関東中学受験データasmon.ai/kanto — 265校・出所つき保存した学校

渋谷教育学園幕張中学校の過去問分析

共学私立千葉県千葉市美浜区

重要結論

  1. 4 科目とも、大問の数と並び — 同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味での出題位置(大問の番号と順番) — は安定していますが、問題そのものは毎年新しく作られます。
  2. 例外は社会で、「下線部について次の文 X・Y の正誤の組合せを選ぶ」という同じ問い方が毎年 10 問前後(2023 年 8 問・2024 年 9 問・2025 年 11 問・2026 年 11 問)並びます。
  3. 算数は 4 年とも大問 5 題で最後が立体、社会は 4 年とも 3 大問(公民 → 歴史 → 地理)です。

今週やること

  1. 2026 年の社会の X・Y 正誤問題 11 問を解き、誤りが年代・人名・数値・因果のどこに入っているかを言葉にします。
  2. 社会の X・Y 正誤問題 39 問(2023〜2026)を並べ、誤りの入れ方を分類します。
  3. 算数の大問 5(立体の切断・展開図)だけを 4 年分、続けて解きます。

分析年度: 2023〜2026 年度
入試回: 一次相当
資料の範囲: 4 年分を精読
原本確認範囲(精読した年): 算数 4 年・理科 4 年・社会 4 年・国語 4 年
制約: 転写データは 1 年につき 1 冊だけで、一次・二次のどちらの冊子かは確認できていません。ここに書いたことは一次相当として読んでください(→ 13 節)。

詳しい根拠を見る
  1. 大問数の変化点
  2. 1. この学校の基本情報
  3. 2. このページでわかること
  4. 3. まず結論だけ(10 行)
  5. 4. 資料の状況
  6. 5. 一番大きな結論
  7. 6. この学校らしさが出る場所
  8. 7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)
  9. 8. 科目別の詳細
  10. 9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)
  11. 10. 形式面の注意
  12. 11. 学年別ロードマップ
  13. 12. この学校と出題構造が近い学校
  14. 13. 資料の限界

大問数の変化点

  • 国語: 2 題(2011 年度から、大問数を数えられた資料 16 冊すべて。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2010 → 2011 の間に 1 題 → 2 題。変化の履歴: 2 回: 2010・2011(間隔 1)
  • 理科: 4 題(2019 年度から、大問数を数えられた資料 3 冊すべて・数えられなかった年が 5 年。最新の資料は 2026 年度)。前回の変化: 2017 → 2019 の間に 3 題 → 4 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 2 回: 2007・2019(間隔 12)。前回の変化のときの分野の並び: 生物|物理|地学 → 物理|生物|化学|地学
  • 社会: 3 題(2007 年度から、大問数を数えられた資料 15 冊すべて・数えられなかった年 2010・2014・2018・2019。最新の資料は 2025 年度(2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2026 年度 3 題))。前回の変化: 2005 → 2007 の間に 4 題 → 3 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 1 回: 2007。前回の変化のときの分野の並び: 地理-地図・地形・気候|地理-産業|公民-経済・社会|歴史-古代〜中世 → 地理-産業|地理-社会・環境・世界|歴史-古代〜中世
  • 算数: 5 題(2014 年度から、大問数を数えられた資料 3 冊すべて・数えられなかった年が 5 年。最新の資料は 2021 年度(2022 年度・2023 年度・2024 年度・2025 年度・2026 年度は読み取りの確度が低く数えていない。読み取りでは 2022 年度 5 題・2023 年度 5 題・2024 年度 5 題・2025 年度 5 題・2026 年度 5 題))。前回の変化: 2011 → 2014 の間に 6 題 → 5 題(間の年は大問数を数えられていない)。変化の履歴: 1 回: 2014。前回の変化のときの分野の並び: 割合・文章題|数の性質・規則性|速さ|数の性質・規則性|平面図形|立体図形 → 割合・文章題|速さ|場合の数・論理|平面図形|立体図形

変化の間隔は過去の事実で、次の変化の時期を示すものではありません。全校の一覧は 出題の型の変化点。

更新 2026-08-20。


1. この学校の基本情報

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項目 内容
所在地 千葉県千葉市美浜区
男女 共学
旧称 渋谷教育学園幕張高等学校附属中学校(1986〜2003 年)
入試回と日程・科目 一次 1 月 22 日/二次 2 月 2 日。いずれも 4 科(国語・算数・社会・理科)(2026 年度募集要項)
試験時間・配点 国語 50 分 100 点・算数 50 分 100 点・社会 45 分 75 点・理科 45 分 75 点
別の学校との区別 渋谷教育学園渋谷中学校(東京都)とは別の学校です。このページは千葉市美浜区にある幕張の学校の話です

いまの小 6 は 2027 年 1 月〜2 月、小 5 は 2028 年、小 4 は 2029 年の入試を受けます(上の日程・科目・配点は 2026 年度募集要項のものです)。


2. このページでわかること

このページは、どんな問題が出るか・家で何をやるかだけを扱います。難易度・偏差値・合格可能性・入試結果は扱いません(偏差値 / 募集要項・入試結果)。

過去問そのものの回し方は 過去問の使い方、受験用語は 用語集 にまとめてあります。

以下、大問(問題の大きなかたまり)・小問(その中の一問)・短答(語句や数値を短く答える形式)という言い方をします。


3. まず結論だけ(10 行)

「3. まず結論だけ(10 行)」を開く(上の要約と同じ内容です)

結論

  1. 4 科目とも、大問の数と並び — 同じ種類の問題が同じ場所に出るという意味での出題位置(大問の番号と順番) — は安定していますが、問題そのものは毎年新しく作られます。
  2. 例外は社会で、「下線部について次の文 X・Y の正誤の組合せを選ぶ」という同じ問い方が毎年 10 問前後(2023 年 8 問・2024 年 9 問・2025 年 11 問・2026 年 11 問)並びます。
  3. 算数は 4 年とも大問 5 題で最後が立体、社会は 4 年とも 3 大問(公民 → 歴史 → 地理)です。

家でやること 3 つ

  1. 社会の X・Y 正誤問題 39 問(2023〜2026)を並べ、誤りの入れ方を分類します。
  2. 算数の大問 5(立体の切断・展開図)だけを 4 年分、続けて解きます。
  3. 理科の長い実験文を、読み切ってから解き始める練習を時間を計ってやります。

今週やる 1 つ

  1. 2026 年の社会の X・Y 正誤問題 11 問を解き、誤りが年代・人名・数値・因果のどこに入っているかを言葉にします。

注意

  1. 転写データは 1 年につき 1 冊だけで、一次・二次のどちらの冊子かは確認できていません。ここに書いたことは一次相当として読んでください(→ 13 節)。

4. 資料の状況

どの年をどこまで見たかを 3 つに分けて書きます。精読した年(設問文まで読んだ年)/構成だけ数えた年(大問の並びと小問の数だけを数えた年)/資料のある年(転写が存在する年)。転写=過去問の紙面を文字データに起こしたもの、です。

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科目 精読した年 構成だけ数えた年 資料のある年 判読の確度
算数 4 年(2023・2024・2025・2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 図の多い科目で、図は文字の説明に置き換えて読みました。大問構成・題材の読み取りに支障はありませんが、図形の細部は説明文からの推定を含みます
理科 4 年(2023・2024・2025・2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 2024・2026 は設問文まで確度が高く、2023・2025 は導入文の一部に転写の揺れがあります
社会 4 年(2023・2024・2025・2026) 18 年(2005〜2022) 22 年(2005〜2026) 2023〜2025 は設問文・選択肢まで読めます。2026 は大問の導入文(下線部の元の文章)が転写に無く、設問文だけで読みました
国語 4 年(2023・2024・2025・2026) 16 年(2005・2008〜2022) 20 年(2005・2008〜2026。2006・2007 が欠けています) 4 年とも本文・設問文まで読めます
  • 収録冊子の校名は全校・全冊で照合済みです(別校の冊子が混じっていた場合はこの節に明記しています)。
  • 転写データは 1 年につき 1 冊のみで、冊子から一次・二次のどちらかは確認できていません。本稿では一次相当として扱います。二次の問題は含まれていません。
  • 試験時間・配点は 2026 年度の募集要項の記載で、1 節にまとめました。
  • 「毎年」「4 年とも」と書いた箇所は 2023〜2026 の 4 年分の設問文を読んで確認したものです。それより古い年については、大問数・小問数・形式の比率だけを 22 年分(国語は 20 年分)の転写データの集計値として使い、個別の題材は書いていません。
  • 判読の限界: 図・写真・グラフは文字情報に置き換えているため、図形問題や地図・グラフを読む設問の細部は、設問文と図の説明文からの推定を含みます。

5. 一番大きな結論

渋谷教育学園幕張の入試は、科目ごとの大問の数と並びは安定していますが、問題そのものは毎年新しく作られます。例外は社会で、「同じ問い方」が毎年 10 問前後並びます。

  • 算数は 4 年とも大問 5 題(小問 12〜18)。計算問題の大問が無く、大問 1 から「設定を読んで整理する」数の性質・場合の数で始まり、水そうやカメラのグラフを読む大問と平面図形を経て、大問 5 は 4 年とも立体(切断・展開図)で終わります。この並びは安定していますが、同じ問題の再登場は見つかりませんでした。22 年分の集計でも大問数はほぼ 5 で動きません。
  • 理科は大問 3〜4 題・小問 23〜37。分野の並びも単元も年ごとに入れ替わり、長い導入文(日食の木もれ日・かまどの灰・落花生・ラムネ・人工衛星)を読んで表やグラフから計算する作りが 4 年に共通します。記述は年 2〜4 問、作図が年 0〜3 問です。
  • 社会は 4 年とも 3 大問・33〜35 問で、大問 1 が公民(身近な出来事から国会・省庁・憲法へ)、大問 2 が歴史、大問 3 が地理という並びが崩れていません。「下線部○に関する次の文 X・Y について、その正誤の組合せとして正しいものを、下記より 1 つ選び番号で答えなさい」という設問が 2023 年 8 問・2024 年 9 問・2025 年 11 問・2026 年 11 問と毎年並び、残りの 3 割弱が資料を根拠に書く記述(年 8〜11 問)です。
  • 国語は 4 年とも大問 2 題(論説・随筆 → 小説)で、各大問の問一が漢字。記号選択が 5〜7 割、記述が年 3〜5 問で字数指定なし。作家や作品の背景知識を問う選択肢が毎年 1〜2 問混ざります。

ここで言っているのは「同じ問題が出る」ではなく「同じ種類の問題が同じ場所に出る」ということです。したがって、この学校の過去問の使い方は科目で分かれます。算数・理科は「単元ごとの解き方を身につけ、長い設定文を読み切る練習」、国語は「2 大問の時間配分と記述の書き方」、社会だけが「同じ問い方を体に入れる」使い方になります。「出る問題を覚える」使い方が効くのは、社会の X・Y 正誤問題の誤りの入れ方(年代・人名・数値・因果のどこをずらすか)に限られます。

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科目 形式の固定度 中身の性格 過去問で取り組む練習
算数 高い。大問 5・小問 12〜18・50 分・答えのみ(4 年とも)。22 年集計でも大問数はほぼ 5、図のつく小問が 7 割 毎年新作。数の性質・場合の数の「設定読解」+グラフ+平面図形+立体の切断。同じ問題の再出は無し 立体の切断・展開図(大問 5 に 4 年連続)と、カード・箱・マス目のルールを読んで数える力(大問 1・2)
理科 中くらい。大問 3〜4・小問 23〜37・45 分。選択 3〜6 割・短答 3〜5 割・記述 5〜17% 毎年新作。日常の場面から実験へ入る長い導入文。分野の偏りは小さい 長い実験文を読み切って表・グラフから計算する練習と、理由を 1〜2 文で書く記述(年 2〜4 問)
社会 非常に高い。3 大問(公民→歴史→地理)・33〜35 問・45 分(4 年とも) 題材は毎年新しいが、X・Y 正誤問題が年 8〜11 問、資料つき記述が年 8〜11 問と、問い方が固定 X・Y 正誤問題の誤りの見抜き方と、字数・行数指定つきの記述(10 字程度〜80 字以内)
国語 高い。2 大問・小問 15〜22・50 分(4 年とも) 論説・随筆 1 本+小説 1 本。記号選択 5〜7 割・記述 3〜5 問(字数指定なし) 選択肢の吟味(本文の説明として「適当でないもの」「二つ選ぶ」も毎年)と、心情・理由の記述を字数指定なしで書き切ること

科目ごとに競技が違います。算数・理科は「初見の設定を読んで処理する」試験、社会は「決まった問い方に知識と資料で答える」試験、国語は「選択肢を精読し、記述で説明する」試験です。


6. この学校らしさが出る場所

過去問でしか掴めない題材の色を挙げます。

  • 社会は自校と地元が入口になります。 2025 大問 1 は渋谷教育学園の創立 100 周年から始まり、渋谷校の校舎(問 4)や本拠地球場の命名権(問 3)へ進みます。2023 大問 1 は鉄道開業 150 年で、京葉線の幕張豊砂駅の新聞記事(問 11)と幕張周辺の埋め立て前の海岸線を作図させます(大問 3 問 10)。2025 大問 3 は彦根城のひこにゃんから県のキャラクターへ広げ、最後はチーバくんの鼻先(県境と河川)を問います。理科でも 2023 大問 2 は千葉県を代表する落花生が題材で、2026 大問 4 の月食は「渋幕の空」で観察する設定です。
  • 社会には「あなたが○○だったら」と立場を与える記述があります。2025 大問 2 問 11「あなたが仮に日露戦争当時のロシアの外交代表として、ロシア国民から説明を求められたとしたら」(30 字以内)、2025 大問 1 問 9「保護者の立場からどのような不便が考えられますか」。歴史の大問は 2025 が「不思議な意見に出あう 5 場面」、2026 が「人名でたどる」と、1 本の切り口で通史を貫くように見えます。
  • 社会は実物の資料から読ませます。系図と大名配置図から大名の名前の特徴を 40〜60 字(2026 大問 2 問 11)、百人一首の人物表記の表(2024 大問 2 問 10)、稲荷山古墳の鉄剣の人名表記(2026 大問 2 問 5)、1880 年と 1888 年の府県別人口表(2026 大問 3 問 1)、四万十川の沈下橋の写真(2024 大問 3 問 5)。
  • 理科は生活の場面から実験へ入ります。100 円ショップの過炭酸ソーダ(2025 大問 4)、菓子のラムネ(2026 大問 2)、かまどの灰と草木染め(2024 大問 2)、公園の木もれ日で見る日食(2024 大問 1)、腕を伸ばして五円玉の穴から月を見る(2026 大問 4 問 4)、ブランコで立つ場合と座る場合の周期(2025 大問 3 問 5)。「実験の観察記録は他人が読んでも分かるように」(2024 大問 2 問 7)、「値のずれを減らす工夫」(2025 大問 3 問 2)と、実験の作法そのものを問う小問が 4 年のうち 3 年にあります。
  • 算数には自校ネタと年号が入ります。2023 大問 1 のカードは「し・ぶ・ま・く」の 4 文字、2023 大問 2 は (1, 2023) を仕込みます。2025 大問 3 のカメラは「真一先生・太郎さん・花子さん」の 3 人で星空を撮影する設定です。設定文が長く、算数でも「ルールを読む」ことから始まります。
  • 国語は文学史と作家の周辺を問います。志賀直哉「或る朝」の全文(2024)、津島佑子(2023)、安岡章太郎(2025)、北村薫(2026)と、近代〜現代の純文学寄りの小説が続き、作者の父(2023 大問 2 問八)や「純文学」というジャンル(2025 大問 2 問十)まで問います。論説側は「アジャイル」(2024)、「人生はゲームである」というメタファー(2026)、『水中の哲学者たち』(2025)と、現代の言葉づかいを扱う文章が多いように見えます。

7. 今からやるなら(4 科目統合の優先順)

想定している学年: 受験学年(小 6)の、過去問演習に入っている段階を前提に優先順を付けています。小 5 以前なら、この節は「最終的にここへ向かう」地図として読み、日々の学習は基礎(計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙)を先に進めてください。過去問を使った算数の単元別の練習・社会の X・Y 正誤問題の反復は、小 6 の夏以降が目安です。学年別の順序は 11 節に書きました。

各項目の根拠(年度と実例)は 8 節(科目別の詳細)を参照してください。先頭の [ ] は家での回し方の目安、末尾の(確認: 〜◯年度)は、その内容を原本で確認できている最後の年度です。

  1. [週末 60 分] 社会・X・Y 正誤問題 39 問を並べて「誤りの入れ方」を分類する — 2023 年 8 問・2024 年 9 問・2025 年 11 問・2026 年 11 問。X と Y のどちらがどう誤っているかを分類したノートを作ります。国会・省庁の権限(2024 大問 1 に 6 問集中)、鎌倉〜江戸の制度、統計の読み(2026 大問 3 の表)が主戦場です。2025 は X・Y・Z の 3 文版(大問 1 問 5・大問 2 問 12)、2026 は「次の文 A〜D について、正しいものの組合せ」(大問 2 問 2・問 8)も混ざります。国会・省庁・裁判所の権限は表にして覚えます。(確認: 〜2026 年度)
  2. [週 1 回] 社会・資料つき記述を字数・行数の指定つきで書く — 「10 字程度」(2025 大問 2 問 7)、「15 字程度」(2025 大問 2 問 2)、「20 字」(2025 大問 2 問 5)、「30 字以内」(2025 大問 2 問 11・2026 大問 2 問 5)、「40 字以内」(2023 大問 2 問 8・2026 大問 2 問 10)、「40〜60 字」(2026 大問 2 問 11)、「80 字以内」(2024 大問 2 問 11)、「1 行」「2 行以内」「わく内」(2023〜2025 の公民・地理)。資料(系図・大名配置図・表・雨温図・写真)から根拠を 1 つ取り出して字数に収める練習です。字数別に、10〜20 字は結論だけ、30〜40 字は結論+根拠 1 つ、40〜60 字・80 字は根拠 2 つと具体例つき、と書き分けます。「図○にもとづいて」と指定された資料から言葉を拾います。(確認: 〜2026 年度)
  3. [週 1 回] 社会・大問 1 の入口と、大問 2・大問 3 の下地 — 大問 1 の入口は 2023 鉄道開業 150 年、2024 刑事裁判の傍聴と首相官邸の見学、2025 渋谷教育学園の創立 100 周年、2026 休暇と暦(有給休暇・シルバーウィーク)。そこから省庁名(2023 問 1・2024 問 2・2025 問 1)、政令指定都市と特別区(2023 問 2・2025 問 2)、法律の公布・施行・改正(2025 問 10・2026 問 3)、憲法の規定(2023 問 5・2024 問 10・2025 問 7・2026 問 7)へつながります。直近 1 年の身近な出来事(学校行事・鉄道・休日・裁判)を「どの省庁・どの法律・憲法何条の話か」に翻訳する練習を。大問 2 は人名・制度・風習など 1 本の軸で古代〜近代を並べ直す年表を自作し、江戸の政策(生類憐みの令・享保の改革・鎖国と出島)は記述で書けるところまで。大問 3 は統計表と雨温図、都道府県の形と位置(2025 大問 3 問 10 の県の形)・政令指定都市・地方中枢都市を白地図で。(確認: 〜2026 年度)
  4. [週末 60 分] 算数・立体の切断と展開図 — 大問 5 に 4 年連続(2023 正方形 1 つ+正三角形 4 つの展開図から作る立体をつなぐ、2024 立方体の展開図に折り目を足す・合同な台形と正三角形の展開図から 2 種の立体、2025 正四角すいを 3 点 L・M・N の平面で切る、2026 のり面つき積み木 K を 4 個・8 個組んで 3 点 A・C・F の平面で切る)。「切り口の形→体積比→2 度目の切断」の手順で解きます。正四角すいと立方体の切断は、中点を通る平面から始めます。「角すいの体積は底面積×高さ÷3」の断り書きは 2024 大問 5 で確認しました。(確認: 〜2026 年度)
  5. [週末 60 分] 算数・大問 1〜4(設定を読んで数える/グラフ/平面図形) — 大問 1・2 は「設定を読んで数える」数の性質・場合の数が 4 年連続(2023 4 枚のカードをさいころで裏返す、2024 1〜9 のカードを袋 A・B に分けて積が 10 の倍数、2025 3・4・5・6・8・9 から選ぶ A・B で 4 けたの数、2026 箱 2〜100 とカード 1〜100 の約数ルール/6 マスに 1〜4 を書いて和と積をそろえる)。小さい場合で実験して表に整理する手順が共通なので、表を書いて数える練習として 4 年分(2023 大問 1・2024 大問 1・2025 大問 2・2026 大問 1・2026 大問 2)を回します。大問 3 は水そう・グラフの読み取りで、3 年連続(2024 円柱のおもり A・B を入れた容器、2025 3 台のカメラの充電残量が減る速さと「最も残量が少ないカメラ」のグラフ、2026 しきり X・Y で 3 つに分けた水そう)。2023 は大問 3 が「くり抜いた直方体の容器と水面の面積のグラフ」で、4 年とも大問 3 にグラフがあります。折れ線の折れ目が「何が起きた瞬間か」を言葉にし、水そうなら「しきりを越えた瞬間」「おもりの上面に届いた瞬間」に対応させます。平面図形は直角二等辺三角形の敷きつめ・分割(2023 大問 4・2025 大問 1・2025 大問 4)と円の中の星形(2024 大問 4)に絞れます。(確認: 〜2026 年度)
  6. [週末 60 分] 理科・長い実験文を読んで表・グラフから計算する — 2024 大問 1(木もれ日と日食のピンホール実験・13 小問)、2025 大問 3(ふりこの周期の表・10 往復の測り方の誤り探し)、2026 大問 1(ピストンで押した空気の体積と力の関係式)、2026 大問 2(クエン酸と重曹の反応量と二酸化炭素の重さ・グラフの作図)。読み切る前に解き始めない習慣を、導入文の長い 4 年分(2024 大問 1・2024 大問 3・2025 大問 3・2026 大問 1・2026 大問 2)で、時間を計ってつけます。化学の量的関係(2025 大問 4・2026 大問 2)は「表→比例→過不足→グラフの折れ目」の順で、作図は点と線の描き方まで。天体(2024 太陽・2025 人工衛星・2026 月食)と地震(2023)は計算まで含めて回します。(確認: 〜2026 年度)
  7. [週 1 回] 理科・理由を 1〜2 文で書く記述と作図 — 記述は 2023 年 3 問・2024 年 2 問・2025 年 4 問・2026 年 2 問。「対照実験でなぜその処理をしたか」(2025 大問 2 問 3)、「実験をどう改良するか」(2023 大問 2 II(4))、「灰汁で洗うとどうなるか、科学的な理由と合わせて」(2024 大問 2 問 4)、「葉が大きくなる不利な点を 30 字程度・指定語 2 つ」(2026 大問 3 問 4)。対照実験と仮説検証の記述(2023 大問 2・2024 大問 4・2025 大問 2・2026 大問 3)は「変えた条件・そろえた条件・比べる結果」の 3 要素で書きます。作図はグラフ(2023 大問 1・2026 大問 2)、震央の位置(2023)、植物の実り方(2023)。(確認: 〜2026 年度)
  8. [週 1 回] 国語・選択肢の精読と、字数指定なしの記述 — 記号選択は 2023 年 53%・2024 年 53%・2025 年 68%・2026 年 74%。「最も適当なもの」に加えて「適当でないものを一つ/二つ」(2023 大問 2 問二・2024 大問 2 問七・2026 大問 1 問二・大問 2 問九)、「本文の内容と合致するものを二つ」(2026 大問 1 問八)が毎年あります。長い選択肢を「主語・理由・結論」に分けて本文と照合し、設問文に印をつける習慣を。記述は年 3〜5 問で、小説の心情説明(2024 大問 2 問五、2025 大問 2 問四、2026 大問 2 問八)、理由説明(2025 大問 2 問七・問八)、論説の内容説明(2024 大問 1 問五「B の範囲から説明しなさい」、2026 大問 1 問五「何を際立たせ、何を隠すのか」)。解答欄の大きさが分量の指示になるので、心情は「きっかけ+気持ちの核」、理由は「本文の根拠+〜から。」、内容説明は「傍線部の言い換え+補足」で、解答欄に合わせて 60〜100 字で書く練習を。作家と作品の背景知識は 4 年とも 1〜2 問(2023 大問 1 問七 マーク・トウェインとシクロフスキーと同じ国の作家、2023 大問 2 問八 津島佑子の父、2024 大問 2 問八 江戸〜現代の文学史の空欄、2025 大問 1 問二 又吉直樹の受賞会見、2025 大問 2 問十 安岡章太郎と純文学、2026 大問 2 問二 良寛が敬愛した俳人)で、文学史の年表と代表作(志賀直哉・太宰治・安岡章太郎など)を薄く一巡しておきます。語句の意味(「気おくれ」「破顔」「むつり」)と同音異義語・慣用句は読解の中で問われる形で、論説は「メタファー」「アジャイル」など現代の言葉を扱う文章に慣れておきます。(確認: 〜2026 年度)

8. 科目別の詳細

8-1. 算数(50 分・100 点・大問 5・小問 12〜18・答えのみ)

年度×大問の題材表

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年度 小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4 大問 5
2023 12 場合の数(「し・ぶ・ま・く」4 枚のカードをさいころで裏返す・目の出方) 規則性(ルールで整数を並べる・(1, n)=0・(1, 2023)+(a, 2023)=10) 立体と水量(直方体からくり抜いた容器・面の面積とグラフの (ア)) 平面図形(角度と四角形の面積・AB=AC=6cm の直角二等辺三角形) 立体(正方形 1 つ+正三角形 4 つの展開図の立体 A・B をくっつける・面の数が最少の立体の展開図を作図)
2024 14 場合の数(1〜9 のカードを袋 A・B に入れ、取り出した 2 枚の積が 10 の倍数になる入れ方) 規則性(縦横 2cm〜99cm のタイルの列・同じ形の面をもつ直方体) 水量とグラフ(円柱のおもり A・B を入れた四角柱の容器・水面の高さのグラフ) 平面図形(円周を 5 点で区切った星形・線分の比・五角形と三角形の面積比) 立体(立方体の展開図に折り目を足して組む・角すいの体積・合同な台形と正三角形の展開図から 2 種の立体)
2025 12 平面図形(5×12・7×21 の長方形にタイルを敷き、対角線で切られないタイルの枚数) 数の性質(3・4・5・6・8・9 から選ぶ A・B で作る 4 けたの数・組の数) グラフ(3 台のカメラの充電残量が毎分一定の割合で減る・「最も残量が少ないカメラ」の折れ線) 平面図形(直角二等辺三角形と長方形に正方形・直角二等辺三角形を敷きつめる・長さの比) 立体の切断(正四角すい O-ABCD を辺の中点 L・M・N の平面で切る・交点と体積)
2026 18 数の性質(箱 2〜100 とカード 1〜100・約数のルールで何個の箱に入るか・ちょうど 5 個の箱) 場合の数(6 マスに 1〜4 を書き、和・積が等しくなる書き方) 水量とグラフ(しきり X・Y で P・Q・R に分けた水そう・水面が同じ高さになる時刻) 平面図形と移動(正方形の内部の面積・おうぎ形を点 Q を中心に 135° 回転させた図形の面積) 立体の切断(のり面つき積み木 K を 4 個・8 個組み、3 点 A・C・F の平面で切る・辺の中点 P・Q で切る)

22 年分の転写データの集計では、大問数はほぼ 5(2005〜2013 は 6 題の年が多く、2014 以降は 5 題)、小問は平均 13.4、図のつく小問が 72%。単元の比率は立体図形 25%・平面図形 21%・数の性質・規則性 20%・場合の数・論理 17%・速さ 11% です。

頻出単元と周期(精読 4 年)

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単元 出現 位置 傾向
立体(切断・展開図・体積) 4/4 大問 5(2023 は大問 3 にも) 2025・2026 は「平面で切る→切り口→体積」、2023・2024 は展開図を組み立てる。角すいの体積の断り書きが 2024 で確認
数の性質・場合の数(設定読解) 4/4 大問 1・2 カード(2023・2024・2026)、箱(2026)、マス目(2026)、けた数(2025)。「小さい場合で試す→表に整理」
グラフの読み取り(水量・残量) 4/4 大問 3 水そう 3 回(2023・2024・2026)、充電残量 1 回(2025)。折れ目の意味を読む
平面図形(面積・面積比・敷きつめ) 4/4 大問 4(2025 は大問 1 にも) 直角二等辺三角形(2023・2025)、円と星形(2024)、タイルの敷きつめ(2025)、正方形(2026)
図形の移動(回転) 1/4 2026 大問 4 おうぎ形の回転移動・円周率 3.14
規則性・数列 2/4 2023・2024 大問 2 2025 以降は数の性質に置き換わった
速さ・割合・特殊算 0/4 — 単独の大問としては 4 年で無し。22 年集計では速さが 11%

問い方の決まり

  • すべての大問が「設定文(ルール・図の説明)+(1)〜(4)」で、計算だけの小問がありません。(1) は設定の確認、(2) 以降が本題です。(1)①② のように枝分かれする年があります(2023・2024・2025・2026 いずれも)。
  • 大問 1・2 は「ルールを読む→小さい場合で実験→表にまとめる→条件を満たすものを数える」の 4 手順です。2024 大問 1 (1)→(2)→(3) は袋に入れる枚数の条件がゆるくなる 3 段構え、2026 大問 2 (1)→(4) は「和が等しい」から「3 方向の和が 4/5」へ条件が増えます。
  • 大問 3 は「グラフの折れ目=状態が変わった瞬間」を読みます。2025 は 3 本の直線の下側をなぞった折れ線(最も少ない残量)という珍しい設定です。
  • 大問 5 は「切り口の形を確定→体積比→もう 1 度切る」(2025・2026)または「展開図から立体を復元→体積・面の数」(2023・2024)です。

8-2. 理科(45 分・75 点・大問 3〜4・小問 23〜37)

年度×大問の題材表

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年度 大問数/小問数 大問 1 大問 2 大問 3 大問 4
2023 3/34 地学/地震計と P 波・S 波(震源距離の式・PS 時間・震源の時刻・グラフと震央の作図) 生物・化学/落花生(マメ科の根りゅうと開花・実のデータ、種を燃やして熱量を測る実験の改良) 物理/滑車と丸太(棒のつり合い・重心を引き上げる距離・モーターの選択) —
2024 4/37 物理/木もれ日と日食(黒紙としぼりの穴・LED の影の実験・13 小問) 化学/かまどの灰と草木染め(灰汁・色素の性質・溶解度・観察記録の書き方) 地学/秋分の日の太陽の動きと時計で方角を求める(明石市・夏至とのずれ・12 小問) 生物/テッポウウオの実験(見た目の大きさと高さ・仮説 X・Y の検証)
2025 4/23 地学/人工衛星の軌道(赤道の速さ・気象衛星ひまわりの画像・軌道の周期) 生物/進化とコクホウジャクの尾羽の実験(対照実験の理由・結果の読み) 物理/ふりこ(周期の表・10 往復で測る理由・班の測り方の誤り・ブランコの立つ/座る) 化学/過炭酸ソーダ(100 円ショップの薬品・発生する気体・量的関係)
2026 4/25 物理/閉じ込めた空気とピストン(体積と力の関係式・9000g のとき・引く力) 化学/ラムネ(クエン酸と重曹・二酸化炭素の重さのグラフ作図・過不足・温度低下) 生物/トマトの光合成と転流率(無処理株・処理株・第一花房への分配率・記述 30 字程度) 地学/月食(2025 年 9 月 8 日の部分月食スケッチ・クレーターの影・五円玉の穴・皆既の続く時間)

22 年分の集計では大問数は 3〜4(最頻 3)、小問は平均 26.2、図のつく小問が 60%。単元の比率は気象 8%・光 8%・熱と状態変化 7%・こん虫・動物の分類 7%・太陽 7% と、上位 5 つ合わせても 4 割に届かず、分野の偏りは小さいことが分かります。

頻出単元と周期(精読 4 年)

  • 物理: 光(2024)、てこ・滑車(2023)、ふりこ(2025)、気体の圧縮(2026)。4 年で単元が全部違います。
  • 化学: 溶解度・染色(2024)、気体と量的関係(2025 過炭酸ソーダ・2026 ラムネ)、燃焼と熱量(2023 落花生)。「表から比例→過不足→計算」は 2025・2026 に共通です。
  • 生物: 落花生(2023)、テッポウウオ(2024)、コクホウジャク(2025)、トマト(2026)。「実験の設計・対照実験・仮説の検証」を問う小問が 2023〜2025 の 3 年で確認できます(2023 大問 2 II(4) 実験の改良、2024 大問 4 (3) 仮説 X・Y の検証、2025 大問 2 (3) B グループの処理の理由)。2026 大問 3 も無処理株と処理株の比較データを読ませる作りです。
  • 地学: 地震(2023)、太陽(2024)、人工衛星(2025)、月食(2026)。天体は 4 年中 3 年です。
  • 毎年出るもの: 長い導入文(日常の場面→実験)、表・グラフからの計算、記述 2〜4 問、「○で囲む」二者択一。

問い方の決まり

  • 各大問は「日常の場面か観察の記録(数百字)+実験 1・2+表・グラフ+(1)〜(13)」です。小問数は大問で 3〜18 と大きくばらつき(2023 大問 2 は 18 問、2024 大問 4 は 3 問)、時間配分は小問数を先に見て決めることになります。
  • 計算の種類: 比例(ふりこの周期・気体の体積と力・分配率)、速さ(赤道の地面の速さ・P 波 S 波)、割合(熱量の取り出し率・過不足)、つり合い(滑車と棒)。「円周率を 3 として計算」(2025 大問 1 (1))の指定に注意します。
  • 記述の中身: ①理由(「なぜですか」)②実験の意図(「何のために行った操作か」2025 大問 4 (3)、「処理をした理由」2025 大問 2 (3))③予想(「どうなると予想できますか。科学的な理由と合わせて」2024 大問 2 (4))④改良案(2023 大問 2 II(4))。
  • 空欄補充は「下の文の空らんをうめなさい。①②は選択肢から、③⑤は小数で」のように選択と数値が混ざります(2024 大問 1 (3))。

8-3. 社会(45 分・75 点・3 大問・小問 33〜35・記述 8〜11 問)

年度×大問の題材表

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年度 小問数 大問 1(公民) 大問 2(歴史) 大問 3(地理)
2023 33 鉄道開業 150 年
省庁・政令指定都市・国会・憲法
消費税・運賃の認可を記述・ホームドア
幕張豊砂駅の新聞記事・トラック運行の問題
ジャンケンと風習・ケガレ
1980 年代・玉音放送・朝鮮半島・1930 年代
明治の小学校の図・鎌倉のもの
生類憐みの令を 40 字・桃太郎のシバかり・葬式の塩
海岸線と地形・埋立地
多島海の形成・世界自然遺産の島・リアス海岸
鳥取砂丘の農業・児島湖の役割・瀬戸内 3 県の表
幕張の埋め立て前の海岸線を作図・海岸線の長さの変動
2024 34 社会科巡検
刑事裁判の傍聴・首相官邸・省庁名・高等裁判所
裁判の公開・宿直の目的を記述・法廷の見取り図
ライドシェア・弾劾裁判所・憲法・東京メトロの民営化
百人一首
天智天皇と 7 世紀・鎌倉・平安の建築・奈良時代
ポルトガル語の国・江戸の年代順・新聞記事
人物の表記を記述・南蛮貿易の背景を 80 字
2023 年の猛暑
1923 年と 2023 年の気温比較を記述・ヒートアイランド
山形盆地・美濃焼・四万十川の沈下橋・36 ℃の等温線を作図
政令指定都市の表・熊谷と浜松・台風の上陸
2025 35 渋谷教育学園の創立 100 周年
中央官庁・特別区と行政区・球場の命名権・渋谷校の校舎
国連とユネスコ X・Y・Z・1991 年・憲法・イングランド
保護者の立場から 1 行・法律の公布・行政機関の縦割り・業務
「不思議な意見」5 場面
国風文化の人物・僧の渡航方法 15 字・鎌倉・飛鳥奈良
石清水八幡宮の荘園 20 字・江戸の政策・10 字の文・幕末の通商
出島を用いて 1 行・ロシアの外交代表として 30 字・データの読み X・Y・Z
ひこにゃんと県のキャラクター
国宝・熊本の農産物・福岡の地方中枢都市・新幹線の区間
動物の名前の県・当て字の地名・愛媛の雨温図
本四連絡橋 3 ルートの利点・今治の造船 2 行・県の形の県名・チーバくんの鼻先と県境
2026 34 休暇と暦
有給休暇・文科省と教科書検定・検閲を記述・法律の改正
春分日と天球を記述・国会・政令・憲法の施行
端午の節句・成年年齢・シルバーウィークをカレンダーに○・生産年齢人口を記述
人名でたどる歴史
藤原氏・室町 A〜D・円墳の輪郭を作図・倭の五王の王朝を漢字 1 字
鉄剣の人名表記 30 字・空らん・享保の改革・明治 A〜D・大正
将軍家と大名の当主名の特徴 40 字・大名の名前の特徴 40〜60 字
明治の府県別人口と住宅
1880 年の石川県・新潟の雨温図・一戸建てと共同住宅
京都の景観規制を記述・共同住宅の少ない県・沖縄の鉄筋を記述
標高の表 X・Y・限界集落・北山村の飛び地を記述・大阪市北区の不足・都心 5 区の人口を記述

22 年分の集計では大問数はほぼ 3、小問は平均 32.4、記述 30%・選択 50%・短答 16%。単元の比率は歴史-近現代 16%・地理-産業 15%・歴史-古代〜中世 12%・地理-地図・地形・気候 11%・公民-憲法・政治 11% です。

表から読める構造:

  • 大問 1 公民→大問 2 歴史→大問 3 地理の並びは 4 年とも同じで、各大問 10〜12 問です。
  • 大問 1 の入口は「前年の身近な出来事・学校行事」で、そこから省庁・国会・憲法・地方自治へ翻訳されます。
  • 大問 2 は 1 本の切り口で古代から近代までを貫きます(ジャンケンと風習・百人一首・不思議な意見・人名)。
  • 大問 3 は 1 つのテーマ(海岸線・猛暑・県のキャラクター・住宅と人口)で地形・気候・産業・人口をまたぎます。

頻出テーマと周期

  • X・Y 正誤問題: 2023 年 8 問・2024 年 9 問・2025 年 11 問・2026 年 11 問。設問文は「下線部○に関する(○を説明した)次の文 X・Y について、その正誤の組合せとして正しいものを、下記より 1 つ選び番号で答えなさい」で 4 年とも同文です。3 大問すべてに散らばります(2024 は大問 1 に 6 問集中)。22 年分の転写データの集計でも、2014 年以降ほぼ毎年この文が拾われています。変種として X・Y・Z の 3 文(2025 大問 1 問 5・大問 2 問 12)、「次の文 A〜D について、正しいものの組合せ」(2023 大問 2 問 4・2024 大問 2 問 2・2026 大問 2 問 2・問 8)、「文 I〜III を年代順に」(2024 大問 2 問 7・問 9)があります。
  • 資料つき記述: 年 8〜11 問。理由説明(2023 ホームドア・2024 沈下橋の欄干・2025 造船に向く地形と気候・2026 沖縄の鉄筋)、資料の特徴を述べる(2024 百人一首の表記・2026 鉄剣と大名の名前)、目的や役割(2023 児島湖・2024 宿直・弾劾裁判所)、背景(2024 南蛮貿易 80 字)、立場を与える(2025 保護者・ロシアの外交代表)。
  • 公民の核: 国会・省庁・裁判所(4 年とも大問 1 に 3〜7 問)、憲法の規定(4 年とも 1 問以上)、政令指定都市と特別区(2023・2025)、法律の公布・施行・改正(2025・2026)、成年年齢(2026)。
  • 歴史: 江戸時代の政策(2023 生類憐みの令・2025 大問 2 問 6〜8・2026 享保の改革と大名)、平安(2024・2025・2026 大問 2 問 1)、近代(2023 1930 年代・玉音放送、2024 新聞記事、2025 日露戦争、2026 大正)。並べ替えは 2024 に 2 問。
  • 地理: 雨温図(2025・2026)、統計表の読み(2023 瀬戸内 3 県・2024 政令指定都市・2026 住宅と人口)、地形の成り立ち(2023 多島海・リアス、2024 山形盆地)、交通(2025 新幹線・本四連絡橋)、作図(2023・2024)。
  • 地元・自校ネタ: 幕張の埋め立て(2023)、渋谷教育学園(2025)、チーバくん(2025)、京葉線(2023)。

問い方の決まり

  • 各大問は「長い導入文(下線部 a〜k・空らん ア〜ウ)+下線部ごとの設問」です。設問は X・Y 正誤 3〜6 問+記述 2〜5 問+短答 0〜2 問+その他の選択(誤っているもの・組合せ・年代順)で構成されます。
  • X・Y 正誤問題は「片方だけ微妙に違う」作りです。誤りの入れ方は年代(1991 年の出来事)、権限の主体(高等裁判所か最高裁か・政令は誰が出すか)、数値・順位(統計表)、因果(法律の公布と施行の順)に分けられます。
  • 記述は資料に根拠があります。「図 3・図 4・図 5 にもとづいて」(2026 大問 2 問 11)、「以下の(1)〜(3)の情報も参考にして」(2025 大問 2 問 2)と、使う資料が指定されます。

8-4. 国語(50 分・100 点・2 大問・小問 15〜22)

年度×大問の題材表

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年度 小問数 大問一(論説・随筆) 大問二(小説)
2023 15 評論(マッチと『トム・ソーヤ』・こどもの「ひま」)7 問・記述 2・空欄にひらがな 2 字・作家の国を問う選択 津島佑子「鳥の涙」8 問・記述 2・「適当でないものを二つ」・構成の特徴・作者の父を問う選択
2024 15 論説(計画と「アジャイル」・臨機応変)7 問・記述 2・慣用句の空欄・「機転」の意味 志賀直哉「或る朝」(全文)8 問・記述 3・語句の意味 4 つ・江戸〜現代の文学史の空欄
2025 22 永井玲衣『水中の哲学者たち』11 問・記述 1・又吉直樹の受賞会見・自由律俳句・同音異義語・九字の抜き出し・文章の特徴 安岡章太郎『球の行方』11 問・記述 3・「気おくれする」「むつりした」の意味・「一ぷく」の同音異義・純文学と世界文学の選択
2026 19 論説(「人生はゲームである」という見立て・メタファー)9 問・記述 1・具体例として適当でないもの・「本文と合致するものを二つ」 北村薫『夜の蝉』10 問・記述 2・良寛が敬愛した俳人・「笑いさざめき」「破顔し」の意味・「適当でないもの」

20 年分の集計では大問数はほぼ 2、小問は平均 16.9、選択 53%・記述 25%・短答 20%。本文の量は 2 本合わせて 7,000 字級です。

4 年間ぶれない要素: 大問 2 つ(論説・随筆→小説)。各大問の問一が漢字(カタカナ→漢字・漢字→ひらがな、2〜3 問)。記述は年 3〜5 問で字数指定なし。作家・作品の背景知識を問う選択が年 1〜2 問。詩・古文・漢文の大問は 4 年でゼロ(俳句は 2025 大問一問三で知識として 1 問)。抜き出しは 4 年で 1 問。

頻出と周期

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ジャンル・設問 出現/4 備考
論説・随筆 4 思考法・言葉づかいの現代論(アジャイル・メタファー・哲学対話)と、読書論(トム・ソーヤ)
小説 4 近代〜現代の純文学(志賀直哉・津島佑子・安岡章太郎・北村薫)。子どもの視点・家族(祖母・姉・父)が続く
漢字(各大問問一) 4 書き 2+読み 1 の形。「削」「知己」「清々」など大人向け語彙
語句の意味・慣用句・同音異義 4 年 1〜4 問。2024 大問二問二は 4 語まとめて
文学史・作家の背景 4 太宰治(津島佑子の父)・文学史の空欄・又吉直樹・純文学・良寛と俳人
記述(心情・理由・内容) 4 年 3〜5 問。小説側に 2〜3、論説側に 1〜2
「適当でないもの」「二つ選ぶ」 4 各年 1〜3 問
抜き出し 1 2025 大問一問九(九字)のみ
詩・古文・漢文の大問 0 俳句の知識問題が 2025 に 1 問(自由律俳句)

問い方の決まり

  • 論説は「傍線部の言い換え(どういうことか)→理由(なぜか)→具体例として適当なもの・適当でないもの→本文全体の特徴・合致」の順で、記述は後半に 1〜2 問です。2024 問五「A〜C に分けた本文の B の範囲から説明しなさい」のように範囲指定つきの記述があります。
  • 小説は「語句の意味 → 傍線部の心情・理由の選択 → 心情・理由の記述 2〜3 → 本文全体の説明として適当でないもの → 作者・文学史」の順です。2024 は志賀直哉「或る朝」の全文を読ませます。
  • 選択肢は長文(1 つ 60〜100 字級)で、「最も適当」と「適当でない」を取り違えない注意が要ります。
  • 記述に字数指定は無く、解答欄の大きさが目安です。「その理由も含めて説明しなさい」(2026 大問二問七)のように 2 要素を求める設問があります。

9. しばらく出ていない単元(復活の警戒)

精読が 4 年分のため、長い周期のものは 22 年分の転写データの単元集計から補って挙げます。年度の特定は精読した範囲に限ります。最終確認年度は、その単元を原本で最後に確認できた年度です。

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単元 出ていた年 最終確認年度 中身
算数・速さ — 精読 4 年では単独の大問なし 22 年集計の上位 5 単元(立体図形・平面図形・数の性質・規則性・場合の数・論理・速さ)に入りますが、2023〜2026 の 4 年では単独の大問として出ていません(2025 大問 3 のカメラの充電残量は「一定の割合で減る量」を扱い、速さと同じ手順で解けます)。旅人算・ダイヤグラムを読める水準は保っておきます
算数・円とおうぎ形の求積 2026 2026 年度 2026 大問 4(おうぎ形を 135° 回転させた通過範囲)で戻りましたが、2023〜2025 は円周率を使う大問がありませんでした
算数・規則性・数列 2023・2024 2024 年度 2023 大問 2(ルールで整数を並べる)・2024 大問 2(タイルの列)のあと、2025・2026 は数の性質・場合の数に置き換わりました。単元演習で解き方を保ちます
理科・電気回路・電磁石 — 精読 4 年では確認できず 4 年とも大問で出ていません。22 年集計の分野の偏りは小さく、どの単元も 4〜5 年空くことがあります。単元演習で保ちます
理科・水溶液の判別・中和の計算 — 精読 4 年では確認できず 2026 大問 2(クエン酸と重曹)は量的関係の計算ですが、判別や中和のグラフは 4 年でありません。単元演習で保ちます
理科・地層・岩石・火山 2023 2023 年度 2023 大問 1 の地震のあと 3 年空いています。単元演習で保ちます
理科・こん虫・動物の分類 2024 2024 年度 2024 大問 4 (1) の魚の同定 1 問だけです
社会・地形図の読図 — 精読 4 年では確認できず 4 年とも地形図そのものの読図は無く、雨温図(2025 大問 3 問 7・2026 大問 3 問 2)と統計表・地図の作図(2023 埋め立て前の海岸線・2024 36 ℃の等温線)が代わりに出ています
社会・世界地理 2024・2025 2025 年度 単発の小問(2024 大問 2 問 6 ポルトガル語の公用語国、2025 大問 1 問 8)だけで、大問としては 4 年ありません
社会・財政・税 2023 2023 年度 2023 大問 1 問 6 の消費税以外は 4 年でありません
国語・抜き出し 2025 2025 年度 2025 大問 1 問九(九字)の 1 問だけです
国語・空欄に語を自分で入れる形 2023 2023 年度 2023 大問 1 問二のひらがな 2 字です

10. 形式面の注意

算数

  • 記述・途中式の要求は 4 年ゼロで、答えのみです(2023 大問 5 (3) に「面の数が最も少ない立体の展開図を方眼にかく」作図が 1 問、(1) に選択が 1 問)。
  • 円周率は 3.14 です(2026 大問 4 の但し書きで確認。2023〜2025 は円周率を使う設問がありません)。
  • 図に【図 1】【図 2】…と番号がつき、1 大問に図が 3〜5 枚あることが多いので、【図 1】〜【図 5】を追いながら読むことになります。
  • 「すべて答えなさい」(2026 大問 1 (3)・2023 大問 2 (2))は完答が前提で、漏れがそのまま失点になります。「最も簡単な整数の比で」(2024 大問 4 (2))の指示もあります。
  • 小問数は転写では 12〜18 とぶれ、2026 は (1)①②のような枝分かれで 18 問。50 分で大問 5 題=1 題 10 分の配分ですが、設定文が長い分、大問 5 の立体に時間が残りにくい作りです。

理科

  • 45 分で 23〜37 問。選択 32〜62%・短答 30〜56%・記述 5〜17%・作図 0〜9% と、比率は年で大きく振れます。
  • 記述は年 2〜4 問で、「30 字程度」「20 字程度」の字数指定つき(2026 大問 3 問 4)と「説明しなさい」だけの両方があります。
  • 桁指定(「小数第 2 位まで」2025 大問 4 問 6・2026 大問 2 問 1、「小数第 1 位まで」2026 大問 1 問 3、「整数で」2023 大問 3 の冒頭)が計算問題にほぼ毎回つき、読み落とすと失点します。単位は「[ ]内の単位を用いて」(2025 大問 3 (1))の指定があります。
  • 「○で囲みなさい」の二者択一(2024 大問 3 に 10 問、2025 大問 1 問 3・大問 3 問 4)と、「正しい文を 2 つ選び」「すべて選び」が毎年数問混じります。
  • 作図はグラフに点と線をかく形です(2026 大問 2 問 3「直径 1mm 程度の点で表し、適切な線を描くこと」)。
  • 導入文が長いので、1 周目に読解と知識で答えられる小問を拾い、計算・記述は 2 周目に回す配分が現実的です。

社会

  • 45 分で 33〜35 問+記述 8〜11 問。記述の割合は 2023 年 27%・2024 年 24%・2025 年 31%・2026 年 29% で、字数指定(10 字程度〜80 字以内)か行数指定(1 行・2 行以内・わく内)が必ずつきます。
  • 指定語句つき(2025 大問 2 問 10「出島」を必ず用いる)、立場指定(2025 大問 1 問 9「保護者の立場から」、2025 大問 2 問 11「ロシアの外交代表として」)があります。
  • 語句は「漢字で」の指定が多く(2024 大問 1 問 2 省庁名・大問 2 問 1、2025 大問 2 問 1・大問 3 問 10、2026 大問 2 問 4「漢字 1 字」)、「解答欄に従って」の指定もあります。
  • 選択は番号(1〜4)で答えます。X・Y 正誤の 4 択は「1 正・正/2 正・誤/3 誤・正/4 誤・誤」の並びが固定です。
  • 作図が 3 年に出ました(2023 埋め立て前の海岸線・2024 36 ℃の等温線・2026 カレンダーに○と円墳の輪郭線)。
  • 記述に 15 分は要るので、X・Y 正誤問題は 1 問 30 秒〜1 分で処理する速さが前提になります。

国語

  • 50 分で 15〜22 問。記号選択 53〜74%・記述 16〜33% で、2025・2026 は選択の比率が上がり、小問数も 19〜22 と増えました。
  • 各大問の問一が漢字です(カタカナを漢字に・漢字をひらがなに、(a)〜(c) の 2〜3 問)。「漢字をひらがなに」の読みが毎年混ざります。
  • 記述は字数指定なしで年 3〜5 問。抜き出しは 2025 大問 1 問九(九字)の 1 問だけで、ほとんど出ません。
  • 語句の意味(「気おくれする」「むつりした」「破顔し」)、同音異義語(2025 大問 1 問四・大問 2 問三)、慣用句(2024 大問 1 問二)が各年 1〜3 問あります。
  • 50 分で 2 本(合わせて 7,000 字級)なので、1 本 25 分で、記述を含めて解き切る配分になります。

11. 学年別ロードマップ

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段 この学校でやること
小 4(土台) 計算の正確さ・図形・読解・短い記述・漢字語彙の 5 本。この学校向けの「入口」は、①立方体・直方体を切った形を実物で見る(大問 5 の入口)、②「ルールを読んで表に整理する」パズル(大問 1・2 の入口)、③理科の観察を「変えたもの・そろえたもの」で言う習慣、④社会は都道府県と歴史の人名を漢字で。時間計測はまだしません
小 5(幅) 全分野をひととおり学び終える段です。週の器は「平日 15 分×5 + 週末 60 分」を基本形にし、平日の 15 分は算数の単元 1 つと国語の漢字・語彙、週末の 60 分は理科の実験文か社会の通史・公民にあてます。算数は 8 節の題材表の単元を次の順に一巡します。立体の切断・展開図 → 数の性質・場合の数 → 水そうとグラフ → 平面図形の面積比・敷きつめ → 速さ・規則性。理科は物・化・生・地を偏りなく、対照実験・比例計算・グラフの読み方を全単元で。社会は歴史通史と公民(国会・省庁・裁判所・憲法)を先に固め、記述は「理由を 2〜3 文で」書く習慣を。国語は論説・小説とも記述を字数指定なしで書き、文学史の年表を薄く一巡します
小 6(仕上げ) 7 節の 8 項目。夏以降に過去問を「社会は X・Y 正誤問題を年度を変えて(4 年分並べて誤りの分類)+記述を字数別に」「算数・理科は1 年分を、時間を計って解く(長い設定文を読み切る練習)」「国語は 2 本 50 分の配分」で回します。直近 4 年分は 2 回目を年度通しで

この学校は小 4 から始めるとどこで差がつくか。 差がつくのは、小 5 での全分野の一巡と、小 6 の「読み切る体力」です。算数・理科は毎年新作で同じ問題が戻ってこないため、小 5 で全分野を一巡していないと、小 6 の過去問が「初見の設定を読む練習」になりません。社会だけは小 6 の反復(X・Y 正誤問題の誤りの分類)で伸びしろが大きく、ここは受験学年に集中してよいところです。国語は小 5 から記述を字数指定なしで書く習慣を作ると、小 6 で慌てずに済みます。


12. この学校と出題構造が近い学校

観点は出題構造が近いかだけです。同じ形式・同じ頻出単元・同じ問い方なら、過去問演習が重なります。男女別学・共学の区別、入試日程の重なり、難易度、通学圏は扱いません(男女は出題構造が近い学校のページの注記をそのまま写しました)。

  • 早稲田大学高等学院中学部(東京都・男子校)— 算数 82・国語 87・理科 84 と 3 科目が近く、社会は 49 と離れています。X・Y 正誤問題と記述の多さは渋幕固有と見た方がよい組み合わせです。
  • 本庄東高等学校附属中学校(埼玉県・共学)— 算数 76・理科 77・社会 74 と、4 科目のうち社会まで含めて近い数少ない学校です。国語は比較できていません。
  • 洗足学園中学校(神奈川県・女子校)— 国語 90・理科 81・社会 73 が近く、算数は 57 と離れています(渋幕の設定読解・立体の切断は別に立てる必要があります)。

8 校の一覧・記述量・注意は 出題構造が近い学校のページ へ。

  • 読み方: 8 校中 4 校で社会の近さが 50 前後と低く、60〜65 が 2 校、70 台は本庄東と洗足の 2 校だけです。渋幕の社会(3 大問固定・X・Y 正誤問題が年 8〜11 問・字数指定つき記述が年 8〜11 問)は近い学校が少なく、渋幕を第一に考えるなら社会の対策は渋幕の過去問で完結させ、他校の社会は別に見る必要があります。逆に算数・国語・理科は近い学校が多くあります(設定文の長い算数、実験文の長い理科、記述の多い国語)。
  • 数字は自動集計で出した「出題構造の近さ」(0〜100)で、同じ問題が出るという意味ではありません。

13. 資料の限界

  • 転写データは 1 年 1 冊で、一次・二次の区別は冊子から確認できていません。本稿は一次相当として書きました。二次の問題は含まれていません。
  • 精読は 2023〜2026 の 4 年分です。「毎年」「4 年とも」はこの範囲での確認で、それより古い年については大問数・小問数・形式比率・単元の比率の集計値(2005〜2026)だけを使いました。長い周期(5 年以上)の議論は精度が落ちます。
  • 転写の読み落としの可能性があります。図・写真・グラフは文字情報に置き換えているため、図形問題や地図・グラフの設問の細部は設問文と図の説明文からの推定を含みます。算数は図の説明に頼る部分が多く、小問数(12〜18)は枝分かれの数え方で 1〜2 問ぶれ得ます。2026 社会は導入文が転写に無く、設問文だけで読みました。
  • 「同じ問い方が毎年出る」は、社会の X・Y 正誤問題の設問文を 2023〜2026 の 4 年分で確認したものです(22 年分の転写データの集計でも 2014 年以降ほぼ毎年この文が拾われていますが、2022 年以前の個々の設問は精読していません)。「同じ問題の使い回し」(数値まで同一の再出題)は、4 科目とも今回の範囲では見つかっていません。
  • 配点は募集要項の科目別配点(国 100・算 100・社 75・理 75)のみで、小問ごとの重みは分かりません。
  • 「〜のように見える」と書いた箇所は題材からの推測で、出題意図を裏づける資料はありません。

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数字はすべて出所つきで、換算や評価語は足していません(→ 方法論)。合格可能性・お子さんとの相性は扱いません。ページ生成日: 2026-10-14。

この学校が載っているまとめ