品川女子学院中等部 社会の出題傾向|16 年分の過去問(雨温図は 9 年連続)
先に結論(5 つ)
品川女子学院中等部の社会を、資料のある 2010〜2025 年度の 16 年分すべて読みました。16 年とも 4 科で受ける第 1 回の問題で、問題用紙の画像で「第 1 回」の表記を確かめています。学校のページでは最新 3 年(2023〜2025)だけを詳しく見ていましたが、ここでは 16 年を同じ物差しで並べています。
- 大問 1 =地理、大問 2 =歴史、大問 3 =公民。この並びは 16 年間一度も変わっていません。 公民の大問 3 がいちばん小さい(5〜8 問)のも 16 年同じです。
- 量は増えました。 小問の合計は 2010〜2015 年度が 29〜31 問、2016〜2020 年度が 33〜37 問、2021〜2025 年度が 36〜39 問です。公民は 2014 年度まで 5 問、2024・2025 年度は 8 問です。
- 雨温図(4 都市のグラフから 1 つを選ぶ)は 2017〜2025 年度の 9 年連続、地形図は 2016〜2025 年度の 10 年連続で、どちらも大問 1(地理)の中に出ます。16 年全体では雨温図が 10 年度、地形図が 12 年度に出ています。
- 歴史の大問 2 は、2020〜2025 年度の 6 年続けて「一つのテーマで時代の古い順に通す」作りです(都市・地図・つくる・武士・子ども・お菓子)。2017〜2019 年度は人物・曜日・展覧会を入口にして時代が行き来する作りでした。
- 文で説明する記述は 16 年すべての年にあり、2〜8 問です。 記述に字数の指定がついた年は 16 年で一度もなく、解答らんの大きさが分量の目安になります。
過去問をどう使えるかは、最後の「家でやること」に、学習の状況ごとに年度と大問の番号でまとめました。
この記事の読み方(数え方と前提)
- 対象: 4 科で受ける第 1 回の社会。16 年とも、問題用紙の画像(表紙か 1 ページ目)で「第 1 回」の表記を確かめました。資料は 1 年に 1 冊で、第 2 回の問題は入っていません。社会と理科を合わせて 60 分・社会 60 点というのは 2027 年度募集要項(予定・抜粋) の数字です。
- 小問の数え方: 問題用紙の「問 1」「(1)」「(2)」を 1 問として数えています。記号と語句をいっしょに答える問も 1 問です。
- 記述: 「説明しなさい」「理由を〜」「一つあげなさい(文で答えるもの)」のように、文で答える問を数えています。語句一つで答えられる「一つあげなさい」は短答に入れています。
- 配点は問題用紙に印刷されていません。どの問が何点かはわかりません。
16 年の外形
各年の小問数と、記号選択・短答(語句や数値)・記述の内訳です。割合は問数の割合で、点数の割合ではありません。
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| 年度 | 大問 | 小問 | 記号選択 | 短答(語句・数値) | 記述 | ほか |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 3 | 30 | 17(57%) | 9(30%) | 3(10%) | 国名と位置を両方答える問 1 |
| 2011 | 3 | 30 | 18(60%) | 9(30%) | 3(10%) | — |
| 2012 | 3 | 30 | 19(63%) | 8(27%) | 3(10%) | — |
| 2013 | 3 | 29 | 17(59%) | 10(34%) | 2(7%) | — |
| 2014 | 3 | 30 | 18(60%) | 9(30%) | 3(10%) | — |
| 2015 | 3 | 31 | 16(52%) | 13(42%) | 2(6%) | — |
| 2016 | 3 | 33 | 19(58%) | 10(30%) | 4(12%) | — |
| 2017 | 3 | 34 | 19(56%) | 12(35%) | 3(9%) | — |
| 2018 | 3 | 37 | 15(41%) | 17(46%) | 5(14%) | — |
| 2019 | 3 | 33 | 22(67%) | 6(18%) | 3(9%) | 語句と理由・語句と位置を合わせて答える問 2 |
| 2020 | 3 | 35 | 19(54%) | 12(34%) | 4(11%) | — |
| 2021 | 3 | 37 | 26(70%) | 7(19%) | 4(11%) | — |
| 2022 | 3 | 36 | 19(53%) | 9(25%) | 8(22%) | — |
| 2023 | 3 | 37 | 23(62%) | 10(27%) | 4(11%) | — |
| 2024 | 3 | 38 | 25(66%) | 9(24%) | 4(11%) | — |
| 2025 | 3 | 39 | 22(56%) | 12(31%) | 5(13%) | — |
- 記号選択はほとんどの年で 5〜7 割です。例外は 2018 年度で、短答(46%)が記号選択(41%)を上回りました。
- 2022 年度は記述が 8 問(22%)で、16 年でいちばん多い年です。3 つの大問すべてに 2〜3 問ずつ入っています。
- 2022 年度の地理は、短い文章 3 本(問 1・問 2・問 3)を 1 つの大問にまとめた作りです。学校の解答も【1】〜【3】の 3 つに分けているので、ほかの年と同じ 3 大問として数えています。
年度 × 大問の表(16 年・48 題)
「題材」は大問の入口になっている話題を一言でまとめたものです。小問・記述の数え方は上と同じです。2019 年度の大問 1 には、語句と理由を合わせて答える問が 1 つあります(上の表の「ほか」)が、記述には入れていません。
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| 年度 | 大問 | 分野 | 題材(一言) | 小問 | 記述 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 1 | 地理 | 農山村の人口減少と限界集落(米づくり・林業・食料自給率) | 13 | 1 |
| 2010 | 2 | 歴史 | 日本と関わった国 A〜H(アメリカ・イギリス・ドイツ・ポルトガル・中国・韓国・オランダ・ロシア。年代順でない) | 12 | 1 |
| 2010 | 3 | 公民 | 選挙と国会(会話文・一票の格差・60 日ルール) | 5 | 1 |
| 2011 | 1 | 地理 | 鉄道唱歌に出てくる地名(新橋・神戸・陸奥・伊勢)とモーダルシフト | 12 | 1 |
| 2011 | 2 | 歴史 | 絵で読む歴史(高松塚古墳の壁画→源氏物語絵巻→参勤交代→なまず絵→ノルマントン号事件→安保の新聞まんが) | 13 | 1 |
| 2011 | 3 | 公民 | 2010 年の参議院選挙・ねじれ・連立・消費税 | 5 | 1 |
| 2012 | 1 | 地理 | 日本の島々(択捉島・飛島・佐渡島・小豆島・五島・種子島・竹富島・小笠原) | 12 | 1 |
| 2012 | 2 | 歴史 | 明治〜戦後の人物 A〜G(明治天皇・岩崎弥太郎・板垣退助・夏目漱石・原敬・犬養毅・吉田茂) | 13 | 1 |
| 2012 | 3 | 公民 | 地方自治(直接請求・オンブズマン・2011 年の「トリプル投票」) | 5 | 1 |
| 2013 | 1 | 地理 | 日本各地でふく風(羅臼風・やませ・清川だし・赤城おろし・六甲おろし・肱川あらし) | 13 | 1 |
| 2013 | 2 | 歴史 | 想像上の生き物の会話(竜・ナウマン象・鳳凰・怨霊・日光東照宮。時代が行き来する) | 11 | 1 |
| 2013 | 3 | 公民 | 日米安保条約・自衛隊・PKO・憲法 9 条・文民統制 | 5 | 0 |
| 2014 | 1 | 地理 | 橋とトンネル(青函トンネル・清水トンネル・瀬戸大橋・しまなみ海道・新関門トンネル) | 12 | 1 |
| 2014 | 2 | 歴史 | 宗教・学問・教育(土偶→十七条の憲法→大仏→鎌倉仏教→ザビエル→松下村塾→『学問のすゝめ』→就学率のグラフ) | 13 | 2 |
| 2014 | 3 | 公民 | 財政(歳出の内訳・地方税・国債・間接税) | 5 | 0 |
| 2015 | 1 | 地理 | 全国の市町村(与那国島・高山市・富岡製糸場・青ヶ島村・銚子港・過疎地域の地図) | 12 | 1 |
| 2015 | 2 | 歴史 | 史料あ〜し(金印→改新の詔→尾張国の訴え→二条河原落書→刀狩令→日米修好通商条約→ポーツマス条約→民本主義→サンフランシスコ平和条約) | 13 | 1 |
| 2015 | 3 | 公民 | 国際連合(加盟国数・調査捕鯨の判決・分担金・ODA) | 6 | 0 |
| 2016 | 1 | 地理 | 日本のいちばん(琵琶湖・秋吉台・多治見・銚子港・キクの電照栽培・豊田市の地形図) | 13 | 1 |
| 2016 | 2 | 歴史 | 日本の宗教(魏志倭人伝→仏教伝来→浄土教→鎌倉仏教→堺→島原・天草一揆→内村鑑三) | 14 | 2 |
| 2016 | 3 | 公民 | 18 歳選挙権の記事(公職選挙法・衆議院の優越・秘密選挙) | 6 | 1 |
| 2017 | 1 | 地理 | 国際会議とサミットの開催地(福岡・志摩・広島・つくば) | 12 | 1 |
| 2017 | 2 | 歴史 | 歴史が変わるときの人物 A〜J(伊藤博文・源頼朝・徳川吉宗・平清盛など。年代順でない) | 15 | 1 |
| 2017 | 3 | 公民 | 18 歳選挙権の新聞を読む会話(社会保障・国債・民営化・投票率) | 7 | 1 |
| 2018 | 1 | 地理 | 動物の名前をふくむ地名(熊本・鳥取・群馬・鹿児島・尾鷲・鹿嶋・丸亀・犬山) | 16 | 2 |
| 2018 | 2 | 歴史 | 曜日の名前(月・火・水・木・金・土・日)でたどる歴史(年代順でない) | 14 | 1 |
| 2018 | 3 | 公民 | 冷戦後の国際情勢(国連・PKO・EU・核兵器・二酸化炭素) | 7 | 2 |
| 2019 | 1 | 地理 | 特急列車の名前でめぐる旅(しなの・ひだ・雷鳥・あしずり・札幌の地形図) | 11 | 0 |
| 2019 | 2 | 歴史 | 東京国立博物館の展覧会の会話(見返り美人図・雪舟・浮世絵・女性の文学・平安京。年代順でない) | 16 | 3 |
| 2019 | 3 | 公民 | 平和主義(憲法前文・文民統制・非核三原則・第五福竜丸・CTBT) | 6 | 0 |
| 2020 | 1 | 地理 | ご当地グルメと特産品(笹かまぼこ・南部せんべい・笹団子・フルーツパフェ・豚肉) | 15 | 1 |
| 2020 | 2 | 歴史 | 集落と都市の歴史(縄文→弥生の環濠集落→古墳→藤原京→江戸の都市→近代) | 13 | 1 |
| 2020 | 3 | 公民 | 新元号「令和」の発表(政令・三権分立・衆議院の優越・国際機関の略称) | 7 | 2 |
| 2021 | 1 | 地理 | 日本の一番(横手盆地・琵琶湖・宇都宮・浜松・鯖江・長崎・熊谷・電気使用量) | 14 | 1 |
| 2021 | 2 | 歴史 | 地図で位置を問う通史(岩宿・吉野ヶ里→遣唐使→「前・中・後」の国名→江戸の窓口→日露の国境→太平洋戦争の島々) | 16 | 2 |
| 2021 | 3 | 公民 | SDGs とジェンダー平等(国連事務総長・GDP・インフレ・公共の福祉・生存権) | 7 | 1 |
| 2022 | 1 | 地理 | 3 本の文章(漁業と海岸線/河川と水/県境と三県境) | 15 | 3 |
| 2022 | 2 | 歴史 | 「つくる」で通す(竪穴住居→銅鐸→校倉造→木簡→国風文化→元寇→足利義満→豊臣秀吉→江戸の農業→鹿鳴館→財閥→電化製品) | 15 | 3 |
| 2022 | 3 | 公民 | 新紙幣とキャッシュレス(財務省・日本銀行・景気対策) | 6 | 2 |
| 2023 | 1 | 地理 | 災害大国と自然の恵み(プレート・活火山・温泉・犬山の地形図と鵜飼・静岡市の雨温図・大分の臨海工業・訪日客) | 15 | 1 |
| 2023 | 2 | 歴史 | 武士が活やくした時代(平将門→鎌倉・室町幕府のしくみ→御恩→分国法→姫路城→江戸の政策→西南戦争) | 15 | 2 |
| 2023 | 3 | 公民 | 国の一般会計(歳入と歳出・軽減税率・消費税・憲法 30・41・84 条) | 7 | 1 |
| 2024 | 1 | 地理 | 集落と都市(近郊農業・山梨の扇状地・自動車工業・政令指定都市・リニア・過疎・高知市の雨温図・宮崎市の地形図) | 15 | 2 |
| 2024 | 2 | 歴史 | 子どもに関連したできごと A〜H(土偶→壬申の乱→藤原道長→壇ノ浦→雪舟→浅井三姉妹→小林一茶と判じ絵→岩倉使節団の女子留学生) | 15 | 1 |
| 2024 | 3 | 公民 | 日本国憲法の条文(3・25・32・41・65・92 条、一票の格差、こども家庭庁) | 8 | 1 |
| 2025 | 1 | 地理 | 訪日外国人と観光(串本のリアス海岸・黒潮・育成就労制度・淀川と阪神工業地帯・大阪市の雨温図・奈良の観光収入・観光庁) | 15 | 2 |
| 2025 | 2 | 歴史 | お菓子の歴史(縄文クッキー→遣唐使→栄西と茶→南蛮貿易→シュガーロード→琉球の黒砂糖→くろがね羊羹→台湾・南洋群島→GHQ→戦後の外交) | 16 | 1 |
| 2025 | 3 | 公民 | 身近なきまり(公共の福祉・新しい人権・祝日の法律・学校教育法・本校の通学路のきまり) | 8 | 2 |
変わらない所
16 年を並べると、毎年作り直されるのは「題材」で、問題の形はほとんど動いていません。
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| 変わらない所 | 期間 | 中身 |
|---|---|---|
| 大問の並び | 2010〜2025(16 年) | 大問 1 =地理、大問 2 =歴史、大問 3 =公民。地理と歴史が同じくらいの量で、公民がいちばん小さい |
| 大問 1 の作り | 2010〜2025(16 年) | 一つのテーマ(風・島・橋・地名・特急列車・ご当地グルメなど)を入口に、全国のいくつもの地点をめぐって、自然・産業・人口を少しずつ聞く |
| 大問 3 の入口 | 2010〜2025 のうち 14 年 | 入試の前年か前々年のニュースから始まる(参議院選挙、トリプル投票、18 歳選挙権、新元号、新紙幣、こども家庭庁、育成就労制度など)。例外は 2013・2019 年度 |
| 「間違っているもの」を選ぶ問 | 2010〜2025(16 年) | 年に 2〜7 問。4 つの文を読み比べて 1 つを選ぶ形が中心 |
| 漢字で答える指定 | 2010〜2025(16 年) | 「漢字で答えなさい」が毎年あります(2011・2019 年度の大問 1 のように、大問によってはない年もあります) |
| 記述 | 2010〜2025(16 年) | 毎年 2〜8 問。字数の指定はなく、解答らんの大きさが分量の目安になる |
| 図・表・写真 | 2010〜2025(16 年) | 地図、グラフ、統計表、写真、絵、史料が毎年いっしょに出る |
大問 1 の作りは 16 年でいちばん安定しています。 「日本のいちばん」(2016 年度)と「日本の一番」(2021 年度)のように、入口のテーマが 5 年あけて重なった例もあります。テーマはいつも入口だけで、聞かれる中身は気候・地形・農業・工業・人口・交通が毎年まんべんなく混ざります。テーマを覚えておけば解ける、という作りではありません。
変わる所と変化点
量が増えた(2016 年度ごろと 2021 年度ごろの 2 段)
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| 期間 | 小問の合計 | 大問 3(公民)の小問 |
|---|---|---|
| 2010〜2015 | 29〜31 | 5〜6 |
| 2016〜2020 | 33〜37 | 6〜7 |
| 2021〜2025 | 36〜39 | 6〜8 |
小問は 16 年で 30 問前後から 38 問前後へ、およそ 1.3 倍になりました。2016 年度に 33 問、2018 年度に 37 問と段がつき、2021 年度以降は 36〜39 問で落ち着いています。公民は 2010〜2014 年度の 5 問から、2024・2025 年度の 8 問まで少しずつ増えています。
地形図と雨温図が「毎年出るもの」になった(2016・2017 年度から)
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| 項目 | 出た年度 | 年度数 |
|---|---|---|
| 地形図の読み取り | 2012・2013・2016・2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025 | 12(2016 年度から 10 年連続) |
| 雨温図(4 都市のグラフから 1 つを選ぶ) | 2013・2017・2018・2019・2020・2021・2022・2023・2024・2025 | 10(2017 年度から 9 年連続) |
2010〜2015 年度は、地形図も雨温図も出ない年がふつうでした(2011 年度は雨温図ではなく、4 都市の年平均気温と年降水量の表から尾鷲を選ぶ問でした)。2016 年度以降は大問 1 のなかに地形図、2017 年度以降は雨温図がほぼ決まって入っています。地形図の地域は毎年変わります(父島・伊予長浜・豊田・福岡・新宮・札幌・岡山・長崎・古河・犬山・山梨と宮崎・大阪)。
歴史の大問の組み立て(2020 年度から時代順にそろった)
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| 組み立て | 中身 | 年 |
|---|---|---|
| 年代順でない | 国・人物・曜日・展覧会・会話文を入口にして、時代が行き来する | 2010(国)、2013(会話文)、2017(人物)、2018(曜日)、2019(展覧会) |
| 明治以降に限って時代順 | 明治〜戦後の人物 A〜G | 2012 |
| 時代順に通す | 一つのテーマで、時代の古い順に問が並ぶ | 2011・2014・2015・2016・2020・2021・2022・2023・2024・2025 |
2020〜2025 年度の 6 年は、どれも「テーマを一つ決めて、時代の古い順に問を並べる」作りです。ただし、どの時代から始まりどこで終わるかは年によって違います。2023 年度(武士)は平安時代の平将門で始まり西南戦争で終わります。2024 年度(子ども)は縄文時代の土偶で始まり、明治以降の女子教育のグラフで終わります。2022・2025 年度は縄文から戦後まで通しています。
記述の数(2022 年度が山)
記述は 2010〜2015 年度が 2〜3 問、2016〜2021 年度が 3〜5 問、2022 年度が 8 問、2023〜2025 年度が 4〜5 問です。2022 年度は「目的を説明」「理由を説明」「一つあげなさい」が 3 つの大問に 2〜3 問ずつ入りました。2023 年度以降は 4〜5 問に戻っていますが、2010 年代前半よりは多い状態が続いています。
字数指定と指定語句(ほとんどない)
- 文で説明する記述に字数の指定がついた年は、16 年で一度もありません。字数の指定があるのは語句を答える問だけで、2010 年度 大問 3 問 2(2)「6 字以内で」(一票の格差)、2013 年度 大問 3 問 1「漢字 8 字で」、2014 年度 大問 2 問 5(2)「漢字 2 字で」の 3 問です。
- 使う語句の指定: 2011 年度 大問 3 問 3(「衆議院」「参議院」「過半数」をすべて使う)と、2023 年度 大問 2 問 3(「将軍」「御家人」を使って御恩を説明)の 2 問。
問い方の実例(毎年のように出る 6 つ)
設問文は要約です。
1. 4 都市の雨温図から 1 つを選ぶ
要約: 「ア〜エは 4 都市の気温と降水量のグラフ。○市はどれか」
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| 年度 | 場所 | 選ぶ都市 | 4 都市 |
|---|---|---|---|
| 2013 | 大問 1 問 5 | 高山市 | 高山・帯広・金沢・広島 |
| 2017 | 大問 1 問 4(2) | 志摩市の近く | サミット開催地の 4 地域 |
| 2018 | 大問 1 問 5(1) | 尾鷲市 | 新潟・尾鷲・高松・那覇 |
| 2019 | 大問 1 問 6(3) | 札幌 | 札幌・東京・長野・広島 |
| 2020 | 大問 1 問 7(2) | 岡山市 | 岡山・松本・新潟・東京 |
| 2021 | 大問 1 問 7(1) | 熊谷市 | 4 つのグラフ(都市名の指定なし) |
| 2022 | 大問 1 問 3(2) | 鳥取市 | 4 つのグラフ(都市名の指定なし) |
| 2023 | 大問 1 問 6(1) | 静岡市 | 静岡・輪島・今治・鹿児島 |
| 2024 | 大問 1 問 8 | 高知市 | 盛岡・新潟・岡山・高知 |
| 2025 | 大問 1 問 3(5) | 大阪市 | 大阪・鹿児島・敦賀・高知 |
4 都市は、日本海側・太平洋側・瀬戸内・内陸・北海道・南西諸島のうちから違う気候の都市が組み合わされます。都市名のわかる 8 年のうち、瀬戸内(高松・岡山・今治・広島)と日本海側(新潟・金沢・輪島・敦賀)が選択肢に入る年が 6 年ずつあります。
2. 地形図から読み取れることとして「間違っているもの」を選ぶ
要約: 「地形図から読み取れることとして間違っているものを選べ」(正しいものを選ぶ年もある)
- 間違っているものを選ぶ: 2012 大問 1 問 8(1)、2016 大問 1 問 8(3)、2018 大問 1 問 7(1)、2019 大問 1 問 6(1)、2020 大問 1 問 7(1)、2021 大問 1 問 6(2)、2022 大問 1 問 3(4)(明治 40 年と現在の 2 枚を比べる)、2023 大問 1 問 5(3)、2025 大問 1 問 3(3)
- 正しいものを選ぶ: 2017 大問 1 問 6(2)、2024 大問 1 問 9(1)
- 地形図とあわせて出た計算・方位(どれも 2 万 5 千分の 1)
- 2016 大問 1 問 8(2): 工場から見た別の工場の方角を八方位で
- 2017 大問 1 問 6(1): 地図上 7cm は実際に何 m か(学校の解答は 1750 メートル)
- 2023 大問 1 問 5(1): 直線 3.5cm は実際に何 m か(学校の解答は 875m)
- 2024 大問 1 問 9(2): 一辺 3cm の正方形は実際に何 km² か(記号選択、学校の解答は 0.5625km²)
3. 4 つの文から「間違っているもの」を一つ選ぶ
要約: 「〜について述べた文として間違っているものを選べ」
16 年すべてにあります。「間違っているもの」という言葉を含む問の数は、年ごとに次のとおりです。
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| 年度 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 問数 | 5 | 4 | 5 | 5 | 6 | 4 | 7 | 2 | 6 | 6 | 5 | 6 | 4 | 5 | 3 | 7 |
このほかに「最もふさわしくないもの」(2010 大問 1 問 4(2))、「あてはまらないもの」(2022 大問 2 問 11(2)、2024 大問 1 問 4(2)・大問 3 問 2)、「間違っているものを二つ」(2019 大問 2 問 12)があります。選択肢の 4 文はそれぞれ別の知識を聞いているので、1 問で 4 つの知識を確かめる作りです。2024・2025 年度には「文 X・Y の正誤の組み合わせ」(2024 大問 1 問 7)、「説明文 X〜Z のうち正しいものを過不足なく含むもの」(2025 大問 3 問 1(3))のように、組み合わせで答える形も入りました。
4. 理由・目的を、資料を見て説明する
要約: 「なぜ〜か。資料(写真・表・グラフ)を参考に説明しなさい」
- 写真・絵から: 2011 大問 2 問 5(なまず絵で大工や職人が止めようとしている理由)、2012 大問 1 問 7(竹富島の家屋の台風へのくふう)、2013 大問 1 問 8(3)(はね上がる橋をつくった理由)、2022 大問 1 問 2(3)(水屋の役割)、2023 大問 2 問 7(姫路城の城壁の穴の使い方)
- 表・グラフから: 2016 大問 1 問 6(2)(キクを一年中出荷するくふう)、2018 大問 3 問 7(中国・インドの二酸化炭素が増えた理由)、2021 大問 1 問 8(電気使用量が多い市の共通点)、2021 大問 3 問 2(日本の男女格差を 2 つの資料で)、2024 大問 3 問 4(2)(鳥取と島根が一つの選挙区になった理由)、2025 大問 1 問 4(1)(奈良県の観光収入が伸びない理由)
- 史料・図から: 2010 大問 2 問 7(聖徳太子の手紙に皇帝が怒った理由)、2016 大問 2 問 7(1)(宣教師の手紙に見える堺の堀)、2019 大問 2 問 9(3)(平安京の図から天皇中心の政治がわかる例)、2021 大問 2 問 3(「前・中・後」のつく国名の決まり)、2022 大問 2 問 4(木簡の使い道)
- 身近なきまりから: 2025 大問 3 問 5(本校の中学生が遠回りの道を通る理由を資料から)
5. 衆議院の優越・国会のしくみを説明する
要約: 「衆議院が優越する理由を説明しなさい」
- 2010 大問 3 問 3(1): 60 日ルール(憲法 59 条)を設けた目的
- 2011 大問 3 問 3: 与党が思うように法律をつくれない理由(3 語を使う)
- 2016 大問 3 問 3(2): 衆議院が優越する理由
- 2020 大問 3 問 3: 衆議院が参議院に優越している理由
- 2020 大問 3 問 5(2): 三権分立を取り入れている目的
- 2023 大問 3 問 3: 憲法 41 条と 84 条から、むやみな課税を防ぐしくみ
記号選択でも 2017 大問 3 問 5(参議院が否決した法案が成立する条件)のように同じしくみを聞いています。衆議院の優越の理由を書かせる問は、2016 年度と 2020 年度に 4 年あけて出ています(設問文は別の文)。
6. 時代の古い順に並べかえる
要約: 「次のア〜ウ(エ)を年代の古い順に並べかえなさい」
- 2012 大問 2 問 12(1900〜1930 年代の日中関係。古いほうから 3 番目を答える)
- 2015 大問 2 問 5(15 世紀のできごと 3 つ)
- 2017 大問 2 問 3(鎌倉幕府成立後の 4 つ。並べ方の組み合わせを選ぶ)
- 2020 大問 2 問 7(平安後期〜鎌倉幕府成立のころの 3 つ)
- 2023 大問 2 問 8(2)(江戸時代の政策 3 つ)
地理にも手順を並べる問があります(2010 大問 1 問 2(1) 米づくりの作業、2014 大問 1 問 5 陶磁器をつくる手順、2022 大問 2 問 2(1) 稲作の道具)。
繰り返し出る題材・単元
「年度数」は、大問の題材か小問の中心として出た年度の数です(同じ年に 2 問出ても 1 と数えます)。雨温図・地形図は上の「問い方の実例」にまとめたので、ここでは省いています。
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| 題材・単元 | 年度数 | 出た年度(大問) |
|---|---|---|
| 過疎・人口減少 | 4 | 2010(限界集落)・2015(過疎地域の地図と記述)・2018(鳥取県の過疎の記述)・2024(過疎対策の記述)。すべて大問 1 |
| 林業(間伐・木の種類・杉) | 6 | 2010(間伐の目的)・2013(肱川の林業)・2016(間伐の名前)・2018(熊野川)・2019(木曽)・2025(吉野杉) |
| やませ | 2 | 2013・2020 |
| 世界遺産 | 7 | 2011・2012・2015・2018・2019・2021・2022 |
| 外国人労働者の国籍別グラフ | 2 | 2021 大問 1 問 3(5)・2025 大問 1 問 2(2) |
| 訪日外国人・観光 | 3 | 2017(観光客を増やす政策の記述)・2023(2019 年の訪日客数)・2025(大問 1 のテーマ) |
| 分国法 | 3 | 2015(武田氏の分国法の史料)・2018 大問 2 問 1(2)・2023 大問 2 問 5 |
| 選挙(しくみ・年齢・投票率) | 6 | 2010・2011・2016・2017 の大問 3、2024 大問 3 問 4(2)(一票の格差)、2012 大問 2 問 10(明治の選挙資格) |
| 一票の格差 | 2 | 2010 大問 3 問 2(2)・2024 大問 3 問 4(2) |
| 衆議院の優越・国会 | 6 | 2010・2011・2016・2017・2020・2024 の大問 3 |
| 財政・税 | 5 | 2011(消費税)・2014・2017・2023 の大問 3、2022 大問 3 問 1(財務省) |
| 国際連合・国際社会 | 6 | 2013・2015・2018・2019・2021 の大問 3、2020 大問 3 問 4(国際機関の略称) |
| 文民統制 | 2 | 2013 大問 3 問 4・2019 大問 3 問 2(1) |
| 日本国憲法の条文 | 5 | 2010(59 条)・2013(9 条)・2023(30・41・84 条)・2024(3・25・32・41・65・92 条)・2025(公共の福祉・「新しい人権」の根拠) |
| 女性・女子教育 | 3 | 2019 大問 2 問 8(平安の女性の文学)・2021 大問 3(ジェンダー平等)・2024 大問 2 問 9(岩倉使節団の女子留学生と高等女学校の生徒数) |
| 江戸時代(幕末を除く) | 13 | 2010・2011・2013・2016〜2025 の大問 2。2023 年度は 4 問、2024 年度は 3 問、2025 年度は 4 問と、近年は問数が多め |
同じ設問文の使い回しは見つからなかった
16 年分の設問文を年をまたいで突き合わせましたが、同じ設問文がそのまま再び出た例は見つかりませんでした。近いものは次の 2 組で、どちらも設問文は別の文です。
- 戦国大名の決まりの名前を漢字で答える問: 2018 大問 2 問 1(2)「自分の領地を支配するためにつくった法」と、2023 大問 2 問 5「自分の国を支配するためにつくったきまり」。答えはどちらも分国法です。
- 衆議院が優越する理由を説明する問: 2016 大問 3 問 3(2) と 2020 大問 3 問 3。前者は「議決が一致しない場合」、後者は「内閣不信任案を決議できるのは衆議院だけ」から入ります。
同じ問題がまた出るのではなく、同じ種類の問が同じ大問の中に出る、というのがこの学校の社会の繰り返し方です。
公民の大問 3 は「近年のニュース」から入る
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| 年度 | 入口になったできごと |
|---|---|
| 2010 | 前年の選挙のニュース(会話文) |
| 2011 | 2010 年 7 月の参議院選挙 |
| 2012 | 2011 年 2 月の地方自治の「トリプル投票」 |
| 2013 | 日米安保と自衛隊(特定のニュースは示されていない) |
| 2014 | 2014 年 4 月に予定された消費税の増税 |
| 2015 | 2014 年 7 月の安保理の議長声明、2014 年 3 月の調査捕鯨の判決 |
| 2016 | 選挙権年齢の引き下げ(2015 年 6 月の新聞記事) |
| 2017 | 2015 年 6 月 18 日の新聞を読んだ会話 |
| 2018 | 2017 年 5 月の PKO 撤収、2016 年のイギリスの国民投票 |
| 2019 | 平和主義と核兵器(特定のニュースは示されていない) |
| 2020 | 2019 年 4 月 1 日の新元号の発表 |
| 2021 | 2020 年のジェンダーギャップ報告書、2020 年 12 月時点の国連事務総長 |
| 2022 | 2024 年度の新紙幣の発行決定、キャッシュレス |
| 2023 | 2022 年度の国の一般会計 |
| 2024 | 2023 年 4 月のこども家庭庁の設置 |
| 2025 | 2024 年に起きた法律に関するできごと、2019 年の祝日のカレンダー |
16 年のうち 14 年が、入試の前年か前々年のできごとを入口にしています(2013・2019 年度は特定のニュースが示されていません)。ニュースそのものを覚えているかより、「どの制度・どの機関の話か」につなげて聞かれます。地理の大問 1 にも同じ傾向があり、2015 年度は 2014 年の世界文化遺産(富岡製糸場)、2025 年度は 2023 年の育成就労制度が出ています。
学校そのものが題材になる
- 2012 大問 2: 板垣退助の墓が「品川女子学院のある品川区北品川」にあることが、文章の中に書かれています。
- 2016 大問 2 問 7(2): 堺と同じような政治が行われていた都市を選ぶ問で、選択肢の一つが「品川」です。
- 2025 大問 3 問 5: 北品川駅から本校までの 2 本の道のうち、中学生が最短の道ではなく遠回りの道を通る決まりの理由を、資料から説明する問です。
家でやること
ここに書く年度と大問の番号は原本で読んだものです。使う順番や組み合わせは目安で、効果は確かめていません。
16 年分のどこをどう使えるかを、学習の状況ごとにまとめます。年度と大問の番号は、上の表のものです。どれも、手元にその年度の問題と解答があることが前提です。単元の練習に使った年度は、あとで 1 年分を初めて解く練習には使いにくくなります。1 年分を通して解くために取っておきたい年度がある場合は、単元の練習には別の年度を選びます。
単元を学んだあと
大問 1(地理)は、一つのテーマの中に気候・地形・農業・工業・人口の問がまざる作りなので、学んだ単元の問だけを拾って使えます。
- 気候: 雨温図の読み方を比べる例として、2018 年度 大問 1 問 5(1) と 2020 年度 大問 1 問 7(2) があります。どちらも雨温図から都市を選ぶ問です。気温と降水量のどこを見て選んだかを、問題と解答を並べて確かめます。気候を題材にした大問としては 2013 年度 大問 1(日本各地の風)があります。
- 農業・水産業: 2020 年度 大問 1(ご当地グルメ)、2022 年度 大問 1(漁業・河川・県境)。
- 工業・都市: 2024 年度 大問 1(集落と都市)。
- 日本の地形: 2014 年度 大問 1(橋とトンネル)、2012 年度 大問 1(島々)、2016 年度 大問 1・2021 年度 大問 1(どちらも「日本のいちばん」が入口)。
- 地形図: 2016 大問 1 問 8(方位)、2023 大問 1 問 5(縮尺と距離)、2024 大問 1 問 9(縮尺と面積)で、聞かれ方の違いを比べられます。
- 公民: 大問 3 を、同じテーマの年度で並べられます。選挙と国会は 2010・2011・2016・2017・2020 年度、財政と税は 2014・2017・2023 年度、国際社会は 2013・2015・2018・2019・2021 年度、憲法と身近なきまりは 2024・2025 年度です。
似た問いを比べたいとき
- 歴史の通し方: 時代の古い順に並ぶ 2022 年度 大問 2(つくる)・2025 年度 大問 2(お菓子)・2020 年度 大問 2(集落と都市)・2021 年度 大問 2(地図で位置を問う)と、時代が行き来する 2017 年度 大問 2(人物 A〜J)・2018 年度 大問 2(曜日)では、問の並び方が違います。通史を学んだあとに両方を見ると、並び方の違いを確かめられます。
- 並べかえ: 2015 大問 2 問 5、2017 大問 2 問 3、2020 大問 2 問 7、2023 大問 2 問 8(2) は、どれも年代の古い順に並べる問です。並べる時代の範囲がそれぞれ違います。
- 衆議院の優越の記述: 2016 大問 3 問 3(2) と 2020 大問 3 問 3 は、同じしくみを別の入口から聞いています(「同じ設問文の使い回しは見つからなかった」の節)。
- 大問 3 の入口: 16 年のうち 14 年は入試の前年か前々年のできごとから入ります。問の中心は、そのできごとがどの制度・どの機関の話かです。
1 年分を通して形式を確かめたいとき
2027 年度の要項では社会は理科と合わせて 60 分で、問題用紙にも「11:00〜12:00」と印刷されています。時間を計って 1 年分を解く場合は、理科と合わせて 60 分を取るのが本番の形に近い使い方です。
この記事の集計では、小問は 2021〜2025 年度が 36〜39 問、2010〜2020 年度が 29〜37 問でした。問数の範囲は一部重なります(2018 年度は 37 問)。2022 年度は記述が 8 問で、16 年でいちばん多い年です。記述だけを集めて見直したいときは、2022 年度の 8 問、2018・2025 年度の各 5 問があります。書いた答えは学校の解答例と見比べ、資料のどこを根拠にしたかが書けているかを確かめます。
資料の限界
- 読めた年: 社会は 2010〜2025 年度の 16 年分です。2009 年度以前は資料にありません。2026 年度の第 1 回・第 2 回の社会・理科の問題は学校の 入試問題と解答用紙 の頁で公開されていますが(2026-10-06 確認)、この記事では数えていません。同じ頁に載っている 2025 年度以前の資料は解答用紙が中心で、2010〜2025 年度の問題文は市販の過去問集などで手に入れる必要があります。
- 回の区別: 書き起こしの注記に「第 1 回」とあるのは 2010・2012 年度だけですが、問題用紙の画像(表紙か 1 ページ目)では 16 年とも「第 1 回」と印刷されているのを確かめました。資料は 1 年に 1 冊で、第 2 回(2 月 2 日)の問題は読んでいません。第 2 回の作りはこの記事からは分かりません。
- 配点と時間: 問題用紙に配点が印刷されていないので、大問ごと・小問ごとの点数はわかりません。社会全体の満点(60 点)と、理科と合わせて 60 分という時間は、2027 年度募集要項(予定・抜粋) のものです。過去の年の満点は問題用紙からは確かめていません(表紙のある年は「11:00〜12:00」と印刷されています)。問題用紙は多くの年で理科と合冊ですが、2019・2020 年度は社会だけの冊子でした。
- 書き起こしの精度: この記事の数字は、問題用紙の画像から起こした書き起こしで数えたものです(回の表記は画像で確認)。書き起こしには語句の誤り(2023 年度「活やぐした」、2025 年度「ようにお菓子が」「様々ないきまり」など)がところどころにあります。設問の内容は読み取れますが、図の細かい数値や地形図の記号までは読めていません。2010 年度 大問 2 問 3(絵の中の国)と 2019 年度 大問 1 問 6(1)(札幌の地形図)は、図が十分に読めていない小問です。
- 小問の数え方: 問題用紙の問番号で数えています。学校の解答の区切り方とは数が合わない年があります(2013・2015・2021 年度)。2020 年度の大問 3 問 4 は 1 つの問の中に (1)(2) があり、2 問として数えています。2022 年度は書き起こしが地理の問 1〜問 3 を別々の大問として扱っていますが、学校の解答は【1】にまとめているので、この記事でも 1 つの大問として数えています。
- 記述の数え方: 「説明しなさい」「理由を〜」など、文で答える問を数えました。「一つあげなさい」のうち語句一つで答えられるもの(2017 年度 大問 3 問 6 など)は短答に入れています。2019 年度 大問 1 問 6(2)(地形図に共通する特ちょうをあげ、理由を説明する)は語句と理由を合わせて答える問として「ほか」に入れました。人によって数え方が 1〜2 問ずれることがあります。
- 形式の割合: 問ごとの割合で、点数の割合ではありません。
次に使う道具 — この学校を 保存 しておくと、マイページと比較で使えます、科目と試験時間を並べて見るなら 比較。
この学校の深掘り記事: 品川女子学院中等部 国語の出題傾向|2010〜2018 年度の過去問/品川女子学院中等部の入試 2027(予定)|4 つの回・英検加点・2024〜2026 年度の結果/品川女子学院中等部 理科の出題傾向|14 年分の過去問(分野の配置と問い方を比較)/品川女子学院中等部 算数の出題傾向|14 年分の過去問(2023 年度に 4 大問へ)
数字はすべて過去問の書き起こしと学校の資料から数えたものです。合格可能性・お子さんとの相性・学校の優劣は扱いません(→ 資料の限界・方法論)。更新 2026-10-13。