60 番目、和) 速さとグラフ(A 駅・B 駅を往復するバスと自転車の追いこし) 立体(1 辺 5cm の立方体を平面で切る・展開図に切り口をかき込む) 速さ(動く歩道を歩く・歩かない)
2024 (1) 分数・小数の四則/(2)① 正方形+半円の影の面積 ② 食塩水(18%→10% に薄める)③ 立方体の展開図に面を足す位置 立体(ホールケーキの号数と円柱の体積・ろうそくの配置) 仕事算・料金比較(電球 A と B の電球代+電気使用料) 速さとグラフ(兄と妹・家と本屋 1800m の往復と出会い) 推理(じゃんけんでカードをやりとりするゲーム)
2025 (1) 分数・小数の四則/(2)① 長方形を対角線で折り返した影の面積 ② 正方形+正三角形の角度 ③ 円柱の容器に水を入れる 数の性質([n]=n の約数の個数という約束記号) 売買損益・資料の読み取り・規則性(スーパーの食品売り上げの増減) 規則性(1〜120 を並べた数表・十字の枠の和、9 マスから 5 つ選ぶ) 速さとグラフ(竹男さんと早子さんが P・Q 間を往復してすれ違う)

同じ位置に同じ種類の問題が出る

  • 大問 1 は「(1) 計算 1 問+(2) ①②③ の小問集合 3 問」で 3 年とも同じです。 導入文も 3 年とも「次の(1)(2)の問いに答えなさい」で変わりません。(1) は毎年 □ にあてはまる数を求める分数と小数の混じった四則で、逆算(□にあてはまる数を求める計算)ではなく素直に計算する形です。(2) の 3 問は ①②③ のうち少なくとも 2 問が図形(3 年とも成立)で、残り 1 問に割合・食塩水・水量などの文章題が入ります。大問 1 が計算で始まること自体は、年度別の大問構成では 2021〜2025 の 5 年連続で確認できます。
  • 速さは大問 3〜5 のどこかに必ず 1 題以上入ります。 2023 は大問 3(バスと自転車)と大問 5(動く歩道)の 2 題、2024 は大問 4(兄と妹)、2025 は大問 5(竹男さんと早子さん)。年度別の大問構成でも 2021 年度以降 5 年連続で速さ系が入っています。
  • 規則性・数の性質も 3 年連続です(2023 大問 2 の分数の数列、2024 は大問 5 のゲームの中に周期、2025 は大問 2 の約数の個数と大問 4 の数表)。
  • 一方で、大問 2〜5 の単元の並び順は 3 年とも違います。2023 は 規則性→速さ→立体→速さ、2024 は 立体→仕事算→速さ→推理、2025 は 数の性質→売買損益→規則性→速さ。同じ番号に同じ単元が来る学校ではありません。

まとめると、固定されているのは大問 1 の出題位置(計算+小問集合 3 問)と、「速さが必ずどこかに 1 題以上入る」ことの 2 点で、大問 2〜5 の中身は毎年作り直されます。「同じ問題が出る」のではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」のは大問 1 だけと考えたほうがよいでしょう。

問い方の特徴

  • 各大問は「場面を説明する導入文+(1)(2)(3)」の 3 段です。(1) は導入文の設定を確認するだけの問い、(2)(3) で条件を足していく作りになっています。導入文が長めで、問題文を読む時間が 30 分のうち相当を占めます。
  • 題材が生活に寄っています。ガソリンの燃費(2023)、動く歩道(2023)、ケーキ屋の注文書と号数(2024)、電球の電気代の比較(2024)、スーパーの売り上げの前月比(2025)。いずれも「表や注文書を読んで数式に直す」ところが最初の関門になります。
  • 2024 の大問 3 は「電球 A と B を 39200 時間使ったらどちらがいくら安いか」、2025 の大問 3 は「毎月 10% ずつ増える売り上げ」と、料金・割合の比較に落とす形が続いています。
  • 大問 5 は動き(速さ)か推理のどちらかで、3 年とも「最後の 1 問が最も重い」構造です。2024 の大問 5(3) はじゃんけん 10 回のカード枚数の変化から結果を逆算する数え上げで、時間内に届かせるのは難しい問題でした。

家での練習の補足(全体の優先順は 7 節)

  • 展開図と立方体の切断は、切り口を展開図にかき込む作業を手で反復しておきます。作図が出る年があります。
  • 表や注文書を読んで式に直す練習は、算数の問題というより「読み取り」の練習で、社会・理科の資料読みと地続きです。ケーキの号数表、電球の仕様表、売り上げのグラフ。

8-2. 理科(30 分・50 点・大問 5・小問 21〜25)

精読したのは 2023・2024・2025 年度の 3 年です。3 年とも大問 5 題で、小問は 21・24・25 問。年度別の大問構成をさかのぼると、2010〜2020 年度には大問 6〜8 題の年もあり、大問数は 5〜8 の間で動いてきました。ただし 2021 年度以降は 5 題で安定しています。

年度×大問の題材表(2023〜2025)

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年度 大問 1(4〜5 問)
4 分野をまたぐ小問集合
大問 2(4〜5 問)
物理
大問 3(4〜5 問)
化学
大問 4(4〜5 問)
生物
大問 5(4〜5 問)
地学
2023 越冬する植物/冬眠する動物/水溶液の正誤/てこの道具の分類 光電池でモーターカーを走らせる(角度・虫眼鏡・鏡) キャンプファイヤーの会話文(空気の成分・燃焼・びんの中のろうそく) インゲンマメの発芽実験(27 人ぶんの容器・ヨウ素液) 台風の進路予想図と防災
2024 台風の衛星写真の並べ替え/水溶液の判別(リトマス・BTB・紫キャベツ)/電磁石と電流計の端子/水温と熱/レールの熱による伸び てこのつり合い(棒とおもり・150kg の物体を持ち上げる) 水を熱したときの温度変化と湯気の正体 だ液のはたらきの実験と消化管・臓器の配置 月の満ち欠けをボールで再現する実験
2025 磁石とクリップ/ろ過の方法/蕪村の俳句から月の形と時刻/インゲンマメの発芽条件(2 問) 災害への備えと電気(豆電球と発光ダイオード・コンデンサー・手回し発電機・光電池) 水の三態(バケツの水・冷凍庫でつくる氷・沸とうのあわ) 都立公園の昆虫採集(モンシロチョウ・顕微鏡・ツルレイシの花・つる植物の利点) 川の曲がりと流水のはたらき/大雨と台風/昔の天気の見方

同じ位置に同じ種類の問題が出る

  • 大問 1 は「次の各問いに答えなさい」で始まる 4 分野横断の小問集合が 3 年連続です。導入文は 2023・2024 とも「次の各問いに答えなさい」の一文だけで、2025 もほぼ同じ。中身は生物・化学・物理・地学から 1 問ずつ拾う作りで、ここで 4 分野の穴が一気に露出します。
  • 大問 2 は物理が 3 年連続(光電池・てこ・電気)。年度別の大問構成でたどると 2018〜2025 の 8 年連続で大問 2 に物理が入っています。関東でこの出題位置の固定が 8 年続く学校は 15 校ほどしかありません。
  • 大問 5 は地学が 3 年連続(台風・月・流水と気象)。年度別では 2019〜2025 の 7 年連続です。
  • 大問 4 は生物が 3 年連続(発芽・人体・こん虫と植物)。年度別では 2022〜2025 の 4 年連続です。
  • 大問 3 は化学が 3 年とも(燃焼・熱と状態変化・水の三態)。

つまり理科は「大問 1=4 分野の小問集合、大問 2=物理、大問 3=化学、大問 4=生物、大問 5=地学」という出題位置が 3 年そろっています(物理の出題位置は 8 年、地学は 7 年、生物は 4 年)。同じ問題が出るわけではなく、同じ種類の問題が同じ番号に来る、という意味です。裏返すと、苦手分野を残すと必ずその番号で 4〜5 問まとめて落とす設計になっています。

問い方の特徴

  • 「次のア〜エからすべて選び、記号で答えなさい。ただし、当てはまるものがないときは『なし』と答えなさい」——これがこの学校の看板です。3 年とも各大問に複数出てきます。ふつうの「すべて選べ」と違い、正解が 0 個でありうるので、「たぶん 1 つは合っているはず」という消去法が通用しません。ア〜エを 1 つずつ独立に正誤判定する読み方が要ります。
  • 選択の割合が高くなっています。2023 は 21 問中 16 問(76%)、2024 は 24 問中 19 問(79%)、2025 は 25 問中 23 問(92%)が記号選択。短答(語句や数値を短く答える形式)は用語や数値を書かせるもので年 2〜5 問。文章で理由を説明させる設問はほとんど無く、3 年で確認できたのは 2025 大問 4(5)『つる植物がつるをのばす利点を説明しなさい』ぐらいです。
  • 会話文・実験レポートを読ませる形が多くなっています。2023 大問 3 は親子のキャンプファイヤーの会話、2024 大問 2・3・5 は生徒 2 人の実験記録、2025 は大問 1〜5 すべてが生徒の探究の記録という体裁。設問文の総量が多く、30 分に対して読む量が重いといえます。
  • 実験の条件をそろえる/そろえない、という問い方が繰り返し出ます。2023 大問 4 は「発芽に必要なもの」を選ばせ、2025 大問 1(4) は「実験 1 と実験 2 を比べて何が言えるか」を選ばせます。実験の目的と対照実験の考え方が毎年どこかで問われます。
  • 図・表・写真がついた小問がおよそ 4 割です。図がないと解けない設問(衛星写真の並べ替え、電流計の端子、てこの図、臓器の配置図)が各大問にあります。

家での練習の補足(全体の優先順は 7 節)

  • 地学は台風・月・流水の 3 本。台風は 2023・2025 と 2 年に出ており、進路予想図の読み方・風の向き・防災の取り組みまで一式。月は満ち欠けを「立って回る実験」で再現する形(2024)と、俳句から時刻と形を推理する形(2025)。
  • 化学は熱と状態変化。2024・2025 と 2 年連続で、水の三態・沸とう・湯気の正体・氷が浮く理由が中心です。「湯気は何か」「あわは何か」は毎年のように問われます。
  • 生物は実験の設計。発芽の条件、だ液の実験、対照実験の考え方。用語暗記よりも「何と何を比べたか」を言える練習を。
  • 防災・災害の題材に触れておきます。2023 大問 5、2025 大問 2・大問 5 と繰り返し出ています。ハザードマップ・避難情報・停電時の備えなど、理科の知識と生活の接点を家庭で話題にしておくと直接効きます。

8-3. 社会(30 分・50 点・大問 4〜6・小問 25)

精読したのは 2023・2024・2025 年度の 3 年です。小問数は 3 年とも 25 問ちょうどで、大問数だけが 6・4・5 と動きます。年度別の大問構成をさかのぼると、小問 25 問は 2016 年度以降ほとんどの年で守られており、4 科目の中でいちばん量が安定しています。

年度×大問の題材表(2023〜2025)

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年度 大問構成
2023(6 大問・25 問) ① 平和記念式典で小学生が読んだ「平和の誓い」(前年のウクライナ侵攻・近代の戦争・戦後の平和運動)
② 年表と資料 A〜C で平安〜室町(平清盛・源頼朝・北条政子の演説・元寇の絵・金閣)
③ 日本の政治のまとめ(憲法・国民主権・国会・内閣・税)
④ 日本の農業と漁業(米の消費量と生産量・収穫量の地図・漁業生産量の減少)
⑤ 資料 3 点から日本の工業の特色と変化
⑥ 日本の南のはしの島・冬の季節風
2024(4 大問・25 問) ① リニア中央新幹線と東海道新幹線の地図(駅の所在県・新横浜の雨温図・断面図・新富士駅周辺の土地利用・各国の鉄道営業キロ)
② 世界地図(海流・食料自給率・出入国者数)
③ 8 班の歴史新聞(奈良の律令〜鎌倉〜帝国議会〜キリスト教〜参勤交代〜講和条約、10 問)
④ 2023 年 9 月 1 日の新聞記事(関東大震災 100 年・首相指名・内閣の仕事・差別問題・1925 年の選挙権拡大)
2025(5 大問・25 問) ① 国土とくらしのまとめ(東西南北のはしと緯度経度・隣接都道府県の数・米の作付面積・世界の自動車生産・工場の分布・発電方法・温室効果ガス、資料 9 点)
② 久喜市栗橋の地形図と利根川・水塚(記述 1 問)
③ 5 班の歴史発表(古代〜平安の国風文化〜武士の世〜戦国から江戸の並べ替え〜江戸の文化)
④ 前年の新聞記事(ノーベル平和賞・被爆都市の式典宣言・15 年間の戦争・領土拡大・明治政府)
⑤ 政治のカード(憲法制定・選挙・内閣総理大臣の選ばれ方・予算成立の図・裁判所)

同じ位置に同じ種類の問題が出る

  • 小問 25 問は 3 年とも同じです。大問の数が 4〜6 と動くぶん、1 大問あたりの小問が 2〜10 問と大きく変わります(2024 の大問 3 は歴史だけで 10 問)。
  • 地理・歴史・公民が 3 分野そろって毎年出ます。3 年とも、地理が 1〜3 大問、歴史が 1 大問(通史をまとめて聞く形)、公民が 1 大問です。
  • 前年のニュースを題材にした大問が 3 年連続です。 しかも 3 年とも導入文が「昨年(20xx 年)…」で始まります。2023 は 2022 年 8 月の平和記念式典、2024 は 2023 年 9 月 1 日の新聞記事(関東大震災 100 年)、2025 は前年のノーベル平和賞と被爆都市の式典宣言。新聞記事をそのまま貼って読ませる形が 2024・2025 と 2 年続きました。
  • 公民の大問が最後に来るのは 2024(大問 4)・2025(大問 5)の 2 年です。2023 は大問 3 が公民で、最後は地理でした。年度別の大問構成では 2017・2019・2022 も最後が三権分立なので、「最後は公民」は 5 年中 3〜4 年という程度の傾向として見ておきたいところです。
  • 歴史は「班に分かれて調べた発表・新聞」という設定が 2024・2025 の 2 年連続です。8 班(2024)・5 班(2025)が時代を分担し、その表を読みながら古代から現代まで一気に問います。
  • 地形図の読図が 2024(新富士駅周辺の土地利用)・2025(久喜市栗橋、大問まるごと)と 2 年連続です。

まとめると、社会は「小問 25 問」と「地理・歴史・公民の 3 分野+前年ニュース」という構えは動かず、大問の切り方と順番は毎年作り直す学校です。出題位置の固定は算数の大問 1 や理科の分野配置ほど強くありません。

問い方の特徴

  • 「まちがっているものをすべて選び、記号で答えなさい」が看板です。ア〜エ(年により〜オ)の 4〜5 文を読み、誤りを含む文を全部拾う形が 3 年とも各大問に複数。裏返しの「下線部が正しいものをすべて選び」(2025 大問 2(1)・大問 3(3))も同じ作りです。1 つ選べば済む問題より、4 つの文をすべて検討させる問題のほうが多くなっています。
  • 記号選択の割合が高くなっています。2023 は 25 問中 23 問(92%)、2024 は 22 問(88%)、2025 は 20 問(80%)。文章記述は 2023 がゼロ、2024・2025 が各 1 問(2024『4 班の見出しを考えて書きなさい』、2025『10 字以上 15 字以内で書きなさい』)。記述で差がつく学校ではありません。
  • 短答は年 2〜4 問で、必ず文字種・字数の指定がつきます(漢字 2 字・漢字 3 字・漢字 6 文字・漢字で)。指定を外すと 0 点になるので、答えが分かっていても書き方で落とす層があります。
  • 資料の量が多くなっています。 2025 の大問 1 だけで資料 9 点(表 2・グラフ 7)。雨温図、断面図、地形図、統計表、新聞記事、絵画資料、年表と種類も幅広く、設問文の総量は 2025 で 9,000 字を超えており、30 分でこれを読み切る速さが要ります。
  • 「2 つの資料を読みとった文として正しいものを選ぶ」という組み立てが 2025 で目立ちました(大問 1 の (3)〜(7) がすべてこの形)。資料 1 だけ・資料 2 だけでは判定できない選択肢が混ざるので、両方を突き合わせる読み方を練習しておきたいところです。
  • 年代の並べ替え(2025 大問 4(3)・大問 3(4))、時期の特定(2023 大問 2(3) は年表の①〜④のどこか)も毎年どこかに入ります。

家での練習の補足(全体の優先順は 7 節)

  • 地形図と断面図は 2024・2025 と 2 年連続。地図記号、土地利用の変化、川と堤防、等高線から断面を起こす作業を。
  • 公民は憲法・国会・内閣・裁判所・選挙の 5 本。3 年とも公民の大問はこの範囲から出ています。予算成立の流れの図(2025)、内閣総理大臣の指名の手続き(2024・2025)は 2 年連続で問われました。
  • 漢字指定の語句を書けるようにします。短答は必ず「漢字○字」と指定されるので、都市名・河川名・条約名を漢字で書く練習を。

8-4. 国語(30 分・50 点。2012〜2016 年度の 5 年ぶんのみ)

国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2012〜2016 年度に限った話で、精読したのは 2014・2015・2016 年度の 3 年です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

年度×大問の題材表(2014〜2016)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 小問計
2014 物語(あかすぐり摘みに出かける少年少女・かんのゆうこ『はりねずみのルーチカ』)6 問 説明文(植物の発芽と光合成・田中修『植物のあっぱれな生き方』)5 問 随筆(異国の家の夜明けと湯・かわしまよう子『ブータンが教えてくれたこと』)6 問 17
2015 物語(おさいほうの魔女とめしつかい猫・あんびるやすこ『なんでも魔女商会』)6 問 説明文(昼の空と日食・佐藤勝彦『はじめての宇宙の話』)6 問 — 12
2016 物語(夏の夕ぐれとおばあさんの家・富安陽子『シノダ! 夏休みの秘密の友だち』)6 問 説明文(デンマークの「マイ風車」と地域のエネルギー・高橋真樹『ご当地電力はじめました!』)5 問 漢字(書き取り 5 問+読み 1 問) 17

同じ位置に同じ種類の問題が出る

国語は 4 科目の中で同じ問い方の反復がいちばんはっきり見える科目でした。精読した 3 年について、次の並びが動いていません。

  • 大問 1 は物語文、大問 2 は説明文で 3 年とも同じです。 物語は小学生・子どもが主人公の作品、説明文は理科・社会に近い題材(植物、宇宙、エネルギー)から選ばれています。
  • 大問 1 の (1) は『(a)〜(c) に入ることばの組み合わせとしてよいと思われるものを、次のア〜エから一つ選び、記号で答えなさい』。3 年とも一字違いでほぼ同じ文言で、中身も擬態語・擬音語(ひょっこり/ぴたりと/ぽっかり、びっしりと/ふわっと、じめじめ/ガチャガチャ/ふわりふわり)の組み合わせを選ばせます。
  • 大問 1 の (2) は『A〜C に入る会話文としてよいものを、次のア〜ウから一つずつ選び、それぞれ記号で答えなさい』。これも 3 年とも同じ文言で、本文から抜いた 3 つのセリフを、話の流れに合う位置に戻す形です。
  • 大問 2 の (1) は空欄に入る接続語を選ぶ問題で、3 年とも大問 2 の最初に置かれています(ア だから/イ でも … の形)。
  • 大問 2 には『次の文章は本文からぬきだしたものです。この文章は、本文中の(ア)〜(エ)のどこに入りますか』が 3 年とも入ります(2014 は (2)、2015 は (3)、2016 は (2))。抜いた一段落を元の位置に戻す問題で、竹早の看板と言ってよいでしょう。
  • 大問 2 の最後は『文章全体を通してのべられている内容として、よいと思われるものを次のア〜エの中から一つ選び』(2014・2016)。2015 は同じ問いが大問 1 の最後に置かれました。
  • 漢字は本文中の線部を漢字に直す形が 2014(大問 3 の最後に 2 問)・2015(大問 2 の最後に 2 問)。2016 だけは独立した漢字の大問(書き取り 5+読み 1)になりました。

つまり国語は、「何番の何問めに、どういう聞き方の問題が来るか」が 3 年そろっています。同じ文章が出るわけではありませんが、聞かれ方は毎年ほとんど同じです。これは 4 科目の中で最も準備の効きやすい構造でした。ただし精読したのが 2012〜2016 の 5 年ぶんの中の 3 年なので、この並びが現在も続いているかどうかはこの資料からは言えません。

問い方の特徴

  • 「よいと思われるものを選び」という独特の言い回しが全編で使われます。ふつうの入試で見る「最も適当なもの」ではなく、「よいと思われるもの」「もっとも近いもの」。選択肢が 1 つに決め切れる作りになっていない問いも混じるので、ア〜エを比べて「よりましなもの」を残す読み方が要ります。
  • 記号選択が中心です。2014 は 17 問中 12 問(71%)、2015 は 12 問中 10 問(83%)が選択。2016 は漢字大問があるぶん選択 8 問(47%)・短答 8 問(47%)でした。
  • 文章記述は年 0〜1 問です。2015 は『その時のシルクの気持ちをセリフにして二十字以内で答えなさい』、2016 は「[ ]を見て[ ]な気持ちになっている」の空欄を埋める形。長い記述を書かせる学校ではありません。
  • 抜き出しには字数指定がつきます(「五字でぬきだして」「一文をぬきだして」)。
  • 説明文では表や見出しを完成させる問題が出ます(2015 は三種類の日食を表にまとめ、A〜D に見出しを入れる)。図がついた説明文(2016 の風車の 2 つの図)もあります。
  • 物語文では、心情そのものではなく「その時の気持ちにもっとも近いもの」「そうしようとしたのはなぜですか」という、選択肢で答えさせる心情・理由問題が中心です。

家での練習の補足(全体の優先順は 7 節)

  • 接続語の使い分け(だから・でも・つまり・たとえば)。大問 2 の最初に毎年置かれます。
  • 説明文は理科・社会の題材で読みます。植物、宇宙、再生可能エネルギーと、3 年とも自然科学・社会科の内容で、理科と社会の学習がそのまま国語の読解に効く珍しい構造になっています。
  • 物語文は子どもが主人公の作品。児童文学(かんのゆうこ・あんびるやすこ・富安陽子)が続きました。難解な大人向け小説より、この層の多読が合います。
  • 30 分で文章 2〜3 本の通し演習。時間の厳しさが最大の壁なので、設問を先に見てから本文に入る手順を固めます。
  • 2017 年度以降は市販の過去問集で必ず補完します。ここに書いた「同じ聞き方が毎年出る」という性質が今も続いているかどうかを、まず確かめてください。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

年度別の大問構成をたどると、次の単元は近年の大問に入っていませんが、それ以前は繰り返し使われていました。最終確認年度は、その単元が出たと確認できている最後の年度です。

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科目 分野 単元 直近に大問で使われた年 最終確認年度 状況
理科 地学 星・星座 2015・2017・2018・2022 2022 年度 大問 5(地学)の出題位置で最も戻りやすい。3 年空き
理科 地学 地層・岩石・化石 2019・2020 2020 年度 大問 5 の出題位置。5 年空き
理科 化学 溶解度・再結晶 2012・2018・2019・2022 2022 年度 大問 3(化学)の出題位置。近年は熱と状態変化が 2 年続いている
理科 化学 中和・水溶液の判別を主題にした大問 2014・2021 2021 年度 大問 3 の出題位置。近年は大問 1 の小問に入るだけ
理科 物理 ふりこ 2010・2012・2014・2018・2021 2021 年度 大問 2(物理)の出題位置。4 年空き
理科 物理 浮力・密度 2017 2017 年度 大問 2 の出題位置。8 年空き。長く出ていない
理科 生物 人体(消化・呼吸・血液) 2012・2015・2024 2024 年度 大問 4 の出題位置。周期は長いが確実に戻る
理科 生物 動物の誕生・種子の発芽 2014・2023・2025 2025 年度 近年よく使われている
算数 — 立体の切断・投影図 2019・2021・2022・2023(2019〜2023 はほぼ毎年) 2023 年度 2024 と 2025 は無し。作図とセットで戻りやすい
算数 — 水量(容器と水位の変化) 2017・2020 2020 年度 大問としては 5 年空き。2025 は大問 1(2)③ の小問に入った
算数 — 平面図形の求積を主題にした大問 2015・2020 2020 年度 近年は大問 1(2) の小問に吸収されている
算数 — 割合・文章題を主題にした大問 2020(大問 1)・2025(売買損益) 2025 年度 単発で入るが連続はしない
算数 — 角度を主題にした大問 2018(大問 2)・2025(大問 1 の小問) 2025 年度 大問としては 7 年空き。近年は大問 1 の小問に吸収
社会 地理 貿易・資源・エネルギー 2013・2015・2021・2025(小問) 2025 年度 大問としては 4 年空き。2025 は大問 1 の小問で発電の資料が出た
社会 地理 環境問題 2018(大問 2 つ)・2025(小問) 2025 年度 大問としては 7 年空き。温室効果ガス・防災の形で戻りやすい
社会 地理 交通・通信網 2016・2024(小問) 2024 年度 大問としては 9 年空き
社会 歴史 文化史・宗教史 2017・2019・2020・2021 2021 年度 大問としては 4 年空き。近年は通史の中に 1 問入るだけ
社会 歴史 安土桃山・江戸を主題にした大問 2022・2025 2025 年度 2 年に一度の頻度で戻ってくる
社会 公民 財政・税・社会保障 2013・2023(小問) 2023 年度 大問としては 12 年空き。近年の公民は憲法・三権・選挙に偏る
社会 公民 地方自治 2016・2024(小問) 2024 年度 大問としては 9 年空き
国語 — 独立した漢字の大問 2016 2016 年度 本文に組み込む年と独立させる年がある。2012〜2015 は本文中に 2 問ずつ組み込まれていた。どちらでも書けるように
  • 国語は年度別の大問構成では 2012 が「記述(内容説明)→空欄補充→空欄補充」、2013 が「記号選択×3」と、大問 3 本の年と 2 本の年があります。2015 だけが 2 本でした。

10. 形式面の注意(4 科目共通)

  • 4 科目すべて 30 分・50 点です(2026 年度の募集要項)。時間割は 国語 8:45〜9:15、算数 9:35〜10:05、社会 10:25〜10:55、理科 11:15〜11:45、面接 12:45〜。4 科の配点が等しいので、得意科目で大きく稼ぐ設計になっていません。どの科目も落とさないことが効きます。
  • 記号選択の割合が高くなっています。理科 76〜92%、社会 80〜92%、国語 47〜83%(漢字大問のある年は下がります)、算数は逆に短答が 80〜93%。
  • 文章記述はきわめて少なくなっています。 精読した 3 年で、算数 0 問、理科 0〜1 問、社会 0〜1 問、国語 0〜1 問。字数指定がつくときは 10〜20 字と短く、社会 2025 の「10 字以上 15 字以内」、国語 2015 の「二十字以内」がその例です。
  • 短答には文字種・字数の指定が必ずつきます(社会の「漢字 2 字」「漢字 3 字」「漢字 6 文字」)。答えが分かっていても書き方で落とすことがあります。
  • 作図があるのは算数だけです。2023 は展開図に切り口の線をかき込む、2024 は展開図の辺に ○ をつける。2025 は無し。理科・社会に作図はありません。
  • 「当てはまるものがないときは『なし』と答えなさい」(理科)は、空欄とは別物です。書かないと失点します。
  • 円周率の指定は転写では確認できませんでした。設問ごとの配点はどの年度にも印刷されていません。

科目ごとの補足:

  • 算数(時間割 9:35〜10:05)。小問 15 問なので 1 問あたり 2 分。導入文の長さを考えると、実際には「読んで捨てる問題を決める」時間配分の練習が要ります。解答形式は 3 年とも短答が 8〜9 割(2023 80%・2024 87%・2025 93%)で、記号選択は年 0〜2 問、文章による説明を書かせる設問は 3 年ともゼロでした。作図は 2023 が大問 4(3) の『解答用紙の展開図に切り口の線 PQ・QR・RS・SP をすべてかきなさい』、2024 が大問 1(2)③ の『正方形の面をつけることができる全部の辺に ○ をつけなさい』。どちらも立方体・展開図がらみで、2025 にはありませんでした。展開図を頭の中で組み立てる訓練は必要です。図のついた小問が全体の約 7 割で、関東の学校の中では図への依存が強いほうに入ります。図・表・グラフを読まないと手がつかない問題が大問 1 の中にもあります。単位(cm³・cm²・度・通り・分速)は問題文の中で指定されます。
  • 理科(時間割 11:15〜11:45)。小問 21〜25 問なので 1 問 1 分ちょっと。設問文が長いぶん、実質は「読む速さ」の試験でもあります。「なし」と答える可能性がある選択問題があるため、迷って空欄にすると確実に落とします。作図は 3 年とも無く、字数指定のある設問もほぼありません。単位や数値を書かせる短答は、てこの計算(2024 大問 2)のように数値で答える形が中心です。5 つの大問はどれも独立していて、どこから解いてもかまいません。得意分野の番号から取りにいく戦術が使える構成になっています。
  • 社会(時間割 10:25〜10:55)。25 問を 30 分なので 1 問 1 分ちょっとですが、資料の読み取りに時間を持っていかれます。作図は無く、計算もほとんどありません。記述は年 0〜1 問と少なく、出るときは字数指定つき(10〜15 字)か「見出しを考える」という短い形です。長い論述の練習より、選択肢 4 つを速く正確にさばく練習のほうが返りが大きくなります。大問の分量に偏りがある年があり(2024 の大問 3 は 10 問)、最初から順に解くと後半の公民に時間が残らない年があります。
  • 国語(時間割 8:45〜9:15)。精読した 3 年の小問は 12〜17 問。文章 2〜3 本を 30 分で読み切る必要があり、4 科目の中で最も時間が厳しい科目です。古文・漢文は精読した 3 年でゼロ、学校文法(品詞・活用・敬語)を単独で問う設問もありません。漢字は年 2〜6 問で、本文の中に組み込まれる年と、独立した大問になる年があります。字数指定のある設問はほとんどありません(2015 の 20 字記述が例外)。

11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

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段 何をやるか
小 4(土台) ①計算の正確さ — 分数・小数の混じった四則。竹早は算数の大問 1 (1) がこれで、5 年連続で同じ場所にあります。②図形の入口 — 角度、円と正方形の組み合わせ、展開図を組み立てる感覚。大問 1 (2) の 3 問のうち 2 問は毎年図形です。③身のまわりの理科 — 植物を育てる、月を見る、磁石やてこを触る、天気図を見る。竹早の理科は「実験や観察の記録を読ませる」形なので、実物を触った経験がそのまま効きます。④地図と日本 — 都道府県、地形、雨温図。⑤読書 — 児童文学(子どもが主人公の物語)を量で読む。時間計測はまだしません
小 5(幅) ここが本体です。竹早は理科の分野の出題位置が固定されている一方、単元は毎年入れ替わるので、全分野をひととおり学び終える年である小 5 の出来がそのまま効きます。1 週間の枠は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数を速さ→規則性→数の性質→立体→割合の順に一巡し、あわせて国語の説明的文章を読む習慣と、擬態語・接続語の使い分けを短く回します。週末 60 分は理科の 4 分野を 1 分野ずつまとめて進め、余った回で社会の資料(グラフ・地図・地形図)を読む練習をここから始めます。理科は 4 分野それぞれの主要単元を漏らさず一巡します(物理=てこ・ふりこ・電気回路・光電池・浮力、化学=水溶液・気体・燃焼・熱と状態変化・溶解度、生物=発芽と成長・花と受粉・こん虫・人体、地学=気象と台風・月・星座・流水・地層)。大問 2 は物理、大問 5 は地学と決まっているので、この 2 分野は特に厚く。社会は地理と通史を一巡します。国語についてはただし 2017 年度以降は資料がありません(→ 13 節)
小 6(仕上げ) 上の「今からやるなら」8 項目(7 節)。夏以降は 4 科目とも 30 分の通し演習を軸に据えます。竹早は「同じ大問を、年度を変えて解く」演習が効く科目(理科の分野別・算数の大問 1・国語の設問の並び)と、「1 年分を、時間を計って解く」演習が要る科目(社会)が混在しているので、理科と算数は出題位置を年度を変えて、社会は年度通しでと使い分けます。前年のニュースは秋以降に社会科の言葉へ翻訳する作業をまとめて行います。国語の並びについてはただし 2017 年度以降は資料がありません(→ 13 節)

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは小 5 の理科の全分野の一巡と、小 4 から積む「読む速さ」の 2 点です。理科は大問の番号ごとに分野が割り当てられているため、4 分野のどれかを苦手のまま残すと 50 点満点の 1 割前後が固定的に消えます。一方で難問を 1 問じっくり解く力に早くから時間をかけても、この学校ではあまり返ってきません。4 科目とも 30 分で 15〜25 問、しかも設問文と資料が長いので、書かれていることを速く正確に読み取る力のほうが最後まで効き続けます。小 4 のうちに計算と読書で「考えずに手と目が動く」水準を作っておくと、小 6 の通し演習で時間が足りるかどうかがまったく変わってきます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が重なるか」だけです。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません(男女・日程の注記は自動集計の表をそのまま写しました)。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100)で、同じ問題が出るという意味ではありません。なお本校の国語は 2016 年度以前の資料で計算されているため、国語の近さは参考程度に見てください。

近さの上位 3 校は次のとおりです。

  • 筑波大学附属中学校(東京都・共学)— 4 科そろって近く、同じ国立大学の附属で、短時間・多量・記号選択という設計が共通です。
  • 豊島岡女子学園中学校(東京都・女子校/2027 年度は 2 月 3 日の同じ時間帯に入試が重なる回あり)— 理科・社会が高く、理科の 4 分野を通しで解く演習が使いやすい組み合わせです。算数はやや離れます。
  • お茶の水女子大学附属中学校(東京都・共学)— 理科の実験と観察を読ませる形、社会の資料読み取りが近く、算数は離れます。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

使い方の目安: 竹早の柱である理科の 4 分野を 30 分で通す演習は、理科の近さが 73〜79 の創価・青山学院・慶應義塾湘南藤沢・お茶の水女子大学附属で使いやすいところです。社会の「まちがっているものをすべて選ぶ」形と資料読み取りは、社会 75〜82 の青山学院・東京成徳大学・日本大学豊山女子・筑波大学附属が近いといえます。算数は筑波大学附属(72)以外はやや離れるので、竹早の過去問そのもの(大問 1 と速さ)を軸にしたほうがよいでしょう。国語は本校側の資料が 2016 年度までなので、この数字だけを根拠に演習計画を立てないほうがよいでしょう。


13. 資料の限界

  • 入試回は一般選考の 1 回のみで、この学校は回が 1 つしかないため、回の取り違えの心配はありません。ただし選考は報告書・筆記試験・面接の総合で行われ、面接がどう評価されるかについてはこの資料からは何も言えません。
  • 国語は 2017 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。資料があるのは 2012〜2016 年度の 5 年で、本文中の国語の記述は 2014・2015・2016 年度を原本で確認したものに限ります。直近 9 年の形式は市販の過去問集で確認してください。国語の出典(著者・作品)も同じ制約を受けます。
  • 2026 年度の資料はまだ 4 科目ともありません。ここに書いた「〜年連続」はすべて 2025 年度までの話で、2026 年度に形式が変わっていないかは市販の過去問集で確かめてください。
  • 算数は 2011・2012・2013 年度、理科は 2011・2013 年度、社会は 2011・2012 年度の問題が資料にありません(解答のみの年を含みます)。この分析はそれらを除いた年で組み立てています。
  • 精読したのは各科目 3 年ぶんです(算数・理科・社会が 2023〜2025、国語が 2014〜2016)。それより前の年について書いた回数・年度は、年度ごとの大問構成と単元の一覧から拾ったもので、設問文そのものは確認していません。「3 年連続」「3 年とも」と書いたものだけが原本で確かめた反復です。「8 年連続」「7 年連続」「5 年連続」と書いた出題位置の固定は、年度ごとの大問構成の一覧で確認したものです。
  • 2016 年度国語の大問 3(漢字 6 問)は、設問数は 6 と記録されているものの中身が判読できませんでした。この大問の具体的な出題語には触れていません。
  • 転写データは画像からの読み取りで、式・数値・図の細部に読み落としがありえます。算数の分数と単位、理科の図番号の対応、社会の資料番号には揺れがあります。理科の小問数は転写で 21〜25 とぶれており、原本はおおむね 25 前後と見ています。
  • 「同じ問題の使い回し」は、両年の問題文を原本で確認したものだけを実例として書きました。数値まで同一の再出題は、精読した 3 年ぶんの範囲では見つかっていません。似ているのは問い方の文言(理科の「なければ『なし』」、国語の「よいと思われるもの」)であって、問題そのものではありません。
  • 校名の似た学校(東京学芸大学附属世田谷中学校・東京学芸大学附属小金井中学校)との資料の混ざりを全冊調べ、混入は見つかりませんでした。学校の公表資料の校名(東京学芸大学附属竹早中学校)と指示された校名も一致しています。
  • 試験時間・配点・時間割は 2026 年度の募集要項の値で、過去の年度が同じだったかは確認していません。
  • 「毎年」「〜年連続」は原本または年度ごとの大問構成で反復を確認したものだけに使いました。「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。
  • 難易度・偏差値・合格可能性・学校の理念・入試結果はこのページでは扱っていません。

資料側の食い違い

  • 算数の「立体の切断・投影図」について、横断の一覧は「2019〜2023 はほぼ毎年」、科目別の一覧は「2019・2021・2022・2023」と、2020 年度の扱いが食い違っていました。9 節の表には両方を並べて残しています。どちらも年度ごとの大問構成から拾ったもので、設問文そのものは確認していません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ