関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

慶應義塾中等部の過去問分析

共学私立東京都港区

重要結論

  1. 短い時間に大量の小問を、答えだけ書いて処理させる入試です。算数は 45 分で小問 20 問前後、理科・社会は 25 分で 20〜30 問。精読した 4 年(2023〜2026)の算数はすべて短答(語句や数値を短く答える形式)で、記号選択・記述・作図が 1 問もありませんでした。
  2. 算数の大問 3 は「(1) 角度 → (2) 平面図形の面積・面積比 → (3) 円とおうぎ形 → (4) 回転体」の並びが 4 年連続です。同じ出題位置(大問の番号と順番)に同じ種類の問題が座っています。
  3. 理科・社会・国語は選択と短答が中心で記述はごく少なく、どの分野が出るかは年ごとに変わります。

今週やること

  1. 直近 2 年(2025・2026)の算数の大問 3 (4)(回転体)を解いて、表面積と体積が手順どおりに出せる状態か確かめます。
  2. 算数の大問 1〜3 を、出題位置ごとに過去 5 年を年度を変えて続けて解きます(とくに大問 3 の 4 題)。
  3. 理科・社会は 25 分で 20〜30 問という速度に慣れます。分野を絞らず、捨て分野を作りません。

分析年度: 2005〜2026 年度
入試回: 一次試験
資料の範囲: 最大 22 年分
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 3 年・社会 3 年・国語 4 年
制約: 記述の練習に時間を割く学校ではありません。書く量が少ないぶん、合っているか外れているかだけで決まります。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 5 題(2021 年度から、大問数を数えられた資料 5 冊すべて。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 5 題))。前回の変化: 2020 → 2021 の間に 4 題 → 5 題。変化の履歴: 8 回(直近 2016・2020・2021・間隔 4・1)
  • 理科: 4 題(2023 年度から、大問数を数えられた資料 2 冊すべて。最新の資料は 2024 年度(2025 年度・2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2025 年度 4 題・2026 年度 4 題))。前回の変化: 2022 → 2023 の間に 5 題 → 4 題。変化の履歴: 7 回(直近 2017・2022・2023・間隔 5・1)。前回の変化のときの分野の並び: 生物|物理|化学|物理|地学 → 生物|地学|化学|物理
  • 社会: 6 題(2025 年度の、大問数を数えられた資料 1 冊のみ。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 5 題))。前回の変化: 2024 → 2025 の間に 5 題 → 6 題。変化の履歴: 15 回(直近 2023・2024・2025・間隔 1・1)。前回の変化のときの分野の並び: 歴史-テーマ史|地理-社会・環境・世界|地理-産業|地理-地図・地形・気候|公民-国際 → 地理-社会・環境・世界|歴史-古代〜中世|公民-憲法・政治|地理-地図・地形・気候|公民-経済・社会|歴史-近現代
  • 算数: 6 題(2021 年度から、大問数を数えられた資料 3 冊すべて・数えられなかった年 2022・2024。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 6 題))。前回の変化: 2016 → 2021 の間に 7 題 → 6 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 1 回: 2021。前回の変化のときの分野の並び: 計算|割合・文章題|平面図形|速さ|速さ|場合の数・論理|場合の数・論理 → 計算|割合・文章題|平面図形|速さ|数の性質・規則性|場合の数・論理

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 東京都港区
男女 共学
入試回と日程・科目 一次試験 2 月 3 日午前・4 科(国語・社会・理科・算数)/二次試験 2 月 5 日・体育実技と保護者同席の面接(一次合格者のみが対象・会場は中等部校舎)
試験時間 国語 45 分・社会 25 分・理科 25 分・算数 45 分。時間割は国語 9:05-9:50、社会 10:15-10:40、理科 10:55-11:20、算数 11:45 開始
配点 募集要項には記載がありません。公式サイトの入試 Q&A では国語 100 点・算数 100 点・理科 50 点・社会 50 点(満点 300 点)です(→ 4 節)
面接 二次試験の保護者同席面接だけです。一次試験は 4 科の学科試験のみです
旧称 慶應義塾商工学校(実業学校・1905 年から。学制改革により 1947 年に廃止され、中等部が発足しました)

上の表は 2026 年度の入試要項の内容です。

いまの小 6 は 2027 年 2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 短い時間に大量の小問を、答えだけ書いて処理させる入試です。算数は 45 分で小問 20 問前後、理科・社会は 25 分で 20〜30 問。精読した 4 年(2023〜2026)の算数はすべて短答(語句や数値を短く答える形式)で、記号選択・記述・作図が 1 問もありませんでした。
  2. 算数の大問 3 は「(1) 角度 → (2) 平面図形の面積・面積比 → (3) 円とおうぎ形 → (4) 回転体」の並びが 4 年連続です。同じ出題位置(大問の番号と順番)に同じ種類の問題が座っています。
  3. 理科・社会・国語は選択と短答が中心で記述はごく少なく、どの分野が出るかは年ごとに変わります。

家でやること 3 つ

  1. 算数の大問 1〜3 を、出題位置ごとに過去 5 年を年度を変えて続けて解きます(とくに大問 3 の 4 題)。
  2. 理科・社会は 25 分で 20〜30 問という速度に慣れます。分野を絞らず、捨て分野を作りません。
  3. 国語は最後の大問の漢字 13〜15 問と、語彙・慣用句の知識を先に固めます。

今週やる 1 つ

  1. 直近 2 年(2025・2026)の算数の大問 3 (4)(回転体)を解いて、表面積と体積が手順どおりに出せる状態か確かめます。

注意

  1. 記述の練習に時間を割く学校ではありません。書く量が少ないぶん、合っているか外れているかだけで決まります。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを 3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(転写データの大問ごとの主要単元だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 欠けている年 判読の確度
算数 4 年(2023〜2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) なし 図のある小問が 40%。解答が □ や「ア・イ」の穴埋めのため、転写では分数・根号の表記が崩れる箇所があります。読み取り確度が低めの年が 22 年中 13 年(2024・2026 を含む)
理科 3 年(2024〜2026) 19 年(2005〜2023) 22 年(2005〜2026) なし 選択肢の本文まで読めます。読み取り確度が低めの年が 22 年中 10 年(2025・2026 を含む)
社会 3 年(2024〜2026) 19 年(2005〜2023) 22 年(2005〜2026) なし 小問が多く(年 18〜46)、選択肢の文言まで読めます。読み取り確度が低めの年は 22 年中 4 年
国語 4 年(2023〜2026) 17 年(2005〜2022 のうち資料のある年) 21 年(2005〜2026) 2008 年度 本文・設問とも読めます。読み取り確度が低めの年はありません。出典が転写に残っていないため、作品名・著者名は本文中に書いていません
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 入試回は一次試験(4 科の学科試験)が 1 回のみで、転写データも 1 年につき 1 冊です。二次試験(体育実技・保護者同席の面接)は一次合格者だけが対象で、過去問という形の資料は存在しません。このレポートが扱うのは一次の 4 科だけです。
  • 試験時間と配点(2026 年度募集要項・公式サイトの入試 Q&A): 国語 45 分 100 点、算数 45 分 100 点、理科 25 分 50 点、社会 25 分 50 点(満点 300 点)。算数と国語が理科・社会の 2 倍の配点です。男女とも募集しています(男子約 120 名・女子約 50 名)。
  • 「毎年」「〜年連続」は原本で 3 年以上の反復を確認したものに限りました。年度×大問の題材表は 2023〜2026 の 4 年分(理科・社会は 2024〜2026 の 3 年分)を設問文で精読して起こしています。それ以前の年については、転写データの大問ごとの主要単元を数えたものだけを「転写の分類では」と断って書きます。

5. 一番大きな結論

慶應義塾中等部は「短い時間に大量の小問を、答えだけ書いて処理させる」学校です。そして算数は、同じ位置に同じ単元が並ぶ度合いが非常に高くなっています。

  • 算数は 45 分で大問 6〜7・小問 20 問前後です。小問数のぶれが 22 年で最も小さい部類で、2014 年以降はすべて 20〜21 問。精読した 4 年(2023〜2026)はすべて全問が短答で、記号選択・記述・作図が 1 問もありません。
  • その算数の大問 3 は 4 年連続で「(1) 角度 → (2) 平面図形の面積・面積比 → (3) 円とおうぎ形 → (4) 回転体(直線 AB を軸として 1 回転させた立体)」の並びです。同じ順番で同じ種類の問題が座っています。大問 1(計算 2 問+数の性質・場合の数・規則性)と大問 2(文章題 5 問)も 4 年間同じ役割です。
  • 理科は 25 分で 18〜21 問、精読した 3 年で選択が 68〜89%。記述は毎年 1 問だけで、作図はありません。単元は 22 年でほぼ全分野に散らばり、どの分野が出るかは年ごとに変わります。
  • 社会は 25 分で 25〜32 問、選択が 68〜79%。「(あ)〜(え)に入る正しい組み合わせを選びなさい」の形が多く、時事(前年のニュース)が毎年入ります。記述は年 1〜3 問で、字数指定つきの短いものです。
  • 国語は 45 分で 5 大問(読解 2 題+知識 2 題+漢字の書き取り 1 題)。記述は年 1 問程度で、残りは選択と短答です。最後の大問の漢字は 13〜15 問。

したがって過去問の使い方は、この学校では「同じ大問を、年度を変えて解く」に近くなります——とくに算数。ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。①大問 1〜3 の出題位置ごとに過去 5 年を年度を変えて続けて解いて、出る問題の種類を体で覚える、②理科・社会は 25 分で 20〜30 問という速度に慣れる、の 2 つが軸になります。記述の練習に時間を割く学校ではありません。

科目ごとに整理すると次のようになります。

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 非常に高い。大問 6〜7・小問 20 前後(2014 年以降は 20〜21)・45 分・全問短答 大問 1〜3 の役割が 4 年連続で同じ。大問 4 以降は 2〜3 問の小さな大問が 3 つで、速さ・水量とグラフ・規則性・場合の数・推理から選ばれる 大問 3 の 4 題(角度・面積比・円とおうぎ形・回転体)を過去 5 年分を年度を変えて解く。次に大問 1 の計算 2 問を落とさない速さ
理科 高い。大問 4〜5・小問 18〜21・25 分。選択が主軸で作図なし 分野の偏りが小さく、22 年でほぼ全分野が回る。会話文から入る大問が多い。科学史や身のまわりの話題も 1 問 1 分強で選択肢を切る速さと、分野を絞らない基礎知識の一巡
社会 中程度。大問 4〜6・小問 25〜32・25 分 地理・歴史・公民・時事がまんべんなく。組み合わせを選ぶ形式が主流で、知識の細かさより全分野をひととおり学び終えたかどうかが効く 前年のニュースと、「正しい組み合わせ」を選ぶ形式の演習
国語 高い。5 大問(読解 2+知識 2+漢字 1)・45 分・小問 21〜45 読解は選択が主軸で記述は年 1 問。四字熟語・慣用句・語彙・季語が独立した大問になる 漢字 13〜15 問と語彙・慣用句の知識。読解は選択肢を速く切る練習

4 科目に共通するのは「手を止めずに最後まで到達する速さ」です。理科・社会は 25 分で 20〜30 問=1 問 1 分未満、算数は 45 分で 20 問=1 問 2 分強。書く量は少ないのですが、考える時間も短くなっています。配点は算数・国語が各 100 点、理科・社会が各 50 点なので、時間あたりの重みは算数と国語に寄っています(算数は 45 分 100 点、理科は 25 分 50 点)。


6. この学校らしさが出る場所

  • 算数の大問 3 は「同じ出題位置に同じ種類」です。 (1) 角度 →(2) 面積比 →(3) 円とおうぎ形 →(4) 回転体、という並びが 2023〜2026 の 4 年連続。回転体は「直線 AB を軸として 1 回転させてできる立体の表面積(体積)」という同じ言い回しで問われます(2024 台形、2025 直角三角形と 2 つの長方形、2026 正方形と台形)。転写の分析では、この言い回しに近い文が 2015・2016 にも見つかっています。
  • 算数は「答えの形が先に決まっている」作りです。□ に入る数、ア・イに入る数字、分数の分子と分母。途中式を書く欄が無いぶん、検算のしかたを自分で決めておく必要があります。
  • 理科は会話文から入ります。「次の中学部生 3 人の会話を読んで」(2024 大問 4)、「東京に住む 3 人の、野鳥に関する会話」(2025 大問 3)、「次の会話をしている 2 人は、2 月の中旬、夜 8 時頃に東の空を…」(2026 大問 1)。登場人物が話しながら観察し、読者はその会話の空欄を埋める形が続いています。
  • 理科は科学史と身のまわりから入ります。「フロギストン説」を題材に、金が燃えない理由からその説の弱点を考えさせる(2025 大問 4)、自転車のブレーキとチェーン・歯車で力のつり合いを問う(2026 大問 2)、プラスチックの種類と海洋汚染(2024 大問 2)、ろうそくの炎とドライアイス(2026 大問 4)。教科書の実験より、身近な道具や説の歴史から入る傾向があります。
  • 社会は「前年のニュース」が必ずどこかにいます。2025 は北京・パリのオリンピックと時差、大谷選手のロサンゼルス、大阪・関西万博。2026 は 2025 年 10 月の首相就任から歴代首相へ、東京オリンピック 2020 にあわせた祝日の移動。ニュースそのものを問うのではなく、そこから地理や制度の知識へ橋を架けます。
  • 社会には「福澤君」が登場します(2026 大問 4 の会話文)。米の生産と輸入、検地、貿易交渉と、1 つの会話で地理・歴史・公民をまたぐ大問になっています。
  • 国語は知識の大問が独立しています。四字熟語(2025 大問 3・2026 大問 3)、慣用句とことわざ(2025 大問 4)、語彙の空欄補充 7 問(2026 大問 4)、そして漢字 13〜15 問。読解 2 題と知識 3 題という配分は、記述中心の学校とはまったく違う準備を要求します。
  • 国語の読解は「言わなくてもわかる文化」を扱う説明文が続きます。日本語と沈黙・異文化との比較(2026 大問 2)、日本の年中行事と宗教観(2025 大問 2)、地名や用語の説明(2023 大問 4)。小説は子どもと家族の場面です(2025 の吾一と母、2026 の運動会とハチマキ)。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・漢字語彙)を先に進めてください。学年別の道筋は 11 節にまとめました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 算数・大問 3 の 4 題を出題位置ごとに年度を変えて続けて解く — (1) 角度は「正方形と正三角形の組み合わせ」(2024)、「正方形の 1 辺を延長して 3 本の直線」(2025)、「正方形と 2 つのおうぎ形」(2026)のように正方形+何かの角度が続きます。(2) は平行四辺形・三角形の面積比。(3) は円とおうぎ形。(4) は 4 年連続で回転体(台形を回す 2024、直角三角形と長方形 2025、正方形と台形 2026、二等辺三角形と長方形 2023)で、しかも表面積を聞く年が多くなっています。回転体の表面積・体積は、この学校のためだけにでも練習する価値があります。回転体だけを 5 年分(2022〜2026)解き、表面積と体積の両方を円すい台・円柱の組み合わせで手早く出せるようにします。(確認: 〜2026 年度)
  2. [毎日 10 分] 算数・大問 1 の 5 問を 8 分で — (1)(2) が分数と小数の混じった計算・逆算(□にあてはまる数を求める計算)、(3)〜(5) が数の性質・場合の数・規則性の一行題(数行で終わる短い文章題)です。「6 で割っても 14 で割っても 5 余る整数のうち 620 に最も近い数」(2024)、「2025 の約数をすべて加えると」(2025)、「2 桁の 3 の倍数をすべて加えると」(2026)のように、約数・倍数・等差数列の和が繰り返し出ます。(3)〜(5) 5 年分を年度を変えて続けて解くと、約数の和・倍数の和・余りの条件が毎年出ることが見えます。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週末 60 分] 算数・大問 2 の文章題 5 問 — 食塩水(2023・2024・2026)、速さ(2026 に 3 問)、仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元)・ニュートン算(増えながら減るものの処理・受験用教材の単元)、つるかめ算(2 種類のものの個数を合計から求める・受験用教材の単元)、平均算、割合と比、通過算(列車が橋やトンネルを通る時間・受験用教材の単元)、流水算(川の流れと船の速さ・受験用教材の単元)。1 問 2 分で解ける定番の問題をひととおり解けるようにすることが、そのまま得点になります。5 年分を年度を変えて続けて解きます(食塩水は 4 年で 3 回)。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・大問 4 以降の小さな大問 — 2〜3 問で完結する大問が 3 つあります。水量とグラフ(2023・2024・2025 の 3 年連続)、規則性(2024・2026)、速さ・流水算(2023・2026)、推理・論理(2023・2025)、場合の数(2024)。グラフから水そうの形を読む問題は 3 年連続で出ました。45 分の通し演習で「1 問 2 分で切り上げる」練習も、ここで一緒にします。(確認: 〜2026 年度)
  5. [毎日 10 分] 理科・25 分で 20 問の速度と、捨て分野を作らないこと — 精読した 3 年で選択が 68〜89%。会話文や長い説明を読んで選ぶ形なので、知らない題材でも本文中に手がかりがあります。星座(2024 は 6 問すべて星座、2026 も大問 1 が星座)、植物、こん虫と動物、燃焼、光、てこと滑車と、分野は毎年変わります。4 分野を薄く広く一巡し、捨て分野を作らないのが最大の対策です。星座(季節の星と星座の位置関係)は近年の出題が多いので優先度を上げます。会話文・説明文の空欄補充は、他校の過去問も含めて数をこなします。理科・社会は 25 分で 20〜30 問なので「見直しの時間が無い」前提で、通し演習では 1 周目で確定させる解き方(迷ったら印をつけて先へ、最後に戻る)を固めます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週 1 回] 社会・前年のニュースと「正しい組み合わせを選ぶ」形式 — 2025 は北京・パリのオリンピックと大谷選手のロサンゼルス(時差)、大阪・関西万博。2026 は「2025 年 10 月 21 日、日本で初めて女性が…」から始まる歴代首相の大問と、東京オリンピックにあわせた祝日の移動。前年の出来事を、地理(時差・位置)や歴史(制度・人物)に結びつける形で問われます。2025 大問 2 は「(あ)〜(え)に入る人物名の正しい組み合わせ」「(お)〜(く)に入る人物・書物名」「(け)〜(し)に入る人物名」の 3 問で 1 つの大問で、1 問の中に 4 つの知識が入っているので部分的な知識では選べません。時代ごとに人物・書物・できごとを表で整理しておきます。文化史(建築・絵画・文学・食文化)はこの学校で出題が多いので、独立して一巡します。仕上げは 25 分・30 問の通し演習です。(確認: 〜2026 年度)
  7. [毎日 10 分] 国語・漢字と語彙の知識問題 — 最後の大問が漢字の書き取りで 13〜15 問(2023 年 15 問、2024 年 14 問、2026 年 13 問)。さらに四字熟語(2025・2026)、慣用句・ことわざ(2025)、語彙・季語(2026 の 7 問)が独立した大問として出ます。読解より先に、知識の大問で確実に取る設計にします。漢字の書き取りは毎日で、過去 4 年分(55 問前後)は全問書ける状態に。四字熟語・慣用句・ことわざ・季語は、年 1〜2 題出る前提で一巡します。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・読解は選択肢を切る練習 — 2026 大問 1 は 8 問中 7 問が選択、大問 2 は 6 問中 5 問が選択。記述は年 1 問(2025 問八、2026 問 (8))だけです。本文の該当箇所を見つけて選択肢と照合する速さが要ります。本文の該当箇所に線を引いてから選択肢を読む手順を固定し、45 分の通し演習では知識の大問を先に片づける順番を試します。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(45 分・大問 6〜7・小問 20 前後・全問短答)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1(5 問) 大問 2(5 問) 大問 3(4 問) 大問 4 以降
2023 計算・逆算/33 と 93 を割って 3 余る数/数列の周期/4 色のサイコロ 食塩水/流水算/平均算/つるかめ算/正方形を敷きつめる 角度/3 つの合同な正三角形の面積/正方形と円/回転体(二等辺三角形と長方形) 4 速さ(峠の往復)・5 水量とグラフ(傾いた底面)・6 推理(筆算の虫食い)
2024 計算 2 問/6 でも 14 でも 5 余る数/0〜4 の 3 桁/縮尺 1:25000 食塩水/仕事算/直方体の容器/通過算/歩幅と歩数 角度(正方形の内外の正三角形)/平行四辺形と対角線/おうぎ形と直角三角形/回転体(台形) 4 規則性(分数の列)・5 水量とグラフ(2 つの貯水槽)・6 場合の数(タイル 4 枚)
2025 計算・逆算/3/7 で割っても整数/1〜5 の 3 桁/2025 の約数の和 所持金と分数/速さ/姉妹の所持金の比/ニュートン算/前輪と後輪 角度(正方形と 3 本の直線)/2 つの直角三角形/円と 2 本の直線/回転体(直角三角形と 2 つの長方形) 4 水量とグラフ(三角柱の水そう)・5 推理(5 人の得票)・6 数の性質(3 つの平方数の和)
2026 計算・逆算/0・2・5・7 の 3 桁/3 で 1・4 で 2・5 で 3・6 で 4 余る数/2 桁の 3 の倍数の和 食塩水/集合(2 種類の本)/歯車/池を回る兄弟/往復して同時に帰る姉妹 角度(正方形と 2 つのおうぎ形)/四角形と点 P/平行四辺形と 2 本の直線/回転体(正方形と台形) 4 流水算(ボートのすれ違い)・5 規則性(3 つの電球)・6 規則性(円で囲まれた図形の数)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026 の 22 年)

  • 四則計算・逆算: 大問 1 の (1)(2) として 2005〜2026 のほぼ全年。
  • 数の性質・規則性: 全体の 19% で最多。約数・倍数・余り・数列の和が繰り返し出ます。
  • 平面図形(角度・面積比・円とおうぎ形): 17%。大問 3 に固定的に置かれます。
  • 割合・文章題(食塩水・仕事算・つるかめ・平均・売買): 15%。大問 2 の中身です。
  • 速さ(旅人算・流水算・通過算・速さとグラフ): 14%。大問 2 の小問と大問 4 以降の両方に出ます。
  • 立体図形: 13%。うち回転体は大問 3 (4) に定位置で、立体の体積・表面積・切断は大問 4 以降に散発します。
  • 分野の偏りは小さくなっています(上位 3 分野で 51%)。単元をまんべんなく問う設計です。

問い方

  • 「次の □ に適当な数を入れなさい」が大問 1〜3 の共通の指示です(4 年連続)。
  • 答えが分数のときは「イ/ウ」、小数のときは「ア.イ」と桁の形まで指定されます。
  • 大問 4 以降は 2〜3 問で、(1) が易しめ・(2) が本題という構成が多くなっています。
  • 精読した 4 年で「すべて答えなさい」「説明しなさい」はありません。答えは常に 1 つの数です。

8-2. 理科(25 分・大問 4〜5・小問 18〜21・選択が主軸)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2024 星・星座(季節の大三角・星の名前・オリオンの神話) プラスチック(種類と密度・海洋汚染・PET の性質) 電磁石(コイルの巻き方と磁力) 会話文(さなぎ・絶滅・太陽の高度・虹の方向・ペットボトルと水)
2025 光(ペンライトと凸レンズ・三角形の穴の像) 花のつくりと受粉(2 種類の野菜と虫) 野鳥の会話文(食物連鎖・水鳥のあし・渡り鳥) 燃焼(フロギストン説・金がさびない理由・金属と塩酸・科学史)
2026 星・星座(2 月中旬の東の空・星座の位置関係) 自転車のてこと滑車(ブレーキ・チェーンと歯車) 植物(針葉樹の見分け・落葉・葉が水をはじく) 燃焼(ろうそくの炎・ドライアイス・太陽系の天体の大気)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

  • 星・星座: 2007・2009・2014・2016・2020・2023・2024・2026。近年 4 年で 3 回と、地学では最も多くなっています。
  • 植物のつくり・花のつくり・種子: 2007・2010・2012・2013・2015・2018・2019・2021・2023・2025・2026。ほぼ隔年です。
  • 水溶液の性質・溶解度・中和・金属と水溶液: 2009〜2021 に多数。2021 を最後に大問としては空いています。
  • こん虫・動物の分類: 2008・2011・2013・2015・2018・2022・2025。
  • 熱と状態変化: 2005・2006・2008・2009・2010・2012・2015・2021。2021 以来ありません。
  • 電気(電流・電気回路・電磁石): 2006・2008・2011・2012・2014・2016・2020・2022・2024。
  • 分野の偏りが 22 年でとても小さくなっています(上位 3 分野で 27.5%)。どの分野からでも出ます。

問い方

  • 会話文または長い説明文+空欄(2024 大問 4、2025 大問 2・3、2026 大問 1・3)。
  • 「それぞれ選び番号で答えなさい」の複数箇所同時解答(2024 大問 1 (2) は A・B・C・E・I の 5 か所)。
  • 記述は毎年 1 問、理由や性質を短く書かせます。
  • 計算は「表 1 の 6 種類のプラスチックのうち水にしずむものをすべて選び」(2024)のように、数値を比べて選ぶ形が中心で、長い計算は少なくなっています。

8-3. 社会(25 分・大問 4〜6・小問 25〜32・選択が主軸)

年度×大問の題材表(2024〜2026・原本で確認)

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年度 大問の流れ
2024 対外関係史 → 環境問題・防災 → 貿易と資源・エネルギー → 日本の地形(A 先生と B さんの会話・13 問) → 国際社会・国際協力
2025 世界地図と時差(オリンピック・大谷選手) → 古代〜室町の人物と書物(組み合わせ 3 問) → 三権分立・選挙制度(日米比較) → 近畿地方(古道・堂島米市場・舟運・開港・万博・関西空港の冠水・地震) → 世界遺産(佐渡島・屋久島・八幡製鉄所・富士山の対策) → 紙幣の人物(対外関係・使節団)
2026 地形図 4 枚(裁判所・博物館・発電所、町の成り立ち) → 祝日(月曜日の祝日・5 月の並び・五輪にあわせた移動) → 歴代首相(大正と昭和の区切り・若槻礼次郎・竹下登・女性首脳) → 米(福澤君と先生の会話・主食の変化・自由貿易・輸入先・検地) → 食文化(食事の作法・15 字以内の記述)

頻出単元と周期(転写の分類・2005〜2026)

  • 歴史-近現代 15%、地理-地図・地形・気候 14%、地理-社会・環境・世界 13%、歴史-テーマ史 12%、地理-産業 11%。分野の偏りがほとんどありません(上位 3 分野で 42.5%)。
  • 細かくは文化史・美術史 8%、日本の地形 7%、環境問題・防災 6%、幕末・明治維新 6%、戦後・現代 5%。
  • 文化史・美術史は 2005・2011・2013・2014・2015・2016・2017・2019・2026 と繰り返し出ます。この学校で特徴的に多い分野です。
  • 大問数は 4〜7 で年により動き、小問は 18〜46 と幅が大きくなっています。
  • 時事(前年ニュース)は 2020・2025・2026 に大問の主題として、それ以外の年も小問として毎年入ります。

問い方

  • 「正しい組み合わせを選びなさい」が最も多い形です。1 問で 4〜9 か所を同時に問います(2025 大問 6 問 2 は「(あ)〜(け)に入る語句」)。
  • 「ふさわしくないものを選びなさい」「1 種類だけほかと違うものを選びなさい」の消去する形。
  • 短答は漢字・カタカナの字数指定つきです。
  • 記述は 15 字以内など短く、指定語を使う条件がつきます(2026 大問 4 問 3「必ず『主食』という語を使って」)。

8-4. 国語(45 分・5 大問・小問 21〜45)

年度×大問の題材表(2023〜2026・原本で確認)

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年度 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 読解(空欄補充中心・7 問) 読解(語句の意味と記述・8 問) 新聞記事を題材にした読解(6 問) 地理・地名の用語(9 問) 漢字の書き取り(15 問)
2024 読解(記号選択が主軸・7 問) 読解(対義語・記号選択が主軸・8 問) 読解(文学作品の冒頭・9 問) 記念日・「一部の日」(3 問) 漢字の書き取り(14 問)
2025 小説(吾一と母・12 問) 説明文(年中行事と宗教観・6 問) 四字熟語(1 問・複数箇所) 慣用句とことわざ(1 問・複数箇所) 漢字の書き取り
2026 小説(運動会と青いハチマキ・8 問) 説明文(言わなくてもわかる文化・6 問) 四字熟語(1 問・複数箇所) 語彙の空欄補充(7 問) 漢字の書き取り(13 問)

頻出と周期(転写の分類・2005〜2026 の 21 年)

  • 設問の中身は漢字 40%、記号選択 30%、語彙知識 12%、記述系 7%、抜き出し・空欄補充 5%。知識と選択で 8 割です。
  • 最後の大問が漢字の書き取りなのは 2005〜2026 のほぼ全年(2010 は大問 5・6 の 2 つが漢字)。
  • 四字熟語は 2006・2013・2025・2026、慣用句・ことわざは 2011・2014・2017・2025、語彙・季語は 2009・2019・2026。知識の大問は毎年 1〜2 題入りますが、種類は年で入れ替わります。
  • 記述は 2005・2006・2009・2013・2014・2016・2023 に主要単元として現れ、近年は年 1 問程度です。
  • 大問数は 4〜6 で、2010 年以降は 5 大問が基本です。

問い方

  • 「もっともふさわしいものを次の 1〜5 から選び番号で答えなさい」が読解の基本形です。同じ言い回しが何年も使われています(転写の分析では 2012〜2025 の広い範囲で同族の文が見つかっています)。
  • 空欄補充(A〜F にあてはまる言葉)が 1 問で複数箇所。
  • 「本文の内容に合っていれば 1 を、合っていなければ 2 を」(2026 大問 2 問 6)の正誤判定。
  • 記述は年 1 問で、内容説明です。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

転写の大問ごとの主要単元(2005〜2026)で数えたものです。精読していない年の細部は保証しません。最終確認年度は、その単元を最後に確認できた年度を指します。

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科目 単元 大問で出た年(転写の分類) 最終確認年度 状況
算数 時計算(長針と短針の作る角・受験用教材の単元) 2012・2013 2013 年度 13 年なし。大問 4 以降の小さな大問の題材としては候補
算数 影(電球と物体) 2013 2013 年度 13 年なし
算数 立体図形(体積・表面積) 2005・2007・2011・2014・2017・2020 2020 年度 3 年周期で来ていたが 2020 以来 6 年なし。回転体(大問 3 (4))とは別枠
算数 立体の切断 2011・2012・2022 2022 年度 2022 以来 4 年
算数 図形の移動 2012・2015 2015 年度 11 年なし
算数 売買損益 2006・2007・2020 2020 年度 2020 以来 6 年。大問 2 の文章題の候補
算数 通過算・縮尺 通過 2020(2024 に小問)・縮尺 2015(2024 に小問) 2024 年度(小問として) 大問としては空いているが、大問 2 の小問として戻っている
理科 地層・岩石 2006 2006 年度 20 年なし。地学は星座・月・太陽に偏っている
理科 気象 2005・2008・2011・2015・2019 2019 年度 4 年周期で来ていたが 2019 以来 7 年なし。戻る候補の筆頭
理科 浮力・密度 2005・2007・2018(2024 に小問) 2024 年度(小問として) 大問としては 8 年なし
理科 人体 2005・2008・2016・2017・2021 2021 年度 2021 以来 5 年
理科 水溶液の性質・溶解度 2009〜2021 に頻出(2021 が最後) 2021 年度 22 年で最も多い分野の一つが 5 年空いている
理科 熱と状態変化 2005・2006・2008・2009・2010・2012・2015・2021 2021 年度 2021 以来なし
理科 月 2006・2012・2017・2018・2021・2022 2022 年度 2022 以来 4 年。星座は毎年のように出るが月は空きつつある
理科 電気回路・電流 2006・2008・2011・2012・2014・2020・2022 2022 年度 2022 以来 4 年
理科 中和・動物の誕生 ともに 2014 2014 年度 12 年なし
社会 日本国憲法 2006・2008・2011・2016・2020 2020 年度 4〜5 年周期で 2020 以来 6 年なし。2025 に三権分立・選挙制度で公民は戻っている
社会 情報・メディア 2018 2018 年度 8 年なし
社会 地形図の読図 2005・2007・2009・2021・2026 2026 年度 2026 に戻ったばかり
社会 世界地理 2010・2011・2017・2019・2025 2025 年度 2025 に戻ったばかり
国語 詩 2007 2007 年度 19 年なし
国語 敬語 2014 2014 年度 12 年なし。知識の大問の候補
国語 作文・意見 2009・2013 2013 年度 13 年なし
国語 漢字の読み 2005・2018 2018 年度 8 年なし。書き取りは毎年だが読みは長く出ていない
  • 理科は近年 3 年が星座・生物・燃焼・光・力に寄っているぶん、化学(水溶液)と気象が戻る余地が大きくなっています。
  • 国語の知識の大問は種類が入れ替わるので、四字熟語・慣用句・敬語・季語・熟語の構成をひととおり用意しておきます。

10. 形式面の注意

算数

  • 45 分・大問 6〜7・小問 20 前後で、1 問 2 分強です。精読した 4 年(2023〜2026)は全問が短答で、記号選択・記述・作図が 1 問もありません。大問 1 の計算 2 問は 3 分以内で片づけたいところです。
  • 解答は「次の □ に適当な数を入れなさい」の穴埋めで、分数は「イ/ウ」のように桁や形が指定されます(2025 大問 4 (1)「毎分 イ/ウ cm³」、2026 大問 4 (1)「時速 ア.イ km」)。答えの形が決まっているぶん、約分や単位を間違えると当てはまりません。
  • 円周率は 3.14 の指定が大問 3 の冒頭に明記されます(2023・2025・2026 で確認)。
  • 図は与えられます(図のある小問 40%)が、書き込みは自由です。

理科

  • 25 分・大問 4〜5・小問 18〜21 で、1 問 1 分強です。選択が 68〜89%(精読した 3 年)。選択肢を全部読む時間はないので、本文の空欄の前後から素早く絞ります。
  • 記述は毎年 1 問だけで、「〜の理由として考えられることを答えなさい」(2024 大問 2 (4))のように短いものです。作図は精読した 3 年でありません。
  • 「それぞれ選び番号で答えなさい」の複数解答(2024 大問 1 (2)(4)(5))が多く、1 問の中で 3〜7 か所を埋めることがあります。選択肢は本文と表に根拠があるので、知識だけで即答しようとしないことです。
  • 「ひらがな 3 文字で」(2026 大問 1 (3))、「カタカナで」(2025 大問 2 (3))のような文字種指定がつきます。

社会

  • 25 分・大問 4〜6・小問 25〜32 で、1 問 1 分未満です。選択が 68〜79% で、「(あ)〜(え)に入る正しい組み合わせを選びなさい」「A〜D の正しい組み合わせを選びなさい」が主流。組み合わせ問題は 1 問に時間がかかるので、知識で即断できるものから埋めます。
  • 短答は「漢字で答えなさい」「漢字 2 字で」「カタカナ 6 文字で」の文字種・字数指定つきです(2025 大問 3-2、2026 大問 4 問 2・大問 5 問 3)。記述は年 1〜3 問で「15 字以内」(2026 大問 5 問 4)、「必ず『主食』という語を使って」(2026 大問 4 問 3)のような条件つきの短いものです。
  • 地形図・グラフ・表・写真が毎年入ります(図のある小問 19%)。2024 には作図が 1 問ありました。

国語

  • 45 分・5 大問・小問 21〜45。年による差が大きいので、過去問は必ず時間を計って解きます。
  • 記述は年 1 問です。読解の設問は「その説明としてもっともふさわしいものを次の 1〜5 から選び番号で答えなさい」という同じ言い回しが何年も使われています。
  • 知識の大問(四字熟語・慣用句・語彙・季語)は 1 問の中に 4〜8 か所の空欄が入る形です。最後の大問は漢字の書き取りで 13〜15 問(2023 年 15 問、2024 年 14 問、2026 年 13 問。2025 は転写がまとめられており正確な数は不明)。漢字は書き取りのみで、読みは 2018 年以降出ていません。
  • 記述の欄は小さく、長い記述の練習は要りません。

11. 学年別ロードマップ

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段 何をするか この学校での重み
小 4(土台) 計算の正確さ(分数・小数の四則と逆算)、図形(角度と面積の基本、円とおうぎ形)、読解、漢字語彙の 4 本です。この学校で最終的に効く入口は「計算を速く正確に」「図形の角度を求める手数」「漢字と慣用句を書ける」 計算と漢字の比重が大きい学校なので、小 4 からの積み上げがそのまま効きます。時間計測はまだしません
小 5(幅) 週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にします。平日 15 分は算数で、8-1 の題材表を「小 5 で一巡する単元リスト」として次の順に回します。数の性質 → 場合の数 → 規則性 → 食塩水 → 速さ → 仕事算(何人・何台で分担したときの日数を求める・受験用教材の単元) → 平均算 → 角度 → 面積比 → 円とおうぎ形 → 回転体 → 水量とグラフ。週末 60 分は理科・社会・国語に充てます。理科は分野を絞らず 4 分野を一巡(星座・植物・こん虫・燃焼・光・てこ・電気)。社会は地理・歴史・公民を通しで一巡し、ニュースを家庭で話題にします。国語は四字熟語・慣用句・季語を毎週少しずつ 同じ出題位置に同じ種類の問題が来る学校なので、単元の穴がそのまま失点になります。全分野をひととおり学び終えることの優先度が高くなっています
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目です。夏以降は過去問を「同じ大問を、年度を変えて」解きます(大問 3 の (4) 回転体だけを 5 年分、大問 1 の計算だけを 5 年分)。並行して 45 分・25 分の通し演習で時間配分を固めます ここは反復が効きます。年度通しの演習と、出題位置ごとの縦解きを半々で

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 計算と知識の量、そして速さです。記述がほとんど無いぶん、「書けば部分点」で拾える場面が無く、合っているか外れているかだけになります。小 5 までに単元の穴を消し、小 6 で「1 問 1〜2 分で確定させる」練習に入れると、この学校の形式にそのまま噛み合います。逆に、記述の練習に多くの時間を割いても、この学校の一次試験では直接には効きにくくなります。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。難易度・偏差値帯・入試日程の重なり・通学圏は見ていません。

  • 創価中学校(東京都・共学)— 最も高い組み合わせです。理科が最も近く、国語は資料がそろわず比較できていません。
  • 星野学園中学校(埼玉県・共学)— 算数・国語が近く、理科・社会は比較できていません。
  • 明治学院中学校(東京都・共学)— 4 科目とも近く、全体で最もバランスがよい組み合わせです。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

  • 8 校とも近さ 79 以上と全体的に高くなっています。短時間・多問・答えのみという慶應義塾中等部の形式は、標準的な問題を数多く解かせる学校と構造が近くなるためです。ただし大問 3 の出題位置(角度・面積比・円とおうぎ形・回転体)はこの学校固有なので、そこだけは本校の過去問で積むしかありません。
  • 数字は科目ごとの出題構造の近さ(0〜100・100 が最も近い)で、自動集計です。同じ問題が出るという意味ではありません。

13. 資料の限界

  • 転写は過去問データベースに基づきます。一次試験の 4 科だけが対象で、二次試験(体育実技・面接)については何も分かりません。
  • 配点は公式サイトの入試 Q&A に記載があります(国語 100・算数 100・理科 50・社会 50)。ただし設問ごとの配点は公表されていないため、大問ごとの重みは分かりません。
  • 図そのものは転写できません。算数の回転体・角度、理科の装置図、社会の地形図は、設問文と図の説明文からの推定を含みます。
  • 算数と理科は転写の読み取り確度が低めの年が多くなっています(算数 13 年・理科 10 年)。小問数や単元の分類がぶれている可能性があります。2023〜2026(理科・社会は 2024〜2026)は設問文を精読して確認しましたが、それ以前の年について書いたことは「転写の分類では」の範囲を出ません。
  • 国語は 2008 年度が欠落しています。出典(作品名・著者名)は転写に残っていないため、本文中では扱いを避けました。
  • 難易度・偏差値・合格可能性・入試結果には触れていません。これらは別のページの領分です。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

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