関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

募集要項は「回ごと」に読む——科目の数・1 科目の回・面接・1 月の日付(2027 年度・関東 265 校)

問い

志望校の名前がいくつか出てきて、学校のページから募集要項を開いてみる。表には回の名前、日付、科目、時間、定員が細かく並んでいて、どこから読めばよいか迷います。

「うちの子は 4 科で受けるつもり。だから 4 科の学校を選べばいい」と考えていると、ある学校では 4 科の回と 2 科の回が並び、別の回には面接があり、午後には算数だけの回がある、ということが起きます。要項は学校ごとではなく回ごとに読むものです。

この記事では、関東の募集要項を並べて分かったことから、回ごとに見ておく 4 つの所をまとめます。どの回を受けるべきかは書きません。読むための見取り図です。

このサイトの立場

まず 1 校の例:品川女子学院の 2027 年度

品川女子学院中等部の 2027 年度の要項には、回が 4 つあります(学校の 募集要項の頁)。

同じ学校でも、回によって受ける科目の数がちがい、午前と午後で別の試験があります。「品川女子学院は 4 科」とひとことで覚えていると、算数 1 教科の回も、表現力・総合型の回も、見落とします。

こうしたことは、ほかの学校でもよくあります。関東全体で数えてみます。

1. 科目の数は、回ごとにちがう

関東の 265 校の募集要項にある入試回は 1,510 回です。このうち、札の読み取りが「要確認」でない 1,358 回を、札ごとに数えました。

札(回の形式) 回の数
2 科 344
4 科 273
2 科 4 科選択 243
複数方式選択(1 つの回で方式を選べる) 205
思考力・総合型 77
適性検査型 57
英語 56
1 科選択(国語か算数などから選ぶ) 37
算数 1 科 28
3 科 24
国語 1 科 9
その他 5

4 科だけで受ける回は、1,358 回のうち 273 回です。 2 科の回(344 回)の方が多く、2 科か 4 科かを出願のときに選ぶ回も 243 回あります。思考力・総合型(77 回)、適性検査型(57 回)、英語(56 回)の回もあります。

「中学受験は 4 科」という言い方はよく聞きますが、回の数で見ると、4 科の回は全体の一部です。ただ、これは「4 科の勉強が要らない」という意味ではありません。2 科 4 科選択の回では 4 科を選べますし、第 1 回が 4 科という学校も多くあります。言えるのは、志望校の科目の数は、学校の名前ではなく回の名前で確かめる必要があるということです。

回ごとに見る所

2. 1 科目だけで受けられる回

算数 1 科目だけで受けられる回がある学校は、関東の 265 校のうち 21 校でした(算数と国語などから選ぶ回、帰国生入試だけの回、英語の資格が要る回は数えていません)。21 校の日程と開始の時刻は、まとめの頁 算数 1 科目だけで受けられる中学入試 2027 に並べています。

国語 1 科目だけの回は、上の札の表で 9 回です。算数 1 科の回(28 回)よりずっと少なくなります。

1 科目の回には、見ておきたいことが 2 つあります。

3. 面接は、回によってある・なし

面接があるかどうかも、学校単位ではなく回単位で分かれます。

立教池袋中学校の 2027 年度の要項では、一般第 1 回(2 月 2 日)は 4 科の筆記で、一般第 2 回(2 月 5 日)は国語と算数の 2 科に面接(約 7 分)が加わり、出願のときに自己アピール申請書が要ります(学校の 募集要項の頁)。同じ学校を 2 回受ける場合、準備するものが回でちがいます。

要項で面接について見る所は次の 3 つです。

関東全体で「面接がある回がある学校」が何校かは、このサイトではまだ確かめ終わっていません。数は確かめてから載せます。

4. 1 月の日付と、2 月の日付

2027 年度の募集要項を読んだ関東の 263 校のうち、1 月に一般の入試回がある学校は 57 校(197 回)でした。埼玉県の対象の 27 校は、どこも最初の一般の回が 1 月です。

1 月の回について、要項で見る所は次のとおりです。

2 月 1 日と 2 日は、午前と午後の両方に回が多く並びます。2027 年度の一般の回で数えると、2 月 1 日は午前 240 回・午後 158 回、2 月 2 日は午前 159 回・午後 127 回です。2 月 1 日から 5 日の一般の回 999 回のうち、901 回は試験の当日に合格発表があります。発表の時刻は要項に書かれていることが多く、その日の夜に次の日の出願を決める、という順番になる家庭もあります。

決めるための順番

ここに書く順番は目安で、効果は確かめていません。校数と回数は要項を数えたものです。

  1. 志望校の募集要項を開き、回の一覧だけを先に書き出す(回の名前・日付・午前か午後か)。
  2. 回ごとに、科目の数・面接の有無・出願の条件の 3 つを横に書き足す。
  3. 1 月の回がある学校は、入学手続きの締切と延納を同じ表に足す。
  4. 2 月の回は、合格発表の日時を足す。発表の時刻と次の回の出願の締切が並ぶと、日程の表ができます。

学校の名前の横に「4 科」と 1 つだけ書くのではなく、回の数だけ行を作ります。品川女子学院なら 4 行、山脇学園なら、帰国生入試を除いても 9 行になります(2027 年度の要項)。

次に見る頁

数え方と出典

留保(各 claim の記録に詳しく書いてあります):


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数字は各校の募集要項・入試結果・過去問の書き起こしから数えたものです。合格可能性・学校の優劣は扱いません(→ 資料の限界・方法論)。更新 2026-11-01。