関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

横浜共立学園中学校の過去問分析

女子私立神奈川県横浜市中区

重要結論

  1. 大問の並びと問題数が何年も動かず、中身だけを毎年作り直す学校です。算数は精読した 4 年すべてが大問 5・小問 17 問(2023 のみ 18 問)、社会は大問 4・小問 47〜48 問、理科は 4 大問で 39〜42 問です。
  2. 算数の大問 5 は転写の分類では 2009 年以降 18 年連続で立体・水量・回転体、大問 4 は平面図形です。同じ問題がそのまま再登場した例は、精読した 4 年で 1 つも見つかりませんでした。
  3. したがって過去問の使い方は、時間の使い方を身につけることと、単元ごとの解き方を習得することの二つに近くなります。「出る問題を覚える」使い方は効きにくい学校です。

今週やること

  1. 算数の大問 4 を 2025・2026 の 2 年分続けて解きます。両年とも「円が転がる」で、設問の並びまで同じです。
  2. 算数の大問 5(立体と水量)と大問 4(平面図形)を、年度を変えて集めて解きます。
  3. 理科の 40 問超・社会の 48 問を時間内に処理する練習をします。どちらも量が最大の壁です。

分析年度: 2005〜2026 年度
入試回: 4 科入試(A 方式)相当
資料の範囲: 最大 22 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 4 年・社会 4 年・国語 4 年
制約: 試験時間と配点が公式サイトに出ていません。このレポートで時間配分に触れている箇所は、すべて問題量から見た目安です。実際の分数は学校で配付される募集要項で確認してください。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 3 題(2012 年度から、大問数を数えられた資料 6 冊すべて・数えられなかった年が 7 年。最新の資料は 2024 年度)。前回の変化: 2011 → 2012 の間に 2 題 → 3 題。変化の履歴: 3 回: 2008・2011・2012(間隔 3・1)
  • 社会: 4 題(2005 年度から、大問数を数えられた資料 18 冊すべて・数えられなかった年 2012・2013・2021・2025。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2005〜2026 年度の、数えられた資料 18 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 算数: 5 題(2005 年度から、大問数を数えられた資料 15 冊すべて・数えられなかった年が 7 年。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2005〜2026 年度の、数えられた資料 15 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 神奈川県横浜市中区
男女 女子校
入試回と日程・科目 A 方式(2027 年 2 月 1 日・4 科)と B 方式(2027 年 2 月 3 日・2 科)の 2 回
試験時間・配点 公式サイトに未掲載です。詳細な募集要項は 10 月 1 日より学校で配付される予定と案内されています
旧称 日本婦女英学校(1872 年に改組)、共立女学校(1875 年に改称)

上の表は 2027 年度の募集要項にもとづく内容です。試験時間と配点はこの資料では分かりません。10 月 1 日から学校で配付される募集要項を受け取って、必ずご自身で確認してください。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。

このレポートが扱えるのは、4 科で行う A 方式に相当する問題です。B 方式(国語・算数の 2 科)の問題は含まれていません(→ 4 節・13 節)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)、短答(語句や数値を短く答える形式)、逆算(□にあてはまる数を求める計算)、一行題(数行で終わる短い文章題)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 大問の並びと問題数が何年も動かず、中身だけを毎年作り直す学校です。算数は精読した 4 年すべてが大問 5・小問 17 問(2023 のみ 18 問)、社会は大問 4・小問 47〜48 問、理科は 4 大問で 39〜42 問です。
  2. 算数の大問 5 は転写の分類では 2009 年以降 18 年連続で立体・水量・回転体、大問 4 は平面図形です。同じ問題がそのまま再登場した例は、精読した 4 年で 1 つも見つかりませんでした。
  3. したがって過去問の使い方は、時間の使い方を身につけることと、単元ごとの解き方を習得することの二つに近くなります。「出る問題を覚える」使い方は効きにくい学校です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 5(立体と水量)と大問 4(平面図形)を、年度を変えて集めて解きます。
  2. 理科の 40 問超・社会の 48 問を時間内に処理する練習をします。どちらも量が最大の壁です。
  3. 国語は記号選択を消去法で切る練習と、漢字 8 問(読み 3・書き 5)を毎日回します。

今週やる 1 つ

  1. 算数の大問 4 を 2025・2026 の 2 年分続けて解きます。両年とも「円が転がる」で、設問の並びまで同じです。

注意

  1. 試験時間と配点が公式サイトに出ていません。このレポートで時間配分に触れている箇所は、すべて問題量から見た目安です。実際の分数は学校で配付される募集要項で確認してください。

4. 資料の状況

転写=過去問の紙面を文字データに起こしたものです。読んだ深さを次の 3 語で書き分けます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問ごとの主要単元を数えただけの年)/資料のある年(転写が手元にある年)。

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科目 資料のある年 精読した年 構成だけ数えた年 判読の確度
算数 2005〜2026 の 22 年 2023・2024・2025・2026 の 4 年 18 年 大問構成・小問の数え方とも安定しています。転写の読み取り確度が低めの年が 22 年中 7 年(2023 を含む)。図そのものは転写できないため、図形の細部は図の説明文からの推定を含みます
理科 2005〜2026 の 22 年 2023・2024・2025・2026 の 4 年 18 年 会話文・表・グラフが多く、小問の数え方が転写でぶれます。2025 は転写では 26 問ですが、この年は読み取り確度が低めで、実際はもっと多い可能性があります(2023 年 40 問・2024 年 39 問・2026 年 42 問)
社会 2005〜2026 のうち 2012 年度を除く 21 年 2023・2024・2025・2026 の 4 年 17 年 文章量が多いのですが、設問文・選択肢の文言まで読めます。転写の読み取り確度が低めの年が 21 年中 3 年(2025 を含む)
国語 2005・2006・2008〜2013・2015〜2017・2024 の 12 年(2007・2014・2018〜2023・2025・2026 が非掲載) 2015・2016・2017・2024 の 4 年 8 年 本文・設問とも読めます。直近では 2024 年度までしか資料がなく、2025・2026 はありません
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 入試回について: この学校の入試は 2 方式あります(2027 年度募集要項では A 方式 = 2 月 1 日・4 科、B 方式 = 2 月 3 日・2 科)。転写データは 1 年につき科目 1 冊で、理科・社会が揃っているため、4 科で行う A 方式相当の問題として扱いました。表紙の回の表記までは確認していないので、B 方式(国語・算数の 2 科)の問題はこのレポートには含まれません。B 方式の国語・算数が A 方式と同じ作りかどうかは、この資料からは分かりません。
  • 試験時間・配点は公式サイトに未掲載です(詳細な募集要項は 10 月配付予定と案内されています)。したがって本文で時間配分に触れる箇所は、問題量から見た目安として書いています。
  • 「毎年」「〜年連続」は原本の設問文で 3 年以上の反復を確認したものだけに使いました。2022 年度以前(国語は 2014 年度以前)の単元の回数は転写の分類を数えたもので、「転写の分類では」と断って書き、題材の細部には触れていません。

5. 一番大きな結論

横浜共立学園は「大問の出題位置(大問の番号と順番)と問題数が何年も動かず、中身だけを毎年作り直す」学校です。

  • 算数は精読した 4 年すべてが大問 5・小問 17(2023 のみ 18)で、答えだけを書く短答が 100% です。記述も途中式の欄も作図も 1 問もありません。出題位置は「大問 1 = □に数を入れる小問 6 問/大問 2・3 = 文章題/大問 4 = 平面図形/大問 5 = 立体・水量」で 4 年とも同じです。転写の分類でも 2005〜2026 の 22 年すべてが大問 5 で、大問 5 の位置は 2009 年以降 18 年連続で立体・水量・回転体です。
  • 理科は精読した 4 年すべてが 4 大問で、生物・地学・物理・化学から 1 題ずつです(2026 は化学の枠が「熱と状態変化・密度」)。並び順は毎年入れ替わります。小問は 39〜42 問(2025 の転写のみ 26 問)と多く、作図が 4 年連続(2023 年 2 問・2024 年 1 問・2025 年 2 問・2026 年 4 問)で入ります。
  • 社会は精読した 4 年すべてが大問 4・小問 47〜48 です。内訳も 4 年とも同じで、「大問 1 = 長い文章を読んで地理・歴史・公民をまたいで答える 12〜14 問」「歴史の通史 1 題(13〜15 問)」「地理 1 題(9〜10 問)」「前年の出来事を入口にした公民・時事 1 題(10 問)」です。ただし、その 4 つの並び順は毎年入れ替わります。
  • 国語(2024 年まで)は大問 3・小問 29〜30 です。大問 1 が漢字 8 問(1〜3 が読み・4〜8 が書き取り)、大問 2 が物語・随筆、大問 3 が説明的文章で、読解は各 10〜11 問です。記号選択が最も多く、記述は 2〜6 問です。

したがって過去問の使い方は、時間の使い方を身につけることと、単元ごとの解き方を習得することの二つに近くなります。出題位置と問題数が動かないので、「大問 5 は必ず立体か水量」「理科は 40 問前後」「社会は 48 問」という前提で時間配分を作り込めます。一方で「出る問題を覚える」使い方は効きにくく、同じ問題がそのまま再登場した例は精読した 4 年で 1 つも見つかりませんでした。ただし算数の大問 4 だけは、2025 と 2026 が「円が図形の周を転がる」で問い方まで揃っています(後述)。

科目横断の要点

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 非常に高い。大問 5・小問 17 前後・全問短答。精読した 4 年で崩れなし。転写の分類でも 22 年すべて大問 5 大問 1 の 6 問は計算 2 問+文章題 4 問。大問 2・3 は文章題(食塩水・速さ・売買・流水・年齢・和差)、大問 4 は平面図形、大問 5 は立体・水量 出題位置別の単元演習。特に大問 5(水量とグラフ・回転体・立体の体積表面積)と大問 4(円の転がり・角度・面積比)を年度を変えて解く
理科 高い。4 大問・39〜42 問。4 分野から 1 題ずつ 会話文と身近な題材(ゆでたホウレンソウ・メトロノーム・ハーフパイプ・IH 調理器・光害)から入り、1 つの大問の中で単元をまたぐ。記号選択が 6 割前後 40 問超を読み切る速さと、作図(グラフ・回路・月の形・矢印での流れ図)
社会 非常に高い。大問 4・小問 47〜48。精読した 4 年で 47・48・48・48 大問 1 は 1 本の文章から地理・歴史・公民をまたいで問う。歴史は通史、地理は統計と地形、公民は前年の出来事が入口。記述は年 1〜3 問 48 問を時間内に処理する速さと、大問 1 の分野をまたぐ読み(同じ文章から縄文も三権分立も出る)
国語 高い。大問 3(漢字+読解 2 本)・小問 29〜30 記号選択が主軸で、抜き出しと短めの記述が続く。漢字は読み 3・書き 5 の配分が 4 年とも同じ 記号選択の消去法と、十字〜七十字の短い記述・抜き出し。長文記述の練習より、字数の枠に収める練習

科目ごとに求められるものが違います。算数は「出題位置ごとの単元を確実に」、理科・社会は「量を時間内にさばく」、国語は「選択肢を絞る」です。4 科とも書く分量は多くない代わりに、問題数が多いのがこの学校の特徴です。


6. この学校らしさが出る場所(過去問でしか掴めない題材の色)

  • 算数は「日常の場面で文章題を出す」学校です。 共子さんが図書館へ向かう(2023 大問 1(4))、共子さんが毎朝 7 時 50 分に出発し立子さんの家で合流し、お兄さんが自転車で追い越す(2025 大問 2)、共子さんが図書館まで往復する(2026 大問 2)、令子さんと妹が同じ金額を持って買い物をする(2025 大問 3)、立子さんがボートで川を上り下りする(2023 大問 2)。登場人物の名前(共子・立子・令子)が年をまたいで繰り返し使われているように見え、設定は学校生活と買い物と乗り物に寄っています。
  • 算数の大問 4 は「動く円」が定番になりつつあります。2025(正方形の内側を半径 3cm の円が転がる)と 2026(直角三角形の外側を円が 1 周する)は、(1) が「中心が動いた線の長さ/回転数」、(2) が「円が通ったあとにできる図形の面積」で、設問の並びまで同じです。両年の設問文を読んで確認しました。転写の分類では図形の移動が 22 年で 10 回あり、うち大問 4 の位置に集中しています。
  • 理科は「台所と教室と身のまわり」から入ります。ゆでたホウレンソウの色(2026 大問 3)、メトロノームのしくみ(2024 大問 1)、スノーボードのハーフパイプ(2023 大問 4)、IH 調理器と「うず電流」(2025 大問 3)、レモンの果じゅうと pH(2024 大問 3)、水銀に金属が浮くか(2026 大問 1)、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の星(2026 大問 2)。知識を確認したあとに、その知識で身近な現象を説明させる流れが多くなっています。「私」と友人の会話文で進む大問が 2026 に 2 本あり、実験の指示や失敗もそのまま会話に書かれています。
  • 理科は「環境と人の活動」に触れます。宇宙船地球号と生態系のバランス(2024 大問 2)、二酸化炭素を減らす手段と燃料別の排出量(2024 大問 2・3)、プラスチックのリサイクルと海底のレアアース(2025 大問 1)、人工光が生き物に与える影響と「あなたが行いたいことを 1 つ」(2026 大問 3)。自分の行動を書かせる設問が入るのは、この学校らしい場所に見えます。
  • 社会の大問 1 は「1 本の文章で分野を横断する」作りです。2023 は食と地域の文章から砺波平野の屋敷森・親潮・平泉・西廻り航路・TPP・栽培漁業まで、2026 はアルゼンチンと国際協力の文章から茨城県の農業・難民・条約の批准・ザビエル・地租改正・自衛隊・小豆島のオリーブまで扱います。地理から歴史へ、歴史から公民への切り替えが下線部ごとに起こるので、大問名から分野を予測できません。
  • 社会は「前年の出来事」から公民に入ります。2023(2022 年 7 月のジェンダーギャップ指数)、2024(2023 年 4 月と 10 月に始まった制度)、2025(2024 年夏のパリ大会と、多くの国で行われた選挙)、2026(2025 年の出来事・国連 80 年・初の女性首相)。時事は「何が起きたか」ではなく「どの制度・どの条文につながるか」で問われます。
  • 国語は「関係のなかの自分」を扱う文章が多いように見えます。友達との距離に悩む中学生(2016 大問 2)、しいちゃんの家での自分(2015 大問 2)、母と娘と夢(2024 大問 2)、鏡像自己と他者との比較(2016 大問 3)、チンパンジーの「覗き込み行動」と和解の食事(2017 大問 3)、第一反抗期と第二反抗期(2024 大問 3)。物語も説明文も「人と人の間で自分がどうなるか」というテーマで揃う年があります。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度・大問・数字)は 8 節の科目別を参照してください。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 5(立体と水量)を年度を変えて解く。2023(円柱の内側にもう 1 つ水槽を入れて水を注ぐ・あふれた量・内側の水槽の高さ)、2024(円柱の半分から一部を取り除いた立体の体積と表面積)、2025(水槽におもりを入れる/向きを変えて入れる・水面の高さ)、2026(長方形から一部を除いた図形を回転させた立体の体積と表面積)。4 年連続でここが立体・水量です。転写の分類では 2009 年以降 18 年連続。水量とグラフ・回転体・体積表面積の 3 種を回しておきます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・大問 4(平面図形)を年度を変えて解く。2023(正方形と正六角形を重ねた角度 2 問+面積比)、2024(長方形の中にとった点を結んだ図の線分比・面積比)、2025(正方形の内側を半径 3cm の円が転がる: 中心が動いた線の長さ・円が通った部分の面積)、2026(直角三角形の外側を円が 1 周する: 回転数・円が通った部分の面積)。2025 と 2026 は問い方まで同じ 2 問構成で、両年の設問文を読んで確認しました。円の転がりは「中心が動く線の長さ」と「通過部分の面積」をセットで手が動くようにしておきます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 6 問を 8 分で。4 年とも「次の□に当てはまる数を求めなさい。(円周率は 3.14 とします。)」で始まり、(1)(2) が四則計算と逆算(2026 は (1)(2) が計算・(3) が逆算)、残りが平均算・売買損益・過不足算・つるかめ算・通過算・集合・数の性質・食塩水などの一行題です。ここを落とさず速く抜けることが 17 問中 6 問分にあたります。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週 1 回] 算数・大問 2 と 3 の文章題。精読した 4 年で出たのは流水算(2023)・食塩水の濃度(2023・2024)・年齢算(2024)・速さ(2025)・和差算と分配算(2025)・速さとグラフ(2026)・売買損益(2026)です。食塩水は 2023・2024 に大問、2025 は大問 1 の小問と、3 年続けて顔を出しました。速さは「登校途中で友達と合流し、後から自転車が追い越す」(2025)、「図書館まで往復する山型のグラフ」(2026)のように、日常の場面設定で出ます。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 社会・大問 1 の「分野をまたぐ文章」に慣れる。2023(食と地域の文章から砺波平野の地図記号・親潮・平泉・西廻り航路・TPP の記述)、2024(都市と地方の文章から三権分立・藤原京・雨温図・沖縄)、2025(熊本と観光の文章から養殖業・八幡製鉄所の立地の記述・目安箱・最高裁判所)、2026(アルゼンチンと国際協力の文章から茨城の農業・難民・条約の批准・ザビエル・地租改正の記述)。1 本の文章から地理も歴史も公民も出るので、下線部ごとに頭を切り替える練習を。記述はほぼこの大問 1 に集中しています(2023 年 3 問中 3、2024 年 2 問中 2、2025 年 2 問中 2、2026 年 1 問)。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会・前年の出来事を制度に結びつける。2023 大問 4(2022 年 7 月のジェンダーギャップ指数 → 社会権・選挙権・男女雇用機会均等法)、2024 大問 4(2023 年 4 月と 10 月に始まった制度 → こども家庭庁・日銀・最低賃金・インボイス・ふるさと納税)、2025 大問 3(2024 年の各国の選挙 → 衆議院の解散・選挙区制度・SNS・リコール)、2026 大問 2(2025 年の出来事 → 参議院通常選挙・国連 80 年・初の女性首相・一般会計予算)。4 年連続で「前年の出来事 → 制度・仕組みの知識」の作りになっています。ニュースは出来事名ではなく、憲法・国会・選挙・財政のどこにつながるかで覚えます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週末 60 分] 理科・作図と、40 問超を読み切る配分。作図は 2023(光合成のグラフを描き足す・ハーフパイプでとび上がる高さ)、2024(火山前線を図に引く)、2025(水よう液に物質がとけているようすを図で表す・体内の水の流れを矢印で)、2026(月の形を太い線で描く・豆電球の内部の配線・コンデンサーを使った回路・モーターの切りかえ回路)と 4 年連続で、2026 は 4 問です。回路図と「粒のようす」の図は書き方を決めておきます。量の面では 4 大問で 39〜42 問あり、導入の会話文が長い(2026 大問 3 はホウレンソウのゆで方から光合成・光害まで会話が 3 本)ので、知識で即答できる小問を先に拾い、表と会話を読む問題を後に回す 2 周が現実的です。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・記号選択の精度と漢字 8 問(2024 年度までの資料にもとづきます)。精読した 4 年で記号選択が 10〜16 問と最も多く、「A・B にあてはまる言葉」(接続語・語句)、「――線 1 とはどういうことですか」、「本文の内容と合っているもの」「文章全体の表現の特色」の 4 種が繰り返し出ます。最後の 1 問が「表現の特色」「本文の内容と合うもの」で締められるのが 2016・2017・2024 に共通です。漢字は 2015・2016・2017・2024 の 4 年とも大問 1 が「1〜3 は読みをひらがなで書き、4〜8 は漢字に改めなさい」の 8 問で、指示文まで同じです。配分が変わらないので、読み・書きを 3:5 で毎日回せます。(確認: 〜2024 年度)

8. 科目別の詳細

特殊算(つるかめ算・過不足算・流水算・通過算・ニュートン算など、受験用教材で扱う解き方)の語は 用語集 を参照してください。

8-1. 算数(大問 5・小問 17 前後・全問短答・作図なし・試験時間と配点は未掲載)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2026(5 題・17 問) □に当てはまる数 6 問(四則計算 2・逆算・和差算(3 人のコイン)・通過算(駅のホームを通過)・割合と比(男女の人数比)) 速さとグラフ(図書館まで歩き、本を借りて戻る山型のグラフ。歩く速さ・姉が追いつく時刻・7 分後の出会い)3 問 売買損益(商品 A・B の定価と、100 個仕入れたときの利益)3 問 図形の移動(直角三角形 AB=41cm・BC=40cm の外側を円が 1 周: 回転数・円が通った部分の面積)2 問 回転体(縦 15cm 横 9cm の長方形から一部を除いた図形の面積・回転させた立体の体積・表面積)3 問
2025(5 題・17 問) □に当てはまる数 6 問(四則計算・逆算・数の性質(分母 13 の分数)・過不足算・売買損益・食塩水の濃度) 速さ(7 時 50 分出発・毎分 75m で立子さんの家へ・兄が自転車で追い越す時刻・休憩後の到着)3 問 和差算・分配算(令子さんと妹の所持金と商品 A〜C の値段。最後は 2 割引きでのつるかめ算)3 問 図形の移動(1 辺 6cm の正方形と半径 3cm の円: 中心が動いてできる線の長さ・円が通った部分の面積)2 問 水量とグラフ(1 辺 9cm の正方形を底面とする水槽におもりを入れる/向きを変えて入れる。おもりの体積・水面の高さ)3 問
2024(5 題・17 問) □に当てはまる数 6 問(四則計算・逆算・つるかめ算(赤玉と白玉の重さ)・平均算・流水算・集合(水泳と登山)) 年齢算(5 人家族。弟の年齢と両親の年齢の和・両親の和が子ども 3 人の和の 2 倍になる年)2 問 食塩水の濃度(3%・11%・25% の 3 容器を混ぜる・水を蒸発させる・3 容器から 100g ずつ)3 問 平面図形の面積・面積比(縦 4cm 横 7cm の長方形にとった点を結んだ図。ID:IF の比・三角形の面積比・四角形 HJFI の面積)3 問 立体図形(円柱の半分から一部を除いた立体。グレーの部分の周りの長さ・体積・表面積)3 問
2023(5 題・18 問) □に当てはまる数 6 問(四則計算・逆算・平均算(5 人のテスト)・速さ(図書館まで 2.6km)・売買損益(700 個仕入れ)・過不足算(りんごの箱詰め)) 流水算(ボートで A 地点から B 地点へ。上りと下りの速さの比・川の流れの速さ・再挑戦)3 問 食塩水の濃度(容器 A・B の濃度と、180g ずつ取り出して混ぜる)3 問 角度と面積比(正方形 ABCD と正六角形 CEFGHI を重ねた図。角度 2 問・四角形 CFGI は正六角形の何倍か)3 問 水量とグラフ(底面の半径 30cm・高さ 30cm の円柱の中にもう 1 つ水槽。注いだ水の量・あふれた量・内側の水槽の高さ)3 問

精読した 4 年の共通点: 大問 5 題・小問 17 問(2023 のみ 18)・全問短答が 4 年連続です。大問 1 は必ず「□に当てはまる数」6 問で、(1) が四則計算・続いて逆算。大問 4 は平面図形、大問 5 は立体か水量が 4 年連続です。同じ問題がそのまま再登場した例は見つかりませんでしたが、2025 と 2026 の大問 4 は「円が転がる」で設問の並びが同じです。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 22 年で大問の主要単元として数えたもの)

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位置 転写の分類で入った単元 傾向
大問 1 四則計算(20 年)・数の性質(2013)・つるかめ算(2022) ほぼ例外なく小問集合。精読した 4 年はすべて 6 問
大問 2 食塩水(2011・2017・2018・2021・2022)・過不足(2009・2014)・売買(2005・2015)・平均(2006・2008)・仕事(2007・2019)・年齢(2010・2024)・割合(2016・2020)・速さ系(2012・2025・2026)・流水(2023)・つるかめ(2013) 文章題の入口
大問 3 速さ・速さとグラフ(2006・2008・2013・2016・2017・2019・2021)・流水(2015・2020)・仕事(2011)・通過(2010・2022)・食塩(2014・2023・2024)・消去(2007)・ニュートン(2018)・和差(2025)・売買(2026) 速さ系が 22 年で 10 回前後と最多
大問 4 図形の移動(2011・2013・2015・2017・2018・2019・2021・2022・2025・2026)・平面図形(2005・2010・2016・2020・2024)・円とおうぎ形(2012・2014)・回転(2008)・角度(2023)・水量(2007)・影(2006)・速さとグラフ(2009) 2010 年以降は平面図形系で固定。移動が 10 回
大問 5 立体図形(2009・2011・2012・2015・2016・2017・2018・2021・2024)・水量(2005・2010・2013・2020・2023・2025)・回転体(2014・2019・2022・2026)・平面(2007・2008)・円とおうぎ形(2006) 2009 年以降 18 年連続で立体・水量・回転体

問い方の型

  • すべて「〜は□です」「〜は□cm² です」の穴埋めで、答えの数値だけを書きます。誘導は (1)→(2)→(3) の 3 段が基本で、(1) で求めた値を (2) で使う設計が多くなっています(2023 大問 2 の流水算、2024 大問 3 の食塩水、2026 大問 3 の売買損益)。
  • 大問 2〜3 の文章題は、設定が 2 段階で変わります(「再び」「ある日」「(2) の状態から」)。最後の 1 問だけ条件を変えて聞く形が 4 年とも見られます。
  • 大問 4・5 は図が必ずつき、図の中の記号(角あ・角い・点 I・J など)を使って問います。図を自分で描き直す設問はありません。
  • 「最も簡単な整数の比で表すと□:□」(2024)、「小数第 2 位を四捨五入して」(2023)の形式指定は、必要な設問にだけ付きます。

今からやるなら(算数・7 節に無いもの)

  1. 大問 5 の水量とグラフは「おもりを入れる/取り出す」「向きを変える」の 2 パターンを回します。円の転がりは内側と外側の両方を用意します。
  2. 答えのみの形式に合わせて、検算の手順を決めておきます(逆算は代入して戻す・面積は概算で桁を確かめる)。

8-2. 理科(4 大問・小問 39〜42・作図あり・試験時間と配点は未掲載)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(42 問) 物質/熱と状態変化(会話文。液体でないものをすべて・沸とうのあわの正体・氷を温めたときのグラフ・状態変化と体積・なまり/鉄/金の密度・水銀に浮くか・銀のかたまりの重さ)10 問 地学/月と星(夕方の月の動き・3 日後の位置・月の形の作図・満ち欠けの理由・夏の大三角の高さの記述・北の空の星の動きと角度・3 か月後の位置・『銀河鉄道の夜』の星の位置の共通点の記述)13 問 生物/植物と光(ゆでたホウレンソウの色・クロロフィルと光合成・ふ入りの葉のヨウ素液・生態系・人工光の影響・自分が行いたいことの記述)8 問 物理/電気回路(電流が流れるものの判別・豆電球の内部配線の作図・コンデンサーを使う回路の作図・回路の明るさ比較 3 問・手回し発電機・箱の中の配線の推定・モーターの切りかえ回路の作図)11 問
2025(転写では 26 問) 物質/金属と水よう液(室温での状態・状態変化・とけるようすの作図・BTB 液の色・プラスチックのリサイクル・金属の性質・塩酸と反応しない金属・合金・南鳥島のレアアース)10 問 生物/人体(消化管の空欄 5 つ・臓器の位置・だ液のはたらきの実験・吸う空気とはく息の酸素濃度・水が体外に出るまでの流れの作図)5 問 物理/電磁石と電磁誘導(磁化・方位磁針・コイルと電流・電磁誘導・うず電流・アルミ板と棒磁石・IH 調理器)9 問 地学/気象(雲量による晴れとくもりの判定・台風の雲の種類・天気図の読み) 2 問
2024(39 問) 物理/ふりこ(ふりこの長さの定義・おもりの重さと周期を調べる実験の設計・周期が何で決まるか・メトロノーム・身長 120cm の子がすわった場合・支点にくぎを打った場合)10 問 生物/生態系(生物の多様性と環境適応・食物連鎖の図・生物 D が増えたときの B と C の変動・外来種・二酸化炭素濃度のグラフ・森林の役割)8 問 化学/水よう液(レモン果じゅうと万能試験紙・pH の数値と酸性の強さ・炭酸水・6 種の水よう液の分類(性質 1〜3 にあてはまるものをすべて)・燃料 2m³ あたりの二酸化炭素の計算・燃料別の排出量)11 問 地学/火山と地層(火山灰と溶岩・つぶの形・火山噴出物・「何がどのような状態か」の記述・火山灰の層・災害の例とひ難場所・プレートと火山前線の作図・温泉)10 問
2023(40 問) 化学/溶解度と再結晶(水よう液の定義・水よう液でないもの・食塩/重そう/ミョウバンのとける量・70℃の水 130g にとけるミョウバン・半量を冷やす/半量を加熱する・鍾乳洞と石灰水)9 問 地学/太陽と気象(太陽と月の見かけの大きさ・月の直径の計算・地じくと北極点の方向・夏至の日の光・雲のでき方・日本付近の天気図・夕焼けと翌日の天気の記述)10 問 生物/光合成(植物 A のグラフの作図・光の強さと光合成量・呼吸による二酸化炭素放出量・葉の総面積 10m² あたりの計算・陽生植物と陰生植物・気孔と蒸散)9 問 物理/物体の運動(なめらかな床の上の小球・ハーフパイプの半円とう・ふりことの対応・小球が飛び出す条件・競技での高さの記述・コースの作図)12 問

精読した 4 年の共通点: 4 大問が 4 年連続です。生物と地学は毎年 1 題ずつで、残り 2 題を物理と物質(化学)で分けます。作図が 4 年連続(グラフ・矢印の流れ図・回路・月の形・火山前線)。1 つの大問が 8〜13 問と大きく、大問の中で単元をまたぎます(2024 大問 3 は水よう液の判別から燃料の二酸化炭素排出量へ、2026 大問 3 は光合成から光害へ)。同じ問題の再登場は見つかりませんでした。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

  • 物理: ふりこ・物体の運動 6 回(2006・2010・2015・2020・2023・2024)、電磁石 4 回(2008・2017・2021・2025)、電気回路 4 回(2014・2018・2019・2026)、電流のはたらき 2 回(2013・2022)、てこ・つり合い 4 回(2005・2007・2014・2019)、光 1 回(2012)、浮力・密度 1 回(2016)。
  • 物質(化学): 熱と状態変化 6 回(2008・2009・2017・2019・2021・2026)、気体の性質 7 回(2005・2007・2011・2012・2015・2017・2020)、溶解度・再結晶 5 回(2011・2013・2014・2021・2023)、水溶液の性質 2 回(2009・2024)、金属と水溶液 3 回(2013・2016・2025)、質量保存 2 回(2010・2022)、燃焼 2 回(2006・2010)、中和 1 回(2018)。
  • 生物: 植物のつくりとはたらき 9 回(2008・2010・2012・2016・2019・2020・2021・2023・2026)、人体 7 回(2005・2006・2011・2013・2018・2022・2025)、こん虫・動物の分類 4 回(2007・2010・2017・2018)、生態系 2 回(2015・2024)、種子の発芽 2 回(2014・2020)、動物の誕生 1 回(2009)。
  • 地学: 気象 7 回(2007・2009・2012・2016・2018・2020・2025)、地層・岩石 6 回(2006・2010・2014・2017・2021・2024)、月 4 回(2005・2015・2022・2026)、星・星座 4 回(2008・2012・2019・2026)、太陽 2 回(2013・2023)、流水 1 回(2011)。

問い方の型

  • 各大問は「導入文(会話文か観察の説明)+図・表+問 1〜問 12」の作りです。知識で即答できる小問が最初に 2〜4 問あり、そのあと実験や表の読み取りに移ります。
  • 選択肢は「すべて選びなさい」「正しい組み合わせ」「あてはまるものをア〜カからすべて」(2024 大問 3 の水よう液の分類)が多くなっています。
  • 計算の型: 割合と比(燃料 2m³ あたりの二酸化炭素、葉の総面積 10m² あたりの光合成量)、密度(体積と重さの比較・水銀に浮くか)、溶解度の過不足(70℃の水 130g)、角度(星の日周運動)。
  • 作図: グラフを描き足す(2023)、矢印で流れを描く(2025)、図に線を引く(2024 火山前線)、月の形を太線で描く(2026)、回路を描く(2026 が 3 問)。
  • 記述は「理由を答えなさい」「共通点を答えなさい」の 1〜2 文です。字数指定は精読した 4 年にありません。

今からやるなら(理科・7 節に無いもの)

  1. 4 分野を均等に一巡します。この学校は毎年 4 分野から 1 題ずつなので、苦手分野がそのまま大問 1 つ分の失点になります。
  2. 表と割合の計算(燃料別の二酸化炭素・光合成量・溶解度・密度)を年度を変えて回します。
  3. 「すべて選びなさい」の設問だけを抜き出して練習します。部分点が期待しにくい形式です。
  4. てこ・気体・こん虫の分類は近年空いているので、基本を 1 周ずつ(→ 9 節)。

8-3. 社会(大問 4・小問 47〜48・記述 1〜3 問・試験時間と配点は未掲載)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(48 問) 分野横断|アルゼンチンと国際協力の文章(青森と緯度・ブエノスアイレスの緯度・茨城の農業・環境問題の国際的取り組み・難民・条約の批准・博物館の地図記号の作図・ザビエル・地租改正前後の税制の記述・長崎の原爆・自衛隊・室町のできごと・小豆島のオリーブ・信教の自由)14 問 公民・時事|2025 年の出来事(トレーサビリティ・参議院通常選挙・任期と定数・国の特別天然記念物・住民投票・国連 80 年・初の女性首相を漢字で・男女同一賃金・デフリンピック・2025 年度一般会計予算の歳出)10 問 歴史|日韓国交正常化 60 周年から朝鮮半島との関係史(大陸から移り住んだ動物・千歯こき・414 年の石碑・古代の仏教・高麗・武士政権・倭寇と朝鮮国・ハングル・秀吉の出兵・江戸の外交・公事方御定書・日清日露・三・一独立運動・大韓民国の成立・戦後)15 問 地理|第 7 次エネルギー基本計画(自給できる資源・海溝とプレート・石油危機・鉄鉱石の輸入相手国・原子力・牛肉の輸入自由化・エネルギー安全保障・関西パビリオン・ペロブスカイト太陽電池の説明)9 問
2025(48 問) 分野横断|熊本と観光の文章(観光客の誘致・山陽新幹線の始発終着駅・明治の人物・地方自治・住民の意見・海面養殖業の表・八幡製鉄所が八幡に置かれた理由の記述・国会・僧兵の絵・目安箱・島津氏と儒学の記述・最高裁判所・2024 年 3 月の判決)13 問 歴史|パリ大会から絵画と日本美術の通史(律令国家・武士の登場・守護・古墳の壁画・仏教文化・著作の判別・フジタとフランス・日仏修好通商条約・パリ講和会議・7 世紀の伝来・ジャポニスム・1929 年の帰国・戦時下の国民生活・1946 年の公職追放・核不拡散条約)15 問 公民・時事|2024 年の各国の選挙(選挙権と人権・1 選挙区の当選人数と結果の表・衆議院の解散・総選挙後の内閣・議席数の表・首長の選挙・SNS・解散請求の署名数・諸外国の首長・アメリカ大統領選挙)10 問 地理|2024 年の米(米の収穫量 3 位の都道府県と半島・米の加工品・生産調整・北海道の畑作・てんさい・とうもろこしの用途・輸入相手国・バルクキャリアと港・臨海部の工業地域のグラフ・官公署の地図記号)10 問
2024(48 問) 分野横断|都市と地方の文章(ドーナツ化現象の記述・消費者庁と徳島・京都の寺院・奈良と緯度経度の近い都市の気候の表・藤原京の特徴の記述・憲法と宗教教育・朝鮮戦争と警察予備隊・衆議院の再可決・裁判官の弾劾・「ふるさと」・小麦の収穫量・首里城・同盟)13 問 地理|SDGs(食料自給率の並べ替え・野菜の自給率の表・病院と学校の地図記号・流域面積最大の川・豊川用水・地熱発電・旭川の盆地・静岡県の漁獲量・森林率・兵庫県小野市の伝統的工芸品)10 問 歴史|インドの人口から世界と日本の交流史(高床倉庫・青銅器と土器・古墳の写真・江戸のタイとの交流・東大寺大仏開眼・高野山・仏教の説明・平清盛と厳島・鎌倉大仏・蘭学・幕末の並べ替え・1919 年・国際連盟・被爆地でのできごと・パレスチナ)15 問 公民・時事|2023 年 4 月と 10 月に始まった制度(こども家庭庁・少子化と人口減少・日本銀行・内閣から独立した機関・最低賃金・憲法第 25 条・インボイス制度・消費税と所得税・ふるさと納税と表)10 問
2023(47 問) 分野横断|食と地域の文章(砺波平野の屋敷森の地図記号の作図・アメリカ軍基地・親潮・平泉・羅臼昆布と北海道の地形・TPP の記述・建武の新政の記述・河村瑞賢・蔵屋敷・税・栽培漁業の記述・自然環境)12 問 地理|地域と結びついた祭り(仙台の七夕と投げ網・政令指定都市・天童市の伝統的工芸品・尾花沢のすいか・諏訪湖と断層湖・海に面しない県・大阪の工業・大阪府の人口・宇和島と海・四国最西端の岬)10 問 歴史|成人年齢 18 歳から見る通史(聖武天皇の詔・大宝律令・律令体制・比叡山延暦寺の位置・鎌倉新仏教・承久の乱・院政・朝鮮出兵・オランダ風説書・外国船の来航・長州藩の人物・倒幕運動・安政の大獄・満州事変・国際連盟脱退)15 問 公民|2022 年のジェンダーギャップ指数(社会権・教育を受けさせる義務・女性の内閣総理大臣・イギリスの女性首相・参議院選挙の女性当選者・選挙権・女性首長・男女雇用機会均等法・男女共同参画局・2 つのグラフの読み取り)10 問

精読した 4 年の共通点: 大問 4・小問 47〜48 が 4 年連続です。大問 1 は毎年「1 本の長い文章から地理・歴史・公民をまたいで問う」12〜14 問で、記述もほぼここに集中します。歴史の通史 1 題(13〜15 問)・地理 1 題(9〜10 問)・前年の出来事を入口にした公民 1 題(10 問)が毎年入りますが、その 3 つの並び順は毎年入れ替わります(歴史は 2023 大問 3→2024 大問 3→2025 大問 2→2026 大問 3、公民・時事は 2023 大問 4→2024 大問 4→2025 大問 3→2026 大問 2)。

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 21 年)

  • 歴史: 江戸時代 6 回(2009・2014・2015・2017・2023・2026)、飛鳥・奈良 6 回(2007・2010・2016・2019・2023・2025)、近代の戦争と大正昭和前期 4 回(2008・2011・2024・2025)、鎌倉・室町 2 回(2005・2021)、幕末・明治 2 回(2014・2022)、安土桃山 2 回(2013・2018)、平安 2 回(2020・2022)、戦後・現代 2 回(2021・2022)、原始・古代 1 回(2006)。精読した 4 年の通史の大問はいずれも縄文・古墳から戦後までを 1 本で辿るので、時代の偏りは小問単位で見るべきものです。
  • 地理: 日本の地形 8 回(2005・2010・2015・2017・2019・2020・2021・2024)、農業・畜産 7 回(2005・2009・2011・2019・2022・2023・2025)、都道府県の同定 5 回(2006・2007・2008・2013・2018)、貿易・資源 3 回(2014・2016・2026)、水産業 1 回(2016)、林業 1 回(2007)。
  • 公民・時事: 三権分立・国会・内閣・裁判所 11 回(2006・2007・2008・2015・2017・2018・2019・2021・2024・2025・2026)、日本国憲法 5 回(2006・2009・2016・2018・2023)、国際社会 6 回(2008・2010・2013・2017・2020・2026)、財政・税 4 回(2010・2011・2020・2024)、地方自治 1 回(2011)、選挙制度 1 回(2013)、経済・労働 2 回(2005・2014)。

問い方の型

  • 大問 1 は「次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい」→ 本文に①②③…の下線 →「下線部①について〜」の形です。下線ごとに分野が変わります。
  • 記号選択は「正しいものはどれですか」の 4 択が中心ですが、「あ・いの文の正誤の組み合わせ」(2025 大問 2 問 1(1)、2026 大問 1 問 10・大問 3 問 15)と「すべて選びなさい」(2023 大問 3 問 8(1))が混じります。
  • 短答は語句を答えるものが中心で、「漢字で答えなさい」の指定がつくことがあります。
  • 記述は年 1〜3 問です。「原因を入れながら説明しなさい」(2024)、「表から読み取って説明しなさい」(2024)、「【 あ 】・【 い 】に入る説明を書きなさい」(2026)のように、入れるべき要素か枠が指定されます。字数指定は精読した 4 年にありません。
  • 統計表・グラフから都道府県や品目を当てる設問が 4 年とも入ります(海面養殖業・食料自給率・製造品出荷額・歳出の内訳・工業地域の出荷額)。

今からやるなら(社会・7 節に無いもの)

  1. 通史を「文章の中の下線部→語句」の形で一巡します。精読した 4 年の歴史の大問は、縄文・古墳から戦後まで通しで来ます。
  2. 統計表・グラフの読み取り(食料自給率・養殖業・工業地域・歳出の内訳)。表から県や品目を当てる形が 4 年とも出ました。
  3. 地図記号を書けるようにします(針葉樹林・博物館・官公署が実際に出ました)。
  4. 記述は年 1〜3 問なので、長い文章を書く練習より「条件を落とさず 1〜2 文」を確実に書けるようにします。

8-4. 国語(大問 3・小問 29〜30・2024 年度までの資料・試験時間と配点は未掲載)

注意: この学校の国語は 2018〜2023 年度と 2025・2026 年度の資料が無く、精読できたのは 2015・2016・2017・2024 の 4 年分です。直近の傾向は市販の過去問で補ってください。

年度×大問の題材表(2015・2016・2017・2024・原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 設問の内訳
2024(3 題・30 問) 漢字 8 問(1〜3 読み・4〜8 書き) 物語(母に夢を反対された光枝ちゃん、いつみ、亜樹。親子と友人のあいだの気持ち)11 問 説明文(学童期の親子関係と心の「枠」、第一反抗期・第二反抗期、思春期の結末)11 問 記号選択 16・短答(抜き出しほか)12・記述 2(六十字以内・七十字以内)
2017(3 題・29 問) 漢字 8 問(郷里・風潮・兆し/意地をハる・オンセン・ボウエンキョウ・ゲンカク・バイカ) 随筆(梨木香歩。子どもとのやりとりと「二人の勝利」)11 問 説明文(チンパンジーの「覗き込み行動」、争いを避けるルール、食事と和解、学校給食の良い点)10 問 短答(抜き出し中心)16・記号選択 10・記述 3(四十字以内ほか)
2016(3 題・29 問) 漢字 8 問(散策・提げる/フクザツ・除去・イトナむ・ウラ・キキ・カイラン) 物語(中学生活を始めた千鶴。「特急タイプ」「わざと自分らしくないこと」)11 問 説明文(鏡像自己、他者との比較、「自分の姿を輝かせてくれる鏡」)10 問 記号選択 14・短答 9・記述 6(十五字以内ほか)
2015(3 題・29 問) 漢字 8 問(養蚕・油断・果物/ソクリョウ・チョスイチ・ドウカ・リョウシ・ヤサシイ) 物語(「わたし」としいちゃん。友達との距離と「特別の自分」)11 問 説明文(生きものであることと科学的なもの、数字で表せること、手間をかけること)10 問 短答 13・記号選択 11・記述 5(十字以内ほか)。「に」の識別と漢数字の熟語の知識問題を含む

精読した 4 年の共通点: 大問 3 題(漢字+読解 2 本)・小問 29〜30 が 4 年連続です。大問 1 の漢字は 8 問で、1〜3 が読み・4〜8 が書き取り、指示文まで 4 年とも同じです。読解は大問 2 が物語または随筆、大問 3 が説明的文章で、それぞれ 10〜11 問。記号選択が最も多い年が 3 年あります(2015 は短答がわずかに上回ります)。最後の 1 問が「本文の内容と合っているもの」か「表現の特色」で締められるのが 2016・2017・2024 に共通です。

頻出と周期(転写の分類・2005〜2024 の 12 年)

  • 大問数は 2〜3 です(2 題: 2005・2011/他の 10 年は 3 題)。小問は 27〜33。
  • 設問の種類は転写の分類で記号選択 28%、漢字 26%(読み 9%・書き 18%)、記述 20%、抜き出しと空欄補充 18%、語彙知識 3%。
  • 読解 2 題とも記号選択が主軸だったのは 2013・2015・2016・2017・2024 の 5 冊です。それ以前(2006・2009・2012)は記述が、2005・2008 は抜き出しが主軸だった年があります。

問い方の型

  • 記号選択は「A・B(ア〜エ)にあてはまる言葉」(接続語・語句を各 2〜4 か所)、「――線 1 とはどういうことですか」、「――線 2 のときの気持ちとして適当なもの」、「本文の内容と合っているもの」「文章全体の表現の特色」です。選択肢はどれも本文の言い換えで作られており、消去法で 2 択まで絞ってから細部で切る形になります。
  • 抜き出しは字数と「初めの五字」の指定つきです(2017「四十字以上四十五字以内でぬき出し、初めの五字を書きなさい」)。指示語の内容を探す形が多くなっています。
  • 記述は「どういうことですか」「なぜですか」「どのような気持ちですか」の 3 種で、字数は十字〜七十字です。2017 大問 3 問九「学校給食にはどのような良い点があると思いますか」のように、本文をふまえて自分の考えを書く設問が入る年もあります。
  • 知識問題は読解の中に混ざります(2015 の「に」の識別・漢数字の熟語、2024 のことわざ・擬態語)。

今からやるなら(国語・7 節に無いもの)

  1. 抜き出しは「字数指定+初めの五字」の形に慣れます。指示語の指す範囲を探す練習を。
  2. 記述は十字〜七十字の短いものを、要素を絞って言い切ります。長文記述の練習より優先度が高い部分です。
  3. 接続語・語句の空欄補充(A・B・C)とことわざ・慣用句を並行して固めます。
  4. 漢字の出題語は「養蚕・郷里・風潮・兆し」のようなやや硬い語も含みます。
  5. 直近年度は資料が無いため、市販の過去問で 2018 年度以降を必ず確認してください。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(算数・理科は 2005〜2026、社会は 2005〜2026 の 21 年、国語は 12 年)で、大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。最終確認年度は、大問として出たことが確認できている最後の年度です。

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科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 円とおうぎ形(大問 4 の位置) 2006・2012・2014 2014 大問としては 2014 以来 12 年。2024 大問 5(1) に「グレーの部分の周りの長さ」の小問として顔を出している。6 年周期で来ていたので戻る候補の筆頭
算数 仕事算 2007・2011・2019 2019 4〜8 年周期。2019 以来 7 年なし
算数 通過算 2010・2022(2026 大問 1(5) に小問) 2022 大問としては 12 年周期
算数 つるかめ算 2013・2022(2024 大問 1(3)・2025 大問 3(3) に小問) 2022 近年は大問 1 か大問 3 の一部に降りている
算数 過不足算・差集め算 2009・2014(2023 大問 1(6)・2025 大問 1(4) に小問) 2014 大問としては 2014 以来
算数 平均算 2006・2008(2023 大問 1(3)・2024 大問 1(4) に小問) 2008 大問 1 の常連に定着
算数 ニュートン算 2018 2018 22 年で 1 回のみ。念のため 1 年分
算数 影(電球と物体) 2006 2006 22 年で 1 回。優先度は低い
算数 数の性質 2013(2025 大問 1(3) に小問) 2013 大問としては 2013 以来
理科 てこ・つり合い 2005・2007・2014・2019 2019 2019 以来 7 年なし。物理の枠は 2023 運動→2024 ふりこ→2025 電磁石→2026 電気回路と回っている
理科 気体の性質 2005・2007・2011・2012・2015・2017・2020(2024 大問 3 に小問) 2020 2020 以来 6 年、大問としては空いている
理科 燃焼 2006・2010(2024・2025 に小問) 2010 大問としては 16 年
理科 中和 2018 2018 8 年なし
理科 光 2012 2012 14 年なし。物理の 5 つ目の柱
理科 こん虫・動物の分類 2007・2010・2017・2018(2024 大問 2 に小問) 2018 大問としては 2018 以来 8 年。生物は 2023 植物→2024 生態系→2025 人体→2026 植物
理科 種子の発芽 2014・2020 2020 6 年周期。2020 以来 6 年
理科 実験器具の操作 2005・2016 2016 単独では 10 年なし(小問では毎年のように出る)
理科 太陽 2013・2023 2023 地学は 2023 太陽・気象→2024 地層→2025 気象→2026 月・星
社会 都道府県・地域の同定を大問の柱に 2006・2007・2008・2013・2018 2018 2018 以来 8 年。地理の大問は近年「テーマ(SDGs・米・エネルギー)から各地へ」の形
社会 選挙制度を大問の柱に 2013(2024・2025・2026 に小問) 2013 大問としては 13 年。ただし公民・時事の大問の中で毎年のように問われている
社会 地方自治を大問の柱に 2011(2025・2026 に小問) 2011 大問としては 15 年
社会 財政・税・社会保障 2010・2011・2020・2024 2024 2024 大問 4 で復帰済み。4〜9 年周期
社会 経済・労働 2005・2014 2014 12 年なし
社会 水産業・海流 2016(2023・2025 に小問) 2016 大問としては 10 年
社会 林業・森林 2007(2024・2026 に小問) 2007 大問としては 19 年
国語 記述が主軸の年 2006・2009・2012 2012 2013 以降の 5 冊(2013・2015・2016・2017・2024)はいずれも読解 2 題とも記号選択が主軸。記述中心の年に戻る可能性は残る
国語 抜き出しが主軸の年 2005・2008 2008 2017 は抜き出しが 6 問と多く、部分的に戻っている
国語 大問 2 題構成 2005・2011 2011 12 年中 10 年が大問 3。2 題の年もあった

国語は 2018 年度以降の資料が無いため、上の 3 行が戻っているかどうかは、この資料では分かりません。


10. 形式面の注意

  • 算数: 大問 5・小問 17 前後。全問が答えのみを書く短答で、記述・作図・途中式を書かせる設問は精読した 4 年に 1 問もありません。設問文は「〜は□です」「〜は□cm² です」の穴埋め形式で統一されています。円周率は 3.14 と 4 年とも大問 1 の冒頭で指定されます。桁の指示は「答えは、小数第 2 位を四捨五入して」(2023 大問 5(3))、比の指示は「最も簡単な整数の比で表すと□:□」(2024 大問 4(1))のように必要な設問にだけ付きます。答えのみを書く形式なので、部分点を当てにできない点は押さえておきたいところです(解答用紙の欄の形は転写に残っていないので、市販の過去問で実物を確認してください)。計算ミスがそのまま失点になるため、大問 1 の 6 問を落とさない速さと、大問 4・5 の図形で最後まで数値を合わせきる精度の 2 つが要になります。円周率 3.14 の計算が大問 4・5 で頻出するので、3.14 の段の暗算は用意しておきたいところです。
  • 理科: 4 大問・39〜42 問。記号選択が 57〜69%、語句と数値の短答が 19〜30%、記述は年 0〜4 問(2026 が 4 問と多い)、作図は 4 年連続で 1〜4 問です。「すべて選びなさい」(2024 大問 3 問 4(1)(2)、2026 大問 1 問 1)、「正しい組み合わせ」「正誤の組み合わせ」が混じります。1 つの大問の中で単元をまたぐ(2024 大問 3 は水よう液の判別から燃料の二酸化炭素排出量の計算へ、2026 大問 3 はホウレンソウのゆで方から光合成・光害へ)ため、大問の見出しから単元を決め打ちしないほうがよいでしょう。記述は「理由を答えなさい」「共通点は何か答えなさい」「あなたが行いたいことを 1 つ答えなさい」(2026 大問 3 問 6)と、字数指定なしの短いものが中心です。導入の会話文が長い年(2026)は、先に設問を見てから本文に戻るほうが速く進みます。記号選択が 6 割前後を占めるので、選択肢を切る根拠を実験結果に求める練習が効きます。記述対策に多くの時間を割く必要は小さい科目です。
  • 社会: 大問 4・小問 47〜48。記号選択が 48〜58%、短答が 35〜48%、記述は年 1〜3 問、作図は 4 年中 2 年です(2023 針葉樹林の地図記号を描き加える・2026 博物館の地図記号を描き加える)。地図記号を自分で書き足す作図が 2 回出ているのは押さえておきたいところで、地図記号は「読む」だけでなく「書ける」ようにしておきます。文字種の指定は「漢字で答えなさい」(2026 大問 2 問 7・大問 3 問 10 など)が中心です。記述は字数指定なしで「〜を入れながら説明しなさい」「表から読み取って説明しなさい」(2024)、「【 あ 】・【 い 】に入る説明を書きなさい」(2026)のように、書く枠か条件が指定される形です。48 問という量に対して記述が 1〜3 問なので、記述に時間を取られすぎない配分が要ります。1 問あたりにかけられる時間が短いため、大問 1 の長文を読む時間をどこまで圧縮できるかが配分の要になります。
  • 国語(2024 年度までの資料): 大問 3・小問 29〜30。記号選択が 10〜16 問、抜き出しが 2〜6 問、記述が 2〜6 問です。字数指定は短くなっています(2015「十字以内」「五字以内」「十五字程度」、2016「十五字以内」、2017「四十字以内」「四十字以上四十五字以内でぬき出し、初めの五字」、2024「六十字以内」「七十字以内」)。抜き出しに「初めの五字」を答えさせる形が 2017 に複数あります。読解の中に知識問題が混ざる年があります(2015 は「――線ア〜オの『に』のうち他と異なるもの」と漢数字の熟語、2024 は「Y にあてはまることわざ」)。大問 1 の漢字は「1〜3 は読みをひらがなで書き、4〜8 は漢字に改めなさい」で 4 年とも同文、読み 3・書き 5 の配分が固定です。読解 2 本で 21〜22 問なので、1 問あたりの時間は短くなります。記述の字数が短い(多くが十〜四十字、長くて七十字)ので、要素を 1〜2 個に絞って言い切る練習が要ります。
  • 共通: 試験時間と配点が公式サイトに未掲載のため、この資料では 1 問あたりに使える時間を分数で示せません。学校で配付される募集要項で確認してください。

11. 学年別ロードマップ

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段 何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の四則と逆算)、図形(円・おうぎ形の長さと面積、直方体・円柱の体積)、読解(線部の言い換えを口で言う)、漢字は読みと書きの両方の 5 本。この学校で最終的に効く入口は「逆算を最後まで解ききる」「円周率 3.14 の計算に慣れる」「立体を見取図で描いてみる」 差は小さい段です。ただし算数が全問答えのみなので、途中の計算ミスがそのまま失点になります。計算の正確さは早いほど効きます
小 5(幅) ここが本体です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と漢字・語句、週末 60 分は全分野をひととおり学び終えることに割り付けます。算数は 8-1 の出題位置表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使い、食塩水・売買損益・平均算・過不足算・つるかめ算・流水算・通過算 → 速さとグラフ → 角度・面積比・図形の移動 → 水量とグラフ・立体の体積表面積・回転体 の順で回します(つるかめ算・過不足算・流水算・通過算・平均算は受験用教材の単元です)。理科は 4 分野を均等に一巡し、表とグラフを読む練習。社会は通史を一巡したうえで、地図記号・統計・時事を並行。国語は記号選択の選択肢を「どこが違うか」で切る訓練。ただし国語は 2018〜2023 年度と 2025・2026 年度の資料が無いので、直近の形式は市販の過去問で確かめてください(→ 13 節) 中身は毎年作り直されるので、ここが本体になります。出題位置が決まっている分、単元の穴が「大問まるごと落とす」形で表に出やすい段です
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は ①同じ大問を、年度を変えて解く(算数の大問 4・大問 5 を 4 年分まとめて)と ②1 年分を、時間を計って解く(理科 40 問超・社会 48 問)の 2 通りを併用します。国語は 2024 年度までの資料しか無いので、市販の過去問で直近年度を補います 出題位置と問題数が動かないので、通し演習の効果が高い学校です。「大問 5 に何分残すか」を数字で決められます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか: 小 5 の単元の一巡と、小 6 の「出題位置別の縦解き」です。算数は 22 年間ずっと大問 5 題・小問 17 問前後で、大問 4 が平面図形・大問 5 が立体か水量という並びが十数年続いています。つまり、どの単元をやれば大問 1 つ分になるかが早い段階で見える学校で、小 5 で単元を一巡しておけば小 6 で出題位置別に厚く回せます。一方、算数に記述も作図も無いため、書き方の添削に時間を割く必要は小さくなります。その分を計算の正確さ(全問答えのみ)と、理科・社会の「量をさばく速さ」に回すのが、小 4 から積むときの配分になります。国語は記述より記号選択と抜き出しが主軸なので、長文記述の練習より「選択肢を切る根拠を言う」訓練を早くから積むと効きます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は「同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら過去問演習が重なるか」だけです。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、同じ問題が出るという意味ではありません。

  • 鎌倉女学院中学校(神奈川県・女子校)— 近さ 82。算数 81・国語 83・理科 80・社会 86 と 4 科すべてが近く、社会が最も近いので、量の多い問題をさばく練習が相互に重なります。
  • 日本大学第三中学校(東京都・共学)— 近さ 81。国語 87・算数 83 が近く、理科 78・社会 77 は中程度です。
  • 神奈川大学附属中学校(神奈川県・共学)— 近さ 79。算数 76・国語 80・理科 80・社会 81 と、4 科とも大きな凹凸なく近い相手です。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

使い方の目安: 横浜共立学園の算数(大問 5・全問短答・出題位置の固定)は明治大学付属明治・日本大学第三・法政大学第二と構造が近く、出題位置別の単元演習を相互に回せます。理科は湘南白百合学園・女子学院と近く、いずれも小問が多い試験なので「40 問前後を時間内に」の練習が重なります。社会は鎌倉女学院・女子学院・法政大学第二が近く、国語は日本大学第三・鎌倉女学院が近いのですが、横浜共立学園の国語は 2024 年度までの資料しか無いため、この比較は古い年度に引きずられている可能性があります。


13. 資料の限界

  • 入試は A 方式(4 科)と B 方式(2 科)の 2 方式がありますが、転写データは 1 年につき科目 1 冊で、表紙の回の表記は確認できていません。理科・社会が揃っていることから 4 科の A 方式相当として扱いました。B 方式の国語・算数の問題はこのレポートには含まれません。
  • 試験時間と配点は公式サイトに未掲載のため、本文の時間配分の話はすべて問題量から見た目安です。詳細な募集要項は 10 月 1 日より学校で配付される予定と案内されているので、実際の分数と配点はそちらで確認してください。このレポートでは、確認できない時間・配点を推定して書くことはしていません。
  • 国語は 12 年分しか転写がなく、2018〜2023 年度と 2025・2026 年度が非掲載です(著作権処理の関係で掲載されない年が多くあります)。8-4 節の内容は 2024 年度までの観察であり、直近の出題が同じとは限りません。
  • 社会は 2012 年度が欠落しています。
  • 転写の読み落としの可能性: 図・写真・グラフは文字情報に置き換えているため、算数の図形・理科の表・社会の地図の細部は設問文と図の説明からの推定を含みます。理科 2025 は転写で 26 問となっていますが、この年は読み取り確度が低く、実際はもっと多い可能性が高いところです(前後の年は 39〜42 問)。転写の読み取り確度が低めの年は算数 7 年・理科 18 年・社会 3 年・国語 2 年あります。
  • 解答用紙の欄の形(算数に途中式の欄があるか、記述欄の大きさ)は転写に残っていません。算数は設問文がすべて「□に当てはまる数」の形なので答えのみと判断しましたが、実物は市販の過去問で確認してください。
  • 「同じ問題の使い回し」は、精読した年の中では算数の大問 4(2025・2026 の円の転がり)だけが問い方の並びまで一致しました。数値と図形は異なるので、同じ問題ではありません。それ以前の年との照合はしていません。
  • 「毎年」「〜年連続」は原本で 3 年以上の反復を確認したものだけに使いました。「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。2022 年度以前(国語は 2014 年度以前)の単元の回数は転写の自動集計による分類で、精読していない年の細部は保証しません。
  • 12 節に文で挙げたのは近さの上位 3 校だけで、残りの 5 校を含む一覧は出題構造が近い学校のページにあります。
  • この学校の基本情報の表は学校の公表資料から起こしたもので、そこにある内容(所在地・男女・旧称・入試回と日程・科目)と本文の記述に食い違いはありませんでした。試験時間・配点はどちらも「未掲載」で一致しています。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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