関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

創価中学校の過去問分析

共学私立東京都小平市

重要結論

  1. 算数は小問 20 問という総量が動きません。資料のある 6 年はすべて 20 問で、大問の数だけが 6・6・5 と動きます。
  2. 理科は大問 4 本で 1 本目が生物・2 本目が地学、社会は地理 → 歴史 → 公民の順。精読した 3 年(2016・2020・2021)でどちらも動きません。
  3. 同じ問題の使い回しは見つかりませんでした。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出る学校です。

今週やること

  1. 2021 年度の算数を通しで解いて、20 問をどう配分したか(前半に何分、後半の 3 問セット 1 本に何分)を記録します。
  2. 算数の前半 8〜11 問(大問 1 と大問 2)を 20 分で抜ける練習をします。
  3. 算数の立体図形・規則性・グラフを読む速さの 3 本を厚めにやります(精読した 3 年すべてで、後半にこの 3 つが 1 席ずつあります)。

分析年度: 2010〜2021 年度
資料の範囲: データベース掲載分・算数 6 年 / 理科 7 年 / 社会 7 年 / 国語 2 年
原本確認範囲(精読した年): 算数 3 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 2 年
制約: 資料は 2021 年度で止まっています。現在の募集要項にある 4 科目と 2 科目の選択・英検の資格点・プレゼン入試は、2021 年度以前の冊子には反映されていません(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 社会: 4 題(2020 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて。最新の資料は 2021 年度)。前回の変化: 2014 → 2020 の間に 6 題 → 4 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 3 回: 2012・2014・2020(間隔 2・6)。前回の変化のときの分野の並び: 地理-地図・地形・気候|地理-地図・地形・気候|歴史-古代〜中世|歴史-テーマ史|公民-憲法・政治|公民-国際 → 地理-産業|地理-社会・環境・世界|歴史-古代〜中世|歴史-近現代
  • 算数: 5 題(2021 年度の、大問数を数えられた資料 1 冊のみ。最新の資料は 2021 年度)。前回の変化: 2020 → 2021 の間に 6 題 → 5 題。変化の履歴: 1 回: 2021。前回の変化のときの分野の並び: 計算|割合・文章題|立体図形|平面図形|速さ|数の性質・規則性 → 計算|数の性質・規則性|数の性質・規則性|立体図形|速さ

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都小平市
男女 共学(1968 年の開校時は男子校、1982 年に男女共学化)
系列 創価大学の系列校
入試回と日程・科目 2 月 1 日の回(募集約 100 名)と、2 月 3 日のプレゼン入試(募集約 10 名。作文 45 分+事前に準備した内容の発表)。2 月 1 日の回は、出願のときに 4 科目か 2 科目か・英検の資格点を使うかどうかを A〜D の 4 通りから選びます
試験時間・配点 2 月 1 日の回は国語 45 分 100 点・算数 45 分 100 点。理科と社会は合わせて 45 分の 1 コマ(途中退出不可)で、理科 50 点・社会 50 点。プレゼン入試の配点は募集要項で確認してください

上の表は 2026 年度の募集要項による内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 算数は小問 20 問という総量が動きません。資料のある 6 年はすべて 20 問で、大問の数だけが 6・6・5 と動きます。
  2. 理科は大問 4 本で 1 本目が生物・2 本目が地学、社会は地理 → 歴史 → 公民の順。精読した 3 年(2016・2020・2021)でどちらも動きません。
  3. 同じ問題の使い回しは見つかりませんでした。同じ問題が出るのではなく、同じ種類の問題が同じ場所に出る学校です。

家でやること 3 つ

  1. 算数の前半 8〜11 問(大問 1 と大問 2)を 20 分で抜ける練習をします。
  2. 算数の立体図形・規則性・グラフを読む速さの 3 本を厚めにやります(精読した 3 年すべてで、後半にこの 3 つが 1 席ずつあります)。
  3. 理科は実験の条件表を比べる練習、社会は都道府県の同定と時代の並べ替えを繰り返します。

今週やる 1 つ

  1. 2021 年度の算数を通しで解いて、20 問をどう配分したか(前半に何分、後半の 3 問セット 1 本に何分)を記録します。

注意

  1. 資料は 2021 年度で止まっています。現在の募集要項にある 4 科目と 2 科目の選択・英検の資格点・プレゼン入試は、2021 年度以前の冊子には反映されていません(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを、3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びだけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 3 年(2016・2020・2021) 0 年 6 年(2010・2012・2014・2016・2020・2021) 高
理科 3 年(2016・2020・2021) 0 年 7 年(2010・2012・2013・2014・2016・2020・2021) 中。2013・2016・2020・2021 の冊子には、転写の読み取り精度が低いという印が資料側に付いています
社会 3 年(2016・2020・2021) 0 年 7 年(2010・2012・2013・2014・2016・2020・2021) 中。2013・2016 の冊子に同じ印が付いています
国語 2 年(2010・2014) 0 年 2 年(2010・2014) 高。ただし 2 年分では傾向を語れません
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 精読した年より外の年は、今回は設問文を開いていません(構成だけ数えた年が 0 年なのはそのためです)。5 節の「資料のある 6 年すべてで小問 20 問」は、大問ごとの単元をまとめた自動集計の一覧で各年の小問数を確かめたもので、設問文まで読んだのは 3 年ぶんです。
  • どの科目も 2021 年度が最後です。2022 年度以降の冊子は資料にありません。ここに書いたことが今も続いているかどうかは、市販の過去問集で確かめてください。
  • 国語は 2015 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。国語について書いたのは 2010・2014 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。なお 2018 年度は解答だけが残っており、問題冊子はありません。
  • 年度が飛んでいます(2011・2015・2017〜2019 が無く、算数は 2013 もありません)。「毎年」と書けるのは、精読した 3 年(国語は 2 年)で確かめた範囲だけです。「3 年連続」と書いたものも、資料のある年を 3 つ続けて読んだという意味で、暦の上で連続する 3 年ではありません(2016・2020・2021)。
  • 入試回は特定できません。年に 1 冊しか掲載がなく、冊子に回名の記載もありません。4 科目が揃っている年の冊子なので、4 科目を課す回のものと考えられますが、断定はしません。
  • 読み取り精度の印が付いた冊子も、設問文そのものは判読できたので内容は使いました。ただし小問の数え方に多少の幅がある前提で読んでください。

5. 一番大きな結論

この学校は「同じ問題」が出る学校ではなく、同じ出題位置(大問の番号と順番)に同じ役割の問題が並ぶ学校です。 精読した年の範囲では、出題位置の固定がとくにはっきりしているのは算数と理科の 2 科目でした。

  1. 算数は小問 20 問という総量が動きません。資料のある 6 年(2010〜2021)はすべて小問 20 問で、精読した 3 年(2016・2020・2021)でも 20 問でした。大問の数は 6・6・5 と動くのに、総量だけが動きません。2021 年度は大問が 1 つ減ったぶん、前半の小問集合が 4+4 問から 5+6 問に増えて 20 問を保っています。
  2. 算数の大問 1 は計算中心の小問集合、大問 2 は一行問題(数行で終わる短い文章題)の小問集合で、これが 3 年連続です。大問 3 以降は 1 テーマ 3 小問の独立した大問が 3〜4 本並びます。この「前半は小問集合・後半は 3 問セット」という並びが 3 年とも同じです。
  3. 算数の後半 3〜4 席に入る顔ぶれが狭いところです。立体図形(3 年連続)・規則性(3 年連続)・グラフを読む速さ(3 年連続)が必ずどこかに入り、円とおうぎ形の求積が 3 年中 2 年(2016・2020)。順番だけが年ごとに入れ替わります。
  4. 理科は大問 4 本で、1 本目が生物・2 本目が地学です(3 年連続)。残る 2 本に物理と化学が入ります(順番は年ごとに入れ替わります)。しかも精読した 3 年の全 12 大問すべてが「〜について調べる実験をしました」で始まります。
  5. 社会は地理 → 歴史 → 公民の順です(3 年連続)。最後の大問に公民(地方自治・三権分立・税)が来るのも 3 年連続でした。大問の数は 5・4・4 と動きますが、この並びは動きません。

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。実際、同じ問題の使い回しは見つかりませんでした。精読した年どうしを突き合わせても、数値まで同じ問題は算数・理科・社会のいずれにもありませんでした(似た題材が別の作りで出ることはあります。例: 算数の仕事算(全体を 1 として 1 日ぶんの量から日数を求める問題)が 2016 年度大問 2(2) と 2021 年度大問 2(4) に、人数も日数も変えて出ています)。

そのため過去問の使い方は「時間の使い方を身につける」と「単元ごとの解き方の手順を身につける」の 2 つが中心になります。出る問題を覚える学校ではありません。算数なら「20 問をどう配分するか」、理科なら「実験の条件表をどう読むか」、社会なら「会話文やカードの資料を読んでから答える手順」が、そのまま練習の設計図になります(手順は 過去問の使い方)。


6. この学校らしさが出る場所

  • 身の回りの出来事を入口にします。 犬を縄でつないだときに動ける範囲(算数 2020)、お菓子の空箱 4 個で 1 個と交換(算数 2021)、水族館の来場者の年代別グラフ(算数 2020)、七輪で木炭を燃やす(理科 2020)、学校のどこで気温を測るべきか(理科 2021)。教科書の設定をそのまま出すより、生活の場面に置き換えて出す作りが目立ちます。
  • 「誰かが作った資料」を読ませる社会です。北海道と沖縄に住むいとこ同士の電話(2016)、人物カード(2020)、6 年生が作った歴史新聞(2020)、学習カード(2021)、世界遺産のパンフレット(2021)。素材文の平均が長く、読む時間が要ります。
  • 同じ登場人物が科目と年をまたいで出ます。「創太さん」は社会 2020 の大問 2 と社会 2021 の大問 2・3 に、「伸子さん」は社会 2020 の大問 3 と社会 2021 の大問 4 に、「メイトくん」は算数 2020 の大問 4 と理科 2020 の大問 4 に出てきます。冊子全体で同じ登場人物を使い回しているように見えます。
  • 答えを 1 つに決めない問いがあります。社会 2020 の「A・B からあなたが進めたい対策を選び、長所と短所を入れて意見を述べなさい」、社会 2021 の「市議会の提案について、資料に触れながらあなたの考えを述べなさい」、理科 2021 の「気温の観測に最も適している場所を選び、理由を 15 字以内で」。選ばせたうえで理由を書かせる形が、精読した年に何度も出てきます。
  • 入試の年に近い出来事を題材にすることがあります。2020 年度の理科に「2020 年 6 月 21 日に日本全国で部分日食が起こります」という設定が、2021 年度の理科に 2016 年の熊本地震を入口にしたふりこの問いがありました。精読した 3 年のうち 2 年での話なので、そういう年があると捉えておけばよい程度です。
  • 理科は科学史にも触れます。2021 年度は「ピサの大聖堂のランプのゆれ方を観察してふりこのきまりを発見したイタリアの科学者の名前」を答えさせています。

7. 今からやるなら(優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提にしています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々は基礎(計算の速さと正確さ・図やグラフを読む力・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の入り方は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [毎日 10 分] 算数・前半 8〜11 問を 20 分で抜ける練習 — 大問 1(計算 2〜3 問+数の性質 1 問ほか)と大問 2(一行問題 4〜6 問)で全 20 問の半分を占めます。ここを速く正確に抜けられるかで、後半の 3 問セットに使える時間が決まります。(確認: 〜2021 年度)
  2. [週末 60 分] 算数・立体図形 — 3 年連続で 1 席あります。積み上げた立方体の表面積(2016)・厚紙を折って作る箱の容積(2020)・半円と長方形を組んだ立体の体積と表面積と展開図(2021)。体積と表面積を両方聞かれます。(確認: 〜2021 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・規則性 — 3 年連続。図形が並んで増える(2016)・マス目をぬって数を表す(2020)・数列の第 100 項と第 110 項の差(2021)。図の規則と数列の規則の両方を用意します。(確認: 〜2021 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・グラフを読む速さ — 3 年連続。動く点と面積のグラフ(2016・2020)、川を往復する船の時間と距離のグラフ(2021)。グラフの折れ目が何を意味するかを言葉にできることが目標です。(確認: 〜2021 年度)
  5. [週 1 回] 算数の説明問題と社会の「あなたの考えを書く」問い — 算数は 2020・2021 年度とも大問 2 の最後が説明問題でした(グラフの読み取りで誤っている人を指摘して理由を書く/往復の平均の速さが単純平均にならないことを例をあげて説明する)。社会も 2020・2021 年度に各 1 問、A・B の案から 1 つ選び、資料に触れながら長所と短所を入れて書く形があります。100 字前後を 5 分で書く練習を週 1 回。(確認: 〜2021 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・条件を比べる問いと、生物・地学の基本用語 — 「どの実験とどの実験を比べればよいか」が 3 年連続で出ています(2016 電磁石・2020 電磁石・2021 種子の発芽)。条件表を見て、1 か所だけ違う組み合わせを選ぶ練習を。あわせて、1 本目が生物・2 本目が地学で固定されているぶん(この 2 本で小問の 4 割前後)、植物のはたらき・種子の発芽・人体・星座・月と太陽・気象を厚めに。実験器具(顕微鏡・電流計・温度計)の名前と使い方、小数第一位までの計算も毎年出ます。(確認: 〜2021 年度)
  7. [週末 60 分] 社会・都道府県の同定と時代の並べ替え — どちらも 3 年連続。説明文や学習カードを読んで地図の記号を選び、県庁所在地を漢字で書く形と、2020・2021 年度に同じ言い方で出た「古い順に並べて 3 番目に来るものを答えなさい」(人物カード、世界遺産のパンフレット)。雨温図と統計グラフの読み取り、地方自治・三権分立・税・国際連合の基本語もここにまとめて置きます。(確認: 〜2021 年度)
  8. [毎日 10 分] 国語・漢字と、字数指定つき抜き出し・30 字記述 — 漢字は 2 年とも各大問の 1 問目に置かれていました。十字以内・十五字以内の抜き出しと 30 字以内の記述はどちらの年にもあります。語句・慣用句・熟語の組み立て・敬語は本文の設問に混ざる形で問われ、○× で内容の合致を判定する問いは選択肢を本文に戻して 1 つずつ確かめる作業になります。ただし国語は 2015 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)。(確認: 〜2014 年度)

8. 科目別の詳細

科目ごとの全体像は次のとおりです。この節は題材と問い方の記録で、家でやることは 7 節に、形式面の注意は 10 節に一本化してあります。

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科目 形式の固定度 中身の性格 まず時間をかける価値があること
算数 非常に高い。小問 20 問が資料のある 6 年すべてで不変。前半 2 大問が小問集合 答えだけを書く問いが 9 割。作図 1 問(2020・2021)と、言葉で説明させる 1 問(2020・2021)が加わる 前半 20 分の速さ。立体・規則性・グラフの速さの 3 本
理科 高い。大問 4 本・小問 23〜27 問。1 本目が生物、2 本目が地学 すべての大問が実験の報告から始まる。条件を比べて答える問いが 3 年連続 実験の条件表を読む練習。生物・地学の基本用語
社会 中くらい。大問の数は 4〜5 で動くが、地理 → 歴史 → 公民の順は動かない 会話文・学習カード・パンフレット・新聞など「誰かが作った資料」を読ませてから問う 都道府県の同定と県庁所在地。時代の並べ替え。考えを書く練習
国語 資料が 2 年しかなく、断定できない 2 年とも大問 2 本(説明的文章 1・物語 1)。字数指定つきの抜き出しと 30〜80 字の記述 漢字と語句の知識。字数を数える抜き出し

国語は 2010・2014 年度の 2 年だけを見た話です。

8-1. 算数(大問 5〜6・小問 20・答えのみが 9 割)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5 大問 6
2016 計算 3 問+最大公約数(4 問) 一行問題 4 問(3 桁の整数の作り方・仕事算・三角定規の角度・本を読む速さ) 立方体を積み上げた立体の表面積(3 問) 長方形の辺を往復する 2 点とグラフ(3 問) 白黒の正三角形を並べる規則(3 問) 直角三角形に半円を重ねた面積(3 問)
2020 計算 2 問+余りのある割り算+式の穴埋め(4 問) 一行問題 4 問(つるかめ算・部活動の人数の比・池の周りの追いつき・来場者グラフの誤りを指摘して説明) 厚紙の四隅を切って作る箱の容積(3 問) 犬を縄でつないだときに動ける範囲の面積(3 問) 2 つの正方形の上を動く点と面積のグラフ(3 問) マス目をぬって整数を表す規則(3 問・(1) は作図)
2021 計算 2 問+虫食い算+公倍数と余り+売買損益(5 問) 一行問題 6 問(円グラフの中心角・曜日の周期・ばねの比例・仕事算・空き箱の交換・往復の平均の速さの説明) 数列の規則(3 問) 半円と長方形を組んだ立体の体積・表面積・展開図(3 問・(3) は作図) 川を往復する船とグラフ(3 問) —

表に出てくるつるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)・仕事算(全体を 1 として 1 日ぶんの量から日数を求める・受験用教材の単元)・売買損益(原価と定価と売値の関係)などの中身は 用語集 にあります。「—」はその年にその番号の大問が無いことを示します。

頻出単元と周期

  • 立体図形: 3 年連続(2016 大問 3・2020 大問 3・2021 大問 4)。体積と表面積を両方問う年が 2 回。
  • 規則性・数列: 3 年連続(2016 大問 5・2020 大問 6・2021 大問 3)。図形が増える規則と、数の列の規則の両方。
  • 速さとグラフ: 3 年連続(2016 大問 4・2020 大問 5・2021 大問 5)。動く点と面積の関係が 2 回、流水算(川の流れと船の速さを足し引きする・受験用教材の単元)が 1 回。いずれもグラフが付きます。
  • 数の性質: 3 年連続で大問 1 の中に 1 問(最大公約数・余りのある割り算・4 でも 6 でも 1 余る整数)。
  • 円とおうぎ形: 2016・2020 の 2 回。どちらも円周率 3.14 の指定つき。
  • 仕事算: 2016 大問 2(2) と 2021 大問 2(4)。人数と日数を変えた別の問題です。
  • 資料の読み取り: 2020 大問 2(4)(来場者の年代別グラフ)、2021 大問 2(1)(円グラフの中心角)。

問い方の特徴

  • 大問 1 は「次の問いに答えなさい」の 1 行だけで始まり、計算 2〜3 問のあとに数の性質が 1 問入る、という並びが 3 年とも同じです。
  • 大問 2 は互いに無関係な一行問題が 4〜6 問並びます。2020・2021 は最後の 1 問だけが説明問題で、ここだけ書く量が跳ね上がります。
  • 大問 3 以降は「(1) で数える・測る → (2) で応用 → (3) で条件を変えて考えさせる」という 3 段の運びが多く、(3) は 3 年とも各大問でいちばん手数が要ります。
  • 「すべて答えなさい」(2020 大問 5(3))のように答えが複数ある問いが混ざります。

8-2. 理科(大問 4・小問 23〜27)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2016 植物のはたらき(ヨウ素液・蒸散・気孔のスケッチ)10 問 星の動き(夏の大三角・さそり座・星座早見・月)6 問 空気と水の体積変化(注射器の実験 4 種)6 問 電磁石のはたらき(巻数と電流・モーター)5 問
2020 人体(消化と血液の流れ)+食物連鎖 5 問 月の見え方・オリオン座・日食 5 問 電磁石(電流計の読み・巻数の比較)5 問 ものの燃え方(七輪とスチールウールの会話文)7 問
2021 種子の発芽と成長(条件を変えた実験 3 種)6 問 気温と天気の観測(会話文・観測地点の選択)5 問 ふりこのきまり(長さと周期・科学史・地震)5 問 もののあたたまり方と体積変化(金属球・空気・水)8 問

出題位置の固定

  • 1 本目は生物(植物・人体と食物連鎖・種子の発芽)が 3 年連続。
  • 2 本目は地学(星座・月と日食・気象)が 3 年連続。
  • 3 本目と 4 本目に物理と化学が入ります。順番は年で入れ替わります(2016 は空気と水 → 電磁石、2020 は電磁石 → 燃焼、2021 はふりこ → 熱)。
  • 大問の数は 3 年とも 4 本。小問は 27・23・24 問。

問い方の特徴

  • 精読した 3 年の 12 大問すべてが「〜について調べる実験をしました」「〜について調べました」で始まります。 実験の手順と結果を読ませてから問う作りで、知識だけを聞く一問一答は少なめです。
  • 条件を比べさせる問いが 3 年連続。「電流の強さと電磁石のはたらきの関係を調べるには、どの実験を比べればよいか」(2016)、「表の①〜④のうちどれとどれの結果を比べればよいか」(2020)、「条件①〜③の結果を比べると発芽に必要なことが 2 つ分かる」「理由となる条件を 3 つ選ぶ組み合わせ」(2021)。
  • 会話文が 2020・2021 の 2 年連続(2020 は大問 4 の「メイトくんと理科の先生」、2021 は大問 2 の友だちと先生)。
  • ○×や正誤の組み合わせを選ぶ問いが 2021 に複数(大問 1(6)、大問 3、大問 4(8))。
  • 実験器具の扱いを問う小問が 3 年とも入ります(顕微鏡のピント合わせ・電流計のつなぎ方と読み・火の消し方)。

8-3. 社会(大問 4〜5・小問 28〜34)

年度×大問の題材表(精読した 3 年)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2016 北海道と沖縄のいとこの電話(島の同定・自給率・工業・気候)9 問 3 つの県の説明文から位置と県庁所在地(3 問) 世界地図から 2 か国を同定(3 問) 6 枚の説明文で古代〜近現代を通す(15 問) 地方自治と国の歳出(4 問)
2020 3 つの県の説明文(石油化学・栽培漁業・地場産業)8 問 創太さんと父の会話(人口・労働力不足の意見・世界の雨温図)4 問 人物カード A〜E で古代〜明治(10 問) 6 年生が作った歴史新聞(条約改正・三権分立・国連)7 問 —
2021 3 人の会話から世界地理(海洋名・鉄鋼業・排他的経済水域)4 問 学習カード(輪中・水田のはたらき・酪農・先住民族・雨温図)7 問 世界遺産のパンフレット A〜E で古代〜江戸(9 問) 公害病から地方自治・税・市議会(8 問) —

出題位置の固定

  • 地理 → 歴史 → 公民の順が 3 年連続で、最後の大問に公民(地方自治・三権分立・税・国際社会)が来ます。
  • 歴史は 1 本にまとめて古代から近現代まで通します(9〜15 小問)。
  • 大問の数は 5・4・4 と動きますが、上の並びは動きません。

頻出と問い方

  • 都道府県の同定が 3 年連続(説明文や学習カードから地図の記号を選び、県庁所在地を答える)。
  • 時代の並べ替えが 3 年連続。2020・2021 は「古い順に並べたときに 3 番目に来るものの記号を答え、その人物名(またはパンフレットの記号)も答えなさい」という同じ問い方でした。
  • 気候が 3 年連続(北海道と沖縄の家のつくり・世界の都市の雨温図・都道府県庁所在地の雨温図)。うち雨温図のグラフは 2020・2021 の 2 年。
  • 国の歳出の円グラフが 2016・2021 の 2 回(社会保障費・国債費・地方財政費の判別)。
  • 説明を書かせる問いが毎年 2〜4 問(2016 は 2 問、2020 は 4 問、2021 は 3 問+記号と理由の組み合わせ 1 問)。
  • 「あなたの考えを述べなさい」が 2020・2021 の 2 年連続。A・B から選ばせて長所と短所を書かせる形(2020)と、資料に触れながら市議会の提案への考えを書かせる形(2021)。
  • 素材文がすべて「誰かが作った資料」の体裁を取ります(電話・会話・カード・パンフレット・新聞)。

8-4. 国語(2010・2014 の 2 年のみ・大問 2・小問 18〜22)

国語は 2015 年度以降の問題文が資料にありません(著作権処理の関係で掲載されない年が多いためです)。ここに書いたのは 2010・2014 年度に限った話で、直近の形式は市販の過去問集で確認してください。2 年しかないため、周期や出題位置の固定については何も断定しません。

年度×大問の題材表

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年度 大問 1 大問 2
2010 説明的文章(宮脇昭『いのちを守るドングリの森』・鎮守の森と防災)13 問 物語(新田次郎『芙蓉の人』・富士山頂の気象観測)9 問
2014 説明的文章(日高敏隆『世界を、こんなふうに見てごらん』・動物行動学)10 問 物語(安岡章太郎『幸福』・旧制中学生の〈僕〉と母)8 問

出典は 4 件とも、原本の本文末尾に書かれた表記と一致していることを確認しました。なお 2014 年度の本文中に別の書名(動物行動学者の著書)が出てきますが、これは本文で言及されただけで出典ではありません。

精読した 2 年で共通していたこと

  • 大問 2 本(説明的文章 1・物語 1)の順で、説明的文章が先です。
  • 漢字は独立した大問ではなく、各大問の最初の小問に組み込まれます(2010 は大問 1 で 6 問、2014 は大問 1 で 3 問・大問 2 で 4 問)。2010 は書き取りと読みの両方、2014 は書き取りのみ。
  • 知識問題が本文の設問に混ざります。敬語・受け身の表現・主語の省略(2010)、接続語の空欄補充、慣用句の意味、熟語の組み立て(2014)。
  • 本文の内容と合っているものに○、違っているものに×を付ける問いがどちらの年にもあります(2010 は 2 か所、2014 は 1 か所)。
  • 字数指定つきの抜き出し(十字以内・十五字以内)と、30〜80 字の記述。2010 は「二つのことがらの違いが分かるように 80 字以内でまとめる」という長めの記述が 1 問ありました。
  • 記述は 2010 が 2 問、2014 が 1 問。全体では記号選択が半分、答えを書く問いが 4 割強です。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

資料が 2021 年度で止まっているため、ここは「2021 年度までに周期が空いていたもの」の記録として読んでください。最終確認年度は、その単元を確認できた最後の年度です(精読したのは 2016・2020・2021 年度で、それ以外の年は自動集計の一覧に単元名が見えるだけです)。

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単元 出ていた年 最終確認年度 中身
円とおうぎ形の求積(算数) 2016・2020 2020 年度 2016 は直角三角形に半円を重ねた面積、2020 は犬をつないだ縄が届く範囲の面積。どちらも円周率 3.14 の指定つき。精読した 3 年で 2 回あり、2021 だけ空いています
場合の数(算数) 2016・2020 2020 年度 2016 大問 2、2020 大問 3 の入口。単独の大問にはなりにくく、小問集合や立体の設問に混ざって出ます
水量の変化(算数) 2012・2014 2014 年度 自動集計の一覧に単元名が見えるだけで、設問文は読んでいません
電磁石(理科) 2016・2020 2020 年度 2 年ともコイルの巻数と電流の強さを比べる実験で、2021 は無し
星・星座(理科) 2016・2020 2020 年度 2021 は同じ 2 本目の席が気象に替わりました。天体と気象がこの席を分け合っています
水溶液・気体(理科) 2016・2020 2020 年度 2016 大問 3 の空気と水、2020 大問 4 の燃焼で発生する気体。2021 は熱の伝わり方でした
てこ・ばね(理科) 2014 2014 年度 自動集計の一覧に単元名が見えるだけで、設問文は読んでいません
世界地理の単独大問(社会) 2016・2021 2021 年度 2016 大問 3・2021 大問 1。2020 は大問 2 の中の小問として出ました。単独の大問になる年とならない年があります
国際社会・国際連合(社会) 2016・2020 2020 年度 2016 大問 5・2020 大問 4。2021 の公民は地方自治と税に寄っていました
環境問題と防災(社会) 2016・2021 2021 年度 2016 の京都議定書、2021 の輪中と水田

10. 形式面の注意

  • 算数は答えだけを書く問いが 9 割です(精読した 3 年で 18〜20 問/20 問)。記号選択は 3 年とも 0 問でした。
  • 算数の作図が 2020・2021 の 2 年連続。2020 は解答用紙の図のマス目をぬる問い、2021 は立体の展開図をかく問い(「定規やコンパスを使わず、おおよその形でかまいません」という指示つき)。2016 にはありません。
  • 算数の説明問題が 2020・2021 の 2 年連続で、いずれも大問 2 の最後です。2020 は「計算のもとを入れて理由を説明しなさい」、2021 は「例をあげて説明しなさい」。
  • 円周率は 3.14 と問題文に明記されます(2016 大問 6・2021 大問 4)。「約分ができる場合は約分しなさい」という指示が 2016 の大問 1 に付きます。小数と分数の混じった計算も出ます。
  • 理科は答えを書く問いと記号選択が年で入れ替わります。精読した 3 年に限れば、2016 は記号選択が主軸(27 問中 25 問)だったのに対し、2020 は書かせる問いが 52%、2021 は 58% で、記号選択より多くなっています。3 年しか読んでいないので、どちらかに定まっているとは言えません。
  • 理科は桁の指定が細かく出ます。「小数第一位まで」(2020 の電流計、2021 のふりこ)、「ア〜オからすべて選び」(2020)、「15 文字以内で説明しなさい」(2021)。
  • 理科の作図は解答用紙の図への書き込みです。2016 の「顕微鏡で見えた図の『あな』の部分をすべてぬりなさい(解答用紙の図をぬること)」がそれで、白紙にかき起こす作図ではありません。
  • 社会は書かせる問いが最も多い科目です。精読した 3 年で、答えだけを書く問いが 48〜68%、記号選択が 18〜41%、説明を書く問いが 6〜14%。年による振れが大きいところです。
  • 社会は漢字指定と字数指定が付きます。「漢字 2 文字で」「漢字 4 文字で」(2016・2020)、「10 字以内で説明しなさい」(2020)。「すべて選び」の指定もあります(2020・2021)。
  • 国語は 2 年とも字数指定があります。80 字以内の記述(2010)、30 字以内の記述(2010・2014)、十字以内・十五字以内の抜き出し。
  • 試験時間については、2010〜2021 年度の冊子に制限時間の記載がありません。現在の時間と配点は 1 節にまとめました。ここまでの観察は「何を書かせるか」の話であって、時間の話ではありません。

11. 学年別ロードマップ

小 4(土台)

  • 計算の正確さ。算数の大問 1 は 3 年とも計算から始まります。四則の混じった式、小数と分数の混じった式、分配法則を使うと速い式(2016 の 1.4×4 − 0.25×4 + 1.85×4 など)。ここは学年を問わず毎日。
  • 立体を見る目。積み木を積んで数える・表面を数える遊びで十分です。この学校は立体が 3 年連続で 1 席あります。
  • 図やグラフを読むこと。棒グラフ・円グラフ・折れ線を「何が横軸で何が縦軸か」から声に出して読みます。算数でも社会でも理科でも同じ作業が出ます。
  • 地図と都道府県。県名と県庁所在地、地方ごとの位置。社会の 1 本目は 3 年ともここから始まります。
  • 読書と短い記述。「なぜそう思ったか」を 2 文で書く習慣を。時間計測はまだしません。

小 5(幅)

  • 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は計算(四則の混じった式・小数と分数の混じった式)と、図やグラフを読む練習を毎日。週末 60 分はその週の単元 1 つに使います。
  • 単元は次の順に置きます。立体図形 → 規則性 → 速さとグラフ → 円とおうぎ形 → 流水算(受験用教材の単元)→ つるかめ算(受験用教材の単元)→ 仕事算(受験用教材の単元)→ 割合と比 → 場合の数。この学校で後半の席に入る顔ぶれで、小 5 の標準的な単元プールとほぼ重なります。8 節の年度×大問の題材表を「小 5 で全分野をひととおり学び終えるための単元リスト」として使えます。
  • 理科は実験の手順で覚えます。用語の暗記より、「何を変えて何を変えなかったか」を表に書く練習を。この学校の理科は 12 大問すべてが実験の報告から始まります。
  • 社会は歴史を通しで 1 周。精読した 3 年とも、歴史の大問は古代から近現代までを 1 本で通す作りでした(9〜15 小問)。時代の順番が頭に入っていないと並べ替えで落とします。
  • 記述の下地。理由を 1〜2 文で書く、A と B のどちらがよいか理由をつけて選ぶ。社会の「あなたの考え」はここが土台になります。ただし国語は 2015 年度以降の問題文が資料にありません(→ 13 節)ので、直近の形式は市販の過去問集で確かめてください。

小 6(仕上げ)

  • 7 節の 8 項目がそのまま小 6 の課題になります。
  • 夏以降は1 年分を、時間を計って解く使い方を軸にします。算数は 20 問という総量が動かないので、「前半 8〜11 問に何分」「後半の 3 問セット 1 本に何分」という配分をそのまま設計できます。
  • 同時に、同じ大問を、年度を変えて解く使い方も効きます。算数の大問 1・大問 2 だけを 3 年分続けて、理科の 1 本目(生物)だけを 3 年分続けて、というやり方です。
  • 秋以降は、社会の記述と算数の説明問題を「書いて人に見てもらう」時間を週 1 回確保します。
  • ただし 2022 年度以降はどの科目も資料がありません(→ 13 節)。年度通しの演習は市販の過去問集で直近の年もあたってください。

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか

差がつくのは小 5 での全分野の一巡と、小 4 からの計算の速さです。算数の総量が 20 問で動かないぶん、後半の 3 問セットに時間を残せるかどうかがそのまま得点の形を決めます。そして後半に来る顔ぶれは狭いので、小 5 で立体・規則性・速さのグラフの 3 つを厚めに済ませておくと、小 6 の過去問演習が「初めて見る単元を埋める作業」ではなく「時間配分を詰める作業」から始められます。理科・社会は、小 4 から地図とグラフを読む習慣があるだけで、資料を読む時間が短くて済みます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は扱いません。なお、この学校は国語の資料が 2 年ぶんしかないため、下の 3 校とも国語の比較ができていません。

  • 立教新座中学校(埼玉県・男子校)— 理科と社会がとくに近く、算数も近い部類です。男子校なので女子には使えません。
  • 桜蔭中学校(東京都・女子校)— 理科が近く、算数の作りも近い組み合わせです。女子校なので男子には使えません。
  • 早稲田中学校(東京都・男子校)— 社会と理科が近い組み合わせです。算数はやや離れます。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

  • 使いやすいのは理科と社会です。8 校のうち 6 校で、理科か社会がいちばん近い科目になっています。実験の条件を比べる問いや、資料を読んでから答える社会の作りは、他校の過去問でも同じ練習になります。
  • 算数は候補校ごとの差が大きいところです。小問 20 問という総量の固定は他校で再現しにくいので、時間配分の練習はこの学校の過去問で行うのが確実です。
  • 近さは、科目ごとの大問数・小問数・答え方の割合・図表の多さ・同じ位置に来る単元・単元の分布から自動集計で出した「出題構造の近さ」に基づきます。同じ問題が出るという意味ではありません。

13. 資料の限界

  • 資料が 2021 年度で止まっています。2022 年度以降の冊子が無いため、ここに書いたことが現在も続いているかは確認できません。とくに、1 節にまとめた現行の要項(4 科目と 2 科目の選択、英検の資格点、プレゼン入試)は 2021 年度以前の冊子には反映されていません。
  • 入試回が特定できません。年に 1 冊しか掲載がなく、冊子にも回名の記載がありません。4 科目が揃っているので 4 科目を課す回のものと考えられますが、断定はしていません。
  • 年度が飛んでいます。算数は 6 年、理科・社会は 7 年、国語は 2 年ぶんしかなく、2011・2015・2017〜2019 年度は 4 科目とも欠けています。「3 年連続」と書いたものは、資料のある年を 3 つ続けて読んだという意味であり、暦の上で連続する 3 年ではありません(2016・2020・2021)。
  • 国語は 2 年ぶんしか精読できていません。この学校の国語について、頻出単元も出題位置の固定も書けません。2018 年度は解答だけが残り、問題冊子はありません。
  • 転写の読み取り精度が低い冊子があります(理科 2013・2016・2020・2021、社会 2013・2016)。小問の切れ目が実際とずれている可能性があり、小問数は多少の幅を持って読んでください。実際、2020 年度の理科では、大問 1(人体と食物連鎖)と大問 2(月と星座)の途中で小問番号が (1) から振り直されており、資料の上では 1 つの大問に見えるものが実際には 2 つに分かれている可能性があります。2021 年度の社会の大問 4 でも、問 4 の次に問 3 が現れるなど番号の並びが乱れています。
  • 試験時間が資料から分かりません。2010〜2021 年度の冊子には制限時間の記載が無く、当時の 1 科目あたりの時間・配点は確認できていません。時間配分の練習をする際は、市販の過去問集に載っている当時の時間を使ってください。
  • 各年の大問ごとの単元名だけをまとめた自動集計の一覧と原本を突き合わせたところ、算数の大問 2 と理科・社会の一部で、単元名が「その大問の最初の小問の単元」で代表されていました。たとえば算数の大問 2 は複数の単元を含む一行問題の集まりですが、一覧では 1 つの単元名(つるかめ算・資料の読み取りなど)だけが記されています。8 節の題材表は原本から起こし直したものです。
  • 同じ問題の使い回しは確認できませんでしたが、これは「精読した 3 年の間には無かった」という意味です。飛んでいる年との間に使い回しがあるかどうかは分かりません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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