品川女子学院中等部 国語の出題傾向|2010〜2018 年度の過去問
この記事で扱う範囲
この記事は、2010〜2018 年度のうち問題文がある 6 年分(2010・2011・2014・2015・2016・2018)と、解答だけがある 3 年分(2012・2013・2017)を扱います。直近の過去問の分析ではありません。2019 年度以降の問題文は、この記事で使った過去問の資料に入っていません(資料の側の著作権処理の関係で、国語は掲載されない年が多いため)。漢字・語句の並びと、読解で何をどのように答えるかを、具体的な設問で比べます。いまの学校の説明との関係は、末尾の「2019 年度以降について分かること」にまとめました。
いまの入試との関係(先に)
- この記事が読んだのは 2010〜2018 年度の問題文で、2019 年度以降の問題文は資料にありません。
- 学校の 2026 年度向けの説明では、国語は「漢字の書き・語句・説明文・物語文の 4 題」と書かれており、大まかな構成はこの記事の 2013〜2018 年度と同じです(→ 末尾「2019 年度以降について分かること」)。
- 2019 年度以降の小問数・記述の数・字数指定・大問二の 5 問の並びが同じかは、この記事では確かめていません。手元の新しい年度の問題で、末尾の 3 つの確認項目を見てから使ってください。
要点は次の 7 つです。
- 2013〜2018 年度の 6 年は、一=漢字の書き取り 5 問 → 二=語句 5 問 → 三=説明文・随筆 → 四=小説の 4 題で同じ(問題文で確かめたのは 2014・2015・2016・2018、2013・2017 は解答の並びで)。
- それより前は形がちがいます。2010 年度は「読み 5 → 書き取り 5 → 語句 → 小説 → 説明文」の 5 題、2011 年度は「説明文 → 小説」の 2 題で、漢字と語句は読解の大問の最後に入っていました(2012 年度も解答の並びから同じ 2 題の形に見えます)。
- 大問二の 5 問は、中身の並びまで 6 年同じ。 (1) 生き物の名前が入る慣用句、(2) 体の部位が入る慣用句、(3) ことわざ、(4) 対義語、(5) 四字熟語。
- 漢字の書き取りには、送り仮名のつく訓読みが毎年 1 問入ります(2013〜2018 の 6 年)。
- 読解 2 題はそれぞれ 9〜10 問で、「記号選択 4〜5・ぬき出し 1〜3・記述 3」の組み合わせがほとんど動きません(2014〜2018)。記述は年 6 問前後、最も長い字数指定は 80 字です。
- 「一文をぬき出して最初の◯字を答える」問いは、問題文のある 6 年すべてに出ています。
- 同じ設問文の再出題(使い回し)は、読んだ範囲では見つかりませんでした。
この記事は「どんな問題が、どの位置に、どれくらい出てきたか」と、過去問をどう使えるかを扱います。以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。
資料の状況
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| 年度 | 問題文 | 解答 | この記事での扱い |
|---|---|---|---|
| 2010 | あり | あり | 通読 |
| 2011 | あり | 資料なし | 通読(正解は確かめていない) |
| 2012 | 資料なし | あり | 解答の並びと形だけ |
| 2013 | 資料なし | あり | 解答の並びと形だけ |
| 2014 | あり | あり | 通読 |
| 2015 | あり | あり | 通読 |
| 2016 | あり | 資料なし | 通読(正解は確かめていない) |
| 2017 | 資料なし | あり | 解答の並びと形だけ |
| 2018 | あり | あり | 通読 |
| 2019〜2025 | 資料なし | 資料なし | 扱っていない |
- 回: 問題文のある 6 年は、問題用紙の画像(表紙か 1 ページ目)で「第 1 回」の表記を確かめました。解答だけの 3 年は、解答に回の表記がありません。
- 小問は、漢字・語句は 1 語ずつ、読解は「問◯」ごとに数え、(1)(2) に分かれる問は別に数えました。接続語を 3 か所まとめて選ぶ問は 1 問、カタカナ 3 語をまとめて漢字に直す問も 1 問です。
- 記述は、自分の言葉で文を書く問を数えました。本文からのぬき出しは入れていません。2015 年度の「本文中の語を使って 8 字以上 10 字以内で説明」は、説明させる問なので記述に入れました。
- 出典は、問題文の本文の末尾にある表記をそのまま書きました。表記が無いもの・表記に乱れがあるものは書いていません。
年度 × 大問の表
表の見方: 読解の欄は「出典(または題材)・小問数(記 n)」。(記 n)は記述の数です。
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| 年度 | 大問の並び | 漢字 | 語句 | 説明文・随筆 | 小説 | 小問計 | 記述 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 一 読み → 二 書き取り → 三 語句 → 四 小説 → 五 説明文 | 読み 5・書き取り 5 | 10(体の部位の慣用句 3・熟語づくり・熟語の組み立て・表現の正誤 5) | 五: 「今日よりよい明日はない」というポルトガルの言葉と、日本の暮らし(出典の表記なし)・11(記 4) | 四: 堀江敏幸『未見坂』所収「プリン」・12(記 4) | 43 | 8 |
| 2011 | 一 説明文 → 二 小説 | 各大問の中でカタカナを漢字に(一 1 問・二 1 問) | 各大問の中で(一 2 問・二 3 問) | 一: 藤原和博『はじめて哲学する本』・11(記 2) | 二: 中山七里『さよならドビュッシー』・13(記 2) | 24 | 4 |
| 2012 | 解答のみ(一 説明文 → 二 小説。各大問の終わりに漢字と語句) | 数えられない | 数えられない | 解答から見える題材: 外来種とため池の生き物 | 解答から見える題材: 陸上部の監督と部員 | 数えられない | 数えられない |
| 2013 | 解答のみ(一 書き取り → 二 語句 → 三 → 四) | 書き取り 5(解答で確認) | 5(解答で確認) | 解答から見える題材: 天文学者の仕事 | 解答から見える題材: 母を亡くした少年とホタル | 数えられない | 数えられない |
| 2014 | 一 書き取り → 二 語句 → 三 説明文 → 四 小説 | 書き取り 5 | 5 | 『非社交的社交性』(大人になること)・9(記 3) | 瀬尾まいこ『あと少し、もう少し』(駅伝のメンバー集め)・9(記 3) | 28 | 6 |
| 2015 | 同上 | 書き取り 5 | 5 | 河野至恩『世界の読者に伝えるということ』(日本文化の発信)・9(記 3) | 香川宜子『アヴェ・マリアのヴァイオリン』(ユダヤ人の少女のヴァイオリン)・9(記 3) | 28 | 6 |
| 2016 | 同上 | 書き取り 5 | 5 | 榎本博明『「自分らしさ」って何だろう? 自分と向き合う心理学』・9(記 2〜3) | 額賀澪『ヒトリコ』(お弁当と友だち)・9(記 3) | 28 | 5〜6 |
| 2017 | 解答のみ(一 書き取り → 二 語句 → 三 → 四) | 書き取り 5(解答で確認) | 5(解答で確認) | 解答から見える題材: 温暖化と生き物 | 解答から見える題材: 駅伝 | 数えられない | 数えられない |
| 2018 | 一 書き取り → 二 語句 → 三 説明文 → 四 小説 | 書き取り 5 | 5 | 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』(モーリタニア入国)・10(記 3) | 森谷明子『南風吹く』(俳句甲子園の仲間集め)・9(記 3) | 29 | 6 |
| 2019〜2025 | 資料なし | 資料なし | 資料なし | 資料なし | 資料なし | 資料なし | 資料なし |
表は 10 行(2010〜2018 の 9 年+資料の無い 2019〜2025 の 1 行)です。
- 2014 年度の説明文は、本文末尾の著者名の表記に乱れがあり確かめられなかったため、書名だけを書きました。
- 2016 年度の大問三 問 9 は、書き起こしで設問文の途中が本文の引用に入れかわっていて、問い方が確認できません。記述かどうかが決められないので、記述の数を「2〜3」「5〜6」としました。
- 2010 年度の大問五の問番号は解答の番号に合わせています(接続語の問が問一)。
変わらない所と変わる所
2013〜2018 年度(6 年)で変わらない所
- 4 題の並び: 一 漢字の書き取り 5 問 → 二 語句 5 問 → 三 説明文・随筆 → 四 小説。問題文のある 4 年(2014・2015・2016・2018)と、解答の並びを見た 2 年(2013・2017)で同じです。
- 小問の数: 問題文のある 4 年は 28・28・28・29 問。読解の 2 題がそれぞれ 9 問前後(2018 の大問三だけ 10 問)です。
- 記述の数とふり分け: 2014・2015・2018 年度は 6 問で、大問三に 3 問・大問四に 3 問。2016 年度も大問四は 3 問でした。
- 大問二の中身の並び: (1) 生き物の名前、(2) 体の部位、(3) ことわざ、(4) 対義語、(5) 四字熟語。導入文の「(1)〜(3) はひらがなでもよいが、(4)(5) は漢字で答えること」は 2014・2015・2016・2018 の 4 年でほぼ同じ文です(2014 年度だけ「問いに」が「問に」)。
- 書き取りだけで、読みは無い: 2010 年度は読み 5 問・書き取り 5 問でしたが、2013 年度以降は書き取り 5 問だけです。
- 読解の題の但し書き: 「ぬき出しと字数が決められている問題は、記号などを字数にふくむ」という注意が読解の題の冒頭につきます(2010・2011・2014・2015・2016・2018 の 6 年)。
2010 年度と 2011〜2012 年度は形がちがう
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| 年度 | 大問数 | 漢字・語句の置き場所 | 読解の順 |
|---|---|---|---|
| 2010 | 5 | 独立した大問(一 読み・二 書き取り・三 語句) | 小説 → 説明文 |
| 2011 | 2 | 読解の各大問の最後(カタカナを漢字に、ことわざ・慣用句・熟語) | 説明文 → 小説 |
| 2012(解答のみ) | 2 | 読解の各大問の最後(解答に問九 漢字・問十 語句) | 説明文 → 小説 |
| 2013〜2018 | 4 | 独立した大問(一 書き取り・二 語句) | 説明文 → 小説 |
説明文が先・小説が後の順は 2011〜2018 年度の 8 年で同じ(2012・2013・2017 は解答の並びから)で、2010 年度だけ逆でした。
毎年変わる所
- 読解 2 題の文章は毎年入れかわります。同じ著者が 2 回出た例は、出典を確かめられた範囲にはありません。
- 記述の字数指定は年によってちがいます(次の節)。
問い方の実例
設問文は要約です。
1. 一文をぬき出して、最初の◯字を答える(問題文のある 6 年すべて)
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| 年度 | 大問・問 | 設問の要約 |
|---|---|---|
| 2010 | 四 問二・問三・問五・問七 | 理由(事情)や説明にあたる一文の最初の 5 字 |
| 2011 | 二 問 2 | 理由を述べている一文の初めの 4 字 |
| 2014 | 三 問 5 | 25〜30 字でぬき出し、初めと終わりの 5 字 |
| 2014 | 四 問 5 | 気持ちとして最も適切な一文の初めの 4 字 |
| 2015 | 四 問 4 | 具体的に述べている一文の最初の 5 字 |
| 2016 | 三 問 7 | 答えとなる一文の最初の 7 字 |
| 2018 | 三 問 3・四 問 5 | 理由がわかる一文・具体例をふくむ一文の初めの 5 字 |
解答だけの年にも、2012 年度(大問二 問八、初めと終わり)・2013 年度(大問三 問二・大問四 問二)・2017 年度(大問三 問 8 (1))に、文の書き出しだけを答える形の解答があります。
2. 字数を決めて本文からぬき出す
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| 年度 | 大問・問 | 設問の要約 |
|---|---|---|
| 2010 | 四 問四 | 息子の様子を 25 字以内でぬき出す |
| 2011 | 一 問 1 | 「〜社会」につながる 17 字 |
| 2011 | 二 問 1・問 3 | 16 字・15 字でぬき出す |
| 2014 | 三 問 3 | 言いかえた語句を 6 字で |
| 2015 | 三 問 4・問 6 | 漢字 2 字で/「〜という考え方。」につながる 13 字 |
| 2016 | 三 問 3・四 問 8 | 9 字で/「〜という考え」につながる 15 字以内 |
| 2018 | 三 問 2・問 7 | 18 字で/4 字で |
3. 字数つきの記述
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| 年度 | 字数指定 |
|---|---|
| 2010 | 40 字以内・30 字以内・35 字以内・50 字以内(ほかに字数指定なし 4 問) |
| 2011 | 35 字以内(2 点を書く)・70 字以内・60 字以内 |
| 2014 | 70 字以内 × 2 |
| 2015 | 80 字以内 × 2・80 字程度・8 字以上 10 字以内 |
| 2016 | 80 字以内・60 字以内 |
| 2018 | 70 字以内・50 字以内 |
字数指定でいちばん長いのは 80 字(2015・2016)。字数指定の無い「説明しなさい」も毎年あり(2014・2018 は 6 問中 4 問、2015 は 6 問中 2 問)、解答欄の大きさが分量の目安になります。使う語句を指定した記述は 2010 五 問三(「未来」「現実」)の 1 問だけでした。
4. 「〜につながるように」と書き終わりを決める
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| 年度 | 大問・問 | 設問の要約 |
|---|---|---|
| 2010 | 五 問二・問九 | 「〜がある時代」に続く 6 字、「〜の発展」「〜すること。」につながる語 |
| 2011 | 一 問 1・二 問 1 | 「〜社会」「〜こと」につながるぬき出し |
| 2014 | 四 問 1 | 「_で、_がある様子」に 2 字の熟語を 2 つ |
| 2015 | 三 問 2・問 6 | 「〜ことが必要。」につなげて 80 字以内で記述/「〜という考え方。」につながる 13 字 |
| 2016 | 四 問 8 | 「〜という考え」につながるぬき出し |
2010・2011・2014・2015・2016 の 5 年に出ています(2018 年度にはありません)。
5. 接続語を 3 か所まとめて選ぶ(同じ記号は使えない)
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| 年度 | 大問・問 | 空欄 |
|---|---|---|
| 2010 | 五 問一 | 1〜3 |
| 2015 | 三 問 9 | A〜C |
| 2016 | 三 問 1 | Ⅰ〜Ⅲ |
3 問とも説明文の題です。
6. 小説の心情を選ぶ・理由を書く
小説の題では、傍線部の気持ちを選ぶ問と、「なぜですか。説明しなさい」が毎年組み合わされています。2014・2016・2018 年度の大問四は、どれも記述 3 問のうち 2 問が「なぜですか」「どうしてですか」の形です(2015 年度の大問四の記述は「どのような生活か」「何のためと考えているか」など、理由を直接問う形ではありませんでした)。選び方の条件は「最も適切なもの」が大半で、「適切なものを二つ」(2014 四 問 3・2015 四 問 1)と「適切でないもの」(2015 四 問 3)が混じります。
読解の題の答え方の内訳
読み方: 読解 1 題ごとに、答え方を 3 つに分けて数えました。「語句・ぬき出し」は本文からのぬき出しと、短い語句で答える問です(2011 年度は大問の中の漢字・語句の問もここに入れました)。
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| 年度 | 大問 | 記号選択 | 語句・ぬき出し | 記述 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 四 小説 | 3 | 5 | 4 | 12 |
| 2010 | 五 説明文 | 4 | 3 | 4 | 11 |
| 2011 | 一 説明文 | 4 | 5 | 2 | 11 |
| 2011 | 二 小説 | 5 | 6 | 2 | 13 |
| 2014 | 三 説明文 | 4 | 2 | 3 | 9 |
| 2014 | 四 小説 | 4 | 2 | 3 | 9 |
| 2015 | 三 説明文 | 4 | 2 | 3 | 9 |
| 2015 | 四 小説 | 5 | 1 | 3 | 9 |
| 2016 | 三 説明文 | 4 | 2 | 2〜3 | 9 |
| 2016 | 四 小説 | 4 | 2 | 3 | 9 |
| 2018 | 三 説明文 | 4 | 3 | 3 | 10 |
| 2018 | 四 小説 | 5 | 1 | 3 | 9 |
2014〜2018 年度の 4 年は、どの題も「記号選択 4〜5・ぬき出し 1〜3・記述 3」の組み合わせで、ほとんど動いていません(2016 三は問 9 が確認できないため 2〜3)。
記述で何を書かせたか(2014・2015・2016・2018)
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| 年度 | 大問・問 | 書かせた内容 | 字数 |
|---|---|---|---|
| 2014 | 三 問 4 | 指示語「そんなこと」の中身 | なし |
| 2014 | 三 問 7 | なぜ「つまらない」生き方と言えるか | なし |
| 2014 | 三 問 9 | 「二つの要件」とは何か | なし |
| 2014 | 四 問 4 | 「気が引ける」と感じた理由 | なし |
| 2014 | 四 問 6 | 最後の一人をその子に決めていた理由 | 70 字以内 |
| 2014 | 四 問 7 | 楽しさの意味がどう変わったか | 70 字以内 |
| 2015 | 三 問 2 | 食いちがいを解くために必要なこと(「〜ことが必要。」につなげる) | 80 字以内 |
| 2015 | 三 問 5 | だれのどのような反発か | なし |
| 2015 | 三 問 8 | 日本発の文化を世界はどう受け入れてきたか | なし |
| 2015 | 四 問 5 | 「こういった生活」とはどんな生活か | 8 字以上 10 字以内 |
| 2015 | 四 問 7 | 歴史を学ぶのは何のためと考えているか | 80 字程度 |
| 2015 | 四 問 9 | 「自分を構築する」とはどういうことか | 80 字以内 |
| 2016 | 三 問 4 | 自分を否定する必要はない理由 | 80 字以内 |
| 2016 | 三 問 8 | 「それは当然だ」の理由 | 60 字以内 |
| 2016 | 四 問 1 | 友だちの目を見られなかった理由 | なし |
| 2016 | 四 問 3 | 「悪あがき」とは何を指すか | なし |
| 2016 | 四 問 7 | 胸に痛みが走った理由(隠したときの気持ちもふくめて) | なし |
| 2018 | 三 問 1 | 「命綱がほどけた気分」とはどんな気分か | 70 字以内 |
| 2018 | 三 問 4 | 「盲点」が指す事態 | なし |
| 2018 | 三 問 9 (2) | 幸運だった事柄を 3 つ | なし(簡潔に) |
| 2018 | 四 問 3 | 「また明日にするわ」と言った理由 | なし |
| 2018 | 四 問 4 | 写真をひったくった理由 | 50 字以内 |
| 2018 | 四 問 7 | 「おれの俳句はおれだけのもの」に込めた思い | なし |
23 問を分けると、傍線部の中身や気持ちを言いかえる問が 11 問、理由を書く問が 9 問、考えをまとめる問・事柄を挙げる問が 3 問でした。2014・2016・2018 年度は「言いかえ」と「理由」が両方入っています(2015 年度は理由を直接問う記述が無く、「何のためか」「何が必要か」を書かせています)。
大問二(語句)の 6 年分
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| 年度 | (1) 生き物 | (2) 体の部位 | (3) ことわざ | (4) 対義語 | (5) 四字熟語 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013(解答のみ) | 馬 | 足 | 回れ | 解散 | 取捨 |
| 2014 | 猫(の額) | 腕(のれんに◯押し) | 千里(の道も一歩から) | 短縮 → 延長 | 油断大敵 |
| 2015 | 鳥(飛ぶ◯を落とす勢い) | 手(が空いたら) | 他山(の石) | 必要 → 不要 | 危機一髪 |
| 2016 | 張り子の◯(解答なし) | ◯に余る(解答なし) | 「青葉に◯」元気をなくす意味(解答なし) | 単純 → ◯(解答なし) | 空前絶◯(解答なし) |
| 2017(解答のみ) | ねこ | 頭 | 船 | 利益 | 千・万 |
| 2018 | すずめ(の涙) | した(を巻く) | たね(まかぬ◯は生えぬ) | 権利 → 義務 | 半信半疑 |
- (4) の対義語は、2015 年度以降の問題文では「漢字 2 字で」と指定されています(2014 年度は字数の指定なし)。
- (1)〜(3) は意味が添えてあり、その意味になるように空欄を埋める形です。
- 2010 年度の語句は形がちがい、体の部位の慣用句 3 問に、意味の似た漢字を重ねる熟語づくり、熟語の組み立て、敬語や言葉づかいの正誤 5 問(○×)が並んでいました。
漢字の書き取り(2013〜2018 年度)
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| 年度 | 5 問 | 送り仮名のつく訓読み |
|---|---|---|
| 2013(解答のみ) | 軽快・責める・保証・警備・奮起 | 責(めない) |
| 2014 | 地域・温かい・公正・招待券・推測 | 温(かい) |
| 2015 | 対策・補う・仮設・望遠鏡・採用 | 補(う) |
| 2016 | エンソウ・トナえる・シュウカン・キカイ・カメイ(解答なし) | トナ(える) |
| 2017(解答のみ) | 素材・厚い・賛成・要領・首脳 | 厚(い) |
| 2018 | 温暖・済ませる・対象・格調・台頭 | 済(ませる) |
6 年すべてで、5 問のうち 1 問が送り仮名のつく訓読みです。2010 年度は読み 5 問(復旧・編む・境目・木立・重宝する)と書き取り 5 問(練る・快速・降下・地異・検証)でした。
繰り返し出る題材
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| 題材 | 年度(大問) | 年度数 |
|---|---|---|
| 部活や大会に向けた仲間集め・仲間との衝突(小説) | 2014 四(駅伝のメンバー集め)・2018 四(俳句甲子園の最後の一人)、解答のみで 2012 二(陸上部)・2017 四(駅伝) | 問題文で 2・解答のみで 2 |
| 家族の死や別れ(小説) | 2010 四(義父の葬儀)・2011 二(両親を亡くしたいとこ)、解答のみで 2013 四(母を亡くした少年) | 問題文で 2・解答のみで 1 |
| 成熟した社会での生き方(説明文) | 2010 五(「すでに成熟した社会」)・2011 一(「成熟社会の本質」) | 2 |
| 自分らしさ・大人になること(説明文) | 2014 三・2016 三 | 2 |
| 海外と日本(説明文) | 2010 五(ポルトガル)・2015 三(日本文化の発信)・2018 三(モーリタニア) | 3 |
| 自然科学や研究者(説明文) | 2018 三(バッタの研究者)、解答のみで 2012 一(外来種)・2013 三(天文学者)・2017 三(温暖化と生き物) | 問題文で 1・解答のみで 3 |
2014 年度と 2018 年度の小説は、どちらも「大会に出るために、あと一人の仲間を誘う」場面で、誘う側の気持ちと、誘われる側のためらいを記述で書かせています(2014 四 問 6、2018 四 問 3・問 7)。題材が似ているだけで、設問文は別のものです。
家でやること
ここに書く年度と大問の番号は原本で読んだものです。使う順番や組み合わせは目安で、効果は確かめていません。
国語は 50 分・100 点です(2027 年度募集要項(予定・抜粋))。下の年度はすべて 2018 年度以前です。いまの形と比べたいときは、次の「2019 年度以降について分かること」も見てください。どれも、手元にその年度の問題があることが前提です。2011・2016 年度は解答の資料がなく、その場で答え合わせができないので、正誤を確かめたい練習には向きません。
単元を学んだあと(漢字・語句)
大問一(書き取り 5 問)と大問二(語句 5 問)は、2014・2015・2018 年度の問題と解答で 10 問ずつ切り出せます。大問二は (1) 生き物の名前・(2) 体の部位が入る慣用句、(3) ことわざ、(4) 対義語、(5) 四字熟語の並びなので、慣用句やことわざを学んだあとに、同じ番号の問いを年度をまたいで並べられます。2010 年度の大問一〜三(読み 5・書き取り 5・慣用句と熟語の組み立てと言葉づかいの正誤)は、並びの違う年の例です。
似た問いを比べたいとき(読解)
- 一文をぬき出して最初の◯字を答える問い(問題文のある 6 年すべて)と、「〜につながるように」書き終わりを決めるぬき出し(2010・2011・2014・2015・2016)は、「問い方の実例」の表で年度と問番号を引けます。
- 2014 年度の大問四と 2018 年度の大問四は、どちらも「大会に出るために、あと一人の仲間を誘う」場面の小説です。記述の問い(2014 四 問 6、2018 四 問 3・問 7)を並べると、同じような場面で何を説明させているかを比べられます。
記述はまず、設問が何を説明するよう求めているかを確かめます。言いかえを求める問と、理由を求める問では、答えに必要な内容が違います(「記述で何を書かせたか」の表)。字数だけで同じ書き方にそろえず、学校の解答例がある問から、求められた内容と自分の答えを比べます。解答の資料がある年度は 2010・2014・2015・2018 年度です。
1 年分を通して形式を確かめたいとき
問題文のある年で、いまの学校の説明と同じ「漢字・語句・説明文・物語文の 4 題」の並びなのは 2014・2015・2016・2018 年度です。時間を計る場合は、問題用紙の表紙(2014・2016 年度)にある「8:40〜9:30」の 50 分を取ります。このうち解答の資料があるのは 2014・2015・2018 年度です。2011 年度(2 題で、漢字と語句が読解の中に入る形)と 2010 年度(5 題・記述 8 問)は、並びの違う年の例です。
2019 年度以降について分かること
- この記事で確かめていないこと: 2019 年度以降の問題文は、この記事で使った資料に入っていません。2019 年度以降の小問数、記述の数、字数指定、大問二の 5 問の並びが 2018 年度以前と同じかは、この記事では確認していません。
- 学校の説明: 学校の 2026 年度 応募状況・入試解説(入試解説の「第 1 回、第 2 回の 4 科入試」の国語。2026-10-06 確認)では、国語は漢字の書き、語句の知識問題、説明文、物語文の 4 題と説明されています。これは大まかな構成の情報です。2026 年度向けの説明で、2019 年度以降の毎年の問題や 2027 年度の問題を確かめたものではありません。
- 新しい年度と比べるときの確認項目: ① 大問が 4 つで、一・二が漢字と語句の独立した大問か。② 読解の記述が 1 題に何問あり、字数指定の最長が何字か。③ 大問二の 5 問が「生き物・体の部位・ことわざ・対義語・四字熟語」の並びか。大まかな構成が同じでも、設問の指示や文章は異なります。この記事の例は問い方を比べるために使い、実際の解き方は手元の問題の指示に合わせてください。
- 問題文の公開: 学校は国語の問題文を公開していません(2026 年度は「著作権等への配慮から掲載を見合わせ」。入試問題と解答用紙 の頁には国語の解答用紙が載っています。2026-10-06 確認)。新しい年度の問題文は、市販の過去問集などで手に入れる必要があります。
資料の限界
- 資料の年が古い: 国語は 2019 年度以降の問題文がこの記事で使った資料に無く(資料の側の著作権処理の関係で掲載されない年が多い)、この記事は 2010〜2018 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集などで確認してください。
- 解答だけの年: 2012・2013・2017 年度は解答だけで、問題文がありません。大問の並びと解答の形は分かりますが、小問の数・記述の数・設問文は分かりません。題材は解答から見えるものだけを書きました。
- 解答が無い年: 2011・2016 年度は解答が無く、正解を確かめていません。2016 年度の大問三 問 9 は、書き起こしの乱れで問い方が確認できません。
- 回: 問題文のある 6 年は、問題用紙の画像(表紙か 1 ページ目)で「第 1 回」の表記を確かめました。解答だけの 2012・2013・2017 年度は、解答に回の表記がなく、第 1 回の解答かどうかは確かめられていません。資料は 1 年に 1 冊で、第 2 回(2 月 2 日)の問題は読んでいません。
- 書き起こし: この記事の数字は、問題用紙の画像から起こした書き起こしで数えたものです。
- 配点が印刷されていない: 設問ごとの配点はどの年度にも印刷されていません。この記事の「多い・少ない」はすべて小問の数で数えたもので、実際の配点の重さとはちがう可能性があります。
- 出典の表記: 2010 年度の大問五は本文の末尾に出典の表記が無く、2014 年度の大問三は著者名の表記に乱れがありました。どちらも確かめられた範囲だけを書いています。
次に使う道具 — この学校を 保存 しておくと、マイページと比較で使えます、科目と試験時間を並べて見るなら 比較。
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数字はすべて過去問の書き起こしと学校の資料から数えたものです。合格可能性・お子さんとの相性・学校の優劣は扱いません(→ 資料の限界・方法論)。更新 2026-10-13。