関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

淑徳与野中学校の過去問分析

女子私立埼玉県さいたま市中央区

重要結論

  1. 同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る学校です。算数は 6 大問・小問 19〜22 問が 3 年連続で、大問 1 が計算と数の性質の小問 5 問、大問 2 が平面図形、大問 6 が立体図形という並びは 2023〜2026 の 4 年続いています。
  2. 社会は 2009 年から 17 年間、大問 3 題・小問 22〜25 問で動かず、大問 1 が歴史、大問 2 が地理、大問 3 が公民と時事です。理科は 4 大問・小問 21〜23 問が 3 年連続で、大問 1 だけが 4 分野混合の小問集合です。
  3. 同じ問い方が、数値や地名だけを変えて繰り返されます。いちばん分かりやすいのは社会の雨温図で、「高知市の雨温図はどれですか」(2024)→「津市の…」(2025)→「京都市の…」(2026)と都市名だけが入れ替わります。

今週やること

  1. 算数 2024 と 2026 の大問 6(回転体)を解いて、体積と表面積の両方を出せる状態か確かめます。
  2. 算数の大問 1 の 5 問だけを 3 年分横に並べ、時間を計って解きます。
  3. 社会の雨温図と地形図の 2 問を 3 年分続けて解きます。

分析年度: 2009〜2026 年度
入試回: 4 科目の回
資料の範囲: 最大 17 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 3 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 3 年
制約: 転写データは 1 年につき 1 冊で入試回の区別が付かず、内容から見て 4 科目の回のものです。医科学進学コース特別入試の算数・理科が同じ形かどうかは、この資料からは分かりません。国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 4 題(2017 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて・数えられなかった年 2018・2019・2020。最新の資料は 2021 年度)。前回の変化: 2016 → 2017 の間に 3 題 → 4 題。変化の履歴: 1 回: 2017
  • 理科: 4 題(2013 年度から、大問数を数えられた資料 5 冊すべて・数えられなかった年が 8 年。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 4 題))。前回の変化: 2012 → 2013 の間に 5 題 → 4 題。変化の履歴: 1 回: 2013。前回の変化のときの分野の並び: 物理|物理|生物|地学|物理 → 地学|物理|化学|生物
  • 社会: 3 題(2010 年度から、大問数を数えられた資料 10 冊すべて・数えられなかった年が 6 年。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 3 題))。前回の変化: なし(2010〜2025 年度の、数えられた資料 10 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 算数: 6 題(2011 年度から、大問数を数えられた資料 6 冊すべて・数えられなかった年が 10 年。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2011〜2026 年度の、数えられた資料 6 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 埼玉県さいたま市中央区
男女 女子校
入試回と日程・科目 医科学進学コース特別入試 1 月 10 日/第 1 回 1 月 13 日/第 2 回 2 月 4 日(2027 年度募集要項)
科目と配点 医科学進学コース特別入試は算数・理科の 2 科(各 100 点・計 200 点満点)。第 1 回・第 2 回は 4 科(国語 100 点・算数 100 点・理科 50 点・社会 50 点・計 300 点満点)
試験時間 配点のみ判明しています。試験時間は学校の公表資料から確認できませんでした(募集要項でご確認ください)
同名・類似名の学校 淑徳中学校(東京都板橋区)・淑徳巣鴨中学校とは別の学校です

いまの小 6 は 2027 年 1 月〜2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る学校です。算数は 6 大問・小問 19〜22 問が 3 年連続で、大問 1 が計算と数の性質の小問 5 問、大問 2 が平面図形、大問 6 が立体図形という並びは 2023〜2026 の 4 年続いています。
  2. 社会は 2009 年から 17 年間、大問 3 題・小問 22〜25 問で動かず、大問 1 が歴史、大問 2 が地理、大問 3 が公民と時事です。理科は 4 大問・小問 21〜23 問が 3 年連続で、大問 1 だけが 4 分野混合の小問集合です。
  3. 同じ問い方が、数値や地名だけを変えて繰り返されます。いちばん分かりやすいのは社会の雨温図で、「高知市の雨温図はどれですか」(2024)→「津市の…」(2025)→「京都市の…」(2026)と都市名だけが入れ替わります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1 の 5 問だけを 3 年分横に並べ、時間を計って解きます。
  2. 社会の雨温図と地形図の 2 問を 3 年分続けて解きます。
  3. 国語の漢字の書き取り 5 問を毎日やります(資料のある 11 年すべてで大問 3 がこの場所です)。

今週やる 1 つ

  1. 算数 2024 と 2026 の大問 6(回転体)を解いて、体積と表面積の両方を出せる状態か確かめます。

注意

  1. 転写データは 1 年につき 1 冊で入試回の区別が付かず、内容から見て 4 科目の回のものです。医科学進学コース特別入試の算数・理科が同じ形かどうかは、この資料からは分かりません。国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(転写データの単元分類を数えただけの年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 資料に無い年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 13 年 16 年(2009〜2026 のうち下記を除く) 2013・2022 図のある小問が 56%。図そのものは転写されないため、図の説明文からの推定を含みます。読み取りの確度が低めと記録された冊が 16 年中 7 年(2024・2025 を含む)
理科 3 年(2024・2025・2026) 14 年 17 年(2009〜2026 のうち下記を除く) 2022 表・グラフが多い(図表のある小問 52%)。読み取りの確度が低めと記録された冊が 17 年中 9 年(2026 を含む)
社会 3 年(2024・2025・2026) 14 年 17 年(2009〜2026 のうち下記を除く) 2022 地図・写真・統計表が多い(資料のある小問 55%)。読み取りの確度が低めと記録された冊が 17 年中 7 年(2026 を含む)
国語 3 年(2017・2018・2021) 8 年 11 年(2009〜2021 のうち下記を除く) 2019・2020、および 2022 年度以降 本文・設問とも文字が起きています。出典(著者と作品)は 2009〜2021 の範囲でおおむね残っています
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 国語の 2019・2020 年度と 2022 年度以降が資料に無いのは、著作権処理の関係で問題文が掲載されない年が多いためです。
  • 入試回について。この学校の 2027 年度の募集要項では、医科学進学コース特別入試(算数・理科の 2 科目・200 点満点)、第 1 回、第 2 回(いずれも 4 科目・300 点満点)が予定されています。転写データは 1 年につき 1 冊で回の区別が付きませんが、内容から見て 4 科目の回のものです。本レポートは 4 科目の回について書いたもので、医科学進学コース特別入試の算数・理科が同じ形かどうかは、この資料からは分かりません。
  • 配点(2027 年度募集要項)は 4 科目の回が国語 100・算数 100・社会 50・理科 50 の 300 点満点です。試験時間は資料から確認できませんでした。
  • 「毎年」「〜年連続」は、原本で 3 年以上の反復を確認したものに限って書いています。それ以前の年(2009〜2023)については、転写データの単元分類を数えたものだけを「転写の分類では」と断って書き、細部には触れていません。

5. 一番大きな結論

淑徳与野は「同じ種類の問題が、毎年同じ場所に出る」学校です。

問題そのものが使い回されるわけではありません。しかし大問の並び順と、その出題位置(大問の番号と順番)に来る問題の種類が、科目をまたいで固定されています。これは 3 年分の設問文を読み直して確認できたことで、この学校の過去問を使ううえで最も効く情報です。

  • 算数は 6 大問・小問 19〜22 問が 3 年連続です。大問 1 が計算と数の性質の小問 5 問、大問 2 が平面図形、大問 6 が立体図形という並びは 2023〜2026 の 4 年続いています。加えて作図がちょうど 1 問(3 年連続)で、3 年とも「曲線を描く」課題でした。
  • 理科は 4 大問・小問 21〜23 問が 3 年連続です(転写の分類では 2013 年から 13 年間 4 大問)。大問 1 だけが 4 分野混合の小問集合で、大問 2〜4 は「実験+表+計算」の単一テーマです。表から比例・反比例を計算する短答(語句や数値を短く答える形式)が 3 年すべてに入ります。
  • 社会は大問 3 題・小問 22〜25 問で、2009 年から 17 年間、大問数が動いていません。大問 1 が歴史(長いリード文からの通史)、大問 2 が地理、大問 3 が公民と時事です。この学校で最も形が動かない科目です。
  • 国語は 4 大問(小説/説明文/漢字の書き取り 5 問/意見記述)です。大問 3 が漢字の書き取りなのは、資料のある 2009〜2021 の 11 年すべてでした。ただし国語は 2022 年度以降の問題文が資料に無いため、直近の形は市販の過去問集で確認してください。

さらに、同じ問い方が数値や地名だけを変えて繰り返される箇所がいくつもあります。最も分かりやすいのは社会の雨温図で、「高知市の雨温図はどれですか。適当なものを 1 つ選び、ア〜エの記号で答えなさい」(2024)→「津市の…」(2025)→「京都市の…」(2026)と都市名だけが入れ替わります。算数の大問 1 冒頭の計算式も、2024 と 2025 で書き出しの 1 項がそのまま同じでした。

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。したがって過去問の使い方は、同じ場所の問題を年度を変えて解くのが最も効きます。大問 1 だけを 3 年分、雨温図だけを 3 年分、漢字だけを 10 年分、という解き方です(手順は 過去問の使い方)。年度通しの時間計測も併用しますが、優先順位は縦読みが上に来ます。

科目ごとに求められるものは違います。算数は「決まった出題位置を速く正確に」、理科は「表を読んで計算する」、社会は「資料を見て選ぶ」、国語は「書く」。そして 4 科目すべてに共通するのが「出題位置が動かない」ことです。


6. この学校らしさが出る場所

  • 登場人物の名前。 算数・理科・社会の会話文や場面設定に、淑子さん・徳子さん・与野さんという校名に由来する名前が繰り返し出てきます(2025 算数 大問 5 は 3 人がそれぞれ違う曲線を描く、2026 算数 大問 3 は淑子さんが自転車で図書館へ、2024 理科 大問 2 は淑子さんとお母さんの筋肉の会話、2025 社会 大問 1 は中学 3 年の淑子さんと学芸員の会話、2026 社会 大問 1 は徳子さんのレポート)。4 科目のうち 3 科目で見られる、この学校特有の作り方に見えます。
  • 社会に女性と社会参加のテーマが繰り返し入ります。 2024 は大正の女子学生の職業ランキングと衆院選の女性候補者・当選者の割合、2025 は女性活躍推進法・日本初の女性弁護士の一人である三淵嘉子・ジェンダーギャップ指数、2026 は日本初の女性総理大臣と AC ジャパンの CM が扱うジェンダー不平等。3 年連続で、大問 3(公民と時事)の軸になっています。
  • 理科の導入文が、中学入試の範囲を少し超えたところから始まります。2024 はアボガドロの説と気体の粒子数、2025 は白色矮星シリウス B の密度、2026 は放射冷却と日傘の素材。知らない用語が出ても、答えの材料は導入文の中にあるという前提で読ませる作りに見えます。
  • 算数の場面設定が身近な商売と生活です。アクセサリーを作って商店街で売る(2026)、クラスのおそろい T シャツを注文する(2024)、循環バスの運行間隔(2025)。売買損益と仕事算が、学校生活や地域の場面に置き換えられています。
  • 国語の説明文が科学と生き物に寄ります。稲垣栄洋『植物はなぜ動かないのか』(2017)、養老孟司『「自分」の壁』(2018)、池内了『なぜ科学を学ぶのか』(2021)、更科功『化石の分子生物学』(2016)。小説のほうは家族・きょうだい・世代をまたぐ関係を扱ったものが多くあります(『朔と新』『桜の下で待っている』『ツバキ文具店』)。
  • 国語の大問 4 が文学作品でない資料を扱います。新聞への投稿(2017)、往復はがきの構造の図(2018)、映像配信授業についての話し合いの記録(2021)。身の回りの資料を読んで自分の考えを書くという設計で、他の 3 科目の「資料を読ませる」姿勢と一続きに見えます。

7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。同じ大問を、年度を変えて解く演習は小 6 の夏以降が目安です。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 5 問を 3 年分横に並べる — 2024・2025・2026 とも (1)(2) が四則計算か逆算(□にあてはまる数を求める計算)、(3) が単位換算または筆算の穴埋め、(4) が約数・倍数、(5) が和差算・平均・資料の読み取りです。この 5 問だけを時間を計って解くのが、最も同じ時間で点になりやすい練習です。入試年の数(2024×2024−2023×2025、2025 を割ると余り 9、2029−2028+…+2023)が題材になるのも 3 年連続。入試年の数を使った計算と約数の練習は、直前期にもう 1 回入れておくと安心です。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週末 60 分] 社会・雨温図と地形図の 2 問 — 雨温図(2024 高知市・2025 津市・2026 京都市)と地形図(2024 四万十川・2025 鳥羽市・2026 彦根市)が 3 年連続で大問 2 に入っています。設問の文までほぼ同じなので、練習の効果がそのまま出ます。雨温図は主要都市(太平洋側・日本海側・内陸・瀬戸内・南西諸島)の気温と降水の形を、見た目で言えるところまで。地形図は等高線・地図記号・方位・距離・「適当でないもの」の探し方をそろえ、国土地理院の地形図に慣れておきます。同じ 3 年分で、大問 1 の通史リード文を通しで読む(波線部(1)〜(8)に設問が紐づく形なので、リード文を読まずに設問だけ見ても解けません。2024 は学校教育の歴史、2025 は博物館での会話、2026 は動物と日本人)、大問 3 の入口になる前年の出来事を選挙・内閣・国際会議・法律の 4 つに絞って整理する、教科書・資料集の図版(土偶・仏像・絵巻・寺子屋・工芸品)を名前と時代とセットで見る、の 3 つも同時に進めてください。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・図形の移動の作図 — 2024 大問 4(1 辺 3 cm の正三角形が正方形の内側を転がるときの点 P の軌跡)、2026 大問 5(半径 3 cm の円を 2 個・3 個・27 個並べた図形の外側を円 A が転がるときの中心の軌跡)、2025 大問 5(正六角形の頂点を中心にコンパスで内側・外側に円弧をつなぐ)。3 年連続で作図が 1 問あり、いずれも曲線です。実際にコンパスで描いてから長さを計算する順で 2 周してください。(確認: 〜2026 年度)
  4. [毎日 10 分] 国語・漢字の書き取り 5 問 — 資料のある 11 年すべてで大問 3 がこの出題位置です。カタカナを漢字に直す形式で、訓読みの送りがな(振るう・熟れた・肥えている・手厚い・採りに)が毎回 1〜2 問混ざります。あわせて、大問 1・2 の問一に来る慣用句・副詞の意味を文脈で選ぶ練習を。3 年とも同じ聞き方なので、辞書的な意味だけでなく「この場面ではどちらか」を選ぶ経験を積んでおくと効きます。(確認: 〜2021 年度)
  5. [週末 60 分] 理科・表から比例と反比例を読む計算 — 2025 大問 4(電熱線の長さと断面積を変えた表 2 枚)、2026 大問 4(ばね A・B・C の表から自然長と 30 g のときの長さ、A と B をつないだのび)、2026 大問 2(中和する体積のグラフ)、2024 大問 4(気体の圧力と体積)。一方を一定にすると他方はどうなるかを言葉で言ってから数値を出す順で解きます。同じ枠で、大問 1 の 4 分野混合小問を 3 年分横に並べて切り替えの速さを慣らすこと、中和の量的関係(2 年連続で大問 2。「ちょうど中和する体積」と「蒸発皿に残る固体の内訳」の 2 種類)、「すべて選び」形式(2024 大問 1 の水よう液 10 択、2026 大問 1 の消化酵素 4 択、2026 大問 2 のアルカリ性を確かめる方法 6 択。数の指定が無いので選択肢 1 つずつに○×を付ける書き込み方を決めておく)、3 年続けて出ている人体(消化・筋肉・血液)、大問として長く空いている地学(月の満ち欠け・気象と天気図・地層と岩石・太陽の動き)の一周までを扱います。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 算数・立体図形(大問 6 の出題位置)と平面図形(大問 2 の出題位置) — 大問 6 は 2024 が回転体の体積、2026 が回転体の表面積、2025 が立体の切断です。回転体は 2 年とも「同じ図形を直線 ℓ(エル)で 1 回転/直線 m で 1 回転」の 2 問構成でしたので、体積と表面積の両方を出せるように。切断は 2025 の「同じ立方体 2 個を重ねた立体」という設定に慣れておきます。大問 2 のほうは、円周を等分した点・二等辺三角形・正方形の分割・合同な図形の重なりの 4 通りで、角度と面積比に絞れます。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 算数・場面設定つきの文章題 — 売買損益(仕入れ値と売り値から利益を出す)・ニュートン算(増えながら減る量を追う)・仕事算(全体を 1 として速さを比べる)が、(1) は素直な計算、(2) は条件を 1 つ増やす、(3) は数を大きくして規則を使わせる、という三段の誘導で出ます。数を大きくした (3) は規則を見つけて処理します。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・記述の 2 系統と大問 4 の意見記述 — 「〜はなぜか、説明しなさい」(理由説明)と「〜とはどういうことか、説明しなさい」(内容説明)の書き分けです。字数指定が無いので、解答欄の行数から逆算して 2〜4 文に収める練習を。大問 4 は新聞投稿・話し合いの記録・図といった資料を読み、資料の主張をまとめる → 自分の立場と理由を書く の 2 段で書く手順を作ります。「A さんの言う理由と同じことを書いてはいけない」のような条件が付くので、設問の但し書きを必ず読んでください。小説は家族・きょうだいの関係、説明文は生き物と科学を題材にしたものを中心に読み足すと、素材の傾向に合います。(確認: 〜2021 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(100 点・大問 6・小問 19〜22・作図 1 問)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2026(19 問) 計算・数の性質の小問 5 問(2029−2028+2027−…+2023/分数と小数の混じった四則/分数の和からの逆算/1000〜2000 で 19 で割り切れないものの個数/A と B の 2 つの式から A・B を出す和差算) 平面図形 3 問(円の直径 2 本と円周上の 3 点でできる角度/二等辺三角形 BC=24・AH=16 の面積比/合同な直角三角形 2 枚の重なりの面積) 小問 3 問(ピラミッドの形に並ぶ数の規則/自転車で 4 km 先の図書館へ行く速さ/A・B・C が 2 人ずつ組んで働く仕事算) 売買損益(アクセサリー制作・材料費 500 円と 1 個 1000 円/100 個売った利益/利益 10 万円超に必要な個数/3 個セット販売のセール)3 問 図形の移動(半径 3 cm の円を 2 個・3 個・27 個並べた図形の外側を、半径 3 cm の円 A が転がる。中心が通った線を作図・長さ)3 問 回転体(四角形 ABCD を直線 ℓ・m のそれぞれで 1 回転させた立体の表面積)2 問
2025(22 問) 計算・数の性質の小問 5 問(分数と小数の四則/23.5 dL+1.4 L−1250 mL=□cm³ の単位換算/2025 をある数で割ると余り 9 になる筆算の穴埋め/2×2 に並べた 4 数の約束記号 2 問) 平面図形 4 問(正三角形を含む角ア/円周を 20 等分した点と角ア/正方形の辺を 2 等分・3 等分した点でできる面積 2 問) 文章題 3 問(和が 512・商 17 余り 8 の 2 数/合格者 40% の平均算/機械 A・B・C の仕事算) ニュートン算(循環バスが 15 分間隔から 2 台追加で 12 分間隔に/先月の台数/到着時刻/9 分以下にするための追加台数)3 問 円とおうぎ形+図形の移動(1 辺 3 cm の正六角形の頂点を中心にコンパスで内側・外側に曲線を描く。淑子さん・徳子さん・与野さんの 3 通り。1 問は作図)4 問 立体の切断(同じ立方体 2 個を重ねた立体を 3 点を通る平面で切る。切り口の面積比 3 問)3 問
2024(19 問) 計算・数の性質の小問 5 問(分数と小数の四則/2024×2024−2023×2025/870 mL+1.6 L+330 cm³=□L の単位換算/2024 の約数のうち 8 の倍数の個数/12 個のデータの中央値と最頻値) 平面図形 4 問(三角形と四角形が重なった角度/正方形と半円の斜線部分/長方形の中の図形の移動/各面の中心を結んでできる立体の体積) 文章題 4 問(トンネルの通過算/午前 9 時以降に長針と短針が初めて一直線になる時計算/2 クラス 42 人の平均算/6 駅の駅間距離の表の和差算) 図形の移動(1 辺 3 cm の正三角形が正方形の内側を転がる。点 P の軌跡を作図・長さ)2 問 売買損益(クラスのおそろい T シャツ 1 枚 1500 円・デザイン 2 か所まで無料/39 人分の代金/2 クラスまとめて注文したほうが安いか)2 問 回転体(平行四辺形を組み合わせた図形を直線 ℓ・m で 1 回転させた体積)2 問

表に出てくる和差算・平均算・売買損益・ニュートン算・仕事算・通過算・時計算・流水算・過不足算・約束記号の中身は 用語集 にあります。

精読した 3 年の共通点:

  • 大問 6 題・小問 19〜22 が 3 年連続です。 大問ごとの小問数も 5/3〜4/3〜4/2〜3/2〜4/2〜3 とほぼ同じ形で並びます。
  • 大問 1 は必ず計算と数の性質の小問 5 問、大問 2 は必ず平面図形、大問 6 は必ず立体図形(2024・2026 は回転体、2025 は立体の切断)です。この 3 つの出題位置は 2023〜2026 の 4 年続いています。つまり同じ問題ではなく、同じ種類の問題が同じ場所に来ます。
  • 作図がちょうど 1 問(3 年連続・全小問の 5%)。しかも 3 年とも曲線を描く課題で、2024 は正三角形が転がるときの頂点 P の軌跡、2026 は円が円の列の外側を転がるときの中心の軌跡、2025 はコンパスで正六角形の内外に円弧をつなぐ図でした。
  • 記述はゼロです。答えの数値だけを書く短答が 95% を占めます。

同じ問い方が繰り返される例(原本で両年を確認)

  • 大問 1 冒頭の計算式の作りが 2024 と 2025 でほぼ同じです。 2024 は (1−1/3)×1/2+(1/3−0.2)×0.5+(0.2−1/7)÷2、2025 は (1−1/3)×1/2+(2/3−0.2)×0.5+(0.4−1/3)÷2。書き出しの 1 項がそのまま同じで、後ろの数値だけが変わっています。分数と小数を混ぜた 3 項の足し算という構造も同じです。
  • 入試年の数を題材にした計算が 3 年連続。2024「2024×2024−2023×2025」「2024 の約数のうち 8 の倍数」、2025「2025 をある数で割ると余りが 9」、2026「2029−2028+2027−2026+2025−2024+2023」。
  • 単位換算の 1 問が 2024(870 mL+1.6 L+330 cm³=□L)と 2025(23.5 dL+1.4 L−1250 mL=□cm³)で 2 年連続。mL・L・cm³・dL を混ぜて別の単位で答えさせる形です。
  • 回転体の大問が 2024(体積)と 2026(表面積)で、どちらも「同じ図形を直線 ℓ で 1 回転/直線 m で 1 回転」の 2 問構成。軸を替えて 2 回聞くところまで同じです。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026)

  • 平面図形が単元全体の 35%(16 年分の分類での比率)で最大です。うち図形の移動が 13%、平面図形の面積・面積比が 7%、円とおうぎ形が 6%。
  • 図形の移動(転がり・回転・点の移動)は 16 年中 14 年に大問として登場します(2009・2010・2011・2012・2014・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2023・2024・2026)。この学校の看板単元です。
  • 立体図形は 12%。立体の切断が 2010・2011・2018・2019・2025、回転体が 2012・2024・2026、水量が 2012・2019・2023。
  • 角度は大問 2 の常連です(2010・2017・2019・2021・2024・2025)。
  • 文章題は割合・文章題で 16%。売買損益 2020・2024・2026、仕事算 2020・2025・2026、食塩水 2018・2021、通過算 2021・2024、流水算 2018、ニュートン算 2025、過不足算 2017。
  • 規則性・数列は 2011・2014・2015・2017・2023・2026。約束記号は 2025。
  • 計算(四則・逆算)は大問 1 の (1)(2) として 16 年中 14 年。

問い方

  • 大問 1〜3 は「次の問いに答えなさい」だけの短い指示で、独立した小問が並びます。ここで 12 問前後を取り切る作りです。
  • 大問 4〜6 は場面設定つきの大問です。登場人物に淑子さん・徳子さん・与野さんという校名由来の名前が使われます(2025 大問 5 は 3 人が別々の描き方をする、2026 大問 3(2) は淑子さんが自転車で図書館へ行く)。
  • 設定つき大問は (1) が素直な計算、(2) が条件を 1 つ増やす、(3) が数を大きくして規則を使わせる、という三段の誘導が多く見られます(2026 大問 5 は円 2 個→3 個→27 個、2026 大問 4 は 100 個→10 万円超→3 個セット、2025 大問 4 は先月の台数→到着時刻→追加台数)。
  • 図のある小問が全体の 56%(16 年分の分類での中央値)。図形の大問だけでなく、表やグラフを読む小問も含みます。

8-2. 理科(50 点・大問 4・小問 21〜23)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2026(23 問) 4 分野混合の小問(80℃の飽和ホウ酸水溶液 330 g を 20℃に冷やしたときの結晶/ヒトの消化酵素の特徴をすべて選ぶ/日傘の素材と放射・地球温暖化の語句/0℃で長さの決まった金属の熱膨張)5 問 中和(濃さの違う水酸化ナトリウム水溶液 A・B・C とちょうど中和する塩酸の体積のグラフ。濃度の順・混合後の性質・A を 3.0 g から作る計算)6 問 生態系・食物連鎖(カマキリと 7 種の生物 A〜G が食べた重量の割合の表から食物網を復元。植物はどれか・ネズミの位置・ネズミが消えたら・アズキゾウムシの防除)6 問 力学(長さ 1.0 m の軽い棒のつり合い+ばね A・B・C の表から自然長・30 g のとき・A と B をつないだのび)6 問
2025(23 問) 4 分野混合の小問(カキの種子のはい乳をぬりつぶす作図・はい乳を持たない種子を 2 つ/シリウス B と白色矮星の密度/燃やすと二酸化炭素が出る物質をすべて/直方体の氷が水に浮くときの水面上の高さ)6 問 中和(水酸化ナトリウム水溶液に塩酸を加え蒸発皿 A〜F に残った固体の重さ。ちょうど反応する体積・残った固体に含まれる塩化ナトリウムと水酸化ナトリウム)6 問 人体・消化(タンパク質・脂肪を分解する酵素の名前、実験 1〜7 の結果の対応、小腸のひだの利点を書く)6 問 電気回路(電熱線の長さと断面積を変えた表 1・表 2 から電流の関係を読み、直列・並列でつないだときの電流)5 問
2024(21 問) 4 分野混合の小問(水よう液の性質で誤りを含むもの/気体がとけている水よう液をすべて/脂肪を多く含む種子/自然長 50 cm のばねと水に沈めたおもり・台ばかりの読み/会話文の熱と状態変化)6 問 人体・筋肉(淑子さんとお母さんの会話。筋肉と骨をつなぐもの・腕を曲げてのばすときの筋肉・二枚貝の閉じる筋肉とつかれにくさ)6 問 電流の発熱(電池・ヒーター・水の入ったコップで水温上昇を調べる実験の表。10 分間の温度上昇・同じ上昇になるコップ・何倍かを分数で)4 問 気体の性質(ヘリウムとアルゴン。表 1・表 2 の穴・0℃ 50 kPa で 8.0 g のヘリウムの体積・アボガドロの説から粒子数を考える)5 問

精読した 3 年の共通点:

  • 大問 4 題・小問 21〜23 が 3 年連続です。 転写の分類では 2013 年から 13 年続けて 4 大問。
  • 大問 1 は 4 分野混合の小問集合(3 年連続)。化学・生物・地学・物理を 1 問ずつ並べる出題位置で、大問 2〜4 のような長い導入文はありません。この出題位置だけ性格が違うので、最初に片付ける対象になります。
  • 大問 2〜4 は「実験の説明+表やグラフ+計算 4〜6 問」の形です。表の数値から比例・反比例・過不足を計算する短答が 3 年すべてにあります(電熱線の長さと断面積、ばねののび、中和する体積、気体の圧力と体積、溶解度)。
  • 記述は 3 年で 1 問だけ(2025 大問 3 の「小腸のひだになることの利点」)。作図も 3 年で 1 問(2025 のぬりつぶし)。答えの中心は数値と語句の短答、次に記号選択です。
  • 分野の並び順は年ごとに違います。ただし化学が大問 2 に来るのは 2025・2026 の 2 年、中和が大問 2 なのも 2 年連続です。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026)

分野がよく散る科目で、17 年分で最も多い単元でも 1 割に届きません(植物のつくり 9%、気体の性質 8%、ばね 8%、中和 6%、こん虫・動物の分類 6%)。特定単元の一点集中ではなく、4 分野をまんべんなく回す作りです。

  • 物理: ばね 2010・2012・2016・2019・2024・2026、てこ・つり合い 2009・2011・2013・2021・2026、電気(回路・電流・電磁石)2009・2019・2024・2025、滑車 2014・2018、浮力 2010・2015・2025、光 2021。
  • 化学: 中和 2010・2014・2025・2026、気体の性質 2009・2018・2020・2023・2024、燃焼 2015・2017・2025、水溶液の性質 2012・2023・2024、質量保存 2011・2013、金属と水溶液 2019・2021、熱と状態変化 2012・2016・2024・2026、溶解度 2026。
  • 生物: 植物のつくり 2011・2012・2013・2014・2017・2023、こん虫・動物の分類 2011・2016・2018・2024・2026、種子の発芽 2009・2021・2024・2025、人体 2010・2019・2024・2025・2026、生態系 2020・2026。
  • 地学: 気象 2010・2014・2015、地層・岩石 2012・2017、月 2013・2019・2020、太陽 2017・2018、星・星座 2015・2025、惑星・太陽系 2011・2016、流水 2009。2023 年以降、地学が大問 1 本になっていません(2025 は大問 1 の小問として星が出ました)。

問い方

  • 「すべて選び、記号で答えなさい」が 3 年とも複数問あります。数の指定がないので、1 つ 1 つの選択肢を判定する必要があります(2024 大問 1 の「気体がとけている水よう液」10 択、2026 大問 1 の消化酵素 4 択、2026 大問 2 のアルカリ性を確かめる方法 6 択)。
  • 中学入試の範囲を少し超える題材を、導入文で説明してから考えさせる形が 3 年連続で入ります(2024 アボガドロの説と気体の粒子数、2025 白色矮星の密度、2026 放射と日傘の素材)。知らない用語が出ても導入文の中に答えの材料があるという前提で読みます。
  • 会話文(2024 大問 1 問 4 と大問 2、2026 大問 1 問 3)に淑子さんが登場します。
  • 計算の指定は「四捨五入して整数で」(2026 大問 1)、「分数で答えなさい」(2024 大問 3)、「漢字 2 文字で」(2024 大問 4)。
  • 実験の条件を 1 つずつ変えた表を 2 枚並べ、「一方を一定にすると他方はどうなるか」を言わせてから数値を出させます(2025 大問 4 の電熱線、2026 大問 4 のばね)。

8-3. 社会(50 点・大問 3・小問 22〜25)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1(歴史) 大問 2(地理) 大問 3(公民・時事)
2026(22 問) 「動物と日本人」の通史 8 問
・高松塚古墳の四神と奈良の文化財
・藤原道長の時期の出来事の並べ
・鎌倉の厩で火事から馬を守るために飼った動物
・徳川家光の時代
・江戸の特徴を徳子さんのレポートで説明
・岡倉天心とフェノロサ
・太平洋戦争前の万博
・ノーベル文学賞の人物
滋賀県と琵琶湖 7 問
・三重県境の山地の名
・琵琶湖の面積の割合
・淑子さんの会話で防災の語句
・京都市の雨温図を選ぶ
・京都の水に関わる産業
・信楽焼の写真を選ぶ
・彦根市の地形図の読み取り
7 問
・2025 年 7 月の第 27 回参議院議員選挙
・2025 年 10 月の日本初の女性総理大臣と外交
・少年事件の手続き
・AC ジャパンの CM から読むジェンダー不平等
・ネット注文の配送
・リサイクルマーク
・高度情報化社会の対応策
2025(23 問) 中学 3 年の淑子さんと博物館の学芸員の会話 8 問
・遮光器土偶と都道府県
・法隆寺金堂壁画とアジャンター壁画
・情報伝達の進歩を時代順に
・ハザードマップ
・寺子屋と識字率
・宗門改帳
・二毛作の作物と推測できる事実
三重県 8 問
・□□□の地形の語句
・松阪市のレポートの正誤
・志摩の養殖
・鳥羽市の地形図の読み取り
・漁業と観光の連携
・リニア中央新幹線と亀山
・四日市の公害
・津市の雨温図を選ぶ
女性活躍推進法と女性支援新法 7 問
・三淵嘉子と弁護士
・裁判の説明
・2024 年の東京都知事選と地域
・地方自治
・ジェンダーギャップ指数の 4 分野
・2023 年にドイツに抜かれた経済指数
・女性管理職の資料 2 枚の読み取り
2024(25 問) 日本の学校教育の歴史 9 問
・大学寮の語句
・源氏物語「少女」と大学
・ザビエルの会派
・野田と銚子の生産品
・寺子屋の絵の読み取り
・鳴滝塾
・大正の女子学生の職業ランキングの資料
・奉安殿の写真
・1989 年の出来事
高知県 9 問
・黒潮の語句
・高知市の雨温図を選ぶ
・野菜の収穫量トップ 4 の表
・四万十川の地形図の読み取り 2 問
・海水温上昇と漁業のレポート
・対外関係史の会話
・人口流出の語
7 問
・2023 年 5 月の G7 広島サミット
・選挙の説明
・衆院選の女性候補者と当選者の割合の表の並べ替え
・日本銀行の役割の正誤
・個人情報保護法の条文からの抜き出し
・知る権利
・税金で運営されていないもの

精読した 3 年の共通点:

  • 大問 3 題・小問 22〜25 が 3 年連続です。 転写の分類では 2009 年から 17 年間、大問数は 3 で動いていません(小問も 22〜25 の幅に収まります)。この学校で最も形が動かない科目です。
  • 出題位置の役割も固定です。大問 1 が歴史(長いリード文か会話文からの通史)、大問 2 が地理(1 つの県・地域を軸に)、大問 3 が公民と時事。3 年連続で、地理の出題位置に地図・地形・気候の題材が来るのは 2024〜2026 の 3 年です。
  • 記号選択が主軸です(2024 年 68%、2025 年 70%、2026 年 64%)。残りは語句の短答。精読した 3 年で、文章を書かせる設問は見当たりませんでした。
  • 前年の出来事が大問 3 の入口になります(2024 は 2023 年の G7 広島サミット、2025 は 2024 年の東京都知事選と女性支援新法、2026 は 2025 年 7 月の参院選と 10 月の総理大臣就任)。3 年連続です。

同じ問い方が繰り返される例(原本で 3 年とも確認)

  • 雨温図を選ぶ設問が 3 年連続で、しかも文がほぼ同じです。 2024「高知市の雨温図はどれですか。適当なものを 1 つ選び、ア〜エの記号で答えなさい」/2025「津市の雨温図はどれですか。適当なものを 1 つ選び、ア〜エの記号で答えなさい」/2026「京都市の雨温図はどれですか。適当なものを 1 つ選び、ア〜エの記号で答えなさい」。都市名だけが入れ替わる形で、いずれも大問 2(地理)の中にあります。
  • 地形図の読み取りが 3 年連続(2024 四万十川・2 問、2025 鳥羽市、2026 彦根市)。2024 と 2025 は設問文も「次の地形図から読み取れることとして適当でないものを 1 つ選び、ア〜エの記号で答えなさい。なお、下線部の情報は誤りではありません」でほぼ一致します。
  • 「適当でないものを 1 つ選び、ア〜エの記号で答えなさい」という否定形の選択が 3 年とも複数問。逆に「適当なものを 1 つ選び」も同じ数だけあるので、問われているのがどちらかを毎回確認する必要があります。
  • 正誤の組み合わせ(説明 X・Y の正誤を組み合わせて選ぶ)も 3 年とも登場します。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2026)

  • 分野の比率は地理 30%(産業 16%・地図地形気候 14%)、歴史 23%(近現代 12%・古代〜中世 11%)、公民 11%(経済・社会)で、17 年を通して大きく偏りません。
  • 大問 1(歴史)の時代: 江戸 2014・2017・2024、近代の戦争と大正昭和 2018・2020・2026、飛鳥・奈良 2011・2019・2021、鎌倉・室町 2013・2015、幕末・明治 2010・2012、戦後 2016、宗教史 2023、史料・資料の読解 2025。通史のどこから入るかは年ごとに違いますが、リード文で古代から近代まで通す作りは変わりません。
  • 大問 2(地理)の題材: 地形図の読図 2013・2016・2018・2020・2024、都道府県の同定 2010・2011・2014・2026、農業・畜産 2010・2012・2017・2019、工業・産業 2021・2023、人口・都市問題 2013・2015、日本の地形 2025。
  • 大問 3(公民): 選挙制度 2017・2018・2021・2024、三権分立 2009・2023・2026、経済・労働 2015・2020・2025、財政・税 2011、日本国憲法 2014、国際社会 2019、環境問題 2012。選挙制度と三権分立が交互に来る形です。

問い方

  • 大問 1・2 は長いリード文(または会話文)+波線部(1)〜(7)の形です。設問はリード文の波線部に紐づくので、リード文を読まずに設問だけ見ると解けない設計になっています。
  • 写真・絵・図版から選ばせる設問が毎年あります(2024 寺子屋の絵・奉安殿の写真、2025 遮光器土偶・法隆寺金堂壁画、2026 信楽焼の写真・AC ジャパンの CM のイラスト)。教科書や資料集の図版を「見て分かる」状態にしておく必要があります。
  • 資料 1・2 を並べて「両方から読み取れること」を選ぶ形(2024 大問 1 問 5 の職業ランキング、2025 大問 3 問 3(3) の女性管理職)。
  • 生徒のレポート・会話文の空欄に語句や文を入れさせる形(2024 大問 2 のレポート A〜C、2026 大問 1 問 5 の徳子さんのレポート)。淑子さん・徳子さんという校名由来の名前が社会にも出ます。
  • 語句の短答は基本的な用語(黒潮・大学寮・過疎・宗門改帳)で、漢字指定は精読した 3 年では見当たりませんでした。

8-4. 国語(100 点・大問 3〜4・小問 20〜33)

先に断っておくこと: 国語は 2022 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ので、ここに書いたのは 2009〜2021 年度に限った話です。そのうち原本を精読したのは 2017・2018・2021 の 3 年です。直近の形式は資料から判断できないので、市販の過去問集で 2022 年度以降の大問構成と記述の量を必ず確認してください。

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2021(23 問) 小説/いとうみく『朔と新』(事故で失明した兄の朔と、責任を感じる弟の新。伴走者としての関係)8 問 説明文/池内了『なぜ科学を学ぶのか』(物事のプラスとマイナス、経済に役に立たない科学、コンピューターの二面性)7 問 漢字の書き取り 5 問(カンショウ的・セキム・フウチョウ・フルう・ウレた) 意見記述 3 問(休校期間中の「映像配信授業」についての話し合いを読み、悪い点への改善案と、指摘されていない良い点を書く)
2018(27 問) 小説/彩瀬まる『桜の下で待っている』(新幹線の車内販売で働く 29 歳のさくらと弟の柊二)11 問 説明文/養老孟司『「自分」の壁』(シロアリとアメーバの運命共同体、アイヌの自然観)9 問 漢字の書き取り 5 問(タンサ・レキホウ・ジュンシン・テアツい・トリに行く) 意見記述 2 問(往復はがきの構造の図を見て、なぜ間違いが起きたのかとその防ぎ方)
2017(20 問) 小説/小川糸『ツバキ文具店』(祖母に育てられた「私」とモリカゲさん)7 問 説明文/稲垣栄洋『植物はなぜ動かないのか』(弱肉強食と食物連鎖、草食動物の味覚、ピーマンと子どもの利害)6 問 漢字の書き取り 5 問(タイショ・サイリョウ・ダンコ・ホキュウ・コえている) 意見記述 2 問(72 歳の A さんの新聞投稿を読み、言いたいことをまとめ、賛成か反対かを理由つきで)

精読した 3 年の共通点:

  • 4 つの大問の役割が固定です。 大問 1 が小説、大問 2 が説明文、大問 3 が漢字の書き取り 5 問、大問 4 が資料を読んで自分の考えを書く設問。大問 3 が漢字の書き取りなのは、資料のある 2009〜2021 の 11 年すべてでした(カタカナを漢字に直す形式で 5 問)。
  • 大問 4(意見記述)は 2017 年から 3 回とも登場します。2009〜2016 は大問 3 題で、この出題位置の固定はありませんでした。新聞投稿・往復はがきの図・話し合いの記録と、素材は文学作品ではありません。
  • 大問 1・2 の問一は語句の意味です。「――A・B の本文中の意味としてふさわしいものを、それぞれ後のア〜エから 1 つ選び、記号で答えなさい」という文が 2018 と 2021 でほぼ同じ。2017 は (a)・(b) と記号が違うだけで同じ作りです。慣用句・副詞(水を向ける・贔屓にしている・異を唱える・幅をきかせて・淡々と・厄介になってた・漠然と)を本文の文脈で選びます。
  • 記述が年 4〜6 問(2017 年 6 問、2018 年 6 問、2021 年 5 問)で、字数指定はありません(11 年分の分類でも字数指定のある年はゼロ)。解答欄の大きさが分量の指示になります。
  • 選択肢は 4 つ(ア〜エ)で統一。長い説明文の選択肢を読み比べる形です。

頻出単元と周期(転写の分類・2009〜2021)

  • 設問の内訳は漢字 32%・記号選択 30%・記述 28%・抜き出しと空欄補充 7%・語彙 3%。漢字と記号選択と記述の 3 つで 9 割を占めます。
  • 大問 1 と大問 2 の役割(小説→説明文)は 11 年通して変わりません。設問の中心が年によって記号選択寄り(2009・2010・2012・2013・2014・2017・2018)と記述寄り(2011・2016・2021)に振れます。
  • 抜き出しは年 1〜2 問(2011・2015・2018 大問 2 問五「四十字以内で抜き出して、最初と最後の四字」、2021 大問 2 問二)。

出典の傾向(2009〜2021 の資料で確認できた分)

  • 大問 1 は現代日本の小説です。石田衣良『旅する本』(2009)、小川洋子『物を抱いて象と泳ぐ』(2011)、森沢明夫『虹の岬の喫茶店』(2012)、本田昌子『夏の朝』(2015)、小川糸『ツバキ文具店』(2017)、彩瀬まる『桜の下で待っている』(2018)、いとうみく『朔と新』(2021)。家族・きょうだい・世代をまたぐ関係を扱ったものが多くあります。
  • 大問 2 は科学・自然を題材にした説明文が目立ちます。更科功『化石の分子生物学』(2016)、稲垣栄洋『植物はなぜ動かないのか』(2017)、養老孟司『「自分」の壁』(2018)、池内了『なぜ科学を学ぶのか』(2021)。言葉や表現をめぐる文章(久米明『朗読は楽しからずや』2010、有田英光『四面異国語』2011、石田千『ぽっぺん』2009)もあります。

問い方

  • 「①とあるが、〜の説明としてふさわしいものを、次のア〜エから 1 つ選び、記号で答えなさい」が最も多い形です。傍線部に番号(①②③…)を振り、順に説明を選ばせます。
  • 記述は「〜はなぜか、説明しなさい」「〜とはどういうことか、説明しなさい」の 2 種類が中心で、理由説明と内容説明に分かれます。2021 大問 1 問五のように、空欄 X・Y を補って説明文を完成させる形もあります。
  • 大問 4 は「A さんの意見に賛成か反対か、理由も含めて述べなさい。ただし、A さんの言う理由と同じことを書いてはいけない」(2017)、「話し合いで指摘されていない良い点を一つ考え、説明しなさい」(2021)のように、本文に無いことを自分で考えて書かせます。
  • 漢字は書き取りのみ 5 問。訓読み(フルう・ウレた・コえている・テアツい・トリに)が毎回 1〜2 問混ざります。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の単元分類(2009〜2026)で大問の主要単元として数えたものです。精読していない年の細部は保証できません。最終確認年度は、その単元を資料の中で最後に確認できた年度を指します(算数・理科・社会は 2026 年度、国語は 2021 年度までの資料で見ています)。

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科目 単元 出ていた年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 立体の切断 2010・2011・2018・2019・2025 2025 年度 16 年で 5 回。大問 6 の出題位置は 2024・2026 が回転体でした。次に切断が戻る番になりやすいところです
算数 水量・水そうとグラフ 2012・2019・2023 2023 年度 3〜4 年ごとに顔を出します。2023 以来 3 年
算数 場合の数・論理 2011・2017・2018 2018 年度 2019 以降、大問として見当たりません。最も長く空いている枠です
算数 時計算 2010・2021・2024 2024 年度 2024 は大問 3 の小問として。3 年おき前後
算数 食塩水 2018・2021 2021 年度 2022 以降ありません。文章題の大問 3 の位置に入る候補です
算数 規則性・数列 2011・2014・2015・2017・2023・2026 2026 年度 2026 は大問 3 の小問。大問 1 本になる年(2011・2014・2017・2023)もあります
理科 地学の大問 月 2013・2019・2020/気象 2010・2014・2015/地層 2012・2017/太陽 2017・2018/星 2015・2025 2025 年度 2023〜2026 の 4 年、地学が大問 1 本になっていません(2025 は大問 1 の小問として星)。最も警戒すべき枠です
理科 滑車 2014・2018 2018 年度 2019 以降ありません。物理は 2024 ばね→2025 電気→2026 てことばねと回っています
理科 浮力・密度 2010・2015・2025 2025 年度 2025 は大問 1 の小問。大問としては 2015 が最後です
理科 植物のつくりとはたらき 2011・2012・2013・2014・2017・2023 2023 年度 17 年で 6 回。2023 が最後で、生物は 2024・2025 が人体、2026 が生態系と動物側が続いています
理科 燃焼/金属と水溶液 燃焼 2015・2017・2025/金属と水溶液 2019・2021 2025 年度 化学は 2025・2026 とも中和。燃焼は 2025 大問 1 の小問が最後で、大問としては 2017 が最後です
社会 記述の設問 17 年分の分類で設問の 9%・字数指定のある年が 17 冊中 3 冊 年の特定ができません 精読した 3 年(2024〜2026)には見当たりませんが、過去にはあった形です。理由を 2〜3 文で書く練習は捨てないでください
社会 農業・畜産を地理の軸に 2010・2012・2017・2019 2019 年度 17 年で 4 回。地形図・雨温図と並ぶ地理の柱です
社会 日本国憲法を大問の柱に 2014 2014 年度 公民は 2024 選挙→2025 経済と労働→2026 三権分立と回っており、憲法の条文を正面から問う年が長く空いています
社会 人口・都市問題/環境問題 人口 2013・2015/環境 2012 人口 2015 年度・環境 2012 年度 どちらも小問としては近年出ています(2024 の過疎、2025・2026 の防災)が、大問の軸としては長く空いています
社会 国際社会 2019 2019 年度 時事とセットで戻る可能性のある枠です
国語 大問 3 題の構成(意見記述なし) 2009〜2016 2016 年度 2017 年から大問 4(意見記述)が加わりました。ただし 2022 年度以降は資料が無いため、現在どちらかは判断できません
国語 抜き出しの設問 2011・2015・2018・2021 2021 年度 年 0〜2 問と振れ幅が大きい枠です。字数と「最初と最後の四字」といった答え方の指定に注意してください

10. 形式面の注意

  • 算数: 答えは数値のみです。式や考え方を書かせる欄は精読した 3 年にありません。作図が 1 問あるのでコンパスと定規は必ず用意してください(2026 は「作図に使った線は消さずに残しておきなさい」の指示つき)。単位を変えて答えさせる小問(2024・2025 の単位換算、面積は cm²、体積は cm³)があるので、答えの単位を毎回確認します。円周率の値の指定は精読した 3 年の設問文からは確認できませんでした(2009〜2011 は「円周率は 3.14」の断りが設問文に入っていました)。大問 6 題を並べる構成なので、大問 1 の 5 問を短時間で処理できるかどうかが後半の余裕を決めます。
  • 理科: 記述はほとんどありません(3 年で 1 問)。作図も 3 年で 1 問(ぬりつぶし)。「四捨五入して整数で」「分数で答えなさい」「漢字 2 文字で」といった答え方の指定が多く出ます。選択肢の記号がア〜カと①〜⑧で混在するので、答え方の指定を毎回確認します。図・表・グラフのある小問が全体の 52%(17 年分の分類での中央値)で、表を読む速度がそのまま得点になります。記述対策より、表から比例・反比例を読んで計算する練習に時間を割くほうが同じ時間で点になりやすい科目です。
  • 社会: 文章を書かせる設問は精読した 3 年には見当たりません。「適当なものを 1 つ選び」と「適当でないものを 1 つ選び」が同じくらいの数だけ出るので、どちらを聞かれているかの確認が最大の注意点です。正誤の組み合わせ(X・Y)も精読した 3 年ともあります。図表・地図・写真のある小問が全体の 55%(17 年分の分類での中央値)。大問 3 題・22〜25 問と分量は多くないので、リード文の読み込みに時間を使える構成です。選択肢の記号がア〜エ/ア〜カ/①〜⑧と混ざります。
  • 国語: 記述に字数指定がありません(資料のある 11 年すべて)。解答欄の行数が分量の指示になるので、行数を見て分量を決める練習が要ります。選択肢は 4 つ(ア〜エ)で統一。大問 4 は「A さんの言う理由と同じことを書いてはいけない」のような条件がつくので、設問の但し書きを必ず読んでください。図(往復はがきの構造)や話し合いの記録が大問 4 の素材になり、文章以外の資料を読む力が国語の中で問われます。大問 4 は配点や解答欄の大きさが読めないため、時間配分を先に決めておかないと書き切れません。
  • 全科: 図表・資料のある小問の割合が高くなっています(算数 56%・理科 52%・社会 55%)。資料を見て答える形が 4 科目に共通します。

11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを前提に)

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段 何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数と小数の混じった四則、単位換算 mL・L・cm³・dL)、図形(コンパスと定規で円と正多角形を描く/立方体と直方体を見取図で描く)、読解(傍線部の言い換えを口で言う)、短い記述(理由を 1 文で)、漢字語彙の 5 本です。淑徳与野で最終的に効く入口は「コンパスで正確に円弧を描けること」と「単位を混ぜた計算」 差はほぼありません。時間計測はまだしません。ただし作図を面倒がらない習慣は早いほどよいところです(算数・理科とも作図が出ます)
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える段です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算と単位換算(mL・L・cm³・dL)を毎日、週末 60 分はその週の単元 1 つ。算数の単元は次の順に置き、8-1 節の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使ってください。図形の移動 → 回転体 → 立体の切断 → 角度と面積比 → 売買損益 → 仕事算(全体を 1 として速さを比べる・受験用教材の単元) → ニュートン算(増えながら減る量を追う・受験用教材の単元) → 規則性。理科は週末 60 分の枠で 4 分野の計算単元(ばね・てこ・電熱線・中和・溶解度・浮力)を 1 つずつ回し、平日は「表を見て比例か反比例かを言う」習慣を。社会は都道府県ごとに雨温図・地形図・産業をセットで見ます(大問 2 がこの形)。国語は小説と説明文の記述を「理由説明」「内容説明」に分けて書き、直してもらう回数を稼ぎます。ただし国語は 2022 年度以降は資料が無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください 出題位置が固定されている学校なので、ここで単元の穴を消しておくと小 6 の縦読みがそのまま効きます。特に社会の地理は、県ごとに資料をひもづける習慣が直接得点になります
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は同じ大問を、年度を変えて解きます(算数の大問 1 を 3 年分、社会の雨温図と地形図を 3 年分、国語の漢字を 10 年分、理科の大問 1 を 3 年分)。年度通しの時間計測はその後で。過去問を「年度ごとに 1 回ずつ解いて終わり」にすると、この学校の一番の特徴を使い切れません ここに時間をかける価値があります。出題位置が固定されているぶん、同じ出題位置の演習量がそのまま反映されやすいところです

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 小 5 で全分野を一巡することよりも、小 6 で同じ出題位置を何周できるかが効きやすい学校です。出題位置が動かないので、過去問を「年度ごとに解く」のではなく「出題位置ごとに解く」に組み替えられるかどうかが分かれ目になります。ただし小 4・小 5 で手を抜いてよいという意味ではなく、コンパスと定規の作図(算数・理科)、単位の混じった計算、都道府県ごとの資料の結びつけ、漢字の書き取りの 4 つは、早い学年から積んだ量がそのまま出ます。逆に、初見の設定を読み解く力(他校で問われる種類の力)への依存は、この学校では相対的に小さくなっています。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。

  • 市川中学校(千葉県・共学)— 4 科目とも近い組み合わせです。特に国語の設問構成が近く、記述と記号選択の混じり方が似ています。4 科目まんべんなく回したいならここが最も近い 1 校です。
  • 晃華学園中学校(東京都・女子校)— 国語と算数が近い組み合わせです。国語の記述の分量感が似ています。
  • 東京成徳大学中学校(東京都・共学)— 算数と国語が最も近い 1 校です。理科はやや離れます。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

近さは「大問数・小問数・記述と記号選択の比率・図表の比率・同じ位置に同じ単元が来るか・設問文の使い回し」の距離と、単元の分布の似方を合成したものです。同じ問題が出るという意味ではありません。


13. 資料の限界

  • 転写データは 1 年につき 1 冊で、どの入試回のものかの区別が付きません。この学校は 2027 年度の募集要項で医科学進学コース特別入試(算数・理科の 2 科目)・第 1 回・第 2 回の 3 つが予定されていますが、本レポートの題材表は回の区別をしていません(内容から見て 4 科目の回のものです)。医科学進学コース特別入試の算数・理科がここに書いた形と同じかどうかは、この資料からは分かりません。
  • 試験時間は資料から確認できませんでした。配点(国語 100・算数 100・社会 50・理科 50)は 2027 年度の募集要項に基づきます。
  • 国語は 2022 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。2019・2020 年度も同じ理由で資料にありません。したがって国語について書いたことは 2009〜2021 年度の話で、そのうち設問文を精読したのは 2017・2018・2021 の 3 年に限られます。
  • 算数・理科・社会は 2022 年度の資料もありません(3 科目とも 2021 の次は 2023)。「3 年連続」と書いたのは 2024・2025・2026 の 3 年を原本で確認したもので、2022 年に何が起きたかは分かりません。
  • 図そのものは転写されておらず、図の説明文からの推定を含みます。特に算数の図形問題と作図は、実際の図を見ないと分からない部分があります。
  • 転写の読み取り確度が低めと記録された冊が、算数 16 年中 7 年(2024・2025 を含む)、理科 17 年中 9 年(2026 を含む)、社会 17 年中 7 年(2026 を含む)あります。精読した年についても、細部の数値や選択肢の文言には読み落としの可能性があります。
  • 2009〜2023 年の年度×大問の題材表は作っていません。それらの年について書いたのは、転写データの単元分類を数えたものだけで、設問の細部には触れていません。
  • 「〜に見えます」と書いた箇所は題材からの推測で、裏づけ資料はありません。
  • 満点・設問別の配点は問題冊子に印刷されていません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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