関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

共栄学園中学校の過去問分析

共学私立東京都葛飾区

重要結論

  1. 算数・理科・社会は、同じ種類の問題が同じ場所に出る並びが、精読した 3 年(2024〜2026)で動いていません。算数は大問 1 が計算 5 問+逆算 1 問、理科は大問 1 が物理・大問 3 が生物・大問 4 が地学、社会は前半 2 大問が地理・最後の大問が公民です。
  2. ただし、同じ問題そのものは出ません。精読した 3 年の設問文を突き合わせても、数値や図まで一致する使い回しは見つかりませんでした。
  3. 算数の記述は 20 問中 1 問だけ(最終大問の最終小問)で、残り 19 問は答えだけを書きます。

今週やること

  1. 直近 3 年(2024・2025・2026)の算数の大問 1・2 だけを続けて解き、11〜12 問を何分で抜けられるか計ります。
  2. 算数の大問 1(計算 5 問+逆算 1 問)を、毎日 6 問セットで時間を計って解きます。
  3. 理科は物理・化学・生物・地学を均等に進めます。大問 1 が物理、大問 3 が生物、大問 4 が地学と並びが決まっているので、苦手分野がそのまま点の穴になります。

分析年度: 2024〜2026 年度
入試回: 第 1 回相当
資料の範囲: 3 年分/国語は 2018・2020 年度
原本確認範囲(精読した年): 算数 3 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 2 年
制約: この資料で精読できたのは第 1 回相当の 4 科目だけです。第 2 回以降・適性検査・第 4 回の英語については何も言えません。国語は 2021 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを想定)
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 理科: 4 題(2020 年度から、大問数を数えられた資料 5 冊すべて・数えられなかった年 2021・2023。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: なし(2020〜2026 年度の、数えられた資料 5 冊で変化なし)。変化の履歴: 0 回
  • 算数: 5 題(2025 年度の、大問数を数えられた資料 1 冊のみ。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 6 題))。前回の変化: 2023 → 2025 の間に 6 題 → 5 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 3 回: 2020・2022・2025(間隔 2・3)。前回の変化のときの分野の並び: 計算|割合・文章題|速さ|数の性質・規則性|割合・文章題|平面図形 → 計算|割合・文章題|平面図形|速さ|数の性質・規則性

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都葛飾区
男女 共学(2001 年に中学が共学になりました)
入試回と日程・科目 第 1 回 2 月 1 日午前(特進 20 名・進学 50 名)= 2 教科(国語・算数)/4 教科/適性検査Ⅰ・Ⅱ/適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ から選ぶ。第 2 回 2 月 2 日午後(特進 15 名・進学 5 名)と第 3 回 2 月 3 日午前(特進 5 名・進学 5 名)= 2 教科(国語・算数)。第 4 回「理数・国際入試」2 月 7 日午前(特進 5 名・進学 5 名)= 算数または英語の 1 教科を選ぶ。第 5 回 2 月 1 日午前(特進 5 名・進学 5 名)= 2 教科または適性検査Ⅰ・Ⅱ(2027 年度募集要項)
試験時間・配点 どの回・どの科目も 50 分・100 点
第 5 回の位置づけ 第 5 回は、第 1 回と同じ 2 月 1 日午前・同じ時刻に行われる別枠です
同名・類似名の注意 学校法人共栄学園の中学校です。同じ法人の春日部共栄中学校(埼玉県)とも、名前の似た共立女子中学校とも別の学校です

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 算数・理科・社会は、同じ種類の問題が同じ場所に出る並びが、精読した 3 年(2024〜2026)で動いていません。算数は大問 1 が計算 5 問+逆算 1 問、理科は大問 1 が物理・大問 3 が生物・大問 4 が地学、社会は前半 2 大問が地理・最後の大問が公民です。
  2. ただし、同じ問題そのものは出ません。精読した 3 年の設問文を突き合わせても、数値や図まで一致する使い回しは見つかりませんでした。
  3. 算数の記述は 20 問中 1 問だけ(最終大問の最終小問)で、残り 19 問は答えだけを書きます。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1(計算 5 問+逆算 1 問)を、毎日 6 問セットで時間を計って解きます。
  2. 理科は物理・化学・生物・地学を均等に進めます。大問 1 が物理、大問 3 が生物、大問 4 が地学と並びが決まっているので、苦手分野がそのまま点の穴になります。
  3. 社会の「あなたはどう考えるか」を週 1 本書きます(精読した 3 年とも出ています)。

今週やる 1 つ

  1. 直近 3 年(2024・2025・2026)の算数の大問 1・2 だけを続けて解き、11〜12 問を何分で抜けられるか計ります。

注意

  1. この資料で精読できたのは第 1 回相当の 4 科目だけです。第 2 回以降・適性検査・第 4 回の英語については何も言えません。国語は 2021 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2024・2025・2026) 0 年 8 年(2017 年度から。2019・2021 年度は資料なし) 中。2024・2026 年度の冊子は判読の確度が低いと記録されています
理科 3 年(2024・2025・2026) 0 年 6 年(2020 年度から。2021 年度は資料なし) 高
社会 3 年(2024・2025・2026) 0 年 6 年(2020 年度から。2021 年度は資料なし) 中。2024・2025 年度の冊子は判読の確度が低いと記録されています
国語 2 年(2018・2020) 0 年 2 年(2018・2020) 高。ただし 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。2024 年度の社会として保管されている解答ファイルのうち 1 つは、別の学校(岐阜聖徳学園大学附属中学校)のものと記録されています。今回の分析では使っていません。
  • 手元にある問題冊子は 2017〜2026 年度の 22 冊です。年度×大問の表と「毎年」「3 年連続」の記述は、精読した年の原本にもとづきます。
  • 2019・2021 年度はどの科目も冊子がありません。理科・社会は 2020 年度から、算数は 2017 年度からの資料です。
  • 冊子の表紙に回の表記が残っていたのは 2020 年度の算数(「第一回 セレクト入学試験」)と 2025 年度の算数・社会(「第 1 回入学試験問題」)で、いずれも第 1 回です。他の年は表紙が転写に含まれておらず回を断定できないため、本文では「第 1 回相当」と書いています。
  • 転写の判読確度が低いと記録されている冊子が、算数の 2024・2026 年度と社会の 2024・2025 年度にあります。設問の並びと問い方は読み取れていますが、細かい数値は市販の過去問集で確かめてほしいところです。
  • 国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ため、ここに書いたのは 2018〜2020 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してほしいところです。
  • 適性検査の冊子は、この資料には入っていません。

5. 一番大きな結論

この学校の入試は「大問の並び」がとても安定しています。 精読した 3 年(2024〜2026)で、次の並びが動いていません。ここで言う出題位置(大問の番号と順番)とは、大問の何番目に何の分野・何の種類の問題が来るか、という並びのことです。

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科目 同じ場所に同じ種類の問題が来る箇所 何年ぶん確認したか
算数 大問 1 = 計算 5 問+逆算(□にあてはまる数を求める計算)1 問(合計 6 問) 3 年連続(2024〜2026)
算数 大問 2 = 各分野から 1 問ずつの小問集合 5〜6 問 3 年連続(2024〜2026)
算数 最後の大問の最後の 1 問だけが「考え方も書きなさい」 3 年連続(2024〜2026)
理科 大問 1 = 物理(ふりこ/電磁石/電気回路) 3 年連続(2024〜2026)
理科 大問 3 = 生物(植物/動物の誕生/こん虫と分類) 3 年連続(2024〜2026)
理科 大問 4 = 地学(流水のはたらき/地震/気象) 3 年連続(2024〜2026)
社会 前半の大問 2 つ=地理(毎年ひとつの地方を選んで掘る)/最後の大問=公民 3 年連続(2024〜2026)

一方で、同じ問題そのものが出るわけではありません。精読した 3 年の設問文を突き合わせましたが、数値や図まで一致する使い回しは見つかりませんでした。似ているのは「どの場所にどの種類の問題が来るか」であって、中身は毎年作り直されています。

したがって過去問の使い方は、「時間の使い方を身につける」+「単元ごとの解き方を仕上げる」が中心になります。「出る問題を覚える」使い方は、この学校には向きません。算数なら「大問 1・2 の 12 問前後を何分で通過するか」を毎回計るのが最も再現性が高く、理科・社会なら「決まった出題位置に来る分野を、その順番で仕上げる」練習が効きます(手順は 過去問の使い方)。


6. この学校らしさが出る場所

  • 「あなたはどうするか/あなたならどう名づけるか」を、理科でも社会でも聞きます。 2026 年度の理科は、最高気温 40 ℃を超える日に名前がないことを示したうえで「あなたなら何と名付けますか。理由とともに」と聞いています。同じ年の社会は「環境のためにあなたができることを 1 つ」。2024 年度の社会は「鹿児島市民だったら噴火に備えて何ができるか」。正解が一つに決まらない問いを、毎年どこかに置いているように見えます。
  • 前年の出来事が入口になります。2026 年度の社会は大阪・関西万博(2025 年)と参議院議員選挙(2025 年)から始まり、歴史の大問も「大阪」でつないでいます。2025 年度はラジオ放送 100 年(1925 年開始)からメディアの歴史へ、江戸の大問は蔦屋重三郎。ニュースを題材の入口に使い、そこから教科書の内容に降りてくる作りが 2 年続けて見られました。
  • 社会の地理は「その年の 1 地方」を 2 大問かけて掘ります。 2024 年度は九州南部(屋久島・奄美・桜島・シラス台地・畜産)、2025 年度は長野県(諏訪湖・高原野菜)、2026 年度は近畿地方(京阪神・琵琶湖・志摩半島・紀伊山地の林業)。地方をひとつ決めて、地形・産業・環境をひと続きで問うのが、この学校の地理の作り方です。
  • 理科は写真と画像から始まります。2024 年度は荒川上流の写真に写った岩、2026 年度は気象衛星画像 4 枚から翌々日の天気を予想させる問いでした。図や写真の付いた小問が 7 割前後を占めます。
  • 算数は「最後の 1 問だけ考え方を書かせる」という区切り方をしています。19 問はスピード、最後の 1 問は説明、という切り分けがはっきりしています。
  • 算数の問題文に「共子さん」「栄太さん」という名前が出てくる年があります(2026 年度の水そうと流水算、社会の会話文)。校名にちなんだ登場人物のようで、細かいところですが自校で作っている手ざわりが出ています。

7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々は基礎(計算の正確さ・1 行問題・4 分野の均等・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 6 問を、時間を計って — 計算 5 問+逆算 1 問という構成が、精読した 3 年とも同じです。逆算は 3 年とも「{(□+10)×3−6}×5/7=45」のように 2〜3 段の入れ子になります。ここだけで 20 問中 6 問(3 割)を占めます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 2 の小問集合を分野別につぶす — 精読した 3 年に出た顔ぶれは、年齢算・過不足算・通過算・仕事算・角度・場合の数・平均・食塩水・植木算・倍数の個数・和差算・曜日の周期です。1 行題(数行で終わる短い文章題)を広く速く、が要ります。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 算数・円とおうぎ形の求積 — 2024 年度は大問 3 でおうぎ形と円の複合(周りの長さと面積)、2025 年度は大問 3 で正方形と半円・おうぎ形の斜線部、2026 年度は大問 2(5) で正方形に外接する円。3 年連続で必ず顔を出しています。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・速さを 4 通り、規則性を 2 方向で — 速さは 2024 年度が兄弟の出会いと追いつき、2025 年度が下校途中で引き返すグラフ、2026 年度が流水算(A・B・C 地点の往復)と出会いの 1 行題で、3 年連続で速さの大問があります。「出会い・追いつき・グラフ・流水」の 4 通りを用意してください。規則性は 2024 年度が 2/35=1/5−1/7 を手がかりに 24 個の和を出す問題、2025 年度が 1, 4, 2, 8, 3, 12 … の数列、2026 年度が曜日の周期で、数列と部分分数(1 つの分数を 2 つの分数の差に分ける)の 2 方向から準備します。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・「考え方を書く」1 問の書き方を決めておく — 式だけでなく「なぜその式になるか」を 2〜3 行で書きます。精読した 3 年とも最終大問の最終小問にあり、部分分数の和・数列の合計・立方体のくりぬきの表面積という、その年の一番重い問題が選ばれています。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・4 分野を均等に、理由は 1〜2 文で — 大問 1 が物理、大問 3 が生物、大問 4 が地学と出題位置が決まっているので、苦手分野を残すとそのまま点の穴になります。「理由を説明しなさい」の問いは 2024 年度「実験のまとめのうち正しくないものを 2 つ選び、理由を説明」、2025 年度「鉄くず集めに強力な磁石でなく電磁石を使う理由」、2026 年度「電池のつなぎ方による違いの説明」と 3 年連続です。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 社会・地図と地形図の読み取り、意見を書く記述を 1 本 — 読み取りは 2024 年度が桜島の 2 万 5 千分の 1 地形図(16 cm が実際に何 km か・寺院と灯台の記号)、2025 年度が上諏訪駅周辺の地形図(4 cm が何 m か・地図記号・読み取りの正誤)、2026 年度が近畿地方の地図・雨温図・林業従事者数のグラフ。意見の記述は 2024 年度「鹿児島市民として噴火に備えてできること」、2025 年度「湖の水質改善に下水道整備以外でできること」「国連は世界平和の役割を果たせているか」、2026 年度「環境のためにあなたができること」と 3 年連続です。正解を当てる問題ではないので、理由を 1 つ付けて言い切る形に慣れておいてください。(確認: 〜2026 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・知識の大問に備える — 精読した 2 年では、漢字の書き取り・読み、敬語、四字熟語、慣用句、助動詞、類義語、文学作品の時代が、読解とは別の独立した大問として置かれていました。(確認: 〜2020 年度)

8. 科目別の詳細

まず 4 科目の見取り図です。

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 高い(小問 20 問が 3 年とも同じ・大問 5〜6) 前半は基礎の総ざらい、後半は 2〜3 問ずつの単元別 大問 1・2 の取りこぼしゼロ化と時間管理
理科 高い(大問 4 つ・小問 14〜15 問、分野の並びが固定) 実験や資料を読ませ、理由を書かせる 4 分野を均等に。理由を 1〜2 文で書く練習
社会 高い(大問 4〜5・小問 27〜28、地理→歴史→公民の順) 毎年ひとつの地方を地理で掘る+前年の出来事が入口 地図・地形図の読み取りと、意見を書く記述
国語 2 年ぶんしか精読できていない 知識問題の大問が独立し、読解は選択と抜き出しが主軸 漢字・敬語・四字熟語などの知識と、選択肢の吟味

8-1. 算数(精読した年: 2024・2025・2026)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2024 計算 5 問+逆算 1 問 小問集合 6 問(年齢算・過不足算・通過算・直角三角形の高さ・仕事算・正五角形と正三角形の角度) おうぎ形と円の複合(周りの長さ・面積) 速さ(兄弟の出会いと追いつき) 割合(映画館の入場者・2 日間の合計) 規則性(2/35=1/5−1/7 を使う和)
2025 計算 5 問+逆算 1 問 小問集合 5 問(倍数の条件・場合の数・平均の速さ・砂糖水の濃度・植木算) 図形の小問集合 4 問(正方形と半円・おうぎ形の斜線部/折り返しの角度/回転体の体積) 速さとグラフ(下校途中で学校へ引き返す) 規則性(1, 4, 2, 8, 3, 12 … の数列) ―(5 大問)
2026 計算 5 問+逆算 1 問 小問集合 6 問(倍数の個数・倍数関係の人数・仕事算・出会いの速さ・正方形の外接円・曜日の周期) 水そうと仕事算(毎分 10 L 流出・途中から 2 人で注水) 平面図形(長方形の分割/正三角形の周りを回る円) 流水算(A・B・C 地点の往復) 立体(立方体のくりぬき・体積と表面積)

「―」はその年にその番号の大問が無いことを示します。表に出てくる年齢算・過不足算・通過算・仕事算・植木算・和差算・流水算などの中身は 用語集 にあります。

出題位置の固定(何年連続か)

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位置 何が来るか 確認できた年
大問 1 計算 5 問+逆算 1 問の 6 問 2024・2025・2026 の 3 年すべて
大問 2 各分野から 1 問ずつの小問集合 5〜6 問 3 年すべて
最終大問の最終小問 「この問題は考え方も解答用紙に書いて答えなさい」 3 年すべて

頻出と周期(精読した 3 年)

  • 計算(大問 1): 3 年連続で 6 問。内訳も 3 年とも「整数・小数・分数の四則 5 問+逆算 1 問」。工夫して計算する形(共通因数のくくり出し)が 2025・2026 年度に出ています。
  • 円とおうぎ形: 3 年連続(2024 大問 3・2025 大問 3・2026 大問 2(5))。
  • 速さ: 3 年連続(2024 大問 4・2025 大問 4・2026 大問 5 と大問 2(4))。グラフ・流水・出会い・追いつきを一巡しています。
  • 規則性・数列: 3 年連続(2024 大問 6・2025 大問 5・2026 大問 2(6))。
  • 仕事算: 2024 大問 2(5)・2026 大問 2(3) と大問 3。2025 年度はありません。
  • 立体・場合の数・資料の読み取りと平均の出方は 9 節にまとめました。

問い方の傾向

  • 小問数は精読した 3 年とも 20 問ちょうど。大問は 6・5・6 です。大問 3 以降は 2〜4 問ずつの構成で、1 つの大問に長い誘導は付きません。
  • 前半(大問 1・2)で 11〜12 問、後半(大問 3 以降)で 8〜9 問。前半は 1 問 1 分弱で抜けたい配分です。
  • 答えだけを書く問いが 19 問(95%)。残り 1 問が「考え方も解答用紙に書いて答えなさい」で、3 年とも最終大問の最終小問です。
  • 精読した 3 年のあいだで、設問文がそのまま繰り返された例は見つかりませんでした。似た作りの問題(逆算・計算の工夫・円とおうぎ形の斜線部)はありますが、数値と図は毎年変わっています。

8-2. 理科(精読した年: 2024・2025・2026)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1(物理) 大問 2 大問 3(生物) 大問 4(地学)
2024 ふりこ(3 グループの実験のまとめから誤りを 2 つ指摘) 二酸化炭素(水そうのロウソク・石灰水・ビンの中の燃焼) 植物のつくりと成長(発芽条件・色水と断面・受粉) 流水のはたらき(荒川上流の写真の岩)
2025 電磁石(巻き数・電池の数の条件そろえ/鉄くず回収装置) 水よう液 6 種の判別(塩酸・炭酸水・食塩水・重そう水・アンモニア水ほか、中和も) 動物の誕生(卵生と胎生・ヒトの誕生・呼吸のしかた) 地震(震度とマグニチュード・液状化・ゆれ始めの時刻)
2026 電気回路(豆電球と電池の直列・並列、逆向きの電池) ものの温まり方(金属板の熱の伝わり・水の対流・熱平衡) こん虫と動物の分類(仲間分けの条件を自分で答える) 気象(気象衛星画像 4 枚と気温の表から翌々日を予想)

頻出と周期(精読した 3 年)

  • 大問 4 つ・小問 14〜15 問が 3 年とも同じです。物理 →(実験を追う大問)→ 生物 → 地学の並びが 3 年連続。
  • 物理は「実験の条件をそろえる」考え方が 2 年連続(2024 ふりこ・2025 電磁石)。何をそろえて何を変えたかを表から読み取る問いが必ず入ります。
  • 地学は 3 年で流水・地震・気象と回っており、同じ題材の連続はありません。天体の出方は 9 節にまとめました。
  • 生物は 3 年とも「分類・つくり」寄りで、計算の必要な問いは少なめです。

問い方の傾向

  • 説明を書かせる問いが毎年あります。2024 年度は 14 問中 6 問(43%)と多く、2025 年度は 2 問(13%)、2026 年度は 3 問(20%)。年によって記述の量が倍以上変わるので、少ない年の感覚で構えないほうがよいところです。
  • 「考えて答えなさい」「あなたの予想を書きなさい」という言い方が 2025・2026 年度に出てきます。知識をそのまま書くのではなく、その場で考えたことを書く方向に寄っています。
  • 記号選択は 2〜5 問と少なめ。語句や数値を書く短答が 9 問前後で最も多くなっています。

8-3. 社会(精読した年: 2024・2025・2026)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1(地理) 大問 2(地理) 大問 3(歴史) 大問 4(歴史) 大問 5(公民)
2024 九州南部(屋久島・奄美大島、桜島の地形図、地熱発電) 九州南部の農業(促成栽培・シラス台地・畜産) 古代〜平安(『魏志』倭人伝・空海・藤原氏の家系図・平将門・遣唐使) 江戸(江戸の町づくり・参勤交代・享保の改革・神仏分離令) 日本国憲法・消費税(税率が上がったらどうなるか)
2025 長野県・諏訪湖(湖の水質、上諏訪駅周辺の地形図) 長野県の農業(りんご・ぶどう・高原野菜・抑制栽培) 近現代中心(ラジオ放送 100 年からたどるメディアの歴史) 江戸(蔦屋重三郎・喜多川歌麿・寛政の改革と田沼意次の狂歌) 国際連合(拒否権・核兵器・PKO・国連への意見)
2026 近畿地方(京阪神大都市圏、琵琶湖の水質、大阪湾の資料読み取り、大阪万博) 近畿地方の地図(リアス海岸・紀伊山地の林業・雨温図) 大阪の通史(会話文・十七条の憲法から戦後まで 10 問) ―(2026 年度は歴史が大問 3 に一本化) ―(公民は大問 4:選挙年齢・地方自治・社会保障・国際)

頻出と周期(精読した 3 年)

  • 地理が前半 2 大問、公民が最後の大問という並びが 3 年連続。歴史はそのあいだで、2 大問の年(2024・2025)と 1 大問の年(2026)があります。
  • 地形図の読図と縮尺の計算が 2 年連続(2024 桜島・2025 上諏訪)。どちらも 2 万 5 千分の 1 で、「地図上の◯ cm は実際に何 km(何 m)か」を計算させます。地図記号を漢字で答える問いも両年にあります。
  • 農業は 3 年連続で地理の大問 2 に入ります(促成栽培・抑制栽培・畜産・林業)。栽培方法の名前と、その地域を選ぶ理由がセットで問われます。
  • 環境・防災が 3 年とも地理に入ります(火山の噴火への備え・湖の水質・琵琶湖の保全)。
  • 歴史は江戸時代が 2 年連続で大問の中心(2024・2025)。2026 年度は通史の中に江戸が入る形です。
  • 公民は 3 年とも別のテーマ(憲法と税・国連と核・選挙と社会保障)で、同じ題材の連続はありません。

問い方の傾向

  • 小問 27〜28 問を 50 分で解きます。短答が半分弱(13 問前後)、記号選択が 9〜14 問、記述が 3〜6 問です。
  • 記述には 2 種類あります。ひとつは知識をまとめる説明(参勤交代とは何か・九州が温暖な理由・林業の抱える問題)、もうひとつは意見を書かせるもの(噴火への備え・水質改善の工夫・国連の評価・自分にできること)。後者は 3 年連続です。
  • 選択肢は「誤っているものを 1 つ」「適当でないものを 1 つ」という否定形が多くなっています。選択肢を 4 つとも読む習慣が要ります。
  • 2 つの文の正誤の組み合わせを選ぶ形(X・Y の正誤)も出ます(2025 年度)。

8-4. 国語(精読した年: 2018・2020)

国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無い(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)ため、以下は 2018 年度と 2020 年度に限った話です。直近の形式は市販の過去問集で確認してください。2 年ぶんしか精読していないので、「毎年」とは書けません。

年度×大問の題材表(精読した 2 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2018 漢字の書き取り 5 問・読み 5 問(送りがなの指定あり) 敬語に直す 5 問 説明文の読解(9 問) 小説の読解(9 問)
2020 説明文の読解(情報化社会と読書、6 問) 小説の読解(『吾輩は猫である』、5 問) 知識のまとめ(助動詞・四字熟語・類義語・作品の時代、4 問) ―

小問数は 32 問(2018)と 15 問(2020)で、この 2 年のあいだで倍以上ちがいます。大問数も 4 と 3 です。大問と小問の作りは、この 2 年では安定していません。

出典

原本の本文末尾に書かれていた出典は次のとおりです。

  • 2018 年度 大問 3: 池内了『科学の考え方・学び方』
  • 2018 年度 大問 4: 瀬尾まいこ『僕の明日を照らして』
  • 2020 年度 大問 2: 夏目漱石『吾輩は猫である』
  • 2020 年度 大問 1: 『読書する人だけがたどり着ける場所』(著者名の転写が不完全だったため、ここには書きません)

説明文は「科学の考え方」「読書と情報」といった、学ぶことそのものを扱った文章が 2 年とも選ばれています。

問い方の傾向

  • 知識問題が読解とは別の大問として置かれるのが 2 年に共通しています。2018 年度は大問 1・2 が丸ごと漢字と敬語、2020 年度は大問 3 が助動詞・四字熟語・類義語・文学作品の時代です。
  • 読解の中にも知識が混ざります。2018 年度は「部首が同じに見えて 1 つだけ違うものを選ぶ」「『の』『ら』の意味の違い」「勧善懲悪の意味」、2020 年度は「『手』の意味が 1 つだけ違うもの」「擬音語か擬態語か」「目から◯が出る」。語句・文法の知識を読解の中で使わせるのが、この学校の聞き方です。
  • 並べ替え(ばらばらの文を意味の通る順に)が 2018 年度に出ています。
  • 本文の内容に○×を付ける形(2020 年度)もあり、選択肢を一つ選ぶだけでは終わりません。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読した 3 年に出ていないか、出方が細っている題材です。資料の並びを見るかぎり、どれも周期的に顔を出しています。最終確認年度は、その題材を原本で最後に確認できた年度を指します。

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単元 出ていた年 最終確認年度 中身
算数の立体図形 2025・2026 2026 年度 2026 年度に大問 6(立方体のくりぬきの体積と表面積)で出ましたが、2024・2025 年度には独立した大問がありませんでした(2025 年度は回転体が小問で 1 問)。逆に言えば、出る年は最後の重い大問になりやすいところです
算数の場合の数 2025 2025 年度 2025 年度に大問 2 の 1 問だけ。大問として出た年もあるので、1 行題以上の準備をしておくと安全です
算数の資料の読み取り・平均 2025 2025 年度 2025 年度に平均の速さが 1 問。表やグラフから読ませる形も想定しておいてください
理科の化学 2024・2025 2025 年度 大問 2 は 2024 年度が二酸化炭素、2025 年度が水よう液の判別と、化学が 2 年続きましたが、2026 年度は熱の伝わり方でした。化学が消えたわけではなく、大問 2 の枠が「実験を追う問題」として使われていると読むのが自然です
理科の天体(月・星) 2023 2023 年度 2023 年度に大問 4 で出ていますが、精読した 3 年(2024〜2026)にはありません。月の満ち欠けと星の動きは残しておきたいところです
社会の歴史の大問 2 つ体制 2024・2025 2025 年度 2024・2025 年度は歴史が大問 2 つ(古代〜中世+江戸、近現代+江戸)でしたが、2026 年度は 1 つの通史大問にまとまりました。歴史の総量は変わっていないので、通史 1 本にも、時代別 2 本にも対応できるようにしておいてください

10. 形式面の注意

  • どの回・どの科目も 50 分・100 点です(2027 年度募集要項)。小問は算数が 20 問、理科が 14〜15 問、社会が 27〜28 問。社会は 50 分で 27 問なので、1 問あたり 1 分半強しかありません。
  • 算数の記述は最後の 1 問だけです。 精読した 3 年とも「この問題は考え方も解答用紙に書いて答えなさい」が最終大問の最終小問に置かれ、残り 19 問(95%)は答えだけを書く形でした。
  • 算数は図のある小問がおよそ 3 割。図は「右の図のような」と本文から参照される形が多く、図だけで完結する問題は少なめです。単位の書き分け(分速 m と時速 km の往復)が速さの問題に毎年あり、2025 年度は (1) が分速 m、(2) が時速 km と、同じ大問の中で単位を変えて聞いてきました。
  • 理科は記述と作図があります。2024 年度は 14 問中 6 問が説明を書かせる問い、2025 年度は 15 問中 2 問、2026 年度は 15 問中 3 問(うち 1 問は語句と説明の両方)。作図は 2024 年度(葉と茎の断面に色のつく部分を塗る)と 2026 年度(水の対流を矢印で書く)にあり、2025 年度はありません。毎年ではありませんが、出たときに手が止まらないようにしておいてください。
  • 理科は図・写真の付いた小問が 7 割前後です。写真から特徴を読み取って言葉にする問い(2024 年度の岩の形)があるので、図を見て言葉にする練習が要ります。精読した 3 年に字数指定は見つからず、解答欄の大きさに合わせて書く形でした。
  • 社会は答え方の指定が細かい入試です。 「漢字 2 字で」「漢字 3 字で」「漢字 4 文字で」「アルファベット 3 文字で」といった指定が精読した 3 年とも複数あり、指定を読み落とすと正解でも書き直しになります。逆に記述には字数制限を付けない年があり、2025 年度の国連についての問いには「字数の制限はありません」と明記されていました。解答欄の大きさが目安になります。
  • 計算させる社会の問題があります。地形図の縮尺から実際の距離を出す問いが 2024 年度・2025 年度に入っていました。
  • 社会は図表そのものは多くありません(図のある小問はおよそ 2 割)が、地形図・雨温図・グラフ・家系図・史料の現代語訳と種類は豊富です。導入の文章が長く、精読した 3 年とも大問ごとに数百字の文章か会話文があり、下線部と空欄を追う形なので、本文を読む時間を配分に入れておいてください。
  • 国語は精読した 2 年(2018・2020)に記述問題が無く、記号選択と抜き出し・短答(語句や数値を短く答える形式)がほぼ半々でした(2018 年度は選択 16 問・短答 16 問、2020 年度は選択 7 問・短答 8 問)。抜き出しは字数の指定つきです(「五文字以内で」「最初と最後の五文字」)。ただし 2 年ぶんの話なので、現在もそうだとは言えません。
  • 円周率の指定や単位の印字については、精読した 3 年の転写からは確認できませんでした。

11. 学年別ロードマップ(小 4 スタートを想定)

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段 この学校に向けて何をするか
小 4(土台) 計算の正確さが、そのまま大問 1 の 6 問に直結します。小数と分数の混じった四則計算、工夫して計算する形(167×1.57−89×1.57+22×1.57 のようなくくり出し)、逆算をここで入口だけ通しておきます。国語は漢字と語句、理科は身のまわりの実験の観察記録、社会は地図帳を眺める習慣。時間はまだ計りません
小 5(幅) 単元をひととおり回す時期です。この学校では大問 2 の小問集合に何が来るか分からないので、穴を作らないことが最優先になります。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にし、平日 15 分は計算と逆算、週末 60 分はその週の単元 1 つに当てます。単元は 8 節の年度×大問の表を「小 5 で一巡する単元リスト」として使い、次の順に置いてください。倍数・約数(倍数の個数・倍数関係の人数)→ 和差算 → 年齢算 → 過不足算 → 植木算 → 平均 → 割合 → 食塩水(濃度)→ 仕事算 → 速さ(出会い・追いつき・グラフ・流水算・通過算)→ 角度 → 円とおうぎ形の求積 → 立体 → 場合の数 → 規則性・数列 → 曜日の周期。このうち年齢算・過不足算・植木算・仕事算・通過算・和差算・流水算は受験用教材の単元で、教科書には出てきません(中身は 用語集 に)。理科は 4 分野を均等に、社会は地形図の読み方(縮尺・記号・等高線)をここで固めると小 6 で楽になります。記述は「理由を 2〜3 文で書く」習慣づけを始めます。国語は 7 節 8 番の知識の大問への備えを続けますが、国語は 2021 年度以降の問題文が資料に無い(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降は年度通しで 50 分を計る演習と、「大問 1・2 だけを 3 年ぶん続けて解く」縦の演習を併用します。理科・社会は分野の出題位置が決まっているので、「大問 1 の物理だけ 3 年ぶん」「地理の大問だけ 3 年ぶん」という縦の解き方が特に効きます

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつきやすいのは、小 5 での全分野の一巡と、小 6 の時間管理の二つです。算数の大問 1・2 で 20 問中 11〜12 問を占めるため、ここを速く正確に抜けられるかどうかで、後半の図形・速さ・規則性にかけられる時間がまったく変わります。小 4 のうちに計算の正確さを作り、小 5 で 1 行題の分野を残さず回しておくと、小 6 では後半の大問と記述にだけ集中できます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・合格可能性・通学圏は扱いません。

  • 茗溪学園中学校(茨城県・共学)— 算数の作り(大問数と小問数、前半の計算+小問集合)が近い組み合わせです。理科・社会も出題構造が近めです。
  • 桐朋女子中学校(東京都・女子校)— 算数が近く、理科の記述の量も似ています。2027 年度は同じ時間帯に入試が重なる回があると記録されています。
  • 桜美林中学校(東京都・共学)— 算数と社会が近い組み合わせです。社会の小問数の多さと資料の読み取りが共通しています。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

  • いずれも「同じ問題が出る」という意味ではなく、大問の数・小問の数・記号選択と記述の割合・図表の量・単元の分布が近いという意味です。共栄学園の算数の大問 1・2 の練習として、これらの学校の同じ位置の問題を足すのは無駄になりにくいところです。
  • 国語は共栄学園側の資料が 2 年ぶんしかないため、どの学校とも比較できていません。

13. 資料の限界

  • 過去問データベースは、1 つの学校の 1 つの年について 1 科目 1 冊しか載せていません。共栄学園は第 1 回から第 5 回まで、さらに適性検査の枠もありますが、ここで精読できたのは第 1 回相当の 4 科目だけです。 第 2 回以降・適性検査・第 4 回の英語については何も言えません。
  • 国語は 2018・2020 年度の 2 年ぶんしかありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多い)。2 年で「毎年」は言えないため、国語の節はすべて「精読した 2 年では」と限定して書いています。
  • 2019・2021 年度はどの科目も資料がありません。理科・社会は 2020 年度から、算数は 2017 年度からの資料で、途切れている年があります(→ 4 節)。
  • 算数の 2024・2026 年度、社会の 2024・2025 年度の冊子は判読の確度が低いと記録されています(→ 4 節)。設問の並びと問い方は読み取れていますが、数値・図の細部は市販の過去問集で確かめてほしいところです。
  • 転写は本文のテキストが中心で、図そのものは文章の説明として残っています。図の細かさ(目盛りの有無など)までは判断できていません。
  • 円周率の指定、解答用紙の形、配点の内訳は、転写に表紙と注意書きが含まれていないため確認できていません。
  • 自動集計では算数の記述が 0%、社会の字数指定が 8 割強と出ていましたが、原本を読むと算数には毎年 1 問の考え方記述があり、社会の「◯字」は多くが「漢字 2 字で」という字種の指定でした。本文では原本のほうを採用しています。
  • 2024 年度の社会として保管されている解答ファイルのうち 1 つは、別の学校のものと記録されています(→ 4 節)。今回の分析では使っていません。
  • 「〜のように見える」と書いた箇所は、題材からの推測で、裏づけとなる資料はありません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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