関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

横浜女学院中学校の過去問分析

女子私立神奈川県横浜市中区

重要結論

  1. 算数は 2016〜2025 の 10 年間、大問 6 題・小問 20 問の並びから 1 問も動いていません。大問の出題位置(大問の番号と順番)と問い方が決まっている形です。
  2. 理科・社会・国語は入れ物(大問の数と分野の並び)だけが決まっていて、中身は毎年入れ替わります。理科は 4 大問が生物→地学→化学→物理の順で 15 年変わりません。
  3. したがって算数は「出る問題を覚える」に近い使い方ができ、理科・社会は「30 分で読み切る」練習、国語は「字数の枠に収める」練習になります。

今週やること

  1. 算数の大問 3 を 2022〜2025 の 4 年分続けて解きます。「変化量÷元の値」を 3〜4 本計算して比べるだけの 1 問が、4 年とも同じ問い方で出ています。
  2. 算数の大問 4(規則性)・大問 5(場合の数)・大問 6(図形の移動と動く点)を、出題位置ごとに年度を変えて続けて解きます。
  3. 理科は物理の数値問題(ばね・てこ・滑車)と地学の気象・流水を交互に、社会は財政・税を一式そろえます。

分析年度: 2010〜2025 年度
入試回: 4 科入試相当
資料の範囲: 最長 16 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 4 年・社会 4 年・国語 3 年
制約: 国語は 2019 年度以降の資料がありません。ここに書いた国語の話は 2018 年度までのもので、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 3 題(2010 年度から、大問数を数えられた資料 7 冊すべて・数えられなかった年 2011・2012。最新の資料は 2018 年度)。前回の変化: なし(2010〜2018 年度の、数えられた資料 7 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 理科: 4 題(2016 年度から、大問数を数えられた資料 6 冊すべて・数えられなかった年 2018・2022。最新の資料は 2023 年度(2024 年度・2025 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2024 年度 4 題・2025 年度 4 題))。前回の変化: なし(2016〜2023 年度の、数えられた資料 6 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 社会: 4 題(2023 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて・数えられなかった年 2024。最新の資料は 2025 年度)。前回の変化: 2022 → 2023 の間に 3 題 → 4 題。変化の履歴: 2 回: 2017・2023(間隔 6)。前回の変化のときの分野の並び: 地理-社会・環境・世界|歴史-近現代|公民-経済・社会 → 地理-地図・地形・気候|歴史-古代〜中世|公民-経済・社会|公民-経済・社会
  • 算数: 6 題(2011 年度から、大問数を数えられた資料 5 冊すべて・数えられなかった年が 8 年。最新の資料は 2023 年度(2024 年度・2025 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2024 年度 6 題・2025 年度 6 題))。前回の変化: なし(2011〜2023 年度の、数えられた資料 5 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 神奈川県横浜市中区
男女 女子校
募集人員 全 5 入試回の合計で 180 名。回ごとの内訳は募集要項に記載がありません
面接 この資料には記載がありません
旧称 横浜千歳裁縫女学校(1921)、横浜千歳女学校(1933)、千歳高等家政女学校(1936)、横浜千歳女子商業学校(1944)、横浜女子高等学校(1948)、横浜学院女子中学校・高等学校(1983)

入試回は 5 つあります(2027 年度の募集要項による内容です)。

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回 日程 科目 試験時間 配点
A 入試 2027 年 2 月 1 日 午前 国際教養・サイエンス・アカデミーの各クラスで、4 科・2 科・英語資格利用などを選ぶ選択制 国語 50 分・算数 50 分・社会 30 分・理科 30 分 国語 100・算数 100・社会 60・理科 60
B 入試 2027 年 2 月 1 日 午後 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100
C 入試 2027 年 2 月 2 日 午前 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分・社会 30 分・理科 30 分 国語 100・算数 100・社会 60・理科 60
D 入試 2027 年 2 月 2 日 午後 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100
E 入試 2027 年 2 月 3 日 午後 科目選択制(詳細は A 入試に同じ) 国語 50 分・算数 50 分 国語 100・算数 100

社会と理科は各 60 点で、国語・算数の 100 点とは満点が違います。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが扱えるのは、社会と理科のある 4 科の回(現行の A 入試・C 入試に相当)の問題だけです。2 科の B・D・E 入試や英語資格利用の問題は資料に含まれていません(→ 13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)、一行題(数行で終わる短い文章題)、逆算(□にあてはまる数を求める計算)、短答(語句や数値を短く答える形式)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 算数は 2016〜2025 の 10 年間、大問 6 題・小問 20 問の並びから 1 問も動いていません。大問の出題位置(大問の番号と順番)と問い方が決まっている形です。
  2. 理科・社会・国語は入れ物(大問の数と分野の並び)だけが決まっていて、中身は毎年入れ替わります。理科は 4 大問が生物→地学→化学→物理の順で 15 年変わりません。
  3. したがって算数は「出る問題を覚える」に近い使い方ができ、理科・社会は「30 分で読み切る」練習、国語は「字数の枠に収める」練習になります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 4(規則性)・大問 5(場合の数)・大問 6(図形の移動と動く点)を、出題位置ごとに年度を変えて続けて解きます。
  2. 理科は物理の数値問題(ばね・てこ・滑車)と地学の気象・流水を交互に、社会は財政・税を一式そろえます。
  3. 国語は字数指定つきの抜き出しと 15〜45 字の記述を書く習慣をつけます。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 3 を 2022〜2025 の 4 年分続けて解きます。「変化量÷元の値」を 3〜4 本計算して比べるだけの 1 問が、4 年とも同じ問い方で出ています。

注意

  1. 国語は 2019 年度以降の資料がありません。ここに書いた国語の話は 2018 年度までのもので、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。読んだ深さを次の 3 語で書き分けます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの単元の記録を数えただけの年)/資料のある年(転写が手元にある年)。

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科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 判読の確度
算数 2010〜2025 の 16 年(2026 年度は未収録) 2022〜2025 の 4 年 12 年 大問数・小問数は全年度読み取れます。式や図の細部は転写に揺れがある年が多く(16 年中 11 年)、本文で題材まで触れたのは精読した 4 年分です
理科 2010、2012〜2025 の 15 年(2011 年度が欠落) 2022〜2025 の 4 年 11 年 小問の数え方が年により 14〜29 とぶれます
社会 2010〜2025 の 16 年 2022〜2025 の 4 年 12 年 設問文まで読み取れます
国語 2010、2013〜2018 の 7 年(2011・2012 が欠け、2019 年度以降は非掲載) 2016・2017・2018 の 3 年 4 年 直近 7 年の資料が無く、現在の出題は市販の過去問で補う必要があります
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 資料は年ごとに科目 1 冊のみで、表紙の回の表記は確認できていません。理科・社会が揃っているため 4 科入試(現行の A 入試・C 入試に相当)の問題と見ていますが、2 科の B・D・E 入試の問題は含みません。
  • 試験時間は現在の募集要項(2027 年度)で国語 50 分・算数 50 分・社会 30 分・理科 30 分、配点は国語・算数 100 点、社会・理科 60 点です。資料のある年度の冊子に時間の記載があるかは確認していないため、本文で「30 分で 29 問」と書く箇所は現在の時間で解いた場合の目安です。
  • 「毎年」「〜年連続」と書いた箇所は、原本の設問文で確認したもの(2022〜2025)か、単元の記録を人手で確認したもの(算数の大問配置 2016〜2025)に限ります。2021 年度以前の題材を述べる箇所は転写データの単元記録から起こしており、題材の一言までは確認していません。

5. 一番大きな結論

横浜女学院は「算数は大問の出題位置と問い方が 10 年動いておらず、理科・社会・国語は入れ物だけが決まっていて中身は毎年入れ替わる」学校です。

  • 算数は 2016〜2025 の 10 年間、大問 6 題・小問 20 問(大問 1 計算 4・大問 2 一行題 6・大問 3 グラフの読み取り 1・大問 4 規則性 3・大問 5 場合の数 3・大問 6 図形 3)から 1 問も動いていません。大問 3 は 4 年連続で「2 つの年のグラフを比べて、増加率(減少率)が最も大きい(小さい)のはどれで、約何 % か」という同じ 1 問です。大問 4 の分数の列(2022・2023)は「はじめの分数から数えて 100 番目に並んでいる分数はいくつですか」という設問文まで同じで、大問 5 の塗り分け(2022・2024)も「使わない色があってもよいとするとき」の 3 問目まで同じ組み立てでした。全問答えのみです。
  • 理科は資料のある 15 年すべて 4 大問で、生物→地学→化学→物理の順に 1 題ずつです。細かい単元は毎年入れ替わり(2022 検査の的中率・流水・燃焼・エネルギー変換 → 2025 光合成のグラフ・流水・熱の伝わり方・ばね)、記述は年 1〜2 問です。
  • 社会は 2023〜2025 の 3 年が「地理→歴史→公民→短い時事の大問(2〜3 問)」の 4 大問・27〜29 問です。導入文が新聞記事や本の抜粋で、財政・税の大問が 2022・2023・2025 に置かれました。2010〜2015 は 5 大問、2017〜2022 は 3 大問と、大問数は動いてきました。
  • 国語(2018 年まで)は「漢字と誤字訂正の大問 1 → 説明文 1 題 → 物語 1 題」の 3 大問・18〜23 問で、抜き出しと字数指定つき記述が中心です。物語の最終問は 3 年連続で「この後どうすると思うか」を書かせる意見記述でした。

したがって過去問の使い方は、算数が「出る問題を覚える」に最も近くなります(同じ出題位置の問題を年度を変えて並べ、手順を体に入れます)。理科・社会は「時間の使い方を身につける」(30 分で 20〜29 問)ことと全分野をひととおり学び終えること、国語は「字数指定つきの記述と抜き出しの形を習得する」ことに近くなります。

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 非常に高いです。6 大問・20 問・答えのみ(2016〜2025)。大問別の小問数 4/6/1/3/3/3 も 2022〜2025 で不変 大問 3〜6 は同じ出題位置に同型問題。大問 2 の一行題は (5) 角度・(6) 円とおうぎ形の位置が決まり、食塩水が毎年 1 問。計算 23%・平面図形 20%・規則性 18%・場合の数 15%(16 年集計) 大問 4(規則性 3 段)・大問 5(場合の数 3 段)・大問 6(動く点と転がる図形)を年度を変えて解く。大問 1・2 は失点ゼロ枠
理科 高いです。4 大問・小問 19〜25(直近 4 年)。生物→地学→化学→物理の順(15 年) 分野の出題位置は固定、単元は毎年入れ替え。選択 5〜6 割・短答 3〜4 割・記述 1〜2 問。学校の身近な題材(部活の暑さ指数・最寄り駅のハザードマップ) 物理の数値問題(ばね・てこ・滑車)と、地学の気象・流水(交互に来る)。記述は「身近な現象を理由つきで 1〜2 文」
社会 中程度です。直近 3 年は 4 大問 27〜29 問、それ以前は 3〜5 大問 新聞記事・本の抜粋が導入文。選択 6〜8 割、記述 1〜3 問。財政・税と国会が公民の柱 財政・税(歳入・歳出・累進課税・予算の議決)と、「予想して提案する」記述(AI と人権 2025・SNS の注意点 2024)
国語 高いです(2018 年まで)。3 大問・18〜23 問 漢字+誤字訂正 → 説明文 → 物語。抜き出しは字数指定つき、記述は 10〜45 字。物語の最後は意見記述 字数指定つき抜き出しの精度と、「本文の言葉を使って 15〜45 字」の記述。ただし 2019 年以降は未確認

算数だけが「同じ問題を年度を変えて続けて解けば手順が身につく」試験で、理科・社会は「30 分で読み切る」試験、国語は「字数の枠に収める」試験と、科目ごとに競技が違います。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)

  • 自校の生活が理科・社会の導入文になります。理科 2024 大問 2 は「横浜女学院では WBGT(暑さ指数)をもとに部活動の熱中症対策を行っている」で始まり、乾湿計から湿度を出して WBGT を計算させます。理科 2022 大問 2 (5) は「横浜女学院中学校の最寄り駅である石川町駅の周辺」の洪水・津波・土砂災害のハザードマップ 3 枚を見分けさせます。社会 2025 大問 1 は「横浜女学院では、宮城県の鳴子の木で作ったイスと机を使用しています」から鳴子スタディツアー(愛さん・誠さん)に入り、東北の山脈の断面図・銘柄米・荒浜小学校と防災・宮城の土地利用を問います。
  • 時事と防災・環境が 4 科目にまたがります。理科 2022 大問 1 は新型コロナの検査を題材に感度・特異度・陽性的中率を計算させ、2023 大問 2 は局地的大雨と台風、2024 大問 2 は熱中症です。社会は再生可能エネルギーと熊本地震(2022)、ローカル線の赤字とコンパクトシティ(2023)、世界遺産・公害・気候変動(2024)、コロナと財政・SDGs・エシカル消費(2025)。算数の大問 3 のグラフも人口減少・国際観光収入・輸入額と社会科の資料そのものです。
  • 女性・人権の視点が社会に見えます。2025 大問 2 は「ジェンダーギャップ指数」から日本史上の女性(卑弥呼・女流文学・日露戦争に反対した女性)を通史で問い、大問 3 で女性の人権保護の法律・制度、大問 4 で AI と人権侵害を問います。2024 大問 3 は中満泉の本を導入に国連・UNICEF・PKO です。断定できるほどの本数ではありませんが、公民の記述は「困っている人・侵害される権利」を書かせる方向に寄っているように見えます。
  • 本と新聞を読ませます。社会の導入文は 2022 毎日新聞「15 歳のニュース」、2023 朝日小学生新聞、2024 毎日小学生新聞と 3 年連続で新聞記事、2024・2025 の公民は本の抜粋(中満泉『未来をつくるあなたへ』、井出留美『世界が飢えるのはなぜ?』)です。国語 2018 大問 3 もサケと「食べものを選ぶほんとうの基準」の説明文で、食と社会の話題が科目を越えて出ます。
  • 算数は「同じ出題位置・同じ 3 段」の職人芸です。大問 4〜6 はいずれも (1) 基本→(2) 少しひねる→(3) 逆引き・条件 2 つ・2 解、の 3 段で組まれ、4 年間この段取りが崩れていません。大問 3 の「どれで、約何 %」の 1 問も 4 年同じ問い方です。奇をてらう問題は無く、「手順を知っているか」を毎年同じ場所で測っているように見えます。
  • 国語の物語は「この後どうするか」で締めます。2016(猫の子を捨てに行った 10 才のあつよし)、2017(和菓子屋の娘・風味と看板制作)、2018(児童室のコロボックルとアイヌ語)の 3 年とも、最終問が「この後どのような行動をとると考えられるか」の意見記述でした。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。出題位置別の演習は小 6 の夏以降が目安です(学年別の順序は 11 節)。

各項目の根拠(年度・大問・題材)は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 4 の規則性を年度を変えて解く — 分数の列(2022「1/1, 1/4, 2/4, 1/7, …」・2023「1/2, 1/3, 2/3, 1/4, …」)、直角三角形のタイルを並べる(2024)、立方体を積む(2025)。3 問の組み立ては「n 番目の値→ある値は何番目か(逆引き)→大きな n(100 番目・289 個)」で 4 年同じです。2022 と 2023 は「はじめの分数から数えて 100 番目に並んでいる分数はいくつですか」まで同文でした。群に分けて「何群目の何番目か」を数える手順を固めます。(確認: 〜2025 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 5 の場合の数を年度を変えて解く — 塗り分け(2022 長方形 4 部分・2024 ア〜オの 5 部分)、0〜3 のカードで 3 けた(2023)、新幹線の座席 5 人(2025)。3 問目は「使わない色があってもよい」「310 より小さい数」「窓側に子ども、かつ子どもどうしが隣り合わない」と条件が 2 つ重なります。樹形図と「全体−条件に反するもの」の両方で解けるようにします。(確認: 〜2025 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・大問 6 の動く点・転がる図形 — おうぎ形が直線上を転がる(2022)、正六角形のまわりを円が転がる(2023: 中心の通った長さ→通った面積→最も外側の周)、三角形の辺上を点 P が動いて面積が変わる(2024: 54cm² になるのは「何秒後と何秒後」の 2 解)、台形上を点 P が動いて面積を 2 等分する(2025)。「転がる図形」と「動く点と面積」の 2 種を交互に準備します。(確認: 〜2025 年度)
  4. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の計算 4 問と大問 2 の一行題 6 問を失点ゼロに — 計算は { } 付き(2022・2023・2025)・小数と分数の混合・分配法則(2022「2.5×3.5+7.2×3.5+3.5×10.3」)・部分分数の和(2023)。一行題は食塩水(4 年すべて: 混ぜる/水を加える/蒸発させる)、倍数の個数(2022「1〜100 で 3 と 4 の倍数」・2023「101〜200 で 3 と 5 の倍数」と同型)、角度(4 年すべて (5))、円とおうぎ形の面積((6): 2022 正方形+おうぎ形、2024 長方形+4 つのおうぎ形、2025 半円の組み合わせ。2023 は回転体の体積比較)。(確認: 〜2025 年度)
  5. [週 1 回] 算数・大問 3 のグラフ 1 問 — 2022 ガソリン販売量(2000→2010、増加率が最も小さい都道府県)、2023 国際観光収入(2018→2019、減少率が最も大きい国)、2024 輸入品 3 品目(2010→2021、増加割合が最も小さい品目)、2025 4 都県の人口(2021→2023、減少率が最も大きい都県)。「変化量÷元の値」を 3〜4 本分計算して比べ、「どれで、約何 %」の 2 つを答えます。四捨五入の桁指定(小数第 1 位/第 2 位)を毎年確認してから計算に入ります。(確認: 〜2025 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・分野ごとの出題位置を 1 つずつ埋める(確認: 〜2025 年度)
  7. 物理の数値問題: ばね A・B の表からグラフを選び、同じ長さになるおもりを求め、直列・並列の長さを出す(2025 大問 4・6 問)、滑車で 60g を 15cm 持ち上げる(2024)、てこの支点・力点・作用点と棒のつり合いの □(2023)。物理の大問は 2〜8 問と小さいですが、計算はここに集中します。「表→比例→直列・並列」「支点・力点・作用点の名指し+つり合いの □」の順で 3 年分をまとめて解きます。
  8. 地学の気象と流水を交互に: 大問 2 は 2022 流水(侵食・三日月湖・ハザードマップ)→2023 気象(局地的大雨・台風の風の向き)→2024 気象(暑さ指数 WBGT の計算)→2025 流水(雨と運動場・土の粒と染み込み・流れの速さの条件)と交互です。単元記録では気象 6 回(2014・2015・2017・2021・2023・2024)、流水 4 回(2013・2020・2022・2025)。乾湿計・湿度・積乱雲・台風の風向きと、侵食・運搬・堆積を 2 年分ずつ解きます。
  9. 化学の判別: 水溶液 A〜F・気体 A〜D を「実験の表→性質→名前」の順で。燃焼(集気びん・炎・二酸化炭素)とセットにします。
  10. 生物: 植物の光合成のグラフ(呼吸と光合成の差し引き)と昆虫(口の形・幼虫と成虫の環境・擬態)。
  11. [週 1 回] 理科・記述と、しばらく出ていない単元の手当て(確認: 〜2025 年度)
  12. 記述は「身近な現象+理由」を 1〜2 文で書く練習を 4 年分の記述問題で行います。
  13. 地層・天体・電流・人体を 1 年分ずつ復習して復活に備えます(→ 9 節)。
  14. [週末 60 分] 社会・4 つの柱をそろえる(確認: 〜2025 年度)
  15. 財政・税を一式: 歳入・歳出(漢字 2 字、2022)、税収で最も多い税(2022・2023)、予算を議決する機関(2023)、累進課税の正誤(2023・2025)、間接税(2023)、ふるさと納税の表から読み取る記述(2023)、財政赤字の X〜Z(2025)。2022〜2025 の 4 年で 3 年に財政の大問があります。この 3 年分でまとめて仕上げます。
  16. 「予想して提案する」記述: 2025 大問 4「AI でどんな人権侵害が起こる可能性があるか予想しなさい」「それを防ぐために国はどんな対策を取る必要があるか具体的に提案しなさい」、2024 大問 3「SNS で情報を得るときの注意点」、2022 大問 1「SDGs のどのゴールが入るか番号と根拠」。字数指定はなく、1〜2 文で「〜という問題が起こりうる。だから〜する」の形にします。
  17. 時事の導入文を制度に翻訳する: 2022 再生可能エネルギーと熊本地震(毎日新聞の記事)、2023 ローカル線の赤字(朝日小学生新聞)、2024 世界遺産と北海道(毎日小学生新聞)、2025 ジェンダーギャップ指数→日本史の女性、AI とプライバシー。記事そのものは読めば分かる作りで、問われるのは記事に出る語(カルデラ・コンパクトシティ・排他的経済水域・エシカル消費)の知識です。国連(安保理・UNICEF・PKO)・SDGs も含め、漢字・カタカナで書けるようにします。
  18. 通史をテーマで切る練習(女性・海と船・水・自然環境)と、地形の断面図・降水量の分布・統計表の読み取りを東北・北海道・北陸で。平安〜室町の人物と寺社(頼通・清盛・厳島神社・義満・義政)を写真つきで確認します。地図で位置を選ぶ問題は毎年出ます。
  19. [週 1 回] 国語・字数指定つきの記述と抜き出し — 「本文の言葉を使って 10〜25 字」(2018)、「15 字以内で 2 つ」(2018)、「45 字以内」(2016・2017)、「26 字でぬき出し、始めと終わりの 5 字」(2018)。字数を見た瞬間に該当表現を探す練習をします。記述は「〜から。」「〜こと。」で締め、字数の枠に削って収めます。物語の最終問「この後どう行動すると思うか」(2016・2017・2018 の 3 年連続)は本文の根拠 1 つ+自分の予想の 2 文で書きます。漢字は文章中のカタカナ→漢字と、誤字を見つけて直す練習(同音異字)、慣用句は体の一部を含むものを一通り。2019 年度以降は市販の過去問で必ず確認してください。(確認: 〜2018 年度)

演習量を増やしたいときは、2016〜2021 の過去問(市販)で大問 4〜6 の出題位置が同じことを確かめてから使います。2015 以前は問題数と出題位置が違うので、一行題の素材としてだけ使うのが安全です。


8. 科目別の詳細

各科目の「今からやるなら」は 7 節、形式面の注意は 10 節、しばらく出ていない単元は 9 節にまとめました。この節は根拠となる題材と周期を置く場所です。

8-1. 算数(6 大問・20 問・答えのみ)

年度×大問の題材表

原本で精読したのは 2022〜2025 です。2017 は別の読み取り記録から補った題材で、設問文は今回読み直していません。2016〜2021 のその他の年は単元記録からです。

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年度 大問 1 大問 2(一行題 6 問) 大問 3(グラフ 1 問) 大問 4(規則性 3 問) 大問 5(場合の数 3 問) 大問 6(図形 3 問)
2025 計算 4({ } 付き 2・小数分数混合) 逆算/食塩水(蒸発)/四捨五入の範囲/仕事算 3 人/角度(正方形+正三角形)/半円の組み合わせの面積 4 都県の人口 2021→2023、減少率が最も大きいのはどこで約何 % 1 辺 2cm の立方体を積む(8 番目の体積・10 番目の表面積・289 個は何番目) 新幹線の座席 5 人(全部・大人 2 人が隣・窓側に子どもかつ子どもが隣り合わない) 台形上を動く点 P(速さ・16 秒後の面積・面積を 2 等分する時刻)
2024 計算 4(分数・小数) 比と単位換算(640m:□km)/6 でも 8 でも割って 5 余る/食塩水(水を加える)/姉妹の鉛筆の比/角度/長方形+4 つのおうぎ形 輸入品 3 品目 2010→2021、増加割合が最も小さいのはどれで約何 % 直角三角形のタイルを並べる(6 番目の枚数・周 240cm は何番目・面積 864cm² は何番目) 5 色のクレヨンでア〜オを塗り分け(5 色全部・4 色全部・使わない色があってもよい) 三角形 ABC(面積 120・BD:DC=6:18)上を動く点 P(面積・何倍・54cm² は何秒後と何秒後)
2023 計算 4(部分分数の和) 年齢算/食塩水(□)/101〜200 で 3 と 5 の倍数の個数/周回コース 15 分・20 分/正八角形の角度/回転体 2 つの体積比較 3 か国の国際観光収入 2018→2019、減少率が最も大きい国はどこで約何 % 分数の列 1/2, 1/3, 2/3, 1/4, …(20 番目・2/9 は何番目・100 番目) 0・1・2・3 のカードで 3 けた(0 以外の 3 枚・全部・310 より小さい) 正六角形のまわりを半径 2cm の円が転がる(中心の通った長さ・通った面積・最も外側の周)
2022 計算 4(分配法則 ×3.5) 2 分数にかけて整数になる最小の数/りんごの分配(割合)/1〜100 で 3 と 4 の倍数の個数/逆算/角度/正方形+おうぎ形 ガソリン販売量 2000→2010、増加率が最も小さい都道府県はどこで約何 % 分数の列 1/1, 1/4, 2/4, 1/7, …(21 番目・2/16 は何番目・100 番目) 長方形 4 部分の塗り分け(3 色全部・4 色から 3 色・4 色で使わない色があってもよい) 半径 4cm・中心角 45° のおうぎ形が直線上を転がる(弧・点 O の移動距離・通過部分の面積)
2017 計算 4 一行題 6(和差算・食塩水・角度・おうぎ形ほか) インターネット利用率のグラフ 黒白の石の並び 男女の組の作り方 正方形 3 個の上を点 P が動く
2016・2018〜2021 計算 4 一行題 6(2018 速さ・2019 割合・2020 割合・2021 集合を含む) 資料の読み取り 規則性 場合の数 2016 平面・2018 平面・2019 速さ・2020 図形の移動・2021 速さとグラフ
2010〜2015 計算 一行題(割合・場合の数・数の性質・食塩水・比例) (この出題位置なし。約束記号・数の性質・規則性) 規則性・場合の数・立体 平面・図形の移動・角度 立体(2010・2011・2012・2013・2015)・切断(2014)

2010〜2015 は 6 大問・22 問で、グラフの大問が無く立体が大問 6 にありました。2016 年度から現在の 20 問の並びになり、10 年続いています。

頻出単元と周期(16 年集計)

  • 毎年: 計算 4 問(大問 1)、食塩水 1 問、角度 1 問、円・おうぎ形の面積 1 問(2023 は回転体)、規則性(大問 4)、場合の数(大問 5)。
  • 大問 4 の規則性は「分数の列」(2022・2023 と 2 年連続)→「図形を並べる」(2024 タイル・2025 立方体)と動いています。単元記録では 2010・2013・2016〜2025 と 12 回です。
  • 大問 5 の場合の数は「塗り分け」(2022・2024)と「並べ方」(2023 カード・2025 座席)が交互です。単元記録では 2011(2 回)・2013〜2025 と 15 回です。
  • 大問 6 は立体 6 回(2010〜2015)、図形の移動 4 回(2017・2020・2022・2023)、平面図形 4 回(2016・2018・2024・2025。2024・2025 は動く点と面積)、速さ 2 回(2019・2021)です。2010〜2025 の 16 年がこの 4 つで埋まります。
  • 大問 2 の一行題は年で入れ替わりますが、逆算(2022・2025)、倍数の個数(2022・2023)、割合・比(2022 りんご・2024 鉛筆)、仕事算(2025)、年齢算(2023)、周回(2023)、単位換算(2024)が精読した 4 年の顔ぶれです。

同じ問い方の実例(両年の設問文を原本で確認したもの):

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題材 年 同じ点
分数の列の規則性 2022 大問 4 → 2023 大問 4 「はじめの分数から数えて 21(20)番目に並んでいる分数はいくつですか」「2/16(2/9)は、はじめの分数から数えて何番目の分数ですか」「はじめの分数から数えて 100 番目に並んでいる分数はいくつですか」の 3 問構成が同文。列の作り方だけ違う
塗り分け 2022 大問 5 → 2024 大問 5 「〜色すべてを使って」→「〜色の中から〜色を選んで/全部使うとき」→「使わない色があってもよいとするとき」の 3 段が同じ
倍数の個数 2022 大問 2 (3) → 2023 大問 2 (3) 「1 から 100(101 から 200)までの整数のうち、3 の倍数であり 4(5)の倍数でもある数は何個ありますか」
グラフの増減率 2022〜2025 大問 3 「〜が最も大きい(小さい)のはどこで、約何 % ですか。小数第 2 位(第 1 位)を四捨五入して答えなさい」が 4 年同じ

数値まで同一の再出題は見つかっていませんが、設問文の骨格がそのまま繰り返されます。

問い方の形

  • 大問 4〜6 は 3 問セットです。(1) 基本の値、(2) 少しひねる(周の長さ・面積・何倍)、(3) 逆引き(「〜になるのは何番目・何秒後」)または条件を 2 つ重ねる、の順で、(3) が差のつく場所になります。
  • 大問 3 は「変化率を計算して比べる→どれで、約何 %」の 1 問です。グラフは 2 つの年の棒グラフです。
  • 大問 2 は「次の各問いに答えなさい」の一行題 6 問です。(1) は逆算か数の性質、(2)〜(4) が文章題、(5) 角度、(6) 円・おうぎ形と位置がほぼ決まっています。

8-2. 理科(4 大問・19〜25 問・生物→地学→化学→物理)

年度×大問の題材表

原本で精読したのは 2022〜2025 です。2021 年度以前は単元記録からです。

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年度 大問 1(生物) 大問 2(地学) 大問 3(化学) 大問 4(物理)
2025 光の強さとでんぷん量のグラフ(植物 X・Y、呼吸・光合成の量、7 問) 雨と運動場の地面(空らん①〜⑤・土の粒と染み込みの実験・流れの速さの条件、3 問) 熱の伝わり方(鉄・木・ビニール、アルコールランプの誤り、スプーンとアイスの記述、3 問) ばね A・B(表→グラフ選択・同じ長さになるおもり・図 1・2 の長さ、6 問)
2024 三大穀物(トウモロコシの子葉・根、ダイズとイネの種子の養分・栄養素、野生イネの性質の記述、6 問) 暑さ指数 WBGT(乾湿計から湿度・WBGT の計算・黒球温度を白く塗ると、7 問) 試験管 A〜F の液体の判別(アンモニア水ほか、実験 1〜6、4 問) 滑車(60g を 15cm 持ち上げる・滑車の正誤、2 問)
2023 昆虫(4 つ選ぶ・特徴の誤り・幼虫と成体の環境・口の形・アゲハの幼虫写真・擬態・医療用針の記述、7 問) 局地的大雨と台風(積乱雲・前兆・持続時間・しくみ・雲のできる実験・台風の正誤すべて・風の吹き方、7 問) 気体 A〜D の分類(仲間外れ・作り方・線香が炎を上げる・水上置換できる数、4 問) てこ(図 1〜4 の A 点は支点・力点・作用点のどれか、棒のつり合いの □、2 問)
2022 検査の感度・特異度・陽性的中率(新型コロナ、表から計算、5 問) 流水(侵食・カーブの内外・三日月湖・ハザードマップ・石川町駅周辺の地図 3 枚・温暖化、6 問) 燃焼(集気びんのロウソク・炎の形・ドライアイスの気体 X 実験 1〜3・41g→20160cm³・消火器の記述、6 問) エネルギー変換の道具を挙げる(光・音・熱・運動・化学、ホタル、8 問)
2021 こん虫 気象 気体 てこ
2020 植物 流水 水溶液の判別 ふりこ
2019 生態系 惑星・太陽 燃焼 光
2018 こん虫 地層・岩石 燃焼 熱
2017 人体 気象 燃焼 てこ
2016 花のつくり 地層・岩石 燃焼 熱
2015 花のつくり 気象 水溶液の判別 電磁石
2014 こん虫 気象 気体 熱
2013 動物の誕生 流水 水溶液の判別 浮力・密度
2012 植物 星・星座 水溶液の判別 ばね
2010 植物 惑星・太陽 熱 気体

(2011 は資料なし)

頻出単元と周期

  • 分野の並びは資料のある 15 年すべて生物→地学→化学→物理です(2010 は大問 3 熱・大問 4 気体で化学と物理の順が入れ替わっているように見えます)。1 大問 2〜8 問で、生物・地学が 6〜7 問と厚く、物理が 2〜6 問と軽い年が多くなっています。
  • 生物: 植物(2010・2012・2015・2016・2020・2024・2025)が最多、こん虫(2014・2018・2021・2023)が 3〜4 年周期です。人体は 2017 の 1 回、生態系 2019、検査の計算 2022。
  • 地学: 気象 6 回(2014・2015・2017・2021・2023・2024)と流水 4 回(2013・2020・2022・2025)で、2020 以降はこの 2 つだけです。地層 2 回(2016・2018)、天体 3 回(2010・2012・2019)。
  • 化学: 燃焼 5 回(2016・2017・2018・2019・2022)、水溶液の判別 5 回(2012・2013・2015・2020・2024)、気体 3 回(2014・2021・2023)、熱 2 回(2010・2025)。「A〜F を判別する」形が水溶液でも気体でも共通です。
  • 物理: てこ 3 回(2017・2021・2023)、ばね 2 回(2012・2025)、熱 3 回(2014・2016・2018)、電流・電磁石 2 回(2015・2022)、滑車 2024、ふりこ 2020、光 2019、浮力 2013。2023〜2025 はてこ→滑車→ばねと力学の数値問題が続いています。
  • 時事・身近な題材: 新型コロナの検査(2022)、石川町駅のハザードマップ(2022)、局地的大雨(2023)、暑さ指数(2024)、三大穀物(2024)。

問い方の形

  • 各大問は「短い導入文か『以下の問いに答えなさい』+選択 3〜5 問+短答 1〜3 問+記述 0〜1 問」です。文章の空らん①〜⑤に語群から入れる形(2025 大問 2・3、2024 大問 3)と、【実験 1】〜【実験 6】の結果から判別する形(2024 大問 3、2022 大問 3)があります。
  • 計算は物理の出題位置(ばね・滑車・てこ)と、地学の気象(湿度・WBGT)、化学の量(ドライアイスの体積)に出ます。比例と割合が中心です。
  • 記述は「〜の理由を説明しなさい」「〜の利点を 1 つずつ挙げ、説明しなさい」で、答えは 1〜2 文です。身近な現象(アイスとスプーン・白い温度計・医療用針・消火器)と教科書の知識(熱の伝わり方・放射・昆虫の口・二酸化炭素の性質)をつなぐ作りになっています。

8-3. 社会(3〜4 大問・27〜30 問・地理→歴史→公民)

年度×大問の題材表

原本で精読したのは 2022〜2025 です。2021 年度以前は単元記録からです。

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2025(29 問) 地理|鳴子スタディツアー(東北の山脈の断面図・1 月と 8 月の降水量・銘柄米の表・伝統的工芸品・荒浜小学校と防災・漁業のグラフ・宮城の土地利用・東北新幹線、8 問) 歴史|ジェンダーギャップ指数→日本史の女性 文章 I〜V(魏志倭人伝・卑弥呼と中国王朝・藤原頼通の寺院・枕草子の作者・義政期の文化・信長のキリスト教保護の理由(記述)・日露戦争の反対者 a/b、9 問) 公民|井出留美『世界が飢えるのはなぜ?』(コロナと財政・人権・女性の法律制度・通常国会・累進課税 a/b・財政赤字 X〜Z・安全保障理事会・SDGs・エシカル消費、9 問) 時事|AI(プライバシーの権利・AI による人権侵害の予想(記述)・国の対策の提案(記述)、3 問)
2024(29 問) 地理|毎日小学生新聞 2023/5/4 の記事(世界遺産・知床・山地の割合・北海道の地形・県庁所在地と工業・農林水産業・排他的経済水域と水産・人工林・公害、9 問) 歴史|「水」と文明(遣唐使船・平清盛と大輪田泊・厳島神社・勘合貿易・倭寇・出島・蝦夷地と航路・黒船・安政の五か国条約、9 問) 公民|中満泉『未来をつくるあなたへ』(国連・UNICEF・PKO と平和主義・大日本帝国憲法との比較・憲法改正手続き・気候変動・環境省と行政機関・インターネット・SNS の注意点(記述)、9 問) 歴史|鎌倉幕府と室町幕府の仕組み図(X・Y の役職・執権と管領の共通点と権力(記述)、2 問)
2023(27 問) 地理|朝日小学生新聞 2022/4/18 ローカル線の赤字(廃線の影響・北陸 4 県の地図①〜④・コンパクトシティ・インフラ、7 問) 歴史|自然環境と地域 説明文 A〜E(鎌倉幕府と場所・江戸幕府の初代と最後・対馬・藤原純友(漢字 4 字)・厳島神社・吉野と南朝・沖縄の順番・沖縄返還の首相、9 問) 公民|2022 年度一般会計(歳出のグラフ・高度経済成長・予算の議決・物価の継続的上昇・累進課税・間接税・歳入で最大の税、9 問) 時事|ふるさと納税(税の種類・上位下位 5 団体の表から(記述)、2 問)
2022(30 問) 地理|毎日新聞「15 歳のニュース」(再生可能エネルギー・熊本地震・阿蘇のカルデラ・火山・い草・SDGs の番号と根拠(記述)・マイボトル)+世界の宗教(円グラフ・写真)、10 問 歴史|会話文(高度経済成長・戦後・太平洋戦争・日中戦争)+地図で古代〜中世(水城・平安京・元寇・鎌倉・蝦夷)、10 問 公民|財政(歳入・歳出(漢字 2 字)・税収最大の税・国会の種類・予算・超高齢社会・平均寿命・政策・マイナンバー)、10 問 —
2021(30 問) 飛鳥・奈良 世界地理 三権分立 —
2020(30 問) 江戸時代 世界地理 国際社会 —
2019(30 問) 飛鳥・奈良 日本の地理 三権分立 —
2018(30 問) 飛鳥・奈良 世界地理 国際社会 —
2017(29 問) 飛鳥・奈良(律令→検地→傘連判状→地租改正) 貿易・資源 国際社会 —
2016(28 問) 史料 日本の地理 交通・通信 国際社会
2010〜2015(24〜28 問) 歴史(江戸・鎌倉室町・飛鳥奈良) 地理(工業・世界地理・都道府県) 地理(林業・世界地理・国際) 公民(三権分立・憲法)+公民(憲法・国際・経済)の 5 大問

頻出単元と周期

  • 大問数は 2010〜2015 が 5、2016 が 4、2017〜2022 が 3、2023〜2025 が 4 と動きます。ただし小問数は 24〜30 で安定しています(16 年の平均 28)。並びは 2017〜2021 が歴史→地理→公民、2022〜2025 が地理→歴史→公民(→時事)です。
  • 公民: 財政・税(2022・2023・2025 に大問。2023 は大問 4 のふるさと納税も)、国会(通常国会 2025、予算の議決 2023、国会の種類 2022)、憲法(2024 平和主義・改正手続き・大日本帝国憲法との比較)、国際(国連・安保理・UNICEF・PKO・SDGs 2022〜2025 のすべて)、人権と情報(プライバシー・AI・SNS 2024・2025)。16 年集計では憲法・政治 14%、国際社会 9%。
  • 歴史: テーマ通史(2023 自然環境と地域、2024 水と文明、2025 女性)です。平安〜室町が入口になる年が続きます(2023 鎌倉、2024 遣唐使船・平清盛、2025 卑弥呼→頼通→義政)。16 年集計では古代〜中世 14%、近現代 12%。近代の戦争は 2022 大問 2・2025 大問 2 問 9。
  • 地理: 地形の断面図(2025)、雨温図・降水量の分布(2025)、統計表(銘柄米・漁業・輸出入)、地図で位置を選ぶ(北陸 4 県 2023、北海道 2024、対馬 2023、東北 2025)。世界地理は 2018〜2021 に大問(単元記録)、2022 は宗教の小問 2 つ、2023〜2025 は日本地理のみです。
  • 時事: 新聞記事の導入(2022 毎日新聞、2023 朝日小学生新聞、2024 毎日小学生新聞)、本の抜粋(2024・2025)、直近の話題(ジェンダーギャップ指数・AI・ふるさと納税・SDGs・エシカル消費)。

問い方の形

  • 各大問は「導入文(記事・本の抜粋・会話文・説明文 A〜E)+下線部(A)(B)…について、正しいもの/誤っているものを(ア)〜(エ)から 1 つ」の連続です。短答は「漢字○字で」「カタカナ 4 文字で」の文字種指定つきです。
  • 記述は 3 種あります。①資料から読み取る(2023 ふるさと納税の表)②理由を説明する(2025 信長、2024 執権と管領)③予想して提案する(2025 AI、2024 SNS、2022 SDGs の根拠)。字数指定はありません。
  • 2025 で「文 a・b の正誤の組み合わせ」「X〜Z のうち正しいものの組み合わせ」が加わり、選択の 1 問あたりの読む量が増えました。

8-4. 国語(2018 年まで・7 年分。原本で精読したのは 2016・2017・2018)

2019 年度以降は資料が無く、以下は 8 年前までの傾向です。

年度×大問の題材表

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 設問計
2018 漢字(カタカナ→漢字 2・漢字→ひらがな 1・誤字訂正 1) 物語(児童室のコロボックル・アイヌ語・ムックリくん)10 問 説明文(サケと「食べものを選ぶほんとうの基準」)9 問 23
2017 漢字(同形式) 説明文(屋上緑化・ヒートアイランド・竹炭)8 問 物語(和菓子屋「一斗飴」の娘・風味と看板制作)9 問 18
2016 漢字(同形式・「歴史の勉強は大変大事なものだ」の文章) 説明文(「地球は青かった」・水資源・氷河)8 問 物語(10 才のあつよしと猫キィの子猫)9 問 18
2015 漢字(誤字訂正あり) 読解(記号選択が主) 読解(抜き出しが主) 22
2014 漢字 読解 読解 21
2013 漢字(誤字訂正あり) 読解 読解 21
2010 漢字 読解 読解 22

2013〜2015 は単元記録からです。資料のある 7 年とも 3 大問で、大問 1 が漢字、大問 2・3 が読解でした。

頻出と形

  • 読解 2 題は説明文と物語が 1 題ずつです(順序は 2016・2017 が説→物、2018 が物→説)。詩・随筆・古文はゼロでした(精読した 3 年)。学校文法(品詞・活用)の設問もゼロです。
  • 抜き出し(字数指定つき)が最多で、記号選択と字数指定つき記述が続きます。3 年とも記述は 4〜5 問(22%)でした。
  • 記述の字数は「本文の言葉を使って 10〜25 字」「15 字以内で 2 つ」「25〜35 字」「40 字以内」「45 字以内」です。最終問の意見記述だけ字数指定がゆるくなっています。
  • 物語の最終問は 3 年連続で「この後どうすると思うか・どのような行動をとるか」の意見記述でした(2016 問九・2017 問九・2018 は説明文の「取り返しのつかないこと」を書く形)。
  • 慣用句の完成(体の一部を表す漢字 1 字 2017・2018、ひらがな 2 字 2016)が毎年 1 問あります。接続語の組み合わせ選択(2016・2017・2018)、語句の意味・用法(「買う」2017)、文の並べ替え(2016)、内容一致(2018)、人物像を 2 つ選ぶ(2017)も出ています。
  • 大問 1 は「次の文章の①〜④のカタカナを漢字に、漢字をひらがなに」+「文章中の漢字の間違いを 1 か所ぬき出し、正しい漢字に直しなさい」で 2013・2015・2016・2017・2018 に同文でした(誤字訂正は 5 年)。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

単元記録から周期を読んだものです。2021 年度以前は題材まで確認していないため、単元名の水準で挙げます。

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科目 単元 出た年 最終確認年度 状況
算数 大問 6 の速さ(グラフつき) 2019・2021 2021 大問 6 は 2022〜2025 が図形の移動・動く点。速さのグラフが大問 6 に戻る候補
算数 大問 6 の立体(切断・体積) 2010〜2015 に大問 6 で立体 5 回 2015 2016 以降は平面・移動・速さのみ。2025 大問 4 (2) に「積んだ立体の表面積」が入ったのが唯一の立体
算数 大問 2 の速さ・仕事算 速さ 2018・2023、仕事算 2025 2025 一行題の (4) は年で入れ替わる。旅人算・通過算は長く出ていない
理科 地層・岩石 2016・2018 2018 地学の大問 2 の位置は 2020 以降、気象と流水だけ。地層が 7 年空き
理科 惑星・太陽・星 2010・2012・2019 2019 天体が 6 年空き
理科 電流・電磁石 2015・2022 2022 物理の大問 4 の位置は 2023 てこ→2024 滑車→2025 ばね。電流の回路が戻る候補
理科 人体 2017 2017 生物の大問 1 の位置は植物・昆虫が続く。人体が 8 年空き
理科 水溶液の判別 2012・2013・2015・2020・2024 2024 4〜5 年周期。次は 2028 前後だが、気体の判別(2014・2021・2023)と交互
理科 ふりこ 2020 2020 物理の出題位置では 2020 年度が最後
理科 浮力・密度 2013 2013 物理の出題位置では 2013 年度が最後
社会 世界地理の大問 2011〜2015・2018・2020・2021 2021 2022 は宗教の小問、2023〜2025 は日本地理のみ。世界地理の大問が 4 年空き
社会 日本国憲法の条文 2011〜2015・2024 2024 2024 は平和主義・改正手続き。条文の穴埋めは長く出ていない
社会 江戸時代を歴史の入口に 2012・2013・2015・2020 2020 2023〜2025 は鎌倉・室町と平安が入口
社会 三権分立を大問で 2019・2021 2021 2022 年度以降の公民は財政・税と国際・人権が柱
国語 文の並べ替え 2016 2016 2017・2018 は無し(2019 以降未確認)

10. 形式面の注意

  • 算数: 記述・作図・選択は 4 年間ゼロです(2022〜2025)。答えのみです。図のある小問が全体の 45%(16 年集計)で、大問 2 の後半と大問 4〜6 は図を正確に読むことが前提になります。「小数第 2 位を四捨五入して」の桁指定は大問 3 に毎年あります(2024 のみ「小数第 1 位」)。大問 2 (2) の食塩水は 2025 に「およそ何 g」と概数で答えさせました。円周率の指定は転写に現れず未確認です。西暦を仕込んだ問題は精読した 4 年では見当たりません。
  • 理科: 30 分で 19〜25 問です。選択 5〜6 割・短答 3〜4 割・記述 1〜2 問という配分で、大問 1・2 に問題が集中するので、物理の 2〜6 問を先に片づける配分もあり得ます。記述は年 1〜2 問で 1〜2 文(2022 二酸化炭素の消火器と粉末消火器の利点を 1 つずつ、2023 昆虫の針を応用した医療用針、2024 野生のイネの性質が生き残りに不利な理由・黒球温度計を白く塗ると示度はどうなるか理由つき、2025 木・金属・プラスチックのスプーンでアイスがとける速さと理由)。「身近な現象を理由つきで」が共通の作りです。「以下のア〜エから 1 つ選び、記号で答えなさい」の定型が選択の大半で、「すべて選び」は 2023 の台風だけです。文章の空らん①〜⑤に語群から入れる形(2025 大問 2・3)があります。桁指定は 2022 大問 1(小数第 2 位を四捨五入)。作図は精読した 4 年ではゼロです(16 年集計では作図のある年があります)。
  • 社会: 30 分で 27〜30 問です。選択が 6〜8 割で、記事・資料を読む量が多く、設問文の総字数は 4 科目で最大です。記述は年 1〜3 問で字数指定なし(2022 SDGs の番号と根拠、2023 ふるさと納税の表から、2024 SNS の注意点・執権と管領の共通点とどちらが権力を持ったか、2025 信長がキリスト教を保護した理由・AI と人権侵害の予想・国の対策の提案)。記述は最後の大問に置かれる年が多く(2023 大問 4・2025 大問 4)、後回しにすると白紙になりやすい配置です。語句は「漢字 2 字」「漢字 4 字」「漢字 6 字」「カタカナ 4 文字」の文字種指定(2022・2023・2025)。「正しいものを次の(ア)〜(エ)からひとつ選んで記号で答えなさい」「誤っているものを」の定型が 7〜8 割で、2025 は「文 a・b の正誤の組み合わせ」「X〜Z のうち正しいものの組み合わせ」が加わりました。地図・断面図・雨温図・グラフ・表・写真・屏風の資料が毎年複数出ます。
  • 国語(2018 年まで): 記述は「本文の言葉を使って 10〜25 字」「15 字以内で 2 つ」「25〜35 字」「40 字以内」「45 字以内」の字数指定つきで、抜き出しも「7 字」「11 字」「15 字以内」「26 字で始めと終わりの 5 字」と細かく指定されます。「字数制限のある問いは、句読点や記号も 1 字に数えます」の但し書きが冒頭にあります。設問はすべて「——線①(○行目)」の行数つき参照なので、本文の該当行を素早く見つける練習が効きます。大問 1 は「文章中の①〜④のカタカナを漢字に、漢字をひらがなに」+「文章中の漢字の間違いを 1 か所ぬき出し、正しい漢字に直しなさい」で 3 年同文でした。

11. 学年別ロードマップ(小 4 から始めるなら)

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段 この学校で何をするか
小 4(土台) 計算の正確さ(大問 1 は 4 問とも { } や小数・分数の混合。ここを毎年 4 問落とさない子は強い)、角度と円の面積の基本(大問 2 (5)(6) の入口)、場合の数は「並べる・選ぶ」を樹形図で書く癖、読解は「本文の言葉を使って」1 文で答える練習、漢字は書きを毎日。時間計測はまだしません。
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算・漢字・語句と国語の短い記述に、週末 60 分は算数・理科・社会の単元の一巡に割り付けます。算数は 8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使います。出題位置が決まっているので幅は広くありません: 規則性(数列・図形の並び・群数列)、場合の数(塗り分け・カード・座席)、動く点と面積、転がる図形、食塩水(3 操作)、倍数の個数、角度、円とおうぎ形の複合面積、割合の一行題(仕事算・年齢算・比のやりとり。仕事算・年齢算は受験用教材の単元です)。理科は 4 分野を 1 題ずつ(生物: 植物の光合成・昆虫・種子と発芽、地学: 気象・流水・地層、化学: 気体の判別・水溶液・燃焼、物理: ばね・てこ・滑車・電流)。社会は都道府県と地形・産業、通史(女性・海・水などテーマで切られる)、国会と財政。国語は「〜から。」「〜こと。」を字数の枠(15〜45 字)に収める習慣を。ただし国語は 2019 年度以降の資料が無く、ここに書いた形は 2018 年度までのものです(→ 13 節)。
小 6(仕上げ) 7 節の 9 項目。夏以降に算数は「同じ大問を、年度を変えて解く」(大問 4 だけ 4 年分、大問 5 だけ 4 年分、大問 6 だけ 4 年分、大問 3 だけ 4 年分)。理科・社会は「1 年分を、時間を計って解く」(30 分で 20〜29 問)。国語は市販の過去問で 2019 年以降の形式を確認してから記述の字数に慣れます。ただし 2019 年度以降はこの資料が無いので、形式の確認は市販の過去問集で行ってください(→ 13 節)。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 算数は出題位置と問い方が決まっているぶん、小 6 の「同じ大問を、年度を変えて解く反復」に時間をかける価値が集中します。ただし大問 4〜6 はいずれも 3 問目に「逆引き」「条件 2 つ」「2 解」の壁があり、その壁は小 5 で規則性・場合の数・動く点を一度きちんと通しているかで決まります。理科・社会は「30 分で読み切る」ことと語句の知識で差がつき、これは小 6 の通し演習で仕上がります。国語の字数指定つき記述は小 5 から書く習慣が要ります。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が重なるか」だけです。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度・偏差値帯、通学圏は扱いません(男女・日程の注記は自動集計の表をそのまま写しました)。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100)で、同じ問題が出るという意味ではありません。国語の近さは本校の 2018 年以前の資料で計算されているため、参考程度に見てください。

  • 共立女子第二中学校(東京都・女子校)— 算数・理科・社会とそろって近く(国語は計算対象外)、算数の出題位置別演習が使いやすい相手です。2027 年度は 2 月 1 日・2 月 2 日の同じ時間帯に入試が重なる回があります。
  • 豊島岡女子学園中学校(東京都・女子校)— 社会・理科が高く、算数は離れます。理科・社会の形式に慣れる練習が共通します。
  • 東京農業大学第三高等学校附属中学校(埼玉県・共学)— 社会・国語が近く(算数・理科は計算対象外)、社会の選択問題の形が近い相手です。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

本校の B・D・E 入試のような 2 科の回で受ける場合、併願先が 4 科目校であれば理科・社会は本校の準備とは別に立てる必要があります。

使い方の目安: 本校の柱である算数の「大問 4 規則性・大問 5 場合の数・大問 6 動く点」の出題位置別演習は、算数の近さが 83 の共立女子第二・聖園女学院で使いやすいところです。理科・社会の「30 分で読み切る」練習は、理科 85 以上の豊島岡女子・芝国際、社会 89 以上の豊島岡女子・東海大浦安・駒込と共通します。


13. 資料の限界

  • 資料は年ごとに科目 1 冊のみで、回の表記は未確認です。2 科の B・D・E 入試や英語資格利用の問題は含まれていません。試験時間・配点は現在の募集要項の値で、過去の年度の時間は確認していません。
  • 2026 年度はどの科目も未収録です。国語は 2018 年度で止まっており(2011・2012 も欠落)、直近 7 年の変化はこの資料からは言えません。理科は 2011 年度が欠落しています。
  • 2021 年度以前の単元は転写データの単元記録から起こしたもので、題材の一言・設問文までは確認していません(算数の 2017 のみ別の読み取り記録から題材を補いました)。算数は転写の確度が低めの年が多く(16 年中 11 年)、単元の細部はそのぶん割り引いて読む必要があります。ただし大問数・小問数は全年度で読み取れています。
  • 図・グラフ・写真は文字情報に置き換えているため、図形問題や地図・グラフの読み取りは設問文からの推定を含みます。理科は小問の数え方が 14〜29 とぶれます。
  • 「同じ問い方の実例」は両年の設問文を原本で確認したものだけを書きました。数値まで同一の再出題は今回の範囲では見つかっていません。
  • 配点は各科目の合計(国語・算数 100 点、社会・理科 60 点)しか分からず、小問ごとの配点は非公開で、設問数ベースの比重しか語れません。募集人員も全 5 入試回の合計 180 名までしか分からず、回ごとの内訳は募集要項に記載がありません。
  • 「〜のように見えます」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。
  • 12 節では近さの上位 3 校だけを文で紹介し、8 校の一覧は出題構造が近い学校のページへ移しました。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ